JP5076786B2 - 真空成形用化粧シート及び真空成形用化粧シートの製造方法 - Google Patents
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しかしながら、ポリオレフィン樹脂及び/又は非晶質ポリエステル樹脂を基材シートとして使用した化粧シートにおいても、依然として、折曲加工性が不十分な場合があり、真空成形により、木質基材等の化粧材用基材の角部に対応する化粧シートの角部が白化する問題があった。
すなわち、本発明は、基材シートの上に装飾層を積層し、装飾層の上に透明樹脂層を積層してなる真空成形用化粧シートであって、該真空成形用化粧シートの100℃における上降伏応力が20〜250N/cm2であることを特徴とする真空成形用化粧シートを提供するものである。
本発明の真空成形用化粧シート10(以下、単に「化粧シート10」ということがある)は、基材シート11の上に装飾層12を積層し、装飾層12の上に透明樹脂層13を積層し、さらに所望により透明樹脂層13の上に表面保護層14を積層してなる真空成形用化粧シートである。そして、本発明の真空成形用化粧シート10の100℃における上降伏応力が20〜250N/cm2であることを特徴とする。低荷重負荷時でも伸びる化粧シートは真空成形後の化粧シートの角部が白化し易いが、低荷重負荷時でも伸びにくい、即ち、上降伏応力が20N/cm2以上である化粧シートは真空成形後の化粧シートの角部が白化しないことを本発明者らが見出したのである。この観点から、上降伏応力は、好ましくは25〜250N/cm2、より好ましくは30〜250N/cm2である。また、250N/cm2以内であれば、化粧シートの凹凸追従性や折曲加工性を良好に確保できる。
上記非晶質ポリエステル樹脂としては、市販されているものとして、例えば、イーストマンケミカル社製の商標「Eastar PETG 6763」(商品名)(押出グレード)が使用出来る他、既に樹脂シートとなっているものとしては、鐘紡株式会社による「カネボウPETシート」(商品名)、帝人株式会社による「テイジンテトロンシート」(商品名)、電気化学工業株式会社による「デンカA−PETシート」(商品名)、東洋紡績株式会社による「東洋紡PETMAXシート」(商品名)、長瀬産業株式会社による「NAGASE A−PETシート」(商品名)、ポリテック株式会社による「ポリテックA−PETシート」(商品名)、SAEHAN社による「SAEHAN APET SEET」(商品名)、三菱化学株式会社による「ノバクリアー」(商品名)、三井・デュポンポリケミカル社による「シーラーPT」(商品名)等が使用できる。なお、包装材料分野でA−PET(APETと表記することもある)と呼ばれている樹脂又は樹脂シートは、非晶質ポリエステル樹脂であり、PET−G(PETGと表記することもある)と呼ばれている樹脂又は樹脂シートも、非晶質ポリエステル樹脂である。
本発明に係る基材シート11は、通常、樹脂シートとして用意され、その厚さは用途によるが、通常、50〜300μm程度である。また、基材シート11は単層の他に2層、3層等の複層構成であっても良く、2種以上の非晶質ポリエステル樹脂からなる積層シートであっても良い。
隠蔽層121は、基材シート11の着色を隠蔽する全面ベタ層であって、この隠蔽層121の上に絵柄層122を積層する場合は、絵柄層122にあわせてその着色が選択される。また、基材シート11が隠蔽層として機能する場合は、隠蔽層121を設けなくても良く、基材シート11表面上に絵柄層122を印刷しても良い。
隠蔽層121は、通常は印刷インキ或いは塗料でグラビア印刷等の公知の印刷又はグラビアコート、ロールコート等の塗工法により形成すれば良い。隠蔽層121の厚さは1〜10μm程度であり、通常5μm 程度である。
絵柄層122の厚さは、絵柄模様に応じて適宜選択すれば良い。
上記インキ又は塗料に用いる着色剤としては、チタン白、亜鉛華、弁柄、朱、群青、コバルトブルー、チタン黄、黄鉛、カーボンブラック等の無機顔料、イソインドリノンイエロー、ハンザイエローA、キナクリドンレッド、パーマネントレッド4R、フタロシアニンブルー、インダスレンブルーRS、アニリンブラック等の有機顔料(或いは染料も含む)、アルミニウム、真鍮、等の金属粉末からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の箔粉からなる真珠光沢(パール)顔料、蛍光顔料等を、1種又は2種以上混合して用いる。
上述の隠蔽層121又は絵柄層122は、金属薄膜層等でも良い。金属薄膜層の形成は、アルミニウム、クロム、金、銀、銅等の金属を用い、真空蒸着、スパッタリング等の方法で製膜する。或いはこれらの組み合わせでも良い。該金属薄膜層は、全面に設けても、或いは、部分的にパターン状に設けても良い。
非晶質ポリエステル樹脂としては、上述の基材シート11に用いられる各種非晶質ポリエステル樹脂が用いられる。透明樹脂層13に用いられる非晶質ポリエステル樹脂は、基材シート11に用いられる非晶質ポリエステル樹脂と同じであっても良いし、異なっていても良い。また、単層の他に2層、3層等の複層構成であっても良く、2種以上の非晶質ポリエステル樹脂からなる積層シートであっても良い。透明樹脂層13に非晶質ポリエステル樹脂を使用する事により、真空成形性等の成形性、折曲加工性、及び被着体への接着性が特に良好となる。
(1)(A) アタクチックポリプロピレン10〜90質量%と(B) アイソタクチックポリプロピレン90〜10質量%、との混合物からなる軟質ポリプロピレン。
(2)エチレン−プロピレン−ブテン共重合体樹脂からなる熱可塑性エラストマー。
(3) (A) ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のオレフィン重合体(結晶性高分子)と(B) 部分架橋したエチレン−プロピレン共重合体ゴム、不飽和エチレン−プロピレン−非共役ジエン三元共重合体ゴム等のモノオレフィン共重合体ゴムを均一に配合し混合してなるオレフィン系エラストマー。
(4)(B) 未架橋モノオレフィン共重合体ゴム(ソフトセグメント)と、(A) オレフィン系共重合体(結晶性、ハードセグメント)と架橋剤とを混合し、加熱し剪断応力を加えつつ動的に部分架橋させてなるオレフィン系エラストマー。
(5) (A)ペルオキシド分解型オレフィン重合体、(B)ペルオキシド架橋型モノオレフィン共重合体ゴム、(C)ペルオキシド非架橋型炭化水素ゴム、及び(D) パラフィン系、ナフテン系、芳香族系等の鉱物油系軟化剤、とを混合し、有機ペルオキシドの存在下で動的に熱処理してなるオレフィン系エラストマー。
(6)エチレン−スチレン−ブチレン共重合体からなるオレフィン系熱可塑性エラストマー。
なお、透明樹脂層(単層ではなく、多層の場合は全体として)の厚さは、用途、層構成(単層、多層)等によるが、通常は10〜400μm程度である。
なお、上記紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系、サリチル酸エステル系等の有機物の紫外線吸収剤の他に、粒径0.2μm以下の微粒子状の酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化チタン等の無機物を用いることができる。光安定剤としては、ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケート等のヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤、ピペリジン系ラジカル捕捉剤等のラジカル捕捉剤を用いることができる。
また、分子中にカチオン重合性官能基を有する重合性オリゴマー等に対しては、芳香族スルホニウム塩、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル等が挙げられる。
また、光増感剤としては、例えばp−ジメチル安息香酸エステル、第三級アミン類、チオール系増感剤等を用いることができる。
本発明においては、電離放射線硬化性樹脂組成物として電子線硬化性樹脂組成物を用いることが好ましい。電子線硬化性樹脂組成物は無溶剤化が可能であって、環境や健康の観点からより好ましく、また光重合用開始剤を必要とせず、安定な硬化特性が得られるからである。
上記シリコーン(メタ)アクリレートの含有量は、表面保護層の表面張力が所望の範囲となるように適宜調節すれば良いが、耐汚染性の向上とその使用効果を十分に得る観点から、電離放射線硬化性樹脂100質量部に対して0.5〜4質量部が好ましく、1.0〜2.5質量部がより好ましい。また、シリコーン(メタ)アクリレートの官能基当量(分子量/官能基数)としては、例えば1000〜20000の条件を有するものが挙げられる。
ここで、耐候性改善剤としては、紫外線吸収剤や光安定剤を用いることができる。紫外線吸収剤は、無機系、有機系のいずれでも良い。有機系紫外線吸収剤としては、例えばベンゾトリアゾール系、具体的には、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、ポリエチレングリコールの3−[3−(ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオン酸エステル等が挙げられる。一方、光安定剤としては、例えばヒンダードアミン系、具体的には2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2'−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート等が挙げられる。また、紫外線吸収剤や光安定剤として、分子内に(メタ)アクリロイル基等の重合性基を有する反応性の紫外線吸収剤や光安定剤を用いることもできる。
重合禁止剤としては、例えばハイドロキノン、p−ベンゾキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ピロガロール、t−ブチルカテコール等が、架橋剤としては、例えばポリイソシアネート化合物、エポキシ化合物、金属キレート化合物、アジリジン化合物、オキサゾリン化合物等が用いられる。
充填剤としては、例えば硫酸バリウム、シリカ、タルク、クレー、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム等が用いられる。
着色剤としては、例えばキナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、酸化チタン、カーボンブラック等の公知の着色用顔料等が用いられる。
赤外線吸収剤としては、例えば、ジチオール系金属錯体、フタロシアニン系化合物、ジインモニウム化合物等が用いられる。
このようにして調製された電離放射線硬化性樹脂組成物を、基材の表面に、硬化後の厚さが1〜20μmになるように、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコート等の公知の方式、好ましくはグラビアコートにより塗工し、未硬化樹脂層を形成させる。硬化後の厚さが1μm以上であると、所望の機能を有する表面保護層が得られる。硬化後の表面保護層の厚さは、好ましくは2〜20μm程度である。
なお、電子線の照射においては、加速電圧が高いほど透過能力が増加するため、基材として電子線により劣化する基材を使用する場合には、電子線の透過深さと樹脂層の厚さが実質的に等しくなるように、加速電圧を選定することにより、基材への余分の電子線の照射を抑制することができ、過剰電子線による基材の劣化を最小限にとどめることができる。
また、照射線量は、樹脂層の架橋密度が飽和する量が好ましく、通常5〜300kGy(0.5〜30Mrad)、好ましくは10〜50kGy(1〜5Mrad)の範囲で選定される。
さらに、電子線源としては、特に制限はなく、例えばコックロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、あるいは直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器を用いることができる。
電離放射線として紫外線を用いる場合には、波長190〜380nmの紫外線を含むものを放射する。紫外線源としては特に制限はなく、例えば高圧水銀燈、低圧水銀燈、メタルハライドランプ、カーボンアーク燈等が用いられる。
このようにして、形成された表面保護層14には、各種の添加剤を添加して各種の機能、例えば、高硬度で耐擦傷性を有する、いわゆるハードコート機能、防曇コート機能、防汚コート機能、防眩コート機能、反射防止コート機能、紫外線遮蔽コート機能、赤外線遮蔽コート機能等を付与することもできる。
化粧シート10が真空成形金型に密着した後、化粧シート10を冷却し、成形した化粧シート10から真空成形金型をはずし、固定枠から成形された化粧シート10をはずす。真空成形は通常80〜130℃程度、好ましくは90〜120℃程度で行われる。
なお、真空成形用化粧シートの上降伏応力及び収縮率並びに真空成形後の成形品の角部白化性及びシボ追従性は、下記の方法に従って測定した。
1.上降伏応力
上降伏応力の定義は、JIS Z2241:1998に記載された「上降伏応力」による。JIS Z2241:1998によれば、上降伏応力とは、「最初に力の減少が観測される瞬間の応力の値」をいう。測定は、JIS K7113−1995に準拠して実施した。具体的には、2号試験片を用い、試験温度100℃、試験速度H(200mm/min±10%)により上降伏応力を測定した。
2.収縮率
1辺12cmの正方形の化粧シート10の中心部分を通る流れ方向(MD)10cmと幅方向(TD)10cmの直線を形成し、化粧シートを100℃、1分間加熱後室温まで急冷し、流れ方向(MD)及び幅方向(TD)の前記直線の収縮後の長さを測り、収縮後の面積{収縮後の流れ方向(MD)の長さ×収縮後の幅方向(TD)の長さ}を測定した。
{(元の面積100cm2−収縮後の面積)/(元の面積100cm2)}×100を収縮率(%)とした。
ここで、流れ方向とは、化粧シート10の巻き出し巻き取りの長手方向をいい、幅方向とは、流れ方向の直角方向をいう。
3.角部白化性
真空成形後の成形品の角部白化性を以下の基準で目視により評価した。
◎:角部白化が全く認められなかった。
○:微細な角部白化があったが、成形品の商品性が低下する程ではなかった。
×:角部白化が認められ、成形品の商品性が低下した。
4.シボ追従性
真空成形後の成形品のシボ追従性を以下の基準で目視により評価した。
◎:成形品の凹部の浮きが全く認められなかった。
○:成形品の深い凹部の浮きがわずかに認められたが、成形品の商品性が低下する程ではなかった。
×:成形品の凹部の浮きが認められ、成形品の商品性が低下した。
基材シート11として、非晶質ポリエステル樹脂〔イーストマンケミカル社製、商標「Easter PETG 6763」〕に、カレンダー性を良くするために滑剤(エチレンビスステアリン酸アミド)を添加し、着色剤としてチタン白、黄鉛、弁柄を主体とする着色顔料を添加して、黄褐色に着色した着色樹脂をカレンダー法により成膜して、厚さ100μmで隠蔽性の着色樹脂シートを用意した。次に、この着色樹脂シートの片面に、全面ベタ層である隠蔽層121をグラビアコートし、その上に木目模様の絵柄層122をグラビア印刷により形成して印刷シートとした。隠蔽層121及び絵柄層122は、バインダーの樹脂として、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とアクリル樹脂との1対1質量比の混合樹脂を使用し、着色剤に弁柄及びカーボンブラックを種々の配合比率で使用した着色インキを用いた。
次に、非晶質ポリエステル樹脂〔イーストマンケミカル社製、商標「Easter PETG 6763」〕をTダイからの溶融押出法により、厚さ200μmで無着色の透明樹脂層13を成膜した。
さらに、透明樹脂層13の上に下記配合内容のシリコーンアクリレート系電離放射線硬化性樹脂を含有する電離放射線硬化性樹脂組成物をグラビアダイレクト法で塗工した。塗工後、加速電圧175kV、照射線量50kGy(5Mrad)の電子線を照射して、電離放射線硬化性樹脂組成物を架橋硬化させて、表面保護層14を得た。
シリコーンアクリレート系電離放射線硬化性樹脂含有組成物の組成内容
(1)ウレタンアクリレート(オリゴマー) 84質量部
(2)2官能シリコーンアクリレート 2質量部
(3)ワックス 5質量部
(4)シリカ 5質量部
(5)紫外線吸収剤 4質量部
次いで、上記印刷シートと、表面保護層を有した透明樹脂層を熱融着法により積層し、厚さ310μmの化粧シートを得た。得られた化粧シートの上降伏応力及び収縮率を測定した。結果を表1に示す。
透明樹脂層13として、非晶質ポリエステル樹脂〔イーストマンケミカル社製、商標「Easter PETG 6763」〕の樹脂2層の間に、ポリテック株式会社による「ポリテックA−PETシート」(商品名)の層が挟み込まれた2種3層構造の樹脂シートを同時押出法により、厚さ250μmの無色透明の樹脂シートを成膜した。この樹脂シートを透明樹脂層13として用いた以外は、実施例1と同様にして厚さ360μmの化粧シートを得た。得られた化粧シートの上降伏応力及び収縮率を測定した。結果を表1に示す。
透明樹脂層13として、非晶質ポリエステル樹脂〔イーストマンケミカル社製、商標「Easter PETG 6763」〕に、カレンダー性を良くするために滑剤(エチレンビスステアリン酸アミド)を添加し、カレンダー法により成膜して、厚さ200μmの無色透明の樹脂シートを用意した。この樹脂シートを透明樹脂層13として用いた以外は、実施例1と同様にして厚さ310μmの化粧シートを得た。得られた化粧シートの上降伏応力及び収縮率を測定した。結果を表1に示す。
11 基材シート
12 装飾層
121 隠蔽層
122 絵柄層
13 透明樹脂層
14 表面保護層
Claims (7)
- 非晶質ポリエステル樹脂からなる基材シートの上に装飾層を積層し、装飾層の上に非晶質ポリエステル樹脂からなる透明樹脂層を積層してなる真空成形用化粧シートであって、前記基材シートがカレンダー法により成膜され、前記透明樹脂層が溶融押出法により成膜されてなり、該真空成形用化粧シートの100℃における上降伏応力が20〜250N/cm2であることを特徴とする真空成形用化粧シート。
- 前記真空成形用化粧シートの100℃における収縮率が1.2%以下である請求項1に記載の真空成形用化粧シート。
- 前記透明樹脂層が2種の非晶質ポリエステル樹脂を3層積層した複層構成からなる請求項1又は2に記載の真空成形用化粧シート。
- 前記基材シートが2種以上の非晶質ポリエステル樹脂からなる積層シートである請求項1〜3のいずれかに記載の真空成形用化粧シート。
- 前記透明樹脂層の上に表面保護層を積層してなる請求項1〜4のいずれかに記載の真空成形用化粧シート。
- 前記表面保護層が電離放射線硬化性樹脂組成物を架橋硬化してなる請求項5に記載の真空成形用化粧シート。
- カレンダー法により成膜した非晶質ポリエステル樹脂からなる基材シートの上に装飾層を積層した後、当該装飾層上に、非晶質ポリエステル樹脂を溶融押出し法により成膜した透明樹脂層を熱融着により積層する、100℃における上降伏応力が20〜250N/cm 2 である真空成形用化粧シートの製造方法。
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