JP5576642B2 - 車両用昇降装置のプラットフォームの載置面における格納式ストッパ装置 - Google Patents

車両用昇降装置のプラットフォームの載置面における格納式ストッパ装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両用昇降装置のプラットフォームの載置面における格納式ストッパ装置に関するものである。
特許文献1には、昇降プラットフォームにおける乗込み部の前後に所要の間隔で離隔し、かつ乗込み部の両外側面より平行に突出する支軸を設け、前記後方側の支軸にはフラップ左右レバーを軸支し、前記前方側の支軸には、接地部を先端に備えた左右接地操作レバー板を軸支して、前記フラップ左右レバーの内側又は外側の回動自在に配し、前記フラップ左右レバーの軸支部から下方へ延長した連繋部と、前記左右接地操作レバー板の先端部とが所要巾交差重合するように設けると共に、相互に連繋する連繋軸とロック部を備える屈曲連繋孔を設け、フラップ左右レバーと左右接地操作レバー板を、前記前後の支軸を中心に回動自在に関連し、一端を乗込み部に固着したトーションバーの他端を前記左右接地操作レバー板に夫々連接付勢してなる車両用昇降機の自動フラッパー装置が提案されている。
特許文献2には、プラットホーム3後縁にその上面から突出ないし退入可能なキャスタストッパ1を設け、ロック装置2はストッパレバー23を備え、ストッパレバー23は、キャスタストッパ1のピン体12の退入軌跡上に回動進出して、係合凹部232がピン体12に係合することによりキャスタストッパ1の退入移動を規制し、ストッパレバー23はコイルバネ27により進出付勢されており、プラットホーム3が地上近くへ降下した際に一端231が地面に当接して、コイルバネ27の付勢力に抗してピン体12の退入軌跡上から退避せられる、車両用昇降装置におけるプラットフォームのキャスタストッパのロック装置が提案されている。
特許文献3には、貨物車の一部に設けられ、荷受台の昇降により貨物車の荷箱から荷物の積み卸しを行う荷受台昇降装置において、前記荷受台の先部下面に固定した基台と、基台上に支持されるとともに常時荷受台上面より突出した起立状態に弾発されるストッパ本体と、ストッパ本体に軸支され荷受台が昇降中は基台の一部に係合させてストッパ本体を起立状態に保持する起立保持部材と、荷受台が地上まで降下して起立保持部材の一部が地上に当接すると起立保持部材の一部の係合が解除されストッパ本体が荷受台上面位置まで格納可能となるように基台に形成された大切欠部とにて構成される荷受台昇降装置におけるストッパ装置が提案されている。
特許文献4には、荷箱(2)を搭載した車体(1)に、昇降機構を介して荷受台(8)を昇降可能に設け、該荷受台(8)は水平状態で荷箱(2)の荷台(3)と地上間で昇降作動され、また前記荷受台(8)は折り畳まれて荷箱(2)の床下に格納、あるいは荷箱(2)に沿って起立格納されるようにした、車両の荷受台昇降装置において、前記荷受台(8)は、その荷受面と略面一な格納位置と、その荷受面より突出する突出位置とに保持され、かつ附勢手段(21)により突出位置に附勢されるストッパ(15)および前記ストッパ(15)を格納位置にロック、あるいはロックを解除するロック手段(LO)を備え、前記ロック手段(LO)は、前記ストッパ(15)側に設けられる被係合部材(30)と、前記荷受台(8)側に設けられて前記被係合部材(30)に係脱し得るように、ロック側とロック解除側にスライド作動し得る係合部材(31)と、前記係合部材(31)をロック側に附勢する第1附勢手段(40)と、前記荷受台(8)に揺動可能に軸支されて前記係合部材(31)に連動される操作部材(56)と、該操作部材(56)の揺動操作に関連して前記係合部材(31)をスライド作動するガイド手段(60)と、前記操作部材(56)をロック側に附勢し、前記第1の附勢手段(40)よりも附勢力の大きい第2の附勢手段(54)を含み、前記第2の附勢手段(54)は、係合部材(31)が被係合部材(30)に対して半ロック状態となったときに、前記操作部材(56)をロック側に附勢してそのフリーな揺動およびスライド移動を規制し、荷受台(8)の格納時に、該操作部材(56)の先端部が荷受台(8)の荷受面から突出するのを防止するようにしたことを特徴とする、車両の荷受台昇降装置におけるストッパ装置が提案されている。
特許文献5には、荷受台1の載置面4に形成した開口部5内にストッパ11を軸支してあり、該ストッパ11は、軸12を挟んで一方の端部11aが荷受台の下面7より下へ突出すると共に他方の端部11bが載置面4上に突出するように軸支され且つ該載置面4上に突出した他方の端部11bが荷物の移動に抗することが可能とされており、荷受台1の下降に伴ってその一方の端部11aが地面に当接すると該ストッパ11が回動させられて他方の端部11bが開口部5に収納されることを特徴とする昇降式荷受台の安全装置が提案されている。
特開平7−300043号公報 特開平10−53060号公報 特開2001−130309号公報 特開2004−90876号公報 特開2007−137146号公報
前記特許文献1の車両用昇降機の自動フラッパー装置は、プラットフォームの乗込み部の先端に配備されるフラッパーであるから、地面からプラットフォームへスムーズ傾斜面を構成するとともに、乗込み後は全幅を上昇により起立し、プラットフォームからの転落防止を図るものであって、構造上の堅牢性から重量の増加を回避することができないのである。
前記特許文献2のプラットフォームのキャスタストッパは、前記特許文献1のフラッパーの傾斜面をプラットフォームに構成するものであるから、キャスタストッパは、積載物の車輪に対応するもので足り、構造の簡単化と重量の軽減化を図ることができる。しかも、そのプラットホームの着地時において、ストッパの起伏の自動化を簡単なリンク機構で図るものである。したがって、手動操作によるストッパの確実な起伏機構については開示されていない。
前記特許文献3の荷受台昇降装置におけるストッパ装置は、前記特許文献2と同じく昇降プラットホームの着地時において、ストッパの起伏の自動化を図るものであって、その簡単な構成で確実な作動を行うことにある。したがって、同じく、手動操作によるストッパの確実な起伏機構については開示されていない。
前記特許文献4の車両の荷受台昇降装置におけるストッパ装置は、前記特許文献2、3と同様に荷受台に乗込み傾斜面を固定して構成し、起伏作動に専念するストッパに関するものであり、ストッパの伏倒作動と起立作動を足による操作ができることに特徴がある。また、ストッパに設けられる被係合部材と係合部材の係合を係合部材のスライド作動により行うものであり、そのため係合部材は、コイルバネに支えられて、係合時には、被係合部材の回動によりコイルバネを圧縮して係合部材をスライドさせ、その通過後に係合部材がコイルバネに戻されて被係合部材に係合し、ストッパを伏倒状態にロックする。そして、ストッパの起立時には、足により操作する操作部材を介して係合部材に戻し力を伝達する場合に、操作した後も操作部材を定位置に保持するために、コイルバネを操作部材と係合部材の間に二重に配備することが必要になって、構成が複雑になるものである。
前記特許文献5の昇降式荷受台の安全装置は、前記特許文献4の車両の荷受台昇降装置におけるストッパ装置の複雑な構成を簡略化することを目的になされたものである。しかし、ストッパの構成が前記特許文献2、3と基本的に同一の構造であり、提案される手動ストッパにおいても、容易な操作機構、確実なロック機構について開示がない。
図6に示すように、従来型の場合、プラットフォーム35に台車(図示しない。)を乗せた後、乗込みロープ兼輪留め(フラッパ)36を手で起こしてロックを掛ける必要があった。また、ロックを解除する際も、手でロック解除レバー37を引く必要があった。
昇降機構とプラットフォームから構成される車両用昇降装置において、前記プラットフォームの先端部3aに形成される傾斜乗込み面部に、基端部6cが対応し、格納時にプラットフォームの載置面の一部を構成する載置面部6aが上面側に、起立時に車輪との衝突部6bが先端側に夫々形成され、トーションコイルバネにより基端部6cに設けられた連繋板部8を中心に常時起立方向に付勢されて軸支され、前記連繋板部8の後方側周面に下方に延設されてプラットフォームの底板等の支承部に連接して起立角度を所要に維持する規制部が設けられ、前方側と対応して格納位置を維持する凹形被係合部8a前記連繋板部8の前方側周面に凹陥して設けられるストッパと、このストッパに前方側から対応し、ロックレバー用コイルバネ14により付勢されて基端軸支12bが軸支されて先端部に形成される凸形係合部12aが上昇して前記ストッパ6の凹形被係合部8aに前方側から係合するように回動自在に構成されると共に前記基端軸支12bの前方側周面に凹陥して前記ストッパ凹形被係合部8aと係合しない位置に維持する離隔用凹形被係合部12b1が形成されて具え、かつ先端側にロック解除用足踏みバー15が突設されるロックレバー12と、前記ロックレバー12の基端軸支12b離隔用凹形被係合部12b1の前方側に対応し、該ロックレバー12の基端軸支12b離隔用凹形被係合部12b1に端部を係合してロックレバー12を前記ストッパ凹形被係合部8aと係合しない位置に切替え自在に維持するモード切替スライド軸17とが、プラットフォーム3の一方の側壁板3bの内壁面に沿って前後直列方向に連繋配設されてなる車両用昇降装置のプラットフォームの載置面における格納式ストッパ装置にある。
前記モード切替スライド軸17は、その前端部17bに横向きに突出するモード切替レバー21が接続され、プラットフォーム一方の側壁板3bに開口するL字型案内孔22に嵌合して配備されてもよいものである。
前記L字型案内孔22は、前後方向に開口し、対応する縦向き左側開口縁22a1、縦向き右側開口縁22a2と天井縁22a3がガイド面に形成される縦向きレバーロックモード孔部22aと、対応する横向き上側開口縁22b1、横向き下側開口縁22b2と後方側縁22b3がガイド面に形成される横向きレバーアップモード孔部22bかから構成されてもよいものである。
本発明の車両用昇降装置のプラットフォームの載置面における格納式ストッパ装置は、前述のように構成されるものであるから、ストッパの作動モードを、モード切替スライド軸により、ロックモード(ストッパを踏んでロック、ロック解除用足踏みバーを踏んでストッパのロックを解除)と、アップモード(ストッパを踏んでもロックされず立ち上がる)に切り替え可能である。
モード切替スライド軸がロックモードの時、ストッパが格納状態で、サイドにあるロック解除用足踏みバーを足で踏むことにより、ストッパのロックが解除され、トーションコイルバネの力によりストッパが立ち上る。また、ストッパが立ち上がった状態の時、足で踏んで倒すことによりロックがかかり、格納状態を保持するものである。
本発明は、ストッパの作動モードを、簡易操作で、ロックモードとアップモードに切替えることができ、また、ストッパは、円滑、安定した起伏作動を行い、堅牢性、耐久性及び安全性に優れる車両用昇降装置のプラットフォームの載置面における格納式ストッパ装置を提供できるものである。
本発明の車両用昇降装置のプラットフォームの載置面における格納式ストッパ装置の実施例の全体を示す側面図である。 要部の拡大部分平面図である。 踏みつけてストッパを倒し、上面をプラットフォームの載置面の一部に構成すると共に、全体を載置面下に格納した状態の拡大部分側面図である。 ストッパのロックを開放してストッパを起立した状態の拡大部分側面図である。 プラットフォームの側壁板に開口するL字型案内孔の詳細を示す拡大部分図である。 プラットフォームの先端部の全体を起伏する従来のフラッパー型車止め装置の一例を示す側面図である。
昇降機構とプラットフォーム3から構成される車両用昇降装置において、前記プラットフォームの先端部3aに載置面へ接続する傾斜乗込み面部が形成され、この傾斜乗込み面部に接続する前記載置面に、その一部を構成する載置面部6aが上面側に、先端側が車輪の衝突部6b成され、基端部6cと一体に設けた連繋板部により前記傾斜乗込み面部に対応させてプラットフォームの載置面下に設けた支軸に軸支され、トーションコイルバネにより常時、基端部6cの連繋板部8を中心に起立方向に付勢され、前記連繋板部8の後方側周面に下方に延設されてプラットフォームの底板等の支承部に連接して起立角度を所要に維持する規制部が設けられ、前方側と対応する凹形被係合部8aが前記連繋板部8の前方側周面に凹陥して形成されるストッパと、前記ストッパ6の前方側に、前記連繋板部凹形被係合部8aと対応する凸形係合部12aを先端に具え、基端軸支12bの前方側周面凹陥して設けられた離隔用凹形被係合部12b1を具え、基端軸支12bが前記ストッパを軸支する支軸と平行にプラットフォームの載置面下に配備された支軸13と一体に取付けられ、この支軸13の回りにロックレバー用コイルバネ14により前記凸形係合部12aを上方側へ全体を回動自在に付勢され、かつ、プラットフォーム一方の側壁板3b外壁面より外方に突出するロック解除用足踏みバー15配備されるロックレバー12と、前記ロックレバー12の基端軸支12b離隔用凹形被係合部12b1の前方側に対応し、前後にスライド自在に支承されると共に拡張コイルバネ19により後方へ常時付勢されて前記離隔用凹形被係合部12b1に後端部17aが係合し、支軸13を中心とするロックレバー12が前記ストッパ凹形被係合部8aに係合しない位置に付勢される回動を停止するように構成されるモード切替スライド軸17が、プラットフォーム3の一方の側壁板3bの内壁面に沿って前後直列方向に連繋配設され、前記モード切替スライド軸17の前端部17bに横向きに突出して接続されるモード切替レバー21と、前記プラットフォーム一方の側壁板3bに開口してL字型案内孔22が配備され、前記モード切替レバー21L字型案内孔22に嵌合して案内し、前記モード切替レバー21前記モード切替スライド軸17と共に前方位置と後方位置とに移動して定置するL字型案内孔22とからなる車両用昇降装置のプラットフォームの載置面における格納式ストッパ装置。
以下、本発明の車両用昇降装置のプラットフォームの載置面における格納式ストッパ装置を実施例として示す図1〜4により説明すると、車両用昇降装置のプラットフォームの載置面における格納式ストッパ装置は、昇降機構2とプラットフォーム3から構成される車両用昇降装置1において、前記プラットフォーム3の先端部3aは、載置面4へ接続する傾斜乗込み面部5に形成され、該傾斜乗込み面部5に連続する載置面4に、該載置面4の一部を構成する載置面部6aが上面側に車との衝突部6bが先端側に、基端部6cが基端側に形され、基端部6cを前記傾斜乗込み面部5に対応させて全体をプラットフォーム3の先端部3aに設けた支軸7の軸回りに回動自在に軸支してストッパ6を配備する。
前記ストッパ6は、実施例では、鋼板をコ字型に折曲されたコ字型板から設けられ、その所要巾の載置面部6aを中心に先端側の下方へ屈曲した部分を衝突部6bに、基端側の下方へ折曲した部分を基端部6cとしている。
前記ストッパ6を構成するコ字型板の基端部6cに、前記衝突部6b側に向けた前方側周面に凹陥して設けられた凹形被係合部8aを具えた連繋板部8が設けられ、該連繋板部8がプラットフォーム3に回転自在に軸受される支軸7の軸回りに配備されて一体に設けられ、ストッパ6は、前記支軸7に一体に支架される。
前記支軸7には、トーションコイルバネ9が巻装され、その一端9aは前記プラットフォーム3の載置面を構成する載置面板10の下方に離隔して設けた底板11に接し、反対の他端9bはストッパ6の載置面部6aの下面6dに接し、そのトーションコイルバネ9の反発力によりストッパ6を、前記支軸7を中心に回動して起立するように付勢し、そのストッパ6は、前記連繋板部8において、後方側周面を下方に延設して規制部8bが設けられ、規制部8bはプラットフォーム3の底板11等の支承部に連接して所要の起立角を得るように構成される。
前記ストッパ6の前方側に、前記連繋板部8の凹形被係合部8aと対応する凸形係合部12aを先端に具え、また、基端軸支部12bの前方側周面に凹陥して形成された離隔用凹形被係合部12b1を具え、基端軸支部12bが前記支軸7と平行にプラットフォーム3に配備された支軸13と一体に取付けられ、支軸13の軸回りに所要角回動するロックレバー12が配備される。
前記支軸13には、ロックレバー用コイルバネ14が巻装され、その一端14aは、対応する前記底板11に、図示しないが、開口する第1定置孔に挿通され、反対の他端の屈曲部14bは、ロックレバー12の基端軸支部12bに、図示しないが、開口する第2定置孔に挿通され、夫々定置される。したがって、ロックレバー12は、ロックレバー用コイルバネ14の反発作用で、支軸13を中心に後方側の凸形係合部12aを前記ストッパ6の連繋板部8の凹形被係合部8aに係合する方向へ回動するように付勢される。
前記ロックレバー12は、その凸形係合部12a寄りにロック解除用足踏みバー15が突設され、該ロック解除用足踏みバー15はプラットフォーム3の一方の側壁板3bの開孔16より外方に突出して配備される。
前記ロックレバー12の基端軸支部12bの前記離隔用凹形被係合部12b1に対応してその前方側に、離隔用凹形被係合部12b1に後端部17a係合して支軸13を中心とするロックレバー12の回動を停止するモード切替スライド軸17を、前後にスライド自在に、プラットフォーム3に配備された軸受け枠18に支承すると共に、軸受け枠18内において、拡張コイルバネ19を巻装し、その一端19aをモード切替スライド軸17上の当環20に接し、反対の他端19bを軸受け枠18の対応する内面18aに接し、拡張コイルバネ19の作用で常時、モード切替スライド軸17を後方側にスライドするように付勢している。
前記モード切替スライド軸17は、前端部17bに横向きに突出するモード切替レバー21が接続し、プラットフォーム3の一方の側壁板3bに開口するL字型案内孔22に嵌合して配備される。
前記L字型案内孔22は、図5に示すように、前後方向に開口し、対応する縦向き左側開口縁22a1、縦向き右側開口縁22a2及び天井縁22a3がガイド面に形成される縦向きレバーロックモード孔部22aと、対応する横向き上側開口縁22b1、横向き下側開口縁22b2及び後方側縁22b3がガイド面に形成される横向きレバーアップモード孔部22bと、前記縦向き右側開口縁22a2の下部に接続する上縁22c1及び前記横向き上側開口縁22b1に接続する下縁22c2を具えて孔内に突出する保持止め突起22cとから構成される。
図6に示すように、従来型のストッパ装置は、例えば、プラットフォーム3に台車(図示しない。)を乗せた後、乗込みスロープ兼ストッパであるフラッパ35を、支軸36を中心に手で起こしてロックを掛ける必要があった。また、ロックを解除する際も、手でロック解除レバー37を引く必要があった。また、可動のフラッパ35が、プラットフォーム3と地面25と差し渡す堅牢な傾斜スロープを構成するため重量があり、手動による起伏作動と180度回転する格納作動には危険が伴うため、危険の解消機構が必要であった。
本発明の車両用昇降装置のプラットフォームの載置面における格納式ストッパ装置の実施例は前述のように構成されるから、ロック解除用足踏みバー15を踏んで押し下げると、ロックレバー12が回動して、その先端の凸形係合部12aがストッパ6の凹形被係合部8aから外れ、ストッパ6が立ち上がる。この時、モード切替レバー21を前方へ引き、モード切替スライド軸17を、その軸上の拡張コイルバネ19を圧縮して前方へスライドさせ、モード切替レバー21をプラットフォーム3の側面のL字型案内孔22の縦向きレバーロックモード孔部22aに入れて引っ掛け、保持止め突起22cによりモード切替スライド軸17を引いた状態に保持して置く。この状態では、ロックレバー12を妨げるものがないため、ロック解除用足踏みバー15を踏んでもロックレバー用コイルバネ14の力により本来の位置に戻り、先端の凸形係合部12aを上昇位置に復帰する。そのため、ストッパ6を踏んで倒すと、ストッパ6の凹形被係合部8aにロックレバーの凸形係合部12aが係合し、再びストッパ6は格納状態でロックされる。
次に、ロック解除用足踏みバー15を踏んで押し下げると、ロックレバー12が回動して、その先端の凸形係合部12aがストッパ6の凹形被係合部8aから外れ、ストッパ6がトーションコイルバネ9の作用で立ち上がる。この時、モード切替スライド軸17のモード切替レバー21を、プラットフォーム3の側面のL字型案内孔22の縦向きレバーロックモード孔部22aから外し、横向きレバーアップモード孔部22bに入れると、拡張コイルバネ19の作用によりモード切替スライド軸17を後方側へ移動させ、その後端部17aがロックレバー12の離隔用凹形被係合部12b1に係合し、ロックレバー12の凸形係合部12aを下げた状態で保持する。そのためストッパ6を踏んで倒しても、ストッパ6の凹形被係合部8aの回動通路内にロックレバー12の凸形係合部12aがないため、ストッパ6の凹形被係合部8aがロックレバー12の凸形係合部12aに係合されることがなく、ストッパ6は格納状態でロックされないため、再び立ち上がるものである。
前記昇降機構2は、図1に示すように、プラットフォーム3を展開した状態で、車両23の出入口24に対応する上昇位置と、地面25に接地する降下位置との間を昇降する。そして、プラットフォーム3は、下降位置で、サブプラットフォーム32をメインプラットフォーム31上に折畳み、ゲートフレーム26と同じく縦位置に起立し、その状態でゲートフレーム26を軸支するアッパーリンク27とロアリンク28により車両23の出入口24まで上昇し、出入口24の内側に全体を格納するものである。
油圧シリンダー29は、前記アッパーリンク27とロアリンク28と間に差し渡され、その油圧シリンダー29の拡縮作用で車両23上のベース30に対して前記アッパーリンク27、ロアリンク28、ゲートフレーム26を共に昇降させるものである。
前記プラットフォーム3は一体型を説明しているが、図示のように、格納を考慮してメインプラットフォーム31とサブプラットフォーム32としてもよく、ストッパ6は、プラットフォーム3の先端側となるためサブプラットフォーム32に配備することになる。
前記ゲートフレーム26に対してプラットフォーム3は、展開時に折畳み差渡しリンク33により水平位置を維持している。
本発明は、簡易な操作で、ストッパの作動モードを、ロックモードとアップモードに切替えることができ、また、ストッパは、円滑、安定した起伏作動を行い、堅牢性、耐久性及び安全性に優れる車両用昇降装置を提供できるものである。
1 車両用昇降装置
2 昇降機構
3 プラットフォーム
3a 先端部
3b 一方の側壁板
4 載置面
5 傾斜乗込み面部
6 ストッパ
6a 載置面部
6b 衝突部
6c 基端部
6d 下面
7 支軸
8 連繋板部
8a 凹形被係合部
8b 規制
9 トーションコイルバネ
9a 一端
9b 他端
10 載置面板
11 底板
12 ロックレバー
12a 凸形係合部
12b 基端軸支
12b1 離隔用凹形被係合部
13 支軸
14 ロックレバー用コイルバネ
14a 一端
14b 他端の屈曲部
15 ロック解除用足踏みバー
16 開孔
17 モード切替スライド軸
17a 後端部
17b 前端部
18 軸受け枠
18a 内面
19 拡張コイルバネ
19a 一端
19b 他端
20 当環
21 モード切替レバー
22 L字型案内孔
22a 縦向きレバーロックモード孔部
22a1 縦向き左側開口縁
22a2 縦向き右側開口縁
22a3 天井縁
22b 横向きレバーアップモード孔部
22b1 横向き上側開口縁
22b2 横向き下側開口縁
22b3 後方側縁
22c 保持止め突起
22c1 上縁
22c2 下縁
23 車両
24 出入口
25 地面
26 ゲートフレーム
27 アッパーリンク
28 ロアリンク
29 油圧シリンダー
30 ベース
31 メインプラットフォーム
32 サブプラットフォーム
33 折畳み差渡しリンク

Claims (3)

  1. 昇降機構とプラットフォームから構成される車両用昇降装置において、前記プラットフォームの先端部3aに形成される傾斜乗込み面部に、基端部6cが対応し、格納時にプラットフォームの載置面の一部を構成する載置面部6aが上面側に、起立時に車輪との衝突部6bが先端側に夫々形成され、トーションコイルバネにより基端部6cに設けられた連繋板部8を中心に常時起立方向に付勢されて軸支され、前記連繋板部8の後方側周面に下方に延設されてプラットフォームの底板等の支承部に連接して起立角度を所要に維持する規制部が設けられ、前方側と対応して格納位置を維持する凹形被係合部8a前記連繋板部8の前方側周面に凹陥して設けられるストッパと、このストッパに前方側から対応し、ロックレバー用コイルバネ14により付勢されて基端軸支12bが軸支されて先端部に形成される凸形係合部12aが上昇して前記ストッパ6の凹形被係合部8aに前方側から係合するように回動自在に構成されると共に前記基端軸支12bの前方側周面に凹陥して前記ストッパ凹形被係合部8aと係合しない位置に維持する離隔用凹形被係合部12b1が形成されて具え、かつ先端側にロック解除用足踏みバー15が突設されるロックレバー12と、前記ロックレバー12の基端軸支12b離隔用凹形被係合部12b1の前方側に対応し、該ロックレバー12の基端軸支12b離隔用凹形被係合部12b1に端部を係合してロックレバー12を前記ストッパ凹形被係合部8aと係合しない位置に切替え自在に維持するモード切替スライド軸17とが、プラットフォーム3の一方の側壁板3bの内壁面に沿って前後直列方向に連繋配設されてなる車両用昇降装置のプラットフォームの載置面における格納式ストッパ装置。
  2. 前記モード切替スライド軸17は、その前端部17bに横向きに突出するモード切替レバー21が接続され、プラットフォーム一方の側壁板3bに開口するL字型案内孔22に嵌合して配備されてなる請求項1の車両用昇降装置のプラットフォームの載置面における格納式ストッパ装置。
  3. 前記L字型案内孔22は、前後方向に開口し、対応する縦向き左側開口縁22a1、縦向き右側開口縁22a2と天井縁22a3がガイド面に形成される縦向きレバーロックモード孔部22aと、対応する横向き上側開口縁22b1、横向き下側開口縁22b2と後方側縁22b3がガイド面に形成される横向きレバーアップモード孔部22bから構成される請求項1又は請求項2の車両用昇降装置のプラットフォームの載置面における格納式ストッパ装置。
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