JP5569864B2 - 車両用ドアの固定窓構造 - Google Patents

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Description

本発明は、
互いに対向するドアアウタパネルとドアインナパネルに窓用開口が形成されて窓部が形成され、
窓枠を構成する前記ドアアウタパネルの窓側フランジと前記ドアインナパネルの窓側フランジとの間にウエザストリップを介してパーティションガラスの周部が嵌合している車両用ドアの固定窓構造に関する。
従来、上記の車両用ドアの固定窓構造では、特許文献1の図1に開示されているように、前記ウエザストリップは、パーティションガラスの周部が嵌合する断面U字状の取り付け基部と、取り付け基部の車室内側の側壁の開口端部から延出してドアインナパネルの窓側フランジに係合する車室内側リップと、取り付け基部の車室外側の側壁の開口端部から延出してドアアウタパネルの窓側フランジに係合する車室外側リップとを備えていた。
そして、前記車室内側リップはドアインナパネルの窓側フランジの端縁に窓部の径方向内方側から当接するとともに、ドアインナパネルの窓側フランジの車室内側のフランジ面に当接していた。
特開2004−175132号公報
上記従来の構造によれば、車室内側リップはドアインナパネルの窓側フランジの端縁に窓部の径方向内方側から当接するとともに、ドアインナパネルの窓側フランジの車室内側のフランジ面に当接していたために、ドアインナパネルの窓側フランジの端縁やドアインナパネルの窓側フランジの車室内側のフランジ面に対する車室内側リップの当接力が十分ではなく、シール性が低くて車室内に風や音が侵入しやすかった。車室内側リップをドアインナパネルの窓側フランジへ引っ掛けて車室内側リップが車室内側へ開くのに抵抗する車室内側リップの弾性のみによる当接のため、当接力を高めるのは難しかった。ドアアウタパネルとドアインナパネルで囲まれた空間であるドア内部へは、通常、車両走行時等に車室外側の窓部等の各部の隙間やドア下部に設けられた水抜き孔等から風や音が入り込んでいる。そのドア内部からウエザストリップとドアインナパネルの窓側フランジの間を通って風や音が車室内に侵入してくる。
本発明の目的は、ウエザストリップのシール性を向上させることができて、車室内に風や音が侵入しにくくすることができる車両用ドアの固定窓構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
互いに対向するドアアウタパネルとドアインナパネルに窓用開口が形成されて窓部が形成され、
窓枠を構成する前記ドアアウタパネルの窓側フランジと前記ドアインナパネルの窓側フランジとの間にウエザストリップを介してパーティションガラスの周部が嵌合している車両用ドアの固定窓構造であって、
前記ドアインナパネルの窓側フランジの車室外側のフランジ面に前記ウエザストリップが当接し、
前記ウエザストリップは、
前記パーティションガラスの周部が嵌合する断面U字状の取り付け基部と、
前記取り付け基部の車室内側の側壁の開口端部から延出して前記ドアインナパネルの窓側フランジに係合する車室内側リップと、
前記取り付け基部の車室外側の側壁の開口端部から延出して前記ドアアウタパネルの窓側フランジに係合する車室外側リップとを備え、
前記車室内側リップの係合部が前記ドアインナパネルの窓側フランジの車室外側のフランジ面に当接係合し、
前記車室内側リップは前記窓部の径方向外方側に開口する断面U字状又は断面V字状に車室内側に折り返され、
U字又はV字の車室内側の一片に対応する車室内側リップ部分が前記係合部に構成されて、
前記係合部の車室内側の面が前記ドアインナパネルの窓側フランジの車室外側のフランジ面に当接し、
前記係合部の車室外側の面と前記取り付け基部の車室内側の側壁との間に補強リブが架け渡されている点にある。(請求項1)
前記ドアインナパネルの窓側フランジの車室外側のフランジ面に前記ウエザストリップが当接しているから、ウエザストリップがドアインナパネルの窓側フランジの車室外側のフランジ面に対して突っ張った状態になる。これにより、前記フランジ面に対するウエザストリップの当接力を強くすることができ、シール性を向上させて、車室内に風や音が侵入しにくくすることができる。パーティションガラスとドアインナパネルの窓側フランジとの間のウエザストリップを圧縮する形でウエザストリップがドアインナパネルの窓側フランジに当接するので、当接力を高めることができる。
また、前記車室内側リップの係合部が前記ドアインナパネルの窓側フランジの車室外側のフランジ面に当接係合するから、車室内側リップの係合部を車室内側リップの弾性力により前記フランジ面に当接させることができて、シール性を向上させることができる。車室内側リップが閉じる方向(圧縮される方向)に対して抵抗する弾性力による当接なので、当接力を高めることができる。また、リップ形状の係合部が前記フランジ面に当接するから、リップ形状を調整することにより、当接力等の当接具合の微調整を容易に行うことができる。
また、車室内側リップは前記窓部の径方向外方側に開口する断面U字状又は断面V字状に形成されているから、車室内側リップの係合部を車室内側リップが閉じる方向(圧縮される方向)の弾性力によりドアインナパネルの窓側フランジの車室外側のフランジ面に当接させることができてシール性を向上させることができる。
そして、前記係合部の車室外側の面と前記取り付け基部の車室内側の側壁との間に補強リブが架け渡されているから、車室内側リップをリブで補強することができて、車室内側リップの剛性を向上させることができる。これにより、ドアインナパネルの窓側フランジの車室外側のフランジ面に対する車室内側リップの係合部の当接力を増大させることができるとともに、シール性を向上させることができ、ドア内部からウエザストリップとインナパネルの窓側フランジの間を風や音が通ることを防止できて前記風や音が車室内に入って来ることを、より効果的に防止することができる。(請求項1)
本発明において、
前記ウエザストリップは前記ドアインナパネルの窓側フランジの車室外側のフランジ面に面接触すると、シール面を大きくすることができ、シール性をより向上させて、車室内に風や音がより侵入しにくくすることができる。断面において当接部が長くなるので風や音が通り抜けにくくすることができる。(請求項2)
本発明において、
前記ドアインナパネルの窓側フランジよりも前記窓部の径方向内方側に位置する前記車室内側リップの車室内側の面に、前記ドアインナパネルに取り付けられたガーニッシュの端縁が車室内側から当接していると、次の作用を奏することができる。(請求項
ウエザストリップとドアインナパネルの窓側フランジとの間に加えて、さらに、ウエザストリップとガーニッシュの間においても風や音の通過を防ぐので、よりいっそう効果的に車室内に風や音が入って来ることを防止できる。(請求項
本発明において、
前記ガーニッシュの端縁に当接する前記車室内側リップの第1当接部と、前記ドアインナパネルの窓側フランジに当接する前記係合部の第2当接部との間から、前記ガーニッシュの端縁と前記ドアインナパネルの窓側フランジとの間を遮る遮蔽壁が突出していると、次の作用を奏することができる。(請求項
ウエザストリップとドアインナパネルの窓側フランジとの間からウエザストリップとガーニッシュとの間に向かう風や音を前記遮蔽壁で受け止めて、ウエザストリップとガーニッシュとの間に、風や音が到達することを防ぐことができる。前記第2当接部にて防ぎきれなかった風や音が前記第1当接部へ向かうのを前記遮蔽壁にて遮る。これにより、効果的に車室内に風や音が入って来ることを防止できる。(請求項
本発明によれば、ウエザストリップのシール性を向上させることができて、車室内に風や音が侵入しにくくすることができる車両用ドアの固定窓構造を提供することができた。
車両用リアドアの窓部を車室内側から見た模式図 図1のA−A断面図 図1のB−B断面図 ウエザストリップを示す図 (a)は図5(c)のC−C断面図,(b)は図5(c)のB−B断面図,(c)はガーニッシュの側面図,(d)はガーニッシュの後面図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1に、ドアアウタパネル1(以下、「アウタパネル1」と称する)とドアインナパネル2(以下、「インナパネル2」と称する)を備えた自動車のリアドア3(車両用ドアに相当)の模式図を示してある(ウエザストリップ11とセンターサッシュ7を強調表示している)。前記アウタパネル1とインナパネル2は周縁部同士が接合され、周縁部よりも径方向内方側の内方部1N,2N(図2,図3参照)同士が互いに間隔を空けて対向している。
そして、互いに対向するアウタパネル1とインナパネル2の上部に横長の窓用開口が形成されて窓部4が形成されている。この窓部4は、ウインドガラス(図示せず)が昇降自在な前側の開閉式の窓部8と、パーティションガラス6(図2,図3参照)が固定される後ろ側の固定式の窓部9とにセンターサッシュ7で仕切られている。固定式の窓部9は開閉式の窓部8よりも車両前後方向の長さが短く設定されている。次に、前記固定式の窓部9(以下、「固定窓9」と称する)について詳しく説明する。
[固定窓9の構造]
固定窓9の前端部9Aは後ろ上がりに少し傾斜し、上下両端部9B,9Cは車両前後方向に沿うとともに、上端部9Bが下端部9Cよりも車両後方側Rrに長く延び、後端部9Dは後ろ下方に凸の円弧状に形成されている。そして、図2〜図4に示すように、窓枠10を構成するアウタパネル1の窓側フランジ1Fとインナパネル2の窓側フランジ2Fとの間にウエザストリップ11を介してパーティションガラス6の周部6Sが嵌合(内嵌)している。
アウタパネル1の窓側フランジ1Fとインナパネル2の窓側フランジ2Fとの間隔は、これらよりも外方側のアウタパネル1の内方部1Nとインナパネル2の内方部2Nとの間隔よりも狭く設定されている。図3に示すように、インナパネル2の窓側フランジ2Fにはリンフォースメント12の窓側フランジ12Fが車室外側W2から重ね合わされて溶接接合されている。
図1に示すように、前記パーティションガラス6の後方の互いに対向するアウタパネル部分1Aとインナパネル部分2Aは、側面視で(車幅方向から見て)略三角形状に形成されて、パーティションガラス6側の端縁、すなわちアウタパネル1の窓側フランジ1Fの端縁とインナパネル2の窓側フランジ2Fの端縁とは湾曲している。そして、略三角形状のインナパネル部分2Aの車室内側W1のパネル面に略三角形状の樹脂製のガーニッシュ13(図5(a)〜図5(d)参照)が重ね合わされてクリップ35で固定されている。図5(a)〜図5(d)に示すように、ガーニッシュ13はインナパネル2に対する重ね合わせ部33と、車室内側W1に膨出し,裏面に複数のクリップ台座34とリブLを備えたガーニッシュ本体部32とから成る。
[ウエザストリップ11の構造]
図4に示すように、ウエザストリップ11は環状に形成されて、後ろ上がりに傾斜(少し傾斜)した前側ウエザストリップ部11Aと、車両前後方向に沿う下側ウエザストリップ部11Bと、車両前後方向に沿うとともに前記下側ウエザストリップ部11Bよりも車両後方側Rrに長く設定された上側ウエザストリップ部11Cと、上側ウエザストリップ部11Cと下側ウエザストリップ11Bの後端部同士を連結し、後ろ下方に凸の緩やかな円弧状に形成された後ろ側ウエザストリップ部11Dとから成る。
各ウエザストリップ部(前側ウエザストリップ部11A・下側ウエザストリップ部11B・上側ウエザストリップ部11C・後ろ側ウエザストリップ部11D)は、パーティションガラス6の周部6Sが嵌合する断面U字状の取り付け基部14(図2,図3参照)と、取り付け基部14の車室内側W1の側壁14S1の開口端部から延出してインナパネル2の窓側フランジ2Fに係合する車室内側リップ15と、取り付け基部14の車室外側W2の側壁14S2の開口端部から延出してアウタパネル1の窓側フランジ1Fに係合する車室外側リップ16とを備えている。
前記後ろ側ウエザストリップ部11Dの上部付近はリアシートに着座した乗員の耳元付近に位置する。そのため、ドア内部からウエザストリップ11とインナパネル2の間を通って車室内に入ってくる風や音をより確実に遮断する必要がある。そこで、次のように構成してある。
[後ろ側ウエザストリップ部11Dの上部の構造]
図2,図4に示すように、前記車室内側リップ15は前記窓部4の径方向外方側に開口する断面V字状(断面U字状であってもよい)に車室内側W1に折り返され、前記V字の車室内側W1の一片に対応する車室内側リップ部分が係合部17に構成されている。そして、前記係合部17の車室内側W1の面17Nがインナパネル2の窓側フランジ2Fの車室外側W2のフランジ面2F1に当接係合して面接触している。
前記係合部17の車室外側W2の面17Mと前記取り付け基部14の車室内側W1の側壁14S1との間には、ウエザストリップ11の長手方向に間隔を空けて位置する複数の補強リブ18が架け渡されている。
また、インナパネル2の窓側フランジ2Fよりも窓部4の径方向内方側に位置する前記係合部17(車室内側リップ15)の車室内側W1の面17Nに、前記ガーニッシュ13のガーニッシュ本体部32の湾曲した端縁13Tが車室内側W1から当接している。そして、ガーニッシュ13の端縁13Tに当接する係合部17(車室内側リップ15)の第1当接部19と、インナパネル2の窓側フランジ2Fに当接する係合部17の第2当接部20との間から、ガーニッシュ13の端縁13Tとインナパネル2の窓側フランジ2Fとの間を遮る遮蔽壁28が突出している。
車室外側リップ16は断面「く」の字状にアウタパネル1の窓側フランジ1F側に折り返されて、アウタパネル1の窓側フランジ1Fとアウタパネル1の内方部1Nとの間の段差面に先端部が当接している。取り付け基部14の両側壁14S1,14S2の開口端部の内面(パーティションガラス6側の面)にはシール凸部21が突設されている。
[後ろ側ウエザストリップ部11Dの上下方向中間部の構造]
図3に示すように、前記車室内側リップ15は、断面U字状を成すように車室内側W1に折り返され、取り付け基部14の車室内側W1の側壁14S1の開口端部が前記係合部17に構成され、前記係合部17がインナパネル2の窓側フランジ2Fの車室外側W2の面2F1に、リンフォースメント12の窓側フランジ12Fを介して当接係合して面接触し第2当接部20を形成している。また、インナパネル2の窓側フランジ2Fよりも窓部4の径方向内方側に位置する前記U字状の折り返し部(車室内側リップ15)の車室内側W1の面に、前記ガーニッシュ13の端縁13Tが車室内側W1から当接し第1当接部19を形成している。
前記U字の車室内側W1の一片に対応する車室内側W1のリップ部分の先端部は車室内側W1に屈曲し遮蔽壁28を形成している。つまり、前記第1当接部19と、前記第2当接部20との間から、ガーニッシュ13の端縁13Tとインナパネル2の窓側フランジ2Fとの間を遮る遮蔽壁28が突出している。前記第1当接部19、前記第2当接部20および前記遮蔽壁28は、後ろ側ウエザストリップ部11Dの上部の構造の同部分と繋がっていて後ろ側ウエザストリップ部11Dの全体を通して連続して形成されている。また、取り付け基部14の底壁14Tの外面にはリンフォースメント12に当接するシールリップ23が形成されている。その他の構造は、前述の後ろ側ウエザストリップ部11Dの上部の構造と同一である。
上記の構成によれば、
(1) 前記インナパネル2の窓側フランジ2Fの車室外側W2のフランジ面2F1にウエザストリップ11が当接係合しているから、ウエザストリップ11が前記フランジ面2F1に対して突っ張った状態になる。これにより、前記フランジ面2F1に対するウエザストリップ11の当接力を強くすることができ、シール性を向上させて、車室内に風や音が侵入しにくくすることができる。パーティションガラス6とインナパネル2の窓側フランジ2Fとの間のウエザストリップ11を圧縮する形でウエザストリップ11がインナパネル2の窓側フランジ2Fに当接するので、当接力を高めることができる。
すなわち、前記車室内側リップ15の係合部17がインナパネル2の窓側フランジ2Fの車室外側W2のフランジ面2F1に当接係合するから、車室内側リップ15の係合部17を車室内側リップ15の弾性力によりインナパネル2の窓側フランジ2Fのフランジ面2F1に当接させることができて、シール性を向上させることができる。車室内側リップ15が閉じる方向(圧縮される方向)に対して抵抗する弾性力による当接なので、当接力を高めることができる。また、リップ形状の係合部17が前記フランジ面2F1に当接するから、リップ形状を調整することにより、当接力等の当接具合の微調整を容易に行うことができる。
(2) 車室内側リップ15は固定窓9の径方向外方側に開口する断面V字状(断面U字状であってもよい)に形成されているから、車室内側リップ15の係合部17を車室内側リップ15が閉じる方向(圧縮される方向)の弾性力によりインナパネル2の窓側フランジ2Fの車室外側W2のフランジ面2F1に当接させることができてシール性を向上させることができる。
そして、前記係合部17の車室外側W2の面17Mと前記取り付け基部14の車室内側W1の側壁14S1との間に補強リブ18が架け渡されているから、車室内側リップ15を補強リブ18で補強することができて、車室内側リップ15の剛性を向上させることができる。
これにより、インナパネル2の窓側フランジ2Fの車室外側W2のフランジ面2F1に対する車室内側リップ15の当接力を増大させることができるとともに、シール性を向上させることができ、ドア内部からウエザストリップ11とインナパネル2の窓側フランジ2Fの間を風や音が通ることを防止できて、前記風や音が車室内に入って来ることを、より効果的に防止することができる。
(3) ウエザストリップ11とインナパネル2の窓側フランジ2Fとの間に加えて、さらに、ウエザストリップ11とガーニッシュ13の間においても風や音の通過を防ぐので、よりいっそう効果的に車室内に風や音が入って来ることを防止できる。
(4) ウエザストリップ11とインナパネル2の窓側フランジ2Fとの間からウエザストリップ11とガーニッシュ13との間に向かう風や音を遮蔽壁28で受け止めて、ウエザストリップ11とガーニッシュ13との間に、風や音が到達することを防ぐことができる。これにより、効果的に車室内に風や音が入って来ることを防止できる。
1 ドアアウタパネル(アウタパネル)
1F 窓側フランジ(ドアアウタパネルの窓側フランジ)
2 ドアインナパネル(インナパネル)
2F 窓側フランジ(ドアインナパネルの窓側フランジ)
2F1 ドアインナパネルの窓側フランジの車室外側のフランジ面
6 パーティションガラス
6S 周部(パーティションガラスの周部)
9 窓部(固定窓)
10 窓枠
11 ウエザストリップ
13 ガーニッシュ
13T ガーニッシュの端縁
14 取り付け基部
14S1 取り付け基部の車室内側の側壁
14S2 取り付け基部の車室外側の側壁
15 車室内側リップ
16 車室外側リップ
17 係合部
17M 係合部の車室外側の面
17N 係合部(車室内側リップ)の車室内側の面
18 補強リブ
19 第1当接部
20 第2当接部
28 遮蔽壁
W1 車室内側
W2 車室外側

Claims (4)

  1. 互いに対向するドアアウタパネルとドアインナパネルに窓用開口が形成されて窓部が形成され、
    窓枠を構成する前記ドアアウタパネルの窓側フランジと前記ドアインナパネルの窓側フランジとの間にウエザストリップを介してパーティションガラスの周部が嵌合している車両用ドアの固定窓構造であって、
    前記ドアインナパネルの窓側フランジの車室外側のフランジ面に前記ウエザストリップが当接し、
    前記ウエザストリップは、
    前記パーティションガラスの周部が嵌合する断面U字状の取り付け基部と、
    前記取り付け基部の車室内側の側壁の開口端部から延出して前記ドアインナパネルの窓側フランジに係合する車室内側リップと、
    前記取り付け基部の車室外側の側壁の開口端部から延出して前記ドアアウタパネルの窓側フランジに係合する車室外側リップとを備え、
    前記車室内側リップの係合部が前記ドアインナパネルの窓側フランジの車室外側のフランジ面に当接係合し、
    前記車室内側リップは前記窓部の径方向外方側に開口する断面U字状又は断面V字状に車室内側に折り返され、
    U字又はV字の車室内側の一片に対応する車室内側リップ部分が前記係合部に構成されて、
    前記係合部の車室内側の面が前記ドアインナパネルの窓側フランジの車室外側のフランジ面に当接し、
    前記係合部の車室外側の面と前記取り付け基部の車室内側の側壁との間に補強リブが架け渡されている車両用ドアの固定窓構造。
  2. 前記ウエザストリップは前記ドアインナパネルの窓側フランジの車室外側のフランジ面に面接触する請求項1記載の車両用ドアの固定窓構造。
  3. 前記ドアインナパネルの窓側フランジよりも前記窓部の径方向内方側に位置する前記車室内側リップの車室内側の面に、前記ドアインナパネルに取り付けられたガーニッシュの端縁が車室内側から当接している請求項1又は2記載の車両用ドアの固定窓構造。
  4. 前記ガーニッシュの端縁に当接する前記車室内側リップの第1当接部と、前記ドアインナパネルの窓側フランジに当接する前記係合部の第2当接部との間から、前記ガーニッシュの端縁と前記ドアインナパネルの窓側フランジとの間を遮る遮蔽壁が突出している請求項記載の車両用ドアの固定窓構造。
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