JP2018199416A - 車両の荷受台昇降装置におけるストッパー装置 - Google Patents

車両の荷受台昇降装置におけるストッパー装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 貨物自動車の車体後部に設けた荷受台昇降装置で、荷受台に、起立、格納可能にストッパーを設け、そのストッパーは、起立時に、荷受台上の荷物を受け止めるようにしており、荷物から負荷が作用するが、それ自体で充分な強度を保有して、変形したり、損傷することがないようにした。【解決手段】 ストッパー15の上面Uは、その先端aから基端bを結ぶ直線lに対して起立時に負荷を受ける下面Dと反対側に湾曲させた。【選択図】 図4

Description

本発明は、貨物自動車などの車両の車体フレームに設けられて、車体フレーム上の荷箱と地上間で荷物の積み降ろしを行なう荷受台昇降装置において、荷受台上に載置されるカートの車輪などを荷受台上に受け止めて、その落下を防止するようにしたストッパー装置に関するものである。
従来、貨物自動車の車体後部に設けた荷受台昇降装置において、荷受台にストッパーと、このストッパーを突出・格納操作する操作レバーとを設け、前記ストッパーを突出させたとき、これを荷受台上に載置されたカートの車輪に当接させて、該カートを受け止めてその落下を防止するようにした、ストッパー装置は、公知である(たとえば特許文献1参照)。
特許4073738号公報
ところで、前記ストッパー装置のストッパーは、荷受台より起立させ、荷受台上に載置されたカートの車輪等の荷物を受け止めてその落下を防止するようにしており、そのストッパーは、前記荷物からの負荷が作用するため、変形したり、損傷したりすることがあり、またストッパーの格納時に、その一部が荷受台の荷受面より突出して、荷受台上への荷物の乗り込みに支障を及ぼすことがあるという課題があるが、前記公知のものではストッパーは、前記課題に対しての対策がなされていない。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、ストッパー装置のストッパーは、それ自体で、変形したり損傷したりすることがない充分な強度を確保でき、またその格納時に、荷受台の荷受面から突出することがないようにした、新規な車両の荷受台昇降装置におけるストッパー装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、荷箱を搭載した車体フレームに、昇降機構を介して荷受台を昇降可能に設け、その荷受台は、水平状態で荷箱の荷台と地上間で昇降作動されてその上面が平坦な平坦面を有する平坦部と、この平坦部の後縁に一体に延設されて上面が後方に下り勾配に傾斜するスロープ面を有するスロープ部と、前記スロープ部に配置されて前記該荷受台の上面に起立する作動位置と荷受台に格納される格納位置とに姿勢変更可能なストッパーを備え、
前記ストッパーの、積載物の通過する面である上面は、その先端から基端を結ぶ直線に対して起立時に負荷を受ける下面と反対側に湾曲させたことを特徴としている。
上記目的を達成するために、請求項2の発明は、前記請求項1のものにおいて、前記ストッパーは、その格納時に、前記荷受台の平坦部の上面から荷受台の先端方向に延長した仮想線よりも下方に位置していることを特徴としている。
上記目的を達成するために、請求項3の発明は、前記請求項1または2のものにおいて、前記ストッパーの上面は、前記荷受台の前記スロープ部の上面に沿うように、上方に凸状に湾曲させたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、ストッパーは、それ自体で充分な強度を確保させることができ、その起立時に過大な負荷が作用しても、変形したり、損傷したりすることを抑制し、ストッパーは長期に亘り所期の機能を達成することができる。
請求項2の発明によれば、ストッパーは、その格納時に、荷受台の上面から上方に突出することがなく荷受台上への荷物の乗り込みに支障を及ぼすことがない。
請求項3の発明によれば、ストッパーの上面は、荷受台のスロープ部の上面に沿うように、上方に凸状に湾曲させたので、荷受台上面は、連続した曲面とすることができ、荷受台上への荷物の円滑な乗り込みが保証される。
本発明装置を備えた貨物自動車の後部側面図 図1の2矢視拡大平面図 図2の3矢視仮想線囲い部分の一部破断拡大図 図3の4−4線に沿う断面図 図2の5矢視仮想線囲い部分の一部破断拡大図 図3の6−6線に沿う断面図 図6の7−7線に沿う断面図
本発明の実施形態を、添付図面を参照して以下に具体的に説明する。
この実施形態は、床下格納式の荷受台を備えた荷受台昇降装置に、本発明ストッパー装置を実施した場合である。
図1は本発明装置を備えた貨物自動車の後部側面図であって、図1において、貨物自動車の車体フレーム1上には、荷台3を有する荷箱2が搭載され、この荷箱2の後面に図示しない後部扉により開閉される出入口4が開口される。車体フレーム1の後部には、荷箱2の床下に格納可能な荷受台昇降装置が、前後方向に移動可能に支持される。車体フレーム1の後部には、支持フレーム5が該車体フレーム1の前後方向に移動可能に支持されている。支持フレーム5には、メインアーム6およびサブアーム7の基部がそれぞれ上下方向に揺動可能に軸支され、これらのアーム6,7の先部に後述する荷受台8の基部フレーム9が連結される。また、前記支持フレーム5とメインアーム6の先部との間には昇降用油圧シリンダ10の両端が連結されている。荷受台8は昇降用油圧シリンダ10の伸縮作動により、図1の実線と鎖線で示すように昇降作動することができ、上昇位置にある荷受台8は、荷箱2の荷台3と略同一面とすることができ、また、鎖線に示すように下降位置にある荷受台8は、荷箱2の床下に格納することができる。
荷受台8は、前記支持フレーム5に一体的に設けられる基部側荷受台8Aと、その自由端に、ヒンジ軸11を以て折り畳み可能に連結される先部側荷受台8Bとよりなり、図1鎖線に示すように先部側荷受台8Bは、ヒンジ軸11まわりに基部側荷受台8A上に重なるように反転して折り畳むことができる。
なお、荷受台8の昇降装置およびその荷箱2の床下への格納装置は従来公知のものであるので、その詳細な説明を省略する。
図1に示すように、荷受台8は、基部側荷受台8Aと、その先部にヒンジ軸11を以て折り畳み可能に接続される先部側荷受台8Bとよりなり、全体がAl合金の押出成型により構成され、それらの左右両側縁は、縁取部材12により縁取りされている。
先部側荷受台8Bの後端寄りの部分には、車両の縦中心線C−Cの左右に、対をなすストッパー装置STがそれぞれ設けられ、各ストッパー装置STは、荷受台8上に載置された荷物、特にカートの車輪を的確に受け止めて、これが荷受台8の昇降中に落下するのを未然に防止する。
対をなすストッパー装置STは、同じ構造に構成されるので、以下にその一方について詳細に説明する。
図1,4に示すように、先部側荷受台8Bは、その主体部分をなす平坦部Fと、この平坦部Fの後端(先端)に一体に連続するスロープ部Sとを備えており、前記平坦部Fの上面は平坦面に形成されるのに対し前記スロープ部Sの上面は、その前端から後端に向かって下り勾配の傾斜面に形成されており、この傾斜面は僅かに上方に凸の凸面状をなし、そこに滑り止め用の凹凸28が形成されている。
前記先部側荷受台8Bのスロープ部Sの中間部には、その左右方向に帯状のストッパー収容凹部16が形成され、このストッパー収容凹部16には、本発明にかかる、ストッパー15が収容される。図3に示すように、先部側荷受台8Bのスロープ部Sには、ストッパー15を起立位置に起立するための後述する操作レバー56が設けられる。
図4に示すように、ストッパー収容凹部16の後部寄りの底部には、断面優弧状のピボット軸17がその全長に亘って一体に形成されており、このピボット軸17にストッパー15の長手方向の一側に形成した断面優弧状の凹溝18が、回動自在に嵌合されており、ストッパー15はピボット軸17まわりに、図4に実線で示す伏倒位置(格納位置)と、同図鎖線に示す起立位置(作動位置)との間で回動できるようになっている。そして、ストッパー15が、図4に鎖線で示すように起立されると、その先端は、荷受台8上のカートの車輪Wなどの荷物を受け止めることができる。
ストッパー15は、前記積載物からの負荷により変形したり、損傷したりすることがないように充分の強度を保有し、かつ荷受台8上への積載物の積み降ろしに支障がないように形成されている。
図4に示すように、前記ストッパー15の上面U(積載物の上方を向いて積載物の通過する面)は、そのストッパー15の先端a(荷物を載せたカートを荷受台8上に積み込む際、格納位置のストッパー15におけるカートの車輪Wが当り終わる点)から基端b(カートを荷受台8から地上に降ろす際、格納位置のストッパー15におけるカートの車輪Wが当り終わる点)を通る直線lに対してその下面D(ストッパー15の起立時に力を受ける面、ストッパー15の格納位置で下方を向く面)と反対側に凸状に湾曲させた湾曲面rに形成されており、この湾曲面rはストッパー15の基部まで達しており、ストッパー15下面基端のアールRと協働してストッパー15の基部には肉厚部15aが形成される。これによりストッパー15は、その起立(図4、鎖線)時に、その下面Dに作用するカートの車輪Wなどから負荷に対する強度を高めることができ、その撓みを軽減することができる。また、起立したストッパー15の上面Uが、力を受ける方向と平行に近づくため、ストッパー15が後方に反るように変形することを抑制できる。ストッパー15の上面Uには、滑り止め用の凹凸15bが形成される。
さらに、ストッパー15が格納位置(図4、実線位置)にあるときは、そのストッパー15の上面Uは、先部側荷受台8Bの平坦部の上面を、その先端方向(スロープ部S方向)に延長した仮想線Lよりも下方に位置している。これにより、ストッパー15は、先部側荷受台8Bの平坦部Fよりも高い部分がなく、ストッパー15が荷受台8上への荷物の移動に支障を及ぼすことがない。
前記ストッパー収容凹部16には、ストッパー15の先部下面Dを受け止める受面16aが形成されており、ストッパー15が、図4に実線で示すように、格納位置に伏倒すると、受面16aにストッパー15の先部下面が当接されるようになっている。前記受面16aに嵌着した断面円形のゴムクッション19は、その当接時のショックおよび衝撃音を緩和する。また、ストッパー収容凹部16の後端隅部にもゴムクッション20が設けられ、ストッパー15が起立回動したとき、その基部が、そのゴムクッション20に当接して、その際のショックおよび衝撃音を緩和する。
図2,4に示すように、前記ストッパー収容凹部16の空間部には、ストッパー15を起立位置に付勢する、U字状に屈曲形成したスプリング杆よりなる付勢手段21が収納されている。この付勢手段21の基端は、ストッパー収容凹部16の底壁に形成したフック状の下部係合凹部24に、またその自由端は、ストッパー15の裏面に形成したフック状の上部係合凹部25にそれぞれ係合されており、スプリング杆すなわち付勢手段21の弾発力は、前記ストッパー15を起立位置(図4鎖線位置)に付勢する。
前記ストッパー収容凹部16の左右方向の両側には、前記ストッパー15を伏倒位置(格納位置)にロックし、あるいはロック解除する、対をなすロック手段LO,LOが設けられる。対をなすロック手段LO,LOは同じ構造であるので、以下に左側のロック手段LOの構造を主に図3〜7を参照して説明する。
このロック手段LOは、ストッパー15の裏面に固定される被係合部材30と、この被係合部材30に係脱し得る係合部材31と、この係合部材31を作動する作動機構32とより構成されている。図6に示すように、前記被係合部材30は、ストッパー15の裏面にボルト止めされる支持部材33に一体に垂設されて、U字状に形成される。一方、前記係合部材31は、先端に前記被係合部材30と係脱し得る先部の上面に、前方に向かって下る傾斜案内面31aを有して断面四角な棒状に形成されている。前記作動機構32は、手動により前記係合部材31を、被係合部材30に対して前後にスライド移動させて、そこに係脱できるように構成されている。ストッパー収容凹部16下の底板35にはベース36が固定され、このベース36の、前記被係合部材30寄りの上面には、中空の角筒部材38が固定され、この角筒部材38に前記係合部材31が前記被係合部材30に対して前後にスライド移動できるように嵌挿されている。角筒部材38内には、その後端壁と係合部材31の後端間に第1の付勢手段40、すなわち第1の圧縮コイルばねが縮設されており、この第1の付勢手段40の弾発力は、係合部材31を突出する方向、すなわち被係合部材30と係合する方向に常時付勢している。また、角筒部材38内には、その後端壁に開口した通孔を貫通して、その角筒部材38の中心軸線に沿って案内棒41が挿入され、この案内棒41は、前記圧縮コイルばねよりなる第1の付勢手段40を挿通して係合部材31の中心軸線に沿って穿設した行き止まりの案内孔43内に摺動自在に嵌入されている。また係合部材31の中間部には、その長手方向に沿って長孔44が穿設され、この長孔44に、案内棒41の途中に横向きに固定した係合ピン46が摺動自在に係合されている。したがって図6,7に示すように、前記係合部材31は、第1の圧縮コイルばね40の弾発力により、係合ピン46が長孔44の後端に係合するまで前方、すなわち被係合部材30に向けて突出するように付勢される。案内棒41の角筒部材38よりも後方に突出する後端には、径大なボス部41aが一体に形成され、このボス部41aの端面が、後述する第2の付勢手段である前記第2の圧縮コイルばね54(第1の圧縮コイルばね40よりもばね力が大きい)の弾発力により角筒部材38の後端面に突き当たることにより、案内棒41の位置が規制される。前記案内棒41後端のボス部41aには、その案内棒41と同一軸線上に、長いボルトよりなる作動棒48の先端部が螺合されて、長さ調節機構49を介して一体に連結される。長さ調節機構49は、ボス部41aに形成した雌ねじ孔49aと、作動棒48の一端部に形成されて雌ねじ孔49aに長さ調節可能に螺合される雄ねじ49bと、その雄ネジ49bに螺合されてボス部41aの外端に衝き当てられるナット49cとより構成されている。
図5、6に示すように、作動棒48は、前記ストッパー15を越えて荷受台8の側縁の操作フレーム13の下まで延長しており、その延長部は、そこに嵌挿されるスリーブ50を介してベース36に固定された軸受51に摺動自在に貫通支持されている。スリーブ50の外端は末広状に拡開されていて長いボルトよりなる作動棒48の外端の頭部に、第2の付勢手段すなわち第2の圧縮コイルばね54の弾発力により係合しており、作動棒48とスリーブ50とは一体的に外方(図6左方向)へ移動可能である。作動棒48の嵌挿されて前記ナット49cに着座されるバネ座53と、前記軸受51の端縁間には、前記第1の付勢手段40よりもばね力の大きい第2の付勢手段すなわち第2の圧縮コイルばね54が縮設されており、この第2の圧縮コイルばね54は、作動棒48および案内棒41を介して前記係合部材31を突出する方向(図6右方向)に弾発付勢している。
前記軸受51と作動棒48の端縁間のスリーブ50の外周には、上方に延びる操作部材としての操作レバー56を固定したレバースリーブ57が一体に設けられており、ベース36の外端部には、前記操作レバー56を取り囲むようにして、門型に形成した操作盤58が固定され、この操作盤58の上面は、先部側荷受台8Bの一側に固定した操作フレーム13の開口を通して外部に露出しており、その上面にガイド溝60が形成され、このガイド溝60に前記操作レバー56が貫通し、この操作レバー56は、操作フレーム13の開口を通って先部側荷受台8B上より操作できるようになっている。
ガイド溝60には、操作レバー56を前記第1、第2の圧縮コイルばね40,54の弾発力に抗してロック解除位置(係合部材31の後退位置)に係止するための第1溝部60aと、この第1溝部60aと反対側にあって、前記操作レバー56を前記第1、第2の圧縮コイルばね40,54の弾発力によりロック位置(係合部材31の前進位置)に保持するとともに前記ロック解除位置への移動を許容する軸方向の長さを有する第2溝部60bが形成され、さらに前記第1溝部60aと第2溝部60b間に跨がり、操作レバー56をそれらの溝60a,60b間に案内する傾斜カム面60cが形成されており、この傾斜カム面60cの一端は、第2溝部60b内に臨んでいる。
図5に示すように、操作レバー56は、横方向に長い四角筒体により形成され、その上端に長方形状の第1の操作面56aが、その一側面に第2の操作面56bが形成されている。操作レバー56はロック位置にあるとき、前記第1の操作面56aの下端は、荷受台8Bに形成した段部sと係合してストッパー15の上面Uと対向する方向に若干下向きに傾斜(図5、鉛直線に対する傾斜角θ)して、その上半部は先部側荷受台8Bの上面よりも上方に突出する。したがって、荷受台8上の作業員が、その足fで第1の操作面56aを蹴り上げ易くなり、操作レバー56をロック位置(図5、実線位置)からロック解除位置(図5、鎖線位置)に操作し易くすることができる。また第1の操作面56aは、横方向に長い長方形状に形成されることから、操作レバー56のロック位置からロック解除位置への切換前後で、作業員が足fを当てたままにすることができ、前記切換作動中に作業員の足fが操作レバー56の第1の操作面56aから外れないようにすることができる。
貨物自動車が走行状態にあり、荷受台8が図1に示すように、格納位置にあるときは、先部側荷受台8Bに設けたストッパー15は、格納位置すなわち伏倒位置にあり、ロック位置に保持される。すなわち、操作レバー56は図3,6に示すように、第2溝部60bにあり、係合部材31は第1および第2の圧縮コイルばね40,54の弾発力により、作動棒48および案内棒41を介して係合位置に突出付勢され、これがストッパー15側の被係合部材30に係合してストッパー15は格納位置に伏倒される。
つぎに、貨物自動車を停車させ、荷箱2内の荷物を地上に降ろす場合には、荷受台8を図1に実線で示すように、荷箱2の荷台3と同じレベルまで上昇させ、先部側荷受台8Bを手動により張出位置に回動させる。つぎに格納位置にある操作レバー56の第2の操作面56bを足で蹴るなどして外側に移動させると、該操作レバー56は、第1,第2の圧縮コイルばね40,54の弾発力に抗して外側(図2,3左側)に移動する。これにより作動棒48および案内棒41が第1,第2の圧縮コイルばね40,54の弾発力に抗して後退し、図6、鎖線に示すように、係合部材31が後退作動されて、被係合部材30から外れる。以上のように、ストッパー15がロック解除位置に保持されると、ストッパー15は、付勢手段21の付勢力により、図5、鎖線に示すように上方に回動して起立位置に保持される。このとき、操作レバー56は、その第2の操作面56bがガイド溝60の傾斜カム面60cに係合しているため、第1,第2の圧縮コイルばね40,54の付勢力により自動的にロック位置に戻される。
つぎに、荷台3上の荷物を図示しないカートに移載して荷受台8上に移動し、荷受台昇降装置の作動により荷受台8を下降させる。このとき、図4鎖線に示すように、カートの車輪Wは、起立しているストッパー15の先端部の下面Dに当接して、荷受台8の先部からカートが落下するのを防止することができる。荷受台8が地上まで下降したら、突出しているストッパー15を足で踏みつけるなどして図4に示すように格納位置に揺動する。このとき、ストッパー15下の被係合部材30は、ロック位置(突出位置)にある係合部材31の傾斜案内面31aに押し付けられ、この押付力の、係合部材31の軸方向の分力により係合部材31は、第1,第2の圧縮コイルばね40,54の付勢力に抗して後退方向にスライドするため、被係合部材30が係合部材31よりも下方に移動すると、被係合部材30による押付力から解除された係合部材31は、第1,第2の圧縮コイルばね40,54の付勢力により係合方向にスライド前進して、図6に示すように被係合部材30に係合することができる。これにより、ストッパー15は、先部側荷受台8Bの上面と略同一面になり、荷受台8上のカートを支障なく地上に降ろすことができる。
つぎに、地上の荷物を荷箱2の荷台3上に積み込む場合には、操作レバー56の第1の操作面56aを荷受台8の基部側から先部側に向かって足で蹴るなどして、該操作レバー56を起立揺動させる。すると、操作レバー56は、ガイド溝60の傾斜カム面60cに沿って移動し、これにより係合部材31はロック位置からロック解除位置に後退してその位置に保持される。これによりストッパー15は捩りばね23の弾発力によりふたたび起立位置に保持される。
つぎに、地上の荷物をカートに載せて荷受台8上に走行移動させる。このとき、カートの車輪Wが、付勢手段21の弾発力に抗してストッパー15を乗り越えると、ストッパー15は、ふたたび付勢手段21の弾発力により、起立位置まで上方に回動して、カートを荷受台8上に係止することができる。このため、作業者が誤ってカートから手を離しても、カートが地上に逆戻りすることが防止される。
さらに荷受台8上のカートを荷箱2に向けて押して、その車輪Wがストッパー15を踏み越えると、ふたたびストッパー15が突出位置に保持される。その後、荷受台昇降装置の作動により荷受台8を荷台3と略面一になるまで上昇させ、カートを荷台3上に走行移動させることができる。このとき、カートの車輪Wは、ストッパー15の下面先端に当接されているためカートが荷受台8から落下することが防止される。
前述した積み降ろし作業が終了したら、操作レバー56の第1の操作面56aを足で蹴るなどして揺動させると、該操作レバー56の第2の操作面56bはガイド溝60の傾斜カム面60cから第2溝部60bに移動し、作動棒48は第1,2の圧縮コイルばね40,54の付勢力により、係合部材31は後退位置(ロック解除位置)からスライドして前進位置(ロック位置)に保持される。この状態からストッパー15を踏みつけるなどして伏倒位置に回動すると、図6に示すように、被係合部材30は係合部材31に係合して、図4に実線で示すように、ストッパー15は格納位置に保持される。そして、ストッパー15の格納後は、荷受台昇降装置の格納作動により、荷受台8は、その基部側荷受台8A上に、先部側荷受台8Bを折り畳んで、図1に鎖線で示すように荷箱2の床下に格納される。
以上のように、ストッパー15は、操作レバー56の回動およびスライド操作で係合部材31を前進あるいは後退させて、被係合部材30に係脱させ、ストッパー15を格納位置に伏倒し、あるいは作動位置に起立させることができる。
而して、ストッパー15の上面Uは、その先端aから基端bを結ぶ直線に対して起立時に負荷を受ける下面Dと反対側に湾曲させたので、それ自体で充分な強度を確保させることができ、起立時に過大な負荷が作用しても、変形したり、損傷したりすることがなく、ストッパーは長期に亘り所期の機能を達成することができる。
またストッパー15はその格納時に、荷受台8の平坦部Fの上面からその先端のスロープ部S側に延長した仮想線Lよりも下方に位置していることからストッパー15の格納時に、荷受台8の上面から上方に突出することがなく荷受台8上への荷物の乗り込みに支障を及ぼすことがない。
さらにストッパー15の上面は、先部側荷受台8Bのスロープ部Sの上面に沿うように、上方に凸状に湾曲させたことから先部側荷受台8Bの上面は、連続した曲面とすることができ、荷受台8上への荷物の乗り込みを円滑に行うことができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
たとえば、荷受台昇降装置の荷受台は、床下格納式のものについて説明したが、荷受台は、起立格納式、垂直昇降式、その他の型式のものでもよい。ストッパーは、その全域に亘って湾曲させなくてもよく、ストッパー上面の先端から基端の間に湾曲部があってもよい。またその湾曲の頂部は、荷受台の平坦部をスロープ部側に延長した仮想線よりも上方に突出してもよい。さらにストッパーの湾曲は、荷受台のスロープ部の湾曲とは異なる湾曲としてもよい。さらにストッパーはその上面を湾曲させて肉厚としたが、その下面も湾曲させてもよい。
荷受台のスロープ部やストッパー上面には、滑り止め用の凹凸が形成されるが、その凹凸はなくてもよい。
1・・・・・・・・・車体フレーム
2・・・・・・・・・荷箱
3・・・・・・・・・荷台
8・・・・・・・・・荷受台
F・・・・・・・・・荷受台の平坦部
S・・・・・・・・・荷受台のスロープ部
a・・・・・・・・・スロープ部の先端
b・・・・・・・・・スロープ部の基端
l・・・・・・・・・直線
15・・・・・・・・ストッパー
U・・・・・・・・・スロープ部の上面
D・・・・・・・・・スロープ部の下面
L・・・・・・・・・仮想線

Claims (3)

  1. 荷箱(2)を搭載した車体フレーム(1)に、昇降機構を介して荷受台(8)を昇降可能に設け、その荷受台(8)は、水平状態で荷箱(2)の荷台(3)と地上間で昇降作動されてその上面が平坦な平坦面を有する平坦部(F)と、この平坦部(F)の後縁に一体に延設されて上面が後方に下り勾配に傾斜するスロープ面を有するスロープ部(S)と、前記スロープ部(S)に配置されて前記荷受台(8)の上面に起立する作動位置と荷受台(8)に格納される格納位置とに姿勢変更可能なストッパー(15)を備え、
    前記ストッパー(15)の、積載物の通過する面である上面(U)は、その先端(a)から基端(b)を結ぶ直線(l)に対して起立時に負荷を受ける下面(D)と反対側に湾曲させたことを特徴とする、車両の荷受台昇降装置におけるストッパー装置。
  2. 前記ストッパー(15)は、その格納時に、前記荷受台(8)の平坦部(F)の上面から荷受台(8)の先端方向に延長した仮想線(L)よりも下方に位置していることを特徴とする、前記請求項1に記載の車両の荷受台昇降装置におけるストッパー装置。
  3. 前記ストッパー(15)の上面(U)は、前記荷受台(8)の前記スロープ部(S)の上面に沿うように、上方に凸状に湾曲させたことを特徴とする、前記請求項1または2に記載の車両の荷受台昇降装置におけるストッパー装置。
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