JP5573004B2 - カップ状容器の殺菌方法 - Google Patents

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本発明は、カップ状容器の殺菌方法に関する。
従来、カップに飲料等を充填した包装品が市場で流通しているが、この包装品の大部分は冷却状態で搬送、陳列等されるチルド品である。しかし、このチルド状態での流通は温度管理が面倒であり、コストも高くなるので、常温での流通が望まれる。そこで、近年はカップの内面や外面を予め過酸化水素等の殺菌剤で殺菌処理したうえで飲料等を充填し、密封する無菌包装が行われている(例えば、特許文献1、2参照)。この方法によれば、飲料等の無菌状態を維持しつつ包装品を常温で流通させることが可能となる。
これらのカップの殺菌方法は、カップを搬送しつつ、カップの内面や外面に向かって過酸化水素のミスト又はガスを吹き付けてカップを殺菌処理し、その後、カップに向かって熱風を吹き付けて、カップに付着した過酸化水素を乾燥させようというものである(例えば、特許文献1、2参照)。
カップの内外面に過酸化水素のミストを吹き付ける方法として、本出願人の出願に係る特願2009−56853号明細書に記載されるように、如雨露状のノズルが用いられる場合がある。如雨露状のノズルをカップの開口と底に各々対向させて、多数の小孔から過酸化水素のミストを吐出させることで、カップの内外面に過酸化水素のミストを均一に付着させ、適正な殺菌効果を得ることができる。
特開昭59−115220号公報 特開2002−68142号公報
カップに過酸化水素のミストを吹き付ける場合、単なる円管状のノズルを用いるよりも上述した如雨露状のノズルを用いるほうが、過酸化水素をカップの内面に均一に付着させることができる。しかし、如雨露状のノズルは圧力損失が大きく、ノズル周辺での気流等の影響によって過酸化水素の噴霧状況が不安定になりやすく、カップ内面への過酸化水素の均一な付着が阻害されやすい。ことにフランジ及びその周辺部への過酸化水素の付着が阻害されやすい。
従来、如雨露状のノズルにおける圧力損失を防ぐため高温のアシストエアを追加しているが、その場合はアシストエアを追加するための圧縮エア源、ヒーター等を新たに設けなければならないという問題がある。
また、如雨露状のノズルは、過酸化水素水に含まれる成分が堆積することから目詰まりが発生しやすく、そのため短期間でのメンテナンスが必要になるという問題がある。
したがって、本発明は、上記諸問題点を解決することができるカップ状容器の殺菌方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
なお、本発明の理解を容易にするため、図面の参照符号をかっこ書きで付するが、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、請求項1に係る発明は、開口部にフランジ(3)を有し、フランジ(3)の内周側にスタッキングリブ(2a)を有するカップ状容器(1)をリテーナ(9)で支持し、このリテーナ(9)で支持した容器(1)の内面に向かって過酸化水素のミスト(a)又はガスを吹き付けるカップ状容器の殺菌方法において、リテーナ(9)で支持された容器(1)のフランジ(3)との間に容器(1)の高さ方向で隙間(Q)を形成する周縁(22a)を有し、中央に吹き出し孔(22b)を有する覆板(22)で容器(1)の開口部を覆ったうえで、上記覆板(22)の吹き出し孔(22b)より大きい開口を有したラッパ状導管(8b)で過酸化水素のミスト又はガスを上記覆板(22)へと導き、上記吹き出し孔(22b)から過酸化水素のミスト(a)又はガスを容器(1)内に吹き込むようにし、かつ、上記隙間(Q)を2mm〜13mmとすることによって、過酸化水素のミスト又はガスを上記フランジ(3)の表面及び上記スタッキングリブ(2a)の内表面を含む容器(1)の内面に付着させるようにしたカップ状容器の殺菌方法を採用する。
本発明によれば、開口部にフランジ(3)を有し、フランジ(3)の内周側にスタッキングリブ(2a)を有するカップ状容器(1)をリテーナ(9)で支持し、このリテーナ(9)で支持した容器(1)の内面に向かって過酸化水素のミスト(a)又はガスを吹き付けるカップ状容器の殺菌方法において、リテーナ(9)で支持された容器(1)のフランジ(3)との間に容器(1)の高さ方向で隙間(Q)を形成する周縁(22a)を有し、中央に吹き出し孔(22b)を有する覆板(22)で容器(1)の開口部を覆ったうえで、上記覆板(22)の吹き出し孔(22b)より大きい開口を有したラッパ状導管(8b)で過酸化水素のミスト又はガスを上記覆板(22)へと導き、上記吹き出し孔(22b)から過酸化水素のミスト(a)又はガスを容器(1)内に吹き込むようにし、かつ、上記隙間(Q)を2mm〜13mmとすることによって、過酸化水素のミスト又はガスを上記フランジ(3)の表面及び上記スタッキングリブ(2a)の内表面を含む容器(1)の内面に付着させるようにしたことから、過酸化水素のミスト(a)又はガスを吐出する際の圧力損失を小さくし、過酸化水素のミスト(a)又はガスを安定した状態で容器(1)に向かって吹き付けることができ、従って、容器(1)の内面に過酸化水素を均一に付着させることができる。ことに、容器(1)のフランジ(3)及びその周辺部に過酸化水素が付着しやすくなり、殺菌効率が向上する。
また、如雨露状ノズルのごとき微細な小孔群を備えないので、過酸化水素水に含まれる成分が堆積してもノズルに目詰まりを生じることがなく、そのためメンテナンスが簡略化される。
本発明の実施の形態に係るカップ殺菌装置の概略を示す垂直断面図である。 リテーナを示す斜視図である。 図1中、工程Cにおいてカップの内面に向かって過酸化水素ミストを噴霧する状態を示す断面図である。 図1中、工程Cを実行するための装置構成を示す斜視図である。 カップの一例の斜視図である。 図1中、工程Cを実行するための装置構成の変形例を示す斜視図である。 図1中、工程Cを実行するための装置構成の他の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の望ましい形態について図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
この実施の形態1において、殺菌処理をしようとする容器は、図5に示すように、飲料等を充填する比較的底の深いカップであり、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリプロピレン等所望の樹脂を用いて例えば真空圧空成形により成形される。あるいは、層構成が例えばポリエチレン層/紙/ポリプロピレン層である積層シートを用いることにより形成される。
このカップ1は、略円筒形の胴部2を有する。カップ1の上部は開口部になっており、底部は底板で閉じられている。また、カップ1の開口部の回りにはフランジ3が設けられている。胴部2とフランジ3との境界には、スタッキングリブ2aが設けられている。スタッキングリブ2aは多数のカップ1を積み重ねた際にカップ同士が強く嵌り合わないようにするためのもので、充填機に供給した場合等においてカップ1の山からカップ1を一個ずつ確実に取り出しやすくするために設けられる。胴部2、フランジ3、スタッキングリブ2a等は、カップ1を成形する際に一体的に形成される。
図5中、二点鎖線で示すものはシート状又はフィルム状の殺菌された蓋5であり、カップ1が殺菌され、無菌処理された内容物が充填された後に、フランジ3の上面にヒートシール等によって接着される。これにより、カップ1内が内容物と共に無菌状態に保持された無菌包装体が完成する。
なお、図5中、符号5aは蓋5に設けられた摘み片を示す。この無菌包装体を購入した消費者等がこの摘み片5aを摘んで蓋5をフランジ3から引き剥がすことにより、無菌包装体を開封し内容物である例えば飲料4(図1参照)を取り出すことができる。
上記カップ1は、図1に示すように、無菌チャンバー16内において各種工程(A)〜(H)を経て、その表面が殺菌処理され、内容物である飲料4が充填され、蓋5で閉じられることにより無菌包装体とされる。無菌チャンバー16内は、給気口16cから無菌エアdが常時供給されることによって、外気が侵入しないように陽圧に保たれている。
次に、工程(A)〜(H)の各々について順に説明する。
(1)工程A
図2に示すようなリテーナ9が用意される。リテーナ9は、例えばステンレス鋼製の平板をその本体として備える。この平板に長さ方向に沿って、カップ1の胴部2が挿入される容器挿入穴17が複数個形成される。図示例では容器挿入穴17が四個形成されるが、それ以上の個数又はそれ以下の個数に適宜変更可能である。これにより、カップ1は複数列で走行可能となる。図示例では四列で走行可能である。
容器挿入穴17は、カップ1の胴部2の上端における外径よりも大きく、フランジ3の外径より小さくなるように形成される。これにより、カップ1の胴部2が容器挿入穴17に挿入されると、図3に示す如くフランジ3が容器挿入穴17の周縁のフランジ受け面9a上に留まり、胴部2が容器挿入穴17の周縁から下方に突出する。
容器挿入穴17の周縁のフランジ受け面9aはその全周にわたって平坦な面として形成される。この容器挿入穴17の周縁のフランジ受け面9aは、後にカップ1のフランジ3に蓋材5bをヒートシールする際に、フランジ3を蓋材5bごと図示しない加熱盤と共にプレスするための受け部として使用される。
容器挿入穴17の周縁のフランジ受け面9aには、その上に乗ったフランジ3を取り巻くように環状溝6が形成される。この環状溝6内の外周壁は後述するトリミング刃19と共に蓋材5bの余剰部分を切除し、蓋5と摘み片5aとを残すための雌刃として機能する。
リテーナ9は多数用意され、図1に示すように、カップ1をそのフランジ3と平行な方向にリテーナ9ごと間欠走行させる走行手段に取り付けられる。走行手段は例えば複数対のスプロケットホイール18a,18b間に水平に掛け渡される複数本の無端チェーン18として構成され、多数のリテーナ9がこの無端チェーン18に所定の間隔で取り付けられる。無端チェーン18よりなる無端走行路上に、多数のリテーナ9が単列又は複数列で、かつ所定ピッチの間隔で取り付けられる。
リテーナ9、無端チェーン18等は上記無菌チャンバー16内に収納される。無端チェーン18の駆動により、この無菌チャンバー16内において、リテーナ9がカップ1を保持しつつ所定のピッチで間欠的に走行する。これにより、多数のカップ1が効率良く各工程へと供給される。
図1に示すように、カップ1の開口部及びフランジ3が上になるようにカップ1の胴部2が、間欠停止したリテーナ9の容器挿入穴17内に挿入される。カップ1はそのフランジ3がリテーナ9のフランジ受け面9aに当接することによりリテーナ9上で静止する。
(2)工程B
図1に示すように、カップ1の走行路の下方に配置した外面殺菌用ノズル7から、カップ1の外面に向かって過酸化水素のミストa又はガスが吹き付けられ、カップ1の外面が殺菌処理される。
この外面殺菌用ノズル7は、カップ1の所定の間欠停止位置に設置される。外面殺菌用ノズル7は図示しないが如雨露状に形成され、間欠停止位置で一時停止したカップ1の底部に正対する箇所には、図示しない多数の小さい吐出孔が設けられる。外面殺菌用ノズル7からカップ1の底部に向かって吹き出した過酸化水素のミストa又はガスは、カップ1の胴部2と底部の外面に均一厚さの皮膜となって付着し、カップ1の外面を殺菌する。
(3)工程C
リテーナ9が間欠走行し、工程Cにおいて一時停止する。図1及び図3に示すように、リテーナと共に一時停止したカップ1の上方には、過酸化水素のミストa又はガスをカップ1の内面に向かって吹き出す内面殺菌用ノズル8が設置される。
内面殺菌用ノズル8における過酸化水素のミストa又はガスの吹き出す箇所には覆板22が取り付けられる。覆板22は、カップ1の開口部周縁との間にカップ1の高さ方向で隙間Qを形成する周縁22aを有し、中央に吹き出し孔22bを有する。覆板22はカップ1の開口部に相似形の例えば円形又は多角形に形成される。
覆板22とカップ1のフランジ3等の開口部周縁との間に形成されるカップ1の高さ方向の隙間Qは、望ましくは2mm〜13mmであり、より望ましくは3mm〜8mmである。
過酸化水素のミストa又はガスは、覆板22の吹き出し孔22bから常時吹き出し、図3に示すように、カップ1内に侵入してカップ1の内面に均一に付着する。
また、覆板22の吹き出し孔22bから吹き出した過酸化水素のミストa又はガスの一部は、カップ1内を巡って開口部から出る過酸化水素のミストa又はガスと合流し、覆板22とカップ1のフランジ3との間の隙間Qから噴出し、カップ1のフランジ3の表面及びその周辺部にムラなく均一に付着する。
過酸化水素のミストa又はガスがカップ1のフランジ3に付着しやすくするためには、覆板22はカップ1の開口部の内径以上すなわちフランジ3の内径以上の大きさであるのが望ましい。また、カップ1の開口部周縁と覆板22との間のカップ高さ方向の隙間Qは、一般的な大きさのカップであれば、望ましくは2mm〜13mmであり、より望ましくは3mm〜8mmである。この隙間Qが13mmよりも大きくなるとフランジ3の表面及びフランジ3の付近の例えばスタッキングリブ2aにおける過酸化水素の付着率が急激に低下する。また、吹き出し孔22bの口径は10mmφ〜20mmφであるのが望ましい。
覆板22には、必要に応じてヒーター(図示せず)が取り付けられる。ヒーターで覆板22を暖めることにより、覆板22表面での過酸化水素の結露を防止し、過酸化水素の液滴がカップ1内にボタ落ちしないようにすることができる。この覆板22の加熱温度は例えば115℃〜130℃である。
図3に示すように、内面殺菌用ノズル8は、後述する過酸化水素のミスト生成器23から伸びる管路の先端に設けられた円管8aを有し、この円管8aの先端にラッパ状導管8bを有する。このラッパ状導管8bの下向きに拡開した先端に、上記覆板22が固定される。覆板22の吹き出し孔22bはラッパ状導管8bを介して上記円管8aの先端の開口に正対する。
これにより、円管8aから流れてきた過酸化水素のミストa又はガスは一旦ラッパ状導管8b内に入った後、覆板22の吹き出し孔22bからカップ1側へと吹き出ることとなるので、覆板22が過酸化水素のミストa又はガスに含まれる熱で暖められ、覆板22の表面での結露が防止される。したがって、ラッパ状導管8bが設けられる場合は、上記ヒーターが省略可能か或いはヒーターの小型化が可能になる。
この工程Cの後、カップ1を所定時間だけ走行させ、必要に応じて他の処理をカップ1に対して行う。他の処理には例えばカップ1のフランジ3等を更に念入りに殺菌する処理が含まれる。
(4)工程D
殺菌処理を行ったカップ1の内外面に向かって、カップ1が熱で変形しない程度に熱風cが乾燥用ノズル10a,10bから吹き付けられる。
これにより、カップ1の内外面に付着した過酸化水素が乾燥除去される。
この乾燥工程Dは必要に応じて複数回行われる。
(5)工程E
殺菌、乾燥処理されたカップ1に、その開口部から内容物である飲料4が充填される。飲料4は予め殺菌処理され、冷却されている。
(6)工程F
図1に示すように、カップ1の開口部に枚葉シート又は連続シートの殺菌された蓋材5bが被せられ、この蓋材5bがカップ1のフランジ3にヒートシールされる。このヒートシールは、図示しない加熱盤がリテーナ9へと降下し、リテーナ9のフランジ受け面9aとの間でカップ1のフランジ3と蓋材5bとを挟んで熱圧着することによって行われる。
(7)工程G
図1に示すように、トリミング刃19がリテーナ9の方へ降下し、リテーナ9の環状溝6内に侵入する。これにより、蓋材5bの余剰部分がトリミング刃19と環状溝6内の外周壁との間で切断される。
かくて、図5に示したような蓋5で密封された無菌包装体が完成する。
(8)工程H
無菌包装体がリテーナ9から抜き取られ、無菌チャンバー16外へ取り出される。
次に、上記工程A〜Hを実施するための無菌充填装置について説明する。
図1に示すように、無菌充填装置は、カップ1を保持するための多数のリテーナ9、リテーナ9を連続走行させる走行手段を有し、走行手段の走行方向に沿って、カップ1をリテーナ9に供給する供給部16a、カップ1の外面を殺菌するための外面殺菌用ノズル7、カップ1の内面を殺菌するための内面殺菌用ノズル8、カップ1の表面から過酸化水素を除去するための乾燥用ノズル10a,10b、充填部14、蓋材シール部15、蓋材トリミング部15a、完成した無菌包装体をリテーナ9から取り出す取出部16bを備える。また、走行手段によるカップ1の走行路の全域を覆う無菌チャンバー16を備える。
図1に示すように、多数のリテーナ9が走行手段としての無端チェーン18に所定の間隔で取り付けられる。このリテーナ9は、図2に示す如く、カップ1を四列で走行させることができるように容器挿入穴17が四個形成される。容器挿入穴17の個数はカップ1の走行列数に対応して適宜増減可能である。
無端チェーン18は、図示しない制御部で制御されるモータにより駆動される。無端チェーン18の駆動により各リテーナ9がカップ1を四個ずつ保持しつつ無菌チャンバー16内を上記供給部16aから取出部16bに向かって所定のピッチで間欠的に走行する。
無菌チャンバー16の前端である無端チェーン18の上流側には、カップ1をリテーナ9に供給する供給部16aが設けられる。
供給部16aは、多数のカップ1を積み重ねたカップ集積体からカップ1を一つずつ図示しないサッカー等により取り出してリテーナ9の各容器挿入穴17内に嵌め込むようになっている。
この供給部16aによって各カップ1はリテーナ9の各容器挿入穴17内に正立状態で投入され、その胴部2が容器挿入穴17に挿入される。そして、各カップ1のフランジ3がリテーナ9の容器挿入穴17の周縁におけるフランジ受け面9aに乗り上がり、フランジ3の裏面がリテーナ9のフランジ受け面9aに接触する。
図1に示すように、カップ1の外面を殺菌するための外面殺菌用ノズル7は、上記カップ供給部の下流側におけるカップ1の間欠停止位置の下方に設置される。
この外面殺菌用ノズル7は円錐台形に形成され、その円錐台形が倒立するようにカップ1の下方に設置される。倒立した円錐台の上端板は、間欠停止位置で一時停止したカップ1の底部に正対するように形成され、この上端板に図示しない多数の小さい吐出孔が如雨露状に穿設される。
この外面殺菌用ノズル7には後述するミスト生成器と同様なミスト生成器から過酸化水素のミストa又はガスが供給される。
外面殺菌用ノズル7は、過酸化水素のミストa又はガスを、リテーナ9に保持されて一時停止したカップ1の底部に向かって吐出孔から吹き出す。吐出孔からカップ1の外面に吹き付けられた過酸化水素のミストa又はガスはカップ1の外面に薄い皮膜となって付着して結露し、高濃度の過酸化水素となってカップ1の外面を速やかに殺菌する。
図1に示すように、内面殺菌用ノズル8は、外面殺菌用ノズル7の下流側に設置される。また、内面殺菌用ノズル8は、図4に示すように、カップ1の走行列数と同数個設けられる。
各内面殺菌用ノズル8は、後述するミスト生成器23から伸びる管路の先端に設けられた円管8aと、円管8aの先端に取り付けられるラッパ状導管8bとを具備する。
ラッパ状導管8bの先端の開口には覆板22が取り付けられる。覆板22はカップ1の開口部に相似形の例えば円形又は多角形に形成される。
覆板22は、図3に示すように、カップ1の開口部周縁との間にカップ1の高さ方向で隙間Qが形成されるような周縁22aを有し、中央には上記ラッパ状導管8bの開口よりも小径の吹き出し孔22bを有する。覆板22の吹き出し孔22bは上記円管8a及びラッパ状導管8bの軸心上に設けられる。
なお、図6に示すように、上記ラッパ状導管8bを省略し、円管8aの先端に覆板22を直に連結するようにしてもよい。また、図7に示すように、カップ1を多列で走行させる場合は、覆板22は隣り合うすべてのカップ1の開口部を覆う一枚の板として形成することも可能である。
覆板22とカップ1の開口部周縁との間に形成されるカップ1の高さ方向の隙間Qは、望ましくは2mm〜13mmであり、より望ましくは3mm〜8mmである。
過酸化水素のミストa又はガスは、図3に示すように、覆板22の吹き出し孔22bから常時吹き出している。カップ1がリテーナ9と共に覆板22の直下で一時停止すると、吹き出し孔22bから吹き出す過酸化水素のミストa又はガスがカップ1内に侵入し、カップ1の内面に均一に付着する。また、覆板22の吹き出し孔22bから吹き出した過酸化水素のミストa又はガスの一部は、カップ1内を巡ってカップ開口部から出る過酸化水素のミストa又はガスと合流し、覆板22とカップ1のフランジ3との間の隙間Qから噴出し、カップ1のフランジ3の表面及びその周辺部に均一に付着する。
なお、上記ラッパ状導管8bを円管8aと覆板22との間に設けたことから、円管8aから流れてきた過酸化水素のミストa又はガスは一旦ラッパ状導管8b内に入った後に覆板22の吹き出し孔22bからカップ1側へと吹き出ることとなる。これにより、覆板22が過酸化水素のミストa又はガスに含まれる熱で暖められ、覆板22の表面での上記過酸化水素の結露が防止される。
図4に示すように、上記内面殺菌用ノズル8の円管8aには、ミスト生成器23が接続される。
このミスト生成器23は、殺菌剤である過酸化水素の水溶液を滴状にして供給する二流体スプレーである過酸化水素供給部24と、この過酸化水素供給部24から供給された過酸化水素の噴霧をその沸点以上、非分解温度以下に加熱して気化させる気化部25とを備える。過酸化水素供給部24は、過酸化水素供給路24a及び圧縮空気供給路24bからそれぞれ過酸化水素の水溶液と圧縮空気を導入して過酸化水素の水溶液を気化部25内に噴霧するようになっている。気化部25は内外壁間にヒーター25aを挟み込んだパイプであり、パイプ内に吹き込まれた過酸化水素の噴霧を加熱し気化させる。気化した過酸化水素のガスは噴霧管26から、ミストaとなって又はガスとして噴出する。
ミスト生成器23内で生成された過酸化水素のミストa又はガスは、そのノズル26から上記内面殺菌用ノズル8へと流れ、覆板22の吹き出し孔22bからカップ1内に向かって吹き出る。
図1に示すように、乾燥用ノズル10a,10bは、外面殺菌用ノズル7の位置から下流側に所定距離だけ離れたリテーナ9の一時停止位置に設置される。
これにより、過酸化水素のミストa又はガスが吹き付けられたカップ1は乾燥用ノズル10a,10bに至るまでの一定時間だけそのまま保持され、ミストa又はガスがカップ1の内外面に均一に付着し、少なくともカップ1の内面が所望程度まで殺菌された後に、乾燥処理に付されることになる。
乾燥用ノズル10a,10bは、図1に示すように、カップ1を保持して一時停止したリテーナ9を上下から挟むように対向配置される。
乾燥用ノズル10a,10bは、リテーナの走行路に沿って一基又は複数基設置される。
充填部14は、図1に示すように、カップ1の走行路において最終の乾燥用ノズル13a,13bよりも下流側におけるリテーナ9の一時停止位置に設置される。充填部14は、リテーナ9により運ばれて来た殺菌済みのカップ1内に殺菌処理済みの例えば飲料4を所定量充填する。
蓋材シール部15は、図1に示すように、カップ1の走行路において充填部14よりも下流側のリテーナ9の一時停止位置に設置される。蓋材シール部15は、リテーナ9により運ばれて来た充填済みのカップ1の開口部に蓋材5bを被せ、この蓋材5bの回りをカップ1のフランジ3にヒートシールする。
蓋材トリミング部15aは、図1に示すように、カップ1の走行路において蓋材シール部15よりも下流側のリテーナの一時停止位置に設置される。蓋材トリミング部15a内には、上記蓋材5bから図5に示す蓋5を打ち抜くためのトリミング刃19が昇降可能に設けられる。
トリミング刃19がリテーナ9の方へ降下してリテーナ9の環状溝6内に侵入すると、蓋材5bの余剰部分がトリミング刃19と環状溝6内の外周壁との間で切断される。これにより、図5に示すように摘み片5aを有した蓋5の輪郭が整えられ、無菌包装体が完成する。
図1に示すように、無菌包装体をリテーナ9から取り出す取出部16bが、カップ1の走行路において蓋材トリミング部15aよりも下流側のリテーナの一時停止位置に設置される。
取出部16bは、完成した無菌包装体を図示しないサッカー等によりリテーナ9から抜き取り、無菌チャンバー16外に取り出すようになっている。
上記構成の無菌充填装置において、その無菌チャンバー16内は、予め過酸化水素等の殺菌剤ミスト又はガスの供給、紫外線照射等により殺菌される。また、無菌チャンバー16内に給気口16cから無菌エアdが常時吹き込まれ、この無菌エアdが無菌チャンバー16の図示しない所定の出入口や隙間から排出されることによって、無菌チャンバー16内の無菌状態が維持される。
リテーナ9が間欠走行し、カップ供給部16aで一時停止すると、カップ供給部16aからカップ1がリテーナ9の容器挿入穴17内に供給される。
各カップ1のフランジ3は、リテーナ9の容器挿入穴17の周縁におけるフランジ受け面9aに乗り上がり、フランジ3の裏面がリテーナ9のフランジ受け面9aに接触する。
カップ1がリテーナ9と共に所定ピッチ分だけ間欠走行して停止すると、カップ1の底部が外面殺菌用ノズル7に正対し、外面殺菌用ノズル7の多数の吐出孔から吐出する過酸化水素のミストa又はガスがカップ1の底部に向かって吹き付けられる。
外面殺菌用ノズル7から吐出された過酸化水素のミストa又はガスはカップ1の外面に薄い皮膜cとなって付着し、高濃度の過酸化水素となってカップ1の外面を速やかに殺菌する。
カップ1がリテーナ9と共にさらに所定ピッチ分だけ間欠走行して停止すると、内面殺菌用ノズル8が吐出する過酸化水素のミストa又はガスが、カップ1内に侵入する。
図3に示すように、過酸化水素のミストa又はガスは、覆板22の吹き出し孔22bから吹き出してカップ1内に流入し、カップ1の内面に均一に付着する。
また、覆板22の吹き出し孔22bから吹き出した過酸化水素のミストa又はガスの一部は、カップ1内を巡ってカップ開口部から出る過酸化水素のミストa又はガスと合流し、覆板22とカップ1のフランジ3との間の隙間Qから吹き出し、フランジ3及びその周辺部に皮膜となってムラなく付着する。
内外面に過酸化水素の皮膜が付着したカップ1は、必要に応じて他の処理に付された後、各乾燥用ノズル10a,10bによって熱風eを吹き付けられる。これによりカップ1の内外面に付着した過酸化水素が乾燥し除去される。
乾燥用ノズル10a,10bにより乾燥処理されたカップ1は、リテーナ9によって充填部14、蓋材シール部15、蓋材トリミング部15aへと順に送られ、無菌包装体とされる。この無菌包装体は、最後に取出部16bで無菌チャンバー16の外に取り出される。
図1の工程(C)、(D)を実施例1〜5として行った。また、工程(C)、(D)中、工程(C)を如雨露状のノズルを用いて行い、これを比較例とした。
実施例及び比較例の実施条件は次の通りである。
(1)殺菌するカップ
図5に示すような外観を有し、開口内径63mm、開口外径71mm、フランジ幅4mm、底面径46mm、高さ107mmの大きさに成形されたポリプロピレン(PP)製カップを多数個用意し、各カップにおけるフランジ上面と、カップ内のフランジ直下と、カップ内の底面とに各々BI(biological indicator)を貼り付けた。
BIは、5mm角のアルミニウム箔、及び両面粘着テープを貼り付けた各シャーレをエチレンオキサイドガス(EOG)で滅菌し、各シャーレ内に貼着した両面粘着テープ上に上記アルミニウム箔を貼り付け、各アルミニウム箔に2.4×105ヶ/spotの枯草菌芽胞を塗布し、しかる後、クリーンベンチ内で風乾することにより作成した。
(2)搬送方法
リテーナとして図2に示すものを使用した。リテーナは間欠走行させるものとし、一ピッチ分の走行時間は1.25秒、間欠停止時間は0.75秒とした。
(3)ミスト生成器によるミスト生成条件としては、35重量%過酸化水素の供給量を6g/min、圧縮空気の圧力を0.5MPaとした。
(4)内面殺菌用ノズル、覆板、吹き出し孔等の条件は表1のように設定して、過酸化水素ミストを各カップ内面に向かって吹き付けた。
Figure 0005573004
(5)過酸化水素の乾燥には、温度150℃、風量0.6m3/minの熱風を用いた。この熱風の吹き付けを四回行った。
(6)評価項目
(a) 過酸化水素の付着量: 各カップにおけるフランジ上面と、カップ内のフランジ直下と、カップ内の底面とにおける過酸化水素の付着量を測定し、表2の結果を得た。
(b) 殺菌評価:各カップにおけるフランジ上面と、カップ内のフランジ直下と、カップ内の底面とからBIを剥し取り、SCDブイヨン培地中で、37°C×7日間培養し、菌の発生の有無を確認し、表2に示す殺菌効果(Log Reduction)=Log(付着菌数/生残菌数)を得た。
Figure 0005573004
なお、表2中、数字はカップのフランジ等への過酸化水素の付着量であり、単位はμL/cm2である。
表2から明らかなように、実施例1,2,3では、カップの各部位で過酸化水素が十分に付着し、殺菌効果は6D以上であった。
実施例4では、覆板の径が小さく、実施例5では覆板とフランジとの間隔が大きいことから、ともにフランジ上面やカップ内フランジ直下への過酸化水素の付着量が不十分であり、殺菌効果6D以上を達成することができなかった。
また、比較例では、カップのフランジ上面、カップ内面のいずれの部位についても過酸化水素の付着量が不十分であり、殺菌効果6D以上を達成することができなかった。
なお、本発明は上記実施の形態、実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々変更可能である。
1…カップ
3…フランジ
8…内面殺菌用ノズル
8b…ラッパ状導管
9…リテーナ
22…覆板
22a…周縁
22b…吹き出し孔
a…過酸化水素のミスト
Q…隙間

Claims (1)

  1. 開口部にフランジを有し、フランジの内周側にスタッキングリブを有するカップ状容器をリテーナで支持し、このリテーナで支持した容器の内面に向かって過酸化水素のミスト又はガスを吹き付けるカップ状容器の殺菌方法において、
    リテーナで支持された容器のフランジとの間に容器の高さ方向で隙間を形成する周縁を有し、また、その中央に吹き出し孔を有し、更に、過酸化水素のミスト生成器から伸びる管路の先端に設けられた円管の先端に、上記吹き出し孔より大きい開口を有したラッパ状導管を有し、このラッパ状導管の下向きに拡開した先端が固定されている覆板で容器の開口部を覆ったうえで、
    上記覆板の吹き出し孔より大きい開口を有したラッパ状導管で過酸化水素のミスト又はガスを上記覆板へと導き、上記吹き出し孔から過酸化水素のミスト又はガスを容器内に吹き込むようにし、
    そして、上記隙間を2mm〜13mmとすることによって、過酸化水素のミスト又はガスを上記フランジの表面及び上記スタッキングリブの内表面を含む容器の内面に付着させるようにしたこと
    を特徴とするカップ状容器の殺菌方法。
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