JPH051396B2 - - Google Patents
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- JPH051396B2 JPH051396B2 JP57220881A JP22088182A JPH051396B2 JP H051396 B2 JPH051396 B2 JP H051396B2 JP 57220881 A JP57220881 A JP 57220881A JP 22088182 A JP22088182 A JP 22088182A JP H051396 B2 JPH051396 B2 JP H051396B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F03—MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F03G—SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS; MECHANICAL-POWER PRODUCING DEVICES OR MECHANISMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR OR USING ENERGY SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F03G7/00—Mechanical-power-producing mechanisms, not otherwise provided for or using energy sources not otherwise provided for
- F03G7/06—Mechanical-power-producing mechanisms, not otherwise provided for or using energy sources not otherwise provided for using expansion or contraction of bodies due to heating, cooling, moistening, drying or the like
- F03G7/065—Mechanical-power-producing mechanisms, not otherwise provided for or using energy sources not otherwise provided for using expansion or contraction of bodies due to heating, cooling, moistening, drying or the like using a shape memory element
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は形状記憶合金よりなる駆動体の加熱方
法に関するものである。形状記憶合金は熱弾性型
マルテンサイト変態で生じた低温相が変形を受け
た後、加熱によつて高温相に逆変態する際に生起
する現象を利用するもので、変態点を境にしてこ
れより高温側でオーステナイト構造に変化し、低
温側でマルテンサイト構造に変化する。この形状
記憶合金を高温側より冷却するとオーステナイト
構造からマルテンサイト構造への変態が起こり、
超弾性を有し、逆に低温側から加熱していくとマ
ルテンサイト構造からオーステナイト構造に変態
して成形工程で記憶された形状に戻るものであ
る。そしてかかる形状記憶効果を奏する合金はニ
ツケル−チタン、銅−アルミニウム−ニツケル、
銅−アルミニウム等が知られており、これらの形
状記憶合金は特開昭56−105174号公報、特開昭56
−150680号公報等の例えばバルブの弁開閉用の駆
動体(コイル状形状記憶合金)として使用され
る。
法に関するものである。形状記憶合金は熱弾性型
マルテンサイト変態で生じた低温相が変形を受け
た後、加熱によつて高温相に逆変態する際に生起
する現象を利用するもので、変態点を境にしてこ
れより高温側でオーステナイト構造に変化し、低
温側でマルテンサイト構造に変化する。この形状
記憶合金を高温側より冷却するとオーステナイト
構造からマルテンサイト構造への変態が起こり、
超弾性を有し、逆に低温側から加熱していくとマ
ルテンサイト構造からオーステナイト構造に変態
して成形工程で記憶された形状に戻るものであ
る。そしてかかる形状記憶効果を奏する合金はニ
ツケル−チタン、銅−アルミニウム−ニツケル、
銅−アルミニウム等が知られており、これらの形
状記憶合金は特開昭56−105174号公報、特開昭56
−150680号公報等の例えばバルブの弁開閉用の駆
動体(コイル状形状記憶合金)として使用され
る。
然しながらこれらの駆動体を動作させる為に必
要な加熱及び冷却手段はバルブを流下する制御流
体によるものであり、かかる方法によると制御流
体の温度変化が必要不可決となるものでありそれ
ら温度変化を得ることのできないものにおいては
不適であり巾広い用途に適さないという欠点があ
つた。
要な加熱及び冷却手段はバルブを流下する制御流
体によるものであり、かかる方法によると制御流
体の温度変化が必要不可決となるものでありそれ
ら温度変化を得ることのできないものにおいては
不適であり巾広い用途に適さないという欠点があ
つた。
また特開昭57−18875号公報、特開昭57−25572
号公報によると形状記憶合金よりなる伸縮部材、
弁駆動素子をヒーターで加熱する方法が示されて
いるが、かかる方法によると、ヒーターのそれら
部材、素子との絶縁を得る為に絶縁被膜を配置す
る必要がありこれによると効率的な加熱が困難と
なるものであつた。
号公報によると形状記憶合金よりなる伸縮部材、
弁駆動素子をヒーターで加熱する方法が示されて
いるが、かかる方法によると、ヒーターのそれら
部材、素子との絶縁を得る為に絶縁被膜を配置す
る必要がありこれによると効率的な加熱が困難と
なるものであつた。
本発明の形状記憶合金よるなる駆動体の加熱方
法は、前記不具合点に鑑み成されたもので、駆動
体を制御流体等の環境温度によつて加熱、冷却す
ることなく駆動体を形状記憶合金で形成して直接
的に加熱したものであり、特に駆動体の動作を多
段階に渡つて制御し、あらゆる製品の駆動体とし
て省電力型で巾広く使用することができるととも
に加熱特性の秀れた加熱方法を得ることを目的と
したものである。
法は、前記不具合点に鑑み成されたもので、駆動
体を制御流体等の環境温度によつて加熱、冷却す
ることなく駆動体を形状記憶合金で形成して直接
的に加熱したものであり、特に駆動体の動作を多
段階に渡つて制御し、あらゆる製品の駆動体とし
て省電力型で巾広く使用することができるととも
に加熱特性の秀れた加熱方法を得ることを目的と
したものである。
以下、本発明になる形状記憶合金よりなる駆動
体の加熱方法の一実施例を第1図により説明す
る。第1図は、駆動体への非通電状態を示す。
体の加熱方法の一実施例を第1図により説明す
る。第1図は、駆動体への非通電状態を示す。
1は特定の個所に固定される例えば合成樹脂材
料にて形成された固定部であり、この固定部1に
対向して間隙Lを持つて例えば合成樹脂材料にて
形成された可動部2が配置される。可動部2は固
定部1の中央より上方に向かつて突起した案内杆
3によつて第1図において上下方向に摺動自在に
案内される。
料にて形成された固定部であり、この固定部1に
対向して間隙Lを持つて例えば合成樹脂材料にて
形成された可動部2が配置される。可動部2は固
定部1の中央より上方に向かつて突起した案内杆
3によつて第1図において上下方向に摺動自在に
案内される。
固定部1と可動部2とが対向する間の間隙Lに
は、形状記憶合金よりなるコイルスプリング状の
第1駆動体4、第2駆動体5、第3駆動体6、と
が配置される。
は、形状記憶合金よりなるコイルスプリング状の
第1駆動体4、第2駆動体5、第3駆動体6、と
が配置される。
本例における各駆動体のスプリングの内径は、
第1駆動体4の内径>第2駆動体の5の内径>第
3駆動体6の内径とした。
第1駆動体4の内径>第2駆動体の5の内径>第
3駆動体6の内径とした。
より具体的に説明すると、固定部1の可動部2
への対向面1Aには導電材料よりなる第1端子7
と第2端子8が配置される。第1端子7は環状を
なし、固定部1の対向面1A上の外側方にあつて
第1駆動体4の下端部4Aに対応し、該下端部4
Aを圧入嵌合する環状の第1係止溝7Aが穿設さ
れるとともに第2駆動体5の下端部5Aに対応
し、該下端部5Bを圧入嵌合する環状の第2係止
溝7Bが穿設される。第1係止溝7Aと第2係止
溝7Bとは直接的に接続されることがなくそれぞ
れ環状の間隙を形成する。
への対向面1Aには導電材料よりなる第1端子7
と第2端子8が配置される。第1端子7は環状を
なし、固定部1の対向面1A上の外側方にあつて
第1駆動体4の下端部4Aに対応し、該下端部4
Aを圧入嵌合する環状の第1係止溝7Aが穿設さ
れるとともに第2駆動体5の下端部5Aに対応
し、該下端部5Bを圧入嵌合する環状の第2係止
溝7Bが穿設される。第1係止溝7Aと第2係止
溝7Bとは直接的に接続されることがなくそれぞ
れ環状の間隙を形成する。
又、第1端子7の内側方の固定部1の対向面1
A上には、第2端子8が配置され、この第2端子
8には第3駆動体6の下端部6Aに対応し、該下
端部6Aを圧入嵌合する環状の第3係止溝8Aが
穿設される。この第1端子7と第2端子8とは、
端子どおしが直接的に電気接続されない。
A上には、第2端子8が配置され、この第2端子
8には第3駆動体6の下端部6Aに対応し、該下
端部6Aを圧入嵌合する環状の第3係止溝8Aが
穿設される。この第1端子7と第2端子8とは、
端子どおしが直接的に電気接続されない。
これは固定部1を絶縁材料で形成すればよい。
又、可動部2の固定部1への対向面2A上には
導電性材質よりなる第3端子9と、第4端子10
とが配置される。第3端子9は可動部2の対向面
2A上の外側方にあつて、第1駆動体4の上端部
4Bに対応し、該上端部4Bを圧入嵌合する環状
の第4係止溝9Aが穿設される。
導電性材質よりなる第3端子9と、第4端子10
とが配置される。第3端子9は可動部2の対向面
2A上の外側方にあつて、第1駆動体4の上端部
4Bに対応し、該上端部4Bを圧入嵌合する環状
の第4係止溝9Aが穿設される。
又、第3端子9の内側方の可動部2の対向面2
A上には第4端子10が配置され、この第4端子
10の外側方には、第2駆動体5の上端部5Bに
対応し、該上端部5Bを圧入嵌合する環状の第5
係止溝10Aが穿設されるとともに第3駆動体6
の上端部6Bに対応し、該上端部6Bを圧入嵌合
する環状の第6係止溝10Bが穿設される。第5
係止溝10Aと第6係止溝10Bとはそれぞれ環
状の間隙を形成する。第3端子9と第4端子10
とは端子どおしが直接的に電気接続されない。こ
れは可動部2を絶縁材料で形成すればよい。従つ
て、各駆動体の端部を、端部に対応する端子の係
止溝内へ圧入嵌合することによつて、各駆動体は
固定部1及び可動部2と一体的に固着できる。
A上には第4端子10が配置され、この第4端子
10の外側方には、第2駆動体5の上端部5Bに
対応し、該上端部5Bを圧入嵌合する環状の第5
係止溝10Aが穿設されるとともに第3駆動体6
の上端部6Bに対応し、該上端部6Bを圧入嵌合
する環状の第6係止溝10Bが穿設される。第5
係止溝10Aと第6係止溝10Bとはそれぞれ環
状の間隙を形成する。第3端子9と第4端子10
とは端子どおしが直接的に電気接続されない。こ
れは可動部2を絶縁材料で形成すればよい。従つ
て、各駆動体の端部を、端部に対応する端子の係
止溝内へ圧入嵌合することによつて、各駆動体は
固定部1及び可動部2と一体的に固着できる。
例えば、第1駆動体4をみると、下端部4Aは
第1端子7の第1係止溝7A内に圧入嵌合されて
固定部1と一体的に固着され、上端部4Bは第3
端子9の第4係止溝9A内に圧入嵌合されて可動
部2と一体的に固着される。
第1端子7の第1係止溝7A内に圧入嵌合されて
固定部1と一体的に固着され、上端部4Bは第3
端子9の第4係止溝9A内に圧入嵌合されて可動
部2と一体的に固着される。
次に各駆動体4,5,6の特性(逆変態温度−
駆動体のストローク関係)について第2図により
説明する。
駆動体のストローク関係)について第2図により
説明する。
第1駆動体4は逆変態温度A度において、常温
時における設定基準ストローク0より1ストロー
クだけ伸張し、第1図の常温設定状態時におい
て、そのスプリング高さは間隙Lに略等しい。
(第1図の状態において、第1駆動体4は比較的
バネ性を有しない自由状態に保持される。) 第2駆動体5は逆変態温度B度において、常温
時における設定基準ストローク0より2ストロー
クだけ伸張し、第1図の常温設定状態時におい
て、そのスプリング高さは間隙Lに略等しい。
(第1図の状態において、第2駆動体5は比較的
バネ性を有しない自由状態に保持される。) 第3駆動体6は逆変態温度C度において、常温
時における設定基準ストローク0より3ストロー
クだけ伸張し、第1図の常温設定状態時におい
て、そのスプリング高さは間隙Lに略等しい。
(第1図の状態において、第3駆動体6は比較的
バネ性を有しない自由状態に保持される。) そして、固定部1の第2端子8に接続されたリ
ード線と可動部2の第3端子9に接続されたリー
ド線とは電源Dに接続される。
時における設定基準ストローク0より1ストロー
クだけ伸張し、第1図の常温設定状態時におい
て、そのスプリング高さは間隙Lに略等しい。
(第1図の状態において、第1駆動体4は比較的
バネ性を有しない自由状態に保持される。) 第2駆動体5は逆変態温度B度において、常温
時における設定基準ストローク0より2ストロー
クだけ伸張し、第1図の常温設定状態時におい
て、そのスプリング高さは間隙Lに略等しい。
(第1図の状態において、第2駆動体5は比較的
バネ性を有しない自由状態に保持される。) 第3駆動体6は逆変態温度C度において、常温
時における設定基準ストローク0より3ストロー
クだけ伸張し、第1図の常温設定状態時におい
て、そのスプリング高さは間隙Lに略等しい。
(第1図の状態において、第3駆動体6は比較的
バネ性を有しない自由状態に保持される。) そして、固定部1の第2端子8に接続されたリ
ード線と可動部2の第3端子9に接続されたリー
ド線とは電源Dに接続される。
而して、各駆動体は電源Dに対して直列に接続
される。すなわち、第3端子9の第4係止溝9A
−第1駆動体4の上端部4B−第1駆動体4の下
端部4A−第1端子7の第1係止溝7A−第1端
子7の第2係止溝7B−第2駆動体5の下端部5
A−第2駆動体5の上端部5B−第4端子10の
第5係止溝5B−第4端子10の第6係止溝10
B−第3駆動体6の上端部6B−第3駆動体6の
下端部6A−第2端子8の第3係止溝8Aの如く
接続される。これは第3図に示される。
される。すなわち、第3端子9の第4係止溝9A
−第1駆動体4の上端部4B−第1駆動体4の下
端部4A−第1端子7の第1係止溝7A−第1端
子7の第2係止溝7B−第2駆動体5の下端部5
A−第2駆動体5の上端部5B−第4端子10の
第5係止溝5B−第4端子10の第6係止溝10
B−第3駆動体6の上端部6B−第3駆動体6の
下端部6A−第2端子8の第3係止溝8Aの如く
接続される。これは第3図に示される。
次にその動作について説明する。
第3端子9と第2端子8との電気回路が接続さ
れていない状態において、各駆動体4,5,6は
非通電状態に有り、各駆動体4,5,6には何等
のジユール熱が発生することなく、各駆動体4,
5,6は第1図の如き設定状態(非作動状態)に
維持される。これは第1状態である。
れていない状態において、各駆動体4,5,6は
非通電状態に有り、各駆動体4,5,6には何等
のジユール熱が発生することなく、各駆動体4,
5,6は第1図の如き設定状態(非作動状態)に
維持される。これは第1状態である。
次いで、第3端子9と第2端子8と電源Dとを
接続すると、各駆動体4,5,6に電流が流れ、
駆動体自身がジユール熱を発生し自己発熱する。
接続すると、各駆動体4,5,6に電流が流れ、
駆動体自身がジユール熱を発生し自己発熱する。
そして、第1駆動体4において逆変態温度A度
迄温度上昇すると、第1駆動体4は常温設定基準
ストローク0よりストローク1の位置迄形状記憶
効果によつて変位するもので、これによると可動
部2はこのストローク変化分上方へ移動する。こ
の第2状態は第4図に示される。
迄温度上昇すると、第1駆動体4は常温設定基準
ストローク0よりストローク1の位置迄形状記憶
効果によつて変位するもので、これによると可動
部2はこのストローク変化分上方へ移動する。こ
の第2状態は第4図に示される。
かかる第2状態において、第2駆動体5、第3
駆動体6は未だ逆変態温度迄上昇していないので
駆動体自身の形状記憶効果による伸張はないが、
前述の如く、第2駆動体5の下端部5Aが第2係
止溝7Bに固定され、上端部5Bが第5係止溝1
0Aに固定されるとともに第3駆動体6の下端部
6Aが第3係止溝8Aに固定され、上端部5Bが
第5係止溝10Aに固定されているので、第2状
態への変化分(ストローク1分)第2駆動体5、
第3駆動体6は機械的に伸張される。この機械的
な伸張はコイルスプリング状としたことによつて
可能となつたものでありかかる機械的な伸張時に
おいて、第2駆動体5、第3駆動体6は弾性変形
応力内に設定する。
駆動体6は未だ逆変態温度迄上昇していないので
駆動体自身の形状記憶効果による伸張はないが、
前述の如く、第2駆動体5の下端部5Aが第2係
止溝7Bに固定され、上端部5Bが第5係止溝1
0Aに固定されるとともに第3駆動体6の下端部
6Aが第3係止溝8Aに固定され、上端部5Bが
第5係止溝10Aに固定されているので、第2状
態への変化分(ストローク1分)第2駆動体5、
第3駆動体6は機械的に伸張される。この機械的
な伸張はコイルスプリング状としたことによつて
可能となつたものでありかかる機械的な伸張時に
おいて、第2駆動体5、第3駆動体6は弾性変形
応力内に設定する。
次いで更に通電を継続すると、第2駆動体5に
おいて逆変態温度B度迄温度上昇する。これによ
ると第2駆動体5は常温設定基準ストローク0よ
りストローク2の位置迄形状記憶効果によつて変
位するもので、これによると可動部2はストロー
ク2の位置迄上方へ移動する。この第3状態は第
5図に示される。
おいて逆変態温度B度迄温度上昇する。これによ
ると第2駆動体5は常温設定基準ストローク0よ
りストローク2の位置迄形状記憶効果によつて変
位するもので、これによると可動部2はストロー
ク2の位置迄上方へ移動する。この第3状態は第
5図に示される。
かかる第3状態において、第3駆動体6は未だ
逆変態温度迄上昇していないので駆動体自身の形
状記憶効果による伸張はないが前記と同様に第3
駆動体6は第2状態から第3状態への変化分機械
的に伸張される。
逆変態温度迄上昇していないので駆動体自身の形
状記憶効果による伸張はないが前記と同様に第3
駆動体6は第2状態から第3状態への変化分機械
的に伸張される。
一方、第1駆動体4にあつても第2状態から第
3状態への変化分機械的に伸張される。かかる機
械的伸張時において、第1駆動体4、第3駆動体
6は弾性変形応力内に設定する。
3状態への変化分機械的に伸張される。かかる機
械的伸張時において、第1駆動体4、第3駆動体
6は弾性変形応力内に設定する。
次いで更に通電を継続すると、第3駆動体6に
おいて、逆変態温度C度迄温度上昇する。これに
よると、第3駆動体6は常温基準設定ストローク
0よりストローク3の位置迄形状記憶効果によつ
て変位するもので、これによると可動部2はスト
ローク3の位置迄上方へ移動する。この第4状態
は第6図に示される。
おいて、逆変態温度C度迄温度上昇する。これに
よると、第3駆動体6は常温基準設定ストローク
0よりストローク3の位置迄形状記憶効果によつ
て変位するもので、これによると可動部2はスト
ローク3の位置迄上方へ移動する。この第4状態
は第6図に示される。
一方、第1駆動体4、第2駆動体5にあつても
第3状態から第4状態への変化分可動部2によつ
て機械的に伸張されるが、かかる機械的伸張時に
おいて第1駆動体4、第2駆動体5は弾性変形応
力内に設定される。
第3状態から第4状態への変化分可動部2によつ
て機械的に伸張されるが、かかる機械的伸張時に
おいて第1駆動体4、第2駆動体5は弾性変形応
力内に設定される。
そして、このように各駆動体の温度の逆変態開
始点(A3点)を相違させることによつて各駆動
体の伸張の開始に変化をもたらすことができ、更
に逆変態終了点(Af点)を相違させることによ
つて伸張の完了を変えることができる。而して可
動部2の動を例えば本例の如く3段階に渡つて各
段階に制御できる。
始点(A3点)を相違させることによつて各駆動
体の伸張の開始に変化をもたらすことができ、更
に逆変態終了点(Af点)を相違させることによ
つて伸張の完了を変えることができる。而して可
動部2の動を例えば本例の如く3段階に渡つて各
段階に制御できる。
又、多段階に渡つて可動部2の移動を制御でき
ることは駆動体をコイルスプリング状にしたこと
及びコイルスプリングをその弾性変形応力内にお
いてストローク方向に変位をもたらすことができ
たことによるものである。
ることは駆動体をコイルスプリング状にしたこと
及びコイルスプリングをその弾性変形応力内にお
いてストローク方向に変位をもたらすことができ
たことによるものである。
以上の如く本発明の形状記憶合金よりなる駆動
体の加熱方法によると、固定部と、固定部に対向
して移動する可動部との間に形状記憶合金よりな
る複数のコイルスプリング状に形成された駆動体
を配置するとともに駆動体のそれぞれの一端を固
定部に一体的に固着し、他端を可動部に一体的に
固着し、該駆動体を電気的に直列に接続するとと
もに前記各駆動体の逆変態温度を違えたので、駆
動体への通電時において、各駆動体は時間経過に
伴なう温度上昇に応じてステツプ状に動作するも
のであり、これによると、駆動体にて動作される
可動部の動作をステツプ状に制御できるもので多
段制御に極めて有効なものである。
体の加熱方法によると、固定部と、固定部に対向
して移動する可動部との間に形状記憶合金よりな
る複数のコイルスプリング状に形成された駆動体
を配置するとともに駆動体のそれぞれの一端を固
定部に一体的に固着し、他端を可動部に一体的に
固着し、該駆動体を電気的に直列に接続するとと
もに前記各駆動体の逆変態温度を違えたので、駆
動体への通電時において、各駆動体は時間経過に
伴なう温度上昇に応じてステツプ状に動作するも
のであり、これによると、駆動体にて動作される
可動部の動作をステツプ状に制御できるもので多
段制御に極めて有効なものである。
更に、各駆動体を電気的に直列に接続したこと
によると、駆動体を複数接続配置したとしても複
数の駆動体の電気回路内には単一の駆動体に流す
べき電流のみを流せばよいもので省電力を達成で
きる。
によると、駆動体を複数接続配置したとしても複
数の駆動体の電気回路内には単一の駆動体に流す
べき電流のみを流せばよいもので省電力を達成で
きる。
又、仮に各駆動体間における内部抵抗がバラツ
キの範囲内において差異が生じた際にあつても、
そのバラツキ範囲内のもつとも大きな抵抗を有す
る駆動体によつて各駆動体を流れる電流値が決定
されるもので、温度上昇が均一で安定した変位が
得られる。
キの範囲内において差異が生じた際にあつても、
そのバラツキ範囲内のもつとも大きな抵抗を有す
る駆動体によつて各駆動体を流れる電流値が決定
されるもので、温度上昇が均一で安定した変位が
得られる。
図は本発明になる形状記憶合金よりなる駆動体
の加熱方法の一実施例を示すものである。第1図
は駆動体への非通電状態にあつて第1状態を示す
縦断面図である。第2図は各駆動体のストローク
と逆変態温度との関係を示す線図である。第3図
は駆動体の電気回路図である。第4図は第1駆動
体が逆変態温度A度に達した第2状態を示す。第
5図は第2駆動体が逆変態温度B度に達した第3
状態を示す。第6図は第3駆動体が逆変態温度C
度に達した第4状態を示す。 1…固定部、2…可動部、4…第1駆動体、5
…第2駆動体、6…第3駆動体。
の加熱方法の一実施例を示すものである。第1図
は駆動体への非通電状態にあつて第1状態を示す
縦断面図である。第2図は各駆動体のストローク
と逆変態温度との関係を示す線図である。第3図
は駆動体の電気回路図である。第4図は第1駆動
体が逆変態温度A度に達した第2状態を示す。第
5図は第2駆動体が逆変態温度B度に達した第3
状態を示す。第6図は第3駆動体が逆変態温度C
度に達した第4状態を示す。 1…固定部、2…可動部、4…第1駆動体、5
…第2駆動体、6…第3駆動体。
Claims (1)
- 1 固定部1と、固定部1に対向して移動する可
動部2との間に形状記憶合金よりなる複数のコイ
ルスプリング状に形成された駆動体4,5,6…
を配置するとともに駆動体4,5,6…のそれぞ
れの一端を固定部1に一体的に固着し、他端を可
動部2に一体的に固着し、該駆動体を電気的に直
列に接続するとともに前記各駆動体の逆変態温度
を違えてなる形状記憶合金よりなる駆動体の加熱
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22088182A JPS59110876A (ja) | 1982-12-16 | 1982-12-16 | 形状記憶合金よりなる駆動体の加熱方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22088182A JPS59110876A (ja) | 1982-12-16 | 1982-12-16 | 形状記憶合金よりなる駆動体の加熱方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59110876A JPS59110876A (ja) | 1984-06-26 |
JPH051396B2 true JPH051396B2 (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=16757995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22088182A Granted JPS59110876A (ja) | 1982-12-16 | 1982-12-16 | 形状記憶合金よりなる駆動体の加熱方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59110876A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6374608B1 (en) * | 2001-03-06 | 2002-04-23 | Charles James Corris | Shape memory alloy wire actuator |
US7367776B2 (en) * | 2005-01-26 | 2008-05-06 | General Electric Company | Turbine engine stator including shape memory alloy and clearance control method |
JP5402277B2 (ja) * | 2009-06-16 | 2014-01-29 | コニカミノルタ株式会社 | アクチュエータ、駆動装置、および撮像装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5718875A (en) * | 1980-07-07 | 1982-01-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Flow channel control system |
JPS593179A (ja) * | 1982-06-28 | 1984-01-09 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 圧力発生装置 |
-
1982
- 1982-12-16 JP JP22088182A patent/JPS59110876A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5718875A (en) * | 1980-07-07 | 1982-01-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Flow channel control system |
JPS593179A (ja) * | 1982-06-28 | 1984-01-09 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 圧力発生装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59110876A (ja) | 1984-06-26 |
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