JP7212249B2 - 天井吊り下げ型の空気調和装置の室内機 - Google Patents

天井吊り下げ型の空気調和装置の室内機 Download PDF

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本開示は、天井吊り下げ型の空気調和装置の室内機に関するものである。
特許文献1には、空気調和装置の室内機が開示されている。この室内機は、天井吊り下げ型であって、室内空間の天井付近に設置される。この室内機では、扁平な箱状のケーシングに、熱交換器、ファン、電装品箱(制御部品箱)などの構成機器が収容される。ケーシングは、その下面に空気の吸込口が形成され、その前面に空気の吹出口が形成される。電装品箱は、ケーシングの背面に沿って配置される。
特開2013-170744号公報
上述したように、天井吊り下げ型の室内機は、室内空間の天井付近に設置される。そのため、この種の室内機の設置作業や保守作業を行う場合、作業者は、脚立などに上り、室内機に対して下側から手を伸ばして作業を行うことになる。
ところが、特許文献1の室内機において、電装品箱は、ケーシングの背面に沿って設けられており、電装品箱の下面はケーシングの内部に位置している。このため、作業者の手が室内機の下方から電装品箱に届きにくく、電装品箱に収容された機器に対する作業に時間がかかるという問題があった。
本開示の目的は、天井吊り下げ型の室内機において、その設置作業または保守作業
を容易にすることにある。
本開示の第1の態様は、熱交換器(31)及びファン(32)を収容するケーシング(40)を備えた天井吊り下げ型の空気調和装置の室内機(30)を対象とする。そして、電線(144)が着脱可能に接続されるコネクタ(137)と電気部品(134)とが取り付けられた基板部材(130)と、電線(144)が接続される端子台(141,142)とを少なくとも有する電装品箱(100)を備え、上記電装品箱(100)は、箱状に形成された本体(110)と、該本体(110)に着脱自在に取り付けられて上記電装品箱(100)の下面(101)の少なくとも一部を形成する蓋(120)とを備え、上記電装品箱(100)の下面(101)の少なくとも一部が上記ケーシング(40)の外部に露出しており、上記基板部材(130)は、上記コネクタ(137)が取り付けられる主面を有し、上記端子台(141,142)は、上記電線(144)が接続される主面を有し、上記基板部材(130)の主面と上記端子台(141,142)の主面の少なくとも一方が下向きであるものである。
第1の態様において、電装品箱(100)は、蓋(120)によって形成された下面(101)の少なくとも一部が、ケーシング(40)の外部に露出する。このため、室内機(30)の下方から作業を行う作業者は、電装品箱(100)がケーシング(40)に収容された状態のまま、ケーシング(40)の外部に露出した蓋(120)を電装品箱(100)の本体(110)から取り外し、電装品箱(100)の内部へ下方から手または工具を入れることができる。更に、この態様において、基板部材(130)の主面と端子台(141,142)の主面の一方または両方が下向きである。このため、作業者は、電装品箱(100)の下面(101)を構成する蓋(120)を本体(110)から取り外した状態で、基板部材(130)と端子台(141,142)の一方または両方の主面に対する作業を行うことが可能となる。
このように、第1の態様において、作業者は、室内空間の天井付近に設置された室内機(30)の電装品箱(100)に対する作業を、室内機(30)の下方から容易に行うことが可能である。従って、この態様によれば、天井吊り下げ型の室内機(30)において、その設置作業または保守作業が容易になる。
本開示の第2の態様は、上記第1の態様において、上記電装品箱(100)は、上記ケーシング(40)の一つの側面に沿って配置されるものである。
第2の態様では、電装品箱(100)が、ケーシング(40)の一つの側面に沿って配置される。この態様によれば、ケーシング(40)の一つの側面に寄せて電装品箱(100)を配置でき、ケーシング(40)内の空間を有効に利用できる。なお、この明細書において、ケーシング(40)の「側面」は、ケーシング(40)の「上面」「下面」「前面」及び「背面」以外の面である。
本開示の第3の態様は、上記第2の態様において、上記ケーシング(40)に形成されて空気を吹き出す吹出口(56)と、上記吹出口(56)から吹き出される気流の方向を変更するための風向調節羽根(72)と、上記風向調節羽根(72)を駆動する風向調節用モータ(73)とを備え、上記ケーシング(40)は、上記電装品箱(100)が沿って配置される第1側面(51)と、該第1側面(51)と向かい合う第2側面(52)とを有し、上記風向調節用モータ(73)は、上記第2側面(52)よりも上記第1側面(51)に近い位置に設けられ、上記電装品箱(100)が有する上記基板部材(130)と電気配線(74)によって接続されているものである。
第3の態様では、室内機(30)に風向調節羽根(72)と風向調節用モータ(73)とが設けられる。風向調節用モータ(73)は、電装品箱(100)の基板部材(130)に対して、電気配線(74)によって接続される。室内機(30)において、風向調節用モータ(73)は、ケーシング(40)の第2側面(52)よりも上記第1側面(51)に近い位置に配置される。基板部材(130)を有する電装品箱(100)は、ケーシング(40)の第1側面(51)に沿って配置される。従って、この態様によれば、風向調節用モータ(73)を第2側面(52)寄りに配置した場合に比べ、風向調節用モータ(73)と基板部材(130)を繋ぐ電気配線(74)を短くできる。
本開示の第4の態様は、上記第3の態様において、上記風向調節用モータ(73)と上記基板部材(130)を接続する上記電気配線(74)は、その少なくとも一部が上記ケーシング(40)の外部に配置され、上記ケーシング(40)に取り付けられて上記電気配線(74)を覆う化粧カバー(61)を備えるものである。
第4の態様では、室内機(30)のケーシング(40)に化粧カバー(61)が取り付けられる。風向調節用モータ(73)と基板部材(130)を接続する電気配線(74)は、この化粧カバー(61)によって覆われる。このため、室内機(30)の美観が保たれる。
本開示の第5の態様は、上記第1~第4のいずれか一つの態様において、上記電装品箱(100)は、複数の側面を有し、上記電装品箱(100)の少なくとも一つの上記側面が上記ケーシング(40)の外部に露出した露出側面(102)であり、上記電装品箱(100)の上記蓋(120)は、上記電装品箱(100)の上記下面(101)及び上記露出側面(102)を形成するものである。
第5の態様において、電装品箱(100)は、その下面(101)と露出側面(102)とがケーシング(40)の外部に露出すると共に、その下面(101)と露出側面(102)とが蓋(120)によって形成される。このため、室内機(30)の下方から作業を行う作業者は、電装品箱(100)がケーシング(40)に収容された状態のまま、ケーシング(40)の外部に露出した蓋(120)を電装品箱(100)の本体(110)から取り外し、電装品箱(100)の内部へ下方と側方の両方から手または工具を入れることができる。従って、この態様によれば、天井吊り下げ型の室内機(30)の設置作業または保守作業が容易になる。
本開示の第6の態様は、上記第5の態様において、上記電装品箱(100)の上記蓋(120)は、一つの部材によって構成され、上記電装品箱(100)の上記下面(101)及び上記露出側面(102)の両方を形成するものである。
第6の態様において、一つの部材によって構成された蓋(120)が、電装品箱(100)の下面(101)と露出側面(102)の両方を形成する。このため、一つの蓋(120)を本体(110)から取り外せば、室内機(30)の下方と側方の両方から、電装品箱(100)の内部へ手を入れることができる。従って、この態様によれば、天井吊り下げ型の室内機(30)の設置作業または保守作業が容易になる。
本開示の第7の態様は、上記第1~第6のいずれか一つの態様において、上記端子台(141,142)と上記基板部材(130)とは、平面視で重なり合うように配置されるものである。
第7の態様では、電装品箱(100)の内部において、端子台(141,142)と基板部材(130)が平面視で重なり合うように配置される。従って、この態様によれば、電装品箱(100)の小型化を図ることができる。
本開示の第8の態様は、上記第1~第7のいずれか一つの態様において、上記基板部材(130)には、上記電気部品である低電圧部品(135)が取り付けられる低電圧領域(132)と、上記電気部品である高電圧部品(136)が取り付けられる高電圧領域(133)とが形成され、上記低電圧領域(132)は、上記高電圧領域(133)よりも上記蓋(120)の近くに配置されるものである。
第8の態様の基板部材(130)は、低電圧領域(132)が高電圧領域(133)よりも蓋(120)の近くとなる状態で、電装品箱(100)の内部に配置される。一般に、温度センサなどの低電圧部品(135)は、変圧器などの高電圧部品(136)に比べて、交換などの保守作業の頻度が高い。この態様では、保守作業の頻度が比較的高い低電圧部品(135)が取り付けられた低電圧領域(132)が、蓋(120)の近くに配置されているため、作業者の手または工具が低電圧部品(135)に届き易くなる。従って、この態様によれば、基板部材(130)の低電圧部品(135)に関する保守作業が容易になる。
本開示の第9の態様は、上記第1~第8のいずれか一つの態様において、上記端子台(141,142)を、該端子台(141,142)の主面が下向きとなる姿勢で上記電装品箱(100)の上記本体(110)に固定する固定板(150)を備え、上記固定板(150)は、上記端子台(141,142)が取り付けられて上記電装品箱(100)の上記本体(110)に固定される本体板部(151)と、上記本体板部(151)と一体に形成され、上記電装品箱(100)の上記本体(110)に当たって上記本体板部(151)の変形を抑える補強板部(152)とを有するものである。
第9の態様において、端子台(141,142)は、固定板(150)を介して電装品箱(100)の本体(110)に固定される。この態様において、端子台(141,142)は、端子台(141,142)の主面が下向きとなる姿勢で、電装品箱(100)に設置される。このため、作業者が端子台(141,142)に電線(144)を着脱する場合、端子台(141,142)を支える固定板(150)には、上向きの力が作用する。
一方、第9の態様の固定板(150)には、本体板部(151)と一体の補強板部(152)が設けられる。補強板部(152)は、電装品箱(100)の本体(110)に当たって本体板部(151)の変形を抑える。従って、この態様によれば、作業者が端子台(141,142)に力を加えた場合に、固定板(150)の変形を抑えることができるため、端子台(141,142)に対する作業が容易になる。
図1は、実施形態1の空気調和装置の冷媒回路図である。 図2は、実施形態1の室内機を前斜め上から見た斜視図である。 図3は、実施形態1の室内機の平面図である。 図4は、図3のIV-IV断面を示す室内機の断面図である。 図5は、実施形態1の室内機を後斜め下から見た斜視図である。 図6は、実施形態1の室内機を後斜め下から見た斜視図であって、化粧カバーを取り外した状態を示す図である。 図7は、実施形態1の室内機を、その上パネルを省略して示す概略平面図である。 図8は、実施形態1の電装品箱を後斜め下から見た斜視図である。 図9は、実施形態1の電装品箱を後斜め下から見た斜視図であって、蓋部材を本体部材から引き離した状態を示す図である。 図10は、実施形態1の電装品箱の右側面図であって、本体部材の右側板部を省略して示す図である。 図11は、図10のXI-XI断面の要部を拡大して示す電装品箱の断面図である。 図12は、設置状態の実施形態1の室内機に対する作業を作業者が行う状態を示す説明図である。 図13は、実施形態2の電装品箱を後斜め下から見た斜視図であって、蓋部材を本体部材から引き離した状態を示す図である。 図14は、その他の実施形態の第5変形例の室内機を、その上パネルを省略して示す概略平面図である。 図15は、その他の実施形態の第5変形例の室内機を、その上パネルを省略して示す概略平面図である。 図16は、その他の実施形態の第5変形例の室内機を、その上パネルを省略して示す概略平面図である。
《実施形態1》
実施形態1について説明する。本実施形態の空気調和装置(10)は、室内機(30)とこれに接続される室外機(20)とを備え、室内の空気調和を行うものである。
なお、本明細書において、「上」、「下」、「右」、「左」、「前面」、「背面」等の方向を示す語は、いずれも設置状態の室内機(30)を正面側(前面側)から見たときの方向を意味する。
-空気調和装置-
図1を参照して、空気調和装置(10)について説明する。
図1に示すように、空気調和装置(10)は、室内機(30)と、室外機(20)とを備える。室内機(30)と室外機(20)は、一対の連絡配管(12)を介して互いに接続される。空気調和装置(10)では、室内機(30)と室外機(20)と連絡配管(12)とによって、蒸気圧縮冷凍サイクルを行う冷媒回路(11)を構成している。
〈室内機〉
室内機(30)は、空気調和の対象空間である室内に設置されるものであって、室内熱交換器(31)と、室内ファン(32)とを有する。
室内熱交換器(31)は、内部を流れる冷媒と室内ファン(32)によって供給される室内空気とを熱交換させるものである。室内熱交換器(31)は、例えばフィンアンドチューブ熱交換器によって構成されている。室内熱交換器(31)は、熱交換器を構成している。
室内ファン(32)は、空気を室内機(30)へ吸い込み、空気を室内機(30)から吹き出すためのものである。室内ファン(32)は、ファンを構成している。
〈室外機〉
室外機(20)は、室外に設置されるものであって、圧縮機(21)と、四方切換弁(22)と、室外熱交換器(23)と、室外ファン(25)と、膨張弁(24)と、液側閉鎖弁(26)と、ガス側閉鎖弁(27)とを有する。
圧縮機(21)は、室内熱交換器(31)および室外熱交換器(23)のうち蒸発器として機能するものから流出した低圧ガス冷媒を吸入し、これを圧縮することで高温の高圧ガス冷媒を吐出するものである。圧縮機(21)が吐出した高圧ガス冷媒は、室内熱交換器(31)および室外熱交換器(23)のうち放熱器として機能するものに流入する。
四方切換弁(22)は、冷媒回路(11)における冷媒の流れを可逆的に切り替えるためのものである。具体的に、四方切換弁(22)は、室内熱交換器(31)が蒸発器となって空気調和装置(10)が冷房運転を行うための第1状態(図1に実線で示す状態)と、室内熱交換器(31)が放熱器となって空気調和装置(10)が暖房運転を行うための第2状態(図1に破線で示す状態)とに切換可能である。
室外熱交換器(23)は、内部を流れる冷媒と室外ファン(25)によって供給される室外空気とを熱交換させるものである。室外熱交換器(23)は、例えばフィンアンドチューブ熱交換器によって構成されている。
室外ファン(25)は、室外熱交換器(23)に室外空気を供給するためのものである。
膨張弁(24)は、室内熱交換器(31)および室外熱交換器(23)のうち放熱器として機能するものから流出した冷媒を減圧するためのものである。膨張弁(24)は、例えば開度調節可能な電子弁によって構成されている。
〈運転動作〉
空気調和装置(10)は、冷房運転と暖房運転を選択的に行う。
冷房運転では、四方切換弁(22)が第1状態に設定され、冷媒回路(11)において冷媒が循環する。そして、室外熱交換器(23)が放熱器として機能し、室内熱交換器(31)が蒸発器として機能する。室内機(30)は、室内空間から吸い込んだ空気を室内熱交換器(31)において冷却し、冷却された空気を室内空間へ吹き出す。
暖房運転では、四方切換弁(22)が第2状態に設定され、冷媒回路(11)において冷媒が循環する。そして、室内熱交換器(31)が放熱器として機能し、室外熱交換器(23)が蒸発器として機能する。室内機(30)は、室内空間から吸い込んだ空気を室内熱交換器(31)において加熱し、加熱された空気を室内空間へ吹き出す。
-室内機-
本実施形態の室内機(30)は、天井吊り下げ型であって、室内空間の天井付近に設置される。ここでは、本実施形態の室内機(30)について、図2~図5を適宜参照しながら説明する。
図2及び図5に示すように、室内機(30)は、全体として扁平な直方体状に形成される。この室内機(30)は、一つのケーシング(40)と、一つの吹出ユニット(70)と、一対の化粧カバー(61,62)とを備える。
〈ケーシング〉
図3及び図6に示すように、ケーシング(40)は、扁平な直方体形状の箱状に形成される。ケーシング(40)は、上面を形成する上パネル(41)と、下面を形成する底パネル(42)とを備える。ケーシング(40)の四つの側面は、平面視で長辺に沿った一対の側面の一方が前面となって他方が背面となり、平面視で短辺に沿った一対の側面の一方が右側面となって他方が左側面となる。ケーシング(40)は、前面を形成する前パネル(43)と、背面を形成する後パネル(44)と、第1側面である右側面(51)を形成する右パネル(45)と、第2側面である左側面(52)を形成する左パネル(46)とを備える。
図4に示すように、ケーシング(40)は、後パネル(44)に吸込口(55)が形成され、前パネル(43)に吹出口(56)が形成される。ケーシング(40)の内部には、吸込口(55)から吹出口(56)に至る空気通路(57)が形成される。ケーシング(40)内の空気通路(57)には、室内熱交換器(31)と室内ファン(32)とが収容される。空気通路(57)では、室内ファン(32)が吸込口(55)寄りに配置され、室内熱交換器(31)が吹出口(56)寄りに配置される。
図5及び図6に示すように、ケーシング(40)には、電装品箱(100)が設けられる。詳しくは後述するが、電装品箱(100)は、概ね直方体形状の箱状に形成される。電装品箱(100)には、基板部材(130)と端子台(141,142)とが設けられる。
〈吹出ユニット〉
図2及び図3に示すように、吹出ユニット(70)は、外形が横長直方体状に形成され、ケーシング(40)の前面を覆うように設けられる。吹出ユニット(70)は、その背面がケーシング(40)の前パネル(43)と接するように配置される。
図4に示すように、吹出ユニット(70)の内部には、吹出側通路(71)が形成される。吹出側通路(71)は、入口端が吹出ユニット(70)の背面に開口し、出口端が吹出ユニット(70)の前面に開口する。吹出側通路(71)の入口端は、ケーシング(40)の吹出口(56)に接続する。
吹出側通路(71)の出口端には、複数枚(本実施形態では四枚)の風向調節羽根(72)が設けられる。風向調節羽根(72)は、細長い長方形板状の部材である。風向調節羽根(72)は、その長手方向が概ね水平となる姿勢で、吹出側通路(71)の出口端を左右に横断するように配置される(図2を参照)。四枚の風向調節羽根(72)は、それぞれの長手方向が互いに平行となる姿勢で、吹出側通路(71)の出口端の上下方向に等間隔で配置される。各風向調節羽根(72)は、それぞれの長手方向に沿った回転軸回りに、所定の角度範囲で回転可能となっている。
図3及び図6に示すように、吹出ユニット(70)は、風向調節羽根(72)を駆動するための風向調節用モータ(73)を備える。風向調節用モータ(73)は、吹出ユニット(70)の右パネルに設けられる。つまり、風向調節用モータ(73)は、ケーシングの右側面(51)までの距離が、ケーシング(40)の左側面(52)までの距離よりも短い位置に設けられる。
風向調節用モータ(73)は、電装品箱(100)に設けられた基板部材(130)に、電気配線(74)によって接続される。図6に示すように、風向調節用モータ(73)と基板部材(130)を繋ぐ電気配線(74)は、ケーシング(40)の右パネル(45)に沿って配置される。
吹出ユニット(70)において、風向調節羽根(72)を風向調節用モータ(73)によって駆動すると、風向調節羽根(72)の角度が変化する。風向調節羽根(72)は、吹出側通路(71)から吹き出される空気を案内する。このため風向調節羽根(72)の角度が変化すると、吹出側通路(71)から吹き出される空気の向きが上下方向に変化する。
〈化粧カバー〉
化粧カバー(61,62)は、細長い直方体形の箱状の部材である。化粧カバー(61,62)は、長辺側の一方の側面が開口している。化粧カバー(61,62)の長さは、ケーシング(40)の背面から吹出ユニット(70)の前面までの長さと概ね等しい。化粧カバー(61,62)の材質は、樹脂である。
化粧カバー(61,62)は、開口した側面がケーシング(40)側を向く姿勢でケーシング(40)に取り付けられ、ケーシング(40)の側面と吹出ユニット(70)の側面の両方を覆う。ケーシング(40)の右側に配置された右化粧カバー(61)は、ケーシング(40)の右側面(51)と吹出ユニット(70)の右側面とを覆う。従って、この右化粧カバー(61)は、吹出ユニット(70)の風向調節用モータ(73)と、風向調節用モータ(73)を電装品箱(100)内の基板部材(130)に接続するための電気配線(74)とを覆う。ケーシング(40)の左側に配置された左化粧カバー(62)は、ケーシング(40)の左パネル(46)と吹出ユニット(70)の左パネルとを覆う。
各化粧カバー(61,62)は、ケーシング(40)に対して着脱自在に取り付けられている。図示しないが、各化粧カバー(61,62)には、保持フックが形成され、ケーシング(40)には、保持フックに対応する保持孔が形成される。各化粧カバー(61,62)は、保持フックがケーシングの保持孔に引っ掛かることによって、ケーシング(40)に保持される。各化粧カバー(61,62)をケーシング(40)の前後方向へスライドさせると、保持フックが保持孔から抜け出せる状態となる。従って、各化粧カバー(61,62)は、ケーシング(40)の前後方向へスライド移動することによって、ケーシング(40)に保持された状態と、ケーシング(40)から切り離された状態とに切り換わる。
-電装品箱-
上述したように、電装品箱(100)は、概ね直方体形状の箱状に形成される。図8に示すように、電装品箱(100)は、最も短い辺が左右方向となり、最も長い辺が前後方向となる姿勢で、ケーシング(40)に設けられる。電装品箱(100)には、一つの基板部材(130)と、二つの端子台(141,142)とが設けられる。
〈本体、配線カバー、蓋〉
図9にも示すように、電装品箱(100)は、本体(110)と配線カバー(117)と蓋(120)とを備える。配線カバー(117)は、本体(110)に固定される。蓋(120)は、本体(110)に対して着脱可能に取り付けられる。本体(110)と蓋(120)は、基板部材(130)と端子台(141,142)を囲っている。
本体(110)は、下面が開口した箱状に形成され、電装品箱(100)の前側面と後側面と上面と左右の側面とを形成する。この本体(110)は、電装品箱(100)の上面を形成する上板部(111)と、電装品箱(100)の前側面を形成する前側板部(112)と、電装品箱(100)の後側面(102)を形成する後側板部(113)と、電装品箱(100)の右側面(103)を形成する右側板部(114)と、電装品箱(100)の左側面を形成する左側板部(115)とを備える。右側板部(114)には、電線を通すための切り欠き(114a)が形成される。この切り欠き(114a)は、右側板部(114)の下辺に沿った長方形状に形成される。本体(110)は、前上方の隅角部が上方へ膨出した膨出部(116)となっている。
配線カバー(117)は、本体(110)の右側板部(114)に形成された切り欠き(114a)を覆うカバーである。配線カバー(117)は、下面が開口した箱状に形成される。配線カバー(117)は、本体(110)に固定され、本体(110)の右側板部(114)から本体(110)の外側(右側)へ突出する。配線カバー(117)は、本体(110)の外側へ向かって次第に高さが高くなっている。配線カバー(117)の右側板には、電線を通すための貫通孔(118)が二つ形成される。
蓋(120)は、蓋本体(121)と延出板部(122)とを備える。蓋本体(121)は、本体(110)の下面を覆うことができる大きさの長方形のトレイ状に形成される。延出板部(122)は、蓋本体(121)に連続して形成された板状の部分であって、蓋本体(121)の右側方へ延びる。蓋(120)は、本体(110)に対して、蓋本体(121)が本体(110)の下面を覆うように取り付けられる。蓋(120)は、電装品箱(100)の下面(101)を形成する。蓋(120)の延出板部(122)は、配線カバー(117)の下面を覆う。
〈基板部材、端子台〉
図10に示すように、基板部材(130)は、細長い長方形板状の部材であって、電気部品(134)が取り付けられたプリント基板を備える。基板部材(130)を構成するプリント基板には、集積回路などの低電圧部品(135)と、変圧器などの高電圧部品(136)とが、電気部品として取り付けられる。低電圧部品(135)は、例えば5~15V程度の比較的低い電圧が作用する部品である。高電圧部品(136)は、例えば200V程度の比較的高い電圧が作用する部品である。基板部材(130)を構成するプリント基板には、雌コネクタ(137)が取り付けられる。雌コネクタ(137)には、電線(144)の端部に取り付けられた雄コネクタ(138)が、着脱可能に接続される。低電圧部品(135)を構成する雌コネクタ(137)には、例えば温度センサが接続される。
基板部材(130)は、一方の面に低電圧部品(135)と高電圧部品(136)とが設けられる。基板部材(130)は、低電圧部品(135)又は高電圧部品(136)である雌コネクタ(137)が取り付けられた面が主面(131)である。基板部材(130)では、その長手方向の一端寄りの領域である低電圧領域(132)に低電圧部品(135)が取り付けられ、その長手方向の他端寄りの領域である高電圧領域(133)に高電圧部品(136)が取り付けられる。
基板部材(130)は、主面(131)が下向きとなる姿勢で、電装品箱(100)の内部に設けられる。電装品箱(100)の内部において、基板部材(130)は、斜めに傾いた姿勢となっている。基板部材(130)は、電装品箱(100)の本体(110)の左側板部(115)に、ネジ等を用いて固定される。
電装品箱(100)の内部において、基板部材(130)は、高電圧領域(133)側の端部が電装品箱(100)の上方かつ前方の隅角部に位置し、低電圧領域(132)側の端部が電装品箱(100)の下方かつ後方の隅角部に位置する。このように、基板部材(130)は、高電圧領域(133)よりも低電圧領域(132)の方が蓋(120)に近くなる姿勢で、電装品箱(100)の内部に設置される。基板部材(130)の高電圧領域(133)側の端部は、本体(110)の膨出部(116)に入り込んでいる。
各端子台(141,142)は、いわゆる中継用の端子台である。図示しないが、各端子台(141,142)には、基板部材(130)に繋がる電気配線が接続される。また、各端子台(141,142)には、電装品箱(100)の外部へ延びる電線(144)が接続される。この電線(144)は、各端子台(141,142)に対して、端子台(141,142)の主面(143)側から接続される。
各端子台(141,142)は、電装品箱(100)の内部における基板部材(130)の下方に配置される。つまり、電装品箱(100)の内部において、各端子台(141,142)と基板部材(130)は、平面視で互いに重なり合うように配置される。電装品箱(100)の内部では、その下方寄りで且つ前方寄りの部分に第1端子台(141)が配置され、第1端子台(141)の後側に第2端子台(142)が配置される。各端子台(141,142)は、それぞれの主面(143)が下向きとなる姿勢で配置される。
図11にも示すように、各端子台(141,142)は、電装品箱(100)の本体(110)の右側板部(114)に、固定板(150)を介して固定される。固定板(150)は、本体板部(151)と補強板部(152)とを備える。
本体板部(151)は、水平方向に対して傾斜した長方形板状の部分である。本体板部(151)は、その長辺に沿った部分が、電装品箱(100)の右側板部(114)に固定される。本体板部(151)は、電装品箱(100)の右側板部(114)から左側板部(115)へ向かって斜め上方に傾斜する。各端子台(141,142)は、本体板部(151)の下面に取り付けられる。
補強板部(152)は、本体板部(151)の前端(図10における左端)から上方へ延びる板状の部分である。補強板部(152)は、本体板部(151)と一体に形成される。補強板部(152)には、当接部(153)が形成される。当接部(153)は、電装品箱(100)の右側板部(114)に沿って上下に延びる板状の部分である。固定板(150)が電装品箱(100)の本体(110)に固定された状態において、補強板部(152)の当接部(153)は、その側部が電装品箱(100)の右側板部(114)に接し、または電装品箱(100)の右側板部(114)に近接する。
〈ケーシングにおける電装品箱の配置〉
図5、図6、及び図7に示すように、電装品箱(100)は、ケーシング(40)における右後方寄りの角部に配置される。電装品箱(100)は、ケーシング(40)の右パネル(45)に沿うように配置される。従って、電装品箱(100)は、ケーシング(40)の右側面(51)に沿うように配置される。電装品箱(100)は、下面(101)と後側面(102)と右側面(103)とがケーシング(40)の外部に露出する。電装品箱(100)の後側面(102)は、ケーシング(40)の外部に露出する露出側面である。なお、図7では、配線カバー(117)の図示を省略する。
具体的に、電装品箱(100)は、蓋(120)の蓋本体(121)がケーシング(40)の外部に露出する。蓋(120)の蓋本体(121)によって形成された電装品箱(100)の下面(101)は、ケーシング(40)の底パネル(42)の下面と実質的に同一平面上に位置する。この電装品箱(100)の下面(101)は、室内機(30)の下面の一部を構成する。
電装品箱(100)は、本体(110)の後側板部(113)及び右側板部(114)がケーシング(40)の外部に露出する。本体(110)の後側板部(113)は、室内機(30)の背面の一部を構成する。本体(110)の右側板部(114)は、ケーシング(40)の右パネル(45)に沿っており、ケーシング(40)の右側面の一部を構成する。ケーシング(40)の外部に露出した電装品箱(100)の右側面(103)は、ケーシング(40)の右パネル(45)と共に、右化粧カバー(61)によって覆われる。
-実施形態1の特徴(1)-
本実施形態の室内機(30)は、室内熱交換器(31)及び室内ファン(32)を収容するケーシング(40)を備えた天井吊り下げ型の室内機である。この室内機(30)は、電装品箱(100)を備える。電装品箱(100)は、電線(144)が着脱可能に接続される雌コネクタ(137)と電気部品(134)とが取り付けられた基板部材(130)と、電線(144)が接続される端子台(141,142)とを少なくとも有する。電装品箱(100)は、箱状に形成された本体(110)と、本体(110)に着脱自在に取り付けられて電装品箱(100)の下面(101)の少なくとも一部を形成する蓋(120)とを備える。電装品箱(100)の下面(101)の少なくとも一部は、ケーシング(40)の外部に露出する。基板部材(130)は、雌コネクタ(137)が取り付けられる主面を有し、端子台(141,142)は、電線(144)が接続される主面を有する。基板部材(130)の主面と端子台(141,142)の主面の少なくとも一方は、下向きである。
本実施形態の室内機(30)において、電装品箱(100)は、蓋(120)によって形成された下面(101)が、ケーシング(40)の外部に露出する。このため、図12に示すように、室内機(30)の下方から作業を行う作業者は、電装品箱(100)がケーシング(40)に収容された状態のまま、ケーシング(40)の外部に露出した蓋(120)を電装品箱(100)の本体(110)から取り外し、電装品箱の内部へ下方から手または工具を入れることができる。
更に、本実施形態の室内機(30)の電装品箱(100)において、基板部材(130)の主面と端子台(141,142)の主面とは、下向きとなっている。このため、作業者は、電装品箱(100)の下面(101)を構成する蓋(120)を本体(110)から取り外した状態で、基板部材(130)及び端子台(141,142)の主面(131,143)に対する作業を行うことが可能となる。
このように、本実施形態の室内機(30)を取り扱う作業者は、室内空間の天井付近に設置された室内機(30)の電装品箱(100)に対する作業を、室内機(30)の下方から容易に行うことが可能である。従って、本実施形態によれば、天井吊り下げ型の室内機(30)において、その設置作業または保守作業が容易になる。
-実施形態1の特徴(2)-
本実施形態の室内機(30)において、電装品箱(100)は、ケーシング(40)の右側面(51)に沿って配置される。本実施形態によれば、ケーシング(40)の右側面(51)に寄せて電装品箱(100)を配置でき、ケーシング(40)内の空間を有効に利用できる。
-実施形態1の特徴(3)-
本実施形態の室内機(30)は、ケーシング(40)に形成されて空気を吹き出す吹出口(56)と、吹出口(56)から吹き出される気流の方向を変更するための風向調節羽根(72)と、風向調節羽根(72)を駆動する風向調節用モータ(73)とを備える。ケーシング(40)は、電装品箱(100)が沿って配置される第1側面(51)(本実施形態では右側面)と、第1側面(51)と向かい合う第2側面(52)(本実施形態では左側面)が第2側面(52)とを有する。風向調節用モータ(73)は、第2側面である左側面(52)よりも第1側面である右側面(51)に近い位置に設けられ、電装品箱(100)が有する基板部材(130)と電気配線(74)によって接続される。
本実施形態の室内機(30)には、風向調節羽根(72)と風向調節用モータ(73)とが設けられる。風向調節用モータ(73)は、電装品箱(100)が有する基板部材(130)に対して、電気配線(74)によって接続される。室内機(30)において、風向調節用モータ(73)は、ケーシング(40)の左側面(52)よりも右側面(51)に近い位置に配置される。基板部材(130)を有する電装品箱(100)は、ケーシング(40)の右側面(51)に沿って配置される。従って、本実施形態によれば、風向調節用モータ(73)を左側面(52)寄りに配置した場合に比べ、風向調節用モータ(73)と基板部材(130)を繋ぐ電気配線(74)を短くできる。
-実施形態1の特徴(4)-
本実施形態の室内機(30)において、風向調節用モータ(73)と基板部材(130)を接続する電気配線(74)は、その少なくとも一部がケーシング(40)の外部に配置される。そして、本実施形態の室内機(30)は、ケーシング(40)に取り付けられて電気配線(74)を覆う化粧カバー(61)を備える。
本実施形態の室内機(30)では、ケーシング(40)に化粧カバー(61)が取り付けられる。風向調節用モータ(73)と基板部材(130)を接続する電気配線(74)は、この化粧カバー(61)によって覆われる。このため、室内機(30)の美観が保たれる。
また、本実施形態の室内機(30)において、化粧カバー(61)は、ケーシング(40)の前後方向へスライドすることによって、ケーシング(40)に対して容易に着脱できる。化粧カバー(61)をケーシング(40)から容易に取り外すことができれば、電装品箱(100)を露出させて電装品箱(100)の保守作業を容易に行うことができる。従って、この実施形態によれば、電装品箱(100)の保守作業に要する時間を短縮できる。
-実施形態1の特徴(5)-
本実施形態の室内機(30)において、端子台(141,142)と基板部材(130)とは、平面視で重なり合うように配置される。
本実施形態の室内機(30)では、電装品箱(100)の内部において、端子台(141,142)と基板部材(130)が平面視で重なり合うように配置される。従って、本実施形態によれば、電装品箱(100)の小型化を図ることができる。
-実施形態1の特徴(6)-
本実施形態の室内機(30)において、基板部材(130)には、電気部品である低電圧部品(135)が取り付けられる低電圧領域(132)と、電気部品である高電圧部品(136)が取り付けられる高電圧領域(133)とが形成され、低電圧領域(132)は、高電圧領域(133)よりも蓋(120)の近くに配置される。
本実施形態の基板部材(130)は、低電圧領域(132)が高電圧領域(133)よりも蓋(120)の近くとなる状態で、電装品箱(100)の内部に配置される。一般に、温度センサなどの低電圧部品(135)は、変圧器などの高電圧部品(136)に比べて、交換などの保守作業の頻度が高い。本実施形態では、保守作業の頻度が比較的高い低電圧部品(135)が取り付けられた低電圧領域(132)が、蓋(120)の近くに配置されているため、作業者の手または工具が低電圧部品(135)に届き易くなる。従って、本実施形態によれば、基板部材(130)の低電圧部品(135)に関する保守作業が容易になる。
-実施形態1の特徴(7)-
本実施形態の室内機(30)は、固定板(150)を備える。固定板(150)は、各端子台(141,142)を、それぞれの主面(143)が下向きとなる姿勢で、電装品箱(100)の本体(110)に固定する。固定板(150)は、本体板部(151)と、補強板部(152)とを有する。本体板部(151)は、各端子台(141,142)が取り付けられて、電装品箱(100)の本体(110)に固定される。補強板部(152)は、本体板部(151)と一体に形成され、電装品箱(100)の本体(110)に当たることによって、本体板部(151)の変形を抑える。
本実施形態の室内機(30)において、各端子台(141,142)は、固定板(150)を介して電装品箱(100)の本体(110)に固定される。この室内機(30)において、各端子台(141,142)は、それぞれの主面(143)が下向きとなる姿勢で、電装品箱(100)に設置される。作業者が各端子台(141,142)に電線(144)を着脱する場合、作業者は、電線(144)の端子を各端子台(141,142)に固定するための端子ネジを、ドライバー等の工具を用いて締め又は緩める。その際、作業者は、端子ネジを軸方向へ押す。このため、作業者が各端子台(141,142)に電線(144)を着脱する場合、各端子台(141,142)を支える固定板(150)には、上向きの力が作用する。
一方、本実施形態の固定板(150)には、本体板部(151)と一体の補強板部(152)が設けられる。補強板部(152)は、電装品箱(100)の本体(110)に当たって本体板部(151)の変形を抑える。従って、本実施形態によれば、作業者が端子台(141,142)に上向きの力を加えた場合に、固定板(150)の変形を抑えることができるため、端子台(141,142)に対する作業が容易になる。
《実施形態2》
実施形態2について説明する。本実施形態の空気調和装置(10)は、室内機(30)の電装品箱(100)の構成が実施形態1と異なる。ここでは、本実施形態の電装品箱(100)について、実施形態1の電装品箱(100)と異なる点を説明する。
-電装品箱-
図13に示すように、電装品箱(100)は、本体(110)と蓋(120)とを備える。蓋(120)は、本体(110)に対して着脱可能に取り付けられる。この点は、実施形態1と同様である。
〈本体部材、蓋部材〉
本体(110)は、下面と背面が開口した箱状に形成され、電装品箱(100)の前側面と上面と左右の側面とを形成する。この本体(110)は、電装品箱(100)の上面を形成する上板部(111)と、電装品箱(100)の前側面を形成する前側板部(112)と、電装品箱(100)の右側面(103)を形成する右側板部(114)と、電装品箱(100)の左側面を形成する左側板部(115)とを備える。このように、本実施形態の本体(110)では、実施形態1の後側板部(113)が省略される。
蓋(120)は、側方視で概ねL字に折れ曲がった板状の部材である。蓋(120)は、概ね水平方向に延びる下面形成部(123)と、概ね鉛直方向に延びる側面形成部(124)とを備える。下面形成部(123)と側面形成部(124)は、一体に形成される。蓋(120)は、本体(110)に対して、本体(110)の下面と背面を覆うように取り付けられる。蓋(120)は、下面形成部(123)が電装品箱(100)の下面(101)を形成し、側面形成部(124)が電装品箱(100)の後側面(102)を形成する。
〈ケーシングにおける電装品箱の配置〉
本実施形態の電装品箱(100)は、実施形態1の電装品箱(100)と同様の状態でケーシング(40)に設けられる。つまり、本実施形態の電装品箱(100)は、実施形態1の電装品箱(100)と同様に、下面(101)と後側面(102)と右側面(103)とがケーシング(40)の外部に露出する。
具体的に、電装品箱(100)は、蓋部材(120)の下面形成部(123)と側面形成部(124)の両方がケーシング(40)の外部に露出する。蓋部材(120)の下面形成部(123)によって形成された電装品箱(100)の下面(101)は、ケーシング(40)の底パネル(42)の下面と実質的に同一平面上に位置する。そして、この電装品箱(100)の下面(101)は、室内機(30)の下面の一部を構成する。蓋部材(120)の側面形成部(124)によって形成された電装品箱(100)の後側面(102)は、室内機(30)の背面の一部を構成する。なお、本体(110)の右側板部(114)がケーシング(40)の右側面の一部を構成する点は、実施形態1と同様である。
-実施形態2の特徴(1)-
本実施形態の室内機(30)の電装品箱(100)は、複数の側面を有する。電装品箱(100)の側面の一つである後側面(102)は、ケーシング(40)の外部に露出した露出側面である。電装品箱(100)の蓋(120)は、電装品箱(100)の下面(101)及び露出側面(102)を形成する。
本実施形態の室内機(30)において、電装品箱(100)は、その下面(101)と露出側面(102)とがケーシング(40)の外部に露出すると共に、その下面(101)と露出側面(102)とが蓋(120)によって形成される。このため、室内機(30)の下方から作業を行う作業者は、電装品箱(100)がケーシング(40)に収容された状態のまま、ケーシング(40)の外部に露出した蓋(120)を電装品箱(100)の本体(110)から取り外し、電装品箱(100)の内部へ下方と側方の両方から手を入れることができる。従って、本実施形態によれば、天井吊り下げ型の室内機(30)の設置作業または保守作業が容易になる。
-実施形態2の特徴(2)-
本実施形態の室内機(30)において、電装品箱(100)の蓋(120)は、一つの部材によって構成され、電装品箱(100)の下面(101)と露出側面である後側面(102)との両方を形成する。
具体的に、 本実施形態の室内機(30)において、電装品箱(100)の蓋(120)は、電装品箱(100)の下面(101)を形成する下面形成部(123)と、電装品箱(100)の露出側面である後側面(102)を形成する側面形成部(124)とが一体となっている。
本実施形態の電装品箱(100)において、蓋(120)は、下面形成部(123)と側面形成部(124)が一体である。このため、一つの蓋(120)を本体(110)から取り外せば、室内機(30)の下方と後方の両方から、電装品箱(100)の内部へ手または工具を入れることができる。従って、本実施形態によれば、天井吊り下げ型の室内機(30)の設置作業または保守作業が容易になる。
《その他の実施形態》
-第1変形例-
上記実施形態1及び2の室内機(30)において、電装品箱(100)は、少なくとも下面(101)がケーシング(40)の外部に露出していればよい。例えば、電装品箱(100)は、下面(101)と後側面(102)がケーシング(40)の外部に露出する一方、右側面(103)がケーシング(40)の右パネル(45)に覆われていてもよい。また、電装品箱(100)は、下面(101)がケーシング(40)の外部に露出する一方、後側面(102)がケーシング(40)の後パネル(44)に覆われ、右側面(103)がケーシング(40)の右パネル(45)に覆われていてもよい。また、電装品箱(100)は、下面(101)と右側面(103)がケーシング(40)の外部に露出する一方、後側面(102)がケーシング(40)の後パネル(44)に覆われていてもよい。
-第2変形例-
上記実施形態1及び2の電装品箱(100)において、端子台(141,142)の上方に配置された基板部材(130)は、その主面(131)が上向きとなる姿勢で設置されていてもよい。
また、実施形態2の電装品箱(100)では、基板部材(130)の上方に端子台(141,142)が配置されていてもよい。この場合、基板部材(130)は、その主面(131)が下向きとなる姿勢で設置されるのが望ましく、端子台(141,142)は、その主面(143)が電装品箱(100)の後側面(102)を向く姿勢で設置されるのが望ましい。
-第3変形例-
上記実施形態1及び2の室内機(30)では、右化粧カバー(61)と左化粧カバー(62)の一方または両方が省略されていてもよい。
-第4変形例-
上記実施形態1及び2の室内機(30)では、吹出ユニット(70)がケーシング(40)と一体化されていてもよい。この場合は、ケーシング(40)の前面側の領域に吹出側通路(71)が形成され、この吹出側通路(71)の出口端に、複数枚の風向調節羽根(72)が設けられる。
-第5変形例-
上記実施形態1及び2の室内機(30)において、電装品箱(100)は、以下で説明するように配置されていてもよい。
図14に示すように、電装品箱(100)は、ケーシング(40)の右パネル(45)及び後パネル(44)に囲われていてもよい。この電装品箱(100)は、その下面(101)だけがケーシング(40)の外部に露出する。
図15及び図16に示すように、電装品箱(100)は、その全体がケーシング(40)の外部に配置されていてもよい。
図15に示す室内機(30)において、右パネル(45)は、平板状に形成される。この室内機(30)において、電装品箱(100)は、右パネル(45)に固定される。
図16に示す室内機(30)において、右パネル(45)は、その後端付近の部分が、電装品箱(100)に対応した形状に窪んでいる。この右パネル(45)は、窪んだ部分の外面も右側面(51)である。この室内機(30)において、電装品箱(100)は、右パネル(45)の窪んだ部分に嵌まり込んだ状態で、右パネル(45)に固定される。
-第6変形例-
上記実施形態1及び2の室内機(30)の電装品箱(100)において、蓋(120)が電装品箱(100)の下面(101)の全部を形成する必要は無い。蓋(120)は、電装品箱(100)の下面(101)の一部だけを形成していてもよい。例えば、蓋(120)は、電装品箱(100)の下面(101)のうち端子台(141,142)と対面する領域だけを形成していてもよい。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態および変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
以上説明したように、本開示は、天井吊り下げ型の空気調和装置の室内機について有用である。
30 室内機
31 室内熱交換器(熱交換器)
32 室内ファン(ファン)
40 ケーシング
51 右側面(第1側面)
52 左側面(第2側面)
55 吹出口
61 右化粧カバー(化粧カバー)
72 風向調節羽根
73 風向調節用モータ
74 電気配線
100 電装品箱
101 下面
102 後側面(露出側面)
110 本体
120 蓋
123 下面形成部
124 側面形成部
130 基板部材
131 主面
132 低電圧領域
133 高電圧領域
134 電気部品
135 低電圧部品
136 高電圧部品
141 第1端子台(端子台)
142 第2端子台(端子台)
143 主面
144 電線
150 固定板
151 本体板部
152 補強板部

Claims (6)

  1. 熱交換器(31)及びファン(32)を収容するケーシング(40)を備えた天井吊り下げ型の空気調和装置の室内機であって、
    電線(144)が着脱可能に接続されるコネクタ(137)と電気部品(134)とが取り付けられた基板部材(130)と、電線(144)が接続される端子台(141,142)とを少なくとも有する電装品箱(100)と、
    上記ケーシング(40)に形成されて空気を吹き出す吹出口(56)と、
    上記吹出口(56)から吹き出される気流の方向を変更するための風向調節羽根(72)と、
    上記風向調節羽根(72)を駆動する風向調節用モータ(73)とを備え、
    上記電装品箱(100)は、箱状に形成された本体(110)と、該本体(110)に着脱自在に取り付けられて上記電装品箱(100)の下面(101)の少なくとも一部を形成する蓋(120)とを備え、
    上記電装品箱(100)の下面(101)の少なくとも一部が上記ケーシング(40)の外部に露出しており、
    上記基板部材(130)は、上記コネクタ(137)が取り付けられる主面を有し、
    上記端子台(141,142)は、上記電線(144)が接続される主面を有し、
    上記基板部材(130)の主面と上記端子台(141,142)の主面の少なくとも一方が下向きであり、
    上記電装品箱(100)は、上記ケーシング(40)の一つの側面に沿って配置され、
    上記ケーシング(40)は、上記電装品箱(100)が沿って配置される第1側面(51)と、該第1側面(51)と向かい合う第2側面(52)とを有し、
    上記風向調節用モータ(73)は、上記第2側面(52)よりも上記第1側面(51)に近い位置に設けられ、上記電装品箱(100)が有する上記基板部材(130)と電気配線(74)によって接続され、
    上記風向調節用モータ(73)と上記基板部材(130)を接続する上記電気配線(74)の少なくとも一部が上記ケーシング(40)の外部に配置され、
    上記ケーシング(40)に取り付けられて上記電気配線(74)を覆う化粧カバー(61)を備える
    ことを特徴とする天井吊り下げ型の空気調和装置の室内機。
  2. 請求項1において、
    上記電装品箱(100)は、複数の側面を有し、
    上記電装品箱(100)の少なくとも一つの上記側面が上記ケーシング(40)の外部に露出した露出側面(102)であり、
    上記電装品箱(100)の上記蓋(120)は、上記電装品箱(100)の上記下面(101)及び上記露出側面(102)を形成する
    ことを特徴とする天井吊り下げ型の空気調和装置の室内機。
  3. 請求項2において、
    上記電装品箱(100)の上記蓋(120)は、一つの部材によって構成され、上記電装品箱(100)の上記下面(101)及び上記露出側面(102)の両方を形成する
    ことを特徴とする天井吊り下げ型の空気調和装置の室内機。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つにおいて、
    上記端子台(141,142)と上記基板部材(130)とは、平面視で重なり合うように配置されている
    ことを特徴とする天井吊り下げ型の空気調和装置の室内機。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一つにおいて、
    上記基板部材(130)には、上記電気部品である低電圧部品(135)が取り付けられる低電圧領域(132)と、上記電気部品である高電圧部品(136)が取り付けられる高電圧領域(133)とが形成され、
    上記低電圧領域(132)は、上記高電圧領域(133)よりも上記蓋(120)に近い
    ことを特徴とする天井吊り下げ型の空気調和装置の室内機。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一つにおいて、
    上記端子台(141,142)を、該端子台(141,142)の主面が下向きとなる姿勢で上記電装品箱(100)の上記本体(110)に固定する固定板(150)を備え、
    上記固定板(150)は、
    上記端子台(141,142)が取り付けられて上記電装品箱(100)の上記本体(110)に固定される本体板部(151)と、
    上記本体板部(151)と一体に形成され、上記電装品箱(100)の上記本体(110)に当たって上記本体板部(151)の変形を抑える補強板部(152)とを有する
    ことを特徴とする天井吊り下げ型の空気調和装置の室内機。
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