JP5575145B2 - 弁をシフトさせるための構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、復帰部材の作用を受ける弁体を有する弁をシフトさせるための構造体に関し、前記構造体は、弁に取り付けることができるハウジングを有しており、ハウジングは、駆動デバイスと協同する温度依存駆動部材を備えており、この温度依存駆動部材によって前記駆動デバイスが駆動され、それによりハウジングに対して、開始位置と動作位置の間を弁体の軸方向に移動することができる。
このタイプの構造体は、例えば加熱、換気および空気調和の分野で使用されている。さらに、このタイプの構造体は、弁動作をする弁が前記構造体によって駆動されるあらゆる種類のアプリケーションに使用することができる。したがって、例えば配管システムを通って流れる媒体の流量を修正し、さらには流れを遮断することも可能である。このタイプの弁は、例えば液体媒体またはガス状媒体の流量を調整することができる。
DE3140472C2に、弁に取り付けることができるハウジングの中に配置される構造体が開示されており、ハウジングは、温度依存膨張体が中に設けられているポット形駆動デバイスを備えている。この膨張体は、弁のプランジャを駆動している。弁のプランジャあるいは弁体のこのようなシフト運動は、発熱体として作用する電気抵抗体が駆動デバイスの底部に、温度依存膨張体と当接して配置されることによって生じる。この温度依存膨張体は気密封止金属ポットからなっており、変化する温度依存体積を持つ例えばワックスなどの材料が配置されている。加熱すると、前記ポット形膨張体の中に配置されている作動ピストンが押し出され、弁のプランジャに作用する。プランジャが開始位置に位置している場合、つまり膨張体を冷却させると、例えば弁を閉じることができる。
この構造体には、電気抵抗体素子の当接が端面当接であり、また、膨張体がワックスでできているため、例えばワックスを暖めて、そのポット形断面全体を膨張させるのに極めて長い予熱期間が必要であり、したがって駆動時におけるこのタイプの温度依存膨張体の反応が極めて遅い、という欠点がある。さらに、このタイプの膨張部材には、駆動デバイスが抱えている損傷の問題を防止するために比較的大きい過剰ストロークばねが必要である。
DE102005045432A1に、戻しばねの作用を受けるプランジャの設けられた弁をシフトさせるための構造体が開示されている。弁に取り付けられるハウジングは、作動ピストンと協同する温度依存駆動部材を収納している。駆動部材は、偏向可能な円板の形態の形をしており、プランジャの運動方向に対して実質的に横方向に延在している。この駆動部材は形状記憶合金からなっている。駆動部材は、プランジャの運動方向における2つの末端位置間の作動ピストンのシフトを許容しており、加熱すると、第1の末端位置、つまり印加形状記憶に対応する形を占有する。この構造体には、駆動部材が運動方向に対して横方向に延在しているため、直径つまり円周が極めて大きいハウジングを必要とする欠点がある。さらに、駆動部材の中央領域に配置された発熱体によって予熱されるため、駆動部材の駆動運動の達成を可能にする前記予熱に時間がかかり、また、不均一に予熱される。
DE3140472C2 DE102005045432A1
したがって、本発明の基になる目的は、冒頭で言及したタイプの、構造体体積が小さく、費用有効性が高い方法で製造することができ、かつ、開始位置と動作位置の間を移動させなければならない弁体を駆動する際の応答挙動が速い弁のシフト構造体を提供することである。
この目的は、本発明によれば、少なくとも1つの温度依存駆動部材が形状記憶合金でできた少なくとも1つのばね部材の形態の形をしており、駆動部材の軸の方向に縦方向に駆動デバイスが移動することができ、駆動デバイスの運動方向に対して実質的に長さ方向に駆動部材が延在し、かつ、ばね部材の内部と外部の間、および駆動デバイスの内部と外部の間の空気交換が可能な構造体によって達成される。
形状記憶合金でできたばね部材を使用することにより、形状記憶合金の組成に基づいて予め決定された動作点を使用して結晶構造体の相変化を達成することができ、したがって大きい駆動力と相俟った速やかな反応時間を達成することができるため、弁体の駆動運動の速やかな起動を達成することができる。少なくとも1つのばね部材の形態の駆動部材の構成のため、また、空気交換が提供されているため、さらに、駆動部材の個々の領域における熱の蓄積によって形状記憶合金の構造体が何ら非一様に変化しないよう、ばね部材全体あるいは複数のばね部材を一様に予熱することができ、したがって開始位置と動作位置の間でシフトさせるための駆動運動を起動することができる。したがって1つまたは複数のばね部材のほぼ一様な加熱および冷却が得られる。
したがって、形状記憶合金でできたばね部材の形態の温度依存駆動部材を使用することにより、速やかに、かつ、正確に弁を駆動することができるコンパクトな設計を達成することができる。
本発明の好ましい一構成によれば、少なくとも1つの渦巻ばねまたはコイルばねの形態、あるいは少なくとも1つの円板ばねの形態の駆動部材またはばね部材を実現するための準備がなされている。ばね部材をコイルばねまたは渦巻ばねとして構成することにより、ワイヤの直径および/またはコイルの直径および/またはコイルのピッチを選択することによって、必要なリフト力を容易な方法で弁体の駆動運動に適合させることができる。別法としては、少なくとも1つの円板ばねの形態または少なくとも1つの円板ばねアセンブリの形態のばね部材を実現するための準備を実施することも可能である。また、適切なサイズ、形状および材料の円板ばねを選択することにより、とりわけ駆動力に適合された選択を実施することも可能である。少なくとも1つのコイルばねと少なくとも1つの円板ばねの組合せ、または少なくとも1つのコイルばねと少なくとも1つの円板ばねアセンブリの組合せを選択して、ばね部材を構成することも可能であることは容易に理解されよう。さらに、ばね部材は、全く同じ形状記憶合金または異なる形状記憶合金を有する複数のコイルばねからなっていてもよい。同様に、円板ばねまたは円板ばねアセンブリについても同じことが言える。したがって、例えば弁体のステップ駆動運動を起動することができる。さらに、好ましくは実質的に運動の方向に沿って延在するばね部材として駆動部材を構成することにより、コンパクトな円周寸法を有するハウジングを達成することができる利点が得られ、それと同時に、この構成のばね部材によれば、膨張体を備えた駆動部材と比較すると長さが短いハウジングを形成することができる。
本発明の他の好ましい一構成によれば、ばね部材の内部に置かれた少なくとも1つの発熱体、またはばね部材の外部と結び付いている少なくとも1つの発熱体が設けられ、この発熱体は、少なくとも部分的に駆動部材の軸の方向に縦方向に延在している。この構成の発熱体によれば、軸の方向に縦方向であると見なされるため、駆動部材の一様な温度変化を達成することができ、それにより弁を駆動するための駆動部材の応答時間をより短くすることができる。好ましくは、発熱体をばね部材の内部に延在させるための準備がなされている。例えば、発熱体を駆動部材の一方の末端から駆動部材の内部へ延在させるための準備を実施することができる。同様に、ばね部材の外側の周囲に対する1つまたは複数の発熱体の配置についても同じことが言える。
本発明の他の好ましい一構成によれば、軸の方向に縦方向に延在する1つの発熱体または複数の発熱体に、開始位置に位置している場合の駆動部材の長さの少なくとも1/2に対応する総合長さを持たせるための準備がなされている。この方法によれば、速やかな応答挙動を得ることができる。開始位置に位置している場合のばね部材の長さの少なくとも1/3と3/4の間の範囲にわたって発熱体を延在させるための準備がなされていることが好ましい。いくつかのアプリケーションでは、駆動デバイスを開始位置から動作位置へシフトさせるためのばね部材の延長に際して、ばね部材のうちの発熱体と結び付いていない領域も同じく十分に温度変化の影響を受けるよう、開始位置に位置している場合のばね部材の長さのほぼ全体にわたって1つまたは複数の発熱体を延在させることができる。
本発明の他の好ましい一構成によれば、駆動部材は、個々の終端に設けられた発熱体を有しており、この発熱体は、少なくとも部分的に駆動部材の対向している終端の方向に延在している。この構造体には、互いに結び付いている端面と端面の間に形成された、発熱体と直接対向配置されていない駆動部材の領域は小領域しか存在しないと言う利点があり、前記ギャップ領域は、駆動部材の長さ全体にわたってほぼ一様な温度入力または温度変化を達成することができるよう、ほぼ全面的で軸方向にも出ていくかの如く熱放射で埋められる。
本発明の好ましい一構成によれば、駆動部材に対して軸の方向に縦方向に延在している発熱体は、管状、棒形またはかご様の形態で実現されている。この構成によれば、駆動部材を発熱体に対して同軸で位置することができ、発熱体は、発熱体の所与の実施形態の構成に応じて駆動部材の内部に配置されるか、あるいは駆動部材の外部に駆動部材を取り囲んで配置される。発熱体をばね部材の外部周囲に配置する場合、発熱体は、発熱体の内部の温度が高くならないよう、複数の開口を有するスリーブとして実現されることが場合によっては好ましい。
さらに、プレート形ボディの形態であることが好ましい電気発熱体が駆動デバイスの底部に設けられる。したがって駆動部材の端面を発熱体に直接当接させることができる。
さらに、ハウジングの内部を分離しているハウジング部分の上に電気発熱体を設けることも可能であり、また、電気発熱体は、プレート形ボディを有することができることが好ましい。そのようにすることにより、同じく駆動部材を電気発熱体に直接当接させることができる。
さらに、駆動デバイスの底部に配置された複数の発熱体の組合せ、ハウジングの内部を分離しているハウジング部分に配置された発熱体、および駆動部材に対して同軸で配置され、かつ、ばね部材に対して軸の方向に縦方向に延在している発熱体のうちの少なくとも1つが設けられることが場合によっては好ましい。
本発明の他の好ましい一構成によれば、電気抵抗体、詳細にはPTC抵抗体加熱の形態の電気発熱体を実現するための準備がなされている。このタイプの発熱体は、容易な方法で駆動することができ、また、制御可能に温度を変化させることができる。
本発明の他の好ましい一構成によれば、駆動部材の駆動運動を起動するために、プレート形発熱体を電気抵抗体、詳細にはPTC抵抗体として形成するための準備がなされており、さらに、プレート形発熱体の上に配置される少なくとも1つの発熱体、詳細には管状、棒形またはかご様の発熱体を熱伝導性材料から形成するための準備がなされている。このタイプの構造体によれば、費用有効性が高い構成が可能である。管状、棒形またはかご様の発熱体は、駆動部材に沿った一様な予熱が生じるよう、熱伝導性材料で構成されているため、これらの管状、棒形またはかご様の発熱体は、プレート形発熱体によって予熱され、棒形発熱体は駆動部材の内側および/または外側に延在する可能性がある。管状、棒形またはかご様の発熱体のために使用される熱伝導性材料は、例えば銅などであってもよい。
好ましい一構成によれば、かご様の形態の駆動デバイスであって、駆動部材が開始位置に位置すると、ハウジング部分と対向し、かつ、ハウジング部分に当接して、プランジャ、弁体、またはそれらの間に配置されているスラスト部材のための支持表面を形成するスラスト・リムを有していることが好ましい駆動デバイスを実現するための準備がなされている。スラスト・リムを備え、それと同時に、接触表面としてのスラスト・リムをハウジング部分に備えた駆動部材のこのポット形構成により、駆動部材を駆動デバイスの中に収納することができ、かつ、その中に堅固に配置することができる。さらに、少なくとも1つの発熱体を同様に駆動デバイスの中に堅固に配置することができる。そのため、アセンブリの個々のコンポーネントが互いに入れ子にされるか、あるいはどちらかと言えば互いに同軸で配置される単純で、かつ、コンパクトな構造体が可能である。したがって弁体の一方の接触表面に直接にスラスト・リムを当てることができる。別法としては、弁体の接触表面と協同するスラスト部材にスラスト・リムを接続することも可能である。駆動デバイスをかご様の構成にすることにより、局部熱蓄積が防止される。
本発明の他の好ましい一構成によれば、ハウジング・カバーと駆動デバイスのスラスト・リムの間に作用する渦巻ばねとして復帰デバイスを実現するための準備がなされている。したがってこの場合も駆動部材に対して復帰デバイスを同軸で配置することができ、構造体の軸方向の延長を短くすることができる。構造体の円周部分をより薄くしなければならない場合、ハウジング・カバーと駆動デバイスの底部の間に復帰デバイスを提供することができる。しかしながら、これは、軸方向の全体的な長さが長くなることになる。渦巻ばねの形態の復帰デバイスの一代替として、ハウジング・カバーと駆動デバイスの底部の間に作用する少なくとも1つの円板ばねとして復帰デバイスを実現することも可能である。さらに、別法として、少なくとも1つの渦巻ばねおよび少なくとも1つの円板ばねの組合せからなる復帰デバイスのための準備を実施することも可能であり、この復帰デバイスは、さらに、異なる形状記憶合金から形成することも可能である。
本発明の他の好ましい一構成によれば、復帰デバイスはハウジングの中に設けられており、ハウジング・カバーと駆動デバイスの間に作用し、また、好ましいことには、駆動部材がアイドル状態にある間、駆動デバイスを開始位置に配置している。このタイプの構造体の構成は、正規の位置に位置すると開く弁のために提供されることが好ましい。弁をシフトさせるための構造体を取り付けている間、弁体は閉位置に移される。復帰デバイスは、弁体を開始位置に保持する。弁を開く場合、駆動部材が駆動され、駆動部材は、弁体の上に設けられている復帰部材の助けを借りて復帰デバイスに作用し、1つまたは複数の発熱体への電流の供給に応じて弁体を開く。
本発明の他の好ましい一実施形態によれば、ハウジングの内部を横切っているハウジング部分に少なくとも1つの貫通孔を持たせるための準備がなされており、この貫通孔を介してスラスト部材を延在させ、あるいはこの貫通孔を介して弁体の接触表面を通過させることができる。前記少なくとも1つの貫通孔によって、駆動部材によってもたらされる駆動デバイスのリフト運動を弁体に、間接的、つまり少なくとも1つのスラスト部材を介して伝達することができ、あるいは弁体に直接伝達することができるよう、弁体と駆動デバイスのスラスト・リムの間の接続を提供することができる。スラスト部材は、接続状況に応じて、あるいは設置状況に応じて、とりわけ、弁体の支持表面に当てられるスラスト・プレートを使用して構成することができ、それにより弁体を閉位置および開位置のいずれかに配置することができる。
本発明の他の好ましい一構成では、開始位置に位置すると開く弁体を閉じるための駆動部材の駆動可能な閉じる力が、前記弁体に作用する復帰部材の復帰力より大きくなるようにするための準備がなされている。このタイプの構造体の構成は、開始位置に位置すると、駆動される弁が基本的に開位置に位置する場合に提供され、構造体は、弁体の閉運動が生じるように駆動されるように設計されている。この構造体の場合、追加復帰デバイスの必要性を除去することができ、したがって閉運動のための復帰部材に応じて、弁体を駆動するための駆動部材を適合させることができる。
本発明の一代替構成によれば、駆動部材の駆動可能な開く力が、復帰デバイスの復帰力および開く方向に作用する復帰部材の駆動力の和より大きくなるようにするための準備がなされている。したがってこの構造体が弁上に設置されると、少なくとも発熱体への第1の電流の供給後に弁体を開位置にシフトさせ、かつ、開位置で保持することができる。したがってこの構造体を駆動することにより、開く瞬間および開度の両方を特定的に設定することができる。
本発明の他の好ましい一構成によれば、ハウジング・カバーと内部空間を横切っているハウジング部分の間にギャップが設けられ、前記ギャップは、駆動デバイスを開始位置から動作位置へ移行させる際に、弁の開閉を駆動することができるよう、駆動デバイスの高さに加えて少なくともリフト距離を備えている。したがって、開始位置に位置すると弁体が閉じた状態で保持される実施形態、ならびに開始位置に位置すると弁体が開いた状態で保持される実施形態の場合、対応する個々の動作位置へ移動させることができるよう、十分なリフト運動を確実に提供することができる。
以下、本発明ならびに他の有利な実施形態およびその開発について、図面に示されている例を参照して記述し、かつ、説明する。本発明によれば、説明および図面に示されている特徴は、個々に適用することも、あるいは任意の組合せの複数の特徴として適用することも可能である。
弁に接続された本発明による一構造体の略断面図である。 図1による構造体の一代替実施形態の略断面図である。 図1による構造体の他の代替構成を示す図である。 図3の構造体とは異なる構造体の修正実施形態の略断面図である。 図3の構造体とは異なる構造体の修正実施形態の略断面図である。 図1の構造体とは異なる、一代替弁をシフトさせるための構造体の他の代替構成の略断面図である。
図1は、弁12に取り付けられた構造体11の第1の実施形態の略断面図を示したものである。弁12は、供給開口14および吐出開口15を備えている。これらの間に、弁体18と協同して供給開口14と吐出開口15の間の通路19を開閉する弁座17が設けられている。弁体18は、弁本体22から突出しているプランジャ21を備えている。弁本体22の中には、プランジャ21に取り付けたストップ24と、弁本体22とに当接する復帰部材23が設けられる。この弁12は、開始位置に図示され、その上に構造体11が配置されていない場合に開く。
構造体11は、詳細には示されていないが例えばねじ接続またはクランプ接続によって弁本体22に取り付けることができるハウジング31を備えている。ハウジング31の中には、少なくとも部分的にハウジング31の内部へ延在しているハウジング部分32が設けられている。ハウジング部分32は、構造体11の構成に対応している個々の機能ユニットを収納するためのマウンティングまたは孔を備えた連続ハウジング・プレートとして実現されていることが好ましい。ハウジング部分32とハウジング・カバー33の間に、ポット形ボディを備えた駆動デバイス34が設けられる。このポット形ボディは、かご様の形態で実現されているか、あるいは少なくともその円筒形または円錐形の周囲壁35の領域に形成された開口を有している。駆動デバイス34は底部36を備えている。この底部36も同じくその中に形成された開口を有することができ、あるいは格子として実現することができる。その反対側には、ハウジング部分32に支えられた支持表面38を備えたスラスト・リム37が設けられる。
駆動デバイス34は、その中に配置された、形状記憶合金でできた少なくとも1つの駆動部材41を有している。形状記憶合金(SMAとも呼ばれている)は、例えばTiNi合金、Cu、Fe、等々をベースとする合金からなっていても、あるいは形状記憶プラスチックからなっていてもよい。これらの形状記憶合金は、所与の時間ポイントで正確に生じるようにそれらの開閉運動を設定することができるよう、所定の温度値で開始されるリフト運動を実施する方法で設計することができる。さらに、ばね部材の断面および/またはばね部材のワイヤ厚さを介して、また、ばね部材の材料および幾何構造体ならびに/またはそのピッチの選択を介して、開く力および/または閉じる力を選択し、かつ、設定することも可能であり、延いては開時間および/または閉時間を選択し、かつ、設定することができる。この駆動部材41は、ばね部材として実現されている。例えば第1の実施形態によれば、一方が駆動デバイス34の底部36に、他方がハウジング部分32に当てられる渦巻ばねまたはコイルばねが設けられる。別法としては、直列に配置された複数の全く同じばね部材または異なるばね部材を設けることも可能であり、これらのばね部材は、それらの形状記憶合金の構成が互いに異なっていても、また、それらのばね率が互いに異なっていてもよい。
ハウジング部分32の内部には電気発熱体43が設けられており、この電気発熱体43は、駆動部材41の終端が好ましくは発熱体43全体にわたって当てられるよう、平らな延長部分を有していることが好ましい。発熱体は、詳細には示されていないが電源ラインを介して、同じく詳細には示されていないが電源または電圧源に接続された電気抵抗体、好ましくはPTC抵抗体として実現されている。
駆動デバイス34の外側には、この実施形態ではコイルばねの形態で実現されている復帰デバイス45が設けられる。この復帰デバイス45は、一方がハウジング・カバー33に、他方が駆動デバイス34のスラスト・リムに当てられている。復帰デバイス45の反対側では、スラスト部材49がスラスト・リム37の支持表面38に当てられており、前記スラスト部材は、ハウジング部分32に形成された貫通孔51を貫通している。この実施形態によれば、前記スラスト部材49は、スラスト・プレート54を支持する少なくとも2つのスラスト・ピン53を備えている。このスラスト・プレート54は、ハウジング31に形成された、中にプランジャ21が突出している開口55を覆っている。
駆動デバイス34が開始位置57に位置すると、スラスト・リム37がハウジング部分32に当てられる。これは、復帰部材23の復帰力と相俟った非駆動状態では、復帰デバイス45の駆動力の方が駆動部材41の駆動力より大きいことによるものである。したがって弁体18を閉位置に維持することができる。
通路19を通過させるための所定の流量のガス状媒体または液体媒体を選択するために、発熱体43にエネルギーが供給され、それにより少なくとも1つの駆動部材41暖まる。形状記憶合金の相変化のため、少なくとも1つの駆動部材41の長さが変化し、復帰デバイス45に作用する。したがって駆動デバイス34は、ハウジング・カバー33に向かって移動する。また、駆動デバイス34のスラスト・リム37に堅固に接続することも、あるいは緩く接続することもできるスラスト部材49も、復帰部材23の駆動力のため、弁12が開くよう、弁体18と共に上に向かって移動する。弁体18の所定の駆動変位、つまりリフト運動が生じると、詳細には示されていないが変位測定デバイスを介して直ちに発熱体43への電流の供給を停止することができる。発熱体43への電流の供給が停止されると、温度変化、つまり冷却のため、引き続いて弁体18の閉運動が開始され、この閉運動は、通路19が再び完全に閉じるまで継続される。続いて、必要に応じて所定の時間期間の間、もう一度発熱体43にエネルギーが供給され、それにより再び弁が開く。この方法によれば、最少の駆動電力のみを利用して弁12を開いた状態で保持することができる。パルス幅は、形状記憶合金でできている駆動部材41の熱質量およびヒステリシスで決まる。
図1に示されている構造体の一代替として、スラスト部材49を総じて省略するための準備、およびプランジャ21上の接触表面25を駆動デバイス34のスラスト・リム37に直接に当てるための準備を実施することも可能である。弁体18に入力される電力は、中央部分を介した方法以外の他の方法で実施することも可能である。
図2は、図1とは異なる構造体11の一代替構成を示したものである。同じ特徴に関する説明については、図1が参照されている。図2の構造体11における相違は、復帰デバイス45がコイルばねの形態ではなく、円板ばねの形態で実現されていることである。別法としては、互いに積み重ねられた複数の円板ばね、つまり円板ばねアセンブリを設けることも可能である。
別法としては、同じ設置方法に引き続いて、ガスまたは液体が充填された膨張エレメントあるいはワックス膨張エレメントを使用することも可能である。液体またはガスが充填された膨張エレメントは、例えばベロー・ボディまたは膜ボディとして実現され、ほとんどの場合、円筒の形をしている。頂部端面および底部端面は接触表面として実現されており、同じく加熱することができる。ワックス膨張膜が使用される場合、通常、ポット形または円筒形のメイン・ボディが設けられ、このメイン・ボディには、所定の温度まで加熱されると固体状態から液体状態に相が変化する若干のワックスなどが充填される。この体積変化は、ハウジング内に導かれているラムまたはパンチを介して伝達される。したがって、ばね部材の形態で実現された駆動部材の代わりにこのタイプのワックス膨張エレメントを既存の構造体の中に設置し、かつ、挿入することも同じく可能である。
さらに、この実施形態の場合、ハウジング部分42ならびに駆動デバイス34の底部36に発熱体43が設けられる。したがって両方の端面から駆動部材41を加熱することができる。別法としては、駆動デバイス34の底部36にのみ発熱体を設けることも可能である。
図3ないし5は、図1の構造体とは異なる構造体の一代替実施形態を示したものである。この実施形態は、1つまたは複数の発熱体43の構成のみが図1に示されている構成とは異なっている。それ以外は図1を参照する。
図3による実施形態では、発熱体43は、管状または棒形の形態の形をした電気抵抗体の形態で実現されており、好ましくは駆動部材41の内部61を駆動部材41に対して軸の方向に縦方向に延在している。発熱体43の接続は、好ましくはハウジング部分32を介して供給されている。この発熱体43は、駆動部材41の長さの本質的な部分に沿って延在している。したがって駆動部材41全体を同時に加熱することができる。そのため、とりわけ駆動部材41の速やかな応答挙動が可能であり、それが延いては弁12の速やかな開きをもたらしている。駆動部材41および発熱体43の同軸構造体11のため、ハウジング31を有する構造体11をコンパクトな円周寸法で設けることができる。さらに、この構造体は、軸方向のコンパクトな設計を提供することも可能である。
駆動デバイス34の周囲壁35は、ハウジング31内の空気を一様に加熱および冷却することができるよう、複数の貫通孔、開口、等々を備えている。したがって蓄積した熱による駆動部材41の部分加熱が防止され、対流による速やかな冷却が保証される。
図3に示されている構造体の一代替として、発熱体43を駆動デバイス34の底部36に取り付けることも可能である。
図4は、図3の構造体とは異なる構造体11の一実施形態を示したものである。この実施形態は、図2で説明したプレート形発熱体43のみが修正されており、例えば熱伝導性材料からなっていてもよい棒形または管状の発熱体44と組み合わされている。一代替として、発熱体43、44のこの構造体は、駆動デバイス34の底部36に設けることも可能である。別法としては、熱伝導性材料でできた発熱体44の代わりに、図3に関連して説明した棒形または管状の発熱体44を設けることも可能である。同様に、プレート形発熱体43を駆動デバイス34の底部36に設け、かつ、図3による管状または棒形の発熱体44をハウジング部分32の上に設けることも可能である。この構成とは逆の構成も同じく想定されている。
図5は、図3および4の実施形態とは異なる他の代替実施形態を示したものである。構造体11のこの実施形態では、図2と同様のプレート形発熱体43が、例えばハウジング部分32および駆動デバイス34の底部36の各々に、それぞれ図4に従って配置された棒形または管状の発熱体44と組み合わせて設けられている。これらの管状発熱体44は、駆動部材41の内部61に突出している。互いに向かって対向している発熱体44の個々の終端64は、互いに対して少なくとも若干の距離を隔てて配置されている。管状または棒形の発熱体44の一代替として、図3で説明した管状または棒形の発熱体43を設けることも可能である。
図3ないし5で説明した実施形態およびそれらの代替は、少なくとも1つの管状または棒形の発熱体43を、駆動部材41の内部61に配置する代わりに、駆動デバイス34の周囲壁35と駆動部材41の間に形成される駆動部材41の外部65に結び付けることも可能である点で修正することができる。熱の蓄積を回避するために、この実施形態では、少なくとも1つの発熱体43は、十分な数の適切なサイズの開口を備えている。
内部61ならびに外部65には、1つまたは複数の発熱体43および/または1つまたは複数の発熱体44のうちの1つまたは複数を提供することができ、後者はプレート形発熱体43に接続される。
液体またはガスが充填された膨張部材またはワックス膨張部材を、図3ないし5の上で言及した2つの設計変形態様に設置するために、また、これらの設計変形態様と共に使用するために適合させることができる。一方では、発熱体43をスリーブの形にして、1つまたは複数の膨張部材を取り囲むことができ、他方では、1つまたは複数の膨張部材を内側から予熱するために、1つまたは複数の発熱体43が中に突出するか、あるいは1つまたは複数の発熱体43を挿入することができる1つまたは複数の凹所を備えたハウジングを1つまたは複数の膨張部材に持たせることができる。
図6は、図1とは異なる一代替実施形態を示したものである。この実施形態は、開始位置に位置すると開く弁12を備えている。弁12に作用する構造体11は、復帰デバイス45の必要性が除去されている点、および駆動部材41または駆動デバイス34の駆動運動、つまりリフト運動が、弁体18の駆動運動に直接影響を及ぼす点で、図1による実施形態に対して異なっている。したがって、詳細にはPTC抵抗体素子として実現されている管状発熱体43に電流が供給されると、駆動デバイス34を開始位置57から動作位置へシフトさせることができ、駆動デバイス34が開始位置57から動作位置へシフトすると、プランジャ21の接触表面25の瞬時作用のため、弁体18の閉運動が同時に起動される。
この代替構成は、例えば、いわゆる優先スイッチング構造体に使用される。このタイプの優先スイッチング構造体は、加熱回路システム内を循環した加熱水が、毎日使用するための暖かい水を熱交換器を介して加熱する目的で使用される加熱回路システムに提供される。暖かい水が消費されたことが検出されると、弁12が閉じるよう、構造体11の発熱体43にエネルギーが供給される。したがって加熱回路システムに流入する加熱水が遮断され、加熱システムのための加熱水は、すぐに使用するための、あるいは必要に応じて使用するための暖かい水を加熱する熱交換器に供給される。暖かい水の要求がなくなると、発熱体43への電流の供給が停止され、加熱水は再び加熱回路システム内を循環する。
図1ないし5で説明した発熱体43または発熱体43および44、ならびにそれらの変形態様のレイアウトおよび構成は、図6による構造体11にも提供することができる。同様に、駆動部材41およびその代替実施形態についても同じことが言える。
さらに、すべての実施形態において、駆動部材41は、渦巻ばねまたはコイルばねの形態のばね部材として実現する代わりに、形状記憶合金でできた円板ばねの形態のばね部材として実現することも可能である。また、軸方向に作用するよう、渦巻ばねおよび円板ばねを互いに組み合わせて配置するための準備を実施することも同じく可能である。
12 弁; 18 弁体; 21 プランジャ; 23 復帰部材;
31 ハウジング; 34 駆動デバイス;
41 温度依存駆動部材; 61 内部; 65 外部。

Claims (14)

  1. 復帰部材(23)の作用を受ける弁体(18)を備えたプランジャ(21)を有する弁(12)をシフトさせるための構造体であって、
    前記構造体が、前記弁(12)に取り付けることができるハウジング(31)を有し、前記ハウジング(31)の中に、前記ハウジング(31)の内部を分離しているハウジング部分(32)と、駆動デバイス(34)と協同する少なくとも1つの駆動部材(41)が配置され、前記駆動部材(41)によって前記駆動デバイス(34)が駆動され、それにより開始位置(57)と動作位置の間を移動することができる構造体において、
    前記駆動部材(41)が、形状記憶合金でできた少なくとも1つのばね部材の形態で実現され、前記駆動デバイス(34)が前記駆動部材(41)の軸の方向である縦方向に移動することができ、前記駆動部材(41)が前記駆動デバイス(34)の運動方向に対して実質的に長さ方向に延在し、
    前記駆動部材(41)の内部(61)を延在している少なくとも1つの発熱体(43)が設けられ、前記発熱体(43)がPTC抵抗体素子として実現されること、
    前記駆動デバイス(34)が、前記前記駆動部材(41)が配置されたかご状の形態で実現され、前記駆動デバイス(34)は、開始位置(57)に位置すると、前記ハウジング部分(32)と対向し、かつ、前記ハウジング部分(32)に当接して、プランジャ(21)、弁体(18)、またはそれらの間に配置されているスラスト部材(49)のための支持表面(38)を形成するスラスト・リム(37)を有すること、および前記駆動部材(41)の内部(61)と外部(65)の間、および前記駆動デバイス(34)の内部と外部の間に空気交換が提供されていること
    を特徴とする構造体。
  2. 前記駆動部材(41)が少なくとも1つの渦巻ばねまたはコイルばねの形態で実現され、あるいは少なくとも1つの円板ばねの形態で実現されることを特徴とする請求項1に記載の構造体。
  3. 前記軸の方向である縦方向に延在している前記1つの発熱体(43)が、前記開始位置(57)に位置している場合の前記駆動部材(41)の長さの少なくとも1/2に対応する総合長さを有することを特徴とする請求項に記載の構造体。
  4. 前記駆動部材(41)の個々の終端が、前記終端と結び付いている、少なくとも部分的に前記駆動部材(41)の対向している終端の方向に延在している発熱体(43)を有することを特徴とする請求項に記載の構造体。
  5. 前記少なくとも1つの発熱体(43)が、管状、棒形またはかごの形態で実現されることを特徴とする請求項に記載の構造体。
  6. 前記駆動デバイス(34)の底部(36)に、少なくとも1つの発熱体(43)が設けられることを特徴とする請求項に記載の構造体。
  7. 前記ハウジング(31)の内部を分離している前記ハウジング部分(32)の上に少なくとも1つのプレート形ボディを有するプレート形発熱体(43)が提供されことを特徴とする請求項に記載の構造体。
  8. 前記駆動部材(41)の駆動運動を起動するために、プレート形発熱体(43)がPTC抵抗体素子として形成されることを特徴とし、また、前記プレート形発熱体(43)の上に配置される少なくとも1つの管状、棒形またはかごの発熱体(44)が熱伝導性材料から形成されることを特徴とする請求項に記載の構造体。
  9. ハウジング・カバー(33)と前記駆動デバイス(34)の間に作用し、前記駆動部材(41)がアイドル状態にある間、前記駆動デバイス(34)を開始位置(57)に配置する復帰デバイス(45)が前記ハウジング(31)内に提供されることを特徴とする請求項1に記載の構造体。
  10. 前記復帰デバイス(45)が、前記ハウジング・カバー(33)と前記駆動デバイスの前記スラスト・リム(37)の間に作用する渦巻ばねとして実現されることを特徴とし、あるいは前記復帰デバイス(45)が、ハウジング・カバー(33)と前記駆動デバイス(34)の底部(36)の間に作用する少なくとも1つの円板ばねとして実現されることを特徴とする請求項に記載の構造体。
  11. 前記ハウジング(31)の内部を分離している前記ハウジング部分(32)が、少なくとも1つの貫通孔(51)を有し、前記貫通孔(51)を通ってスラスト部材(49)が延在し、あるいは前記貫通孔(51)を通って前記弁体(18)の接触表面(25)を通過させることができることを特徴とする請求項1に記載の構造体。
  12. 開始位置に位置すると開く弁体(18)を閉じるための前記駆動部材(41)の駆動可能な閉じる力が、前記弁体(18)に作用する前記復帰部材(23)の復帰力より大きいことを特徴とする請求項1に記載の構造体。
  13. 前記駆動部材(41)の駆動可能な開く力が、前記復帰デバイス(45)の復帰力と前記弁体(18)の開く方向に作用する前記復帰部材(23)の駆動力の和より大きいことを特徴とする請求項に記載の構造体。
  14. 前記駆動デバイス(34)が開始位置(57)から動作位置へ移行する際に、前記弁(12)の開または閉が提供されるよう、前記ハウジング・カバー(33)および内部を分離している前記ハウジング部分(32)がそれらの間に形成されたギャップを有することを特徴とする請求項に記載の構造体。
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