JP5570031B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、特別役の当選時に、当選した特別役と異なる特別役に当選した旨の矛盾報知を行う場合があるスロットマシンに関するものである。
従来のスロットマシンにおいて、複数種類の特別役(例えばBBとRB、又はスーパーBBとノーマルBB等)の抽選を行う場合に、当選した特別役の種類に応じて異なる報知を行うものが知られている。
例えば、特許文献1には、当選役の種類に応じて報知タイミングを異ならせる(スタートスイッチの操作時に報知、又はストップスイッチの操作時に報知)技術が開示されている。
また、例えば特許文献2には、最初の特別役の告知では、複数の種類(全て)を報知し、その後の遊技の進行(特別役を構成する図柄を有効ラインに停止させることができたか否か)に沿って、当選していない特別役の種類の告知を取りやめる技術が開示されている。
特開平10−305128号公報 特開2006−158460号公報
ここで、例えば特別役としてBBとRBとを有する場合に、最初はRBに当選した旨を報知し(矛盾報知、ガセ報知)、その後にBBに当選した旨の(RBからBBへの昇格)演出を出力することが考えられる。
しかし、最初にRBに当選した旨の矛盾報知をすれば、当然として、遊技者は、RBの図柄を有効ラインに停止させるようにストップスイッチを操作する。しかし、実際にはRBには当選していないので、当該遊技でRBが揃うことはない。
このように、実際には当選していない役に当選した旨の矛盾報知を行うと、当選役を入賞させないことを意図する報知(当該遊技がムダ遊技になる)ととられるおそれがあり、遊技結果に影響を及ぼすので、遊技の公正を害するおそれがあるという問題がある。
またここで、例えば特別役としてBB1とBB2とRB1とRB2とを有する場合において、BB1が当選したときに、矛盾報知に先立って、遊技者が、RB1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにストップスイッチを操作したとする。この場合、RB1は当選していないので、当然、RB1に対応する図柄の組合せは有効ラインに揃わない。その結果、遊技者は、RB1が当選していないことを察知し得る。
そして、RB1が当選していないことを遊技者が察知している状況下で、あえてRB1に当選した旨の矛盾報知を行うことにより、RB1以外の特別役に当選しているという期待感を遊技者に与えることができる可能性がある。
一方、RB1が当選していないことを遊技者が察知しているにもかかわらず、RB1に当選した旨の矛盾報知を行うと、上記とは逆に、遊技者に不信感を抱かせてしまう可能性もある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、複数種類の特別役を有する場合に、最初は当選していない特別役に当選した旨の矛盾報知を行って、その矛盾報知に基づいて遊技者がストップスイッチを操作しても、遊技の公正を害することがないようにするとともに、状況に応じた好適な内容の矛盾報知を選択することである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。なお、かっこ書きにて対応する実施形態を示す。
請求項1の発明は、役を構成する図柄を含む複数種類の図柄を表示した複数のリール(左、中及び右リール31)と、前記リールの回転を開始させるときに遊技者が操作するスタートスイッチ(41)と、各前記リールごとに設けられ、対応する前記リールを停止させるときに遊技者が操作するストップスイッチ(42)と、前記スタートスイッチが操作されたときに、遊技者にとって有利となる特別遊技(SBB遊技、NBB遊技又はRB遊技)に移行させるための特別役であって第1特別役(RB1及びRB2)及びこの第1特別役よりもさらに遊技者にとって有利となる第2特別役(NBB1、NBB2、SBB1及びSBB2)、並びに所定役(「PB=1」である小役2及びリプレイ)を含む役の抽選を行う役抽選手段(61)と、前記スタートスイッチが操作されたときに前記リールの回転を開始するとともに、前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて前記リールを停止制御するリール制御手段(64)と、前記役抽選手段で前記特別役に当選したときに、当選した前記特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで、前記特別役の当選を次遊技に持ち越す特別役当選持越し手段(63)と、前記スタートスイッチ及び前記ストップスイッチを含む操作スイッチの機能を一時停止状態にするフリーズを制御するフリーズ制御手段(80)とを備え、前記リール制御手段は、前記ストップスイッチが操作された瞬間から前記リールが停止するまでの最大移動図柄数(4図柄)の範囲内において、前記役抽選手段で当選した役を構成する図柄を有効ラインに停止させるように制御し、すべての前記リールについて、前記最大移動図柄数の範囲内において前記リールを停止制御したときに、前記所定役を構成する図柄を常に有効ラインに停止させることができるように前記所定役を構成する図柄が配列されており、前記リール制御手段は、いずれかの前記特別役の当選を持ち越している遊技において前記役抽選手段で前記所定役に当選したときは、前記所定役に対応する図柄の組合せを優先して有効ラインに停止させるように制御し、前記フリーズ制御手段は、前記役抽選手段で前記第2特別役に当選したときは、フリーズを実行するか否かを決定し、フリーズを実行することに決定したときは、前記第2特別役に当選した遊技から何遊技目でフリーズを実行するかを示す遊技数N(N≧1)を決定して、前記第2特別役に当選した遊技からN遊技目でフリーズを実行するように制御し、前記第1特別役に当選したときに前記第1特別役に当選した旨、及び前記第2特別役に当選したときに前記第2特別役に当選した旨の適正報知、又は前記第2特別役に当選したときに前記第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行う特別役当選報知手段(73)と、少なくとも前記役抽選手段で前記第2特別役に当選した遊技以後の遊技履歴を記憶する遊技履歴記憶手段(74)とを備え、前記第1特別役は、複数種類設けられており、前記特別役当選報知手段は、前記役抽選手段で前記第1特別役に当選したときに、一定条件下で、前記第1特別役に当選した旨の適正報知を行い、前記フリーズ制御手段がフリーズを実行することに決定したときは、矛盾報知を行うことを決定し、前記第2特別役の当選を持ち越している遊技において前記役抽選手段で前記所定役に当選したときに、一定条件下で、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている遊技履歴に基づいて、いずれかの前記第1特別役を選択し、この選択した前記第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行うとともに、その矛盾報知を行った後の遊技であって前記役抽選手段で前記所定役に当選せずに前記第2特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止可能となった遊技で、最初の前記ストップスイッチが操作される前に、前記第2特別役に当選した旨の適正報知を行うように制御することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、前記フリーズ制御手段は、前記第2特別役に当選した遊技からN遊技目で前記役抽選手段で前記所定役に当選したときは当該遊技ではフリーズを実行せず、前記役抽選手段で前記所定役に当選せずに前記第2特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止可能になるまでフリーズの実行を次遊技以降に持ち越すように制御することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記特別役当選報知手段は、前記フリーズ制御手段によりフリーズが実行されたときは、実行中のフリーズが終了する前に前記第2特別役に当選した旨の適正報知を行うように制御することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記フリーズ制御手段は、フリーズの実行中に所定の条件(ベットスイッチ40が操作されたこと)が満たされると、実行中のフリーズを途中で終了するように制御することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載のスロットマシンにおいて、前記特別役当選報知手段は、前記フリーズ制御手段により実行中のフリーズが途中で終了するときは、実行中のフリーズが途中で終了する前に前記第2特別役に当選した旨の適正報知を行うように制御することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記フリーズ制御手段は、フリーズの実行中に所定の条件(ベットスイッチ40が操作されたこと)が満たされると、実行中のフリーズに代えて、開始から終了までの継続時間が通常のフリーズよりも短時間(通常のフリーズの継続時間は10秒間、特定フリーズの継続時間は1秒間)に設定された特定フリーズを実行するように制御することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載のスロットマシンにおいて、前記特別役当選報知手段は、前記フリーズ制御手段により特定フリーズが実行されるときは、特定フリーズの実行中に前記第2特別役に当選した旨の適正報知を行うように制御することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記フリーズ制御手段は、フリーズを実行した後は、その後の遊技でフリーズを実行しないか又はフリーズの実行頻度を低くするように制御することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記遊技履歴記憶手段は、遊技履歴として、少なくとも、遊技者により各前記ストップスイッチが操作された瞬間の対応する前記リールの位置に係る情報の履歴である操作位置履歴を記憶し、前記特別役当選報知手段は、矛盾報知を行うに際し、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている、前記役抽選手段で前記第2特別役に当選した遊技以後の操作位置履歴に基づいて、特定の前記第1特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを意図して各前記ストップスイッチが操作されたと判別したときには、前記特定の前記第1特別役を選択するように制御することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記遊技履歴記憶手段は、遊技履歴として、少なくとも、各前記リールの停止位置に係る情報の履歴である停止位置履歴を記憶し、前記特別役当選報知手段は、矛盾報知を行うに際し、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている、前記役抽選手段で前記第2特別役に当選した遊技以後の停止位置履歴に基づいて、特定の前記第1特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを意図して各前記ストップスイッチが操作されたときに出現する停止出目が出現したと判別したときには、前記特定の前記第1特別役を選択するように制御することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記第2特別役は、複数種類設けられており、特定の前記第2特別役に当選していることを条件に出現する停止出目である特定停止出目が設定されており、前記遊技履歴記憶手段は、遊技履歴として、少なくとも、各前記リールの停止位置に係る情報の履歴である停止位置履歴を記憶し、前記特別役当選報知手段は、前記第2特別役の当選を持ち越している遊技で前記役抽選手段で前記所定役に当選した場合において、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている、前記役抽選手段で前記第2特別役に当選した遊技以後の停止位置履歴に基づいて、前記特定停止出目が出現したと判別したときには、矛盾報知は行わずに、前記特定停止出目に対応する前記第2特別役に当選した旨の適正報知を行うように制御することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記第2特別役は、複数種類設けられており、特定の前記第2特別役に当選していることを条件に出現する停止出目である特定停止出目が設定されており、前記遊技履歴記憶手段は、遊技履歴として、少なくとも、各前記リールの停止位置に係る情報の履歴である停止位置履歴を記憶し、前記特別役当選報知手段は、前記第2特別役の当選を持ち越している遊技で前記役抽選手段で前記所定役に当選した場合において、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている、前記役抽選手段で前記第2特別役に当選した遊技以後の停止位置履歴に基づいて、前記特定停止出目が出現したと判別したときには、前記特定停止出目に対応する前記第2特別役とは異なる前記第2特別役に当選した旨の矛盾報知を行うように制御することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記第2特別役として、第2特別役A(NBB1及びNBB2)と、この第2特別役Aよりもさらに遊技者にとって有利となる第2特別役B(SBB1及びSBB2)とが設けられており、前記第1特別役、前記第2特別役A(NBB1遊技及びNBB2遊技)、及び前記第2特別役B(SBB1遊技及びSBB2遊技)は、それぞれ、複数種類設けられており、前記特別役当選報知手段は、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている、前記役抽選手段で前記第2特別役Bに当選した遊技以後の遊技履歴に基づいて、いずれかの前記第1特別役を選択し、この選択した前記第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行った後、次遊技において、前記役抽選手段で前記所定役に当選したときは、当該遊技では、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている、前記役抽選手段で前記第2特別役Bに当選した遊技以後の遊技履歴に基づいて、いずれかの前記第2特別役Aを選択し、この選択した前記第2特別役Aに当選した旨の矛盾報知を行うように制御することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記特別役は、n種類(6種類)設けられており、前記特別役当選報知手段は、前記役抽選手段でいずれかの前記特別役に当選した遊技を当選遊技とし、前記当選遊技を1回目の遊技として、前記当選遊技からm(m<n)回目(3回目)以内の遊技で、最初の矛盾報知を行うように制御することを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項1に記載のスロットマシンにおいて、前記遊技履歴記憶手段は、遊技履歴として、少なくとも、遊技者により各前記ストップスイッチが操作された瞬間の対応する前記リールの位置に係る情報の履歴である操作位置履歴を記憶し、前記特別役当選報知手段は、矛盾報知を行うに際し、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている、前記役抽選手段で前記第2特別役に当選した遊技以後の操作位置履歴に基づいて、特定の前記第1特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを意図して各前記ストップスイッチが操作されたと判別したときには、前記特定の前記第1特別役以外のいずれかの前記第1特別役を選択するように制御することを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項1又は請求項15に記載のスロットマシンにおいて、前記遊技履歴記憶手段は、遊技履歴として、少なくとも、各前記リールの停止位置に係る情報の履歴である停止位置履歴を記憶し、前記特別役当選報知手段は、矛盾報知を行うに際し、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている、前記役抽選手段で前記第2特別役に当選した遊技以後の停止位置履歴に基づいて、特定の前記第1特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを意図して各前記ストップスイッチが操作されたときに出現する停止出目が出現したと判別したときには、前記特定の前記第1特別役以外のいずれかの前記第1特別役を選択するように制御することを特徴とする。
(作用)
請求項1の発明においては、特別役当選報知手段は、第2特別役に当選したときに、最初から第2特別役に当選した旨を報知する適正報知を行う場合と、最初は第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行った後に、第2特別役に当選した旨の適正報知を行う場合とを有する。そして、矛盾報知は、所定役の当選時、すなわち当該遊技では常に所定役が入賞する遊技(特別役に係る図柄を目押ししても特別役を入賞させることができない遊技)で行われる。
さらに、少なくとも役抽選手段で第2特別役に当選した遊技以後の遊技履歴が記憶される。そして、この遊技履歴に基づいて、いずれかの第1特別役が選択され、この選択された第1特別役に当選した旨の矛盾報知が行われる。すなわち、いずれの第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行うかの選択が、遊技履歴に基づいて行われる。
加えて、第2特別役に当選したときに、一定条件下で、フリーズが実行される。また、フリーズの実行中は、操作スイッチの機能が一時停止状態になる。
請求項2の発明においては、第2特別役に当選した遊技からN遊技目で役抽選手段で所定役に当選したときは当該遊技ではフリーズは実行されず、役抽選手段で所定役に当選せずに第2特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止可能になるまでフリーズの実行が次遊技以降に持ち越される。
請求項3の発明においては、フリーズが実行されたときは、実行中のフリーズが終了する前に、第2特別役に当選した旨の適正報知が行われる。
請求項4の発明においては、フリーズの実行中に所定の条件が満たされると、実行中のフリーズが途中で終了する。
請求項5の発明においては、実行中のフリーズが途中で終了するときは、実行中のフリーズが途中で終了する前に、第2特別役に当選した旨の適正報知が行われる。
請求項6の発明においては、フリーズの実行中に所定の条件が満たされると、実行中のフリーズに代えて、継続時間が短い特定フリーズが実行される。
請求項7の発明においては、特定フリーズが実行されるときは、特定フリーズの実行中に、第2特別役に当選した旨の適正報知が行われる。
請求項8の発明においては、フリーズが実行されると、その後の遊技ではフリーズが実行されなくなるか、又はフリーズの実行頻度が低くなる。
請求項9の発明においては、遊技履歴として、少なくとも、操作位置履歴が記憶される。また、操作位置履歴に基づいて、特定の第1特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにストップスイッチが操作されたことが判別したときには、この特定の第1特別役に当選した旨の矛盾報知が行われる。
すなわち、特定の第1特別役に対応する図柄を狙ったにもかかわらず、揃わないと、遊技者は、特定の第1特別役に当選していないことを察知し得る。このような状況下で、操作位置履歴に基づいて、特定の第1特別役に対応する図柄の組合せが狙われたことが判別したときに、あえて、この狙われた特定の第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行う。
請求項10の発明においては、遊技履歴として、少なくとも、停止位置履歴が記憶される。また、停止位置履歴に基づいて、特定の第1特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにストップスイッチが操作されたときに出現する停止出目が出現したことが判別したときには、この特定の第1特別役に当選した旨の矛盾報知が行われる。
上述したように、狙ったにもかかわらず、揃わないことにより、特定の第1特別役に当選していないことを遊技者が察知している可能性がある状況下で、請求項3の発明では、停止位置履歴に基づいて、特定の第1特別役に対応する図柄の組合せが狙われたことが判別したときに、あえて、この狙われた特定の第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行う。
請求項11の発明においては、第2特別役の当選が持ち越されている遊技で、所定役に当選した場合において、停止位置履歴に基づいて、特定の第2特別役の当選を条件に出現する特定停止出目が出現したことが判別したときには、矛盾報知は行われずに、特定停止出目に対応する第2特別役に当選した旨の適正報知が行われる。
すなわち、特定停止出目が出現すると、遊技者は、特定の第2特別役に当選していることを察知し得る。一方、第2特別役の内部中に、所定役に当選すると、矛盾報知を実行可能になる。このような状況下で、停止位置履歴に基づいて、特定停止出目が出現したことが判別したときには、特定の第2特別役に当選していることを遊技者が察知しているものとして、矛盾報知は行わずに、特定の第2特別役に当選した旨の適正報知を行う。
請求項12の発明においては、第2特別役の当選が持ち越されている遊技で、所定役に当選した場合において、停止位置履歴に基づいて、特定の第2特別役の当選を条件に出現する特定停止出目が出現したことが判別したときには、特定停止出目に対応する第2特別役とは異なる第2特別役に当選した旨の矛盾報知が行われる。
上述したように、特定停止出目の出現により、特定の第2特別役に当選していることを遊技者が察知している可能性がある状況下で、所定役に当選し、矛盾報知を実行可能になったとする。このような状況下で、停止位置履歴に基づいて、特定停止出目が出現したことが判別したときには、特定の第2特別役に当選していることを遊技者が察知している可能性があるものの、あえて、特定停止出目に対応する第2特別役とは異なる第2特別役に当選した旨の矛盾報知を行う。
請求項13の発明においては、第2特別役Bの当選が持ち越されている遊技で、いずれかの第1特別役に当選した旨の矛盾報知が行われた後に、所定役に当選したときには、いずれかの第2特別役Aに当選した旨の矛盾報知が行われる。
すなわち、第2特別役Bの内部中に、いずれかの第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行い、その後、所定役に当選することにより、矛盾報知を実行可能な状況になると、今度は、遊技者にとって第1特別役よりもさらに有利な、いずれかの第2特別役Aに当選した旨の矛盾報知を行う。これにより、その後、遊技者にとって第2特別役Aよりもさらに有利な、第2特別役Bに当選した旨の適正報知に備える。
請求項14の発明においては、n種類の特別役が設けられている一方、特別役に当選した遊技からm(m<n)回目以内の遊技で、最初の矛盾報知が行われる。
すなわち、特別役の種類よりも、特別役に当選した遊技から最初に矛盾報知を行うまでの遊技回数の方を少なく設定している。
請求項15の発明においては、遊技履歴として、少なくとも、操作位置履歴が記憶される。また、操作位置履歴に基づいて、特定の第1特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにストップスイッチが操作されたことが判別したときには、この特定の第1特別役以外のいずれかの第1特別役に当選した旨の矛盾報知が行われる。
すなわち、特定の第1特別役に対応する図柄を狙ったにもかかわらず、揃わないと、遊技者は、特定の第1特別役に当選していないことを察知し得る。このような状況下で、操作位置履歴に基づいて、特定の第1特別役に対応する図柄の組合せが狙われたことが判別したときには、この狙われた特定の第1特別役を外し、それ以外の第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行う。
請求項16の発明においては、遊技履歴として、少なくとも、停止位置履歴が記憶される。また、停止位置履歴に基づいて、特定の第1特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにストップスイッチが操作されたときに出現する停止出目が出現したことが判別したときには、この特定の第1特別役以外のいずれかの第1特別役に当選した旨の矛盾報知が行われる。
上述したように、狙ったにもかかわらず、揃わないことにより、特定の第1特別役に当選していないことを遊技者が察知している可能性がある状況下で、請求項9の発明では、停止位置履歴に基づいて、特定の第1特別役に対応する図柄の組合せが狙われたことが判別したときには、この狙われた特定の第1特別役を外し、それ以外の第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行う。
請求項1の発明によれば、矛盾報知を行ったときに、その矛盾報知に基づいて遊技者が目押しをした場合であっても、当該遊技の遊技結果に影響を与えることがない。したがって、遊技の公正を害することなく特別役の矛盾報知を出力することができる。
さらに、第2特別役に当選した遊技以後の遊技履歴が記憶され、この遊技履歴に基づいて、いずれかの第1特別役が選択され、この選択された第1特別役に当選した旨の矛盾報知が行われる。このため、状況に応じた好適な内容の矛盾報知を選択することができる。
加えて、第2特別役に当選したときに、一定条件下で、フリーズが実行される。また、フリーズの実行中は、操作スイッチの機能が一時停止状態になる。このため、フリーズの実行中に矛盾報知を行ったときに、その矛盾報知に基づいて遊技者がストップスイッチを操作しても、その操作が受け付けられないので、当該遊技の遊技結果に影響を与えることがない。したがって、遊技の公正を害することなく矛盾報知を出力することができる。
請求項2の発明によれば、第2特別役に当選した遊技からN遊技目で所定役に当選したときは当該遊技ではフリーズは実行されず、所定役に当選せずに第2特別役が入賞可能になるまでフリーズの実行が次遊技以降に持ち越される。ここで、所定役に当選した遊技では矛盾報知が行われ、所定役に当選せずに第2特別役が入賞可能になった遊技では適正報知が行われる。このため、フリーズが実行される遊技では適正報知が行われるが、フリーズが実行されるまでは矛盾報知が行われている可能性があるので、遊技者の期待感を高めることができる。
請求項3の発明によれば、フリーズが実行されたときは、実行中のフリーズが終了する前に適正報知が行われる。このため、フリーズが終了して操作スイッチの機能が一時停止状態から復帰したときは、適正報知に基づいてストップスイッチを操作することができるので、遊技の公正を害さないようにすることができる。
請求項4の発明によれば、フリーズの実行中に所定の条件が満たされると、実行中のフリーズが途中で終了する。このため、フリーズの実行時間を短縮することができる。
請求項5の発明によれば、実行中のフリーズが途中で終了するときは、実行中のフリーズが途中で終了する前に適正報知が行われる。このため、フリーズの実行時間が短縮されても、フリーズが終了して操作スイッチの機能が一時停止状態から復帰したときは、適正報知に基づいてストップスイッチを操作することができるので、遊技の公正を害さないようにすることができる。
請求項6の発明によれば、フリーズの実行中に所定の条件が満たされると、実行中のフリーズに代えて、継続時間が短い特定フリーズが実行される。このため、フリーズの実行時間を短縮することができ、実行中のフリーズを途中で終了(キャンセル)するのと同様の効果を得ることができる。
請求項7の発明によれば、特定フリーズが実行されるときは、特定フリーズの実行中に、第2特別役に当選した旨の適正報知が行われる。このため、実行中のフリーズに代えて特定フリーズが実行されても、特定フリーズが終了して操作スイッチの機能が一時停止状態から復帰したときは、適正報知に基づいてストップスイッチを操作することができるので、遊技の公正を害さないようにすることができる。
請求項8の発明によれば、フリーズが実行されると、その後の遊技ではフリーズが実行されなくなるか、又はフリーズの実行頻度が低くなる。このため、フリーズが必要以上に実行されないようにすることができる。
請求項9及び請求項10の発明によれば、狙ったにもかかわらず、揃わないことにより、特定の第1特別役に当選していないことを遊技者が察知している可能性がある状況下で、あえて特定の第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行う。これにより、特定の第1特別役以外の特別役に当選しているという期待感を遊技者に与えることができる。
請求項11の発明によれば、特定停止出目の出現により、特定の第2特別役に当選していることを遊技者が察知している可能性がある状況下で、矛盾報知は行わずに、特定の第2特別役に当選した旨の適正報知を行う。これにより、遊技者に不信感を抱かせないようにすることができる。
請求項12の発明によれば、特定停止出目の出現により、特定の第2特別役に当選していることを遊技者が察知している可能性がある状況下で、あえて特定停止出目に対応する第2特別役とは異なる第2特別役に当選した旨の矛盾報知を行う。これにより、特定の第2特別役に当選しているという期待感を遊技者に与えることができる。
請求項13の発明によれば、第2特別役Bの内部中に、まず、いずれかの第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行う。その後、所定役に当選することにより、矛盾報知を実行可能な状況になると、今度は、遊技者にとって第1特別役よりもさらに有利な、いずれかの第2特別役Aに当選した旨の矛盾報知を行う。このように、報知の内容が、遊技者にとって次第に有利になる、あるいは昇格していくようにする。これにより、第2特別役Bに当選しているという期待感を遊技者に与えることができる。
請求項14の発明によれば、特別役の種類よりも、特別役に当選した遊技から最初に矛盾報知が行われるまでの遊技回数の方が少なく設定されている。このため、いずれかの特別役の当選後、遊技者が、すべての特別役について、図柄の組合せが有効ラインに揃うか否かを試す前に、最初の矛盾報知が行われる。これにより、矛盾報知の実行可能性を高めることができる。
請求項15及び請求項16の発明によれば、狙ったにもかかわらず、揃わないことにより、特定の第1特別役に当選していないことを遊技者が察知している可能性がある状況下では、この狙われた特定の第1特別役を外し、それ以外の第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行う。これにより、遊技者に不信感を抱かせないようにすることができる。
本実施形態におけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。 リールの図柄配列を示す図である。 表示窓とリールとの関係、及び有効ラインを示す図である。 役の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。 役抽選テーブルを示す図である。 役抽選テーブルを示す図である。 遊技状態の移行を説明する図である。 SBB及びNBB内部中に特有のリーチ目を示す図である。 第1実施形態における矛盾報知選択テーブルを示す図である。 第1実施形態における矛盾報知選択テーブルを示す図である。 画像表示装置による矛盾報知及び適正報知の画像表示例を説明する図である。 画像表示装置による矛盾報知及び適正報知の画像表示例を説明する図である。 画像表示装置による矛盾報知及び適正報知の画像表示例を説明する図である。 SBB又はNBB内部中における矛盾報知及び適正報知の処理の流れを示すフローチャートである。 図14に続くフローチャートである。 第2実施形態における矛盾報知選択テーブルを示す図である。 第2実施形態における矛盾報知選択テーブルを示す図である。 第3実施形態におけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。 第3実施形態におけるフリーズに関する処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態におけるボーナス確定の画像表示に関する処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態における矛盾報知に関する処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態におけるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。スロットマシン10は、遊技(メイン)制御手段50と演出(サブ)制御手段70とを備える。
遊技制御手段50は、役の抽選、リール31の駆動制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行を制御するものであり、メイン制御基板(図示せず)上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラム等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
また、演出制御手段70は、遊技中及び遊技待機中における演出、当選役の報知、遊技情報等の出力等を制御するものである。演出制御手段70は、サブ制御基板(図示せず)上に設けられており、演算等を行うCPU、演出用のデータ等(演出パターン等)を記憶しておくROM、CPUが各種の演出を出力するときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
なお、サブ制御基板は、メイン制御基板の下位に属する制御基板である。そして、遊技制御手段50と演出制御手段70とは電気的に接続されており、遊技制御手段50から演出制御手段70に一方向で信号や情報(コマンド)が送信されるように形成されている。
図1に示すように、遊技制御手段50の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及び(左、中、右)ストップスイッチ42が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを当該遊技のために投入するときに操作するスイッチである。
なお、メダル投入口43は、実際のメダルを遊技者が投入する部分であり、メダル投入口43からメダルを投入することは、ベットスイッチ40を操作することと同様の役割を果たす。
また、スタートスイッチ41は、(左、中、右のすべての)リール31を始動させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらにまた、(左、中、右)ストップスイッチ42は、3つ(左、中、右)のリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
遊技制御手段50の出力側(図1中、右側)には、3つのモータ32が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、各リール31の回転中心部に連結され、後述するリール制御手段64によって制御される。ここで、リール31は、左リール31、中リール31、右リール31からなり、左リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が左ストップスイッチ42であり、中リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が中ストップスイッチ42であり、右リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が右ストップスイッチ42である。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(役に対応する図柄の組合せを構成している図柄)を印刷したリールテープを貼付したものである。図2は、本実施形態におけるリール31の図柄配列を示す図である。図2では、図柄番号を併せて図示している。図2に示すように、本実施形態では、各リール31ごとに、21個の図柄表示領域が等間隔で配置されているとともに(図柄コマ数が21個)、各図柄表示領域にそれぞれ所定の図柄が表示されている。
また、図3は、スロットマシン10のフロントマスク部(前面扉。図示せず。)に設けられた表示窓(透明窓)11と、各リール31との位置関係を示す図である。各リール31は、本実施形態では横方向に並列に3個(左リール31、中リール31、及び右リール31)設けられている。さらに、各リール31は、表示窓11から、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。よって、スロットマシン10の表示窓11から、合計3×3=9個の図柄が見えるように配置されている。
なお、本明細書では、図3中、左リール31の「ベル」の図柄、中及び右リール31の「赤チェリー」の図柄が停止している位置を「上段」と称し、左、中及び右リール31の「赤7」の図柄が停止している位置を「中段」と称し、左及び右リール31の「ベル」並びに中リール31の「赤チェリー」の図柄が停止している位置を「下段」と称する。
また、図3に示すように、スロットマシン10の表示窓11を含む部分には、図柄組合せラインL1〜L5が設けられている。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。本実施形態では、水平方向の中段、上段、及び下段の3本の図柄組合せラインL1〜L3と、斜め右下がり方向及び斜め右上がり方向の2本の図柄組合せラインL4及びL5の合計5本の図柄組合せラインを有する。
また、図柄組合せラインは、有効ラインと無効ラインとを有する。
ここで、「有効ライン」とは、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
一方、「無効ライン」とは、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
有効ライン及び無効ラインは、メダルの投入枚数や遊技状態に応じて設定されるが、本実施形態では、常に3枚のメダルを投入して遊技を行うように設定されている。そして、5本すべての図柄組合せラインL1〜L5が有効ラインとなり、無効ラインは存在しないように設定されている。
なお、これに限らず、メダルの投入枚数は、1枚又は2枚でもよい。さらに、メダル投入枚数や遊技状態等に応じて、5本の図柄組合せラインL1〜L5のうち、一部のみを有効ラインに設定してもよい。
さらに、図1において、演出制御手段70の出力側には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23等の演出出力機器が電気的に接続されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置され、リール31に表示された図柄(表示窓11から見える上下に連続する3図柄)を背後から照らすためのバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
また、スピーカ22は、遊技中に各種の演出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサウンドを出力するものである。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶ディスプレイやドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や当選役の報知等を表示するものである。
図4は、本実施形態における役(後述する役抽選手段61で抽選される役)の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せ等を示す図である。図4に示すように、役としては、特別役、小役、及びリプレイが設けられている。
そして、各役に対応する図柄の組合せ及び入賞時の払出し枚数等が定められている。これにより、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する(その役が入賞する)と、その役に対応する枚数のメダルが払い出される。ただし、特別役入賞時には払出しはない。また、リプレイ入賞時は、当該遊技で投入されたメダル枚数が自動投入される。
さらにまた、図4の小役2〜小役6の払出しにおいて、かっこ書きは特別遊技中の払出し枚数を示している。例えば小役2は、通常遊技中は8枚の払出しであるが、特別遊技中は15枚の払出しとなる。
なお、本明細書では、説明の便宜上、いずれかの役に対応する図柄の組合せがいずれかの有効ラインに停止したことを、「その役が“入賞”した」と称する。
役において、まず、特別役とは、通常遊技から特別遊技(通常遊技以上に出玉率が高く、遊技者にとって有利な遊技)に移行させる役である。本実施形態では、特別役として、BB(ビッグボーナス)及びRB(レギュラーボーナス)が設けられ、さらに、BBとして、SBB(スーパーBB)及びNBB(ノーマルBB)が設けられている。SBBが入賞すると、当該遊技におけるメダルの払い出しはないが、次遊技から、特別遊技の1つであるSBB遊技に移行する。同様に、NBBが入賞すると、当該遊技におけるメダルの払い出しはないが、次遊技から、特別遊技の他の1つであるNBB遊技に移行し、また、RBが入賞すると、当該遊技におけるメダルの払い出しはないが、次遊技から、特別遊技の他の1つであるRB遊技に移行する。
さらに、本実施形態では、SBBは、SBB1及びSBB2の2種類を有する。同様に、NBBは、NBB1及びNBB2の2種類を有し、また、RBは、RB1及びRB2の2種類を有する。これらのSBB1、SBB2、NBB1、NBB2、RB1、及びRB2は、独立した役(別フラグ)である。
図4に示すように、本実施形態では、SBB1及びSBB2は、同一図柄(SBB1は「赤7」の図柄、SBB2は「青7」の図柄)の3つ揃いに設定されている。
これに対し、NBB1、NBB2、RB1、及びRB2は、左及び中リール31の図柄が同一(NBB1及びRB1については「赤7」の図柄、NBB2及びRB2については「青7」の図柄)で、右リール31の図柄のみが異なる(NBB1は「青7」の図柄、NBB2は「赤7」の図柄、RB1及びRB2は「BAR」の図柄)。
これにより、SBB1とNBB1とRB1とでは、右リール31の図柄のみが異なる。同様に、SBB2とNBB2とRB2とでは、右リール31の図柄のみが異なる。
なお、他の特別役としては、MB(ミドルボーナス。第2種ビッグボーナスともいう。)、及びSB(シングルボーナス)が挙げられるが、本実施形態では設けられていない。
また、小役とは、予め定められた枚数のメダルが払い出される役であり、本実施形態では、小役1〜小役6を備えており、各小役ごとに異なる図柄の組合せが設定されている。
さらにまた、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した再遊技が行えるようにした役である。
上述した各役において、役に当選した遊技でその役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技以降に持ち越される役と、持ち越されない役とが定められている。
持ち越される役としては、特別役(SBB、NBB及びRB)が挙げられる。特別役に当選したときは、リール31の停止時に、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
このように、特別役の当選は持ち越されるのに対し、特別役以外の役(小役及びリプレイ)は、持ち越されない。役の抽選において、特別役以外の役に当選したときは、当該遊技でのみその当選役が有効となり、その当選は次遊技以降に持ち越されない。すなわち、これらの役に当選した遊技では、その当選した役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止(入賞)可能なようにリール31が停止制御されるが、その当選役の入賞の有無にかかわらず、その遊技の終了時に、その当選役に係る権利は消滅する。
なお、特別役に当選していない遊技中(特別役の当選が持ち越されていない遊技中)を、「非内部中」という。また、当該遊技以前の遊技において特別役に当選しているが、当選した特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止していない(入賞していない)遊技中(特別役の当選が持ち越されている遊技中)を「内部中」という。
ここで、本実施形態では、特別役に当選した遊技を「内部中」に含めるものとする。
遊技の開始時には、遊技者は、ベットスイッチ40を操作して予め貯留されたメダルを投入するか、又はメダル投入口43からメダルを投入し、スタートスイッチ41を操作(オン)する。スタートスイッチ41が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段50に入力される。遊技制御手段50(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、すべてのモータ32を駆動制御して、すべてのリール31を回転させるように制御する。このようにしてリール31がモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓11内で上下方向に移動表示される。
そして、遊技者は、ストップスイッチ42を押すことで、そのストップスイッチ42に対応するリール31(例えば、左ストップスイッチ42に対応する左リール31)の回転を停止させる。ストップスイッチ42が操作されると、そのときに発生する信号が遊技制御手段50に入力される。遊技制御手段50(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、そのストップスイッチ42に対応するモータ32を駆動制御して、そのモータ32に係るリール31の停止制御を行う。そして、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したとき(すなわち、その役の入賞となったとき)は、入賞した役に対応するメダルの払出し等が行われる。
図1に示すように、遊技制御手段50は、以下の役抽選手段61等を備える。なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、遊技制御手段50は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
役抽選手段61は、役(上述した特別役、小役及びリプレイ)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、例えば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数は、例えば200n(ナノ)secで1カウントを行うカウンターが0〜65535の範囲を1サイクルとしてカウントし続ける乱数であり、スロットマシン10の電源が投入されている間は、乱数をカウントし続ける。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41が操作(オン)された時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、後述する役抽選テーブル62と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値がSBB1の当選領域に属する場合は、SBB1の当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。図5及び図6は、本実施形態における役抽選テーブル62(62A〜62D)を示す図である。役抽選テーブル62は、遊技状態ごとに設けられている。役抽選テーブル62は、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
まず、本実施形態の「遊技状態」としては、通常遊技、RT遊技及び特別遊技を備える。
「通常遊技」とは、RT遊技及び特別遊技以外の遊技状態をいう。本実施形態では、通常遊技は、非RT、かつ非内部中の遊技である。例えば、スロットマシン10の電源投入後に移行するデフォルトとしての遊技状態が、通常遊技である。
「RT(Replay Time )遊技」とは、通常遊技とリプレイの当選確率が異なるように設定された遊技である。本実施形態では、RT遊技は、リプレイの当選確率が通常遊技よりも高く設定されている。また、本実施形態では、RT遊技として、RT1遊技及びRT2遊技を備えている。さらにまた、本実施形態では、RT1遊技は、非内部中の遊技であり、また、RT2遊技は、内部中の遊技である。
「特別遊技」とは、本実施形態では、SBB遊技、NBB遊技、及びRB遊技に相当する。
図5において、役抽選テーブル62Aは、通常遊技(非RT遊技、非内部中)で用いられる役抽選テーブル62である。
役抽選テーブル62Aでは、SBB1、SBB1+小役1、SBB2、SBB2+小役1、NBB1、NBB1+小役1、NBB2、NBB2+小役1、RB1、RB1+小役1、RB2、RB2+小役1、小役1、小役2、小役3、小役4、小役5、小役6及びリプレイの各当選領域及び非当選領域が設けられている。
ここで、図5及び図6中、「+」とは、重複当選を示している。例えば、「SBB1+小役1」とは、SBB1と小役1との重複当選を意味する。また、重複当選とは、重複して定められている全ての役が、当該遊技で同時に当選することを意味する。
そして、図5及び図6に示すように、本実施形態では、SBB1、SBB2、NBB1、NBB2、RB1、及びRB2の各特別役は、それぞれ単独当選する場合と、小役1と重複当選する場合とがある。また、小役1についても、単独当選する場合と、いずれかの特別役と重複当選する場合とがある。
また、図5に示した特別役の当選確率は、いずれか1つの設定値での当選確率を例示したものである。実際には、設定値が設定1〜設定6まで有する場合、設定値が高くなるほど特別役の当選確率が高くなるように設定されている。
さらにまた、役抽選テーブル62Bは、RT1遊技(非内部中)で用いられる役抽選テーブル62であり、役抽選テーブル62Aと比較すると、リプレイの当選確率が役抽選テーブル62Aよりも大幅に高く(1/2.5に)設定されている点で異なり、それ以外は役抽選テーブル62Aと同一である。すなわち、RT1遊技中は、リプレイの当選確率が、通常遊技中よりも高くなる。
なお、図5及び図6中、「←」とは、左側の欄の内容と同一であることを示している。
さらに、役抽選テーブル62Cは、RT2遊技(内部中)で用いられる役抽選テーブル62であり、役抽選テーブル62Aと比較すると、特別役が抽選されない点及びリプレイの当選確率が役抽選テーブルAよりも大幅に高く(1/2.4に)設定されている点で異なり、それ以外は役抽選テーブル62Aと同一である。
なお、図6中の※印は、特別役には当選しないが、小役1には単独当選することを意味する。すなわち、内部中又は特別遊技中は、乱数抽出手段により抽出された乱数値が、特別役と小役との重複当選の領域に属するときには、特別役には当選しないが、小役には単独当選する。
また、本実施形態では、一旦特別役に当選すると、当選した特別役が入賞するまで、内部中になると同時に、RT2遊技中になる。その間、特別役は抽選されず、かつ、リプレイの当選確率が、通常遊技中よりも高くなる。
なお、上述したように、本明細書において「内部中」とは、特別役に当選した遊技を含む意味で用いているが、役の抽選においては、特別役に当選する遊技まで役抽選テーブル62Aが用いられ、特別役に当選した遊技の次遊技から、特別役が入賞するまでの遊技で、役抽選テーブル62Cが用いられる。
また、役抽選テーブル62Dは、SBB遊技、NBB遊技及びRB遊技で用いられる役抽選テーブル62である。役抽選テーブル62Dでは、小役1〜小役6の当選のみが設けられている(特別役やリプレイは抽選されない)。特に、小役2の当選確率が大幅に高く(1/1.2に)設定されている。すなわち、役抽選テーブル62Dが用いられる遊技では、ほぼ毎遊技、小役2に当選する。
説明を図1に戻す。
当選フラグ制御手段63は、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、各役に対応する当選フラグ63aのオン/オフを制御するものである。本実施形態では、当選役に対応するように、SBB1、SBB2、NBB1、NBB2、RB1、RB2、小役1、小役2、小役3、小役4、小役5、小役6、及びリプレイの各当選フラグ63aを備える。そして、役抽選手段61による役の抽選において当選したときは、対応する役の当選フラグ63aをオンにする(当選フラグ63aを立てる)。例えば、リプレイに当選したときは、リプレイに係る当選フラグ63aがオンとなり、それ以外の役の当選フラグ63aはオフのままである。
また、上述したように、特別役以外の役の当選は持ち越されないので、当該遊技でこれらの役に当選し、これらの役の当選フラグ63aがオンにされても、当該遊技の終了時にその当選フラグ63aがオフにされる。
これに対し、特別役の当選は持ち越されるので、当該遊技で特別役に当選し、当選した特別役に係る当選フラグ63aがオンになったときは、その特別役が入賞するまでオンの状態が維持され、その特別役が入賞した時点でオフにされる。
例えば、当該遊技でSBB1に単独当選したときは、SBB1の当選フラグ63aがオンにされ、当該遊技でSBB1が入賞しなかったときは、SBB1に係る当選フラグ63aはオンの状態が維持される。そして、次遊技(内部中遊技)で、小役2に当選したときは、すでにオンであるSBB1に係る当選フラグ63aのほか、小役2の当選フラグ63aがオンにされる。そして、当該遊技の終了時にSBB1が非入賞のときは、SBB1に係る当選フラグ63aのオンの状態が維持されるとともに、小役2の当選フラグ63aはオフにされる。
また、例えば、当該遊技でSBB1と小役1とが重複当選したときは、SBB1の当選フラグ63aと小役1の当選フラグ63aとが当該遊技で同時にオンにされる。そして、当該遊技でSBB1も小役1も入賞しなかったときは、SBB1の当選フラグ63aはオンの状態が維持されるが、小役1の当選フラグ63aはオフにされる。
以上のように、非内部中(通常遊技中、及びRT1遊技中)に、いずれかの役に単独当選したときや、特別遊技中に、いずれかの役に当選したときは、当選した役に対応する1つの当選フラグ63aのみがオンとなる。一方、非内部中に、特別役と小役とが重複当選したときは、重複当選した2つの役に対応する2つの当選フラグ63aが同時にオンとなる。また、内部中(RT2遊技中)に、いずれかの役に当選したときは、当選を持ち越している特別役と、当該遊技で当選した小役又はリプレイの双方がオンとなる場合がある。したがって、オンとなる当選フラグ63aの数は異なり、必ずしも1つに限られるものではない。
リール制御手段64は、スタートスイッチ41が操作されたとき(スタートスイッチ41が操作された旨の信号を受信したとき)に、すべて(3つ)のリール31の回転を開始するように制御するものである。さらに、リール制御手段64は、役抽選手段61により役の抽選が行われた後、当該遊技における当選フラグ63aのオン/オフを参照して当選フラグ63aのオン/オフに対応する停止位置決定テーブル65を選択するとともに、ストップスイッチ42が操作されたときに、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミングに基づいて、そのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31を停止させるように制御するものである。
例えば、リール制御手段64は、少なくとも1つの当選フラグ63aがオンである遊技では、リール31の停止制御の範囲内において、当選役(当選フラグ63aがオンになっている役)に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止可能にリール31を停止制御するとともに、当選役以外の役(当選フラグ63aがオフになっている役)に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないようにリール31を停止制御する。
ここで、「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでのリール31の回転量(移動図柄数)の範囲内を意味し、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリールが停止するまでの最大移動図柄数が4図柄(ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を含めて5図柄)、いいかえればストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が停止するまでの時間が190ms以内に設定されている。
これにより、ストップスイッチ42の操作を検知した瞬間の図柄から最大移動図柄数の範囲内にある図柄のいずれかが有効ラインに停止させるべき図柄であるときは、ストップスイッチ42が操作されたときに、その図柄が有効ラインに停止するように制御されることとなる。
すなわち、役の当選時にストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選した役に係るその図柄が有効ラインに停止しないときには、リール31の停止時に、リール31の最大移動図柄数の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選した役に係る図柄ができる限り有効ラインに停止させるように制御するものである。
また逆に、ストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまうときは、リール31の停止時に、リール31の最大移動図柄数の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しないように制御する。
また、本実施形態では、複数の当選フラグ63aがオンである遊技(いずれか1つの特別役に係る当選フラグ63aと、いずれか1つの小役又はリプレイに係る当選フラグ63aがオンであるとき)は、当該遊技で当選した小役又はリプレイの入賞を優先するように制御される。
次に、リール31の図柄配列と停止制御との関係について説明する。
図2に示すように、左、中及び右リール31において、「ベル」の図柄は、5図柄以内の間隔で(いずれかの「ベル」の図柄と、他の「ベル」の図柄との間に位置する他の図柄が4個以内となるように)配置されている。これにより、ストップスイッチ42が操作された瞬間からの最大移動図柄数が4図柄であれば、常に、所望の有効ラインに、「ベル」の図柄を停止させることができる。
よって、非内部中の遊技において小役2に当選したときは、常に、小役2が入賞するので、役の非入賞となる場合はない。
また、特別役の内部中において小役2に当選したときは、常に、優先される小役2が入賞するので、特別役が入賞したり、役の非入賞となることはない。
同様に、図2に示すように、左、中及び右リール31において、「RP」の図柄は、5図柄以内の間隔で配置されている。これにより、ストップスイッチ42が操作された瞬間からの最大移動図柄数が4図柄であれば、常に、所望の有効ラインに、「RP」の図柄を停止させることができる。
よって、非内部中の遊技においてリプレイに当選したときや、特別役の内部中においてリプレイに当選したときは、常に、優先されるリプレイ2が入賞する。
これに対し、その他の図柄である「赤7」、「青7」、「赤チェリー」、「白チェリー」、及び「スイカ」は、少なくとも1つのリール31の少なくとも1箇所は、6図柄以上の間隔で(いずれかの当該図柄と、他の当該図柄との間に位置する他の図柄が5個以上となるように)配置されている。これにより、この場合には、ストップスイッチ42の操作タイミングが正しくないと(当該図柄が有効ラインに停止可能なタイミングでストップスイッチ42が操作されないと)、当該図柄を有効ラインに停止させることができない。
なお、本実施形態の小役2やリプレイのように、その役の当選時にはストップスイッチ42の操作タイミング(ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置)にかかわらず、常に入賞することを、「PB(引込み率)=1」と称する。これに対し、5図柄を超える間隔で図柄が配置され、目押しをしなければ入賞しない場合を「PB≠1」と称する。
停止位置決定テーブル65は、当選フラグ63aのオン/オフの状態ごとに対応して設けられており、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置に対する、リール31の停止位置を定めたものである。具体的には、各停止位置決定テーブル65には、例えば0番の図柄(左リール31であれば「ベル」)が上段(中段又は下段でも可)を通過する瞬間にストップスイッチ42が操作されたときは、何図柄だけ移動制御して、何番の図柄を上段に停止させる、というように停止位置が定められている。
停止位置決定テーブル65は、以下のテーブルを備える。
まず、1つの当選フラグ63aがオンであるときの停止位置決定テーブル65について説明する。
SBB1テーブルは、SBB1(のみ)の当選フラグ63aがオンであるとき(非内部中遊技でSBB1に当選したとき、又はSBB1の内部中遊技で役の非当選時)に用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、SBB1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、SBB1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように、リール31の停止位置が定められたものである。
SBB2テーブル、NBB1テーブル、NBB2テーブル、RB1テーブル、及びRB2テーブルについても上記SBB1テーブルと同様である。SBB2テーブル、NBB1テーブル、NBB2テーブル、RB1テーブル、及びRB2テーブルは、それぞれ、SBB1テーブル中、「SBB1」を、「SBB2」、「NBB1」、「NBB2」、「RB1」、及び「RB2」と読み替えたものに相当する。
なお、SBB1テーブルは、SBB1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、リール31の停止制御の範囲内で、図8(1)に示すSBB1内部中に特有のリーチ目を出現させるように、リール31の停止位置を定めている。同様に、NBB1テーブルについては、図8(2)に示すNBB1内部中に特有のリーチ目を出現させるように、リール31の停止位置を定めている。
小役1テーブルは、小役1(のみ)の当選フラグ63aがオンであるときに用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、小役1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、小役1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように、リール31の停止位置が定められたものである。
小役2テーブル〜小役6テーブル、及びリプレイテーブルについても、小役1テーブルと同様である。小役2テーブル〜小役6テーブル、及びリプレイテーブルは、それぞれ、小役1テーブル中、「小役1」を、「小役2」、「小役3」、「小役4」、「小役5」、「小役6」、及び「リプレイ」と読み替えたものに相当する。
また、すべての当選フラグ63aがオフであるときは、非当選テーブルが用いられる。
非当選テーブルは、非内部中遊技又は特別遊技における役の非当選時に用いられ、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止しないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。したがって、非当選テーブルは、特別役の内部中に用いられることはない。
また、複数の当選フラグ63aがオンであるとき、すなわち特別役(本実施形態ではSBB1、SBB2、NBB1、NBB2、RB1、及びRB2の6種類)の内部中遊技において小役(本実施形態では小役1〜小役6の6種類)又はリプレイに当選したとき、又は特別役と小役(本実施形態では小役1のみ)とが重複当選したときに用いられる停止位置決定テーブル65では、以下のようにリール31の停止位置が定められている。
なお、SBB1〜RB2の内部中(6種類)に対し、小役(6種類)+リプレイ(計7種類)の当選役があるので、全部で42個の停止位置決定テーブル65を備える。
また、特別役と小役とが重複当選したときには、特別役の内部中遊技において小役に当選したときと同じ停止位置決定テーブル65が用いられる。
まず、この停止位置決定テーブル65では、当該遊技で当選した小役又はリプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先するように各リール31の停止位置が定められている。そして、当該遊技で当選した小役又はリプレイに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、次に、当選を持ち越している特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように各リール31の停止位置が定められている。さらに、当選を持ち越している特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように停止位置が定められている。
なお、当該遊技で当選した小役又はリプレイと、当選を持ち越している特別役の双方の図柄を有効ラインに停止させることができるときは、その位置でリール31を停止させるようにリール31の停止位置が定められている。
具体例を挙げて説明する。
SBB1内部中に小役2に当選したときに用いられる停止位置決定テーブル65は、以下のようにリール31が停止される。なお、ストップスイッチ42の押し順(操作順番)は、順押し(左中右の順)とする。
まず、左ストップスイッチ42の操作時に、11番又は13番の「ベル」と、12番の「赤7」の図柄の双方を有効ライン(表示窓11内)に停止させることができるときは、その位置でリール31を停止させるようにリール31の停止位置が定められている。
特に本実施形態では、12番の「赤7」の図柄をいずれかの有効ラインに停止させることができるときは、常に、少なくとも11番又は13番の一方の「ベル」の図柄を有効ラインに停止させることができる。
また、上記の位置で左リール31を停止させることができないときは、「ベル」の図柄をいずれかの有効ラインに停止させる。なお、上述したように、本実施形態では、「ベル」の図柄を有効ラインに停止させることができない場合は生じない。
次に、左リール31の停止時に「赤7」及び「ベル」の図柄の双方が有効ラインに停止した場合において、中ストップスイッチ42の操作時に、左リール31の「赤7」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「赤7」の図柄を停止させ、かつ左リール31の「ベル」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「ベル」の図柄を停止させることができるときは、その位置で中リール31を停止させる。
しかし、本実施形態ではこのような停止位置は存在しないので、左リール31の「ベル」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「ベル」の図柄を停止させるように、中リール31の停止位置が定められている。
また、右ストップスイッチ42の操作時には、左及び中リール31の「ベル」の図柄が停止している有効ラインに、右リール31の「ベル」の図柄を停止させるように、右リール31の停止位置が定められている。
よって、小役2が常に入賞し、SBB1が入賞する場合はないように各リール31の停止位置が定められている。
以上のことは、NBB1、及びRB1の内部中の場合も同様である。
次に、SBB2内部中に小役2に当選したときに用いられる停止位置決定テーブル65は、以下のようにリール31が停止される。なお、上記と同様に、ストップスイッチ42の押し順は、順押しとする。
まず、左ストップスイッチ42の操作時に、「青7」及び「ベル」の図柄の双方を有効ライン(表示窓11内)に停止させることができるときは、その位置でリール31を停止させるように、左リール31の停止位置が定められている。
特に本実施形態では、左リール31の停止時に、4番の「青7」の図柄を下段に停止させ、かつ6番の「ベル」の図柄を上段に停止させることができるときがある。
また、左リール31の停止時に、3番の「ベル」の図柄を下段に停止させ、かつ4番の「青7」の図柄を中段に停止させることができるときや、3番の「ベル」の図柄を中段に停止させ、かつ4番の「青7」の図柄を上段に停止させることができるときもある。
また、上記の位置で左リール31を停止させることができないときは、「ベル」の図柄をいずれかの有効ラインに停止させるように、左リール31の停止位置が定められている。なお、上述したように、本実施形態では、「ベル」の図柄を有効ラインに停止させることができない場合は生じない。
次に、左リール31の停止時に「青7」及び「ベル」の図柄の双方が有効ラインに停止した場合において、中ストップスイッチ42の操作時に、左リール31の「青7」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「青7」の図柄を停止させ、かつ左リール31の「ベル」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「ベル」の図柄を停止させることができるときは、その位置で中リール31を停止させるように、中リール31の停止位置が定められている。
特に本実施形態では、左リール31の4番の「青7」の図柄が下段に、同6番の「ベル」の図柄が上段に、それぞれ停止しているときに、中リール31の4番の「青7」の図柄を下段に、同5番の「ベル」の図柄を中段に、それぞれ停止させることができる。このとき、左リール31の「青7」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「青7」の図柄が停止し、かつ左リール31の「ベル」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「ベル」の図柄が停止する。すなわち、SBB2と小役2とのダブルテンパイとなる。
また、左リール31の停止時に「ベル」の図柄がいずれかの有効ラインに停止しているものの、「青7」の図柄についてはいずれの有効ラインにも停止していない場合がある。この場合、中ストップスイッチ42の操作時に、左リール31の「ベル」の図柄が停止している有効ラインに、中リール31の「ベル」の図柄を停止させるように、中リール31の停止位置が定められている。
次に、左及び中リール31の停止時に、「青7」及び「ベル」の図柄がダブルテンパイした場合には、右ストップスイッチ42の操作時に、左及び中リール31の「ベル」の図柄がテンパイしている有効ラインに、右リール31の「ベル」の図柄を停止させるように、右リール31の停止位置が定められている。
なお、左及び中リール31の停止時に、「青7」及び「ベル」の図柄がダブルテンパイした場合において、左及び中リール31の「青7」の図柄がテンパイしている有効ラインに、右リール31の「青7」の図柄を停止させることができる位置で、右ストップスイッチ42が操作されても、小役を優先して、「ベル」の図柄を、左及び中リール31の「ベル」の図柄がテンパイしている有効ラインに停止させるように、右リール31の停止位置が定められている。このため、左及び中リール31の「青7」の図柄がテンパイしている有効ラインには、右リール31の「青7」の図柄は停止しない。したがって、SBB2は入賞せずに、小役2が入賞する。
また、左及び中リール31の停止時に、「青7」の図柄はいずれの有効ラインにもテンパイしていないが、「ベル」の図柄がいずれかの有効ラインにテンパイした場合には、右ストップスイッチ42の操作時に、左及び中リール31の「ベル」の図柄がテンパイしている有効ラインに、右リール31の「ベル」の図柄を停止させるように、右リール31の停止位置が定められている。
以上説明したように、SBB2内部中に小役2に当選したときには、小役2が常に入賞し、SBB2が入賞する場合はないように各リール31の停止位置が定められている。
以上のことは、NBB2、及びRB2の内部中の場合も同様である。
次に、SBB1内部中にリプレイに当選したときに用いられる停止位置決定テーブル65は、以下のようにリール31が停止される。なお、上記と同様に、ストップスイッチ42の押し順は、順押しとする。
まず、左ストップスイッチ42の操作時に、10番の「RP」と、12番の「赤7」の図柄の双方を有効ライン(表示窓11内)に停止させることができるときは、その位置でリール31を停止させるようにリール31の停止位置が定められている。
特に本実施形態では、10番の「RP」の図柄が下段に停止し、かつ12番の「赤7」の図柄を上段に停止させることができる場合がある。
また、上記の位置で左リール31を停止させることができないときは、「RP」の図柄をいずれかの有効ラインに停止させる。本実施形態では、「RP」の図柄を有効ラインに停止させることができない場合は生じない。
次に、左リール31の停止時に「赤7」及び「RP」の図柄の双方が有効ラインに停止した場合において、中ストップスイッチ42の操作時に、左リール31の「赤7」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「赤7」の図柄を停止させ、かつ左リール31の「RP」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「RP」の図柄を停止させることができるときは、その位置で中リール31を停止させる。
特に本実施形態では、中リール31の停止時に、上段に14番の「赤7」の図柄が停止し、かつ12番の「RP」の図柄が下段に停止する場合が挙げられる。
左リール31の停止時に「赤7」及び「RP」の図柄の双方が有効ラインに停止していない場合、又は左リール31の停止時に「赤7」及び「RP」の図柄の双方が有効ラインに停止しているが、左リール31の「赤7」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「赤7」の図柄を停止させ、かつ左リール31の「RP」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「RP」の図柄を停止させることができない場合は、左リール31の「RP」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「RP」の図柄を停止させるように、中リール31の停止位置が定められている。
また、左及び中リール31の停止時に、「赤7」の図柄がそれぞれ上段に停止し、「RP」の図柄がそれぞれ下段に停止している場合、すなわちダブルテンパイの場合には、重複入賞を認める場合であって、かつそのようにリール31の図柄配列がなされており、その位置で右リール31を停止可能であるときは、その位置で右リール31を停止させる。
ただし、本実施形態では、そのような停止位置は存在しない。
したがって、上記ダブルテンパイの場合であっても、右リール31の停止時に、11番の「赤7」の図柄及び13番の「RP」の図柄がそれぞれテンパイを形成している有効ラインに停止可能なタイミングで右ストップスイッチ42が操作されたときは、リプレイを優先して「RP」の図柄を、左及び中リール31の「RP」の図柄がテンパイしている有効ラインに停止するように、右リール31の停止位置が定められている。
よって、常にリプレイが入賞し、SBB1が入賞する場合はないように、各リール31の停止位置が定められている。
以上のことは、NBB1、及びRB1の内部中の場合も同様である。
次に、SBB2内部中にリプレイに当選したときに用いられる停止位置決定テーブル65は、以下のようにリール31が停止される。なお、上記と同様に、ストップスイッチ42の押し順は、順押しとする。
まず、左ストップスイッチ42の操作時に、「青7」及び「RP」の図柄の双方を有効ライン(表示窓11内)に停止させることができるときは、その位置でリール31を停止させるように、左リール31の停止位置が定められている。
特に本実施形態では、左リール31の停止時に、2番の「RP」の図柄を下段に停止させ、かつ4番の「青7」の図柄を上段に停止させることができるときがある。
また、左リール31の停止時に、4番の「青7」の図柄を下段に停止させ、かつ5番の「RP」の図柄を中段に停止させることができるときや、4番の「青7」の図柄を中段に停止させ、かつ5番の「RP」の図柄を上段に停止させることができるときもある。
また、上記の位置で左リール31を停止させることができないときは、「RP」の図柄をいずれかの有効ラインに停止させるように、左リール31の停止位置が定められている。なお、上述したように、本実施形態では、「RP」の図柄を有効ラインに停止させることができない場合は生じない。
次に、左リール31の停止時に「青7」及び「RP」の図柄の双方が有効ラインに停止した場合において、中ストップスイッチ42の操作時に、左リール31の「青7」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「青7」の図柄を停止させ、かつ左リール31の「RP」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「RP」の図柄を停止させることができるときは、その位置で中リール31を停止させるように、中リール31の停止位置が定められている。
特に本実施形態では、左リール31の2番の「RP」の図柄が下段に、同4番の「青7」の図柄が上段に、それぞれ停止しているときに、中リール31の3番の「RP」の図柄を中段に、同4番の「青7」の図柄を上段に、それぞれ停止させることができる。このとき、左リール31の「青7」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「青7」の図柄が停止し、かつ左リール31の「RP」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「RP」の図柄が停止する。すなわち、SBB2とリプレイとのダブルテンパイとなる。
また、左リール31の停止時に「RP」の図柄がいずれかの有効ラインに停止しているものの、「青7」の図柄についてはいずれの有効ラインにも停止していない場合がある。この場合、中ストップスイッチ42の操作時に、左リール31の「RP」の図柄が停止している有効ラインに、中リール31の「RP」の図柄を停止させるように、中リール31の停止位置が定められている。
次に、左及び中リール31の停止時に、「青7」及び「RP」の図柄がダブルテンパイした場合には、右ストップスイッチ42の操作時に、左及び中リール31の「RP」の図柄がテンパイしている有効ラインに、右リール31の「RP」の図柄を停止させるように、右リール31の停止位置が定められている。
なお、左及び中リール31の停止時に、「青7」及び「RP」の図柄がダブルテンパイした場合において、左及び中リール31の「青7」の図柄がテンパイしている有効ラインに、右リール31の「青7」の図柄を停止させることができる位置で、右ストップスイッチ42が操作されても、リプレイを優先して、「RP」の図柄を、左及び中リール31の「RP」の図柄がテンパイしている有効ラインに停止させるように、右リール31の停止位置が定められている。このため、左及び中リール31の「青7」の図柄がテンパイしている有効ラインには、右リール31の「青7」の図柄は停止しない。したがって、SBB2は入賞せずに、リプレイが入賞する。
また、左及び中リール31の停止時に、「青7」の図柄はいずれの有効ラインにもテンパイしていないが、「RP」の図柄がいずれかの有効ラインにテンパイした場合には、右ストップスイッチ42の操作時に、左及び中リール31の「RP」の図柄がテンパイしている有効ラインに、右リール31の「RP」の図柄を停止させるように、右リール31の停止位置が定められている。
以上説明したように、SBB2内部中にリプレイに当選したときには、リプレイが常に入賞し、SBB2が入賞する場合はないように各リール31の停止位置が定められている。
以上のことは、NBB2、及びRB2の内部中の場合も同様である。
したがって、SBB1、SBB2、NBB1、NBB2、RB1、又はRB2の内部中に、小役2又はリプレイ(「PB=1」の役)の当選時は、常に、小役2又はリプレイが入賞し、特別役は入賞しない。
次に、SBB1内部中に小役1に当選したとき、又はSBB1と小役1とが重複当選したときに用いられる停止位置決定テーブル65は、以下のようにリール31が停止される。なお、上記と同様に、ストップスイッチ42の押し順は、順押しとする。
まず、左ストップスイッチ42の操作時に、「赤7」及び「スイカ」の図柄の双方を有効ライン(表示窓11内)に停止させることができるときは、その位置でリール31を停止させるように、左リール31の停止位置が定められている。
特に本実施形態では、左リール31の停止時に、12番の「赤7」の図柄を下段に停止させ、かつ14番の「スイカ」の図柄を上段に停止させることができるときがある。
また、上記の位置で左リール31を停止させることができない場合において、「スイカ」の図柄をいずれかの有効ラインに停止させることができるときは、その位置で左リール31を停止させるように、左リール31の停止位置が定められている。
次に、左リール31の停止時に「赤7」及び「スイカ」の図柄の双方が有効ラインに停止した場合において、中ストップスイッチ42の操作時に、左リール31の「赤7」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「赤7」の図柄を停止させ、かつ左リール31の「スイカ」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「スイカ」の図柄を停止させることができるときは、その位置で中リール31を停止させる。
しかし、本実施形態ではこのような停止位置は存在しないので、左リール31の停止時に「赤7」及び「スイカ」の図柄の双方が有効ラインに停止した場合において、中ストップスイッチ42の操作時に、左リール31の「スイカ」の図柄が停止している有効ラインに、中リール31の「スイカ」の図柄を停止させることができるときは、その位置で中リール31を停止させるように、中リール31の停止位置が定められている。
また、中ストップスイッチ42の操作時に、左リール31の「スイカ」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「スイカ」の図柄を停止させることができないが、左リール31の「赤7」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「赤7」の図柄を停止させることができるときは、その位置で中リール31を停止させるように、中リール31の停止位置が定められている。
次いで、左及び中リール31の停止時に、いずれかの有効ラインに「スイカ」−「スイカ」−「回転中」となった(小役1がテンパイした)場合において、その有効ラインに右リール31の「スイカ」の図柄を停止させることができるときは、その位置で右リール31を停止させ、小役1を入賞させるように、右リール31の停止位置が定められている。
また、左及び中リール31の停止時に、いずれかの有効ラインに「赤7」−「赤7」−「回転中」となった(SBB1がテンパイした)場合において、その有効ラインに右リール31の「赤7」の図柄を停止させることができるときは、その位置で右リール31を停止させ、SBB1を入賞させるように、右リール31の停止位置が定められている。
また、上記以外の場合には、いずれの役に対応する図柄の組合せもいずれかの有効ラインに停止しないように、リール31の停止位置が定められている。
よって、SBB1内部中に小役1に当選したとき、又はSBB1と小役1とが重複当選したときは、小役1が入賞する場合、SBB1が入賞する場合、及び役の非入賞となる場合の3パターンがある。
以上のことは、NBB1内部中に小役1に当選したとき、NBB1と小役1とが重複当選したとき、RB1内部中に小役1に当選したとき、及びRB1と小役1とが重複当選したときも同様である。
次に、SBB2内部中に小役1に当選したとき、又はSBB2と小役1とが重複当選したときに用いられる停止位置決定テーブル65は、以下のようにリール31が停止される。なお、上記と同様に、ストップスイッチ42の押し順は、順押しとする。
まず、左ストップスイッチ42の操作時に、「青7」及び「スイカ」の図柄の双方を有効ライン(表示窓11内)に停止させることができるときは、その位置でリール31を停止させる。
しかし、本実施形態ではこのような停止位置は存在しないので、左ストップスイッチ42の操作時に、「スイカ」の図柄をいずれかの有効ラインに停止させることができるときは、その位置で左リール31を停止させ、また、「スイカ」の図柄はいずれの有効ラインにも停止させることができないが、「青7」の図柄をいずれかの有効ラインに停止させることができるときは、その位置で左リール31を停止させるように、左リール31の停止位置が定められている。
次に、左リール31の停止時に「スイカ」の図柄がいずれかの有効ラインに停止した場合において、中ストップスイッチ42の操作時に、左リール31の「スイカ」の図柄が停止している有効ラインに、中リール31の「スイカ」の図柄を停止させることができるときは、その位置で中リール31を停止させるように、中リール31の停止位置が定められている。
また、左リール31の停止時に「青7」の図柄がいずれかの有効ラインに停止した場合において、中ストップスイッチ42の操作時に、左リール31の「青7」の図柄が停止している有効ラインに、中リール31の「青7」の図柄を停止させることができるときは、その位置で中リール31を停止させるように、中リール31の停止位置が定められている。
次いで、左及び中リール31の停止時に、いずれかの有効ラインに「スイカ」−「スイカ」−「回転中」となった(小役1がテンパイした)場合において、その有効ラインに右リール31の「スイカ」の図柄を停止させることができるときは、その位置で右リール31を停止させ、小役1を入賞させるように、右リール31の停止位置が定められている。
また、左及び中リール31の停止時に、いずれかの有効ラインに「青7」−「青7」−「回転中」となった(SBB2がテンパイした)場合において、その有効ラインに右リール31の「青7」の図柄を停止させることができるときは、その位置で右リール31を停止させ、SBB2を入賞させるように、右リール31の停止位置が定められている。
また、上記以外の場合には、いずれの役に対応する図柄の組合せもいずれかの有効ラインに停止しないように、リール31の停止位置が定められている。
よって、SBB2内部中に小役1に当選したとき、又はSBB2と小役1とが重複当選したときは、小役1が入賞する場合、SBB2が入賞する場合、及び役の非入賞となる場合の3パターンがある。
以上のことは、NBB2内部中に小役1に当選したとき、NBB2と小役1とが重複当選したとき、RB2内部中に小役1に当選したとき、及びRB2と小役1とが重複当選したときも同様である。
さらにもう1つ例を挙げて説明する。
SBB1内部中に小役3に当選したときに用いられる停止位置決定テーブル65は、以下のようにリール31が停止される。なお、ストップスイッチ42の押し順(操作順番)は、順押し(左中右の順)とする。
まず、左ストップスイッチ42の操作時に、18番の「赤チェリー」をいずれかの有効ラインに停止させることができるときは、その位置でリール31を停止させるようにリール31の停止位置が定められている。
また、上記の位置で左リール31を停止させることができないが、12番の「赤7」の図柄をいずれかの有効ラインに停止させることができるときは、その位置で左リール31を停止させるように左リール31の停止位置が定められている。
次に、左リール31の停止時に「赤チェリー」の図柄が有効ラインに停止した場合において、中ストップスイッチ42の操作時に、左リール31の「赤チェリー」の図柄が停止している有効ラインに中リール31の「赤チェリー」の図柄(2番、6番、13番又は15番)を停止させることができるときは、その位置で中リール31を停止させる。
これに対し、左リール31の停止時に「赤7」の図柄が有効ラインに停止した場合において、中ストップスイッチ42の操作時に、左リール31の「赤7」の図柄が停止している有効ラインに、中リール31の「赤7」の図柄(14番)を停止させることができるときは、その位置で中リール31を停止させる。
また、右ストップスイッチ42の操作時に、左及び中リール31の停止時にいずれかの有効ラインに小役3がテンパイしており、その有効ラインに、右リール31の「赤チェリー」の図柄(3番又は12番)を停止させることができるときは、その位置で右リール31を停止させるように停止位置が定められている。
一方、右ストップスイッチ42の操作時に、左及び中リール31の停止時にいずれかの有効ラインにSBB1がテンパイしており、その有効ラインに、右リール31の「赤7」の図柄(11番)を停止させることができるときは、その位置で右リール31を停止させるように停止位置が定められている。
そして、上記以外の場合には、いずれの役に対応する図柄の組合せもいずれかの有効ラインに停止しないように、リール31の停止位置が定められている。
よって、SBB1内部中に小役3に当選したときは、小役3が入賞する場合(第1優先)、SBB1が入賞する場合、及び役の非入賞となる場合の3パターンがある。
以上は、SBB1、SBB2、NBB1、NBB2、RB1又はRB2の内部中に、小役3〜小役6(「PB≠1」の役)の当選時は、すべて当てはまる。
したがって、これらの場合には、当選した小役を目押しすれば小役を入賞させることができるし、当選を持ち越している特別役を目押しすればその特別役を入賞させることができる。
説明を図1に戻す。
停止図柄判断手段66は、第1に、各リール31の停止時ごとに、有効ラインに停止した図柄を判断する。また第2に、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したか否かを判断する。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
ただし、停止図柄判断手段66は、ストップスイッチ42が操作され、停止位置決定テーブル65を用いて停止位置が決定された時に、そのリール31が停止したか否かにかかわらず、停止図柄を判断することが可能である。
払出し手段67は、停止図柄判断手段66により、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したと判断され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。
特別遊技制御手段68は、本実施形態の特別遊技であるSBB遊技の開始、SBB遊技中の遊技の進行、及びSBB遊技の終了を制御するものである。
遊技中に、SBB1又はSBB2に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、それぞれSBB1又はSBB2の入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技からSBB遊技を開始するように制御する。なお、本実施形態ではSBB1又はSBB2のいずれが入賞しても、同一のSBB遊技に移行する。
同様に、NBB1又はNBB2に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、それぞれNBB1又はNBB2の入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技からNBB遊技を開始するように制御する。なお、本実施形態ではNBB1又はNBB2のいずれが入賞しても、同一のNBB遊技に移行する。
また、RB1又はRB2に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、それぞれRB1又はRB2の入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技からRB遊技を開始するように制御する。なお、本実施形態ではRB1又はRB2のいずれが入賞しても、同一のRB遊技に移行する。
SBB遊技、NBB及びRB遊技に移行すると、いずれも、役抽選テーブル62Dを用いて役の抽選が行われる。これにより、ほぼ毎遊技、小役2に当選する。したがって、特別遊技では、ほぼ毎遊技、15枚のメダルが払い出される。
また、本実施形態のSBB遊技の終了条件は、SBB遊技中に払い出されたメダル枚数が300枚以上になったことに設定されている。さらにまた、NBB遊技の終了条件は、NBB遊技中に払い出されたメダル枚数が200枚以上になったことに設定されている。さらに、RB遊技の終了条件は、RB遊技中に払い出されたメダル枚数が50枚以上になったことに設定されている。
このため、特別遊技制御手段68は、特別遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続けるとともに、カウントされた払出し枚数が50枚以上となったと判断したときはRB遊技の終了条件を満たすと判断し、200枚以上となったと判断したときはNBB遊技の終了条件を満たすと判断し、300枚以上となったと判断したときはSBB遊技の終了条件を満たすと判断する。
遊技状態制御手段69は、遊技状態の移行を制御するものである。
図7は、遊技状態の移行を説明する図である。以下、図7に基づき説明する。
先ず、遊技状態制御手段69は、通常遊技中(非内部中、非RT遊技中)に、小役1に対応する「スイカ」−「スイカ」−「スイカ」の図柄の組合せがいずれかの有効ラインに停止するか、又は小役1に対応する「スイカ」−「スイカ」−「スイカ」の図柄の組合せを最大移動図柄数の範囲内では有効ラインに停止させることができなかったときに出現する停止出目である、小役1こぼし目が表示されると、次遊技から、RT1遊技(非内部中)に移行するように制御する。
なお、小役1こぼし目は、役抽選手段61で小役1に当選したものの、小役1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができなかったときにのみ出現し、役抽選手段61で小役1以外の役に当選したとき及び非当選のときには出現しない、小役1当選時特有の停止出目である。
また、本実施形態では、RT1遊技の終了条件は、RT1遊技中の遊技回数が規定回数(3回)に到達したことに設定されている。そして、遊技状態制御手段69は、RT1遊技に移行したときは、毎遊技、遊技回数をカウントするとともに、RT1遊技中の遊技回数が前記規定回数に到達したときは、RT1遊技の終了条件を満たすと判断し、当該遊技をもってRT1遊技を終了して、次遊技から、通常遊技に移行するように制御する。
さらにまた、遊技状態制御手段69は、通常遊技中(非内部中、非RT遊技中)又はRT1遊技中に、特別役(SBB、NBB又はRB)に当選した場合において、当該遊技で当選した特別役が入賞しなかったときは、次遊技から、RT2遊技(内部中)に移行するように制御する。そして、遊技状態制御手段69は、RT2遊技中において、当選したSBBが入賞したときは、次遊技から、SBB遊技に移行し、また、当選したNBBが入賞したときは、次遊技から、NBB遊技に移行し、さらにまた、当選したRBが入賞したときは、次遊技から、RB遊技に移行するように制御する。
すなわち、RT2遊技は、当選した特別役が入賞したことが終了条件とされ、当選した特別役が入賞するまで継続する。そして、遊技状態制御手段69は、当選した特別役が入賞すると、RT2遊技の終了条件を満たすと判断し、当該遊技をもってRT2遊技を終了して、次遊技から、入賞した特別役に対応する特別遊技に移行するように制御する。
さらに、遊技状態制御手段69は、特別遊技中に払い出されたメダル枚数が所定枚(SBB遊技であれば300枚、NBB遊技であれば200枚、RB遊技であれば50枚)以上になったときは、特別遊技の終了条件を満たすと判断し、当該遊技をもって特別遊技を終了して、次遊技から、通常遊技に移行するように制御する。
また、本実施形態では、小役1に対応する図柄の組合せの表示及び小役1こぼし目の表示(いずれも、小役1当選時特有の停止出目)は、RT1遊技への移行の契機とされ、かつ、特別役当選は、RT2遊技への移行の契機とされ、かつ、小役1と特別役とは、重複当選し得るように設定されている。このため、小役1当選や、RT遊技への移行は、遊技者に対して、特別役当選を期待させるものとなる。
さらにまた、本実施形態では、RT1遊技は、規定回数(3回)で終了する。そして、この規定回数の遊技の間に、所定の連続演出を行うことで、遊技者に対して、特別役当選を期待させることができる。
さらに、本実施形態では、特別役当選を契機に、RT2遊技(内部中)に移行してリプレイの当選確率が通常遊技中よりも高くなり、かつ、リプレイは、内部中には特別役よりも入賞が優先されるように、停止位置決定テーブル65が設定され、かつ、リプレイは、当選時には常に入賞するように、対応する「RP」の図柄が各リール31に配置されている。このため、RT2遊技中には、特別役を入賞させにくくなる。すなわち、特別役が入賞するまでに、複数回の遊技が行われることを期待できる。これにより、後述する矛盾報知を出力しやすい遊技状態を作り出すことができる。
そして、この特別役が入賞するまでの複数回の遊技の間に、まず、前記規定回数(3回)と同じ遊技回数だけ、前記連続演出と同様の連続演出を行う。次に、この連続演出が終了するまでに、いずれかの特別役に当選した旨(ボーナス確定)を報知する。すなわち、特別役当選後、3回の遊技にわたって連続演出を行い、3回目の遊技が終了するまでに、ボーナス確定の報知を行う。その後、矛盾報知を複数回の遊技にわたって行い、報知内容の変化を経て、最終的には適正報知を行う。これにより、当選した特別役の種類(対応する図柄の組合せ)が次第に判別するようにする。このような一連の演出により、遊技者に期待感を与え続けることができる。
またここで、本実施形態では、特別役として、SBB1、SBB2、NBB1、NBB2、RB1、及びRB2の6種類が設けられている。一方、役抽選手段61でいずれかの特別役に当選した遊技を当選遊技とし、この当選遊技を1回目の遊技として、当選遊技から3回目の遊技が終了するまでに、ボーナス確定の報知、及び最初の矛盾報知を行うようにしている。すなわち、特別役の種類よりも、特別役に当選した遊技から最初に矛盾報知が行われるまでの遊技回数の方を少なく設定している。このように、いずれかの特別役の当選後、遊技者が、すべての特別役について、図柄の組合せが有効ラインに揃うか否かを試す前に、最初の矛盾報知が行われるようにしている。これにより、矛盾報知の実行可能性を高めるようにしている。
なお、連続演出のパターンとして、例えば、主人公のキャラクターと敵のキャラクターとが戦う様子を前記規定回数(3回)の遊技にわたって表示するものを挙げることができる。そして、RT1遊技に移行した(特別役には当選しなかった)ときには、連続演出の最後に主人公のキャラクターが戦いに負ける様子を表示するパターンとし、一方、RT2遊技に移行した(いずれかの特別役に当選した)ときには、連続演出の最後に主人公のキャラクターが敵のキャラクターを倒して戦いに勝つ様子を表示するパターンとすることができる。そして、主人公のキャラクターが戦いに勝つ様子を表示した後、ボーナス確定の画像表示を行うことにより、いずれかの特別役に当選したことを遊技者に知らせ、その後、矛盾報知及び適正報知を行うことにより、当選した特別役の種類を遊技者に知らせることができる。
また、RT1遊技中に、特別役に当選すると、次遊技から、RT2遊技に移行するように制御する。ここで、RT1遊技やRT2遊技では、上述したようなパターンの連続演出を行うが、RT1遊技からRT2遊技に移行したときは、連続演出の最後の表示を、主人公のキャラクターが戦いに負けるパターンから勝つパターンに差し替える。すなわち、RT1遊技でいままで行っていた連続演出を途中で終わらせて、RT2遊技用の連続演出を新たに開始することはない。
さらにまた、RT1遊技中に、小役1が入賞するか、小役1こぼし目が表示されても、いままで行っていたRT1遊技を継続するとともに、連続演出についても、いままで行っていたものを継続する。すなわち、いままで行っていたRT1遊技を途中で終わらせて、新たなRT1遊技を開始することはなく、また、連続演出についても、いままで行っていたものを途中で終わらせて、新たなものを開始することはない。
したがって、一旦連続演出が開始されると、いずれにせよ、前記規定回数(3回)の遊技が行われた時点で、連続演出の最後の勝ち負けのパターンが表示されるので、特別役に当選したか否かの結果が判別する。
なお、例えば、RT1遊技中における、前記規定回数の最後(3回目)の遊技で、特別役に当選したときには、当該遊技では、主人公のキャラクターが戦いに負けるパターンを一旦表示し、当該遊技の次以降の遊技(RT2遊技に移行後の遊技)で、主人公のキャラクターが復活して戦いに勝つパターンを表示することもできる。このようにすると、遊技者に期待感を与え続けることもできる上に、第2特別役に当選してからボーナス確定の画像表示を行うまでの遊技の回数を確保することができる。
またここで、本実施形態では、第2特別役に当選してからボーナス確定の画像表示を行うまでの遊技が、後述する遊技履歴記憶手段74による遊技履歴の記憶対象の遊技となる。このため、第2特別役に当選してからボーナス確定の画像表示を行うまでの遊技の回数を少しでも多く確保することで、遊技履歴記憶手段74による遊技履歴の記憶対象となる遊技の回数を少しでも多く確保することができる。これにより、矛盾報知の内容を選択する際に参照する遊技履歴を少しでも多く確保することができ、ひいては状況に応じた好適な内容の矛盾報知を選択することができる。
また、遊技制御手段50は、演出制御手段70に対し、各種の情報を送信するように制御する。送信される情報としては、メダルが投入された旨の情報、スタートスイッチ41が操作された旨の情報、役の抽選結果の情報、リール31の回転が開始された旨の情報、ストップスイッチ42が操作されたかの情報、リール31が停止した旨の情報、各リール31の停止位置の情報(有効ラインに停止した図柄の情報)、メダルの払出しの情報、遊技状態(非内部中/内部中、BB遊技やRB遊技の開始及び終了)の情報等が挙げられる。
図1において、演出制御手段70は、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段70の演出パターン記憶手段71は、複数種類の演出パターンを記憶しているものである。そして、演出制御手段70の演出パターン選択手段72は、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選が行われた後、ソフトウェア乱数を用いた抽選によって、遊技状態(通常遊技(非RT遊技、かつ非内部中)、RT1遊技(非内部中)、RT2遊技(内部中)、特別遊技(SBB遊技、NBB遊技、又はRB遊技))に応じて、役の抽選結果に対応するいずれか1つの演出パターンを選択する。
また、演出パターンは、当選役に応じて、それぞれ複数種類が設けられている。例えば、特別役当選時、小役当選時、リプレイ当選時、非当選時等ごとに、それぞれ複数種類の演出パターンが設けられている。
演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
そして、演出制御手段70は、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで演出出力機器から演出を出力するように制御する。
また、本実施形態では、役の抽選結果に基づいて、特別役の当選を報知する特別役当選報知手段73を備える。
ここで、本発明における「特別役の当選報知」には、「適正報知」と「矛盾報知」とを有する。
「適正報知」とは、役抽選手段61で実際に当選した特別役、さらにはその種類を正しく報知することをいい、例えば役抽選手段61でRB1に当選したときに、RB1に当選した旨を報知することや、NBB1に当選したときに、NBB1に当選した旨を報知することや、SBB1に当選したときに、SBB1に当選した旨を報知することを指す。
なお、「適正」という語は、「適合」、「真正」又は「正当」等と同義である。
これに対し、「矛盾報知」とは、役抽選手段61で実際には当選していない特別役を当選役として報知することをいい、例えば役抽選手段61でSBB1に当選したときに、NBB1、NBB2、RB1、又はRB2に当選した旨を報知することや、NBB1に当選したときに、RB1又はRB2に当選した旨を報知することを指す。
なお、「矛盾」という語は、「うそ」、「虚偽」又は「不実」等と同義であり、齟齬を生じること、食い違うこと、又は相反すること等の意味も含まれる。
また、「報知」とは、遊技者に対して当選役(適正な当選役、及び矛盾する当選役の双方を含む)を知らせることをいう。なお、「報知」という語は、「告知」又は「ナビ」等と同義である。
さらにまた、本実施形態の適正報知は、いずれの特別役に当選した場合であっても行うことがあるが、矛盾報知は、SBB1、SBB2、NBB1、又はNBB2に当選した場合に限られる。
最初はRBに当選した旨の矛盾報知を行った後、本当はNBB又はSBBに当選した旨の適正報知を行うことで、遊技者に喜びを与えることができるからである。
また、SBBに当選した場合に、NBBに当選した旨の矛盾報知を行った後、SBBに当選した旨の適正報知を行うこともできる。
さらにまた、SBBに当選した場合に、最初にRBに当選した旨の矛盾報知を行い、次にNBBに当選した旨の矛盾報知を行い、最後にSBBに当選した旨の適正報知を行う。このように、報知の内容が遊技者にとって次第に有利な内容に昇格していくようにすることで、遊技者により一層の大きな喜びを与えることもできる。
これに対し、最初に、SBB又はNBBに当選した旨の矛盾報知を行った後、本当はRBに当選した旨の適正報知は、行わない方が好ましい。
さらに、報知は、適正報知だけを行う場合と、矛盾報知の後に適正報知を行う場合とが挙げられる。また、非報知や、当選した特別役の種類までは報知しない場合も挙げられる。よって、以下のパターンが挙げられる。
(1)特別役に当選しても、一切、報知を行わないパターン。
(2)いずれかの特別役に当選した旨を報知するが、それ以上は、報知しないパターン。
(3)いずれかの特別役に当選した旨を報知した後(あるいは、このような報知を行うことなく)、いずれかのSBB、NBB又はRBに当選したことまで報知する(ただし、当選した特別役の図柄の種類までは報知しない)パターン。
(4)当選した特別役の図柄の種類まで報知するパターン。この場合、
a)最初から特別役の図柄の種類を報知するパターン、
b)いずれかの特別役に当選した後に、この報知を行うパターン、
c)SBB、NBB又はRBに当選した旨を報知した後に、この報知を行うパターン、
d)最初は、いずれかの特別役に当選した旨を報知し、次にSBB、NBB又はRBに当選した旨を報知し、さらに次にこの報知を行うパターン
が挙げられる。
(5)当選したRBの図柄の種類について適正報知を行った後、NBB又はSBBに昇格するか否かの演出を経て、再度、適正報知を行う(昇格はない旨を報知する)パターン。
(6)当選したRBの図柄の種類について矛盾報知を行った後、NBB又はSBBに昇格するか否かの演出を経て、適正報知を行う(昇格した旨を報知を行う)パターン。
そして、本実施形態では、SBB、NBB又はRBに当選した後、矛盾報知を行うことなく最初から適正報知を行う場合は、どのようなタイミングで報知を行ってもよい。
報知のタイミング(時期)としては、ベットスイッチ40が操作されたとき(メダル投入口43からメダルが投入されたとき)、スタートスイッチ41が操作されたとき(最初のストップスイッチ42が操作される前)、最初のストップスイッチ42が操作された直後(最初のリール31が停止した時)、2番目のストップスイッチ42が操作された直後(2つ目のリール31が停止した時)、最後のストップスイッチ42が操作された後(すべてのリール31の停止時又は停止後)が挙げられる。
また、SBBに当選した後(SBBに当選した遊技を含む)、矛盾報知を行う場合は、第1に、当該遊技で当選したSBBが入賞する可能性がなくなったときが挙げられる。例えば、
(1)SBB1に当選したが、最初のリール31が停止したときに、「赤7」の図柄が有効ラインに停止しなかったとき、
(2)SBB1に当選し、2つのリール31が停止したときに、「赤7」の図柄がテンパイしなかったとき、
(3)SBB1に当選し、すべてのリール31が停止したときに、SBB1が入賞しなかったとき、
(4)SBB1に当選したが、SBB1が入賞しなかった遊技の次遊技で、ベットスイッチ40が操作されたときや、スタートスイッチ41が操作されたときなど、遊技制御手段50がストップスイッチ42の操作を受け付けるようになる直前までの任意のとき
が挙げられる。
SBB2、NBB1、及びNBB2に当選した後、矛盾報知を行う場合についても、上記のSBB1に当選した後、矛盾報知を行う場合と同様である。SBB2、NBB1、及びNBB2に当選した後、矛盾報知を行う場合については、上記のSBB1に当選した後、矛盾報知を行う場合における、「SBB1」を、「SBB2」、「NBB1」、及び「NBB2」にそれぞれ読み替えるとともに、対応する図柄についてもそれぞれ読み替えたものに相当する。
さらに第2に、当該遊技で「PB=1」の役である小役2又はリプレイに当選したときが挙げられる。当該遊技で小役2又はリプレイに当選したときは、常にその役が入賞するので、当選を持ち越しているSBBやNBBが入賞する場合はない。よって、RBに当選した旨の矛盾報知を行い、遊技者がその報知に従ってRBを目押ししても、必ず当該遊技で当選した小役2又はリプレイが入賞するので、遊技者に不利益を与えないからである。すなわち、遊技の公正を害することはないからである。
これに対し、矛盾報知を行った後、当該遊技で非当選となったとき、又は「PB≠1」の役に当選したときは、常に、スタートスイッチ41が操作されたとき(最初のストップスイッチ42が操作される前)、より正確には、スタートスイッチ41が操作され、リール31の回転を開始した後、リール31の回転速度が定速となって、遊技制御手段50がストップスイッチ42の操作を受け付けるようになる直前に、適正報知に切り替えるようにする。
この遊技では、目押しをすれば、当選しているSBBやNBBを入賞させることが可能であるので、当該遊技でSBBやNBBが入賞可能であるときに、RBに当選した旨の矛盾報知を行うことは、遊技者に不利益を与え、遊技の公正を害するおそれがあるからである。
なお、矛盾報知を行った後、次遊技で小役2又はリプレイに当選したときは、矛盾報知を継続(維持)することが可能である。もちろん、小役2又はリプレイに当選した遊技であっても、当該遊技で適正報知に切り替えるか否かの抽選を行い、この抽選に当選したとき等は、当該遊技で適正報知に切り替えることも可能である。
またここで、本実施形態では、役抽選手段61で第2特別役(SBB1、SBB2、NBB1、又はNBB2)に当選した遊技以降の遊技履歴を記憶する遊技履歴記憶手段74を備える。
さらに、本実施形態では、特別役当選報知手段73は、第2特別役の当選を持ち越している遊技において、役抽選手段61で所定役(「PB=1」である小役2又はリプレイ)に当選したときに、一定条件下で、遊技履歴記憶手段74に記憶されている遊技履歴に基づいて、いずれかの第1特別役(RB1又はRB2)を選択し、この選択した第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行う。そして、この矛盾報知を行った後の遊技であって、役抽選手段61で所定役に当選せずに、当選を持ち越している第2特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止可能になった遊技(非当選になった遊技、又は「PB≠1」の役に当選した遊技)で、最初のストップスイッチ42が操作される前に、当選を持ち越している第2特別役に当選した旨の適正報知を行うものである。
また、上述したように、本実施形態では、役抽選手段61で第2特別役に当選した遊技以降の遊技が、遊技履歴記憶手段74による遊技履歴の記憶対象の遊技となる。
さらにまた、本実施形態では、遊技履歴記憶手段74は、役抽選手段61で第2特別役に当選した遊技以降の、すべての遊技で、遊技履歴を記憶するのではなく、役抽選手段61で非当選になった遊技、及び「PB≠1」の役に当選した遊技で、遊技履歴を記憶する。すなわち、第2特別役の内部中における、第2特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止可能になった遊技が、遊技履歴記憶手段74による遊技履歴の記憶対象の遊技となる。
これは、遊技者は、いずれかの特別役に対応する図柄の組合せを狙ってストップスイッチ42を操作し、その結果、揃ったか否かによって、その狙った特別役に当選しているか否かを判断するためである。すなわち、「PB=1」の役に当選した遊技では、その「PB=1」の役が常に入賞することから、たとえいずれかの特別役に対応する図柄の組合せを狙ってストップスイッチを操作しても、その狙った特別役に当選しているか否かを判断できないためである。
このように、役抽選手段61で非当選になった遊技、及び「PB≠1」の役に当選した遊技での遊技履歴を記憶しておけば、矛盾報知の内容を選択する際の情報としては十分に足りるものであり、さらには、遊技履歴を記憶するためのメモリ容量の節約あるいは削減にも寄与するものである。
さらに、本実施形態では、遊技履歴記憶手段74は、遊技履歴として、以下のものを記憶する。
(1)操作位置履歴
操作位置履歴は、遊技者により各ストップスイッチ42が操作された瞬間の対応するリール31の位置に係る情報の履歴である。
具体的には、本実施形態では、遊技制御手段50は、各ストップスイッチ42が操作されると、モータ32(ステッピングモータ)の基準位置からのステップ数から、その瞬間の対応するリール31の位置に係る情報(以下「操作位置情報」という。)を直ちに算出し、この算出した操作位置情報を、演出制御手段70に直ちに送信する。また、演出制御手段70では、操作位置情報を受信すると、これを、遊技履歴記憶手段74が、遊技履歴の1つとして記憶する。
なお、リール31の停止時には、停止した旨のコマンドが、操作位置情報とは別に、直ちに、遊技制御手段50から演出制御手段70に送信される。
(2)停止位置履歴
停止位置履歴は、各リール31の停止位置に係る情報の履歴である。
具体的には、本実施形態では、遊技制御手段50は、各ストップスイッチ42が操作されると、各リール31の操作位置情報と、停止位置決定テーブル65とに基づいて、各リール31をいずれの位置で停止させるかに係る情報(以下「停止位置情報」という。)を直ちに決定し、この決定した停止位置情報を、演出制御手段70に直ちに送信する。具体的には、例えば、有効ライン上に停止させる図柄の図柄番号を、停止位置情報として送信することができる。また、例えば、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置に係る情報(操作位置情報)と、そのリール31の回転が停止するまでの移動図柄数(すべりコマ数)とを、停止位置情報として送信することもできる。また、演出制御手段70では、停止位置情報を受信すると、これを、遊技履歴記憶手段74が、遊技履歴の1つとして記憶する。
さらに、本実施形態では、特別役当選報知手段73は、矛盾報知を行うに際し、遊技履歴記憶手段74に記憶されている遊技履歴に基づいて、以下に示すように、矛盾報知の内容の選択を行う。
(1)遊技履歴記憶手段74に記憶されている操作位置履歴に基づいて、特定の第1特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを意図して各ストップスイッチ42が操作されたと判別したときには、特別役当選報知手段73は、特定の第1特別役を選択して、特定の第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行う。
具体的には、例えば、SBB1の内部中に、役抽選手段61で非当選となったときに、遊技者が、RB1に対応する図柄の組合せを狙って、ストップスイッチ42を操作したとする。この場合、RB1は当選していないので、RB1に対応する図柄の組合せは、もちろん有効ラインには揃わない。また、RB1に対応する図柄の組合せを狙ったにもかかわらず、揃わないと、遊技者は、RB1に当選していないことを察知し得る。
一方、遊技履歴記憶手段74に記憶されている操作位置履歴に基づいて、RB1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにストップスイッチ42が操作されたことが判別したとする。すなわち、左、中及び右のすべてのリール31について、有効ライン上に位置する図柄から最大移動図柄数の範囲内に、RB1を構成する「赤7」−「赤7」−「BAR」の各図柄があるときに、左、中及び右の各ストップスイッチ42が操作されたことが、操作位置履歴から判別したとする。この場合、特別役当選報知手段73は、あえて、この狙われたRB1を選択して、RB1に当選した旨の矛盾報知を行う。RB1以外の特別役(NBB1、NBB2、SBB1、又はSBB2)に当選しているという期待感を遊技者に与えるためである。
(2)遊技履歴記憶手段74に記憶されている停止位置履歴に基づいて、特定の第1特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを意図して各ストップスイッチ42が操作されたときに出現する停止出目が出現したと判別したときには、特別役当選報知手段73は、特定の第1特別役を選択して、特定の第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行う。
具体的には、例えば、NBB2の内部中に、役抽選手段61で非当選となったときに、遊技者が、RB2に対応する図柄の組合せを狙って、ストップスイッチ42を操作したとする。この場合、RB2は当選していないので、RB2に対応する図柄の組合せは、もちろん有効ラインには揃わない。また、RB2に対応する図柄の組合せを狙ったにもかかわらず、揃わないと、遊技者は、RB2に当選していないことを察知し得る。
一方、遊技履歴記憶手段74に記憶されている停止位置履歴に基づいて、RB2に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにストップスイッチ42が操作されたときに出現する停止出目が出現したことが判別すると、特別役当選報知手段73は、あえて、この狙われたRB2を選択して、RB2に当選した旨の矛盾報知を行う。上記と同様に、RB2以外の特別役(NBB1、NBB2、SBB1、又はSBB2)に当選しているという期待感を遊技者に与えるためである。
(3)遊技履歴記憶手段74に記憶されている停止位置履歴に基づいて、特定停止出目が出現したと判別したときには、特別役当選報知手段73は、特定停止出目に対応する第2特別役とは異なる第2特別役を選択して、この第2特別役に当選した旨の矛盾報知を行う。
ここで、特定停止出目とは、特定の第2特別役に当選していることを条件に出現する停止出目をいう。すなわち、特定停止出目は、特定の第2特別役内部中に特有のリーチ目である。
本実施形態では、特定停止出目として、図8(1)に示す、SBB1内部中に特有のリーチ目と、図8(2)に示す、NBB1内部中に特有のリーチ目とが設定されている。
図8(1)の特定停止出目は、左リール31の上段及び下段、中リール31の中段、並びに右リール31の上段及び下段に、それぞれ「BAR」の図柄が停止するものである。
図8(2)の特定停止出目(いわゆる「ゲチェナ」)は、右リール31の下段に「赤7」の図柄が、同中段に「赤チェリー」の図柄が、それぞれ停止するものである。なお、図8(2)中、左リール31が「ANY」となっているのは、いずれの位置にいずれの図柄が停止してもよいことを意味するものである。また、図8(2)中、中リール31が「ハズレ」となっているのは、入賞なしとなればいずれの図柄が停止してもよいことを意味するものである。さらにまた、右リール31の「赤チェリー」の図柄は、小役3及び小役4を構成する図柄であるが、小役3及び小役4の当選時には、「赤チェリー」の図柄が下段に停止しないように、すなわち、「ゲチェナ」が出現しないように、リール31の停止位置が定められている。
例えば、SBB1内部中に、図8(1)に示す、SBB1内部中に特有のリーチ目が出現したとする。この場合、遊技者は、SBB1に当選していることを察知し得る。
一方、遊技履歴記憶手段74に記憶されている停止位置履歴に基づいて、SBB1内部中に特有のリーチ目が出現したと判別すると、特別役当選報知手段73は、あえて、SBB1とは異なるSBBである、SBB2に当選した旨の矛盾報知を行う。SBB1に当選しているという遊技者の期待感をより一層高めるためである。
また、例えば、NBB1内部中に、図8(2)に示す、NBB1内部中に特有のリーチ目が出現したとする。この場合、遊技者は、NBB1に当選していることを察知し得る。
一方、遊技履歴記憶手段74に記憶されている停止位置履歴に基づいて、NBB1内部中に特有のリーチ目が出現したと判別すると、特別役当選報知手段73は、あえて、NBB1とは異なるNBBである、NBB2に当選した旨の矛盾報知を行う。上記と同様に、NBB1に当選しているという遊技者の期待感をより一層高めるためである。
またここで、本実施形態では、選択される矛盾報知の種類と、各矛盾報知の選択確率とを定めた矛盾報知選択テーブル75を備える。図9及び図10は、本実施形態における矛盾報知選択テーブル75の一例を示すものである。
特別役当選報知手段73は、役抽選手段61と同様に、矛盾報知選択用の乱数発生手段と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて矛盾報知を選択する選択手段とを備えている。そして、選択手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、矛盾報知選択テーブル75と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する表示内容の矛盾報知を選択する。
図9に示す矛盾報知選択テーブル75(当選役非判別時)は、当選した特別役の種類はもちろん、当選していない特別役の種類も、まったく判別していないときに用いられるものである。
矛盾報知選択テーブル75(当選役非判別時)では、例えばSBB1内部中は、SBB1やSBB2の選択確率が0%、NBB1及びNBB2の選択確率がそれぞれ10%、RB1及びRB2の選択確率がそれぞれ40%となっている。このように、当選している特別役よりも有利度が低い特別役がランダムに選択されるようになっており、さらには、有利度が低い特別役ほど高確率で選択されるようになっている。
同じく図9に示す矛盾報知選択テーブル75(NBB1非当選判別時)は、NBB1に当選していないことが判別しているときに用いられるものである。すなわち、遊技履歴記憶手段74に記憶されている遊技履歴に基づいて、NBB1に対応する図柄の組合せが狙われたのに揃わなかったことが判別すると、特別役当選報知手段73は、この矛盾報知選択テーブル75(NBB1非当選判別時)を用いて、矛盾報知の選択を行う。
矛盾報知選択テーブル75(NBB1非当選判別時)では、例えばSBB1内部中は、NBB1の選択確率が70%と最も高くなっており、SBB1やSBB2の選択確率は0%、NBB2、RB1及びRB2の選択確率はそれぞれ10%となっている。このように、NBB1に当選していないことが遊技者に察知されている可能性がある状況下で、あえてNBB1を高確率で選択するようにしている。
なお、矛盾報知選択テーブル75(NBB1非当選判別時)は、NBB1に当選していないときに用いられるものであるから、NBB1内部中のときの選択確率は定めていない。
図10に示す矛盾報知選択テーブル75(NBB1及びRB1非当選判別時)は、NBB1及びRB1に当選していないことが判別しているときに用いられるものである。すなわち、遊技履歴記憶手段74に記憶されている遊技履歴に基づいて、NBB1及びRB1に対応する図柄の組合せがそれぞれ狙われたのに揃わなかったことが判別すると、特別役当選報知手段73は、この矛盾報知選択テーブル75(NBB1及びRB1非当選判別時)を用いて、矛盾報知の選択を行う。
矛盾報知選択テーブル75(NBB1及びRB1非当選判別時)では、例えばSBB1内部中は、NBB1及びRB1の選択確率がそれぞれ40%と最も高くなっており、SBB1やSBB2の選択確率は0%、NBB2及びRB2の選択確率はそれぞれ10%となっている。このように、NBB1及びRB1に当選していないことが遊技者に察知されている可能性がある状況下で、あえてNBB1やRB1を高確率で選択するようにしている。
なお、矛盾報知選択テーブル75(NBB1及びRB1非当選判別時)は、NBB1及びRB1に当選していないときに用いられるものであるから、NBB1及びRB1内部中のときの選択確率は定めていない。
同じく図10に示す矛盾報知選択テーブル75(NBB1、RB1及びRB2非当選判別時)は、NBB1、RB1及びRB2に当選していないことが判別しているときに用いられるものである。すなわち、遊技履歴記憶手段74に記憶されている遊技履歴に基づいて、NBB1、RB1及びRB2に対応する図柄の組合せがそれぞれ狙われたのに揃わなかったことが判別すると、特別役当選報知手段73は、この矛盾報知選択テーブル75(NBB1、RB1及びRB2非当選判別時)を用いて、矛盾報知の選択を行う。
矛盾報知選択テーブル75(NBB1、RB1及びRB2非当選判別時)では、例えばSBB1内部中は、NBB1、RB1及びRB2の選択確率がそれぞれ30%と最も高くなっており、SBB1やSBB2の選択確率は0%、NBB2の選択確率は10%となっている。このように、NBB1、RB1及びRB2に当選していないことが遊技者に察知されている可能性がある状況下で、あえてNBB1やRB1やRB2を高確率で選択するようにしている。
なお、矛盾報知選択テーブル75(NBB1、RB1及びRB2非当選判別時)は、NBB1、RB1及びRB2に当選していないときに用いられるものであるから、NBB1、RB1及びRB2内部中のときの選択確率は定めていない。
続いて、図11〜図13に基づいて、本実施形態の適正報知及び矛盾報知の具体的を説明する。
図11は、RB1に当選した場合における矛盾報知及び適正報知についての画像表示装置23の画像表示内容の変化を、順を追って示す図である。図11では、説明のため、各画面の右下に「R1」〜「R6」の符号を付している。
まず、図11の「R1」では、RB1に当選した後、いずれかの特別役に当選した旨を報知する「ボーナス確定」という画像表示を行った例を示している。また、その下には、「?−?−?」と表示し、当選した特別役の図柄の種類は報知していない状態を示している。
上述したように、本実施形態では、RB当選を契機に、次遊技から、RT2遊技に移行する。また、RT2遊技への移行後に、まず、RT1遊技の終了までの規定回数(3回)と同じ遊技回数だけ、RT1遊技中と同様の連続演出を行う。そして、この連続演出が終了するまでに、いずれかの特別役に当選した旨(ボーナス確定)を報知する。
次に、次遊技が開始され、当該遊技で「PB=1」の役に当選したときは、「R2」に示すように、例えば「赤7」−「赤7」−「BAR」、のように、当選したRB1に対応する図柄の組合せを画像表示する(図柄未確定報知)。ここで、図11では、「ボーナス確定」の表示の後ろに「!」が付されれば、画像表示した図柄の組合せの確定を意味する。これに対し、「!」が付されていないときは、その後に画像表示した図柄の組合せが変化する可能性を有することを意味している。「R2」では、「赤7」−「赤7」−「BAR」と画像表示されているが、未だその図柄の組合せは確定していない。
これに対し、「R1」の状態から次遊技が開始され、当該遊技で非当選又は「PB≠1」の役に当選したときは、「R6」に進み、「ボーナス確定!」と画像表示するとともに、「赤7」−「赤7」−「BAR」の図柄の組合せが確定した旨を表示する(図柄確定報知)。よって、「R6」の後は、当選したRB1が入賞するまで報知内容は変化しない。
なお、「R1」状態から次遊技が開始され、当該遊技で「PB=1」の役に当選したときであっても、「R6」の報知を行ってもよいのは、もちろんである。
また、「R2」の画像表示後、次遊技に移行した場合に、当該遊技のスタートスイッチ41が操作されたときには、「R3」に示すように報知内容を変化させ、右リール31に相当する図柄をスクロールさせて(図中、「↓」)、「青7」や「赤7」の図柄に変化する可能性を有すること、すなわちNBB1やSBB1に対応する図柄の組合せに変化するかもしれないという期待感を遊技者に与える演出を出力する。この状態を、数秒(例えば1〜3秒)程度、又はスタートスイッチ41の操作後、ストップスイッチ42の操作が受付け可能となるまで維持した後、当該遊技で「PB=1」の役に当選したときは、「R4」の報知内容に進む。この報知内容は、「R2」と同一である。そして、「R4」では「ボーナス確定」の後ろに「!」が付されていないので、画像表示された図柄の組合せが未だ確定していないことを報知している。そして、次遊技が開始されると、再度「R3」の画像表示を行う。
これに対し、当該遊技で非当選又は「PB≠1」の役に当選したときは、「R3」から「R5」に進み、右リール31の図柄を「BAR」にした後、「ボーナス確定!」と表示して、図柄の組合せの画像表示が確定したことを報知する。
図12は、NBB1に当選した場合における矛盾報知及び適正報知についての画像表示装置23の画像表示内容の変化を、順を追って示す図である。図12では、説明のため、各画面の右下に「N1」〜「N7」の符号を付している。
図12の「N1」では、NBB1に当選した後、いずれかの特別役に当選した旨を報知する「ボーナス確定」という画像表示を行った例を示している。また、その下には、「?−?−?」と表示し、当選した特別役の図柄の種類は報知していない状態を示している。
なお、RT2遊技への移行後、3回目の遊技までに、いずれかの特別役に当選した旨(ボーナス確定)を報知することは、上述した場合と同様である。
次に、次遊技が開始され、当該遊技で「PB=1」の役に当選したときは、「N2」に示すように、RB1に対応する図柄の組合せに相当する「赤7」−「赤7」−「BAR」と画像表示する(矛盾報知)。そして、「N2」では、「赤7」−「赤7」−「BAR」と画像表示されているが、未だその図柄の組合せは確定していない。
次いで、「N2」の画像表示後、次遊技に移行した場合に、当該遊技のスタートスイッチ41が操作されたときには、「N3」の報知内容に変化させ、右リール31に相当する図柄をスクロールさせて、「青7」や「赤7」の図柄に変化する可能性を有すること、すなわちNBB1やSBB1に対応する図柄の組合せに変化するかもしれないという期待感を遊技者に与える演出を出力する。この状態を上記と同様に維持した後、当該遊技で「PB=1」の役に当選したときは、「N4」の報知内容に進む。この報知内容は、「B2」と同一である。また、当該遊技で「PB=1」の役に当選したときは、「N5」の報知内容に進むようにしてもよい。「N5」の画像表示を行うことにより、「青7」や「赤7」の図柄に変化するかもしれないという期待感をより一層遊技者に与えることができる。そして、「N4」や「N5」では「ボーナス確定」の後ろに「!」が付されていないので、画像表示された図柄の組合せが未だ確定していないことを報知している。そして、次遊技が開始されると、再度、「N3」の画像表示を行う。なお、「N5」の画像表示から「N3」の画像表示に戻った後に、「N4」の画像表示に進むと、遊技者を落胆させてしまう可能性があるから、これは行わない方が好ましい。
これに対し、「N3」の状態から、当該遊技で非当選又は「PB≠1」の役に当選したときは「N6」に進み、右リール31の図柄を「青7」に変化させた後、「ボーナス確定!」と表示して、画像表示された図柄の組合せが確定したこと、すなわちRB1からNBB1に昇格したことを報知する(矛盾報知から適正報知への変更)。
一方、「N1」の状態から次遊技が開始され、当該遊技で非当選又は「PB≠1」の役に当選したときは、「N1」から「N7」(「N6」と同一)に進み、図柄の組合せを確定する画像表示を行う(適正報知)。なお、「N1」状態から次遊技が開始され、当該遊技で「PB=1」の役に当選したときであっても、「N7」の報知を行ってもよいのは、もちろんである。
図13は、SBB1に当選した場合における矛盾報知及び適正報知についての画像表示装置23の画像表示内容の変化を、順を追って示す図である。図13では、説明のため、各画面の右下に「S1」〜「S9」の符号を付している。
図13の「S1」では、SBB1に当選した後、いずれかの特別役に当選した旨を報知する「ボーナス確定」という画像表示を行った例を示している。また、その下には、「?−?−?」と表示し、当選した特別役の図柄の種類は報知していない状態を示している。
なお、RT2遊技への移行後、3回目の遊技までに、いずれかの特別役に当選した旨(ボーナス確定)を報知することは、上述した場合と同様である。
次に、次遊技が開始され、当該遊技で「PB=1」の役に当選したときは、「S2」に示すように、RBに対応する図柄の組合せに相当する「赤7」−「赤7」−「BAR」と画像表示する(矛盾報知)。そして、「S2」では、「赤7」−「赤7」−「BAR」と画像表示されているが、未だその図柄の組合せは確定していない。
次いで、「S2」の画像表示後、次遊技に移行した場合に、当該遊技のスタートスイッチ41が操作されたときには、「S3」の報知内容に変化させ、右リール31に相当する図柄をスクロールさせて、「青7」や「赤7」の図柄に変化する可能性を有すること、すなわちNBB1やSBB1に対応する図柄の組合せに変化するかもしれないという期待感を遊技者に与える演出を出力する。この状態を上記と同様に維持した後、当該遊技で「PB=1」の役に当選したときは、「S4」の報知内容に進む。「S4」は、右リール31の図柄を「青7」に変化させて、RB1からNBB1に昇格したことを報知するものであるが、「ボーナス確定」の後ろに「!」が付されていないので、画像表示された図柄の組合せが未だ確定していない。そして、次遊技が開始されると、今度は、「S5」の報知内容に進む。この報知内容は、「S3」と同一である。
また、「S5」の状態を上記と同様に維持した後、当該遊技で「PB=1」の役に当選したときは、「S6」の報知内容に進む。この報知内容は、「S4」と同一である。そして、次遊技が開始されると、再度「S5」の画像表示を行う。
また、「S5」の状態から、当該遊技で非当選又は「PB≠1」の役に当選したときは「S7」に進み、右リール31の図柄を「赤7」に変化させた後、「ボーナス確定!」と表示して、画像表示された図柄の組合せが確定したこと、すなわちNBB1からSBB1に昇格したことを報知する(矛盾報知から適正報知への変更)。
一方、「S1」の状態から次遊技が開始され、当該遊技で非当選又は「PB≠1」の役に当選したときは、「S1」から「S8」(「S7」と同一)に進み、図柄の組合せを確定する画像表示を行う(適正報知)。なお、「S1」状態から次遊技が開始され、当該遊技で「PB=1」の役に当選したときであっても、「S8」の報知を行ってもよいのは、もちろんである。
また、「S3」の状態から次遊技が開始され、当該遊技で非当選又は「PB≠1」の役に当選したときは、「S3」から「S9」(「S7」と同一)に進み、図柄の組合せを確定する画像表示を行う(適正報知)。なお、「S3」状態から次遊技が開始され、当該遊技で「PB=1」の役に当選したときであっても、「S9」の報知を行ってもよいことは、上記と同様である。
上述したように、本実施形態では、特別役当選報知手段73は、遊技履歴記憶手段74に記憶されている、役抽選手段61でSBBに当選した遊技以降の遊技履歴に基づいて、いずれかのRBを選択し、この選択したRBに当選した旨の矛盾報知を行う。その後、次遊技において、役抽選手段61で所定役(「PB=1」の役)に当選したときは、当該遊技では、遊技履歴記憶手段74に記憶されている、役抽選手段61でSBBに当選した遊技以降の遊技履歴に基づいて、いずれかのNBBを選択し、この選択したNBBに当選した旨の矛盾報知を行う。このように、矛盾報知の内容が、遊技者にとって次第に有利になる、あるいは昇格していくようにして、SBBに当選しているという期待感を遊技者に与えるようにしているのである。
なお、図13では、「RBに当選した旨の矛盾報知」→「NBBに当選した旨の矛盾報知」→「SBBに当選した旨の適正報知」というように、報知内容が段階的に昇格していくように説明している。しかし、本実施形態では、遊技履歴に基づいて報知内容を選択するため、最初に示す矛盾報知の内容が「RBに当選した旨」ではないこともある。
続いて、本実施形態の矛盾報知及び適正報知の処理の流れを、フローチャートに基づき、説明する。
図14及び図15は、SBB又はNBB内部中の遊技(当該遊技でSBB又はNBBに当選した遊技を含む)の報知の流れを示すフローチャートである。なお、図15は、図14に続くフローチャートである。
なお、本実施形態のフローチャートにおいては、特別役当選報知手段73は、特別役の当選のみを報知したか否かを判別するための初期フラグ、矛盾報知を行ったか否かを判別するための矛盾フラグ、適正報知を行ったか否かを判別するための適正フラグ、の3つを備える。
図14のステップS10において、遊技制御手段50は、当該遊技でスタートスイッチ41がオン(操作)されたか否かを判断し続ける。そして、スタートスイッチ41が操作されたと判断したときはステップS11に進み、役抽選手段61は、役の抽選を行う。次にステップS12に進み、特別役当選報知手段73は、ボーナス確定の報知(例えば、図13の「S1」の画像表示)を既に出力済みか否かを判別する。すなわち、矛盾報知を出力可能なタイミング(時期)か否かを判別する。ボーナス確定の報知を既に出力済みであると判別されたときはステップS13に進み、出力済みではないと判別されたときはステップS24に進む。
ステップS13では、特別役当選報知手段73は、適正フラグが既にオンであるか否かを判別する。オンでないと判別されたときはステップS14に進み、オンであると判別されたときはステップS24に進む。
ステップS14では、特別役当選報知手段73は、ステップS12における役の抽選で、「PB=1」の役(本実施形態では小役2又はリプレイ)に当選したか否かを判断する。当選したと判断したときはステップS15に進み、当選していないと判断したときはステップS17に進む。
ステップS15では、特別役当選報知手段73は、矛盾フラグが既にオンであるか否かを判別する。オンであると判別されたときはステップS16に進み、オンでないと判別されたときはステップS21に進む。
ステップS16では、現在行っている矛盾報知(及び矛盾フラグのオン)を維持する。そしてステップS24に進む。
一方、ステップS14で「PB=1」の役に当選していないと判断されてステップS17に進むと、特別役当選報知手段73は、矛盾フラグが既にオンであるか否かを判別する。オンであると判別されたときはステップS18に進み、オンでないと判別されたときはステップS19に進む。
ステップS18では、特別役当選報知手段73は、矛盾報知を終了し、適正報知に切り替えるように制御する。そして、矛盾フラグをオフにするとともに適正フラグをオンにし、ステップS24に進む。
また、ステップS17で矛盾フラグがオンでないと判別されてステップS19に進むと、特別役当選報知手段73は、適正報知を行うか否かの抽選を行う。この抽選は、例えばソフトウエア乱数を用いて行われる。そして次のステップS20で、その抽選に当選したか否かが判別される。当選したと判断されたときはステップS18に進んで適正報知を行う。これに対し、当選していないと判断されたときはステップS24に進む。
なお、ステップS19及びステップS20の処理を行うことなく、ステップS18の処理に進むようにしてもよい。すなわち、役の非当選時、又はPB≠1の役の当選時には、適正報知を行うか否かの抽選を行うことなく、適正報知(例えば、図13の「S8」の画像表示)を行うようにしてもよい。
また、ステップS15で矛盾フラグがオンでないと判別され、ステップS21に進むと、特別役当選報知手段73は、矛盾報知を行うか否かの抽選、及び矛盾報知を行う場合には、いずれの表示内容の矛盾報知を行うかの選択を行う。
矛盾報知を行うか否かの抽選は、例えばソフトウエア乱数を用いた抽選で行われる。
また、いずれの表示内容の矛盾報知を行うかの選択は、遊技履歴記憶手段74に記憶されている遊技履歴に基づいて、いずれかの矛盾報知選択テーブル75を選択するとともに、この選択した矛盾報知選択テーブル75と、乱数抽出手段により抽出された乱数値とを照合することにより行われる。
そして次のステップS22で、矛盾報知を行うか否かの抽選に当選したか否かが判別される。当選したと判断されたときはステップS23に進んで、ステップS21で選択された表示内容の矛盾報知を行うとともに、矛盾フラグをオンにする。そしてステップS24に進む。これに対し、ステップS22で当選していないと判断されたときはステップS24に進む。
ステップS24では、遊技制御手段50は、ストップスイッチ42がオン(操作)されたか否かを判断し続ける。そして、ストップスイッチ42がオンされたと判断されるとステップS25に進み、遊技履歴記憶手段74は、遊技履歴として、操作位置履歴及び停止位置履歴を記憶する。さらに、次のステップS26に進み、リール制御手段64は、オンされたストップスイッチ42に対応するリール31を、ステップS12での役抽選結果(及び当選を持ち越しているBBの種類)に対応するリール停止位置決定テーブル65を用いてリール31を停止制御する。
次のステップS27では、遊技制御手段50は、すべてのリール31が停止したか否かを判断する。すべてのリール31が停止していないと判断したときはステップS24に戻り、ストップスイッチ42がオンされるまで待機する。これに対しすべてのリール31が停止したと判断されると、ステップS28に進む。
ステップS28では、停止図柄判断手段66は、当選しているSBB又はNBBが入賞したか否かを判断する。SBB又はNBBが入賞していないと判断されたときはステップS29に進み、入賞したと判断されたときはステップS35に進んで、特別役当選報知手段73は、オンとなっている初期フラグ、矛盾フラグ、及び適正フラグのすべてをオフにする。また、フローチャートでは図示しないが、特別役当選報知手段73は、SBB又はNBBに入賞した旨の演出を出力するように制御する。そしてステップS36に進み、特別遊技制御手段68は、SBB遊技又はNBB遊技に移行する(次遊技からSBB遊技又はNBB遊技を開始する)ように制御する。
これに対し、ステップS29に進むと、停止図柄判断手段66は、SBB及びNBB以外のいずれかの役が入賞したか否かを判断する。いずれかの役が入賞したと判断されたときはステップS30に進み、払出し手段67は、入賞した役に応じたメダルの払出し(リプレイ入賞時はメダルの自動投入)を行うように制御する。そしてステップS31に進む。
一方、ステップS29でいずれの役も入賞していないと判断されたときは、ステップS30の処理を行うことなくステップS31に進む。
ステップS31では、特別役当選報知手段73は、すべてのフラグ(初期フラグ、矛盾フラグ及び適正フラグ)がオフであるか否かを判断する。オフであると判断したときはステップS32に進み、オフでないと判断したときは本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS32では、特別役当選報知手段73は、特別役の当選のみの報知(初期報知:例えば、図13の「S1」に示すような「ボーナス確定」の報知)を行うタイミングであるか否かを判断する。具体的には、例えば、連続演出の最後に主人公のキャラクターが戦いに勝つ様子が表示された後のタイミングであるか否かを判断する。
特別役の当選のみの報知を行うタイミングであると判断したときはステップS33に進み、特別役当選報知手段73は、特別役の当選のみの報知を行うように制御する。ここでの報知は、上述したように、例えば、主人公のキャラクターが戦いに勝つ様子が表示された後に行われる報知であって、図13の「S1」に示すような「ボーナス確定」の報知である。そして、初期フラグをオンにし、本フローチャートによる処理を終了する。
これに対し、ステップS32で、特別役の当選のみの報知を行うタイミングではないと判断したときはステップS33の処理を行うことなく本フローチャートによる処理を終了する。
以上より、図14及び図15の例では、初期フラグを含めてすべてのフラグがオフであるとき(特別役の当選に関する報知が一切出力されていないとき)は、すべてのリール31の停止後(役の入賞時にあってはメダルの払出しの終了後)に、特別役の当選のみの初期報知を行うタイミングであるか否かが判別され、初期報知を行うタイミングであると判別されると、初期報知(例えば、図13の「S1」の画像表示)が行われる。
また、適正報知が既に行われているとき(ステップS13で「Yes」のとき)は、SBB又はNBBが入賞するまで、適正報知が維持され、報知内容が変更されることはない。
さらにまた、適正報知が未だ行われていない場合において、「PB=1」の役に当選し、かつ矛盾報知が既に行われているときは、当該遊技では矛盾報知が維持される(ステップS16)。一方、矛盾報知の双方が未だ行われていないときは、抽選で矛盾報知を行うか否かが決定される(ステップS21〜ステップS23)。
これに対し、適正報知が未だ行われていない場合において、「PB=1」の役に当選しておらず、かつ矛盾報知が既に行われているときは、矛盾報知を終了して適正報知が行われる(ステップS18)。一方、矛盾報知が未だ行われていないときは、抽選で適正報知を行うか否かが決定される(ステップS19、S20、S18)。
なお、図14及び図15のフローチャートは、RB内部中の場合にも適用することができる。ただし、RB内部中は、矛盾フラグ及び矛盾報知を、それぞれ未確定フラグ及び未確定報知とし、適正フラグ及び適正報知を、それぞれ確定フラグ及び確定報知とすればよい。
<第2実施形態>
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。
上記第1実施形態では、操作位置履歴又は停止位置履歴に基づいて、特定の第1特別役に対応する図柄の組合せが狙われたことが判別したときには、この特定の第1特別役に当選した旨の矛盾報知が行われるようにした。
すなわち、特定の第1特別役に対応する図柄を狙ったにもかかわらず、揃わないと、遊技者は、特定の第1特別役に当選していないことを察知し得るが、このような状況下で、あえて、この狙われた特定の第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行うようにした。
また、上記第1実施形態では、停止位置履歴に基づいて、特定の第2特別役の当選を条件に出現する特定停止出目が出現したことが判別したときには、この特定停止出目に対応する第2特別役とは異なる第2特別役に当選した旨の矛盾報知が行われるようにした。
すなわち、特定停止出目が出現すると、遊技者は、特定の第2特別役に当選していることを察知し得るが、このような状況下で、あえて、この特定停止出目に対応する特定の第2特別役とは異なる第2特別役に当選した旨の矛盾報知を行うようにした。
これに対し、第2実施形態では、操作位置履歴又は停止位置履歴に基づいて、特定の第1特別役に対応する図柄の組合せが狙われたことが判別したときには、この特定の第1特別役以外のいずれかの第1特別役に当選した旨の矛盾報知が行われるようにしたものである。
すなわち、特定の第1特別役に対応する図柄を狙ったにもかかわらず、揃わないと、遊技者は、特定の第1特別役に当選していないことを察知し得るため、このような状況下では狙われた特定の第1特別役を外し、それ以外の第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行うようにしたものである。
また、第2実施形態では、停止位置履歴に基づいて、特定の第2特別役の当選を条件に出現する特定停止出目が出現したことが判別したときには、矛盾報知は行わずに、特定の第2特別役に当選した旨の適正報知を行うようにしたものである。
すなわち、特定停止出目が出現すると、遊技者は、特定の第2特別役に当選していることを察知し得るため、このような状況下では矛盾報知を行わずに、特定の第2特別役に当選した旨の適正報知を行うようにしたものである。
具体的には、第2実施形態では、特別役当選報知手段73は、矛盾報知を行うに際し、遊技履歴記憶手段74に記憶されている遊技履歴に基づいて、以下に示すように、矛盾報知の内容の選択を行う。
(1)第1実施形態と同様に、各ストップスイッチ42が操作されると、モータ32(ステッピングモータ)の基準位置からのステップ数から、その瞬間の対応するリール31の位置に係る情報(操作位置情報)が直ちに算出されて、遊技履歴記憶手段74に遊技履歴の1つとして記憶される。そして、遊技履歴記憶手段74に記憶された操作位置履歴に基づいて、特定の第1特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを意図して各ストップスイッチ42が操作されたと判別したときには、特別役当選報知手段73は、特定の第1特別役以外のいずれかの第1特別役を選択して、この選択した第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行う。
例えば、SBB1の内部中に、役抽選手段61で非当選となったときに、遊技者が、RB1に対応する図柄の組合せを狙って、ストップスイッチ42を操作したとする。この場合、RB1は当選していないので、RB1に対応する図柄の組合せは、もちろん有効ラインには揃わない。また、RB1に対応する図柄の組合せを狙ったにもかかわらず、揃わないと、遊技者は、RB1に当選していないことを察知し得る。
一方、遊技履歴記憶手段74に記憶されている操作位置履歴に基づいて、RB1に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにストップスイッチ42が操作されたことが判別したとする。すなわち、左、中及び右のすべてのリール31について、有効ライン上に位置する図柄から最大移動図柄数の範囲内に、RB1を構成する「赤7」−「赤7」−「BAR」の各図柄があるときに、左、中及び右の各ストップスイッチ42が操作されたことが、操作位置履歴から判別したとする。この場合、特別役当選報知手段73は、RB1以外のRBであるRB2を選択して、RB2に当選した旨の矛盾報知を行う。RB1には当選していないことを察知している可能性がある遊技者に対して、不信感を与えないためである。
(2)遊技履歴記憶手段74に記憶されている停止位置履歴に基づいて、特定の第1特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを意図して各ストップスイッチ42が操作されたときに出現する停止出目が出現したと判別したときには、特別役当選報知手段73は、特定の第1特別役以外のいずれかの第1特別役を選択して、この選択した第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行う。
なお、遊技履歴に基づいて矛盾報知の内容を選択する際に、いずれかの内容を100%の確率で選択する場合に限られず、例えば、いずれかの内容を他の内容よりも高確率で選択するように、選択確率を設定することもできる。
例えば、NBB2の内部中に、役抽選手段61で非当選となったときに、遊技者が、RB2に対応する図柄の組合せを狙って、ストップスイッチ42を操作したとする。この場合、RB2は当選していないので、RB2に対応する図柄の組合せは、もちろん有効ラインには揃わない。また、RB2に対応する図柄の組合せを狙ったにもかかわらず、揃わないと、遊技者は、RB2に当選していないことを察知し得る。
一方、遊技履歴記憶手段74に記憶されている停止位置履歴に基づいて、RB2に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるようにストップスイッチ42が操作されたときに出現する停止出目が出現したことが判別すると、特別役当選報知手段73は、RB2以外のRBであるRB1を選択して、RB1に当選した旨の矛盾報知を行う。上記と同様に、RB2には当選していないことを察知している可能性がある遊技者に対して、不信感を与えないためである。
(3)遊技履歴記憶手段74に記憶されている停止位置履歴に基づいて、特定停止出目が出現したと判別したときには、特別役当選報知手段73は、矛盾報知は行わずに、特定停止出目に対応する第2特別役に当選した旨の適正報知を行う。
例えば、SBB1内部中に、図8(1)に示す、SBB1内部中に特有のリーチ目が出現したとする。この場合、遊技者は、SBB1に当選していることを察知し得る。
一方、遊技履歴記憶手段74に記憶されている停止位置履歴に基づいて、SBB1内部中に特有のリーチ目が出現したと判別すると、特別役当選報知手段73は、矛盾報知は行わずに、SBB1に当選した旨の適正報知を行う。
また、例えば、NBB1内部中に、図8(2)に示す、NBB1内部中に特有のリーチ目が出現したとする。この場合、遊技者は、NBB1に当選していることを察知し得る。
一方、遊技履歴記憶手段74に記憶されている停止位置履歴に基づいて、NBB1内部中に特有のリーチ目が出現したと判別すると、特別役当選報知手段73は、矛盾報知は行わずに、NBB1に当選した旨の適正報知を行う。
またここで、図16及び図17は、第2実施形態における矛盾報知選択テーブル75の一例を示すものである。
図16に示す矛盾報知選択テーブル75(当選役非判別時)は、第1実施形態と同じ内容に設定されている。
同じく図16に示す矛盾報知選択テーブル75(NBB1非当選判別時)は、NBB1に当選していないことが判別しているときに用いられるものである。
矛盾報知選択テーブル75(NBB1非当選判別時)では、例えばSBB1内部中は、NBB1の選択確率が0%となっている。また、SBB1やSBB2の選択確率も0%となっている。一方、NBB2の選択確率は10%、RB1及びRB2の選択確率はそれぞれ45%となっている。このように、NBB1に当選していないことが遊技者に察知されている可能性がある状況下では、NBB1を矛盾報知の候補から外すため、NBB1の選択確率を0%にしている。
なお、矛盾報知選択テーブル75(NBB1非当選判別時)は、NBB1に当選していないときに用いられるものであるから、NBB1内部中のときの選択確率は定めていない。
図17に示す矛盾報知選択テーブル75(NBB1及びRB1非当選判別時)は、NBB1及びRB1に当選していないことが判別しているときに用いられるものである。
矛盾報知選択テーブル75(NBB1及びRB1非当選判別時)では、例えばSBB1内部中は、NBB1及びRB1の選択確率がいずれも0%となっている。また、SBB1やSBB2の選択確率も0%となっている。一方、NBB2の選択確率は40%、RB2の選択確率は60%となっている。このように、NBB1及びRB1に当選していないことが遊技者に察知されている可能性がある状況下では、NBB1及びRB1を矛盾報知の候補から外すため、これらの選択確率を0%にしている。
なお、矛盾報知選択テーブル75(NBB1及びRB1非当選判別時)は、NBB1及びRB1に当選していないときに用いられるものであるから、NBB1及びRB1内部中のときの選択確率は定めていない。
同じく図17に示す矛盾報知選択テーブル75(NBB1、RB1及びRB2非当選判別時)は、NBB1、RB1及びRB2に当選していないことが判別しているときに用いられるものである。
矛盾報知選択テーブル75(NBB1、RB1及びRB2非当選判別時)では、例えばSBB1内部中は、NBB1、RB1及びRB2の選択確率がいずれも0%となっている。また、SBB1やSBB2の選択確率も0%となっている。一方、NBB2の選択確率は100%となっている。このように、NBB1、RB1及びRB2に当選していないことが遊技者に察知されている可能性がある状況下では、NBB1、RB1及びRB2を矛盾報知の候補から外すため、これらの選択確率を0%にしている。
なお、矛盾報知選択テーブル75(NBB1、RB1及びRB2非当選判別時)は、NBB1、RB1及びRB2に当選していないときに用いられるものであるから、NBB1、RB1及びRB2内部中のときの選択確率は定めていない。
上記実施形態では、SBB1、SBB2、NBB1、NBB2、RB1、及びRB2を、すべて独立したフラグ(独立した役)とした。そして、例えば「赤7」−「赤7」−「赤7」からなるSBB1に当選したときに、「赤7」−「赤7」−「青7」からなるNBB1や、「赤7」−「赤7」−「BAR」からなるRB1に当選した旨の矛盾報知を行うようにした。
これに対し、SBBを1つのみとし、かつNBBを1つのみとし、かつRBを1つのみとする。そして、SBB当選時は、「赤7」−「赤7」−「赤7」、又は「青7」−「青7」−「青7」のいずれも有効ラインに停止可能とする。同様に、NBB当選時は、「赤7」−「赤7」−「青7」、又は「青7」−「青7」−「赤7」のいずれも有効ラインに停止可能とし、また、RB当選時は、「赤7」−「赤7」−「BAR」、又は「青7」−「青7」−「BAR」のいずれも有効ラインに停止可能とする。
すなわち、「赤7」−「赤7」−「赤7」と「青7」−「青7」−「青7」とを同一フラグにする。同様に、「赤7」−「赤7」−「青7」と「青7」−「青7」−「赤7」とを同一フラグにし、また、「赤7」−「赤7」−「BAR」と「青7」−「青7」−「BAR」とを同一フラグにする。
このようにした場合、例えばSBB当選時に、「青7」−「青7」−「赤7」と矛盾報知を行った後、右リール31の図柄を「赤7」から「青7」に変更する演出を行って適正報知を行うことができる。
あるいは、「赤7」−「赤7」−「青7」と矛盾報知を行った後、右リール31の図柄を「青7」から「赤7」に変更する演出を行うことも同様である。
また、このようにした場合、例えば、SBBに対応する2つの図柄の組合せのうち、いずれか一方を狙って各ストップスイッチ42を操作したものの、その狙った図柄の組合せが有効ラインに揃わなければ、SBBに当選していないことが判別する。このため、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに揃うか否かを、最低3回試せば、いずれの特別役に当選しているのかが判別する。したがって、このようにした場合には、いずれかの特別役に当選した遊技を当選遊技とし、当選遊技から2回目の遊技で、ボーナス確定の報知及び最初の矛盾報知を行うようにする。そうすれば、特別役の種類よりも、特別役に当選した遊技から最初に矛盾報知を行うまでの遊技回数の方が少なくなる。これにより、いずれかの特別役の当選後、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに揃うか否かを、遊技者が3回試す前に、最初の矛盾報知が行われるので、矛盾報知の実行可能性が高まる。
すなわち、このようにした場合も、特別役の種類より、特別役に当選した遊技から最初に矛盾報知が行われるまでの遊技回数の方を少なく設定しておけば足りるのである。
<第3実施形態>
続いて、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態では、役抽選手段61で第2特別役に当選したときに、矛盾報知に加えて、遊技者による操作スイッチの機能を一時停止状態にする(操作スイッチの操作を所定時間受け付けない)フリーズを行うようにしたものである。
図18は、第3実施形態におけるスロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。図18に示すように、本実施形態では、遊技制御手段50は、第1実施形態で示した構成に加えて、フリーズ制御手段80を備える。フリーズ制御手段80は、遊技者による操作スイッチの操作、すなわち上述したベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42の操作、並びにメダル投入口43からのメダルの投入操作を所定時間受け付けないフリーズを制御するものである。
ここで、「フリーズ(フリーズ演出、又はフリーズ動作ともいう。)」とは、遊技機(本実施形態ではスロットマシン10)の操作スイッチの機能を一時停止状態にすることをいい、より具体的には、例えば、
(1)遊技媒体(本実施形態ではメダル)の受付け、又は予めクレジットされた遊技媒体(貯留メダル)の投入(賭け)枚数を定めるためのベットスイッチ40の操作を一時停止状態にすること、
(2)遊技を開始するためのスタートスイッチ41の操作を一時停止状態にすること、
(3)ストップスイッチ42の操作(リール31の停止操作)を一時停止状態にすること
等が挙げられる。
また、操作スイッチの機能を一時停止状態にする態様としては、遊技者の操作に基づく信号(例えば、遊技媒体の投入を検知するセンサからの信号、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41又はストップスイッチ42の操作に基づき操作スイッチから送信される信号)の受付けを所定期間行わないことが挙げられる。この場合、所定期間以内に遊技者の操作に基づいて送信された信号を受け付けたときは、受け付けた信号を無効にする制御処理を行うことや、所定期間以内に遊技者の操作に基づいて送信された信号を検知したときであっても受付け処理自体を行わないことが挙げられる。
さらにまた、所定期間以内に遊技者の操作に基づいて送信された信号を受け付けたときは、遊技者の操作に基づく信号の受付けは行うが、受け付けた信号に基づいて実施する操作スイッチの制御処理を所定期間実行せずに、所定期間経過後に受け付けた信号に基づいた制御処理を開始させることが挙げられる。
さらに、スタートスイッチ41のフリーズに関しては、スタートスイッチ41を操作しても、所定期間リール31の回転を開始させないことや、所定期間、役抽選を開始しないことが挙げられる。
本実施形態では、フリーズ制御手段80は、役抽選手段61で第2特別役(NBB1、NBB2、SBB1、又はSBB2)に当選したときは、フリーズを実行するか否かを決定する。
具体的には、フリーズ制御手段80は、役抽選手段61で第2特別役に当選したときはフリーズ抽選を行い、フリーズ抽選で当選したときはフリーズを実行することに決定し、フリーズ抽選で非当選になったときはフリーズを実行しないことに決定する。なお、本実施形態では、3/4の確率でフリーズ抽選に当選するように設定されている。
また、フリーズ制御手段80は、フリーズを実行することに決定したときは、第2特別役に当選した遊技から何遊技目でフリーズを実行するかを示す遊技数N(N≧1)を決定する。
具体的には、フリーズ制御手段80は、フリーズを実行することに決定したときは、遊技数抽選により1〜3の中からいずれか1つの数値を選択し、選択した数値を遊技数Nに決定する。すなわち、本実施形態では、3≧N≧1に設定されている。なお、本実施形態では、1/4の確率で遊技数抽選で遊技数1を選択し、1/4の確率で遊技数抽選で遊技数2を選択し、1/2の確率で遊技数抽選で遊技数3を選択するように設定されている。
さらに、フリーズ制御手段80は、原則として第2特別役に当選した遊技からN遊技目でフリーズを実行するが、N遊技目で役抽選手段61で所定役(「PB=1」である小役2又はリプレイ)に当選したときは当該遊技ではフリーズを実行せず、役抽選手段61で所定役に当選せずに第2特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止可能になるまで(役抽選手段61で非当選になるか又は「PB≠1」の役に当選するまで)フリーズの実行を次遊技以降に持ち越すように制御する。
例えばN=1に決定したとする。この場合、第2特別役に当選した遊技から1遊技目、すなわち第2特別役に当選した遊技の次遊技で、役抽選手段61で非当選になるか又は「PB≠1」の役に当選したときは、フリーズ制御手段80は、当該遊技でフリーズを実行する。これに対し、第2特別役に当選した遊技から1遊技目で、役抽選手段61で小役2又はリプレイに当選したときは、フリーズ制御手段80は、当該遊技ではフリーズを実行せず、フリーズの実行を次遊技に持ち越す。ここで、第2特別役に当選した遊技から2遊技目で、役抽選手段61で非当選になるか又は「PB≠1」の役に当選したときは、フリーズ制御手段80は、当該遊技でフリーズを実行する。これに対し、第2特別役に当選した遊技から2遊技目でも、役抽選手段61で小役2又はリプレイに当選したときは、フリーズ制御手段80は、当該遊技でもフリーズを実行せず、フリーズの実行をさらに次遊技に持ち越す。このように、フリーズ制御手段80は、役抽選手段61で非当選になるか又は「PB≠1」の役に当選して、当選を持ち越している第2特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止可能になるまで、フリーズの実行を次遊技以降に持ち越す。
また、例えばN=3に決定したとする。この場合、フリーズ制御手段80は、第2特別役に当選した遊技から1遊技目及び2遊技目では、役抽選手段61で非当選になるか又は「PB≠1」の役に当選したとしても、フリーズを実行しない。そして、フリーズ制御手段80は、第2特別役に当選した遊技から3遊技目で、役抽選手段61で非当選になるか又は「PB≠1」の役に当選したときは、フリーズを実行する。また、第2特別役に当選した遊技から3遊技目で、役抽選手段61で小役2又はリプレイに当選したときは、フリーズ制御手段80は、N=1のときと同様に、フリーズの実行を次遊技以降に持ち越す。
さらにまた、本実施形態では、以下に示す態様のフリーズを実行する。
例えば、第2特別役に当選した遊技からN遊技目で、役抽選手段61で非当選になるか又は「PB≠1」の役に当選したとする。そうすると、フリーズ制御手段80は、スタートスイッチ41が操作された後に所定時間(本実施形態では10秒間)にわたってストップスイッチ42の操作を受け付けないようにし、その間に3つのリール31を左→中→右の順に逆回転させる態様のフリーズを実行する。そして、スタートスイッチ41が操作されてから10秒間が経過したときは、フリーズ制御手段80は、3つのリール31の逆回転を停止させる。その後、リール制御手段64は、3つのリール31の正方向の回転を開始し、3つのリール31の正方向の回転が定速状態に到達すると、遊技制御手段50は、ストップスイッチ42の操作を受け付けるようにする。
さらに、本実施形態では、フリーズ制御手段80は、フリーズの実行中に所定の条件が満たされると、実行中のフリーズに代えて、開始から終了までの継続時間が通常のフリーズよりも短時間に設定された特定フリーズを実行するように制御する。
ここで、本実施形態では、特定フリーズを実行するための所定の条件は、ベットスイッチ40が操作されたことに設定され、また、通常のフリーズは、開始から終了までの継続時間が10秒間に設定され、さらにまた、特定フリーズは、開始から終了までの継続時間が1秒間に設定されている。
またここで、本実施形態では、フリーズ制御手段80は、フリーズの実行中は操作スイッチの機能を一時停止状態にするが、特定フリーズを実行するための操作スイッチの操作は受け付ける。すなわち、フリーズ制御手段80は、フリーズの実行中は、ベットスイッチ40について、貯留メダルを投入するためのスイッチとしての機能は一時停止状態にするものの、特定フリーズを実行するためのスイッチとしては機能させる。
上述したように、本実施形態では、フリーズは、通常は10秒間にわたって実行される。ここで、例えばフリーズの開始から2秒後にベットスイッチ40が操作されたとする。この場合、フリーズ制御手段80は、フリーズの開始から2秒後の時点で所定の条件が満たされたと判断し、実行中のフリーズに代えて特定フリーズを実行する。そうすると、所定の条件が満たされた時点から1秒後に特定フリーズが終了し、その後、リール31が正方向に回転して、ストップスイッチ42の操作が受け付けられるようになる。これにより、フリーズの2秒間と特定フリーズの1秒間とでフリーズの継続時間は合計3秒間となり、フリーズの開始から10秒待たずに済むようにすることができ、実行中のフリーズを途中で終了(キャンセル)するのと同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施形態では、フリーズ制御手段80は、所定の条件が満たされた時点で、実行中のフリーズの残り時間と特定フリーズの継続時間とを比較し、特定フリーズの継続時間の方が短いと判断したときは、実行中のフリーズに代えて特定フリーズを実行するが、実行中のフリーズの残り時間の方が短いと判断したときは、特定フリーズを実行せずに、実行中のフリーズを最後まで継続する。
具体的には、例えばフリーズの開始から6秒後にベットスイッチ40が操作されたとする。この場合、ベットスイッチ40が操作された時点では、実行中のフリーズの残り時間は4秒間であるのに対し、特定フリーズの継続時間は1秒間である。このため、フリーズ制御手段80は、特定フリーズの継続時間の方が短いと判断し、実行中のフリーズに代えて特定フリーズを実行する。そうすると、フリーズの継続時間は合計で7秒間となる。
これに対し、例えばフリーズの開始から9.5秒後にベットスイッチ40が操作されたとする。この場合、ベットスイッチ40が操作された時点では、実行中のフリーズの残り時間は0.5秒間であるのに対し、特定フリーズの継続時間は1秒間である。このため、フリーズ制御手段80は、実行中のフリーズの残り時間の方が短いと判断し、特定フリーズを実行せずに、実行中のフリーズを最後まで継続する。そうすると、フリーズの継続時間は10秒間となる。
また、本実施形態では、フリーズ制御手段80は、フリーズを実行した後は、その後の遊技でフリーズを実行しないように制御する。
すなわち、役抽選手段61で第2特別役に当選し、フリーズを実行することに決定し、第2特別役に当選した遊技から何遊技目でフリーズを実行するかを示す遊技数Nを決定し、第2特別役に当選した遊技からN遊技目でフリーズを実行した後は、当選を持ち越している第2特別役がまだ入賞していなくても、フリーズ制御手段80は、その後の遊技でフリーズを実行しない。
なお、「フリーズを実行しない」とは、フリーズを実行することに決定し、この決定に基づくフリーズを一旦実行した後は、この決定に基づくフリーズを再度実行することはない、という意味である。したがって、フリーズの実行後に新たに役抽選手段61で第2特別役に当選し、この当選に基づいてフリーズを実行することを新たに決定したときは、フリーズ制御手段80は、この新たな決定に基づくフリーズは実行する。
またここで、本実施形態における矛盾報知とフリーズとの関係について説明する。
上述したように、第2特別役の当選を持ち越している遊技において、役抽選手段61で「PB=1」である小役2又はリプレイに当選したときは、特別役当選報知手段73は、いずれかの第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行う。また、第2特別役の当選を持ち越している遊技において、役抽選手段61で非当選になるか又は「PB≠1」の役に当選し、当選を持ち越している第2特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止可能になったときは、最初のストップスイッチ42が操作される前に、当選を持ち越している第2特別役に当選した旨の適正報知を行う。
一方、第2特別役に当選した遊技からN遊技目で、役抽選手段61で非当選になるか又は「PB≠1」の役に当選し、当選を持ち越している第2特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止可能になったときは、フリーズ制御手段80は、当該遊技でフリーズを実行する。また、第2特別役に当選した遊技からN遊技目で、役抽選手段61で「PB=1」である小役2又はリプレイに当選したときは、フリーズ制御手段80は、当該遊技ではフリーズを実行せず、役抽選手段61で非当選になるか又は「PB≠1」の役に当選して、当選を持ち越している第2特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止可能になるまで、フリーズの実行を次遊技以降に持ち越す。
また、本実施形態では、特別役当選報知手段73は、フリーズ制御手段80がフリーズを実行することに決定したときは、矛盾報知を行うことを決定する。
さらにまた、本実施形態では、特別役当選報知手段73は、フリーズ制御手段80によりフリーズが実行されたときは、実行中のフリーズが終了する前に、第2特別役に当選した旨の適正報知を行う。
さらに、本実施形態では、特別役当選報知手段73は、フリーズ制御手段80により特定フリーズが実行されるときは、特定フリーズの実行中に、第2特別役に当選した旨の適正報知を行う。
以上より、本実施形態では、フリーズ制御手段80によりフリーズが実行される遊技では、特別役当選報知手段73により適正報知が行われる。
また、フリーズ制御手段80によりフリーズが実行されるまでは、特別役当選報知手段73により矛盾報知が行われている可能性がある。
このため、フリーズの実行によって遊技者の期待感を高めることができる。
なお、特別役当選報知手段73は、フリーズ制御手段80によるフリーズの実行中に矛盾報知を行うこともできる。
フリーズの実行中は遊技者による操作スイッチの操作が受け付けられないので、フリーズの実行中に矛盾報知を行っても、遊技者に不利益を与えることはなく、遊技の公正を害することもない。
また、フリーズの実行中に矛盾報知を行うと、矛盾報知の継続時間を長くすることができるので、その分遊技者を楽しませることができる。
そして、特別役当選報知手段73は、実行中のフリーズが終了する前に矛盾報知から適正報知に切り替えるようにするとともに、特定フリーズが実行されるときは特定フリーズの実行中に矛盾報知から適正報知に切り替えるようにする。
そうすると、フリーズが終了して操作スイッチの操作が受付け可能になったときには、適正報知に従って目押しをすれば、当選している第2特別役を当該遊技で入賞させることができるので、遊技者に不利益を与えることはなく、遊技の公正を害することもない。
なお、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23の出力の制御、すなわち演出の制御は、演出制御手段70によって制御されるので、遊技制御手段50が制御するものではない。
しかし、操作スイッチの操作の受付け、並びにリール31の回転及び停止に係るフリーズについては、遊技制御手段50(フリーズ制御手段80)によって制御される。
また、本実施形態では、遊技制御手段50は、演出制御手段70に対し、フリーズに関する情報(フリーズを実行するか否かを示す情報、遊技数Nを示す情報、フリーズの開始及び終了を示す情報、並びにフリーズの継続時間を示す情報等)を送信する。
そして、演出制御手段70は、遊技制御手段50から送信されたフリーズに関する情報に基づいて演出パターンを選択し、選択した演出パターンに従い、所定のタイミングで画像表示装置23等の演出出力機器から演出を出力するように制御する。
続いて、本実施形態におけるフリーズに関する処理の流れを、フローチャートに基づいて説明する。
図19は、フリーズに関する処理の流れを示すフローチャートである。
図19のステップS41では、フリーズ制御手段80は、役抽選手段61で第2特別役(SBB又はNBB)に当選したか否かを判断する。ここで、第2特別役に当選したと判断したときは次のステップS42に進み、フリーズ制御手段80は、フリーズ抽選を行う。そして、次のステップS43に進む。これに対し、第2特別役に当選しなかったと判断したときは、その後の処理を行うことなく本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS43では、フリーズ制御手段80は、フリーズ抽選で当選したか否かを判断する。ここで、フリーズ抽選で当選したと判断したときは次のステップS44に進み、フリーズ制御手段80は、フリーズを実行することに決定する。そして、次のステップS45に進む。これに対し、フリーズ抽選で当選しなかった(非当選になった)と判断したときは、その後の処理を行うことなく本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS45では、フリーズ制御手段80は、遊技数抽選を行い、続くステップS46では、フリーズ制御手段80は、遊技数抽選の結果に応じて遊技数Nを決定する。そして、次のステップS47に進む。
ステップS47では、フリーズ制御手段80は、第2特別役に当選した遊技からN遊技目であるか否かを判断し続ける。そして、第2特別役に当選した遊技からN遊技目であると判断したときは次のステップS48に進み、フリーズ制御手段80は、当該遊技において役抽選手段61で「PB=1」の役である小役2又はリプレイに当選したか否かを判断する。
ここで、ステップS48で「PB=1」の役に当選したと判断したときは次のステップS49に進み、フリーズ制御手段80は、フリーズの実行を次遊技に持ち越す。そして、ステップS48に戻る。すなわち、フリーズ制御手段80は、ステップS48で「PB=1」の役に当選していない(役抽選手段61で非当選になるか又は「PB≠1」の役に当選した)と判断するまで、ステップS48及びステップS49を繰り返す。これにより、フリーズ制御手段80は、当選を持ち越している第2特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止可能になるまで、フリーズの実行を次遊技以降に持ち越す。
これに対し、ステップS48で「PB=1」の役に当選しなかった(役抽選手段61で非当選になるか又は「PB≠1」の役に当選した)と判断したときは、ステップS49の処理を行うことなくステップS50に進み、フリーズ制御手段80は、当該遊技でフリーズを実行する。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
続いて、本実施形態における特別役当選報知手段73の動作について説明する。
本実施形態では、特別役当選報知手段73は、役抽選手段61でいずれかの特別役に当選すると、いずれかの特別役に当選したことを報知する画像表示(「ボーナス確定」の画像表示:例えば、図11の「R1」、図12の「N1」、又は図13の「S1」に示すような画像表示)を行うように制御する。「ボーナス確定」の画像表示では、特別役当選報知手段73は、当選した特別役の図柄の種類までは報知しないように制御する。
またここで、1番目に操作されるストップスイッチ42を第1ストップスイッチとし、2番目に操作されるストップスイッチ42を第2ストップスイッチとし、3番目に操作されるストップスイッチ42を第3ストップスイッチとする。また、第1ストップスイッチの操作を第1停止操作とし、第2ストップスイッチの操作を第2停止操作とし、第3ストップスイッチの操作を第3停止操作とする。
本実施形態では、特別役当選報知手段73は、「ボーナス確定」の画像表示を行った遊技で、第3停止操作が行われたときは、BB(ビッグボーナス)に当選したことを報知する画像表示(「BIG確定」の画像表示)を行うか否かを抽選で決定する。ここで、「BIG確定」の画像表示を行うことに決定した場合には、特別役当選報知手段73は、次遊技で第1停止操作前に適正報知(当選した特別役の図柄の報知)を行うとともに、次遊技以降で矛盾報知(当選した特別役の図柄とは異なる図柄の報知)を行わないように制御する。これに対し、「BIG確定」の画像表示を行わないことに決定した場合には、特別役当選報知手段73は、次遊技でスタートスイッチ41が操作されたときに、役抽選手段61で「PB=1」の役(小役2又はリプレイ)に当選したことを条件に、当選した特別役以外のいずれかの特別役を抽選で選択し、第1停止操作前に、選択した特別役の図柄を報知する矛盾報知を行うように制御する。
また、矛盾報知を行った場合には、特別役当選報知手段73は、次遊技でスタートスイッチ41が操作されたときに、役抽選手段61で「PB=1」の役に当選したことを条件に、再度、矛盾報知を行うか否かを抽選で決定する。ここで、矛盾報知を行うことに決定した場合には、特別役当選報知手段73は、当選した特別役以外のいずれかの特別役を抽選で選択し、第1停止操作前に、選択した特別役の図柄を報知する矛盾報知を行うように制御する。このように、特別役当選報知手段73は、矛盾報知を行わないことに決定するか、又は役抽選手段61で非当選になるか若しくは「PB≠1」の役に当選するまで、この一連の処理を繰り返す。これに対し、矛盾報知を行わないことに決定した場合には、特別役当選報知手段73は、第1停止操作前に適正報知を行うとともに、次遊技以降で矛盾報知を行わないように制御する。また、役抽選手段61で非当選になるか又は「PB≠1」の役に当選した場合も、特別役当選報知手段73は、第1停止操作前に適正報知を行うとともに、次遊技以降で矛盾報知を行わないように制御する。
さらに、本実施形態では、特別役当選報知手段73は、矛盾報知を行っているときは、当選した特別役の図柄とは異なる図柄が静止せずにふわふわと揺れ動くような画像表示を行う。そして、役抽選手段61で非当選になるか又は「PB≠1」の役に当選し、矛盾報知から適正報知に切り替えるときは、特別役当選報知手段73は、まず、当選した特別役の図柄が静止せずにふわふわと揺れ動くような画像表示を行う。そして、スタートスイッチ41の操作から所定時間経過後(本実施形態では2秒後)に、当選した特別役の図柄がふわふわと揺れ動いているのを静止させる画像表示を行うとともに、「狙ってね」の画像表示を行うように制御する。
続いて、本実施形態におけるボーナス確定の画像表示に関する処理の流れを、フローチャートに基づいて説明する。
図20は、ボーナス確定の画像表示に関する処理の流れを示すフローチャートである。
なお、本実施形態のフローチャートにおいては、特別役当選報知手段73は、矛盾報知を出力可能か否かを判別するための矛盾報知フラグを備えている。
図20のステップS61では、特別役当選報知手段73は、「ボーナス確定」の画像表示を行ったか否かを判断する。ここで、「ボーナス確定」の画像表示を行ったと判断したときは次のステップS62に進み、特別役当選報知手段73は、第3停止操作が行われたか否かを判断し続ける。これに対し、「ボーナス確定」の画像表示を行っていないと判断したときは、その後の処理を行うことなく本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS62で第3停止操作が行われたと判断したときは次のステップS63に進み、特別役当選報知手段73は、「BIG確定」の画像表示を行うか否かの抽選を行う。そして、次のステップS64に進む。
ステップS64では、特別役当選報知手段73は、「BIG確定」の画像表示を行うことに決定したか否かを判断する。ここで、「BIG確定」の画像表示を行うことに決定したと判断したときは次のステップS65に進み、特別役当選報知手段73は、「BIG確定」の画像表示を行う。そして、本フローチャートによる処理を終了する。これに対し、「BIG確定」の画像表示を行わないことに決定したと判断したときはステップS66に進み、特別役当選報知手段73は、「ボーナス確定」の画像表示を行う。そして、次のステップS67に進み、特別役当選報知手段73は、矛盾報知フラグをオンにする。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
続いて、本実施形態における矛盾報知に関する処理の流れを、フローチャートに基づいて説明する。
図21は、矛盾報知に関する処理の流れを示すフローチャートである。
図21のステップS81では、遊技制御手段50は、当該遊技でスタートスイッチ41がオン(操作)されたか否かを判断し続ける。そして、スタートスイッチ41が操作されたと判断したときは次のステップS82に進み、特別役当選報知手段73は、矛盾報知フラグがオンであるか否かを判断する。矛盾報知フラグがオンであると判断したときは次のステップS83に進み、矛盾報知フラグがオンでないと判断したときは本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS83では、特別役当選報知手段73は、役抽選手段61で「PB=1」の役(小役2又はリプレイ)に当選したか否かを判断する。ここで、「PB=1」の役に当選したと判断したときは次のステップS84に進み、特別役当選報知手段73は、矛盾報知を行うか否かの抽選を行う。そして、ステップS85に進む。
ステップS85では、特別役当選報知手段73は、矛盾報知を行うことに決定したか否かを判断する。矛盾報知を行うことに決定したと判断したときは次のステップS86に進み、矛盾報知を行わないことに決定したと判断したときはステップS88に進む。
ステップS86では、特別役当選報知手段73は、当選した特別役以外のいずれかの特別役を抽選で選択する。そして、次のステップS87に進み、特別役当選報知手段73は、ステップS86で選択した特別役の図柄を画像表示する。すなわち、当選した特別役の図柄とは異なる図柄を報知する矛盾報知を行う。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS88では、特別役当選報知手段73は、当選した特別役の図柄が静止せずにふわふわと揺れ動くような画像表示を行う。そして、次のステップS89に進み、特別役当選報知手段73は、スタートスイッチ41のオンから2秒が経過したか否かを判断し続ける。そして、スタートスイッチ41のオンから2秒が経過したと判断したときは次のステップS90に進み、特別役当選報知手段73は、当選した特別役の図柄がふわふわと揺れ動いているのを静止させる画像表示を行う。そして、次のステップS91に進む。
ステップS91では、特別役当選報知手段73は、矛盾報知フラグをオフにする。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、以下のような種々の変形が可能である。
(1)本実施形態では、第2特別役(SBB又はNBB)と「PB=1」の役(小役2又はリプレイ)が当該遊技で重複当選する例を設けていないが、このような当選役を設けてもよい。そして、第2特別役と「PB=1」の役とが重複当選した遊技では、常に「PB=1」の役が入賞するので、当該遊技中又は当該遊技の終了時等に矛盾報知を出力することができる。
また、このようにした場合、遊技履歴記憶手段74は、第2特別役と「PB=1」の役とが重複当選した遊技では、遊技履歴は記憶せず、次遊技以降の遊技から、遊技履歴を記憶する。これは、第2特別役と「PB=1」の役とが重複当選した遊技では、常に「PB=1」の役が入賞することから、遊技履歴記憶手段74による遊技履歴の記憶対象の遊技にはならないためである。
なお、「PB=1」の役として、例えば、「RP」−「RP」−「ベル」の図柄の組合せが有効ラインに停止すると入賞となる「第2リプレイ」を設定することもできる。そして、第2リプレイと第2特別役とが重複当選し得るように、役抽選テーブル62を設定するとともに、これらが重複当選した遊技では、第2リプレイの入賞が優先されるように、リールの停止制御を行うことで、常に第2リプレイが入賞するようにしてもよい。
(2)本実施形態における適正報知及び矛盾報知は、どのような条件で出力されてもよい。例えば特別役に当選した遊技の次遊技で必ず出力するようにしてもよく、ソフトウエア乱数による抽選で出力するかどうかを決定してもよい。
あるいは、特別役当選時からの遊技回数をカウントし続け、所定遊技回数に到達したら矛盾報知を必ず行うようにしたり、所定遊技回数に到達した後に毎遊技抽選を行い、この抽選に当選したら最初から適正報知を行うこと等が可能である。
(3)上記実施形態では、右リール31の図柄のみを変更することで、矛盾報知から適正報知に切り替えるようにしたが、これに限らず、図柄の組合せに応じて種々の変更が可能である。例えばSBB1の図柄の組合せを「赤7」−「赤7」−「赤7」とし、NBB1の図柄の組合せを「赤7」−「青7」−「赤7」としたときは、「赤7」−「青7」−「赤7」と矛盾報知した後、中リール31の図柄を「青7」から「赤7」に変更する適正報知を行うようにすればよい。
また、SBB1の図柄の組合せを「赤7」−「赤7」−「赤7」とし、NBB1の図柄の組合せを「青7」−「青7」−「赤7」としたときは、「青7」−「青7」−「赤7」と矛盾報知した後、左及び中リール31の双方の図柄を「青7」から「赤7」に変更する適正報知を行うことも可能である。
さらには、「青7」−「青7」−「赤7」と矛盾報知した後、これら図柄のすべてを消し去って、「赤7」−「赤7」−「赤7」と適正報知を行うことも可能である。
(4)上記実施形態では、SBBやNBBの当選時にRBに当選した旨の矛盾報知を行った後、SBBやNBBに当選した旨の適正報知を行った。しかし、これに限らず、遊技者にとって有利となる報知(既に報知されている内容から、遊技者にとってさらに有利となる報知への切り替え)を行うものであれば、いかなる報知であってもよい。
また、上記実施形態では、SBBは、SBB遊技中に払い出されたメダル枚数が300枚以上で終了するものとし、NBBは、NBB遊技中に払い出されたメダル枚数が200枚以上で終了するものとした。すなわち、SBBとNBBとは、終了条件としてのメダル払出し枚数が異なるものとし、これらに差を設けることで、遊技者に対して付与する利益に差を設けた。
しかし、これに限らず、例えば、SBBとNBBとは、いずれも終了条件としてのメダル払出し枚数は同じで、NBB遊技の終了後には、50回のRT遊技を行う一方、SBB遊技の終了後には、100回のRT遊技を行うようにしてもよい。また、例えば、SBB遊技の終了後には、100回のRT遊技を行うが、NBB遊技の終了後には、RT遊技を行わないようにしてもよい。さらにまた、例えば、SBB遊技やNBB遊技の終了後に、RT遊技に代えて、上記各回数のAT(Assist Time )遊技やART(Assist Replay Time)遊技を行うようにしてもよい。すなわち、SBB遊技やNBB遊技の終了後に、付加利益として行う遊技の有無やその回数に差を設けることで、SBBとNBBとで遊技者に対して付与する利益に差を設けることもできる。
なお、AT遊技とは、ストップスイッチ42の操作タイミングや操作順序(押し順)によって入賞したりしなかったりするAT役(小役)を設けるとともに、非AT遊技中は、役抽選手段61でAT役に当選しても、AT役を入賞させるためのストップスイッチ42の操作タイミングや操作順序を報知しないので、遊技者は、偶然でしかAT役を入賞させることができないが、AT遊技中は、AT役を入賞させるためのストップスイッチ42の操作タイミングや操作順序を報知することで、遊技者は、その報知に従ってストップスイッチ42を操作すれば、AT役を確実に入賞させることができる遊技をいう。
また、ART遊技とは、AT遊技とRT遊技とを組み合わせたものをいう。
(5)図11〜図13に示した画像表示例では、図柄の組合せが未確定の場合は「ボーナス確定」と画像表示し、「ボーナス確定!」と画像表示することによって図柄の組合せを確定させる例を挙げた。しかし、これに限らず、例えば図柄の組合せが未確定の場合には、画像表示した図柄の組合せを静止させずに微動させておく(揺れ動く)ようにし、図柄の組合せが確定した時点で、図柄の組合せが静止する画像表示を行うようにしてもよい。
(6)特別役当選後(内部中)に小役やリプレイの当選報知を行う場合には、以下のように制御することが挙げられる。
まず第1に、図11〜図13中、「R1」や「N1」や「S1」の画像表示を行う場合、すなわち、単に特別役の当選のみを報知する遊技で小役やリプレイに当選したときは、小役やリプレイの当選報知は、行わない方が好ましい。
また第2に、図11〜図13中、例えば「R3」から「R4」や「R5」に変化させたとき、「N3」から「N4」や「N5」や「N6」に変化させたとき、又は「S5」から「S6」や「S7」に変化させたときは、ストップスイッチ42の操作が受け付け可能となる直前に(表示されている図柄を変更するか否かの演出終了後)、当該遊技で当選した役を報知してもよい。
さらにまた第3に、図11中「R5」や「R6」、図12中「N6」や「N7」、又は図13中「N7」や「N8」や「N9」の報知を行ったとき(適正報知後)は、その後に少なくともPB=1の役の当選時は遊技者が停止操作を行う際に停止させる図柄を狙う必要がないため、PB=1の役の当選報知を行うようにしてもよい。
上記のような報知を行うことで、当選した役の種類を遊技者が認識してしまうことで適正報知が行われる可能性を否定してしまうことなく、また、適正報知後は当選した役の報知が行われるようになることで、表示されている図柄の組合せが確定されていることを認識することも可能となる。
(7)上記実施形態では、各ストップスイッチ42が操作されると、ステッピングモータの基準位置からのステップ数から、その瞬間の対応するリール31の位置に係る情報(操作位置情報)を直ちに算出し、この算出した操作位置情報を、遊技制御手段50から演出制御手段70に直ちに送信するものとした。
また、上記実施形態では、各ストップスイッチ42が操作されると、各リール31の操作位置情報と、停止位置決定テーブル65とに基づいて、各リール31をいずれの位置で停止させるかに係る情報(停止位置情報)を直ちに決定し、この決定した停止位置情報を、遊技制御手段50から演出制御手段70に直ちに送信するものとした。
しかし、これに限らず、遊技制御手段50から演出制御手段70には、操作位置情報のみを送信するようにしてもよく、また、停止位置情報のみを送信するようにしてもよい。
また、遊技履歴記憶手段74は、遊技履歴として、操作位置情報のみを記憶するようにしてもよく、また、停止位置情報のみを記憶するようにしてもよい。
そして、特別役当選報知手段73は、遊技履歴記憶手段74に記憶されている、操作位置情報のみに基づいて、矛盾報知の表示内容の選択を行うようにしてもよく、また、停止位置情報のみに基づいて、矛盾報知の表示内容の選択を行うようにしてもよい。
また、遊技制御手段50から演出制御手段70には、各リール31の操作位置情報のみを送信するようにし、演出制御手段70において、遊技制御手段50から送信された各リール31の操作位置情報と、停止位置決定テーブル65とに基づいて、各リール31の停止位置情報を取得するようにしてもよい。
(8)上記実施形態では、遊技履歴記憶手段74は、遊技履歴として、操作位置情報、停止位置情報、及び特定停止出目(特定の第2特別役内部中に特有のリーチ目)を記憶するものとした。
そして、例えば、第1実施形態では、遊技履歴記憶手段74に記憶されている遊技履歴に基づいて、特定の第2特別役内部中に特有のリーチ目が出現したと判別すると、特別役当選報知手段73は、あえて、特定の第2特別役とは異なる第2特別役を選択して、この選択した第2特別役に当選した旨の矛盾報知を行うものとした。
さらに、例えば、第2実施形態では、遊技履歴記憶手段74に記憶されている遊技履歴に基づいて、特定の第2特別役内部中に特有のリーチ目が出現したと判別すると、特別役当選報知手段73は、矛盾報知は行わずに、特定の第2特別役に当選した旨の適正報知を行うものとした。
しかし、これに限らず、遊技履歴記憶手段74は、遊技履歴として、特定テンパイ報知(特定の第2特別役内部中に特有のテンパイ報知)を記憶するようにしてもよい。
ここで、テンパイ報知とは、いずれかの役に対応する図柄がいずれかの有効ラインにテンパイした(2個揃った)ときに出力される演出をいう。
また、特定テンパイ報知とは、特定の第2特別役内部中に、いずれかの有効ラインに、その特定の第2特別役を構成する図柄がテンパイした(2個揃った)ときに出力されるものであって、このとき以外には出力されることがない、特有の演出をいう。
具体的には、例えば、SBB2内部中に、いずれかの有効ラインに「青7」−「青7」−「回転中」となった(「青7」の図柄がテンパイした、2個揃った)ときに、SBB2内部中に特有のテンパイ報知(例えば、特有のサウンドやランプの点滅など)が出力されると、その時点で、遊技者は、RB2やNBB2ではなく、SBB2に当選していることを察知し得る。
なお、SBB2内部中に、いずれかの有効ラインに「青7」の図柄がテンパイすれば、SBB2が入賞可能である(「青7」の図柄が3個揃い得る)か否かにかかわらず、SBB2内部中に特有のテンパイ報知を行うことができる。また、SBB2内部中に、いずれかの有効ラインに「青7」の図柄がテンパイしただけでなく、SBB2が入賞可能であることも条件として、SBB2内部中に特有のテンパイ報知を行うようにしてもよい。
そして、遊技履歴記憶手段74に記憶されている遊技履歴に基づいて、特定の第2特別役内部中に特有のテンパイ報知が出力されたと判別すると、特別役当選報知手段73は、あえて、特定の第2特別役とは異なる第2特別役を選択して、この選択した第2特別役に当選した旨の矛盾報知を行うことができるし、また、矛盾報知は行わずに、特定の第2特別役に当選した旨の適正報知を行うこともできる。
(9)上記実施形態では、役抽選手段61でいずれかの特別役に当選した後に、ボーナス確定の報知(例えば、図13の「S1」の画像表示)を行い、その後に、最初の矛盾報知(例えば、図13の「S2」の画像表示)を行うものとした。
ここで、ボーナス確定の報知を出力するタイミングとしては、特別役の当選後の遊技における、ベットスイッチ40が操作されたとき(メダル投入口43からメダルが投入されたとき)、スタートスイッチ41が操作されたとき(最初のストップスイッチ42が操作される前)、最初のストップスイッチ42が操作された直後(最初のリール31が停止した時)、2番目のストップスイッチ42が操作された直後(2つ目のリール31が停止した時)、最後のストップスイッチ42が操作された後(すべてのリール31の停止時又は停止後)、連続演出が終了したときなど、種々のタイミングが挙げられる。
また、最初の矛盾報知を出力するタイミングとしても、ボーナス確定の報知の出力後における、上記の各タイミングを挙げることができ、さらには、ボーナス確定の報知の出力から所定時間経過後などのタイミングを挙げることもできる。
このため、ボーナス確定の報知の出力タイミングと、最初の矛盾報知の出力タイミングとの組合せは、多数になる。しかし、いずれの組合せにしても、特別役の当選後に、遊技履歴記憶手段74は、遊技履歴の記憶を開始するとともに、特別役当選報知手段73は、適宜のタイミングでボーナス確定の報知(画像表示)を行い、その後、最初の矛盾報知を出力するタイミングで、遊技履歴記憶手段74に記憶されている遊技履歴を参照して、いずれかの内容の矛盾報知を選択し、この選択した内容の矛盾報知を出力する。
(10)第3実施形態では、フリーズ制御手段80は、フリーズ抽選によりフリーズを実行するか否かを決定した。しかし、これに限らず、フリーズ制御手段80は、例えば、前回第2特別役に当選してから今回第2特別役に当選するまでの遊技回数が所定遊技回数以下のときはフリーズを実行することに決定し、所定遊技回数を超えるときはフリーズを実行しないことに決定してもよい。このように、フリーズ制御手段80は、フリーズ抽選を行わずに、所定の条件を満たしたときはフリーズを実行することに決定し、所定の条件を満たさないときはフリーズを実行しないことに決定してもよい。
(11)第3実施形態では、フリーズ制御手段80は、遊技数抽選により遊技数Nを決定した。しかし、これに限らず、フリーズ制御手段80は、例えば、前回第2特別役に当選してから今回第2特別役に当選するまでの遊技回数に応じて遊技数Nを決定してもよい。すなわち、フリーズ制御手段80は、遊技数抽選を行わずに、所定の事項に応じて遊技数Nを決定してもよい。また、第3実施形態では、遊技数Nの範囲は1〜3としたが、遊技数Nの範囲は1〜3に限られるものではなく、適宜定めることができる。
(12)第3実施形態では、フリーズ制御手段80は、フリーズの実行中に所定の条件が満たされると、実行中のフリーズに代えて、開始から終了までの継続時間が通常のフリーズよりも短時間に設定された特定フリーズを実行した。また、特別役当選報知手段73は、特定フリーズが実行されるときは、特定フリーズの実行中に第2特別役に当選した旨の適正報知を行った。
しかし、これに限らず、フリーズ制御手段80は、フリーズの実行中に所定の条件が満たされると、実行中のフリーズを途中で終了(キャンセル)してもよい。この場合、特別役当選報知手段73は、実行中のフリーズが途中で終了する前に、第2特別役に当選した旨の適正報知を行うようにする。
(13)第3実施形態では、特定フリーズを実行するための所定の条件は、ベットスイッチ40が操作されたことに設定した。しかし、これに限らず、特定フリーズを実行するための所定の条件は、例えば、ベットスイッチ40が所定回数(例えば3回)連続して操作されたことや、ベットスイッチ40をオンにしている時間が所定時間(例えば3秒間)に到達したことなど、適宜設定することができる。実行中のフリーズを途中で終了(キャンセル)するための所定の条件についても同様である。
なお、例えば、特定フリーズを実行するための所定の条件を、ベットスイッチ40が3回連続して操作されたことに設定したときは、フリーズ制御手段80は、ベットスイッチ40の3回目の操作が行われた時点で、所定の条件が満たされたと判断する。
このため、例えば、ベットスイッチ40の1回目及び2回目の操作はフリーズの実行中に行われたが、3回目の操作はフリーズの終了後に行われたような場合には、フリーズ制御手段80は、フリーズの実行中に所定の条件が満たされたとは判断しないので、特定フリーズを実行することもない。
また、例えば、ベットスイッチ40の1回目の操作はフリーズの開始から2秒後に、2回目の操作はフリーズの開始から3秒後に、それぞれ行われたが、3回目の操作はフリーズの開始から9.5秒後に行われたとする。そして、3回目の操作が行われた時点では、特定フリーズの継続時間よりも、実行中のフリーズの残り時間の方が短かったとする。このような場合、フリーズ制御手段80は、特定フリーズを実行せずに、実行中のフリーズを最後まで継続する。
さらに、例えば、特定フリーズを実行するための所定の条件を、ベットスイッチ40をオンにしている時間が3秒間に到達したこと(3秒間の長押し)に設定したときは、フリーズ制御手段80は、ベットスイッチ40をオンにしている時間が3秒間に到達した時点で、所定の条件が満たされたと判断する。
このため、例えば、フリーズの開始から8秒後にベットスイッチ40をオンにしたような場合には、ベットスイッチ40をオンにしている時間が3秒間に到達した時点では、フリーズが終了しているので、フリーズ制御手段80は、フリーズの実行中に所定の条件が満たされたとは判断せず、特定フリーズを実行することもない。
また、例えば、フリーズの開始から6.5秒後にベットスイッチ40をオンにしたような場合には、ベットスイッチ40をオンにしている時間が3秒間に到達した時点では、フリーズの残り時間が0.5秒間となる。このような場合、フリーズ制御手段80は、所定の条件を満たした時点では、特定フリーズの継続時間よりも、実行中のフリーズの残り時間の方が短いと判断し、特定フリーズを実行せずに、実行中のフリーズを最後まで継続する。
(14)第3実施形態では、フリーズ制御手段80は、スタートスイッチ41が操作された後に所定時間にわたってストップスイッチ42の操作を受け付けないようにし、その間に3つのリール31を左→中→右の順に逆回転させる態様のフリーズを実行した。しかし、フリーズの態様はこれに限定されるものではなく、適宜定めることができる。
(15)第3実施形態では、特別役当選報知手段73は、フリーズが実行されたときは、実行中のフリーズが終了する前に、第2特別役に当選した旨の適正報知を行った。また、特定フリーズが実行されるときは、特定フリーズの実行中に、第2特別役に当選した旨の適正報知を行った。しかし、適正報知の時期(タイミング)は、実行中のフリーズが終了する前や、特定フリーズの実行中に限られるものではなく、適宜定めることができる。
(16)第3実施形態では、フリーズ制御手段80は、第2特別役に当選した遊技からN遊技目で、役抽選手段61で所定役(「PB=1」の役)に当選したときは、当該遊技ではフリーズを実行せず、役抽選手段61で非当選になるか又は「PB≠1」の役に当選して、当選を持ち越している第2特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止可能になるまで、フリーズの実行を次遊技以降に持ち越すようにした。
しかし、これに限らず、フリーズ制御手段80は、第2特別役に当選した遊技からN遊技目で、役抽選手段61で所定役(「PB=1」の役)に当選したときも、当該遊技でフリーズを実行し、フリーズの実行を持ち越さないようにしてもよい。そうすると、フリーズが実行される遊技で、矛盾報知が行われることもある。
すなわち、「フリーズが実行される遊技」=「適正報知が行われる遊技」に限られるものではなく、「フリーズが実行される遊技」=「矛盾報知が行われる遊技」に限られるものでもない。
(17)第3実施形態では、フリーズ制御手段80は、フリーズを実行した後は、その後の遊技でフリーズを実行しないようにした。しかし、これに限らず、フリーズ制御手段80は、フリーズを実行した後は、その後の遊技でフリーズの実行頻度を低くしてもよい。また、フリーズ制御手段80は、当選を持ち越している第2特別役が入賞するまで、フリーズを繰り返し実行してもよい。
(18)例えば、矛盾報知の実行回数に上限を設け、矛盾報知の実行回数が上限に到達したときは、フリーズ制御手段80は、適正報知を行うようにしてもよい。
(19)例えば、特別役の当選の持越し中は、当選を持ち越している特別役の種類にかかわらず、役抽選手段61でいずれかの役(特にリプレイ)に当選したときのリール制御手段64による各リール31の停止制御を同一にすることができる。
(20)例えば、役抽選手段61は、特定役を含む役の抽選を行うようにする。
また、特定リールには、最大移動図柄数の範囲内でその特定リールを停止制御したときであっても、特定役を構成する図柄を有効ラインに停止させることができないときがあるように、特定役を構成する図柄を配列する。すなわち、特定リールについては、「PB≠1」になるように、特定役を構成する図柄を配列する。
さらに、特定リール以外のリール31には、最大移動図柄数の範囲内でそのリール31を停止制御したときに、特定役を構成する図柄を常に有効ラインに停止させることができるように、特定役を構成する図柄を配列する。すなわち、特定リール以外のリール31については、「PB=1」になるように、特定役を構成する図柄を配列する。
そして、第2特別役の当選を持ち越している遊技で、役抽選手段61で特定役に当選した場合において、すべての特定リールが停止したときに、各特定リール上の特定役を構成する図柄がいずれか1つの有効ライン上に停止し、特定リール以外のリール31は未だ回転しているとする。このとき、特別役当選報知手段73は、特定条件が満たされたと判断して、矛盾報知を行うようにする。また、特別役当選報知手段73は、特定条件が満たされるまでは、矛盾報知を行わないようにする。
役抽選手段61で特定役に当選した場合において、すべての特定リールが停止したときに、各特定リール上の特定役を構成する図柄がいずれか1つの有効ライン上に停止すると、特定リール以外のリール31が未だ回転していても、当該遊技では特定役に対応する図柄の組合せが必ず有効ラインに停止する。このため、矛盾報知を行っても、遊技者に不利益を与えることはなく、遊技の公正を害することもない。
10 スロットマシン
11 表示窓
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43 メダル投入口
50 遊技(メイン)制御手段
61 役抽選手段
62(62A〜62C) 役抽選テーブル
63 当選フラグ制御手段
63a 当選フラグ
64 リール制御手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
69 遊技状態制御手段
70 演出(サブ)制御手段
71 演出パターン記憶手段
72 演出パターン選択手段
73 特別役当選報知手段
74 遊技履歴記憶手段
75 矛盾報知選択テーブル
80 フリーズ制御手段
L1〜L5 有効ライン(図柄組合せライン)

Claims (16)

  1. 役を構成する図柄を含む複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
    前記リールの回転を開始させるときに遊技者が操作するスタートスイッチと、
    各前記リールごとに設けられ、対応する前記リールを停止させるときに遊技者が操作するストップスイッチと、
    前記スタートスイッチが操作されたときに、遊技者にとって有利となる特別遊技に移行させるための特別役であって第1特別役及びこの第1特別役よりもさらに遊技者にとって有利となる第2特別役、並びに所定役を含む役の抽選を行う役抽選手段と、
    前記スタートスイッチが操作されたときに前記リールの回転を開始するとともに、前記ストップスイッチが操作されたときに、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて前記リールを停止制御するリール制御手段と、
    前記役抽選手段で前記特別役に当選したときに、当選した前記特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまで、前記特別役の当選を次遊技に持ち越す特別役当選持越し手段と、
    前記スタートスイッチ及び前記ストップスイッチを含む操作スイッチの機能を一時停止状態にするフリーズを制御するフリーズ制御手段と
    を備え、
    前記リール制御手段は、前記ストップスイッチが操作された瞬間から前記リールが停止するまでの最大移動図柄数の範囲内において、前記役抽選手段で当選した役を構成する図柄を有効ラインに停止させるように制御し、
    すべての前記リールについて、前記最大移動図柄数の範囲内において前記リールを停止制御したときに、前記所定役を構成する図柄を常に有効ラインに停止させることができるように前記所定役を構成する図柄が配列されており、
    前記リール制御手段は、いずれかの前記特別役の当選を持ち越している遊技において前記役抽選手段で前記所定役に当選したときは、前記所定役に対応する図柄の組合せを優先して有効ラインに停止させるように制御し、
    前記フリーズ制御手段は、前記役抽選手段で前記第2特別役に当選したときは、フリーズを実行するか否かを決定し、フリーズを実行することに決定したときは、前記第2特別役に当選した遊技から何遊技目でフリーズを実行するかを示す遊技数N(N≧1)を決定して、前記第2特別役に当選した遊技からN遊技目でフリーズを実行するように制御し、
    前記第1特別役に当選したときに前記第1特別役に当選した旨、及び前記第2特別役に当選したときに前記第2特別役に当選した旨の適正報知、又は前記第2特別役に当選したときに前記第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行う特別役当選報知手段と、
    少なくとも前記役抽選手段で前記第2特別役に当選した遊技以後の遊技履歴を記憶する遊技履歴記憶手段とを備え、
    前記第1特別役は、複数種類設けられており、
    前記特別役当選報知手段は、
    前記役抽選手段で前記第1特別役に当選したときに、一定条件下で、前記第1特別役に当選した旨の適正報知を行い、
    前記フリーズ制御手段がフリーズを実行することに決定したときは、矛盾報知を行うことを決定し、
    前記第2特別役の当選を持ち越している遊技において前記役抽選手段で前記所定役に当選したときに、一定条件下で、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている遊技履歴に基づいて、いずれかの前記第1特別役を選択し、この選択した前記第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行うとともに、その矛盾報知を行った後の遊技であって前記役抽選手段で前記所定役に当選せずに前記第2特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止可能となった遊技で、最初の前記ストップスイッチが操作される前に、前記第2特別役に当選した旨の適正報知を行うように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
    前記フリーズ制御手段は、前記第2特別役に当選した遊技からN遊技目で前記役抽選手段で前記所定役に当選したときは当該遊技ではフリーズを実行せず、前記役抽選手段で前記所定役に当選せずに前記第2特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止可能になるまでフリーズの実行を次遊技以降に持ち越すように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
    前記特別役当選報知手段は、前記フリーズ制御手段によりフリーズが実行されたときは、実行中のフリーズが終了する前に前記第2特別役に当選した旨の適正報知を行うように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
    前記フリーズ制御手段は、フリーズの実行中に所定の条件が満たされると、実行中のフリーズを途中で終了するように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  5. 請求項4に記載のスロットマシンにおいて、
    前記特別役当選報知手段は、前記フリーズ制御手段により実行中のフリーズが途中で終了するときは、実行中のフリーズが途中で終了する前に前記第2特別役に当選した旨の適正報知を行うように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  6. 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
    前記フリーズ制御手段は、フリーズの実行中に所定の条件が満たされると、実行中のフリーズに代えて、開始から終了までの継続時間が通常のフリーズよりも短時間に設定された特定フリーズを実行するように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  7. 請求項6に記載のスロットマシンにおいて、
    前記特別役当選報知手段は、前記フリーズ制御手段により特定フリーズが実行されるときは、特定フリーズの実行中に前記第2特別役に当選した旨の適正報知を行うように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記フリーズ制御手段は、フリーズを実行した後は、その後の遊技でフリーズを実行しないか又はフリーズの実行頻度を低くするように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記遊技履歴記憶手段は、遊技履歴として、少なくとも、遊技者により各前記ストップスイッチが操作された瞬間の対応する前記リールの位置に係る情報の履歴である操作位置履歴を記憶し、
    前記特別役当選報知手段は、矛盾報知を行うに際し、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている、前記役抽選手段で前記第2特別役に当選した遊技以後の操作位置履歴に基づいて、特定の前記第1特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを意図して各前記ストップスイッチが操作されたと判別したときには、前記特定の前記第1特別役を選択するように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記遊技履歴記憶手段は、遊技履歴として、少なくとも、各前記リールの停止位置に係る情報の履歴である停止位置履歴を記憶し、
    前記特別役当選報知手段は、矛盾報知を行うに際し、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている、前記役抽選手段で前記第2特別役に当選した遊技以後の停止位置履歴に基づいて、特定の前記第1特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを意図して各前記ストップスイッチが操作されたときに出現する停止出目が出現したと判別したときには、前記特定の前記第1特別役を選択するように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記第2特別役は、複数種類設けられており、
    特定の前記第2特別役に当選していることを条件に出現する停止出目である特定停止出目が設定されており、
    前記遊技履歴記憶手段は、遊技履歴として、少なくとも、各前記リールの停止位置に係る情報の履歴である停止位置履歴を記憶し、
    前記特別役当選報知手段は、前記第2特別役の当選を持ち越している遊技で前記役抽選手段で前記所定役に当選した場合において、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている、前記役抽選手段で前記第2特別役に当選した遊技以後の停止位置履歴に基づいて、前記特定停止出目が出現したと判別したときには、矛盾報知は行わずに、前記特定停止出目に対応する前記第2特別役に当選した旨の適正報知を行うように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記第2特別役は、複数種類設けられており、
    特定の前記第2特別役に当選していることを条件に出現する停止出目である特定停止出目が設定されており、
    前記遊技履歴記憶手段は、遊技履歴として、少なくとも、各前記リールの停止位置に係る情報の履歴である停止位置履歴を記憶し、
    前記特別役当選報知手段は、前記第2特別役の当選を持ち越している遊技で前記役抽選手段で前記所定役に当選した場合において、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている、前記役抽選手段で前記第2特別役に当選した遊技以後の停止位置履歴に基づいて、前記特定停止出目が出現したと判別したときには、前記特定停止出目に対応する前記第2特別役とは異なる前記第2特別役に当選した旨の矛盾報知を行うように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記第2特別役として、第2特別役Aと、この第2特別役Aよりもさらに遊技者にとって有利となる第2特別役Bとが設けられており、
    前記第1特別役、前記第2特別役A、及び前記第2特別役Bは、それぞれ、複数種類設けられており、
    前記特別役当選報知手段は、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている、前記役抽選手段で前記第2特別役Bに当選した遊技以後の遊技履歴に基づいて、いずれかの前記第1特別役を選択し、この選択した前記第1特別役に当選した旨の矛盾報知を行った後、次遊技において、前記役抽選手段で前記所定役に当選したときは、当該遊技では、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている、前記役抽選手段で前記第2特別役Bに当選した遊技以後の遊技履歴に基づいて、いずれかの前記第2特別役Aを選択し、この選択した前記第2特別役Aに当選した旨の矛盾報知を行うように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  14. 請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
    前記特別役は、n種類設けられており、
    前記特別役当選報知手段は、前記役抽選手段でいずれかの前記特別役に当選した遊技を当選遊技とし、前記当選遊技を1回目の遊技として、前記当選遊技からm(m<n)回目以内の遊技で、最初の矛盾報知を行うように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  15. 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
    前記遊技履歴記憶手段は、遊技履歴として、少なくとも、遊技者により各前記ストップスイッチが操作された瞬間の対応する前記リールの位置に係る情報の履歴である操作位置履歴を記憶し、
    前記特別役当選報知手段は、矛盾報知を行うに際し、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている、前記役抽選手段で前記第2特別役に当選した遊技以後の操作位置履歴に基づいて、特定の前記第1特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを意図して各前記ストップスイッチが操作されたと判別したときには、前記特定の前記第1特別役以外のいずれかの前記第1特別役を選択するように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  16. 請求項1又は請求項15に記載のスロットマシンにおいて、
    前記遊技履歴記憶手段は、遊技履歴として、少なくとも、各前記リールの停止位置に係る情報の履歴である停止位置履歴を記憶し、
    前記特別役当選報知手段は、矛盾報知を行うに際し、前記遊技履歴記憶手段に記憶されている、前記役抽選手段で前記第2特別役に当選した遊技以後の停止位置履歴に基づいて、特定の前記第1特別役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを意図して各前記ストップスイッチが操作されたときに出現する停止出目が出現したと判別したときには、前記特定の前記第1特別役以外のいずれかの前記第1特別役を選択するように制御する
    ことを特徴とするスロットマシン。
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