JP5500979B2 - 古紙処理装置 - Google Patents

古紙処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5500979B2
JP5500979B2 JP2009296572A JP2009296572A JP5500979B2 JP 5500979 B2 JP5500979 B2 JP 5500979B2 JP 2009296572 A JP2009296572 A JP 2009296572A JP 2009296572 A JP2009296572 A JP 2009296572A JP 5500979 B2 JP5500979 B2 JP 5500979B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
unit
pulp
recycled
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009296572A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011137251A (ja
Inventor
泰成 岡垣内
章 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duplo Seiko Corp
Original Assignee
Duplo Seiko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duplo Seiko Corp filed Critical Duplo Seiko Corp
Priority to JP2009296572A priority Critical patent/JP5500979B2/ja
Priority to DE201011005025 priority patent/DE112010005025T5/de
Priority to PCT/JP2010/072196 priority patent/WO2011081006A1/ja
Publication of JP2011137251A publication Critical patent/JP2011137251A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5500979B2 publication Critical patent/JP5500979B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21BFIBROUS RAW MATERIALS OR THEIR MECHANICAL TREATMENT
    • D21B1/00Fibrous raw materials or their mechanical treatment
    • D21B1/04Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres
    • D21B1/12Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres by wet methods, by the use of steam
    • D21B1/30Defibrating by other means
    • D21B1/32Defibrating by other means of waste paper
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21BFIBROUS RAW MATERIALS OR THEIR MECHANICAL TREATMENT
    • D21B1/00Fibrous raw materials or their mechanical treatment
    • D21B1/04Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres
    • D21B1/12Fibrous raw materials or their mechanical treatment by dividing raw materials into small particles, e.g. fibres by wet methods, by the use of steam
    • D21B1/30Defibrating by other means
    • D21B1/34Kneading or mixing; Pulpers
    • D21B1/345Pulpers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C5/00Other processes for obtaining cellulose, e.g. cooking cotton linters ; Processes characterised by the choice of cellulose-containing starting materials
    • D21C5/02Working-up waste paper
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/64Paper recycling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

本発明は、古紙を離解させた再生パルプから紙を製造する技術に関し、古紙の発生場所であるオフィス等に設置して紙を再生することができる小型の古紙処理装置に係るものである。
従来、わが国においては、一度使用した古紙、例えば代表的なものとしては古新聞紙を回収して紙を再生する技術ならびに社会システムが確立している。
一般的な製紙工場で行なっている製紙方法は、パルプ工程、抄紙工程、仕上工程からなり、古紙を原料として使用する場合には古紙パルプ工程が加わる。
パルプ工程では、木材から繊維を取り出すパルプ化の一つの方法である化学的方法により、蒸解、洗浄、漂白、精選等の工程を経ることで、木材チップからパルプを生成する。
古紙パルプ工程では、原料である古紙を水に溶解し、機械的な力や薬品を利用して紙繊維以外の異物である金属やフィルム、粘着性樹脂、印刷インク(染料系、顔料系)、コピートナーなどを分離、除去し、漂白処理、脱水、乾燥して古紙パルプを得る。
抄紙工程では、抄紙機のワイヤーパート、プレスパート、ドライヤーパート、カレンダーパート、コーターパートを経て製品の紙とする。ワイヤーパートでは調製(再生)されたパルプを抄紙用の網(ワイヤー)に乗せて脱水して紙を抄き、プレスパートではワイヤーパートから出た水分を多く含んだ湿紙の水分を除去する。ドライヤーパートでは蒸気で加熱されたドライヤーに紙を通して乾燥させ、カレンダーパートではロール間に紙を通して表面の凹凸を平滑化し、コーターパートでは原紙に塗料を塗工する。
仕上工程では、スーパーカレンダーパートではコーターパートで塗工した紙面のミクロの凹凸を平滑化して光沢を出し、カッターおよびワインダーパートでは所定の製品寸法にカットし、あるいはロールに巻き取る。
ところで、古紙から再生紙を製紙する場合には以下の問題がある。紙の消費により古紙が発生するオフィス等の消費場所と古紙から紙を再生する製紙工場とは離れており、古紙の運搬にコストとエネルギーを要する。また、古紙の持ち出しにより用紙に記載された機密情報等が外部へ漏洩するおそれがある。このため、シュレッダーで用紙を細かく裁断処理することが行なわれているが、細かく裁断したシュレッダーダストは繊維が短くなり過ぎるために、再生が困難である。
特許文献1には、再生紙の製造方法として、原料古紙を離解し、ソーキング、脱墨後に、凝集性を有する酵母を添加し、酵母によりインク(染料系、顔料系)に含まれる微細な無機顔料、カーボン粒子などを凝集させ、ついでフローテーションにより凝集物を分離除去する構成が記載されている。
また、特許文献2には、古紙再生方法および装置として、文書裁断機によって裁断した古紙を離解して再生パルプとする工程と、再生パルプを貯蔵する工程と、再生パルプを噴射装置に充填して繊維シートに吹きかける工程と、繊維シートに吹きかけた再生パルプを抄紙する工程とからなる構成が記載されている。
特開平8−60570号公報 特開平10−317290号公報
上記した特許文献においては装置を小型化することが提案されている。しかしながら、古紙処理装置においては、再生パルプ部、抄紙部および脱墨部の処理操作に水が不可欠であり、水道等の給水源からの給水が途絶えると再生運転を継続できなくなる。
このため、断水が発生した場合でも装置全体を停止することなく、稼動可能な範囲で再生運転を継続させることが求められる。また、断水が発生した場合に、装置全体を緊急停止させると、運転プロセスの各工程に再生パルプを含む溶液が滞留し、運転停止状態を長時間放置すると、水が腐敗して悪臭を放つなどの問題が発生する。さらに、運転停止状態から復帰して運転を再開する際には、メンテナンス作業が必要になる。
本発明は上記した課題を解決するものであり、装置の小型化を図るとともに、断水発生時には、必要最低限の再生運転を行なった後に運転を停止し、さらにはメンテナンス動作を自動的に実行させることができる古紙処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の古紙処理装置は、古紙もしくは古紙の裁断紙片を再生原料として貯留する原料貯溜部と、再生原料を離解して再生パルプを調製する再生パルプ部と、再生パルプを抄紙して再生紙を調製する抄紙部と、再生パルプ部へ離解用水を供給する貯水手段と、貯水手段に給水する給水系と、給水系から貯水手段への通水の有無を検出する通水センサと、各部の運転を制御する制御部とを備え、制御部は、運転開始から運転停止までの再生運転の運転プロセスを逐次実行する自動運転制御機能部と、給水系から貯水手段へ給水する際に通水センサが通水を検知しないときに断水が発生したと判断し、断水発生時に非常運転動作を実行する断水時運転制御機能部を有し、断水時運転制御機能部は、非常運転動作において、再生パルプ部が離解動作途中または離解動作終了であるときに、再生パルプ部の少なくとも1回の離解動作に相応する再生運転を実行して後に運転停止することを特徴とする。
本発明の古紙処理装置において、貯水手段は再生パルプ部の1回の離解動作に必要な貯水量に相当する水位を設定水位とする水位センサを有し、自動運転制御機能部は、断水発生時に再生パルプ部の毎回の離解処理動作の終了時に水位センサで水位を検知し、水位センサが設定水位未満の水位を検知したときには、貯水手段から再生パルプ部へ離解用水を供給せずに、かつ次回の離解処理動作を行わずに運転停止し、水位センサが設定水位以上の水位を検知したときには、貯水手段から再生パルプ部へ離解用水を供給し、再生パルプ部の少なくとも1回の離解動作に相応する再生運転を実行して後に運転停止することを特徴とする。
本発明の古紙処理装置において、再生パルプを再生パルプ部から抄紙部へ移送する移送経路の途中に設けられ、移送経路の上流側から流入する再生パルプを漂白して脱墨パルプを調製する脱墨パルプ部を備え、抄紙部が脱墨パルプを抄紙して再生紙を調製することを特徴とする。
本発明の古紙処理装置において、貯水手段には、抄紙部から再生パルプを含む排水が還流し、給水系が貯水手段に補給水を給水することを特徴とする。
本発明の古紙処理装置において、貯水手段は、抄紙部から排出する再生パルプを含む排水である白水を貯水し、再生パルプ部へ離解用水として白水を供給することを特徴とする。
本発明の古紙処理装置において、制御部は、運転停止状態が設定時間経過したときに、排水動作および予め設定したメンテナンス動作を実行することを特徴とする。
以上のように本発明によれば、制御部が、給水系から貯水手段へ給水する際に通水センサが通水を検知しないときに断水が発生したと判断し、断水発生時に非常運転動作を実行し、非常運転動作において、再生パルプ部が離解動作途中または離解動作終了であるときに、抄紙部のN回(Nは1以上の整数)の抄紙動作に相応する再生運転を実行して後に運転停止することで、断水が発生した場合でも装置全体を緊急停止することなく、稼動可能な範囲で再生運転を継続させることができる。
断水が発生した場合でも装置全体を停止することなく、稼動可能な範囲で再生運転を少なくとも1回完結させることで、運転停止に続いてメンテナンス動作を実行させることができる。その結果、運転プロセスの各工程に再生パルプを含む溶液が滞留することが無くなり、水が腐敗して悪臭を放つなどの問題が発生せず、運転停止状態から復帰して運転を再開する際にメンテナンス作業が不要となる。
本発明の実施の形態における古紙処理装置を示す模式図 同古紙処理装置の要部を示すブロック図 同古紙処理装置の再生パルプ部を示す模式図 同古紙処理装置の再生パルプ部における繊維濃度調整部の作用を示す模式図 同古紙処理装置の脱墨部を示す模式図 同古紙処理装置の乾燥ローラを示す模式図 同古紙処理装置の制御部のブロック図 同古紙処理装置の制御を示すフローシート図 同制御における稼動開始条件チェックを示すフローシート図 同制御における稼動停止条件チェックを示すフローシート図 同制御における稼動準備動作を示すフローシート図 同制御における停止準備動作を示すフローシート図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1および図2において、古紙処理装置は、再生パルプ部1、脱墨パルプ部2、抄紙部3、仕上げ部4、排水処理部5を一体的に備え、古紙6から再生紙を調製(再生)するものであり、再生パルプ部1、脱墨パルプ部2、抄紙部3、仕上げ部4、排水処理部5の運転を制御する制御部7を有している。
(再生パルプ部)
再生パルプ部1は、古紙6の裁断紙片を離解して再生パルプを調製(再生)するものであり、再生原料の古紙6を定型のままに貯留する原料貯留部をなす定型用紙タンク11と、再生原料の古紙6を裁断処理して再生に適した所定の大きさに紙片化した裁断紙片を一時的に貯留する原料貯留部をなすシュレッダータンク12と、繊維量調整部13と、パルパー14と、繊維濃度調整部15を備えている。
図3に示すように、シュレッダータンク12は、上方に向けて開放した上部開口121を有し、底面122が排出口123に向けて傾斜する傾斜面をなす。排出口123には裁断紙片61を排出する排出装置124を設けており、排出装置124は種々のものがあるが、ここでは複数の羽根を回転軸の周りに放射状に配置した構造をなす。シュレッダータンク12の上方には分量測定センサ125が配置してあり、分量測定センサ125はシュレッダータンク12の内部に貯留する再生原料としての裁断紙片の分量を測定するもので、光センサ等により嵩量を測定することで裁断紙片の分量を推量する。
図示を省略するが、定型用紙タンク11にも再生原料としての定型の古紙6の分量を測定する分量測定センサが設けてある。
繊維量調整部13は、シュレッダータンク12の排出口123の下方に配置してあり、排出口123から排出する裁断紙片61を受け止める受け皿部131と、受け皿部131を支持する計量部132を備えており、計量部132は受け皿部131に投入した裁断紙片61の重量を計量し、計量に係る設定重量を変更することでパルパー14へ投入する裁断紙片61の量、すなわち繊維量を調整する。また、同様に繊維量調整部13は定型用紙タンク11から投入される定型の古紙6の重量を計量し、計量に係る設定重量を変更することでパルパー14へ投入する裁断紙片61の量、すなわち繊維量を調整する。
図4に示すように、受け皿部131は受け皿131aが水平姿勢からパルパー14へ向けて傾斜する傾斜姿勢にまで傾動するものであり、受け皿131aを傾動させるモータ等の駆動手段を有する。また、受け皿131aはパルパー14に隣接する側壁部131bが立ち姿勢の通常位置とパルパー14へ向けて傾倒する傾倒位置とにわたって開閉可能に設けてあり、側壁部131bは受け皿131aの傾動に伴って傾倒し、受け皿131aの復動に伴って立ち姿勢に復帰する。
受け皿131aには、排出装置124によって裁断紙片61を徐々に投下し、計量部132で測定する測定値が設定した値になった時点で排出装置124を停止し、受け皿131aを傾動させて裁断紙片61をパルパー14へ投入する。定型の古紙6についても同様にしてパルパー14へ投入する。
パルパー14は、上水、白水等の溶媒中において裁断紙片61を繊維、つまり再生パルプにまで離解させるものであり、裁断紙片61を投入する槽体141と、槽体141の内部で旋回する攪拌翼142と、攪拌翼142を回転駆動するモータ等の駆動手段(図示省略)を有している。槽体141には溶媒を所定温度に加温するためのヒータ143および温度センサ144が設けてあり、排水処理部5から離解用水として溶媒を供給する溶媒供給系101が連通している。
パルパー14は繊維濃度調整部15に連通し、繊維濃度調整部15には再生パルプ含有液を脱墨パルプ部2へ移送する移送系102と、排水処理部5から溶媒を濃度調整液として供給する濃度調整液供給系103が連通している。
パルパー14および繊維濃度調整部15では、再生原料の紙量に応じた量の溶媒、ここでは白水を槽体141に投入し、攪拌翼142を回転駆動して裁断紙片の繊維を離解させ再生パルプを調製(再生)し、再生パルプを含む再生パルプ含有液を繊維濃度調整部15を通して脱墨パルプ部2へ送る。
本実施の形態では、1回のバッチ処理において、パルパー14に古紙処理1回分に相当する原料として所定量の古紙6と、パルパー14の1回分の離解処理に必要な所定量の白水とを供給して離解処理し、所定濃度の再生パルプを生成する。
すなわち、バッチ処理の単位量を定め、パルパー14に投入する再生原料の1回当たりの投入量および、この投入量に対して供給する白水の1回当たりの供給量をそれぞれ所定値に定めることで、パルパー14の1回の離解動作で所定濃度の再生パルプが自動的に生成される。
上述したパルパー14のバッチ処理の単位量を定めずに離解動作を行なう場合には、所定濃度の再生パルプを生成するうえで、パルパー14に投入する再生原料の投入量に応じて白水の供給量をその都度算出する必要があり、その制御が複雑となり、そのためのセンサ、機器等の構成が複雑となる。
また、繊維濃度調整部15では、パルパー14で生成したバッチ処理1回当たりの単位量で、かつ所定濃度の再生パルプに対して所定量の白水を供給して希釈し、所定濃度の再生パルプ含有液を生成する。このように、バッチ処理1回当たりの白水の供給量を所定値に定めることで、所定濃度の再生パルプ含有液が自動的に生成される。
上述したパルパー14のバッチ処理の単位量を定めずに離解動作を行なう場合には、繊維濃度調整部15において所定濃度の再生パルプ含有液を生成するうえで、繊維濃度調整部15に投入する再生パルプの投入量に応じて白水の供給量をその都度算出する必要があり、その制御が複雑となり、そのためのセンサ、機器等の構成が複雑となる。
(脱墨パルプ部)
脱墨パルプ部2は、貯蔵タンク21と脱墨前希釈タンク22と脱墨部23とを備え、貯蔵タンク21と脱墨前希釈タンク22の間には管路、ポンプ等からなる移送系201を設け、脱墨前希釈タンク22と脱墨部23の間には管路、ポンプ等からなりバルブ202bを有する移送系202aを設け、脱墨前希釈タンク22と後述する抄紙部3のヘッドボックス31の間には管路、ポンプ等からなりバルブ202dを有する移送系202cを設けている。
貯蔵タンク21は繊維濃度調整部15から送られてきた再生パルプ含有液を貯蔵し、再生パルプ含有液を脱墨前希釈タンク22へ供給する。脱墨前希釈タンク22は再生パルプ含有液を脱墨に適した繊維濃度、ここでは1重量%程度にまで希釈するものであり、排水処理部5から溶媒を希釈用水として供給する希釈水供給系104が連通している。
バルブ202b、202dの切替操作により、脱墨前希釈タンク22の再生パルプ含有液は移送系202aを通って脱墨部23へ流れる場合と、移送系202cを通って直接にヘッドボックス31へ流れる場合とを切り替えることが可能である。
脱墨部23は、フローテータと呼ばれ、インク、トナー等の異物を繊維から分離するものであり、本実施の形態では図5に示す構成を有する。脱墨部23は前槽231と後槽232を有しており、越流堰を形成する仕切り壁233の上端側の開口において前槽231と後槽232とが連通している。前槽231と後槽232にはそれぞれヒーター234、235を配置し、前槽231には微細気泡の噴出口236および攪拌翼237を配置しており、後槽232には温度センサ238を配置している。
前槽231では、界面活性剤が存在する下で、インク、トナー等の異物の粒子を含む再生パルプ含有液を攪拌翼237で攪拌しつつ、再生パルプ含有液中に噴出口236から細かい気泡を吹き込み、疎水性の異物の粒子を界面活性剤の気泡表面に付着させて浮上分離し、親水性の繊維を仕切り壁233の上端側の開口から後槽232へ移送することで脱墨する。この際にヒーター234、235で再生パルプ含有液を所定温度に加熱し、温度センサ238で温度制御を行う。
(抄紙部)
抄紙部3は、脱墨前希釈タンク22の再生パルプ含有液が移送系202aを通って脱墨部23へ流れる場合には、脱墨部23から流入する脱墨パルプを抄紙して再生紙を調製(再生)し、脱墨前希釈タンク22の再生パルプ含有液が移送系202cを通って直接にヘッドボックス31へ流れる場合には再生パルプを抄紙して再生紙を調製(再生)するものであり、図1に示すように、ヘッドボックス31、ワイヤー部32、脱水部33、プレス部34、ドライヤー部35からなる。
ワイヤー部32は両側のローラ321、322の間に掛け渡して展張したメッシュベルト323を有し、メッシュベルト323が無端軌道を形成している。メッシュベルト323にはヘッドボックス31から脱墨パルプを含む脱墨パルプ含有液を均一に噴出させ、水切りして繊維の層を形成する。
脱水部33は、複数のローラ331の間に掛け渡したフェルトからなる上下一対の吸水ベルト332からなり、抄いた紙333をメッシュベルト323から吸水ベルト332に転移させ、上下の吸水ベルト332の間に挟んで吸水して脱水する。吸水ベルト332は走行軌道上に設けた上下一対の脱水ローラ334の間において脱水する。
プレス部34は、抄いた紙333を吸水ベルト332の間に挟み、上下一対の脱水ローラ341を通して圧搾、脱水する。
ドライヤー部35は、複数のローラ351の間に掛け渡した上下一対の布製の搬送ベルト352の間に抄いた紙333を挟み、複数の乾燥ローラ353に圧接させて抄いた紙333を乾燥させるものであり、搬送ベルト352は布の他、ゴムや樹脂などの材料を用いてもよい。
図6に示すように、ドライヤー部35は、内部にヒーターを備えた乾燥ローラ353の周囲に搬送ベルト352を配置し、乾燥ローラ353の表面の温度を測定する温度センサ354を有している。
(仕上げ部)
仕上げ部4はカレンダー部41とカット部42を有しており、カレンダー部41は抄いた紙333を複数のプレスローラ411の間に通し、紙の平坦度を上げ、カット部42で所定のシートサイズにカットして再生紙100が完成する。
(排水処理部)
排水処理部5は、白水タンク51、排水処理部52の各槽体を有し、白水タンク51は抄紙排水系105を通してワイヤー部32から還流する再生パルプを含む排水を貯留し、再度各工程へ供給する。排水処理部52は脱墨排水系106を通して脱墨部23から流入する脱墨廃液を処理するものであり、フィルターに通して繊維、インク、トナーを除去し、薬剤の添加により中性化して公共下水等へ排水可能な水質にまで処理する。白水タンク51には補給水として上水を供給する補給水供給系107が連通している。
図2に示すように、白水タンク51には水位センサ51aおよび上限水位センサ51bが設けてあり、水位センサ51aは白水タンク51に設定した設定水位を検知するものであり、設定水位はパルパー14の1回の離解動作に必要な貯水量に相当する。
補給水供給系107には手動バルブ107a、通水センサとしての水量センサ107b、自動開閉バルブ107cが設けてある。また、溶媒供給系101、移送系102、濃度調整液供給系103、希釈水供給系104、移送系201、202a、202cにはそれぞれポンプ101a、102a、104a、201a、202eおよびバルブ101b、103a、104b、202b、202dを設け、溶媒供給系101には水量センサ101cを設けている。
(制御部)
図7に示すように、制御部7は、CPU71に設定する機能回路として、以下の機能部を有している。つまり、再生パルプ部1の運転を制御する再生パルプ部制御機能部711と、脱墨パルプ部2の運転を制御する脱墨パルプ部制御機能部712と、抄紙部3の運転を制御する抄紙部制御機能部713と、仕上げ部4の運転を制御する仕上げ部制御機能部714と、排水処理部5の運転を制御する排水処理部制御機能部715と、稼動開始から稼動停止までの運転プロセスを逐次実行する自動運転制御機能部716と、分量測定センサ125から入力する裁断紙片の有無信号に応じて自動運転制御機能部716へ稼動開始の許可指示または不許可指示を入力する運転ロック制御機能部717と、調製(再生)する再生紙の目標枚数を設定する目標枚数設定機能部718と、調製(再生)した再生紙の枚数を数えるカウンター機能部719と、再生パルプ部1と脱墨パルプ部2と抄紙部3において運転終了時に所定の排水動作を行なう排水動作制御機能部720と、所定の洗浄動作を行なう洗浄動作制御機能部721と、分量測定センサ125で測定した原料の分量から再生可能な最大可能枚数内で、再生運転終了までに再生可能な再生予想枚数を算定する再生予想枚数算定機能部722と、運転開始予定時刻と運転終了予定時刻の少なくとも何れか一方の予定時刻を任意に設定する機能および運転時間を任意に設定する機能の少なくとも一つを有する時間設定機能部723と、再生運転の運転時間を積算する運転時間積算機能部724と、カウンター機能部719で積算する再生完了枚数が目標枚数設定機能部718で設定する再生目標枚数に達した時に再生運転を停止するか、運転時間積算機能部724で積算した運転時間が時間設定機能部723で設定する運転時間に達した時に再生運転を停止するかを選択設定する運転停止選択機能部725と、再生目標枚数の再生運転終了までに要する再生予想時間を算定する再生予想時間算定機能部726、再生運転終了後に省電力モードとオートパワーオフモードの何れを実行するか選択設定するパワーモード選択機能部727と、再生運転を停止している間の運転停止時間を測定する運転停止時間測定機能部728と、運転停止原因を判定する運転停止原因判定機能部729と、分量測定センサ125で測定した原料の分量を再生するのに必要な再生予想時間を算定し、時間設定機能部で設定した運転時間が再生予想時間を超えるときには後述する警告手段に警告を発する再生予想時間算定機能部730と、補給水系107から白水タンク51へ給水する際に水量センサ107bが通水を検知しないときに断水が発生したと判断し、断水発生時に非常運転動作を実行する断水時運転制御機能部731を有している。
また、制御部7は、自動運転制御機能部716へ稼動開始と稼動停止の少なくとも何れか一方のタイミングを指示信号として入力するタイミング入力部73と、警告手段を兼ねる液晶パネル等の表示部74と、ユーザが再生運転を中断指示する運転中断指示手段75を備えている。警告手段は表示部74の画像表示領域を区分するものであっても良く、表示部74と別途に設けることも可能であり、警報音、音声等によるものであっても良い。
タイミング入力部73は本実施の形態では制御部7の内部に配設する内部時計からなり、内部時計が予定時刻に達したときに指示信号を自動運転制御機能部716へ入力するものである。しかしながら、タイミング入力部73は制御部7の外部に配設する外部時計が予定時刻に達したときに発する指示信号または外部機器から発する指示信号を入力するための入力ポートとすることも可能である。
制御部7は、再生パルプ部1と脱墨パルプ部2と抄紙部3と仕上げ部4と排水処理部5における上述した運転を、それぞれ再生パルプ部制御機能部711、脱墨パルプ部制御機能部712、抄紙部制御機能部713、仕上げ部制御機能部714、排水処理部制御機能部715で制御する。
(運転制御)
ユーザは表示部74に設けるタッチパネル等の各種のスイッチを操作することにより、運転開始予定時刻と運転終了予定時刻の少なくとも何れか一方の予定時刻、あるいは運転を連続的に継続する運転時間を、制御部7の時間設定機能部723に設定する。
制御部7の再生予想枚数算定機能部722は、分量測定センサ125で測定した再生原料の分量から再生可能な最大可能枚数を算定するとともに、最大可能枚数内で、かつ再生運転終了までに再生可能な再生予想枚数を算定し、算定した再生予想枚数を表示部74に表示する。
再生予想時間算定機能部730は、分量測定センサ125で測定した原料の分量を再生するのに必要な再生予想時間、すなわち再生予想枚数算定機能部722で算定した最大可能枚数を再生するのに必要な再生予想時間を算定するとともに、時間設定機能部で設定した運転時間が再生予想時間を超えるときには警告手段を兼ねる表示部74に警告を発する。
ユーザは表示部74に設けるタッチパネル等の各種のスイッチを操作することにより、再生予想枚数内で所望の再生紙の数を再生目標枚数として目標枚数設定機能部718に設定する。再生予想時間算定機能部726は、再生目標枚数の再生紙を再生する再生運転終了までに要する再生予想時間を算定し、再生予想時間を表示部74に表示する。再生目標枚数が再生予想枚数の全数である場合には再生目標枚数の設定を省略することが可能であり、再生予想時間算定機能部726は、再生予想枚数の全数を再生する再生運転終了までに要する再生予想時間を算定し、再生予想時間を表示部74に表示する。
通常、再生運転は運転時間を基準に終了するが、ユーザは表示部74に設けるタッチパネル等の各種のスイッチを操作することにより、運転停止選択機能部725に再生目標枚数と運転時間の何れを基準として再生運転を停止するかを選択設定することができる。再生目標枚数を基準に設定すると、時間設定機能部723で設定する限定的時間に拘束されることなく、カウンター機能部719で積算する再生完了枚数が目標枚数設定機能部718で設定する再生目標枚数に達するまで再生運転を行う。運転時間を基準に設定すると、カウンター機能部719で積算する再生完了枚数が目標枚数設定機能部718で設定する再生目標枚数に達していなくとも、運転時間積算機能部724で積算した運転時間が時間設定機能部723で設定する限定的時間に達した時に再生運転を停止する。
さらに、ユーザは表示部74に設けるタッチパネル等の各種のスイッチを操作することにより、パワーモード選択機能部727に省電力モードとオートパワーオフモードの何れか一方を選択設定する。省電力モードでは再生運転終了後に必要最小限の電力で古紙処理装置を待機状態とし、オートパワーオフモードでは再生運転終了後に古紙処理装置を完全に停止する。
制御部7による自動運転の開始から停止までの制御は、図8に示すフローシートに沿って行う。つまり、停止状態900から稼動開始条件チェック910、稼動準備動作920、再生紙作製930、稼動停止条件チェック940、停止準備動作950の各工程を経て装置停止960となる。
この自動運転における再生運転では、再生パルプ含有液の基本的な単位量毎にバッチ処理を行なう。そして、離解処理後にパルパー14の内部に生じる所定量の再生パルプ含有液を単位量として、以後の後工程においてバッチ処理する。
稼動開始条件チェック910では、図9に示すように、稼動開始信号の有無の判断911を行う。稼動開始信号は、タイミング入力部73から自動運転制御機能部716へ入力する指示信号であり、本実施の形態では時間設定機能部723で設定する予定時刻に内部時計が達したときに入力する指示信号である。
稼動準備動作920では、図11に示すように、タンクへの注水921を行なう。通常運転においては、白水タンク51の水位制御は上限水位センサ51bにより水位を検知して行なう。
そして、イニシャル動作時にポンプや配管などの残水を清水で洗浄排出することで、品質の低下を抑える。残りの部位へは必要に応じて所定のタイミングで注水を行なう。つまり、パルパー14および脱墨前希釈タンク22へ必要量の注水を行う。
次に、各ヒータ143、234、235に通電して加熱操作922を行なう。
次に、各温度センサ144、238により測定するパルパー14および脱墨部23の水温および、温度センサ354で測定する乾燥ローラ353の表面温度が設定温度に達したか否かの判断923を行なう。
再生紙作製930では、再生パルプ部制御機能部711、脱墨パルプ部制御機能部712、抄紙部制御機能部713、仕上げ部制御機能部714、排水処理部制御機能部715で、それぞれ再生パルプ部1と脱墨パルプ部2と抄紙部3と仕上げ部4と排水処理部5を制御して上述した運転を行う。
再生紙作製930の途中で、制御部7の再生予想枚数算定機能部722は、カウンター機能部719で積算した再生完了枚数と、運転時間積算機能部724で積算した運転時間から算出する残り時間とから再生運転終了までに再生可能な再生予想枚数の総数を再算定し、表示部74に再算定の再生予想枚数を表示する。
また、ユーザが時間設定機能部723で時間を設定変更した場合に、制御部の再生予想枚数算定機能部722は、カウンター機能部719で積算した再生完了枚数と、運転時間積算機能部724で積算した運転時間から算出する設定変更後の残り時間とから再生運転終了までに再生可能な再生予想枚数の総数を再算定し、表示部74に再算定の再生予想枚数を表示する。
(非常運転制御)
制御部7の断水時運転制御機能部731は、補給水系107から白水タンク51へ給水する際に水量センサ107bが通水を検知しないときに断水が発生したと判断し、断水発生時に非常運転動作を実行する。
この断水発生時の非常運転動作では、再生パルプ部1が離解動作途中または離解動作終了であるときに、再生パルプ部1のパルパー14の少なくとも1回の離解動作に相応する再生運転を実行して後に運転停止する。なお、1回分の離解処理に必要な白水が供給済みであれば、離解処理開始前であっても離解動作途中とみなす。
また、断水時運転制御機能部731は断水発生時の非常運転動作において、再生パルプ部の毎回の離解処理動作の終了時に水位センサ51aで白水タンク51の水位を検知する。そして、白水タンク51の水位がパルパー14の1回の離解動作に必要な貯水量に相当する設定水位にあらず、白水タンク51の水位センサ51aが設定水位未満の水位を検知したときには、非常運転動作として白水タンク51から溶媒供給系107を通して再生パルプ部1のパルパー14へ溶媒(離解用水)を供給せずに、かつ次回の離解処理動作を行わずに運転停止する。また、水位センサ51aが設定水位以上の水位を検知したときには、非常運転動作として白水タンク51から溶媒供給系107を通して再生パルプ部1のパルパー14へ溶媒(離解用水)として白水を水量センサ101cにより計量しながら供給し、パルパー14の少なくとも1回の離解動作に相応する再生運転を実行した後に運転停止する。
本実施の形態では、水量センサ107bにより断水を検知しているが、水位センサ51aが所定時間にわたって設定水位以上の水位を検知しない場合に断水が発生したものと判断してもよい。
また、制御部7は、運転停止時間測定機能部728で再生運転を停止している間の運転停止時間を測定し、運転停止原因判定機能部729で判定する運転停止原因および運転停止時間に応じて予め設定したメンテナンス動作を実行する。
例えば、断水時に再生運転を中断する場合に、制御部7の運転停止原因判定機能部729は断水が運転停止原因であると判定し、かつ運転停止時間が所定時間内であるときには、予めメンテナンス動作として設定した抄紙部3の洗浄動作を実行する。
運転停止原因判定機能部729が断水を運転停止原因と判定し、かつ運転停止時間が所定時間を超えるときには、排水動作と予めメンテナンス動作として設定した洗浄動作を実行する。
また、ユーザが運転中断指示手段75により再生運転を中断指示する場合に、制御部7の運転停止原因判定機能部729は運転中断指示が運転停止原因であると判定し、かつ運転停止時間が所定時間内であるときには、予めメンテナンス動作として設定した抄紙部3の洗浄動作を実行する。
運転停止原因判定機能部729が運転中断指示を運転停止原因と判定し、かつ運転停止時間が所定時間を超えるときには、再生運転途上の再生紙を廃棄する廃棄動作と排水動作と予めメンテナンス動作として設定した洗浄動作を実行する。
また、停電が発生した場合に、制御部7の運転停止原因判定機能部729は停電が運転停止原因と判定し、かつ運転停止時間が所定時間内であるときに、停電復旧動作を実行した後に、予めメンテナンス動作として設定した抄紙部3の洗浄動作を実行し、運転停止原因判定機能部729が停電を運転停止原因と判定し、かつ運転停止時間が所定時間を超えるときに、停電復旧動作を実行した後に、再生運転途上の再生紙を廃棄する廃棄動作と排水動作と予めメンテナンス動作として設定した洗浄動作を実行する。
運転停止時間に対するメンテナンス動作の内容はユーザが任意に設定変更できるようにすることも可能であり、運転停止時間の基準値をユーザが任意に設定変更できるようにすることも可能である。緊急停止時には全ての動作を停止する。
稼動停止条件チェック940では、図10に示すように、終了時刻に達したか否かの判断941を行なう。この終了時刻は、タイミング入力部73から自動運転制御機能部716へ入力する指示信号で指示するものであり、本実施の形態では内部時計が予定時刻に達したときに、稼動開始から予定した運転時間が経過したときに入力する指示信号であり、終了時刻である場合は停止準備動作へ移る。
終了時刻でない場合は、設定分の処理が完了したか否かの判断942を行なう。制御部7は、抄紙部3の駆動回数等を数えることにより、あるいは仕上げ部4に設けるセンサ(図示省略)によって完成した再生紙を検知することにより、調製(再生)した再生紙の目標枚数をカウンター機能部719においてカウントし、カウンター機能部719のカウント値がユーザが目標枚数設定機能部718に設定した目標枚数になったときに運転を停止する。よって、過剰な運転を抑制し、ユーザが必要とする最小限の稼動だけを実現する。設定分の処理が完了した場合は停止準備動作へ移る。
停止準備動作950では、図12に示すように、各ヒータ143、234、235への通電を停止951する操作を行い、温度センサ354で測定する乾燥ローラ353の表面温度が設定温度以下になったか否かの判断952を行い、繊維と水の処理953を行う。
繊維と水の処理953では、排水動作制御機能部720により運転制御し、抄紙部3に残った繊維は最終位置まで送って再利用し、他の繊維は廃棄のための処理を行い、排水動作として水は異物を取り除いて薬剤で中性に戻して排出する。
次に、駆動の停止954を行い、メンテナンス動作として行なう各部の清掃955では、洗浄動作制御機能部721により運転制御し、槽内やベルトに付着している繊維を水で自動的に洗い流す洗浄動作を行ない、さらに防腐剤を含む洗浄水で洗浄動作を行なう。防腐剤を含む洗浄水による洗浄動作はユーザが任意に設定するようにすることも可能である。次に、発生したゴミの処理956では、繊維、インクともに水分を除去して固形化させる。
1 再生パルプ部
2 脱墨パルプ部
3 抄紙部
4 仕上げ部
5 排水処理部
6 古紙
7 制御部
11 定型用紙タンク
12 シュレッダータンク
13 繊維量調整部
14 パルパー
15 繊維濃度調整部
21 貯蔵タンク
22 脱墨前希釈タンク
23 脱墨部
31 ヘッドボックス
32 ワイヤー部
33 脱水部
34 プレス部
35 ドライヤー部
41 カレンダー部
42 カット部
51 白水タンク
51a 上限水位センサ
51b 上限水位センサ
52 排水処理部
61 裁断紙片
71 CPU
73 タイミング入力部
74 表示部
75 運転中断指示手段
100 再生紙
101 溶媒供給系
101a、102a、104a、201a、202e ポンプ
101b、103a、104b、202b、202d バルブ
101c 水量センサ
102 移送系
103 濃度調整液供給系
104 希釈水供給系
105 抄紙排水系
106 脱墨排水系
107 補給水供給系
107a 手動バルブ
107b 水量センサ
107c 自動開閉バルブ
121 上部開口
122 底面
123 排出口
124 排出装置
125 分量測定センサ
131 受け皿部
132 計量部
131a 受け皿
131b 側壁部
141 槽体
142 攪拌翼
143 ヒータ
144 温度センサ
201、202a、202c 移送系
231 前槽
232 後槽
233 仕切り壁
234、235 ヒーター
236 噴出口
237 攪拌翼
238 温度センサ
321、322 ローラ
323 メッシュベルト
331 ローラ
332 吸水ベルト
333 抄いた紙
334 脱水ローラ
341 ローラ
351 ローラ
352 搬送ベルト
353 乾燥ローラ
354 温度センサ
411 プレスローラ
711 再生パルプ部制御機能部
712 脱墨パルプ部制御機能部
713 抄紙部制御機能部
714 仕上げ部制御機能部
715 排水処理部制御機能部
716 自動運転制御機能部
717 運転ロック制御機能部
718 目標枚数設定機能部
719 カウンター機能部
720 排水動作制御機能部
721 洗浄動作制御機能部
722 再生予想枚数算定機能部
723 時間設定機能部
724 運転時間積算機能部
725 運転停止選択機能部
726 再生予想時間算定機能部
727 パワーモード選択機能部
728 運転停止時間測定機能部
729 運転停止原因判定機能部
730 再生予想時間算定機能部
731 断水時運転制御機能部

Claims (6)

  1. 古紙もしくは古紙の裁断紙片を再生原料として貯留する原料貯溜部と、再生原料を離解して再生パルプを調製する再生パルプ部と、再生パルプを抄紙して再生紙を調製する抄紙部と、再生パルプ部へ離解用水を供給する貯水手段と、貯水手段に給水する給水系と、給水系から貯水手段への通水の有無を検出する通水センサと、各部の運転を制御する制御部とを備え、
    制御部は、運転開始から運転停止までの再生運転の運転プロセスを逐次実行する自動運転制御機能部と、給水系から貯水手段へ給水する際に通水センサが通水を検知しないときに断水が発生したと判断し、断水発生時に非常運転動作を実行する断水時運転制御機能部を有し、断水時運転制御機能部は、非常運転動作において、再生パルプ部が離解動作途中または離解動作終了であるときに、再生パルプ部の少なくとも1回の離解動作に相応する再生運転を実行した後に運転停止することを特徴とする古紙処理装置。
  2. 貯水手段は再生パルプ部の1回の離解動作に必要な貯水量に相当する水位を設定水位とする水位センサを有し、断水時運転制御機能部は、断水発生時に再生パルプ部の毎回の離解処理動作の終了時に水位センサで水位を検知し、水位センサが設定水位未満の水位を検知したときには、貯水手段から再生パルプ部へ離解用水を供給せずに、かつ次回の離解処理動作を行わずに運転停止し、水位センサが設定水位以上の水位を検知したときには、貯水手段から再生パルプ部へ離解用水を供給し、再生パルプ部の少なくとも1回の離解動作に相応する再生運転を実行して後に運転停止することを特徴とする請求項1に記載の古紙処理装置。
  3. 再生パルプを再生パルプ部から抄紙部へ移送する移送経路の途中に設けられ、移送経路の上流側から流入する再生パルプを漂白して脱墨パルプを調製する脱墨パルプ部を備え、抄紙部が脱墨パルプを抄紙して再生紙を調製することを特徴とする請求項1または2に記載の古紙処理装置。
  4. 貯水手段には、抄紙部から再生パルプを含む排水が還流し、給水系が貯水手段に補給水を給水することを特徴とする請求項3に記載の古紙処理装置。
  5. 貯水手段は、抄紙部から排出する再生パルプを含む排水である白水を貯水し、再生パルプ部へ離解用水として白水を供給することを特徴とする請求項4に記載の古紙処理装置。
  6. 制御部は、運転停止状態が設定時間経過したときに、排水動作および予め設定したメンテナンス動作を実行することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の古紙処理装置。
JP2009296572A 2009-12-28 2009-12-28 古紙処理装置 Expired - Fee Related JP5500979B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009296572A JP5500979B2 (ja) 2009-12-28 2009-12-28 古紙処理装置
DE201011005025 DE112010005025T5 (de) 2009-12-28 2010-12-10 Altpapierverarbeitungsvorrichtung
PCT/JP2010/072196 WO2011081006A1 (ja) 2009-12-28 2010-12-10 古紙処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009296572A JP5500979B2 (ja) 2009-12-28 2009-12-28 古紙処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011137251A JP2011137251A (ja) 2011-07-14
JP5500979B2 true JP5500979B2 (ja) 2014-05-21

Family

ID=44226422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009296572A Expired - Fee Related JP5500979B2 (ja) 2009-12-28 2009-12-28 古紙処理装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5500979B2 (ja)
DE (1) DE112010005025T5 (ja)
WO (1) WO2011081006A1 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3003284B2 (ja) * 1991-07-02 2000-01-24 横河電機株式会社 パルプ濃度制御装置
JP3105593B2 (ja) * 1991-10-18 2000-11-06 東海パルプ株式会社 パルパー制御装置
JPH0860570A (ja) 1994-08-29 1996-03-05 Toshimichi Kk 紙再生装置
JPH10317290A (ja) 1997-05-19 1998-12-02 Eizaburo Yokozuka 古紙再生方法及び装置
JP2006009179A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Daio Paper Corp ベール古紙の解梱供給方法及びその装置
JP4682755B2 (ja) * 2005-02-14 2011-05-11 株式会社安川電機 パルパー制御装置
JP5253004B2 (ja) * 2008-06-16 2013-07-31 デュプロ精工株式会社 古紙処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011081006A1 (ja) 2011-07-07
DE112010005025T5 (de) 2012-10-04
JP2011137251A (ja) 2011-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5511341B2 (ja) 古紙処理装置
JP5590900B2 (ja) 古紙処理装置
JP5354968B2 (ja) 古紙処理装置
JP5354967B2 (ja) 古紙処理装置
JP5586127B2 (ja) 古紙処理装置
WO2011074487A1 (ja) 古紙処理装置
JP5578857B2 (ja) 古紙処理装置
JP5846839B2 (ja) 抄紙装置
JP5253004B2 (ja) 古紙処理装置
WO2011021528A1 (ja) 古紙再生処理装置
JP5253005B2 (ja) 古紙処理装置
JP5832157B2 (ja) 古紙再生処理装置
JP5500979B2 (ja) 古紙処理装置
JP5724076B2 (ja) 脱墨処理装置及び古紙再生処理装置
JP5407073B2 (ja) 古紙再生処理装置及び古紙再生処理方法
JP5724078B2 (ja) 古紙再生処理装置
JP5407071B2 (ja) 古紙再生処理装置及び古紙再生処理方法
JP5526328B2 (ja) 再生パルプ製造装置および古紙再生処理装置
JP5484122B2 (ja) 古紙処理装置
JP2013204167A (ja) 古紙の離解処理装置、古紙再生処理装置及び古紙の離解処理方法
JP2013204166A (ja) 脱墨装置、古紙再生処理装置及び脱墨方法
JP2012082553A (ja) 古紙再生処理装置
JP2014015707A (ja) 古紙処理装置
JP5648156B2 (ja) 再生パルプ製造装置および古紙再生処理装置
JP2020153040A (ja) 古紙処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5500979

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees