JP5584983B2 - 化粧板製造方法及びその方法により得られた化粧板 - Google Patents
化粧板製造方法及びその方法により得られた化粧板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5584983B2 JP5584983B2 JP2009055783A JP2009055783A JP5584983B2 JP 5584983 B2 JP5584983 B2 JP 5584983B2 JP 2009055783 A JP2009055783 A JP 2009055783A JP 2009055783 A JP2009055783 A JP 2009055783A JP 5584983 B2 JP5584983 B2 JP 5584983B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- adhesive
- acrylate
- resin
- decorative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Finished Plywoods (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
そこで、生産効率を向上するために、接着剤を介して鏡面の化粧シートと基材を貼り合せて塗装品と同等の鏡面性を得る製造方法が行われている。この方法により化粧板を製造する場合には、接着剤として反応型ホットメルト接着剤が用いられている。この反応型ホットメルト接着剤は、常温では固体であり、加熱して融解させた状態で基材又はシートに塗布し、基材と化粧シートとを貼り合せる。
上記反応型ホットメルト接着剤の代表例であるウレタン系反応型ホットメルト(以下、「PUR」という。)は、成分の中に水分と反応する官能基(イソシアネート基)を含んでおり、冷却硬化後、基板や化粧シートに付着している水分やそれらを通して与えられる水分と反応する。反応後は、加熱をしても溶融せず、高い接着強度を有するという特徴がある。
しかしながら、PURよりなる接着剤を軟化温度以上になるように加熱するためラミネートロールの前段に加熱ロールを設け、後段に冷却ロールを設けるものであり、ラミネート時の圧着時間制御についての考慮がなされていなかった。
さらに、これらの方法では、化粧板の表面がゆらぐような(ゆず肌)外観変化を起こすことがあり、化粧板の鏡面性が損なわれる場合があった。
すなわち、本発明は、
(1)接着剤を介して化粧シートと基材とを押圧手段としてプレスロールを用いて圧着して貼り合せる工程を含む化粧板製造方法であって、該接着剤を介して該化粧シートと該基材とを圧着する積算時間S(秒)を圧着時温度及び圧着時歪における接着剤の緩和時間τ0(秒)よりも長くすることを特徴とする化粧板製造方法。
[緩和時間τ0(秒)の測定条件:パラレルプレート型レオメータを用いる動的試験により、測定温度:60℃、70℃及び80℃、周波数測定範囲:0.01〜100Hz、動歪ε:10%及び30% にて動的粘弾性(周波数依存性)を測定して下記式(1)から緩和時間τ0を求めた。下記式(1)中、G”(ω)ω=(1/τ)はω=(1/τ)のときの損失弾性率G”(ω)である。
H(τ)0=(2/π)G”(ω)ω=(1/τ) ・・・(1)]
(2)前記接着剤が、反応型ホットメルト接着剤であることを特徴とする上記(1)に記載の化粧板製造方法、
(3)前記押圧手段表面の温度が一定に制御されることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の化粧板製造方法、
(4)前記積算時間Sが0.06〜0.18秒である上記(1)〜(3)のいずれかに記載の化粧板製造方法、及び
(5)上記(1)〜(4)のいずれかに記載の方法で製造したことを特徴とする化粧板
を提供するものである。
但し、緩和時間τ0(秒)は、パラレルプレート型レオメータを用いる動的試験により、測定温度:60℃、70℃及び80℃、周波数測定範囲:0.01〜100Hz、動歪ε:10%及び30% にて動的粘弾性(周波数依存性)を測定して下記式(1)から求める。下記式(1)中、G”(ω)ω=(1/τ)はω=(1/τ)のときの損失弾性率G”(ω)である。
H(τ)0=(2/π)G”(ω)ω=(1/τ) ・・・(1)
図1に示すように、本発明の製造方法10の圧着工程において、工程ライン上流から搬送ロール11により基材60が搬送され、押圧手段(ここでは、プレスロール16)に導かれる。また、化粧シート供給ロール12から供給される化粧シート40は、接着剤供給装置13の接着剤コーティングヘッド13aから供給される接着剤をバックアップロール14上で塗布されて、保温装置15により接着剤を所定の温度に保温されてプレスロール16に供給される。塗布された接着剤を介して、化粧シート40と基材60とが、プレスロールA16a、プレスロールB16b、プレスロールC16cを通過して圧着され貼り合わされる。このとき、接着剤を介して化粧シート40と基材60とをプレスロールA16a、プレスロールB16b、プレスロールC16cにより圧着する積算時間S(秒)が、圧着時温度及び圧着時歪における接着剤の緩和時間τ0(秒)よりも長くすることにより、鏡面性に優れた化粧板30が得られることになる。
本発明の化粧板製造方法においては、プレスロール16は、1つのプレスロールにより構成されていても良いが、2以上のプレスロールから構成されることが好ましく、例えば、2〜10のプレスロールが好ましく用いられる。プレスロール16の内、最初に圧着するプレスロールA16aはゴムロールが好ましく、例えば、シリコーンゴムロールが好ましく用いられる。また、2番目以降に圧着するプレスロールには金属ロールを用いても良い。が好ましく用いられる。
本発明においては、押圧手段表面の温度が一定に制御されることが好ましく、この観点からも押圧手段近辺に保温装置15が設置されていることが好ましい。
ここで、αは10以下が好ましく、5以下がより好ましく、1以下が特に好ましい。
また、プレスロールA16aに圧着される前の厚さが例えば100μmであり、圧着時90μmに圧縮された場合、接着剤層50の圧着時歪(%)は、{(100−90)/100}×100=10%となる。
本発明においては、接着剤層50の表面温度が、接着剤層50の温度であると見做す。
このように、押圧手段が、プレスロール16の場合、構成する全てのロール表面が同一温度で保温されていることが好ましく、いずれも(t±10)℃以内に保温されていることが好ましく、(t±5)℃以内に保温されていることがより好ましく、(t±1)℃以内に保温されていることが特に好ましい。
また、押圧手段であるプレスロールが複数のロールで構成されている場合は、個々のロールでの圧着時間を総計して、プレスロール全体での積算時間Sとして算出する。
個々のロールでの圧着時間(秒)は、{(ロールのニップ巾(m))/(工程のライン速度(m/min))}×60(秒)により算出される。
ここで、ニップ巾とは、一般に印刷機における二本のロールに圧力をかけることによりできる接触幅のことをいう。
まず、図4に示すパラレルプレート型レオメータ20を用いる動的試験により、動的粘弾性(周波数依存性)を測定する。測定条件は、測定温度:60℃、70℃及び80℃、周波数測定範囲:0.01〜100Hz、動歪ε:10%及び30%である。この動的粘弾性(周波数依存性)測定から緩和スペクトルH(τ)を求め、上記式(1)で示すようにω=(1/τ)におけるH(τ)0のときのτを緩和時間τ0として求める。より具体的には緩和スペクトルH(τ)のピーク時のτを緩和時間τ0として求める。但し、緩和スペクトルH(τ)のピークが複数あるときは、緩和時間が長い方のピークにおける緩和時間を緩和時間τ0として求める。
なお、上記式(1)は非特許文献1の第65頁に記載されている式(9)を用いた。
図7に示すように、本発明の製造方法で得られる化粧板30は、化粧シート40と基材60とを反応型ホットメルト接着剤等(例えば、PUR接着剤)からなる接着剤層50を介して積層してなる。
PUR接着剤で使用可能なポリオール成分としては、例えば、ポリエステルジオール等のポリエステルポリオール、ポリエーテルジオール等のポリエーテルポリオール、又はこれらの混合物若しくは共重合物等が挙げられる。更に、アクリルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリオレフィンポリオール、ひまし油ポリオール、多価アルコール等、又はこれらの混合物若しくは共重合物が挙げられる。
また、ポリイソシアネート成分としては、特に限定されるものではないが、例えば、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート(TDI)、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネートやヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンイソシアネート等の脂肪族あるいは脂環族ジイソシアネート等が挙げられる。これらの中で、加熱時の蒸気圧が低いジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)を用いることが好ましい。
本実施形態で使用されるPUR接着剤としては、100〜130℃で溶融し、粘度が1000〜30000mPa・sのものが好ましく、その中でも特に初期接着力に優れることからポリエステルポリオールベースのPUR接着剤が好適である。特に、かかるPUR接着剤は、ポリエステルポリオールにポリエーテルポリオールやその他のポリオール、例えばアクリルポリオールを併用して得られるものが好適である。
なお、ポリウレタン反応性ホットメルトは市販されているものも利用することができ、例えばDIC(株)製、タイホースFH−100が挙げられる。
PUR接着剤の塗布量は、例えば、接着剤層50の厚さとして50〜150μmである。
基材60の厚さは、特に制限はないが、製造上の制限、及び重量の観点から、1〜50mmが好ましく、2.5〜30mmがより好ましく、4〜30mmがさらに好ましい。
このような高密度木質系繊維板としては、HDF(高密度繊維板)、ハードボード等が好ましく挙げられる。
低密度木質系繊維板は、JIS A5905−2003に規定される繊維板のうち、密度0.35g/m2未満の木質系繊維板のことをいう。このような低密度木質系繊維板としては、インシュレーションボード、タタミボード、シージングボード等が挙げられる。
化粧シート40の厚さは35〜400μmであることが好ましい。
本発明に係る化粧シート40において所望により積層される絵柄印刷層42は、意匠効果を奏するために設けられ、着色樹脂層41により意匠効果を十分奏する場合は設けなくても良い。
上記絵柄印刷層42は、模様や文字等とパターン状の絵柄を表現する層である。絵柄印刷層42の絵柄は任意であるが、例えば、木目、石目、布目、砂目、幾何学模様、文字等からなる絵柄である。絵柄印刷層42は、通常は、印刷インキでグラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、転写シートからの転写印刷、昇華転写印刷、インキジェット印刷等公知の印刷法により形成する。
着色樹脂層41の厚さは35〜200μmであることが好ましく、絵柄印刷層42の厚さは、絵柄模様に応じて適宜選択すれば良い。
上記インキ又は塗料に用いる着色剤としては、チタン白、亜鉛華、弁柄、朱、群青、コバルトブルー、チタン黄、黄鉛、カーボンブラック等の無機顔料、イソインドリノンイエロー、ハンザイエローA、キナクリドンレッド、パーマネントレッド4R、フタロシアニンブルー、インダスレンブルーRS、アニリンブラック等の有機顔料(あるいは染料も含む)、アルミニウム、真鍮、等の金属粉末からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の箔粉からなる真珠光沢(パール)顔料、蛍光顔料等を、1種又は2種以上混合して用いる。
上述の着色樹脂層41又は絵柄印刷層42は、金属薄膜層等でも良い。金属薄膜層の形成は、アルミニウム、クロム、金、銀、銅等の金属を用い、真空蒸着、スパッタリング等の方法で製膜する。あるいはこれらの組み合わせでも良い。該金属薄膜層は、全面に設けても、あるいは、部分的にパターン状に設けても良い。
ここで(メタ)アクリルとはアクリル又はメタクリルを意味する。
プライマー層43の形成方法としては、グラビアコート、グラビアリバースコート、グラビアオフセットコート、スピンナーコート、ロールコート、リバースロールコート、キスコート、ホイラーコート、ディップコート、シルクスクリーンによるベタコート、ワイヤーバーコート、フローコート、コンマコート、かけ流しコート、刷毛塗り、スプレーコート等のコーティング法によって形成することができ、また、転写法を用いることも可能である。
非晶質ポリエステル樹脂としては、市販されているものとして、例えば、イースト
マンケミカル社製の商標「Eastar PETG 6763」(商品名)(押出グレード)が使用出来る他、既に樹脂シートとなっているものとしては、鐘紡株式会社による「カネボウPETシート」(商品名)、帝人株式会社による「テイジンテトロンシート」(商品名)、電気化学工業株式会社による「デンカA−PETシート」(商品名)、東洋紡績株式会社による「東洋紡PETMAXシート」(商品名)、長瀬産業株式会社による「NAGASE A−PETシート」(商品名)、ポリテック株式会社による「ポリテックA−PETシート」(商品名)、SAEHAN社による「SAEHAN APET SEET」(商品名)、三菱化学株式会社による「ノバクリアー」(商品名)、三井・デュポンポリケミカル社による「シーラーPT」(商品名)等が使用できる。なお、包装材料分野でA−PET(APETと表記することもある)と呼ばれている樹脂又は樹脂シートは、非晶質ポリエステル樹脂であり、PET−G(PETGと表記することもある)と呼ばれている樹脂又は樹脂シートも、非晶質ポリエステル樹脂である。
なお、透明樹脂層(単層ではなく、多層の場合は全体として)の厚さは、用途、層構成
(単層、多層)等によるが、通常は35〜250μm程度である。
なお、上記紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、サリチル酸エステル系等の有機物の紫外線吸収剤の他に、粒径0.2μm以下の微粒子状の酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化チタン等の無機物を用いることができる。光安定剤としては、ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケート等のヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤、ピペリジン系ラジカル捕捉剤等のラジカル捕捉剤を用いることができる。
表面保護層45の厚さは1〜20μmであること好ましい。1μm以上であれば、耐摩耗性及び耐擦傷性が向上する。20μm以下であれば、成形性が向上し、自動車内装用途等の複雑な3次元形状への高い追従性を得ることができる。
上記熱可塑性樹脂のうち、(メタ)アクリル酸エステルの単独重合体、2種以上の異なる(メタ)アクリル酸エステルモノマーの共重合体、又は(メタ)アクリル酸エステルと他のモノマーとの共重合体等の(メタ)アクリル系樹脂を主成分とするものが好ましく、なかでもモノマー成分として少なくとも(メタ)アクリル酸エステルを含有する単量体を重合してなるものが好ましい。
また、分子中にカチオン重合性官能基を有する重合性オリゴマー等に対しては、芳香族スルホニウム塩、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル等が挙げられる。
また、光増感剤としては、例えばp−ジメチル安息香酸エステル、第三級アミン類、チオール系増感剤等を用いることができる。
本発明においては、調製された塗工液を、着色樹脂層41等の表面に、硬化後の厚さが1〜20μmになるように、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコート等の公知の方式、好ましくはグラビアコートにより塗工し、未硬化樹脂層を形成させる。
なお、電子線の照射においては、加速電圧が高いほど透過能力が増加するため、基材11として電子線により劣化する基材を使用する場合には、電子線の透過深さと樹脂層の厚みが実質的に等しくなるように、加速電圧を選定することにより、基材11への余分な電子線の照射を抑制することができ、過剰電子線による基材の劣化を最小限にとどめることができる。
また、照射線量は、樹脂層の架橋密度が飽和する量が好ましく、通常5〜300kGy(0.5〜30Mrad)、好ましくは10〜50kGy(1〜5Mrad)の範囲で選定される。
さらに、電子線源としては、特に制限はなく、例えばコックロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、あるいは直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器を用いることができる。
評価方法
(1)緩和時間τ0
上述の方法により測定した。
(2)プレスロール表面温度及び接着剤圧着時温度
接触式赤外放射温度計(アズワン(株)製、商品名「デジタル温度計IT−2000(K式熱伝対IK−500)」)により測定した。
(4)ニップ巾
ニップ巾測定装置(富士フィルム(株)製、商品名「プレスケール」)により測定した。
(5)鏡面性
化粧シートをラミネートされた化粧板の表面に蛍光ランプの光を斜めに写し、その写像の歪みを目視観察することよって下記○、△、及び×の基準で官能的に表現した。
○: 鏡面性が得られた。
△: 鏡面性がやや劣った。
×: 鏡面性が得られなかった。
鏡面化粧シート(大日本印刷(株)製、商品名「PIAFORTE」)を化粧シート供給ロールから巻き出し、接着剤供給装置の接着剤コーティングヘッドから供給される第1表記載のPUR接着剤(DIC(株)製、ポリエステル系)を厚さ100μm塗布した。塗布時のPUR接着剤の温度は、80〜130℃であった。これを赤外線ヒーターで60℃になるように保温しプレスロールに供給した。プレスロールは、図3に示す構成であり、6つのロール全ての表面は60±0.5℃に制御されていた。これら6つのロールの全ての圧着時において、接着剤の圧着時温度は60℃であり、圧着時の動歪は10%であった。各ロールでの処理ライン速度と、シリコーンゴムロールニップ巾及び金属ロールニップ巾から、各々のロールにおける貼り合せ時間を算出し、プレスロール全体の貼り合せ積算時間Sを求めた。
一方、工程ライン上流から搬送ロール11によりMDF(中密度繊維板)からなる基材を搬送し、プレスロールに供給し、プレスロールにおいてPUR接着剤を介して鏡面化粧シートと基材とを接着した。
得られた実施例1〜3及び比較例1〜3の化粧板の鏡面性を評価した。結果を第1表に示す。
11.搬送ロール
12.化粧シート供給ロール
13.接着剤供給装置
13a.接着剤コーティングヘッド
14.バックアップロール
15.保温装置
16.プレスロール
16a.プレスロールA
16b.プレスロールB
16c.プレスロールC
16d.プレスロールD
16e.プレスロールE
16f.プレスロールF
20.パラレルプレート型レオメータ
21.可動プレート
22.固定プレート
23.駆動及び検出装置
30.化粧板
40.化粧シート
41.着色樹脂層
42.絵柄印刷層
43.プライマー層
44.透明樹脂層
45.表面保護層
50.接着剤層
60.基材
Claims (5)
- 接着剤を介して化粧シートと基材とを押圧手段としてプレスロールを用いて圧着して貼り合せる工程を含む化粧板製造方法であって、該接着剤を介して該化粧シートと該基材とを圧着する積算時間S(秒)を圧着時温度及び圧着時歪における接着剤の緩和時間τ0(秒)よりも長くすることを特徴とする化粧板製造方法。
[緩和時間τ0(秒)の測定条件:パラレルプレート型レオメータを用いる動的試験により、測定温度:60℃、70℃及び80℃、周波数測定範囲:0.01〜100Hz、動歪ε:10%及び30% にて動的粘弾性(周波数依存性)を測定して下記式(1)から緩和時間τ0を求めた。下記式(1)中、G”(ω)ω=(1/τ)はω=(1/τ)のときの損失弾性率G”(ω)である。
H(τ)0=(2/π)G”(ω)ω=(1/τ) ・・・(1)] - 前記接着剤が、反応型ホットメルト接着剤であることを特徴とする請求項1に記載の化粧板製造方法。
- 前記押圧手段表面の温度が一定に制御されることを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧板製造方法。
- 前記積算時間Sが0.06〜0.18秒である請求項1〜3のいずれかに記載の化粧板製造方法。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法で製造したことを特徴とする化粧板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009055783A JP5584983B2 (ja) | 2009-03-09 | 2009-03-09 | 化粧板製造方法及びその方法により得られた化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009055783A JP5584983B2 (ja) | 2009-03-09 | 2009-03-09 | 化粧板製造方法及びその方法により得られた化粧板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010208113A JP2010208113A (ja) | 2010-09-24 |
JP5584983B2 true JP5584983B2 (ja) | 2014-09-10 |
Family
ID=42968839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009055783A Active JP5584983B2 (ja) | 2009-03-09 | 2009-03-09 | 化粧板製造方法及びその方法により得られた化粧板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5584983B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021200292A1 (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-07 | 日東電工株式会社 | 積層体、電磁波透過性積層体、及び物品 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56169008A (en) * | 1980-05-31 | 1981-12-25 | Matsushita Electric Works Ltd | Manufacture of decorative plywood |
JPH01138283A (ja) * | 1987-11-24 | 1989-05-31 | Mitsubishi Electric Corp | サンドイッチ構造体の製造方法 |
JP3072310B2 (ja) * | 1996-08-06 | 2000-07-31 | 三洋化成工業株式会社 | シーリング剤および灯具 |
JP3616312B2 (ja) * | 1999-07-22 | 2005-02-02 | 三洋化成工業株式会社 | ホットメルト型接着剤 |
JP2005288788A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Nippon Nsc Ltd | ラミネート部材製造装置 |
-
2009
- 2009-03-09 JP JP2009055783A patent/JP5584983B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010208113A (ja) | 2010-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101631318B1 (ko) | 장식 시트 및 그것이 적층된 장식재 | |
JP5076786B2 (ja) | 真空成形用化粧シート及び真空成形用化粧シートの製造方法 | |
JP5145645B2 (ja) | 化粧シートおよびそれを用いた化粧板 | |
JP5211616B2 (ja) | 真空成形用化粧シート | |
JP5954073B2 (ja) | 化粧シート及びこの化粧シートを用いた化粧板 | |
JP2009234238A (ja) | 真空成形用化粧シート | |
JPH0417148B2 (ja) | ||
JP4848934B2 (ja) | 化粧シートおよびそれを用いた化粧板 | |
JP2013078941A (ja) | 化粧シート及びその製造方法 | |
JP2006095992A (ja) | 化粧シート | |
JP2018058217A (ja) | 三次元成形用転写フィルム、その製造方法、及び樹脂成形品の製造方法 | |
JP6011216B2 (ja) | 鏡面化粧シート、鏡面化粧シートの製造方法、及び鏡面化粧板 | |
JP5584983B2 (ja) | 化粧板製造方法及びその方法により得られた化粧板 | |
JP2016068483A (ja) | 化粧シート及び化粧材 | |
JP5564905B2 (ja) | 化粧板製造方法及びその方法により得られた化粧板 | |
JPH1016168A (ja) | 化粧シート | |
JP2007077763A (ja) | 床材 | |
JP4268272B2 (ja) | 建材用化粧シート | |
JP2008018579A (ja) | 化粧シートおよびそれを用いた化粧板 | |
JP4876592B2 (ja) | 化粧シートおよびそれを用いた化粧板 | |
JP6146083B2 (ja) | 化粧シート | |
JP2018108699A (ja) | 化粧シート及び化粧板 | |
KR101379081B1 (ko) | 화장 시트 및 화장판 | |
JP6511723B2 (ja) | 化粧シート、化粧材及びその製造方法 | |
JP4984208B2 (ja) | 化粧板およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111206 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130813 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131011 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140624 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140707 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5584983 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |