JP5568784B2 - ヘッドレスト位置調整装置 - Google Patents

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Description

この発明は、自動車等の車両の座席に対応させて備えられたヘッドレストの位置を調整するヘッドレスト位置調整装置に関する。
自動車等の車両の座席に対応させて備えられたヘッドレストの位置を調整するものとして、ヘッドレスト位置調整装置(例えば、特許文献1(第6−8頁、第1−6図)参照)が知られている。このヘッドレスト位置調整装置は、静電容量センサ部と駆動モータ部とを備え、静電容量センサ部は、複数の検知電極と検出回路とを備える。
そして、各検知電極からの検知信号に基づいて、検出回路が頭部の高さ方向の推定中心位置を算出し、この推定中心位置を基準にしてヘッドレストの座席に対する位置を調整するとされている。
特開2008−265644号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示されているヘッドレスト位置調整装置では、静電容量センサ部を構成する検知電極の面積などが一定のものであるので、静電容量センサ部の検知感度が固定されている。このため、頭部とヘッドレストとが近すぎてセンサ出力が飽和すると、推定中心位置を特定することができないという問題がある。
また、頭部とヘッドレストとが離れている場合は、静電容量値の出力に各検知電極間での差が出にくく、同様に推定中心位置を特定することができず、適切にヘッドレストの位置を調整することが困難となるという問題もある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、頭部とヘッドレストとの間の距離の遠近度合いにかかわらず、ヘッドレストの位置を正確に調整することができるヘッドレスト位置調整装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる第1のヘッドレスト位置調整装置は、車両の座席に対応させて備えられたヘッドレストに設けられ、前記座席に着座した人体の頭部と前記ヘッドレストとの間の静電容量を検知する複数の検知電極からなる電極群と、前記電極群の各検知電極の電気的な接続を切り替えて、該電極群のアクティブな電極の総面積を変化させる切替手段と、前記電極群のアクティブな電極すべてからの出力に応じた静電容量値を検出する検出手段と、前記検出手段からの静電容量値に基づいて、前記ヘッドレストの高さ方向の位置を調整する位置調整手段とを備え、前記切替手段は、前記検出手段によって検出された静電容量値が、しきい値を超えた場合、前記電極群のアクティブな電極の総面積をより小さくすることを特徴とする。
また、この発明にかかる第2のヘッドレスト位置調整装置は、車両の座席に対応させて備えられたヘッドレストに設けられ、前記座席に着座した人体の頭部と前記ヘッドレストとの間の静電容量を検知する複数の検知電極からなる電極群と、前記電極群の各検知電極の電気的な接続を切り替えて、該電極群のアクティブな電極の総面積を変化させる切替手段と、前記電極群のアクティブな電極すべてからの出力に応じた静電容量値を検出する検出手段と、前記検出手段からの静電容量値に基づいて、前記ヘッドレストの高さ方向の位置を調整する位置調整手段とを備え、前記検出手段は、前記高さ方向に位置の異なる少なくとも2つの静電容量値を検出し、前記切替手段は、前記検出手段によって検出された静電容量値のうち、最大の静電容量値とその他の静電容量値との差分値が、しきい値未満の場合、前記電極群のアクティブな電極の総面積をより小さくすることを特徴とする。
さらに、この発明にかかる第3のヘッドレスト位置調整装置は、車両の座席に対応させて備えられたヘッドレストに設けられ、前記座席に着座した人体の頭部と前記ヘッドレストとの間の静電容量を検知する複数の検知電極からなる電極群と、前記電極群の各検知電極の電気的な接続を切り替えて、該電極群のアクティブな電極の総面積を変化させる切替手段と、前記電極群のアクティブな電極すべてからの出力に応じた静電容量値を検出する検出手段と、前記検出手段からの静電容量値に基づいて、前記ヘッドレストの高さ方向の位置を調整する位置調整手段とを備え、前記切替手段は、前記検出手段によって検出された静電容量値が、しきい値未満の場合、前記電極群のアクティブな電極の総面積をより大きくすることを特徴とする。
また、この発明にかかる第4のヘッドレスト位置調整装置は、車両の座席に対応させて備えられたヘッドレストに設けられ、前記座席に着座した人体の頭部と前記ヘッドレストとの間の静電容量を検知する複数の検知電極からなる電極群と、前記電極群の各検知電極の電気的な接続を切り替えて、該電極群のアクティブな電極の総面積を変化させる切替手段と、前記電極群のアクティブな電極すべてからの出力に応じた静電容量値を検出する検出手段と、前記検出手段からの静電容量値に基づいて、前記ヘッドレストの高さ方向の位置を調整する位置調整手段とを備え、前記検出手段は、前記高さ方向に位置の異なる少なくとも2つの静電容量値を検出し、前記切替手段は、前記検出手段によって検出された静電容量値のうち、最大の静電容量値とその他の静電容量値との差分値が、しきい値未満の場合、前記電極群のアクティブな電極の総面積をより大きくすることを特徴とする。
また、この発明にかかる第5のヘッドレスト位置調整装置は、車両の座席に対応させて備えられたヘッドレストに設けられ、前記座席に着座した人体の頭部と前記ヘッドレストとの間の静電容量を検知する複数の検知電極からなる電極群と、前記電極群の各検知電極の電気的な接続を切り替えて、該電極群のアクティブな電極の総面積を変化させる切替手段と、前記電極群のアクティブな電極すべてからの出力に応じた静電容量値を検出する検出手段と、前記検出手段からの静電容量値に基づいて、前記ヘッドレストの高さ方向の位置を調整する位置調整手段とを備え、前記検出手段は、前記高さ方向に位置の異なる少なくとも2つの静電容量値を検出し、前記切替手段は、前記検出手段によって検出された静電容量値のうち、前記電極群のアクティブな電極の総面積がより大きい場合の最大の静電容量値とその他の静電容量値との差分値と、前記電極群のアクティブな電極の総面積がより小さい場合の最大の静電容量値とその他の静電容量値との差分値とを比較して、差分値が大きい方の総面積になるようにアクティブな電極を選択することを特徴とする。
上記第1および第2のヘッドレスト位置調整装置は、電極群のアクティブな電極の総面積がより大きい場合から処理を開始し、この発明にかかる上記第3および第4のヘッドレスト位置調整装置は、電極群のアクティブな電極の総面積がより小さい場合から処理を開始することが好ましい。
また、上記第2、第4および第5のヘッドレスト位置調整装置は、電極群が1つのみヘッドレストに設けられている場合は、ヘッドレストを高さ方向に移動させて検出手段によってこの高さ方向に位置の異なる少なくとも2つの静電容量値を検出するようにスキャン動作を実行するとよい。
さらに、上記第1〜第5のヘッドレスト位置調整装置は、位置調整手段が、検出手段によって検出された静電容量値に基づいて、頭部の高さ方向の推定中心位置を算出し、この算出された推定中心位置に合わせてヘッドレストの位置を調整するように位置調整動作を行うことが好ましい。
前記差分値は、例えば前記静電容量値の最大測定値と最小測定値との差の値である。
前記電極群は、例えば前記ヘッドレストの高さ方向に沿って複数並設されている。
本発明によれば、頭部とヘッドレストとの間の距離の遠近度合いにかかわらず、ヘッドレストの位置を正確に調整することができるヘッドレスト位置調整装置を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかるヘッドレスト位置調整装置を配置した車両の座席の例を示す説明図である。 同ヘッドレスト位置調整装置の電極群のヘッドレストにおける配置例を示す説明図である。 同ヘッドレスト位置調整装置の全体構成の例を示すブロック図である。 同ヘッドレスト位置調整装置の電極群の電極総面積別の静電容量と頭部−センサ間距離との特性(距離特性)を説明するための説明図である。 同ヘッドレスト位置調整装置のセンサ出力と頭部−センサ間静電容量との特性(C−V変換特性)を説明するための説明図である。 同ヘッドレスト位置調整装置の頭部−センサ間距離の違いによるセンサ出力を説明するための説明図である。 同ヘッドレスト位置調整装置による位置調整処理手順の例を示すフローチャートである。 同ヘッドレスト位置調整装置による位置調整処理手順の他の例を示すフローチャートである。 同ヘッドレスト位置調整装置による位置調整処理手順のさらに他の例を示すフローチャートである。 同ヘッドレスト位置調整装置による位置調整処理手順のさらに他の例を示すフローチャートである。 同ヘッドレスト位置調整装置による位置調整処理手順のさらに他の例を示すフローチャートである。
以下に、添付の図面を参照して、この発明にかかるヘッドレスト位置調整装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかるヘッドレスト位置調整装置を配置した車両の座席の例を示す説明図、図2はこのヘッドレスト位置調整装置の電極群のヘッドレストにおける配置例を示す説明図、図3はこのヘッドレスト位置調整装置の全体構成の例を示すブロック図である。
図1および図2に示すように、ヘッドレスト位置調整装置100は、車両などの座席40に設けられ、例えば座席40のヘッドレスト43の前面側に配置された静電容量センサ部10と、座席40の背もたれ部(バックシート)41の内部に設けられた駆動モータ部30とを備えて構成されている。この静電容量センサ部10と駆動モータ部30は、例えばハーネス29により電気的に接続されている。
なお、ヘッドレスト43は、例えば座席40の背もたれ部41に対して支持軸43aを介して車両の上下方向(ヘッドレスト43の高さ方向)に移動自在に連結されている。その他、ヘッドレスト43は、車両の前後方向に移動自在に構成されてもよく、駆動モータ部30は、ヘッドレスト43の内部に配置されてもよい。また、ヘッドレスト43は、車両の天井部に、座席40に対応するように設けられていてもよい。
静電容量センサ部10は、例えば基板19の一方の面(表面)側に形成された複数の電極群11〜15と、この基板19の他方の面(裏面)側に形成(実装)された回路部20とを備えて構成され、各電極群11〜15からの静電容量に基づく静電容量値を検出するとともに、これに基づき例えば座席40の着座部42に着座した人体48の頭部49の高さ方向の推定される中心位置(推定中心位置)を算出して、ヘッドレスト43の位置をこの推定中心位置に合わせて少なくとも上下方向に調整させる演算結果を出力する。
基板19は、例えばフレキシブルプリント基板(FPC)、リジッド基板またはリジッドフレックス基板により構成されており、電極群11〜15は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド(PI)、ポリアミド(PA)またはガラスエポキシ樹脂などの絶縁体からなる基板19上にパターン形成された銅、銅合金またはアルミニウム等の導電材からなる。
これら電極群11〜15は、その他、電線や導電性フィルム等の部材からなるものでもよく、透明電極により構成することもできる。この場合は、上記基板19を透明性を有するパネルやフィルムにて形成し、各電極群11〜15を透明電極とすればよい。透明電極は、例えばPEDOT/PSS(ポリエチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルフォニック酸)やPEDOT/TsO(ポリエチレンジオキシチオフェン/トルエンスルフォネート)などを用いることができる。
各電極群11〜15は、例えばヘッドレスト43の高さ方向に沿って並設され、それぞれに電極番号(ch1〜ch5)が割り当てられており、それぞれが複数の検知電極により構成されている。すなわち、電極群11は検知電極11Aおよび検知電極11Bにより構成され、電極群12は検知電極12Aおよび検知電極12Bにより構成されている。
また、電極群13は検知電極13Aおよび検知電極13Bにより構成され、電極群14は検知電極14Aおよび検知電極14Bにより構成されている。さらに、電極群15は検知電極15Aおよび検知電極15Bにより構成されている。各電極群11〜15の検知電極11A〜15AはそれぞれセンサAを構成し、例えばヘッドレスト43の高さ方向と交差する幅方向(左右方向)にその長手方向を有する矩形短冊状に形成されている。そして、ヘッドレスト43の高さ方向に沿ってその幅方向が並ぶように並設された状態で配置されている。
一方、各電極群11〜15の検知電極11B〜15BはそれぞれセンサBを構成し、各検知電極11A〜15Aの外周側をそれぞれが囲むようなロの字状(一部が配線のために切り欠かれている形状)に形成され、上記と同様に並設されている。なお、本例では、各検知電極11A〜15Aのそれぞれの電極面積は、各検知電極11B〜15Bのそれぞれの電極面積よりも小さくなるように構成されている。すなわち、センサAの面積<センサBの面積となっている。また、各検知電極11A〜15Aおよび11B〜15Bは、同一平面上に絶縁した状態で配置されている。
このため、ヘッドレスト位置調整装置100は、センサAのみをアクティブにした場合、センサBのみをアクティブにした場合、およびセンサA+Bをアクティブにした場合の各電極群11〜15のアクティブな電極の面積を表す電極総面積A,B,A+Bをそれぞれ変化させることが可能な構成となっている。
回路部20は、図3に示すように、静電容量センサ部10と接続され、例えば各電極群11〜15と切替部22を介して接続されたC−V変換回路21と、このC−V変換回路21からの出力に基づき種々の演算や制御を行う制御回路23と、各電極群11〜15と切替部22を介して接続され、所定の検知電極をシールドとして動作させるためにアクティブな検知電極と同等の電位に駆動するシールド駆動回路24とを備えて構成されている。
C−V変換回路21は、各電極群11〜15の検知電極11A〜15Aによって、または検知電極11B〜15Bによって、あるいは検知電極11A〜15A+11B〜15Bによって、それぞれ検知された静電容量(Capacitance)を電圧(Voltage)に変換し、例えば頭部49との間の静電容量に応じてデューティー比が変化するパルス信号を生成するとともに平滑化して検知信号(測定値)を出力する。このC−V変換回路21は、例えば公知のタイマーICを用いて構成することができる。
制御回路23は、例えばCPU、RAM、ROM等を備えてなり、各電極群11〜15により検知された静電容量に基づくC−V変換回路21からの測定値による静電容量値に基づいて、例えば三次以上の関数を用いた関数近似を行って頭部49の推定中心位置を演算し、少なくともヘッドレスト43の位置を上下方向に変化させる駆動モータ部30に対して、演算結果に基づく演算結果情報である制御信号を出力する。
また、制御回路23は、静電容量値に基づいて切替部22を制御して、上述した各電極群11〜15のアクティブな検知電極の電極総面積A,B,A+Bを変化させる。なお、アクティブな検知電極以外の検知電極をシールドとして作用させる必要がなければ、シールド駆動回路24は設けなくてもよい。
駆動モータ部30は、制御回路23からの制御信号に基づいて、駆動モータ32を制御してヘッドレスト43の位置を変化させるモータ駆動回路31を備える。また、駆動モータ部30は、このモータ駆動回路31の制御によりヘッドレスト43の位置を実際に移動させる駆動モータ32を備える。
なお、上述した各電極群11〜15は、少なくともヘッドレスト43に1つ設けられていればよく、電極群を構成する検知電極は、3以上設けられていてもよい。また、各検知電極11A〜15Aおよび11B〜15Bは、面積A,Bが同じとなるように形成されていてもよい。電極群が1つのみ設けられている場合は、ヘッドレスト43の高さ方向に位置の異なる少なくとも2つの静電容量値を検出するように、あらかじめヘッドレスト43を高さ方向に移動させて静電容量のスキャン動作を行う。
図4は、ヘッドレスト位置調整装置の電極群の電極総面積別の静電容量と頭部−センサ間距離との特性(距離特性)を説明するための説明図、図5はヘッドレスト位置調整装置のセンサ出力と頭部−センサ間静電容量との特性(C−V変換特性)を説明するための説明図である。ここでは、説明の便宜上、電極総面積Aの場合と電極総面積A+Bの場合の二通りの場合について説明する。
図4に示すように、電極群11〜15に対して、被測定物(例えば、頭部49)の大きさが一定あるいはそれ以上大きいときには、各電極群11〜15の電極総面積が大きい程、頭部−センサ間距離dが同じ場合に検知される静電容量Cは大きくなる。具体的には、静電容量Cは、頭部−センサ間距離dと電極群11〜15の面積Sとの関係において、C=ε(S/d)の関係となる。すなわち、電極総面積Aのときの曲線よりも電極総面積A+Bのときの曲線の方が距離特性がよいといえる。
一方、図5に示すように、C−V変換回路21からのセンサ出力Vは、通常は検知された静電容量Cに比例して出力電圧が決まるが、この出力電圧がある一定以上の値になると飽和してしまうこととなる。すなわち、電極総面積Aのときに検出される最適静電容量範囲α1と、電極総面積A+Bのときに検出される最適静電容量範囲α2とを頭部−センサ間距離dに応じて切り替えれば、極力ダイナミックレンジを確保した状態で出力電圧が飽和しない範囲での頭部49の検出が可能となる。
そこで、このように構成されたヘッドレスト位置調整装置100では、頭部−センサ間距離dに応じて電極総面積を切り替えて、得られた静電容量値に基づいて例えば頭部49の推定中心位置を三次以上の関数を用いた近似により演算し、ヘッドレスト43の位置調整を行うようにしている。具体的には、測定データは次の表1に示すようになる。
Figure 0005568784
この表1に示すように、まず、各電極群11〜15の電極総面積Aのときの頭部49が検出されない状態での初期容量(C−V変換値)をV0とし、電極総面積A+Bのときの初期容量(C−V変換値)をV0ABとすると、センサNo.ch1〜ch5に対応する初期容量はそれぞれV0(1)〜V0(5)、V0AB(1)〜V0AB(5)となる。
また、各電極群11〜15の電極総面積Aのときの頭部49が検出された状態でのセンサ出力(絶対値)をV1とし、電極総面積A+Bのときのセンサ出力(絶対値)をV1ABとすると、センサNo.ch1〜ch5に対応するセンサ出力はそれぞれV1(1)〜V1(5)、V1AB(1)〜V1AB(5)となる。
さらに、各電極群11〜15の電極総面積Aのときのセンサ出力(絶対値)から初期容量(C−V変換値)を引いたセンサ出力(差分値)をΔV(=V1−V0)とし、電極総面積A+Bのときのセンサ出力(差分値)をΔVAB(=V1AB−V0AB)とすると、センサNo.ch1〜ch5に対応するセンサ出力はそれぞれΔV(1)〜ΔV(5)、ΔVAB(1)〜ΔVAB(5)となる。
図6は、ヘッドレスト位置調整装置の頭部−センサ間距離の違いによるセンサ出力を説明するための説明図である。図6(a)に示すように、ヘッドレスト位置調整装置100は、例えば頭部−センサ間距離dが近い場合であって、各電極群11〜15の電極総面積が電極総面積Aよりも大きい場合、すなわち、ここでは電極総面積がA+Bのときに、検出されたセンサ出力(絶対値)が所定値(ここでは、飽和電圧)を超えるか判断する。
図示の例では、少なくともセンサ出力(絶対値)V1AB(2)〜(4)が飽和電圧を超えているため(超過分の出力は図示せず)、制御回路23によって切替部22を制御して、各電極群11〜15の電極総面積A+Bを電極総面積Aに切り替え、検知感度を変更して(抑えて)得られたセンサ出力(差分値)ΔV(1)〜(5)を用いてヘッドレスト43の位置調整を行うようにする。
この場合、センサ出力(差分値)を用いて上述したような関数近似を行い、例えば最大測定値であるΔV(3)を観測したch3(電極群13の検知電極13A)の位置を頭部49の推定中心位置とする。そして、例えばヘッドレスト43の高さ方向の中心位置をこの推定中心位置に合わせるように駆動モータ32を動かす制御信号を駆動モータ部30に出力し、ヘッドレスト43の位置調整を行う。
この他、電極総面積がA+Bのときに、次のように動作してもよい。すなわち、センサ出力(絶対値)のうちの最大測定値(ここでは、V1AB(3)とする)と、最小測定値(ここでは、V1AB(1)とする)との差分値(=V1AB(3)−V1AB(1))が、所定値未満であるかを判断する。
そして、差分値が所定値未満である場合に、各電極群11〜15の電極総面積A+Bを電極総面積Aに切り替えて、検知感度を変更して同様にヘッドレスト43の位置調整を行うようにしても、上記と同様に頭部−センサ間距離dが近い場合であっても、ヘッドレスト43の位置を調整することが可能となる。なお、上記最小測定値の代わりに、その他の測定値(ここでは、V1AB(5))であってもよい。
一方、図6(b)に示すように、ヘッドレスト位置調整装置100は、例えば頭部−センサ間距離dが遠い場合であって、各電極群11〜15の電極総面積が電極総面積A+Bよりも小さい場合、すなわち、ここでは電極総面積がAのときに、検出されたセンサ出力(絶対値)が所定値(ここでは、所定のしきい値)未満であるか判断する。
図示の例では、すべてのセンサ出力(絶対値)V1(1)〜(5)が所定値を下回っているため、制御回路23によって切替部22を制御して、各電極群11〜15の電極総面積Aを電極総面積A+Bに切り替え、検知感度を変更して(向上させて)得られたセンサ出力(差分値)ΔVAB(1)〜(5)を用いてヘッドレスト43の位置調整を行うようにする。
この場合、センサ出力(差分値)を用いて上述したような関数近似を行い、例えば最大測定値であるΔVAB(3)を観測したch3(電極群13の検知電極13A,13B)の位置を頭部49の推定中心位置とする。そして、例えばヘッドレスト43の高さ方向の中心位置をこの推定中心位置に合わせるように駆動モータ32を動かす制御信号を駆動モータ部30に出力し、ヘッドレスト43の位置調整を行う。
この他、電極総面積がAのときに、次のように動作してもよい。すなわち、センサ出力(絶対値)のうちの最大測定値(ここでは、V1(3)とする)と、最小測定値(ここでは、V1(1)とする)との差分値(=V1(3)−V1(1))が、所定値未満であるかを判断する。
そして、差分値が所定値未満である場合に、各電極群11〜15の電極総面積Aを電極総面積A+Bに切り替えて、検知感度を変更して同様にヘッドレスト43の位置調整を行うようにしても、上記と同様に頭部−センサ間距離dが遠い場合であっても、ヘッドレスト43の位置を調整することが可能となる。なお、上記他の測定値としては、最小測定値(ここでは、例えばV1(5))であってもよい。
このように、ヘッドレスト位置調整装置100は、頭部49とヘッドレスト43との間の距離dの遠近度合いにかかわらず、検知感度を最適な状態に調整して確実に頭部49の推定中心位置を算出し、ヘッドレスト43の位置を正確に調整することが可能となる。なお、各電極群11〜15の電極総面積をA<B<A+Bのように数段階に切り替えたり、検知電極が3以上ある場合はこれらの組み合わせ等によって電極総面積をより詳細に切り替えたりして、検知感度を変更するようにしてもよい。
また、ヘッドレスト位置調整装置100は、得られた頭部49の推定中心位置に応じてヘッドレスト43の上下方向の位置を調整するのみならず、センサ出力を用いて前後方向の位置も調整するようにしてもよい。この場合は、例えばセンサ出力を用いて頭部49の形状プロファイルデータ等を算出し、この形状プロファイルデータがあらかじめ設定された頭部−センサ間距離dにおける最適な距離のときの形状プロファイルと合致するように、駆動モータ部30によってヘッドレスト43を前後方向に駆動させればよい。
図7は、ヘッドレスト位置調整装置による位置調整処理手順の例を示すフローチャート、図8はヘッドレスト位置調整装置による位置調整処理手順の他の例を示すフローチャートである。また、図9〜図11は、ヘッドレスト位置調整装置による位置調整処理手順のさらに他の例を示すフローチャートである。なお、以降において、既に説明した部分と重複する箇所には同一の符号を付して説明を省略し、本発明に特に関連のない部分については明記しないことがあるとする。
図7に示すように、まず、ヘッドレスト位置調整装置100は、各電極群11〜15の電極総面積を大(電極総面積A+B)の状態から処理をスタートし、各電極群11〜15からの出力に基づく静電容量値を検出する(ステップS101)。そして、例えば検出した静電容量値の少なくとも1つが所定値(飽和電圧)を超えているか否かを判断する(ステップS102)。
静電容量値の少なくとも1つが所定値を超えていると判断した場合(ステップS102のY)は、切替部22を介して各電極群11〜15の電極総面積を小(電極総面積A)に切り替え(ステップS103)、静電容量値を測定して(ステップS104)、例えば各電極群11〜15(電極総面積A)の測定値を基に算出される関数近似等で頭部49の形状を推定し、推定中心位置を算出する(ステップS105)。そして、この推定中心位置やセンサ出力(測定値)を用いて、上述したようにヘッドレスト43の位置を調整する位置調整動作を行い(ステップS106)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
静電容量値の少なくとも1つが所定値を超えていないと判断した場合(ステップS102のN)は、上記ステップS105に移行して各電極群11〜15の電極総面積が大きい(電極総面積A+B)状態のままで、例えば各電極群11〜15(電極総面積A+B)の測定値を基に算出される関数近似等で頭部49の形状を推定し、推定中心位置を算出し(ステップS105)、位置調整動作を行って(ステップS106)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ヘッドレスト位置調整装置100は、図8に示すように動作してもよい。すなわち、ヘッドレスト位置調整装置100は、まず、各電極群11〜15の電極総面積を小(電極総面積A)に切り替えてから処理をスタートし、各電極群11〜15からの出力に基づく静電容量値を検出する(ステップS201)。そして、例えば検出した静電容量値のいずれもが所定値(所定のしきい値)を下回っているか(未満か)否かを判断する(ステップS202)。
静電容量値のいずれもが所定値を下回っていると判断した場合(ステップS202のY)は、切替部22を介して各電極群11〜15の電極総面積を大(電極総面積A+B)に切り替え(ステップS203)、静電容量値を測定して(ステップS204)、例えば各検知電極群11〜15(電極総面積A+B)の測定値を基に算出される関数近似等で頭部49の形状を推定し、推定中心位置を算出する(ステップS205)。そして、上述したような位置調整動作を行い(ステップS206)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
静電容量値のいずれかが所定値以上であると判断した場合(ステップS202のN)は、上記ステップS205に移行して各電極群11〜15の電極総面積が小さい(電極総面積A)状態のままで、例えば各検知電極群11〜15(電極総面積A)の測定値を基に算出される関数近似等で頭部49の形状を推定し、推定中心位置を算出し(ステップS205)、位置調整動作を行って(ステップS206)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
さらに、ヘッドレスト位置調整装置100は、図9に示すように動作してもよい。すなわち、ヘッドレスト位置調整装置100は、まず、各電極群11〜15の電極総面積を大(電極総面積A+B)の状態から処理をスタートし、各電極群11〜15からの出力に基づく静電容量値を検出する(ステップS301)。そして、例えば検出した静電容量値のうちの最大測定値と最小測定値との差分値を算出し(ステップS302)、差分値が所定値未満であるか否かを判断する(ステップS303)。
差分値が所定値未満であると判断した場合(ステップS303のY)は、切替部22を介して各電極群11〜15の電極総面積を小(電極総面積A)に切り替え(ステップS304)、静電容量値を測定して(ステップS305)、例えば各検知電極群11〜15(電極総面積A)の測定値を基に算出される関数近似等で頭部49の形状を推定し、推定中心位置を算出する(ステップS306)。そして、上述したような位置調整動作を行い(ステップS307)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
差分値が所定値以上であると判断した場合(ステップS303のN)は、上記ステップS306に移行して各電極群11〜15の電極総面積が大きい(電極総面積A+B)状態のままで、例えば各検知電極群11〜15(電極総面積A+B)の測定値を基に算出される関数近似等で頭部49の形状を推定し、推定中心位置を算出し(ステップS306)、位置調整動作を行って(ステップS307)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ヘッドレスト位置調整装置100は、図10に示すように動作してもよい。すなわち、ヘッドレスト位置調整装置100は、まず、各電極群11〜15の電極総面積を小(電極総面積A)の状態から処理をスタートし、各電極群11〜15からの出力に基づく静電容量値を検出する(ステップS401)。そして、例えば検出した静電容量値のうちの最大測定値と最小測定値との差分値を算出し(ステップS402)、差分値が所定値未満であるか否かを判断する(ステップS403)。
差分値が所定値未満であると判断した場合(ステップS403のY)は、切替部22を介して各電極群11〜15の電極総面積を大(電極総面積A+B)に切り替え(ステップS404)、静電容量値を測定して(ステップS405)、例えば各電極群11〜15(電極総面積A+B)の測定値を基に算出される関数近似等で頭部49の形状を推定し、推定中心位置を算出する(ステップS406)。そして、上述したような位置調整動作を行い(ステップS407)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
差分値が所定値以上であると判断した場合(ステップS403のN)は、上記ステップS406に移行して各電極群11〜15の電極総面積が小さい(電極総面積A)状態のままで、例えば各検知電極群11〜15(電極総面積A)の測定値を基に算出される関数近似等で頭部49の形状を推定し、推定中心位置を算出し(ステップS406)、位置調整動作を行って(ステップS407)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ヘッドレスト位置調整装置100は、図11に示すように動作してもよい。すなわち、まず、ヘッドレスト位置調整装置100は、各電極群11〜15の電極総面積を大(電極総面積A+B)に切り替え(ステップS501)、各電極群11〜15からの出力に基づく静電容量値を検出する(ステップS502)。そして、例えば検出した静電容量値のうちの最大測定値と最小測定値との差分値を算出する(ステップS503)。
次に、各電極群11〜15の電極総面積を小(電極総面積A)に切り替え(ステップS504)、各電極群11〜15からの出力に基づく静電容量値を検出する(ステップS505)。そして、例えば検出した静電容量値のうちの最大測定値と最小測定値との差分値を算出する(ステップS506)。
こうして電極総面積が異なる場合に得られた差分値を比較して(ステップS507)、値が大きい方の差分値を算出した際の電極総面積を採用(選択)して(ステップS508)、例えば得られた最大測定値に基づき頭部49の推定中心位置を算出し、上述したような位置調整動作を行って(ステップS509)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。なお、上記ステップS501とステップS504は、その順番が入れ替わってもよい。また、最小測定値の代わりに、その他の測定値を用いて差分値を算出するようにしてもよい。
さらに、上述した実施形態では、複数の電極群11〜15を用いて説明したが、ヘッドレスト43に1つの電極群のみが設けられている場合は、ヘッドレスト43の高さ方向に位置の異なる少なくとも2つの静電容量値を検出する必要がある。このような場合は、位置調整動作の処理開始時等にヘッドレスト43を移動させて静電容量のスキャン動作をあらかじめ行えばよい。
このように、本実施形態にかかるヘッドレスト位置調整装置100では、頭部49とヘッドレスト43との間の距離dの遠近度合いに応じて、各電極群11〜15の電極総面積を切り替えて検知感度を変化させ、例えば確実に頭部49の推定中心位置を算出してヘッドレスト43の位置を正確に調整することが可能となる。
10 静電容量センサ部
11〜15 電極群
11A〜15A 検知電極
11B〜15B 検知電極
19 基板
20 回路部
21 C−V変換回路
22 切替部
23 制御回路
24 シールド駆動回路
30 駆動モータ部
31 モータ駆動回路
32 駆動モータ
40 座席
41 背もたれ部(シートバック)
42 着座部
43 ヘッドレスト
43a 支持軸
48 人体
49 頭部
100 ヘッドレスト位置調整装置

Claims (7)

  1. 車両の座席に対応させて備えられたヘッドレストに設けられ、前記座席に着座した人体の頭部と前記ヘッドレストとの間の静電容量を検知する複数の検知電極からなる電極群と、
    前記電極群の各検知電極の電気的な接続を切り替えて、該電極群のアクティブな電極の総面積を変化させる切替手段と、
    前記電極群のアクティブな電極すべてからの出力に応じた静電容量値を検出する検出手段と、
    前記検出手段からの静電容量値に基づいて、前記ヘッドレストの高さ方向の位置を調整する位置調整手段とを備え、
    前記切替手段は、前記検出手段によって検出された静電容量値が、しきい値を超えた場合、前記電極群のアクティブな電極の総面積をより小さくする
    ことを特徴とするヘッドレスト位置調整装置。
  2. 車両の座席に対応させて備えられたヘッドレストに設けられ、前記座席に着座した人体の頭部と前記ヘッドレストとの間の静電容量を検知する複数の検知電極からなる電極群と、
    前記電極群の各検知電極の電気的な接続を切り替えて、該電極群のアクティブな電極の総面積を変化させる切替手段と、
    前記電極群のアクティブな電極すべてからの出力に応じた静電容量値を検出する検出手段と、
    前記検出手段からの静電容量値に基づいて、前記ヘッドレストの高さ方向の位置を調整する位置調整手段とを備え、
    前記検出手段は、前記高さ方向に位置の異なる少なくとも2つの静電容量値を検出し、
    前記切替手段は、前記検出手段によって検出された静電容量値のうち、最大の静電容量値とその他の静電容量値との差分値が、しきい値未満の場合、前記電極群のアクティブな電極の総面積をより小さくする
    ことを特徴とするヘッドレスト位置調整装置。
  3. 車両の座席に対応させて備えられたヘッドレストに設けられ、前記座席に着座した人体の頭部と前記ヘッドレストとの間の静電容量を検知する複数の検知電極からなる電極群と、
    前記電極群の各検知電極の電気的な接続を切り替えて、該電極群のアクティブな電極の総面積を変化させる切替手段と、
    前記電極群のアクティブな電極すべてからの出力に応じた静電容量値を検出する検出手段と、
    前記検出手段からの静電容量値に基づいて、前記ヘッドレストの高さ方向の位置を調整する位置調整手段とを備え、
    前記切替手段は、前記検出手段によって検出された静電容量値が、しきい値未満の場合、前記電極群のアクティブな電極の総面積をより大きくする
    ことを特徴とするヘッドレスト位置調整装置。
  4. 車両の座席に対応させて備えられたヘッドレストに設けられ、前記座席に着座した人体の頭部と前記ヘッドレストとの間の静電容量を検知する複数の検知電極からなる電極群と、
    前記電極群の各検知電極の電気的な接続を切り替えて、該電極群のアクティブな電極の総面積を変化させる切替手段と、
    前記電極群のアクティブな電極すべてからの出力に応じた静電容量値を検出する検出手段と、
    前記検出手段からの静電容量値に基づいて、前記ヘッドレストの高さ方向の位置を調整する位置調整手段とを備え、
    前記検出手段は、前記高さ方向に位置の異なる少なくとも2つの静電容量値を検出し、
    前記切替手段は、前記検出手段によって検出された静電容量値のうち、最大の静電容量値とその他の静電容量値との差分値が、しきい値未満の場合、前記電極群のアクティブな電極の総面積をより大きくする
    ことを特徴とするヘッドレスト位置調整装置。
  5. 車両の座席に対応させて備えられたヘッドレストに設けられ、前記座席に着座した人体の頭部と前記ヘッドレストとの間の静電容量を検知する複数の検知電極からなる電極群と、
    前記電極群の各検知電極の電気的な接続を切り替えて、該電極群のアクティブな電極の総面積を変化させる切替手段と、
    前記電極群のアクティブな電極すべてからの出力に応じた静電容量値を検出する検出手段と、
    前記検出手段からの静電容量値に基づいて、前記ヘッドレストの高さ方向の位置を調整する位置調整手段とを備え、
    前記検出手段は、前記高さ方向に位置の異なる少なくとも2つの静電容量値を検出し、
    前記切替手段は、前記検出手段によって検出された静電容量値のうち、前記電極群のアクティブな電極の総面積がより大きい場合の最大の静電容量値とその他の静電容量値との差分値と、前記電極群のアクティブな電極の総面積がより小さい場合の最大の静電容量値とその他の静電容量値との差分値とを比較して、差分値が大きい方の総面積になるようにアクティブな電極を選択する
    ことを特徴とするヘッドレスト位置調整装置。
  6. 前記差分値は、前記静電容量値の最大測定値と最小測定値との差の値である
    ことを特徴とする請求項2、4または5記載のヘッドレスト位置調整装置。
  7. 前記電極群は、前記ヘッドレストの高さ方向に沿って複数並設されている
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のヘッドレスト位置調整装置。
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