JP5586127B2 - 古紙処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、古紙を離解させた再生パルプから紙を製造する技術に関し、古紙の発生場所であるオフィス等に設置して紙を再生することができる小型の古紙処理装置に係るものである。
従来、わが国においては、一度使用した古紙、例えば代表的なものとしては古新聞紙を回収して紙を再生する技術ならびに社会システムが確立している。
一般的な製紙工場で行なっている製紙方法は、パルプ工程、抄紙工程、仕上工程からなり、古紙を原料として使用する場合には古紙パルプ工程が加わる。
パルプ工程では、木材から繊維を取り出すパルプ化の一つの方法である化学的方法により、蒸解、洗浄、漂白、精選等の工程を経ることで、木材チップからパルプを生成する。
古紙パルプ工程では、原料である古紙を水に溶解し、機械的な力や薬品を利用して紙繊維以外の異物である金属やフィルム、粘着性樹脂、印刷インキ(染料系、顔料系)、コピートナーなどを分離、除去し、漂白処理、脱水、乾燥して古紙パルプを得る。
抄紙工程では、抄紙機のワイヤーパート、プレスパート、ドライヤーパート、カレンダーパート、コーターパートを経て製品の紙とする。ワイヤーパートでは調成されたパルプを抄紙用の網(ワイヤー)に乗せて脱水して紙を抄き、プレスパートではワイヤーパートから出た水分を多く含んだ湿紙の水分を除去する。ドライヤーパートでは蒸気で加熱されたドライヤーに紙を通して乾燥させ、カレンダーパートではロール間に紙を通して表面の凹凸を平滑化し、コーターパートでは原紙に塗料を塗工する。
仕上工程では、スーパーカレンダーパートではコーターパートで塗工した紙面のミクロの凹凸を平滑化して光沢を出し、カッターおよびワインダーパートでは所定の製品寸法にカットし、あるいはロールに巻き取る。
ところで、古紙から再生紙を製紙する場合には以下の問題がある。紙の消費により古紙が発生するオフィス等の消費場所と古紙から紙を再生する製紙工場とは離れており、古紙の運搬にコストとエネルギーを要する。また、古紙の持ち出しにより用紙に記載された機密情報等が外部へ漏洩するおそれがある。このため、シュレッダーで用紙を細かく裁断処理することが行なわれているが、細かく裁断したシュレッダーダストは繊維が短くなり過ぎるために、再生が困難である。
特許文献1には、再生紙の製造方法として、原料古紙を離解し、ソーキング、脱墨後に、凝集性を有する酵母を添加し、酵母によりインキに含まれる微細な無機顔料、カーボン粒子などを凝集させ、ついでフローテーションにより凝集物を分離除去する構成が記載されている。
また、特許文献2には、古紙再生方法および装置として、文書裁断機によって裁断した古紙を離解して再生パルプとする工程と、再生パルプを貯蔵する工程と、再生パルプを噴射装置に充填して繊維シートに吹きかける工程と、繊維シートに吹きかけた再生パルプを抄紙する工程とからなる構成が記載されている。
また、特許文献3には、古紙処理装置として、什器サイズの装置ケース内にパルプ製造部と抄紙部と制御部を備え、パルプ製造部において古紙を離解し、さらに叩解して古紙パルプを製造し、抄紙部において古紙パルプを抄紙して再生紙を製造し、制御部によってパルプ製造部および抄紙部を連動して駆動制御する構成が記載されている。
特開平8−60570号公報 特開平10−317290号公報 特開2007−23450号公報
上記した特許文献においては装置を小型化することが提案されている。しかしながら、装置として脱墨部を一体的に配置する構成は存在せず、再生パルプを脱墨せずに抄紙するので、再生紙の仕上がり品質が悪く、ユーザーによる再生紙の積極的活用を促進させることはできなかった。また、複数枚の古紙をバッチ処理する構成ではあるが、装置内に多量の古紙もしくは裁断したペーパーダストを蓄える機能を有していないので、一度に装置へ投入可能な古紙の枚数はバッチ処理の1回分の容量を超えることはできない。このため、多量の古紙を処理する場合には古紙の投入操作において待ち時間が発生し、ユーザーにとっては使い勝手が悪いものであった。
本発明は上記した課題を解決するものであり、装置の小型化を図るとともに、再生紙の品質を高めてその利用を促進することができ、さらには古紙の投入操作において待ち時間が生じない古紙処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の古紙処理装置は、オフィス等の古紙の発生場所に設置できる小型の古紙処理装置であって、古紙の裁断紙片を離解して再生パルプを調製する再生パルプ部と、再生パルプを漂白して脱墨パルプを調製する脱墨パルプ部と、脱墨パルプを抄紙して再生紙を調製する抄紙部を備え、再生パルプ部は、単位処理量当たりの運転時間が可変調整可能であり、単位処理量当たりの運転時間を可変調整することにより離解のレベルをユーザが選択した任意のレベルに設定することを特徴とする。
また、本発明の古紙処理装置は、オフィス等の古紙の発生場所に設置できる小型の古紙処理装置であって、古紙の裁断紙片を離解して再生パルプを調製する再生パルプ部と、再生パルプを漂白して脱墨パルプを調製する脱墨パルプ部と、脱墨パルプを抄紙して再生紙を調製する抄紙部を備え、脱墨パルプ部は、単位処理量当たりの運転時間が可変調整可能であり、単位処理量当たりの運転時間を可変調整することにより脱墨のレベルをユーザが選択した任意のレベルに設定することを特徴とする。
また、本発明の古紙処理装置において、ユーザが単位処理量当たりの運転時間が短い任意のレベルを選択したときに省エネ重視の調製運転となり、ユーザが単位処理量当たりの運転時間が長い任意のレベルを選択したときに紙品質重視の調製運転となることを特徴とする。
また、本発明の古紙処理装置は、オフィス等の古紙の発生場所に設置できる小型の古紙処理装置であって、古紙の裁断紙片を離解して再生パルプを調製する再生パルプ部と、再生パルプを漂白して脱墨パルプを調製する脱墨パルプ部と、脱墨パルプを抄紙して再生紙を調製する抄紙部を備え、脱墨パルプ部は、脱墨剤により再生パルプを漂白して脱墨パルプを調製する脱墨部と、脱墨パルプから脱墨剤を洗浄するすすぎ部を有し、すすぎ部は、メッシュベルト上に供給された脱墨パルプに向けて洗浄水を噴射して脱墨パルプから脱墨剤を洗浄することを特徴とする。
また、本発明の古紙処理装置において、脱墨パルプ部は、メッシュベルト上に広がった脱墨パルプをプレスして脱水するプレスロールを備えることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、再生パルプ部と脱墨パルプ部と抄紙部を一体的に備えて小型化を図ることで、古紙が発生するオフィス等の消費場所に古紙処理装置を設置することができる。このため、機密情報等を記載した書面を外部へ持ち出す必要がなくなることで機密情報の漏洩を防止できるとともに、機密情報の漏洩を目的とした細かな裁断が不要となる。よって、再生に適した任意のサイズに古紙を裁断して再生パルプ化することを実現できる。
再生パルプを漂白して脱墨パルプを調製することで再生紙の仕上がり品質を向上させることができる。この結果、再生紙の積極活用を促進し、古紙処理装置の利用を促進させることができる。
古紙をシュレッダーで裁断し、裁断紙片をシュレッダータンクに貯留することで、再生パルプ部における1回のバッチ処理で離解処理可能な古紙の枚数を超えて古紙を装置へ投入することができるので、多量の古紙を処理する場合に待ち時間が発生せず、ユーザーにとっての使い勝手が向上する。
再生パルプ部と脱墨パルプ部と抄紙部において単位処理量当たりの運転時間を可変調整可能することにより、再生パルプ部では離解のレベルを任意のレベルに設定することができ、脱墨パルプ部では脱墨のレベルを任意のレベルに設定することができる。すなわち、再生パルプ部では単位処理量当たりの運転時間、つまりパルパーでの滞留時間を長くすることにより離解のレベルが高くなり、短くすることにより離解のレベルが低くなる。脱墨パルプ部では単位処理量当たりの運転時間、つまり脱墨パルプ部での滞留時間を長くすることにより脱墨のレベルが高くなり、短くすることにより脱墨のレベルが低くなる。この結果、省エネ重視か紙品質重視かについてユーザーが任意に選択の上で、再生紙を調製することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1において、古紙処理装置は、再生パルプ部1、脱墨パルプ部2、抄紙部3、仕上げ部4、排水処理部5を一体的に備えるものである。
(再生パルプ部)
再生パルプ部1は、古紙6の裁断紙片を離解して再生パルプを調製するものであり、古紙6を裁断処理して再生に適した所定の大きさに紙片化するシュレッダー11と、シュレッダー11で裁断した裁断紙片を一時的に貯留するシュレッダータンク12と、繊維濃度調整部13およびパルパー14を備えている。
図2に示すように、シュレッダータンク12は、上方のシュレッダー11に向けて開放した上部開口121を有し、底面122が排出口123に向けて傾斜する傾斜面をなす。排出口123には裁断紙片61を排出する排出装置124を設けており、排出装置124は種々のものがあるが、ここでは複数の羽根を回転軸の周りに放射状に配置した構造をなす。排出装置124の上方には紙量検知センサー125が配置してあり、紙量検知センサー125はシュレッダータンク12の内部に貯留する裁断紙片の有無を検出するもので、ロードセル、光センサー等を用いる。
繊維濃度調整部13は、シュレッダータンク12の排出口123の下方に配置してあり、排出口123から排出する裁断紙片61を受け止める受け皿部131と、受け皿部131を支持する計量部132を備えており、計量部132は受け皿部131に投入した裁断紙片61の重量を計量し、設定重量を変更することでパルパー14へ投入する裁断紙片61の量、すなわち繊維量を調整する。
図3に示すように、受け皿部131は受け皿131aが水平姿勢からパルパー14へ向けて傾斜する傾斜姿勢にまで傾動するものであり、受け皿131aを傾動させるモータ等の駆動手段を有する。また、受け皿131aはパルパー14に隣接する側壁部131bが立ち姿勢の通常位置とパルパー14へ向けて傾倒する傾倒位置とにわたって開閉可能に設けてあり、側壁部131bは受け皿131aの傾動に伴って傾倒し、受け皿131aの復動に伴って立ち姿勢に復帰する。
受け皿131aには、排出装置124によって裁断紙片61を徐々に投下し、計量部132で測定する測定値が設定した値になった時点で排出装置124を停止し、受け皿131aを傾動させて裁断紙片61をパルパー14へ投入する。
パルパー14は、アルカリ水等の溶媒中において裁断紙片61を繊維、つまり再生パルプにまで離解させるものであり、裁断紙片61を投入する槽体141と、槽体141の内部で旋回する攪拌翼142と、攪拌翼142を回転駆動するモータ等の駆動手段(図示省略)を有している。
槽体141には溶媒を所定温度に加温するためのヒータ143および温度センサー144が設けてあり、溶媒を供給する溶媒供給系(図示省略)および再生パルプ含有液を脱墨パルプ部2へ移送する管路、ポンプ等からなる移送系(図示省略)が連通している。
パルパー14では、裁断紙片61の量に応じた量の溶媒、ここでは水を槽体141に投入し、攪拌翼142を回転駆動して裁断紙片の繊維を離解させ再生パルプを調製し、再生パルプを含む再生パルプ含有液を脱墨パルプ部2へ送る。
再生パルプ部1では単位処理量当たりの運転時間、つまりパルパー14での滞留時間を長くすることにより離解のレベルが高くなり、短くすることにより離解のレベルが低くなる。このため単位処理量当たりの運転時間を可変調整可能することにより、再生パルプ部1での離解のレベルを任意のレベルに設定することができ、この結果、省エネ重視か紙品質重視かについてユーザーが任意に選択の上で、再生紙を調製することが可能となる。
(脱墨パルプ部)
脱墨パルプ部2は、脱墨前希釈部21と脱墨部22とすすぎ部23とを備え、各部の間には管路、ポンプ等からなる移送系(図示省略)を設けている。
脱墨前希釈部21は再生パルプ含有液を脱墨に適した繊維濃度、ここでは1重量%程度にまで希釈するものであり、希釈用水および脱墨剤としての界面活性剤を投入する希釈液供給系(図示省略)を備えている。
脱墨部22は、フローテータと呼ばれ、インク(染料系、顔料系)、トナー等の異物を繊維から分離するものであり、本実施の形態では図4に示す構成を有する。脱墨部22は前槽221と後槽222を有しており、越流堰を形成する仕切り壁223の上端側の開口において前槽221と後槽222とが連通している。前槽221と後槽222にはそれぞれヒーター224、225を配置し、前槽221には微細気泡の噴出口226および攪拌翼227を配置しており、後槽222には温度センサー228を配置している。
前槽221では、界面活性剤が存在する下で、インク、トナー等の異物の粒子を含む再生パルプ含有液を攪拌翼227で攪拌しつつ、再生パルプ含有液中に噴出口226から細かい気泡を吹き込み、疎水性の異物の粒子を界面活性剤の気泡表面に付着させて浮上分離し、親水性の繊維を仕切り壁223の上端側の開口から後槽222へ移送することで脱墨する。この際にヒーター224、225で再生パルプ含有液を所定温度に加熱し、温度センサー228で温度制御を行う。
すすぎ部23は、脱墨パルプから脱墨剤を洗浄するものであり、本実施の形態では、図5に示す構成を有する。すすぎ部23は、両側のロール231、232の間に掛け渡して展張したメッシュベルト233を有し、メッシュベルト233が上部の往路軌道と下部の復路軌道からなる無端軌道を形成している。
往路軌道には始端側から終端側へ順次にホッパー234、洗浄ノズル235、プレスロール236が配置してあり、復路軌道の始端側にスクレーパ237を配置し、往路軌道と復路軌道の間にドレーンパン238を配置している。
ホッパー234は脱墨パルプ239を含む脱墨パルプ液をメッシュベルト233の上に供給するものであり、複数の洗浄ノズル235はメッシュベルト233の上に広がった脱墨パルプ239に向けて洗浄水を噴射する。繊維に残るインク、トナー等の異物の粒子および脱墨剤を洗浄水により洗い流す。
プレスロール236はメッシュベルト233を挟んで上下に対をなし、メッシュベルト233の上に広がった脱墨パルプ239をプレスして脱水する。すすぎ終えた脱墨パルプ239はスクレーパ237がメッシュベルト233から回収し、繊維濃度が0.5重量%程度となるように水を混ぜて抄紙部3へ送る。脱墨パルプ239から離れた脱離水はドレーンパン238で受け留めて排水処理部5へ送る。
脱墨パルプ部2では単位処理量当たりの運転時間、つまり脱墨パルプ部2での滞留時間を長くすることにより脱墨のレベルが高くなり、短くすることにより脱墨のレベルが低くなる。このため、単位処理量当たりの運転時間を可変調整可能することにより、脱墨パルプ部での脱墨のレベルを任意のレベルに設定することができる。この結果、省エネ重視か紙品質重視かについてユーザーが任意に選択の上で、再生紙を調製することが可能となる。脱墨パルプ部2での単位処理量当たりの運転時間の制御は、脱墨部22へ供給する単位時間当たりの供給量を加減調整することにより行なう。
(抄紙部)
抄紙部3は、脱墨パルプを抄紙して再生紙を調製するものであり、図1に示すように、ヘッドボックス31、ワイヤー部32、脱水部33、プレス部34、ドライヤー部35からなる。
ワイヤー部32は両側のロール321、322の間に掛け渡して展張したメッシュベルト323を有し、メッシュベルト323が無端軌道を形成している。メッシュベルト323にはヘッドボックス31から脱墨パルプ239を含む脱墨パルプ含有液を均一に噴出させ、水切りして繊維の層を形成する。
脱水部33は、複数のローラ331の間に掛け渡したフェルトからなる上下一対の吸水ベルト332からなり、抄いた紙333をメッシュベルト323から吸水ベルト332に転移させ、上下の吸水ベルト332の間に挟んで吸水して脱水する。吸水ベルト332は走行軌道上に設けた上下一対の脱水ローラ334の間において脱水する。
プレス部34は、複数のローラ341の間に掛け渡したフェルトからなる上下一対の吸水ベルト342からなり、抄いた紙333を吸水ベルト342の間に挟み、上下一対の脱水ローラ343を通して圧搾、脱水する。
ドライヤー部35は、複数のローラ351の間に掛け渡した上下一対の布製の搬送ベルト352の間に抄いた紙333を挟み、複数の乾燥ローラ353に圧接させて抄いた紙333を乾燥させるものであり、図6に示すように、内部にヒーターを備えた乾燥ローラ353の周囲に搬送ベルト352を配置し、乾燥ローラ353の表面の温度を測定する温度センサ354を有している。
(仕上げ部)
仕上げ部4はカレンダー部41を有しており、図7に示すように、カレンダー部41は抄いた紙333を複数のプレスローラ411の間に通し、紙の平坦度を上げ、カット部(図示省略)で所定のシートサイズにカットして再生紙が完成する。
(排水処理部)
排水処理部5は、排水離解タンク51、排水(抄紙)タンク52、排水(すすぎ)53、排水脱墨54、排水処理部55の各槽体を有し、再生紙の作製に係る各工程で使用し、排出された排水を処理するものであり、フィルターに通して繊維、インク、トナーを除去し、薬剤の添加により中性化して再度各工程へ供給する。再利用が困難な水は公共下水等へ排水可能な水質にまで処理する。
本発明の実施の形態における古紙処理装置を示す模式図 同古紙処理装置の再生パルプ部を示す模式図 同古紙処理装置の再生パルプ部における繊維濃度調整部の作用を示す模式図 同古紙処理装置の脱墨部を示す模式図 同古紙処理装置のすすぎ部を示す模式図 同古紙処理装置の乾燥ローラを示す模式図 同古紙処理装置のプレスローラを示す模式図
符号の説明
1 再生パルプ部
2 脱墨パルプ部
3 抄紙部
4 仕上げ部
5 排水処理部
6 古紙
11 シュレッダー
12 シュレッダータンク
13 繊維濃度調整部
14 パルパー
21 脱墨前希釈部
22 脱墨部
23 すすぎ部
31 ヘッドボックス
32 ワイヤー部
33 脱水部
34 プレス部
35 ドライヤー部
41 カレンダー部
51 排水離解タンク
52 排水(抄紙)タンク
53 排水(すすぎ)
54 排水脱墨
55 排水処理部
61 裁断紙片
121 上部開口
122 底面
123 排出口
124 排出装置
125 紙量検知センサー
131 受け皿部
131a 受け皿
131b 側壁部
132 計量部
141 槽体
142 攪拌翼
143 ヒータ
144 温度センサー
221 前槽
222 後槽
223 仕切り壁
224、225 ヒーター
226 噴出口
227 攪拌翼
228 温度センサー
231、232 ロール
233 メッシュベルト
234 ホッパー
235 洗浄ノズル
236 プレスロール
237 スクレーパ
238 ドレーンパン
239 脱墨パルプ
321、322 ロール
323 メッシュベルト
331 ローラ
332 吸水ベルト
333 抄いた紙
334 脱水ローラ
351 ローラ
352 搬送ベルト
353 乾燥ローラ
354 温度センサ
411 プレスローラ

Claims (5)

  1. オフィス等の古紙の発生場所に設置できる小型の古紙処理装置であって、古紙の裁断紙片を離解して再生パルプを調製する再生パルプ部と、再生パルプを漂白して脱墨パルプを調製する脱墨パルプ部と、脱墨パルプを抄紙して再生紙を調製する抄紙部を備え、再生パルプ部は、単位処理量当たりの運転時間が可変調整可能であり、単位処理量当たりの運転時間を可変調整することにより離解のレベルをユーザが選択した任意のレベルに設定することを特徴とする古紙処理装置。
  2. オフィス等の古紙の発生場所に設置できる小型の古紙処理装置であって、古紙の裁断紙片を離解して再生パルプを調製する再生パルプ部と、再生パルプを漂白して脱墨パルプを調製する脱墨パルプ部と、脱墨パルプを抄紙して再生紙を調製する抄紙部を備え、脱墨パルプ部は、単位処理量当たりの運転時間が可変調整可能であり、単位処理量当たりの運転時間を可変調整することにより脱墨のレベルをユーザが選択した任意のレベルに設定することを特徴とする古紙処理装置。
  3. ユーザが単位処理量当たりの運転時間が短い任意のレベルを選択したときに省エネ重視の調製運転となり、ユーザが単位処理量当たりの運転時間が長い任意のレベルを選択したときに紙品質重視の調製運転となることを特徴とする請求項1または2に記載の古紙処理装置。
  4. オフィス等の古紙の発生場所に設置できる小型の古紙処理装置であって、古紙の裁断紙片を離解して再生パルプを調製する再生パルプ部と、再生パルプを漂白して脱墨パルプを調製する脱墨パルプ部と、脱墨パルプを抄紙して再生紙を調製する抄紙部を備え、脱墨パルプ部は、脱墨剤により再生パルプを漂白して脱墨パルプを調製する脱墨部と、脱墨パルプから脱墨剤を洗浄するすすぎ部を有し、
    すすぎ部は、メッシュベルト上に供給された脱墨パルプに向けて洗浄水を噴射して脱墨パルプから脱墨剤を洗浄することを特徴とする古紙処理装置。
  5. 脱墨パルプ部は、メッシュベルト上に広がった脱墨パルプをプレスして脱水するプレスロールを備えることを特徴とする請求項4に記載の古紙処理装置。
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