JP3615366B2 - 天吊型空気調和装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、天吊型空気調和装置の電装箱の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、空気調和機本体の下面に設けられた吸込グリルを開いた時に当該下面に電装箱が露出する天吊型空気調和装置は知られている。
【0003】
この種のものでは、空気調和機本体の狭隘な内部に送風機、熱交換器、冷媒配管等の各種機器類が殆ど隙間なく収納されるので、吸込グリルを開いた時に電装箱が下面に露出するとしても、各種電装品のメンテナンス時には当該電装箱を空気調和機本体の外に出さないとメンテナンスすることができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、天吊型空気調和装置における各種電装品のメンテナンスは高所作業となる。従って、従来から各種電装品を簡単にメンテナンスできる構造の出現が望まれていた。また通常、電装箱の蓋体にはその中に収納された制御回路の図面が貼付されるので作業中には当該図面を見ながらメンテナンスする必要が生じる。この場合には従来例えば蓋体を脚立の上等に載置しておいてそれを見ながらメンテナンスすることが行われているが安全性の面で問題があった。
【0005】
本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、各種電装品を簡単にメンテナンスできる構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、空気調和機本体の下面に設けられた吸込グリルを開いた時に当該下面に電装箱が露出する天吊型空気調和装置において、前記電装箱が電装箱本体と蓋体とを備え、この蓋体は、上端縁が電装箱本体の表面側上部に設けられた係止片に差し込まれると共に、下端縁が折り曲げられて折曲部が形成され、この折曲部が前記電装箱本体の下面にねじで固定され、前記折曲部には、このねじを緩めた状態で前記蓋体を取外可能に達磨状の係止孔が設けられ、前記電装箱本体を前記空気調和機本体に吊下可能に形成すると共に、前記蓋体は、緩めた状態の前記ねじに前記係止孔を引掛けて前記電装箱本体の下面に吊下可能に形成され、前記蓋体には、当該蓋体を前記電装箱本体の下面に吊下げた場合の前記電装箱本体の開口側に制御回路図面が添付されていることを特徴とするものである。
【0010】
これらの発明によれば、各種電装品をメンテナンスする時、まず電装箱本体を空気調和機本体から取り外した後、当該空気調和機本体に吊下げ、ついで蓋体を電装箱本体から取り外した後、当該蓋体を電装箱本体または空気調和機本体のいずれかに吊下げる。これによれば電装箱本体が空気調和機本体に吊下げられるので、電装箱本体内の電装品は空気調和機本体の外に露出するので、そのメンテナンスは極めて容易になる。また蓋体が回路図面の貼付面を表にして吊下げられる場合、当該図面を見ながらのメンテナンスが容易になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1において、符号1は空気調和機本体を示す。この空気調和機本体1は天井から吊り下げられた吊りボルト3に引っかけられて室内天井板5の下面に設置・固定されている。空気調和機本体1には電装箱11、送風機13、熱交換器15、冷媒配管29等の各種機器類が殆ど隙間なく収納されている。送風機13は、図2に示すように四台の送風機ユニット21〜24からなりこれらは一台のモータ25で駆動される回転軸27上に固定・配置されている。
【0013】
熱交換器15は、図1に示すようにフィン・チューブ型の熱交換器であり、空気調和機本体1内に斜めに設置される。この熱交換器15には冷媒配管29が接続され、この冷媒配管29は空気調和機本体1の外に導出され、室外機(図示せず)の圧縮機、室外熱交換器等に接続される。
【0014】
この熱交換器15の下方には、図1に示すように発泡スチロール製のドレンパン31が設置され、このドレンパン31の下面には板金製パネル33が設置される。ドレンパン31のドレン溜まり31aには、図2に示すようにフレキシブルチューブ32を介してドレンポンプユニット35が接続され、このドレンポンプユニット35に収容されるドレンポンプは、ドレン溜まり31aに収集されたドレンを吸い上げて空気調和機本体1の外に排出する。
【0015】
送風機13の下方には、図1に示すように樹脂製の吸込グリル37が開閉可能に設置され、この吸込グリル37には空気清浄用フィルタ39が取り付けられる。そして、送風機13が駆動されると吸込グリル37およびフィルタ39を通じて室内の空気が空気調和機本体1内に吸い込まれ、この空気は熱交換器15で熱交換された後に、吹出口41を通じて室内に吹き出される。43は空気調和機本体1の略中央を横断的に仕切る中仕切板である。
【0016】
この実施形態では、前記の電装箱11の取付構造に特徴を有する。この電装箱11は、空気調和機本体1の下面に設けられた吸込グリル37を開いた時に、当該空気調和機本体1の下面に露出する。
【0017】
図3は電装箱11の収納状態を示し、図4は吊下状態を示す。この電装箱11は、板金製の電装箱本体51と同じく板金製の蓋体53とで構成される。電装箱本体51には、図5aに示すように各種電装品65の他、電源コード等の接続ターミナル67が収納される。電装箱本体51の裏面側下部には、図5a、bに示すように二つの略V字状の係止部材55が設けられ、電装箱本体51の裏面側上部には二つの略T字状の第一のフック57が設けられる。電装箱本体51は、第一のフック57の上片部57a(図5b参照)を、図3に示すように空気調和機本体1の係止片58(図4参照)に差し込むと共に、電装箱本体51の係止部材55を空気調和機本体1の下縁部1aに係合し、この下縁部1aにねじ59を用いて係止部材55を止めることにより固定される。
【0018】
電装箱本体51には、図3に示すように蓋体53が取り付けられる。この蓋体53は、当該蓋体53の上縁部53aを電装箱本体51の表面側上部に設けられた係止片61(図5a、図5b参照)に差し込むと共に、蓋体53の折曲部53bを電装箱本体51の下面にねじ63を用いて止めることにより固定される。蓋体53の折曲部53bには、図6cに示すようにねじ63を通す達磨状の係止孔69が設けられる。この係止孔69は達磨状あるので、蓋体53を取り外す場合には、ねじ63(図3参照)を取り外さずにこのねじ63を緩めた後、このねじ63が係止孔69の大径部69aに位置するように蓋体53を移動させるだけで蓋体53を簡単に取り外すことができる。
【0019】
この実施形態では、各種電装品65のメンテナンス時には、図3の状態にある電装箱本体51をねじ59を外して空気調和機本体1から取り外すと共に、この電装箱本体51の第一のフック57の下片部57b(図5b参照)を、図4に示すように空気調和機本体1の下縁部1aに引っかけてこの電装箱本体51を吊下げる。そして、電装箱本体51から蓋体53を取り外し、この蓋体53を、図4に示すように電装箱本体51の下面に吊下げる。
【0020】
蓋体53を下面に吊下げる場合には、前記緩めたねじ63に蓋体53の取付部53bの係止孔69(図6c参照)を引っかければよい。これらは第二のフックを構成する。或いは、蓋体53に、図6a〜図6cに示すように第二のフック71を設け、蓋体53を吊下げる場合にはこの第二のフック71を空気調和機本体1の下縁部1aに引っかけて吊下げるようにしてもよい。
【0021】
この実施形態では、各種電装品65のメンテナンス時等に電装箱本体51が空気調和機本体1に吊下げられるので、電装品65は空気調和機本体1の下方に露出するのでメンテナンスは極めて容易になる。また蓋体53は電装箱本体51から取り外した後、電装箱本体51または空気調和機本体1のいずれかに吊下げられるので、図6bに示すように蓋体53の裏面に制御回路図面73が貼付されている場合、当該図面を見ながらのメンテナンスが容易になる。
【0022】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば電装箱本体および蓋体の吊下形態は前記形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で変更は可能である。
【0023】
【発明の効果】
この発明によれば、各種電装品のメンテナンス時等には、まず電装箱本体を空気調和機本体から取り外した後、当該空気調和機本体に吊下げ、ついで蓋体を電装箱本体から取り外した後、当該蓋体を電装箱本体に吊下げる。これによれば電装箱本体が空気調和機本体に吊下げられるので、電装箱本体内の電装品は空気調和機本体の外に露出するので、メンテナンス等は極めて容易になる。また蓋体が制御回路図面の貼付面を表にして吊下げられる場合、当該図面を見ながらのメンテナンス等が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和装置の一実施形態を示す側面断面図である。
【図2】同じく内部構造を示す平面図である。
【図3】電装箱の収納状態を示す断面図である。
【図4】電装箱の吊下状態を示す断面図である。
【図5】aは電装箱の内部構造を示す平面図、bは電装箱の側面図である。
【図6】aは蓋体の側面図、bは平面図、cは底面図である。
【符号の説明】
1 空気調和機本体
11 電装箱
13 送風機
15 熱交換器
37 吸込グリル
51 電装箱本体
53 蓋体
55 係止部材
57 第一のフック
63 ねじ
69 係止孔
71 第二のフック
73 制御回路図面
Claims (1)
- 空気調和機本体の下面に設けられた吸込グリルを開いた時に当該下面に電装箱が露出する天吊型空気調和装置において、
前記電装箱が電装箱本体と蓋体とを備え、この蓋体は、上端縁が電装箱本体の表面側上部に設けられた係止片に差し込まれると共に、下端縁が折り曲げられて折曲部が形成され、この折曲部が前記電装箱本体の下面にねじで固定され、前記折曲部には、このねじを緩めた状態で前記蓋体を取外可能に達磨状の係止孔が設けられ、
前記電装箱本体を前記空気調和機本体に吊下可能に形成すると共に、
前記蓋体は、緩めた状態の前記ねじに前記係止孔を引掛けて前記電装箱本体の下面に吊下可能に形成され、
前記蓋体には、当該蓋体を前記電装箱本体の下面に吊下げた場合の前記電装箱本体の開口側に制御回路図面が添付されていることを特徴とする天吊型空気調和装置。
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