JP5582261B2 - 圧電トランス、圧電トランスモジュールおよびワイヤレス電力伝送システム - Google Patents

圧電トランス、圧電トランスモジュールおよびワイヤレス電力伝送システム Download PDF

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Description

本発明は、駆動周波数を高周波数化した場合に用いることができる圧電トランス、圧電トランスモジュールおよびワイヤレス電力伝送システムに関する。
近年、携帯電話機またはモバイルPCなどの電子機器を充電する際、電子機器に充電用のケーブルを接続するといった煩わしさを無くすために、充電装置に電子機器を設置するだけで充電できるワイヤレス電力伝送が提案されている。ワイヤレス電力伝送として、準静電界を利用して送電装置(充電装置)側から受電装置(電子機器)側へ電力を伝送する電界結合方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の電力伝送システムは、パッシブ電極およびアクティブ電極をそれぞれ備えた送電装置および受電装置で構成されている。そして、送電装置のアクティブ電極と受電装置のアクティブ電極とが間隙を介して近接することにより、この二つの電極間に強い電場が形成され、電極同士が電界結合する。この電界結合により装置間でのワイヤレスな電力伝送を可能としている。
ところで、一般に電力伝送系の伝送効率を高める手法では、低損失な共振回路を組み込むことが有効である。この共振回路は、送電装置および受電装置の結合部の静電容量とインダクタとで構成される。近年、小型化および薄型化が進んでいる装置にこの共振回路を組み込むためには、共振回路の小型化かつ低損失化の実現が課題となる。その課題を解決する一つの方法として、インダクタに圧電デバイスを用いることが有効とされている。
図22は、特許文献2に記載の圧電デバイスおよび圧電デバイスの変位を示す図である。特許文献2には、図22に示すような圧電デバイスの一つである対称構造のローゼン三次型圧電トランスが開示されている。特許文献2に記載の圧電トランスは矩形板状の圧電体板200を備えている。圧電体板200の両端部は、上下面に平面状の入力電極201A,201Bおよび入力電極202A,202Bが設けられて駆動部とされていて、厚み方向に分極されている。また、圧電体板200の中央部は、上下面に出力電極203A,203Bが設けられて発電部とされていて、長さ方向に分極されている。
この圧電トランスの振動は、図22の下部のグラフに示すように、長手方向の中央および中央から両端方向へλ/2離れたところで振動変位がゼロとなるいわゆるノード点となり、両端と両端から内側へλ/2の点とで最大変位となっている。そして、入力電極201A,201B間および入力電極202A,202B間に電圧が印加されると、圧電効果と逆圧電効果との作用により、出力電極203Aから昇圧された高電圧が取り出される。
特表2009−531009号公報 特許第3080052号公報
電界結合方式を利用したワイヤレス電力伝送において、受電装置の小型化のために、アクティブ電極間の容量結合インピーダンスを低くすることが望まれるが、この場合、送電装置から送出する電圧の周波数を高くすることで実現できる。しかしながら、受電装置の小型化の要請に伴い圧電トランスの素子サイズが小さくなると、圧電トランスの振動状態が実装部の影響を受けやすくなる、耐圧が低下する、熱容量が小さいため温度上昇し易く、圧電トランスが発熱し、また、変換効率も低下するといった問題がある。
そこで、本発明の目的は、駆動周波数が高周波数化しても高効率なエネルギー変換が可能な圧電トランス、圧電トランスモジュールおよびワイヤレス電力伝送システムを提供することにある。
本発明に係る圧電トランスは、5次の縦振動モードを利用してなる圧電トランスであって、5λ/2の長さ、λ/2未満の幅、およびλ/2未満の厚みを有する圧電体板を備え、前記圧電体板は、長さ方向に沿って5等分されて構成された第1〜第5領域を有し、前記第1領域および前記第5領域は厚み方向または長さ方向を分極方向として分極され、前記第2領域および前記第4領域は前記長さ方向を分極方向として分極され、前記第3領域は非分極であり、前記第1領域および前記第5領域それぞれに設けられ、前記分極方向に沿って対向配置された第1電極と第2電極と、前記第3領域と前記第2領域および前記第4領域との境界を含む位置に設けられた第3電極とをさらに備えることを特徴とする。
この構成では、圧電体板を長さ方向に沿って5等分された領域の中央部となる第3領域を非分極とし、他を分極している。そして、分極された領域に対向する第1電極および第2電極を設けている。この電極に電圧を印可すると、電極が設けられた領域は縦効果および/または横効果を有する。例えば、圧電体板の長さ方向における両端部の領域に設けた電極に電圧を印加した場合、圧電体板の長さ方向の高次の縦振動モードを励振し、圧電効果と逆圧電効果の作用により、昇圧された電圧が中央の第3領域の第3電極から取り出すことができる。
この圧電トランスが有する圧電体は長さLを有し、各領域は、長さL/5を有している。このため、駆動周波数を高次モード(5λ/2)で共振する周波数として用いた場合に、圧電体の両端部、中央部、並びに、両端部および中央部の間はそれぞれλ/2の定在波が立つ。この結果、圧電トランスが波長λの5/2λのサイズであり、3λ/2縦振動モードを用いた場合よりサイズが大きくなり振動による発熱の防止、すなわち、変換効率の低下を防ぐことができる。
また、圧電トランスは、圧電体の両端部および中央部に設けられた電極の長さ方向の中央で振動変位が小さくなり、斯かる部分で圧電トランスを支持および配線することで、圧電トランスの振動を阻害することなく、また、実装後に圧電体の変位により接続信頼性が低下することを防止できる。さらに、応力集中点となる中央部を非分極としたため、分極界面に応力が集中して圧電体が破損することを防止できる。また、圧電体の両端部および中央部の間の距離は、従来(引用文献2)との対比において長くすることができるため、斯かる部分の耐圧を改善することができる。
前記圧電体板は幅方向及び厚み方向の一方の長さがλ/4であり、他方の長さがλ/4以下である、構成でもよい。
この構成では、幅方向及び厚み方向の不要振動が長手方向の振動に結合し電力伝送効率が低下することを回避することができる。
前記第1電極および前記第2電極は、前記第1領域および前記第5領域の分極方向が前記厚み方向である場合、前記厚み方向に対向するように設けられ、前記第1領域および前記第5領域の分極方向が前記長さ方向である場合、前記長さ方向に対向するように設けられている構成でもよい。
この構成では、第1領域および第5領域の横効果または縦効果により、圧電体板が長さ方向の5次の縦振動モードで振動し、その結果、第2領域および第4領域の圧電縦効果により中央の第3領域から出力電圧を取り出すことができる。
前記圧電体板は、前記第3領域および前記第1領域および第5領域で支持される構成でもよい。
この構成では、変位が小さくなる振動のノード点部分で圧電トランスを支持することで、圧電トランスの振動を阻害することを防止できる。
本発明に係る圧電トランスは、5次の縦振動モードを利用してなる圧電トランスであって、5λ/2の長さ、λ/2未満の幅、およびλ/2未満の厚みを有する圧電体板と、前記圧電体板は、長さ方向に沿って5等分されて構成された第1〜第5領域を有し、前記第1領域および前記第5領域は厚み方向または長さ方向を分極方向として分極され、前記第2領域および前記第4領域は厚み方向を分極方向として分極され、前記第3領域は非分極であり、前記第1領域および前記第5領域それぞれに設けられ、前記分極方向に沿って対向配置された第1電極および第2電極と、前記第2領域および前記第4領域それぞれに設けられ、前記分極方向に沿って対向配置された第3電極および第4電極とをさらに備えることを特徴とする。
この構成では、第1領域および第5領域の横効果、または縦効果により、圧電体板が長さ方向の5次の縦振動モードで振動し、その結果、第2領域および第4領域の圧電横効果により、第2領域および第4領域から出力電圧を取り出すことができる。
前記圧電体板は、前記第1領域、前記第2領域、前記第4領域および前記第5領域で支持される構成でもよい。
この構成では、変位が小さくなる振動のノード点部分で圧電トランスを支持することで、圧電トランスの振動を阻害することを防止できる。
本発明に係る圧電トランスは、(2n+1)次の縦振動モード(nは3以上の整数)を利用してなる圧電トランスであって、(2n+1)×λ/2の長さ、λ/2未満の幅、およびλ/2未満の厚みを有する圧電体板を備え、前記圧電体板は、長さ方向に沿って(2n+1)等分されて構成された第1〜第(2n+1)領域を有し、第1領域〜第(n−k)領域(kはnより小さい正の整数)及び第(n+k+2)領域〜第(2n+1)領域は、厚み方向を分極方向として分極され、第(n−k+1)領域〜第n領域及び第(n+2)領域〜第(n+k+1)領域は長さ方向を分極方向として分極され、第(n+1)領域は非分極であり、前記第1領域〜第(n−k)領域及び第(n+k+2)領域〜第(2n+1)領域それぞれに設けられ、分極方向に沿って対向配置された第1電極及び第2電極と、前記第(n−k+1)領域〜第n領域及び第(n+2)領域〜第(n+k+1)領域の境界を含む位置に設けられた第3電極と、を備えることを特徴とする。
この構成では、例えば、7次、9次、11次などの高次モードであっても用いることができる。
本発明に係る圧電トランスは、n=2m(mは正の整数)、かつk=mである構成でもよい。
この構成では、例えば、7次、11次、15次などの高次モードの場合に、厚み方向に分極された領域と、長さ方向に分極された領域の数が等しくなり、昇圧比(または降圧比)を最も大きくとることができる。
本発明によれば、駆動周波数を高次モード(5λ/2)で共振する周波数として用いた場合に、圧電体の両端部、中央部、並びに、両端部および中央部の間はそれぞれλ/2の定在波が立つ。この結果、圧電トランスが波長λに対して小さくなりすぎず、振動による発熱の防止、すなわち、変換効率の低下を防ぐことができ高電力化が図れる。また、圧電体の両端部および中央部の電極の長さ方向中央の変位極小部で圧電トランスを支持および配線することで、圧電トランスの振動を阻害することなく、また、実装後に圧電体の変位により接続信頼性が低下することを防止できる。さらに、分極界面に応力が集中して圧電体が破損することを防止できる。また、圧電体の両端部および中央部の間の距離は、従来(引用文献2)との対比において長くすることができるため、斯かる部分の耐圧を改善することができる。
実施形態1に係る圧電トランスの斜視図。 図1のII−II線の断面図。 図2Aの変形例を示す図。 図1のIII−III線の断面図。 図1のIIIB−IIIB線の断面図。 昇圧回路に用いた圧電トランスの配線および簡略化した圧電トランス1の構造を示す図。 降圧回路に用いた圧電トランスの配線および簡略化した圧電トランスの構造を示す図。 幅Wを変動させた場合の出力電力を示すグラフ。 実施形態1に係る複数の圧電トランスから一つの圧電トランスを構成した場合の外観斜視図。 実施形態1に係る複数の圧電トランスから一つの圧電トランスを構成した場合の外観斜視図。 実施形態2に係る圧電トランスの側面断面図。 ワイヤレス電力伝送システムの回路構成を示す図。 圧電トランスを二つ用いた場合のワイヤレス電力伝送システムの回路構成を示す図。 圧電トランスにおける分極方向のバリエーションを説明する図。 圧電トランスにおける分極方向のバリエーションを説明する図。 圧電トランスにおける分極方向のバリエーションを説明する図。 圧電トランスにおける分極方向のバリエーションを説明する図。 圧電トランスにおける分極方向のバリエーションを説明する図。 圧電トランスにおける分極方向のバリエーションを説明する図。 圧電トランスにおける分極方向のバリエーションを説明する図。 入出力部の領域を変更した場合の圧電トランスを示す図。 入出力部の領域を変更した場合の圧電トランスを示す図。 入出力部の領域を変更した場合の圧電トランスを示す図。 入出力部の領域を変更した場合の圧電トランスを示す図。 入出力部の領域を変更した場合の圧電トランスを示す図。 入出力部の領域を変更した場合の圧電トランスを示す図。 入出力部の領域を変更した場合の圧電トランスを示す図。 入出力部の領域を変更した場合の圧電トランスを示す図。 (7λ/2)共振モードで振動する圧電トランスの断面図。 (7λ/2)共振モードで振動する圧電トランスの断面図。 (9λ/2)共振モードで振動する圧電トランスの断面図。 (9λ/2)共振モードで振動する圧電トランスの断面図。 (11λ/2)共振モードで振動する圧電トランスの断面図。 {(2n+1)λ/2}共振モードで振動する圧電トランスの断面図。 {(2n+1)λ/2}共振モードにおける、nと昇圧比S(または降圧比)の関係を示すグラフ。 特許文献2に記載の圧電デバイスおよび圧電デバイスの変位を示す図。
(実施形態1)
図1は実施形態1に係る圧電トランスの斜視図である。図2Aは図1のII−II線の断面図であり、図2Bは図2Aの変形例を示す図である。図3Aは図1のIIIA−IIIA線の断面図であり、図3Bは図1のIIIB−IIIB線の断面図である。なお、図1は透視図としているが、図2A、図2B、図3Aおよび図3Bで示す内部電極を省略している。
図1に示すように、本実施形態に係る圧電トランス1は、長さL、厚みT、幅Wを有する矩形板状の圧電体板2を備えている。圧電体板2は、PZT系セラミックスなどから形成されていている。圧電体板2の両端部には互いに対向する外部電極(第1電極)3Aおよび外部電極(第2電極)3Bと、外部電極(第1電極)4Aおよび外部電極(第2電極)4Bとが形成されている。圧電体板2の中央部には互いに対向する外部電極(第3電極)5A,5Bが形成されている。後述のように、圧電体板2は分極されており、外部電極3A,3Bと外部電極4A,4Bとの間、または短絡された外部電極5A,5Bと外部電極4A,4Bとの間のいずれかに交流電圧が印加されると、逆圧電効果により長さ方向の縦振動が励振され、圧電体板2の全体が振動する。短絡された外部電極5A,5Bと外部電極4A,4Bとの間、または外部電極3A,3Bと外部電極4A,4Bとの間から昇圧または降圧された電圧を取り出すことができる。なお、外部電極5A,5Bは何れか一方のみであってもよい。
本実施形態に係る圧電トランス1は、(5λ/2)共振モードで振動するものとする。なお、λは長さ方向の振動の高次モード((5λ/2)モード)の波長である。従って、長さLは(5λ/2)としている。ここで、厚みTおよび幅Wは(λ/2)未満とすることが好ましい。厚みTおよび幅W方向の振動が長さ方向の振動に結合せず、圧電トランス1全体の振動が不安定とならないためである。本実施形態では、具体的な数値として、L=15mm、W=2.0mm、T=1.0mmとする。また、圧電トランス1の圧電体板2を長手方向に五等分し、長手方向の長さをL/5(すなわち、λ/2)とした領域をL1,L2,L3,L4,L5とする。
領域L1,L3,L5は、外部電極が設けられる圧電トランス1の入出力部となる。圧電トランス1を昇圧トランスとして用いる場合には、領域L1,L5は入力部となり、領域L3は出力部となる。また、圧電トランス1を降圧トランスとして用いる場合には、領域L1,L5は出力部となり、領域L3は入力部となる。本実施形態では、圧電トランス1を昇圧トランスとして用いる場合について説明し、領域L1,L5を入力部、領域L3を出力部として説明する。
圧電体板2は、領域L1,L5において厚み方向に分極され、領域L2,L4において長手方向に分極され、領域L3は未分極となるよう分極処理されている。分極処理の方法としては、例えば、圧電体板2を170℃の絶縁油中で2kV/mmの電圧を印加する方法等が挙げられる。
後述するが、領域L1,L3,L5の長手方向の中央は圧電体板2の変位が最小となる位置(ノード)であり、圧電トランス1は領域L1,L3,L5で実装基板に支持される。すなわち、領域L1,L3,L5は接続ノードとなる。変位が最小となる位置で圧電トランス1を支持することで、圧電トランス1の振動が阻害されないようにしている。また、領域L1,L3,L5には、外部電極を形成し、実装基板と電気的に接続する信号線が配線される。変位が最小となる位置で配線することで、圧電トランス1の振動による信号線の断線のおそれを防止して実装性を高めることができる。
図2Aに示すように、圧電体板2には、圧電体板2の厚み方向に積層された複数の内部電極31、41、51が領域L1,L5,L3にそれぞれ設けられている。領域L1における圧電体板2の二側面には、対向する一対の外部電極3A,3Bが設けられている。複数の内部電極31は、図3Aに示すように、外部電極3A,3Bに導通している。具体的には、積層方向(圧電体板2の厚み方向)の最上層の内部電極31が外部電極3Aに導通し、次層の内部電極31が外部電極3Bに導通し、というように、内部電極31は交互に外部電極3A,3Bに導通している。この構造により、外部電極3A,3Bに電圧を印加すると、内部電極31によって圧電体板2の厚み方向に電圧を印加できるようになる。
領域L3,L5についても同様に、領域L5の内部電極41は、圧電体板2の二側面に形成された外部電極4A,4Bに導通している。また、領域L3の内部電極51は、図3Bに示すように、圧電体板2の二側面に形成された外部電極5A,5Bに導通している。なお、領域L3では、複数の内部電極51それぞれは外部電極5A,5Bの両方に導通し、外部電極5A,5Bが同電位となるように構成されている。この構造により、領域L1,L5の外部電極3A,3B、4A、4Bと領域L3の外部電極5A,5B間に電圧を印加すると、内部電極31によって圧電体板2の長さ方向に電圧を印加できるようになる。
なお、領域L3の内部電極51は領域L2,L4が長手方向に分極するために設けられたものであるため、図2Bに示すように、領域L2,L3の境界部分、および領域L3,L4の境界部分にのみ設けられていてもよい。また、図3に示す積層構造となる内部電極間の距離(厚み方向の距離)は必要とする容量に応じて適宜変更可能である。また、内部電極層と圧電体層の積層数は必要とする容量に応じて適宜変更可能である。
また、領域L1,L3,L5それぞれの二側面に形成された各外部電極は、例えば、焼成前の圧電体板2の部材にAgペーストをスクリーン印刷し、焼成することにより形成される。
図4は、昇圧回路に用いた圧電トランス1の配線および簡略化した圧電トランス1の構造を示す図である。図4では圧電トランス1の模式図であり、領域L1,L2,L4,L5に記された矢印は分極方向を示している。
外部電極3A,3Bおよび外部電極4A,4Bには、インダクタLを介して交流電源Vinからの入力側配線が接続されている。内部電極51が導通して同電位とされた外部電極5A,5Bには負荷Rに接続されている。外部電極3A,3Bおよび外部電極4A,4Bには、圧電体板2の厚み方向に交互に積層された内部電極31,41が導通している。外部電極3Aと外部電極3Bとの間および外部電極4Aと外部電極4Bとの間に交流電源Vinから交流電圧が印加されると、内部電極31,41を介して圧電体板2の厚み方向に電圧が印加されることになり、電位差が発生する。すなわち、領域L1,L5では分極方向に電界が加えられる。そして、逆圧電効果により分極方向に直交する方向、すなわち、圧電体板2の長手方向に縦振動が励振される。
縦振動が励振された領域L2,L4では分極方向に機械的歪みが生じ、圧電効果により分極方向(長手方向)に電位差が発生する。この生じた電位差により領域L3近傍は高電圧部となり、外部電極5A,5Bから高電圧が取り出され負荷Rの第1端に印加される。負荷Rの第2端は外部電極3B,4Bおよび回路の基準電位に接続されている。
このように、本実施形態1に係る圧電トランス1を高次モード((5λ/2)モード)で駆動させる場合、500kHz程度の高周波でも圧電トランス1の素子サイズが小さくなりすぎず、素子の温度上昇を抑え、熱損失を低減でき、エネルギーの高効率変換ができる。また、圧電トランス1において、領域L1,L3,L5の各中央部は、圧電体板2の長手方向の変位は小さい。従って、圧電トランス1を領域L1,L3,L5で実装基板またはパッケージに支持することで、圧電トランス1の振動を阻害しないため、変換効率が低下しないようにできる。また、変位が小さい領域L1,L3,L5で配線することで、圧電トランス1の振動により接続不良が生じることを防止でき、圧電トランス1の実装部の信頼性・耐久性を高めることができる。
また、各領域L1,L2,L3,L4,L5の各中央部が、各領域における応力集中点となるため、応力集中点が分極界面(例えば領域L1,L2の境界面)に位置しない。このため、応力集中による圧電体板2の破損などを防止できる。
さらに、領域L2,L4の長手方向の長さを従来との対比において長くできるため、耐圧を大きくすることができる。その結果、領域L3近傍に高電圧が発生し、領域L2,L4に高電圧が印可されても圧電体板2の耐圧を超えることがなく、電圧変換比を高めることができる。なお、図4の領域L1,L5の分極方向を示す矢印は分極方向が厚み方向であることを示し、領域L1,L5の分極方向が外部電極面に直交することを示すものではない。
なお、本実施形態では、圧電トランス1を昇圧トランスとして用いた場合について説明したが、降圧トランスに用いてもよい。図5は、降圧回路に用いた圧電トランス1の配線および簡略化した圧電トランス1の構造を示す図である。
同電位となる外部電極5A,5Bには交流電流源Vinからの入力側配線が接続されている。外部電極3A,3Bおよび外部電極4A,4BにはインダクタLを介して負荷Rに接続されている。外部電極5A,5Bと外部電極3B,4Bとの間に交流電流源からの交流電圧が印加されると、領域L2,L4では分極方向に電界が加えられる。そして、逆圧電縦効果により分極方向、すなわち、圧電体板2の長手方向に縦振動が励振される。縦振動が励振された領域L1,L5では長手方向と直交する方向(分極方向)に機械的歪みが生じ、圧電横効果により分極方向に電位差が発生する。この電位差により領域L1,L5が低電圧部となり、外部電極3A,4Aから低電圧が取り出され負荷Rの第1端に印加される。負荷Rの第2端は外部電極3B、4Bおよび回路の基準電位に接続されている。
なお、本実施形態では、圧電トランス1の幅Wを2.0mm(λ/3)としているが、幅方向の振動が長さ方向の振動に結合せず、圧電トランス1全体の振動が不安定とならないように、幅Wはλ/2以下であればよい。図6は、幅Wを変動させた場合の出力電力を示すグラフである。図6では、長さL=15mm、厚みT=1.0mm、幅Wを、1.0、1.25、1.5、1.75、2.0mmとし、圧電トランス1を降圧トランスとして負荷抵抗に接続して電圧を印加し、圧電トランス1の温度上昇が30℃の際の出力を測定した結果を示している。この結果から明らかなように幅が1.5mm(λ/4)付近において高い出力特性を確認することができる。このように、幅Wがλ/2以下であれば、高出力を得ることができ、λ/4とすることでさらに高出力を得ることができる。厚みTは上記のようにλ/4以下であることが好ましい。同様に、厚みTが1.5mm(λ/4)付近、かつ幅Wがλ/4以下において高出力を得ることができる。
また、圧電トランス1を複数組み合わせて一つの圧電トランスとしてもよい。図7および図8は実施形態1に係る複数の圧電トランス1から一つの圧電トランスを構成した場合の外観斜視図を示す。
図7では、実装基板上に、圧電トランス1を幅方向に沿って複数配列させて、隣接する外部電極同士を導通させる構成としている。具体的には、圧電トランス1の外部電極3B,4B,5Bと、幅方向に隣接する圧電トランス1の外部電極3A,4A,5Aとを導通させる。
図8では、圧電トランス1を厚み方向に積層させ、積層方向に隣接する外部電極を導通させ、一つのユニット化した構成としている。具体的には、厚み方向に積層した圧電トランス1それぞれの外部電極3A同士,外部電極4A同士,外部電極5A同士を板状の導体5で導通させる。また、図8では表れていないが、外部電極3B同士,外部電極4B同士,外部電極5B同士を板状の導体で導通させる。
一般に駆動周波数が高いと圧電トランスのサイズが小さくなる。このため、高効率な出力を得るためには、圧電トランスでの許容損失は小さくなる。このため、図7または図8のように、高出力が得られる本実施形態に係る圧電トランス1を複数配列して構成することで、伝送電力を高めることができ、さらに、放熱性を高めることができる。圧電トランス1が長さ方向の高次モード縦振動すると、長さ方向の変位ばかりでなく、幅方向の変位も発生する。複数配列された圧電トランス1の間に隙間を設けて互いの幅方向の振動を阻害しないようにするのが好ましい。
また、一つの圧電体板から、図7または図8に示す圧電トランスと同じサイズを構成した場合、幅方向がλ/2より長くなり、幅方向に不要な振動およびその高次モードが発生する。これが長手方向の振動と結合するおそれがある。このため、本実施形態に係る圧電トランス1を複数配列させて一つの圧電トランスを構成することで、不要な共振を回避することができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る圧電トランスについて説明する。本実施形態では、領域L1,L5において、圧電体板2の長手方向に複数の電極が積層された構成としている。また、本実施形態では、領域L1,L5において圧電体板2の分極方向を長手方向としている。以下、実施形態1との相違点について説明する。
図9は、実施形態2に係る圧電トランスの側面断面図であり、図2に相当する。本実施形態に係る圧電トランス1Aは、内部電極31および内部電極41が、圧電体板2の長手方向に交互に積層された構成となっている。また、圧電体板2は、領域L1,L5における分極方向が長手方向となるよう分極処理がなされている。また、領域L3には、領域L2,L3の境界および領域L3,L4それぞれに内部電極51が設けられていて、内部電極51は外部電極5A,5Bと導通し、外部電極5A,5Bと同電位としてある。
この圧電トランス1Aにおいて、実施形態1と同様に、外部電極3A,3Bおよび外部電極4A,4Bに交流電圧を印加すると、領域L1、L5は逆圧電効果により分極方向である長手方向に変位する。領域L1,L5が長手方向に変位すると、その変位が領域L2,L4に伝わり、領域L2,L4は長手方向に変位する。この結果、圧電効果により分極方向、すなわち、長手方向に電位差が生じる。領域L3と領域L1,L5との間で生じた電位差により領域L2,L4は高電圧部となり、外部電極5A,5Bから電圧が取り出される。
本実施形態に係る圧電トランス1Aの構成であっても、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施形態3)
実施形態3では、実施形態1,2の圧電トランスをワイヤレス電力伝送システムに用いた場合を説明する。ワイヤレス電力伝送システムは送電装置と受電装置とで構成されている。受電装置は二次電池を備えた、例えば携帯電子機器である。携帯電子機器としては携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯音楽プレーヤ、ノート型PC(PersonalComputer)、デジタルカメラなどが挙げられる。送電装置は受電装置が載置され、この受電装置の二次電池を充電するための充電台である。送電装置および受電装置は、それぞれアクティブ電極およびパッシブ電極を備えている。アクティブ電極同士、パッシブ電極同士が容量結合することで、送電装置から受電装置に電力が伝送される。
図10は、ワイヤレス電力伝送システムの回路構成を示す図である。本実施形態では、受電装置200が備える降圧回路に圧電トランスを用いている。
送電装置100の高周波高電圧発生回路101は例えば100kHz〜数10MHzの高周波電圧を発生する。この高周波高電圧発生回路101の発生する電圧がインダクタLaを介してアクティブ電極103とパッシブ電極104との間に印加される。キャパシタCGは主にアクティブ電極103とパッシブ電極104とによる容量であり、インダクタLaと共振回路を構成する。
受電装置200のアクティブ電極203とパッシブ電極204との間には、圧電トランス1及びインダクタLbによる降圧回路が接続されている。キャパシタンス素子CLは主にアクティブ電極203とパッシブ電極204とによる容量である。
送電装置100のアクティブ電極103とパッシブ電極104とによる結合電極と受電装置200のアクティブ電極203とパッシブ電極204とによる結合電極との結合は相互容量Cmを介して結合しているものと表すことができる。
圧電トランス1は、実施形態1,2で説明したように、外部電極5A,5Bと外部電極3B,4B(または外部電極3A,4A)との間に印加される電圧を降圧して外部電極3A,4A(または外部電極3B,4B)へ出力する。この出力電圧が負荷回路RLに供給される。この負荷回路RLは、例えば整流回路を備え、受電装置200の二次電池を充電する。
このように、降圧回路に、低損失の圧電トランス1を用いることで、低損失で小型の降圧回路を実現でき、その結果、受電装置200の小型化が可能となる。
図11は、圧電トランス1を二つ用いた場合のワイヤレス電力伝送システムの回路構成を示す図である。
図11では、受電装置200は、交流電圧の正電圧を出力する圧電トランス11と、負電圧を出力する圧電トランス12とを含む圧電トランスモジュール10を備えていて、平衡−不平衡変換がなされている。二つの圧電トランス11,12の外部電極5A,5Bは、アクティブ電極203に接続されている電圧入力端子T4に接続されている。また、圧電トランス11の外部電極3A,4Aは、整流用のダイオードD1を介して第1出力端子T1に接続され、外部電極3B,4Bは、パッシブ電極204に接続された第3出力端子T3に接続されている。圧電トランス12の外部電極3A,4Aは第3出力端子T3に接続され、外部電極3B,4Bは、ダイオードD2を介して第2出力端子T2に接続されている。
また、整合または共振用のインダクタLb1の一端はダイオード(第1整流素子)D1を介して第1出力端子T1に接続され、他端は第3出力端子T3に接続されている。整合または共振用のインダクタLb2の一端はダイオード(第2整流素子)D2を介して第2出力端子T2に接続され、他端は第3出力端子T3に接続されている。また、第1出力端子T1および第2出力端子T2は、インダクタLcおよびキャパシタC1からなる平滑回路を介して負荷Rに接続されている。
この回路構成では、平衡出力とすることで、平衡入力型の整流回路との整合性がよく、安定に動作させることができる。
なお、圧電トランスにおける分極方向は上述の実施形態に限定されることはない。図12A、図12B,図12C、図13A、図13B、図14Aおよび図14Bは圧電トランスにおける分極方向のバリエーションを説明する図である。以下に説明する変形例では、上述の実施形態で圧電体板の対向側面に設けていた外部電極を、圧電体板の厚み方向に対向するよう設けた構成として説明する。
図12A、図12B,図12Cでは、領域L1,L5が振動方向と分極方向とが直交する横効果、領域L2,L4が振動方向と分極方向とが同一の縦効果となる場合を示す。図12Aに示すように、領域L2,L4における分極方向を実施形態1とは反対方向としてもよい。また、図12Bに示すように、領域L5における分極方向を、領域L1における分極方向とは反対方向にしてもよい。さらに、図12Cに示すように、領域L2,L4における分極方向を実施形態1とは反対方向とし、かつ、領域L5における分極方向を、領域L1における分極方向とは反対方向にしてもよい。
図13A、図13B、図14Aおよび図14Bでは、領域L1,L2,L4,L5が振動方向と分極方向とが同一の縦効果となる場合を示す。また、図13A、図13B、図14Aおよび図14Bのそれぞれでは、長手方向において同方向に極性を有するように領域L1,L5の外部電極の形状が領域L3を中心に左右対称となる構成を上図に示し、同方向に同じ極性を有するように領域L1,L5の外部電極の形状が領域L3を中心に左右非対称となる構成を下図に示している。
図13Aに示すように、領域L1,L2における分極方向を領域L5側の方向とし、領域L4,L5おける分極方向を領域L1側の方向とするようにしてもよい。また、図13Bに示すように、領域L1,L2における分極方向が互いの方向を向き合う方向とし、領域L4,L5における分極方向が互いの方向を向き合う方向とするようにしてもよい。
さらに、図14Aに示すように、領域L1,L2,L5における分極方向を一致させ、領域L4における分極方向を反対方向とするようにしてもよい。また、図14Bに示すように、領域L1,L4,L5における分極方向を一致させ、領域L2における分極方向を反対方向とするようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、昇圧動作の場合、長手方向の中央である領域L3を出力部としているが、領域L2,L4に電極を設けて、領域L2,L4を出力部としてもよい。図15A、図15B、図15C、図15D、図16A、図16B、図16Cおよび図16Dは、入出力部の領域を変更した場合の圧電トランスを示す図である。領域L1、L2、L4、L5の長手方向の中央は圧電体板2の変位が最小となる位置(ノード)であり、図15A、図15B、図15C、図15D、図16A、図16B、図16Cおよび図16Dの圧電トランスは領域L1、L2、L4、L5で実装基板またはパッケージに支持される。
図15A、図15B、図15C、図15Dでは、領域L1,L2,L4,L5が振動方向と分極方向とが直交する横効果となる場合を示す。図15A、図15B、図15C、図15Dでは、領域L4,L5に共通の外部電極7Aを圧電体板2の下側に設け、その外部電極7Aに対向する外部電極7B,7Cを領域L4,L5にそれぞれ設けている。領域L4,L5は分極方向を上方向としてある。また、領域L4,L5は分極方向を上方向としてある。
図15Aでは、圧電体板2の上側に領域L1,L2に共通の外部電極6Aを設け、その外部電極6Aに対向する外部電極6B,6Cを領域L1,L2にそれぞれ設けている。領域L1,L2は分極方向を下方向としてある。この場合、外部電極6C,7Bから昇圧された電圧を取り出すことができる。領域L3は、非分極であり、図15A、図15B、図15C、図15D、図16A、図16B、図16Cおよび図16Dでは、領域L3に対向電極は設けられていない。図15Aでは、圧電体板2の上側に領域L1,L2に共通の外部電極6Aを設けているが、外部電極6Aは領域L1,L2で独立してもよい。また、共通の外部電極7Aは領域L4,L5で独立していてもよい。
図15Bでは、図15Aと同様に外部電極6A,6B,6Cを設ける。そして、領域L1は分極方向を上方向としてあり、領域L2は分極方向を下方向としてある。この場合、外部電極6C,7Bから昇圧された電圧を取り出すことができる。
図15Cでは、圧電体板2の下側に領域L1,L2に共通の外部電極6Aを設け、その外部電極6Aに対向する外部電極6B,6Cを領域L1,L2にそれぞれ設けている。そして、領域L1,L2は分極方向を上方向としてある。この場合、外部電極6C,7Bから昇圧された電圧を取り出すことができる。
図15Dでは、図15Cと同様に外部電極6A,6B,6Cを設ける。そして、領域L1は分極方向を下方向としてあり、領域L2は分極方向を上方向としてある。この場合、外部電極6C,7Bから昇圧された電圧を取り出すことができる。
図16A、図16B、図16Cおよび図16Dでは、領域L1,L5が振動方向と分極方向とが同一の縦効果となり、領域L2,L4が振動方向と分極方向とが直交する横効果となる場合を示している。また、領域L4,L5に共通の外部電極7Aを圧電体板2の下側に設け、その外部電極7Aに対向する外部電極7B,7Cを領域L4,L5にそれぞれ設けている。この外部電極7A,7Cは、長手方向に電圧を印可するよう内部電極を有している。領域L4は分極方向を上方向とし、領域L5は分極方向を領域L1側としている。
図16Aでは、圧電体板2の上側に領域L1,L2に共通の外部電極6Aを設け、その外部電極6Aに対向する外部電極6B,6Cを領域L1,L2にそれぞれ設けている。外部電極6A,6Bは、長手方向に電圧を印可するよう内部電極を有していて、図16Aでは、長手方向において領域L5と同方向に極性を有するように構成としている。領域L1は分極方向を圧電体板2の外側の方向とし、領域L2は上方向としてある。この場合、外部電極6C,7Bから昇圧された電圧を取り出すことができる。
図16Bでは、外部電極は図16Aと同様の構成としてあり、領域L1は分極方向を領域L5側とし、領域L2は下方向としてある。この場合、外部電極6C,7Bから昇圧された電圧を取り出すことができる。
図16Cでは、圧電体板2の下側に領域L1,L2に共通の外部電極6Aを設け、その外部電極6Aに対向する外部電極6B,6Cを領域L1,L2にそれぞれ設けている。外部電極6A,6Bは、長手方向に電圧を印可するよう内部電極を有していて、図16Cでは、長手方向において領域L5とは逆方向に極性を有するように構成としている。この場合、外部電極6C,7Bから昇圧された電圧を取り出すことができる。
図16Dでは、外部電極は図16Cと同様の構成としてあり、領域L1は分極方向を圧電体板2の外側とし、領域L2は上方向としてある。この場合、外部電極6C,7Bから昇圧された電圧を取り出すことができる。なお、図15A、図15B、図15C、図15D、図16A、図16B、図16Cおよび図16Dの構成は、内部電極間の距離や内部電極層と圧電体層との積層数を調整して領域L2,L4の容量が領域L1,L5の容量に比べて大きくなるように構成することにより、領域L2,L4の外部電極6C,7Bから降圧された電圧を取り出すように構成することができる。
上述の実施形態では、圧電トランス1は、(5λ/2)共振モードで振動するものとしたが、さらに高次モードで振動するものであってもよい。
図17Aおよび図17Bは(7λ/2)共振モードで振動する圧電トランスの断面図である。図17Aおよび図17Bに示す圧電トランスの長さをLとした場合、圧電体板2を長手方向に七等分し、長手方向の長さをL/7(すなわち、λ/2)とした領域をL1〜L7とする。この領域L2,L4,L6の長手方向の中央は圧電体板2の変位が最小となる位置(ノード)であり、図17Aの圧電トランスは領域L2,L4,L6で実装基板に支持される。また、領域L1には対向する外部電極8A,8Bが設けられている。領域L2には対向する外部電極9A,9Bが設けられている。領域L4には対向する外部電極10A,10Bが設けられている。領域L6には対向する外部電極11A,11Bが設けられている。領域L7には対向する外部電極12A,12Bが設けられている。
図17Aでは、領域L1,L2,L6,L7は分極方向を上方向とし、領域L3,L5は分極方向を互い向かい合う方向としている。領域L4は未分極である。この場合、図示しないが、外部電極8A,9Bを接続し、外部電極8B,9Aを接続する。また、外部電極11A,12Bを接続し、外部電極11B,12Aを接続する。そして、外部電極8A,9Bと外部電極8B,9Aとの間、および、外部電極11A,12Bと外部電極11B,12Aとの間に交流電圧が印可されると、領域L1,L2,L6,L7は横効果、領域L3,L5は縦効果となり、領域L4の外部電極10A,10Bから昇圧された電圧を取り出せる。
図17Bでは、領域L1,L7は分極方向を下方向とし、領域L2,L6は分極方向を上方向とし、領域L3,L5は分極方向を互い向かい合う方向としている。この場合、外部電極8A,9Aを接続し、外部電極8B,9Bを接続する。また、外部電極11A,12Aを接続し、外部電極11B,12Bを接続する。そして、外部電極8A,9Aと外部電極8B,9Bとの間、および、外部電極11A,12Aと外部電極11B,12Bとの間に交流電圧が印可されると、領域L1,L2,L6,L7は横効果、領域L3,L5は縦効果となり、領域L4の外部電極10A,10Bから昇圧された電圧を取り出せる。
図18Aおよび図18Bは、(9λ/2)共振モードで振動する圧電トランスの断面図である。図18Aおよび図18Bに示す圧電トランスの長さをLとした場合、圧電体板2を長手方向に九等分し、長手方向の長さをL/9(すなわち、λ/2)とした領域をL1〜L9とする。この領域L3,L5,L7の長手方向の中央は圧電体板2の変位が最小となる位置(ノード)であり、図18Aおよび図18Bの圧電トランスは領域L3,L5,L7で実装基板に支持される。また、領域L1には対向する外部電極8A,8Bが設けられている。領域L2には対向する外部電極9A,9Bが設けられている。領域L3には対向する外部電極10A,10Bが設けられている。領域L5には対向する外部電極11A,11Bが設けられている。領域L7には対向する外部電極12A,12Bが設けられている。領域L8には対向する外部電極13A,13Bが設けられている。領域L9には対向する外部電極14A,14Bが設けられている。
図18Aでは、領域L1,L2,L3,L7,L8,L9は分極方向を上方向とし、領域L4,L6は分極方向を互い向かい合う方向としている。領域L5は未分極である。この場合、図示しないが、外部電極8A,9B,10Aを接続し、外部電極8B,9A,10Bを接続する。また、外部電極12A,13B,14Aを接続し、外部電極12B,13A,14Bを接続する。そして、外部電極8A,9B,10Aと外部電極8B,9A,10Bとの間、および、外部電極12A,13B,14Aと外部電極12B,13A,14Bとの間に交流電圧が印可されると、領域L1,L2,L3,L7,L8,L9は横効果、領域L4,L6は縦効果となり、領域L5の外部電極11A,11Bから昇圧された電圧を取り出せる。
図18Bでは、領域L2,L8は分極方向を下方向とし、他は図18Aと同じである。この場合、外部電極8A,9A,10Aを接続し、外部電極8B,9B,10Bを接続する。また、外部電極12A,13A,14Aを接続し、外部電極12B,13B,14Bを接続する。そして、外部電極8A,9A,10Aと外部電極8B,9B,10Bとの間、および、外部電極12A,13A,14Aと外部電極12B,13B,14Bとの間に交流電圧が印可されると、領域L1,L2,L3,L7,L8,L9は横効果、領域L4,L6は縦効果となり、領域L5の外部電極11A,11Bから昇圧された電圧を取り出せる。
図19は(11λ/2)共振モードで振動する圧電トランスの断面図である。図19に示す圧電トランスの長さをLとした場合、圧電体板2を長手方向に11等分し、長手方向の長さをL/11(すなわち、λ/2)とした領域をL1〜L11とする。この領域L4,L6,L8の長手方向の中央は圧電体板2の変位が最小となる位置(ノード)であり、図19の圧電トランスは領域L4,L6,L8で実装基板に支持される。実装部への応力を低減するために実装部はこのように中央にまとめた方が好ましい。また、領域L1,L2,L3,L4,L6,L8,L9,L10,L11の上側には外部電極8A,9A、10A,11A,12A,13A,14A,15A,16Aが設けられて,これらに対向する外部電極8B,9B、10B,11B,12B,13B,14B,15B,16Bが設けられている。
図19では、領域L1,L3,L9,L11は分極方向を下方向とし、領域L2,L4,L8,L10は分極方向を上方向とし、領域L5,L7は分極方向を互い向かい合う方向としている。領域L6は未分極である。この場合、外部電極8A,9A,10A,11Aを接続し、外部電極8B,9B,10B,11Bを接続する。また、外部電極13A,14A,15A,16Aを接続し、外部電極13B,14B,15B,16Bを接続する。そして、外部電極8A,9A,10A,11Aと外部電極8B,9B,10B,11Bとの間、および、外部電極13A,14A,15A,16Aと外部電極13B,14B,15B,16Bとの間に交流電圧が印可されると、領域L1,L2,L3,L4,L8,L9,L10,L1は横効果、領域L5,L7は縦効果となり、領域L6の外部電極12A,12Bから昇圧された電圧を取り出せる。
図17B、図18B、図19は、(7λ/2)共振モード、(9λ/2)共振モード、(11λ/2)共振モードで振動する圧電トランスの電極を接続する配線を示す断面図である。(7λ/2)共振モード以上の共振モードを用いた場合には、(5λ/2)共振モードを用いた場合に比べて圧電体板の端部領域のインピーダンスを調整することが可能になり、昇圧比や降圧比を調整することが可能になる。また、積層数を減らすことができ、構造を簡略化できる。
ここで、(2n+1)次の共振モードを用いた場合を考える(nは3以上の整数である)。図20は、{(2n+1)λ/2}共振モードで振動する圧電トランスの断面図である。図19に示す圧電トランスの長さをLとした場合、圧電体板2を長手方向に(2n+1)等分し、長手方向の長さをL/(2n+1)(すなわち、λ/2)とした領域をL1〜L(2n+1)とする。
この場合、真ん中の領域L(n+1)が非分極の領域となり、その両隣k(kはnより小さい正の整数である)個分の領域を長さ方向に分極された領域、さらにその両端(n−k)個分の領域が厚み方向に分極された領域とすると、それぞれL1〜L(n−k)と、L(n+k+2)〜L(2n+1)とは厚み方向に分極された領域となる。また、L(n−k+1)〜L(n)と、L(n+2)〜L(n+k+1)とは長さ方向に分極された領域となる。さらに、L(n+1)は非分極の領域となる。
昇圧比(または降圧比)を定性的に捉えるための目安量Sとすると、S=k(n−k)で規定することができ、図21に示すように、S=−(k−n/2)+n/4となる。k=n/2の時にSが最大になるが、kもnも正の整数であるという条件を考慮すると、n=2m(mは正の整数)かつk=mである場合が最もSが大きくなる、すなわち昇圧比(または降圧比)を稼ぐことができることになる。
なお、圧電トランスの具体的構成などは、適宜設計変更可能であり、上述の実施形態に記載された作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、上述の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。実施例では、積層構造を前提にして記述したが単板構造であってもよい。
1−圧電トランス
2−圧電体板(圧電体)
3A,3B−外部電極(第1電極、第2電極)
4A,4B−外部電極(第1電極、第2電極)
5A,5B−外部電極(第3電極)
L1−領域(第1領域)
L2−領域(第2領域)
L3−領域(第3領域)
L4−領域(第4端部)
L5−領域(第5端部)

Claims (11)

  1. 5次の縦振動モードを利用してなる圧電トランスであって、
    5λ/2の長さ、λ/2未満の幅、およびλ/2未満の厚みを有する圧電体板を備え、
    前記圧電体板は、
    長さ方向に沿って5等分されて構成された第1〜第5領域を有し、
    前記第1領域および前記第5領域は厚み方向または長さ方向を分極方向として分極され、
    前記第2領域および前記第4領域は前記長さ方向を分極方向として分極され、
    前記第3領域は非分極であり、
    前記第1領域および前記第5領域それぞれに設けられ、前記分極方向に沿って対向配置された第1電極と第2電極と、
    前記第3領域と前記第2領域および前記第4領域との境界を含む位置に設けられた第3電極と
    をさらに備え
    前記第1電極と前記第2電極とは入力電極であり、前記第3電極は出力電極である、又は、前記第3電極は入力電極であり、前記第1電極と前記第2電極とは出力電極である
    圧電トランス。
  2. 前記圧電体板は幅方向及び厚み方向の一方の長さがλ/4であり、他方の長さがλ/4以下である、
    請求項1に記載の圧電トランス。
  3. 前記第1電極および前記第2電極は、
    前記第1領域および前記第5領域の分極方向が前記厚み方向である場合、前記厚み方向に対向するように設けられ、
    前記第1領域および前記第5領域の分極方向が前記長さ方向である場合、前記長さ方向に対向するように設けられている、
    請求項1または2の圧電トランス。
  4. 前記圧電体板は、
    前記第3領域および前記第1領域および第5領域で支持される、
    請求項3に記載の圧電トランス。
  5. (2n+1)次の縦振動モード(nは3以上の整数)を利用してなる圧電トランスであって、
    (2n+1)×λ/2の長さ、λ/2未満の幅、およびλ/2未満の厚みを有する圧電体板を備え、
    前記圧電体板は、
    長さ方向に沿って(2n+1)等分されて構成された第1〜第(2n+1)領域を有し、
    第1領域〜第(n−k)領域(kはnより小さい正の整数)及び第(n+k+2)領域〜第(2n+1)領域は、厚み方向を分極方向として分極され、
    第(n−k+1)領域〜第n領域及び第(n+2)領域〜第(n+k+1)領域は長さ方向を分極方向として分極され、
    第(n+1)領域は非分極であり、
    前記第1領域〜第(n−k)領域及び第(n+k+2)領域〜第(2n+1)領域それぞれに設けられ、分極方向に沿って対向配置された第1電極及び第2電極と、
    第(n+1)領域と、前記第(n−k+1)領域〜第n領域及び第(n+2)領域〜第(n+k+1)領域の境界を含む位置に設けられた第3電極と、
    を備え、
    前記第1電極と前記第2電極とは入力電極であり、前記第3電極は出力電極である、又は、前記第3電極は入力電極であり、前記第1電極と前記第2電極とは出力電極である
    圧電トランス。
  6. n=2m(mは正の整数)、かつk=mである、請求項に記載の圧電トランス。
  7. 請求項1からの何れかに記載の圧電トランスを二つ備えた圧電トランスモジュールであって、
    電圧入力端子と、
    グランド端子と、
    第1出力端子および第2出力端子と、
    を備え、
    第1の前記圧電トランスおよび第2の前記圧電トランスは、
    前記第3電極が前記電圧入力端子に接続され、
    第1の前記圧電トランスは、
    前記第1電極が前記第1出力端子に接続され、前記第2電極が前記グランド端子に接続され、
    第2の前記圧電トランスは、
    前記第1電極が前記グランド端子に接続され、前記第2電極が前記第2出力端子に接続されている、
    圧電トランスモジュール。
  8. 前記第1電極と前記第1出力端子との間に接続された第1整流素子と、
    前記第2電極と前記第2出力端子との間に接続された第2整流素子と、
    を備える請求項に記載の圧電トランスモジュール。
  9. 請求項1からの何れかに記載の圧電トランスを複数備えた圧電トランスモジュールであって、
    前記圧電トランスが厚み方向に沿って複数積層され、
    一の前記圧電トランスの前記第1電極と、前記一の圧電トランスに厚み方向に隣接する他の前記圧電トランスの前記第2電極とが導通し、
    前記一の圧電トランスおよび前記他の圧電トランスの前記第3電極同士が導通している、
    圧電トランスモジュール。
  10. 請求項1からの何れかに記載の圧電トランスを複数備えた圧電トランスモジュールであって、
    前記圧電トランスが幅方向に沿って複数積層され、
    隣接する前記圧電トランスは、
    前記第1電極同士が導通し、前記第2電極同士が導通し、前記第3電極同士が導通している、
    圧電トランスモジュール。
  11. 送電側アクティブ電極、送電側パッシブ電極、並びに、前記送電側アクティブ電極及び送電側パッシブ電極間に電圧を印加する電圧発生回路を有する送電装置と、
    該送電装置に載置した場合に、前記送電側アクティブ電極に対して対向する受電側アクティブ電極、前記送電側パッシブ電極に対して対向又は接触する受電側パッシブ電極、前記受電側アクティブ電極及び受電側パッシブ電極の間に生じる電圧を降圧する降圧回路、並びに、前記降圧回路の出力電圧を電源電圧として入力する負荷回路を有する受電装置と、
    を備え、前記送電側アクティブ電極と前記受電側アクティブ電極とが間隙を介して対向し、容量結合することにより前記送電装置側から前記受電装置側へ電力伝送するワイヤレス電力伝送システムにおいて、
    前記降圧回路は、5次の縦振動モードを利用してなる圧電トランスを備え、
    前記圧電トランスは、
    5λ/2の長さ、λ/2未満の幅、およびλ/2未満の厚みを有する圧電体板を備え、
    前記圧電体板は、
    長さ方向に沿って5等分されて構成された第1〜第5領域を有し、
    前記第1領域および前記第5領域は厚み方向または長さ方向を分極方向として分極され、
    前記第2領域および前記第4領域は前記長さ方向を分極方向として分極され、
    前記第3領域は非分極であり、
    前記第1領域および前記第5領域それぞれに設けられ、前記分極方向に沿って対向配置された第1電極と第2電極と、
    前記第3領域と前記第2領域および前記第4領域との境界を含む位置に設けられた第3電極と、
    を備え
    前記第3電極は入力電極であり、前記第1電極と前記第2電極とは出力電極である、
    ワイヤレス電力伝送システム。
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