JP5568908B2 - 電気炊飯器 - Google Patents

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本発明は、電気炊飯器に関し、詳しくは炊飯工程の途中で高精度に被炊飯物量の判定を行う、炊飯可能な最大炊飯量が2.7リットルを超える大型の電気炊飯器にも適用可能な電気炊飯器に関する。
炊飯器は、鍋内に米と水とからなる被炊飯物を投入し、この鍋内の被炊飯物を加熱して炊飯するものである。従来の炊飯器は、大気圧下において加熱炊飯する炊飯器が一般的であった。しかしながら、より美味しいご飯を炊くために、炊飯工程中の鍋内圧を大気圧より高く維持することによって、加熱温度と加圧圧力の相乗効果を利用し、水を米粒内に短時間で浸透させるようにして炊飯時間を短縮し、更にやわらかく米を炊き上げることのできる機能を具えた、いわゆる圧力式炊飯器が既に開発、実用化されており、日々改良が重ねられている。
このような圧力式炊飯器においては、この鍋内の被炊飯物を加熱すると共に鍋内を昇圧して炊飯するため、炊飯時は、鍋内が高温となっていると共に、内圧が高くなっている。さらに、従来の炊飯器には、炊飯の立上げ加熱工程時に生じる蒸気を外部へ逃がすための蒸気口が設けられている。また、炊飯時には、鍋内の被炊飯物が沸騰するので、吹きこぼれが生じる。この吹きこぼれは、粘り気のある糊状の汁であって、この糊状の汁は旨み成分を含んでおり、通常、「おねば」と呼ばれている(以下、この吹きこぼれを「おねば」ともいう)。
この吹きこぼれが、そのまま鍋外へ放出さてしまうと、旨み成分も排出されてしまうので、ご飯が美味しく炊きあがらない。そこで、炊飯器内にこのおねばを貯留する貯留タンクを設けて、この貯留タンクにおねばを一時貯留して置き、立上げ加熱工程終了後に鍋内が負圧になったときにおねばを鍋内に戻して美味しく炊きあげる炊飯器が開発されている。さらに、鍋内に戻されたおねばが鍋内に均一に広がるように、蒸らし工程で貯留部に貯留されたおねばを鍋内に戻し、鍋内の加圧後に一気に減圧して鍋内の被炊飯物を突沸させておねばを拡散させることが知られている。
例えば、下記特許文献1に開示された圧力式炊飯器は、被炊飯物を投入する鍋と、該鍋を収容する開口部及び鍋内の被炊飯物を加熱する加熱手段を有する炊飯器本体と、該炊飯器本体の開口部を塞ぐ蓋体と、制御手段を備えている。この制御手段は、加熱手段を制御して被炊飯物に水分を吸水させる吸水工程I、吸水された被炊飯物を沸騰するまで昇温加熱する立上げ加熱工程II、被炊飯物を沸騰状態に維持する沸騰維持工程III、沸騰維持工程後に被炊飯物を蒸らす蒸らし工程IVなどの炊飯工程を順次実行するようにさせている。
このような圧力式炊飯器では、より美味しい炊きあがりを実現することを目的として、温度センサとマイクロコンピュータにより、鍋の温度変化と時間経過を測定することで収容されている被炊飯物の量(炊飯量)を判定し、吸水工程、立上げ加熱工程、沸騰維持工程、蒸らし工程などの各炊飯工程における加熱量などを、その推定炊飯量に基づいて制御するようにした、いわゆるマイコン制御による自動炊飯器が一般的となっている。
この被炊飯物の量を判定する方法としては、立上げ加熱工程中において鍋底の温度を検出する温度センサなどにより、鍋容器が所定温度に達するまでの時間を計測して、その結果から被炊飯物の量を算出する方法や、吸水工程において加熱手段への通電を一時的に停止した際の、鍋容器の温度変化に基づいて被炊飯物の量を算出する方法が知られている。
例えば、下記特許文献2には、立上げ加熱工程において、加熱手段の作動を一度停止した際の内鍋温度の変化に基づいた被炊飯物の量の判定を2度行うことで、より精度の高い被炊飯物の量の判定を行い得るようにした電気炊飯器の発明が開示されている。
また、下記特許文献3には、内鍋底部の温度を検知する内鍋温度検知手段を設け、炊き上げ工程において予め基準となる内鍋底部の温度上昇曲線を複数設定しておき、炊き上げ工程における前記基準内鍋温度上昇曲線を炊飯容量に応じて選択し、該選択された基準内鍋温度上昇曲線と前記内鍋温度検知手段により検知された温度に基づき加熱制御することで、炊飯容量の多少にかかわらず、内鍋内の米と水を実験値により設定した適切な温度上昇曲線(理想炊飯曲線)に比較的沿った温度上昇させることができる炊飯ジャーの発明が開示されている。
また、下記特許文献4には、浸水工程の初期において、鍋加熱手段の加熱による鍋側面の温度変化量に基づいて炊飯量を推定する第一の炊飯量の判定を行い、この第一の炊飯量の判定の結果に基づいて浸水工程及び炊き上げ工程の初期における鍋加熱手段による加熱量を調整し、炊き上げ工程において、鍋底および鍋側面の温度変化量に基づき炊飯量を高精度に推定する第二の炊飯量判定を行うようにした炊飯器の発明が開示されている。この下記特許文献4に開示されている炊飯器では、沸騰維持工程や蒸らし工程においてご飯が焦げ付かない最大の加熱量を投入するができるため、甘みとツヤのあるおいしいご飯を炊き上げることができるとされている。
特開2009−000187号公報 特許3266077号公報 特許2670720号公報 特開2008−067899号公報
上述のように、従来から電気炊飯器内の炊飯量を判定し、その判定結果に基づいて各炊飯工程の加熱量を制御することにより、美味しいご飯を炊き上げる電気炊飯器が知られている。しかしながら、非常に大きな加熱量を備えた電気炊飯器で小容量の炊飯を行う場合、例えば、2.7リットルを超えるような被炊飯物を炊飯できる大容量の電気炊飯器で少量の被炊飯物を炊飯するというような場合においては、なかなか美味しくご飯が炊き上がらないという問題点が依然として存在する。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、立上げ加熱工程の内、特に鍋内の被炊飯物の温度が75〜85℃の間となっている期間に米から旨み成分が抽出されていることを知見し、非常に大きな加熱量を備えた電気炊飯器で小容量の炊飯を行う場合には、鍋内の被炊飯物が75〜85℃の間となっている時間が非常に短いために、美味しくご飯が炊き上がらないことを見出した。
すなわち、従来から立上げ加熱工程では被炊飯物の温度を一気に沸騰状態にまで上昇させることが重要であり、立上げ加熱工程において被炊飯物に加えられる単位時間当たり加熱量は極力高いほうが望ましいとされてきた。その一方、大容量の電気炊飯器は、例えば2.7リットルを超えるような被炊飯物を炊飯できるようにするために、単位時間当たりの加熱量が非常に大きい加熱手段を備えている。
従って、大容量の電気炊飯器を用いた場合、立上げ加熱工程においては、小容量炊飯の時にもその非常に大きな単位時間当たり加熱量が加えられることとなるので、被炊飯物は非常に短時間のうちに沸騰状態に達してしまう。その結果、旨み成分が抽出されるための温度75〜85℃を維持している期間が不十分となり、美味しい炊飯が実現できないものとなるわけである。
なお、上記特許文献4に開示されている炊飯器の発明では、吸水工程の初期において1回目の炊飯量判定を行うことで吸水工程での加熱量を炊飯量に応じて制御し、更に1回目の炊飯量判定の結果に基づいて立上げ加熱工程初期の加熱量を炊飯量に応じて制御することで、立上げ加熱工程における2回目の炊飯量判定の精度をより向上させている。しかしながら、上記特許文献3に開示されている炊飯器の発明においては、1回目の炊飯量判定は吸水工程における適切な吸水工程を実行するために行われるものであり、立上げ加熱工程初期における通電量等の制御は2回目の炊飯量判定の精度をより高精度にするために行われるものである。そのため、上記特許文献4には、非常に大きな加熱量を備えた炊飯器で小容量の炊飯を行う場合のように、立上げ加熱工程での加熱量を炊飯量に応じて変化させることによって、炊きあがったご飯の甘みや旨みを向上させることについては何も示唆されていない。
また、上記特許文献3に開示されている炊飯器の発明によれば、炊飯容量の多少にかかわらず、内鍋内の温度上昇が理想炊飯曲線に比較的沿った温度上昇となるようにすることができるが、実用化するにあたっては内鍋内の温度上昇についての理想的な曲線(理想炊飯曲線)を予め実験値により設定しておくことが必要である。すなわち、この理想炊飯曲線を得るためには、炊飯工程における内鍋の材質、炊飯可能な最大容量、実際の炊飯量、加熱源、外装容器の保温性などの様々な条件を設定する都度、実験を行い、立上げ加熱工程での内鍋内の温度上昇曲線が理想炊飯曲線に比較的沿った状態となるような各種条件を予め求めておかなければならず、非常に手間がかかり、開発コストも高いものとなってしまう。従って、このような上記特許文献3に開示されている炊飯器の発明では、非常に大きな加熱量を備えた炊飯器で小容量の炊飯を行う場合についてまで理想炊飯曲線を求めることは困難である。
本発明者らは、上述のような知見に基づき、立上げ加熱工程における単位時間当たり加熱量を炊飯量に応じて変化させることで、非常に大きな加熱量を備えた炊飯器で小容量の炊飯を行う際にも、美味しくご飯を炊き上げることができるようになることを見出し、本発明を完成させるに至ったのである。
すなわち本発明の目的は、炊飯可能な最大炊飯量が2.7リットルを超える大型の電気炊飯器であっても、炊飯量に関わらず、美味しくご飯を炊き上げることのできる電気炊飯器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願の請求項1に記載の電気炊飯器に係る発明は、開口を有する有底の鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋の温度を検知する温度検出手段と、前記加熱手段を制御して、前記鍋内の炊飯米に吸水させる吸水工程、被炊飯物が沸騰するまで昇温加熱する立上げ加熱工程及び被炊飯物を沸騰状態に維持する沸騰維持工程を含む所定の炊飯工程を実行する制御装置と、を備え、前記制御装置には、前記吸水工程において所定温度を維持し前記所定温度を維持中の所定時間の通電及び通電停止の通電率に基づいて第一の炊飯量判定で二段階の炊飯量判別を行う第一の炊飯量判定手段と、前記立上げ加熱工程において第二の炊飯量判定で前記第一の炊飯量判定の各段階をそれぞれより精度の高い5段階以上の炊飯量判別を行う第二の炊飯量判定手段と、をえ、前記制御装置は、前記立上げ加熱工程での単位時間当たり加熱量を前記第一の炊飯量判定手段によって判定された前記二段階の炊飯量に比例するように設定することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に記載の電気炊飯器において、前前記制御装置は、前記立上げ加熱工程での単位時間当たり加熱量を前記温度検出手段によって検出された温度が75〜85℃の温度領域を通過する時間が予め定めた所定範囲内となるように制御することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明に記載の電気炊飯器において、前記制御装置
は、前記沸騰維持工程以降の工程での単位時間当たり加熱量を前記第二の炊飯量判定手段によって判定された炊飯量に比例するように設定することを特徴とする。更にまた、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1つの発明に記載の電気炊飯器において、前記電気炊飯器は、炊飯可能な炊飯米の最大量が2.7リットルを超える大容量のものであ
ることを特徴とする。
本発明は、上記構成を備えることにより、以下に示すような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1の発明によれば、吸水工程において行われる第一の炊飯量判定の結果である二段階の炊飯量に比例して立上げ加熱工程での単位時間当たりの加熱量が決定されるため、炊飯量が電気炊飯器の炊飯可能な最大炊飯量と比して少なくても、立上げ加熱工程での加熱時間を炊飯量が多い場合と実質的に変わらない時間とすることができるため、旨み成分の抽出が充分になされ、美味しいご飯を炊き上げることが可能となる。また、第一の炊飯量判定の大、小の二段階から、第二の炊飯量判定工程において各段階をそれぞれより精度の高い5段階以上の炊飯量の判別を実行できる。
また、請求項2の発明によれば、炊飯量が炊飯可能な最大炊飯量と比して少なくても、立上げ加熱工程での鍋内の被炊飯物の温度を旨み成分の抽出に最適な75〜85℃を維持する時間を十分に確保することが可能となるため、炊飯量に関わらず、美味しいご飯を炊き上げることが可能となる。
また、請求項3の発明によれば、沸騰維持工程以降の工程での単位時間当たり加熱量が第二の炊飯量判定手段によって判定された炊飯量に比例するように設定されているので、炊飯量の判定が正確になされるため、沸騰維持工程や蒸らし工程において適切な単位時間当たり加熱量を被炊飯物に加えることができ、より美味しいご飯を炊き上げることが可能となる。
また、請求項4の発明によれば、最大炊飯量が2.7リットルを超えるような大容量の電気炊飯器であれば、上記本発明の効果がより顕著に表れる。
本発明の実施形態に係る電気炊飯器の正面図である。 図1の電気炊飯器の部分断面図である。 図2の圧力弁開放機構を拡大した拡大断面図である 炊飯工程における鍋底温度センサーにより検出された鍋底温度曲線(太線)及び蒸気温度センサーにより検出された蒸気温度曲線(破線)と、加熱手段の作動状況を相関的に示す説明図である。 立上げ加熱工程における本発明の実施形態及び比較例の鍋底温度及び蒸気温度と、加熱手段の作動状況を相関的に示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための電気炊飯器としての圧力式炊飯器を例示するものであって、本発明をこの圧力式炊飯器に限定することを意図するものではなく、本発明は常圧で炊飯する電気炊飯器等、特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなく種々の変更を行ったものにも均しく適用し得るものである。
まず、本発明の実施形態に係る圧力式炊飯器の構造について、図1〜図3を用いて説明する。なお、図1は本発明の一実施形態に係る炊飯器の正面図である。図2は図1の炊飯器の部分断面図である。また、図3は図2の圧力弁開放機構を拡大した拡大断面図である。
本発明の実施形態に係る圧力式電気炊飯器1は、炊飯器本体(以下「本体」という)2と本体2を覆う開閉自在の蓋体3とで構成される。本体2には、被炊飯物である米及び水が投入される深底の容器からなる鍋4と、上方にこの鍋4が収容される開口部及び内部にこの鍋4を加熱して被炊飯物を加熱する例えばIHコイルからなる加熱手段5を有しており、さらに炊飯を制御する制御部(図示省略)と、炊飯メニューを操作する操作部6と、操作された炊飯メニューを表示する表示部7とが、正面側に設けられている。
操作部6は、炊飯メニュー選択ボタン8、炊飯スタート/保温ボタン9、予約ボタン10、取り消しボタン11、十字キー12よりなり、これらの操作ボタンを適宜操作して、使用者の好みのメニューで炊飯を行うように設定することができるようになっている。
本体2は、有底箱状の外部ケース13と、この外部ケース13に収容される収納ケース14(図2参照)とからなり、外部ケース13と収納ケース14との間に隙間が形成され、この隙間に制御手段25を構成する制御装置(図示省略)が配設されている。収納ケース14には鍋4が収容される。この鍋4は、例えばアルミニウムとステンレスとのクラッド材で形成されている。
蓋体3は、一端をヒンジHGにより本体2に枢着した着脱自在の内蓋15と、外方を覆う外蓋16とで構成されており、内蓋15には、圧力弁17及び圧力弁開放機構22が形成されている。また、内蓋15には鍋4内が異常に加圧された時、例えば炊飯中に圧力弁17が故障して開かないときなどに開放して鍋内の圧力を逃がす安全弁23を備えている。
圧力弁17は、図3に示すように、圧力孔18を有する弁座19と、この弁座19の上に自重により圧力孔18を塞ぐ金属性のボール20と、このボール20を覆うカバー21とからなる。この圧力弁17は、鍋4内の圧力とボール20の自重とのバランスによって、ボール20が圧力孔18上に移動されたり離れたりすることにより、さらには圧力弁開放機構22の制御によって強制的にボール20を移動させることにより、圧力孔18の開閉が行われる。
また、圧力弁開放機構22は、電磁コイルが巻回されたシリンダー22aと、このシリンダー内を電磁コイルの励磁により入出し、ボール20を移動させるプランジャー22bと、プランジャー22bの先端に装着された作動棹24と、シリンダーの一端部と作動棹24との間に設けられたバネSPとで構成されている。
圧力弁開放機構22は、制御手段25(図2参照)により制御される。すなわち、圧力弁開放機構22は、制御手段25からの出力を受けていないときは、プランジャー22bがシリンダー22aから突出して圧力孔18上のボール20を圧力孔18の横方向に押し、圧力孔18を強制的に開放する。また、制御手段25の出力を受けた時には、プランジャー22bがシリンダー22a内に引き込まれる。このときボール20は、自重により圧力孔18上に戻り、圧力孔18を閉塞する。このように圧力弁開放機構22が動作すると、このプランジャー22bによる圧力弁17の開放動作により、炊飯工程中に加圧された鍋4内の圧力を強制的に低下させることができる。
外蓋16には、吹きこぼれるおねばを一時貯留する貯留タンク26が着脱自在に装着されている。貯留タンク26の内部は蒸気とおねばとを分離させるために上下から分離構造を設けた多室構造となっており、蒸気穴26aを蒸気のみが通過できるようになっている。おねばは、立上げ加熱工程、沸騰維持工程で貯留タンク26に溜まり、蒸らし工程で、鍋4内の圧力が低下すると負圧弁(図示省略)より、鍋4内に還元されるようになっている。
本体2は、図1に示すように、炊飯メニュー選択ボタン8により各種の炊飯コースを選択するための選択手段27を備えている。制御手段25は、周知のようにCPU、ROM、RAMなどで構成されたハードウエアと、後述するフローチャートの内容を実行するためのソフトウエアとにより構成される。
鍋4の底部には、図2に示すように、炊飯量検出手段としても機能する鍋底温度を検出するための鍋底温度センサー28bが取り付けられており、また、蓋体3には適切な位置に蒸気温度を検出するための沸騰検出手段となる蒸気温度センサー28aが取付けられており、各センサー28a、28bの出力は制御手段25に送られるようになっている。なお、鍋底温度センサー28bの出力により鍋内の炊飯量を検出することは、既に公知であるので詳細な説明を省略する。
前記圧力弁17の下部には、図2、図3に示すように、弁座19に着脱自在に装着され複数個の小孔を穿設したフィルター29が装着されている。このフィルター29を装着することにより、圧力弁17の開放時に鍋内を一気に流動する米粒がこのフィルター29によって阻止されて外気中に放出されるのを防止できる。なお、実施形態の圧力式電気炊飯器1の最大炊飯容量は例えば6.0リットルであり、IHコイルからなる加熱手段5の出力は4600Wである。
次いで、図4及び図5を参照して本発明の実施形態に係る圧力式電気炊飯器1の炊飯工程について説明する。なお、図4は炊飯工程における鍋底温度センサーにより検出された鍋底温度曲線(太線)及び蒸気温度センサーにより検出された蒸気温度曲線(破線)と、加熱手段の作動状況を相関的に示す説明図である。また、図5は立上げ加熱工程における本発明の実施形態及び比較例の鍋底温度及び蒸気温度と、加熱手段の作動状況を相関的に示す説明図である。
炊飯工程は、米に水を吸水させるための吸水工程I、吸水した米を加熱するために鍋4内の被炊飯物を昇温させる立上げ加熱工程II、米に含まれる澱粉を糊化させるために沸騰状態を維持する沸騰維持工程III、及び、鍋4内に残った余剰の水分を除去するとともに更に糊化を促進させる蒸らし工程IVの各工程及び順序で構成される。
[吸水工程I]
吸水工程Iにおいては、米の吸水は促進されるが澱粉は糊化しない所定の温度T1(例えば約60℃)を維持するよう加熱手段5への給電量が制御されて鍋4が加熱される。すなわち、吸水工程初期においては鍋底温度K1が温度T1に達するまでは加熱手段5へ通電率100%で通電し続け、温度T1に達した以降は、加熱手段5への通電と通電停止を繰り返すことで、鍋底温度K1が温度T1前後を一定時間、例えば240秒間維持するように制御される。
[第一の炊飯量判定工程]
この吸水工程Iでは、通電と通電停止のデューティサイクルに基いて以下のようにして炊飯量の判定が行なわれる。すなわち、上記のデューティサイクルに基いて温度T1を維持していた240秒の間の通電率X1を算出し、この通電率X1を用いて下記式に基いて炊飯量を「大」であるかもしくは「小」であるかの二つに判別する。
X1>50% ・・・「大」
X1≦50% ・・・「小」
なお、この第一の炊飯量の判定は、立上げ加熱工程IIの実行前に終了していれば、判定方法を上述した方法に限る必要はなく、既に周知の吸水工程Iにおける炊飯量の判定方法を採用することができる。また、判定結果については、必ずしも大、小の二段階とする必要はなく、適宜に複数段階で定めれば良いが、後述する第二の炊飯量判定工程においてより精度の高い炊飯量の判定を実行できるためここでは細かく判定する必要はない。
[立上げ加熱工程II]
X1>50%、すなわち第一の炊飯量判定における結果が、「大」であった場合は、立上げ加熱工程における通電率X2を例えば100%(消費電力4600W)とする。また、X1≦50%、すなわち第一の炊飯量判定における結果が「小」であった場合は、通電率X2を例えば80.5%(消費電力3700W)とする。
図5は、小容量炊飯を行った場合の、立上げ加熱工程IIでの鍋底温度K1及び蒸気温度K2の変化について、第一の炊飯量判定の結果によらずに通電率100%(消費電力4600W(比較例に対応))で加熱した場合と、通電率80.5%(消費電力3700W(本実施形態に対応))とを並べて示すと共に、加熱手段への通電状態をも示す説明図である。
図5に示されているように、本実施形態の場合は、小容量炊飯の場合であっても、立上げ加熱工程IIで鍋底温度K1及び蒸気温度K2の上昇速度が抑えられるため、沸騰温度(例えば105℃)に達するまでの時間が長くなり、被炊飯物は、炊飯量に関わらず、十分な時間、甘みや旨みの抽出が充分になされる温度(75〜85℃)範囲におかれるので、美味しいご飯を炊き上げることが可能となる。
[第二の炊飯量判定工程]
なお、立上げ加熱工程IIにおいては、上述のようにして決定された通電率X1でIHコイルからなる加熱手段5に給電して被炊飯物を昇温させることになる。第二の炊飯量判定は、通電率X1と鍋底温度センサー28bによって算出される鍋底温度K1の温度変化速度を基に判定するが、本実施形態においては、X1>50%、すなわち第一の炊飯量判定における結果が「大」であった場合はこれを7段階に分け、X1≦50%、すなわち第一の炊飯量判定における結果が「小」であった場合はこれを5段階に分ける。従って、本実施形態においては、第二の炊飯量判定の結果は全12段階の区分となる。
なお、この第二の炊飯量の判定は、立上げ加熱工程IIの実行中に行われるものであればよく、具体的方法は既に周知であるので詳細な説明は省略する。また、この第二の炊飯量判定の結果も、12段階に限る必要はなく、最大炊飯量等に応じて適宜に定めれば良い。立上加熱工程IIが終了すると、沸騰維持工程IIIに移行する。
[沸騰維持工程III以降における加熱量制御]
本実施形態では、上記第二の炊飯量判定の結果による12段階の区分に基づいて、沸騰維持工程III及び蒸らし工程IV内の追い炊き工程IVaにおける消費電力を下記表1に従って決定する。なお、下記表1に示した各消費電力は何れも予備実験によって求めた最適値に基づくものである。また、消費電力は4600W×通電率(%)で算出されるため、沸騰維持工程IIIにおける通電率X3及び追い炊き工程IVaにおける通電率X4が決定されることになる。
Figure 0005568908
[沸騰維持工程III及び蒸らし工程IV]
沸騰維持工程IIIにおいて通電率X3でIHコイルからなる加熱手段5へ給電を行い、被炊飯物の沸騰状態を維持する。この沸騰維持工程IIIでは、加熱手段5への通電及び圧力弁17の開閉が所定時間間隔で行われる。すなわち、圧力弁開放機構22の制御により圧力弁17の開閉が行われ、この圧力弁17の開閉は、この沸騰維持工程IIIの初期段階に1回乃至数回行われる。圧力弁17の開成により、鍋4内の圧力は1.2気圧の加圧状態から略大気圧近傍まで一気に低下する。この圧力変化により、鍋4内が激しく沸騰し、いわゆる突沸現象が発生する。
この突沸現象により、鍋4内の米粒などの被炊飯物が撹拌される。特に、沸騰維持工程IIIの初期段階に圧力弁17の開閉が行われると、この段階では鍋4内の水が多いので米粒は効率よく撹拌される。一方、加熱手段5への通電は、圧力弁17の開閉に同期してオン/オフされる。すなわち、圧力弁17が閉成されているときは加熱手段5への通電がオン状態とされ、圧力弁17が開成されているときはオフ状態とされる。なお、加熱手段5への通電は圧力弁17の開閉と非同期的に制御されるようにしてもよい。
沸騰維持工程IIIの後半では、被炊飯物の余剰水分がほぼなくなり、被炊飯物の温度が急上昇する。この急上昇により鍋底温度K1が所定の温度T3例えば130℃になると、蒸らし工程IVへ移行する。このとき、圧力弁17が開成されて鍋4内の圧力が下がるが、負圧弁(図示省略)の作用により、貯留タンク26(図2参照)に溜まっていたおねばが鍋4内に環流される。蒸らし工程IVにおいては、原則として加熱は行わないが、追い炊き工程IVaにおいてのみIHコイルからなる加熱手段5へ通電率X4で給電して、被炊飯物の余剰の水分が除去される。
従って、沸騰維持工程III及び追い炊き工程IVaにおいては、12段階に細かく区分された炊飯量に応じて、適切な単位時間当たり加熱量で加熱されることになるため、美味しいご飯を炊き上げることが可能となる。
なお、以上述べた実施形態では、一般的な電磁誘導式電気炊飯器を例にしたが、炊飯中の鍋内圧力を制御できる圧力式炊飯器や炊飯米に焦げ目を付けることのできる電気炊飯器などにも同様にして適用可能である。
1…圧力式炊飯器
2…炊飯器本体
3…蓋体
4…鍋
5…加熱手段
6…操作部
7…表示部
8…炊飯メニュー選択ボタン
9…炊飯スタート/保温ボタン
10…予約ボタン
11…取り消しボタン
12…十字キー
13…外部ケース
14…収納ケース
15…内蓋
16…外蓋
17…圧力弁
18…圧力孔
19…弁座
20…ボール
21…カバー
22…圧力弁開放機構
22a…シリンダー
22b…プランジャー
23…安全弁
24…作動棹
25…制御手段
26…貯留タンク
26a…蒸気穴
27…選択手段
28a…蒸気温度センサー
28b…鍋底温度センサー
29…フィルター
HG…ヒンジ
SP…バネ
X1〜X4…通電率(%)

Claims (4)

  1. 開口を有する有底の鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋の温度を検知する温度検出手段と、前記加熱手段を制御して、前記鍋内の炊飯米に吸水させる吸水工程、被炊飯物が沸騰するまで昇温加熱する立上げ加熱工程及び被炊飯物を沸騰状態に維持する沸騰維持工程を含む所定の炊飯工程を実行する制御装置と、を備え、
    前記制御装置には、前記吸水工程において所定温度を維持し前記所定温度を維持中の所定時間の通電及び通電停止の通電率に基づいて第一の炊飯量判定で二段階の炊飯量判別を行う第一の炊飯量判定手段と、前記立上げ加熱工程において第二の炊飯量判定で前記第一の炊飯量判定の各段階をそれぞれより精度の高い5段階以上の炊飯量判別を行う第二の炊飯量判定手段と、をえ、
    前記制御装置は、前記立上げ加熱工程での単位時間当たり加熱量を前記第一の炊飯量判定手段によって判定された前記二段階の炊飯量に比例するように設定することを特徴とする電気炊飯器。
  2. 前記制御装置は、前記立上げ加熱工程での単位時間当たり加熱量を前記温度検出手段によって検出された温度が75〜85℃の温度領域を通過する時間が予め定めた所定範囲内となるように制御することを特徴とする請求項1に記載の電気炊飯器。
  3. 前記制御装置は、前記沸騰維持工程以降の工程での単位時間当たり加熱量を前記第二の炊飯量判定手段によって判定された炊飯量に比例するように設定することを特徴とする、請求項1に記載の電気炊飯器。
  4. 前記電気炊飯器は、炊飯可能な炊飯米の最大量が2.7リットルを超える大容量のもの
    であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気炊飯器。
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