JP5567356B2 - コネクタおよび当該コネクタで用いられるボディ - Google Patents

コネクタおよび当該コネクタで用いられるボディ Download PDF

Info

Publication number
JP5567356B2
JP5567356B2 JP2010019067A JP2010019067A JP5567356B2 JP 5567356 B2 JP5567356 B2 JP 5567356B2 JP 2010019067 A JP2010019067 A JP 2010019067A JP 2010019067 A JP2010019067 A JP 2010019067A JP 5567356 B2 JP5567356 B2 JP 5567356B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core wire
thick
terminal
cable
thick core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010019067A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011159461A (ja
Inventor
満 飯田
健治 大倉
剛志 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010019067A priority Critical patent/JP5567356B2/ja
Priority to TW100103098A priority patent/TWI491127B/zh
Priority to CN2011100325828A priority patent/CN102195171B/zh
Priority to KR1020110008796A priority patent/KR101232998B1/ko
Publication of JP2011159461A publication Critical patent/JP2011159461A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5567356B2 publication Critical patent/JP5567356B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R9/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
    • H01R9/03Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections
    • H01R9/05Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections for coaxial cables
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/648Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding  

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Description

本発明は、コネクタおよび当該コネクタで用いられるボディに関する。
従来、コネクタとして、複数のコンタクトを保持する樹脂製のハウジングと、複数の同軸ケーブルと、ハウジングに取り付けられるプラグシェルと、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、各コンタクトをハウジングから一部露出させることで端子部をハウジングの長手方向に並設し、それぞれの端子部に同軸ケーブルの芯線を半田付けすることで同軸ケーブルとコンタクトとを電気的に接続している。なお、同軸ケーブルは、信号線や電源線などとして使用されるものであり、この特許文献1では、同径の芯線を有する同軸ケーブルが用いられている。
特開2007−157594号公報
しかしながら、上記従来技術のように信号線用の同軸ケーブルの芯線と同径の芯線を有する同軸ケーブルを電源線として使用する場合、複数本の同軸ケーブルを用いる必要があった。そのため、使用する同軸ケーブルの本数が増加してしまい、コネクタが大型化してしまうという問題があった。
そこで、他の芯線(細芯線)よりも太径の芯線(太芯線)を有するケーブルを電源線用のケーブルとして用いることが提案されている。
このとき、細芯線と半田付けするために形成された端子部に太芯線を半田付けしようとしても、端子部の幅が狭いため、太芯線と幅狭の端子部とを容易に半田付けすることができず導通不良を起こすおそれがある。
そこで、隣り合う2つの幅狭の端子部の間に太芯線を載置した状態で、当該太芯線を2つの端子部にそれぞれ半田付けし、太芯線と各端子部とを電気的に接続させることが考えられる。
しかしながら、隣り合う2つの幅狭の端子部の間に太芯線を載置すると、当該太芯線が半田の濡れ性が悪いハウジングと接触する上、太芯線と各端子部との距離が長くなってしまう。そのため、太芯線と端子部との半田付けの際に、ハウジング上の半田がはじかれてしまい、太芯線と端子部とが半田付けされずに導通不良を起こしてしまうおそれがある。
そこで、本発明は、小型化を図りつつ、太芯線と端子部との導通不良を抑制することのできるコネクタおよび当該コネクタで用いられるボディを得ることを目的とする。
本発明は、複数のケーブルと、当該複数のケーブルのうちの1つのケーブルの芯線が接続される端子部が複数並設されたボディと、を備えるコネクタであって、前記複数の端子部は、並設方向の幅が同一であり、前記複数のケーブルは、細芯線を有する第1ケーブルと、太芯線を有する第2ケーブルと、を備え、前記第2ケーブルの太芯線は、前記ボディの隣り合う端子部の間に載置した状態で当該2つの端子部に接続されており、前記ボディにおける前記隣り合う端子部の間には、前記第2ケーブルの太芯線が載置される溝部が形成されていることを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、端子部が複数並設されたボディの隣り合う端子部の間に溝部を形成し、当該溝部に第2ケーブルの太芯線を載置した状態で、第2ケーブルの太芯線を2つの端子部に接続させるようにしている。したがって、太芯線と隣り合う端子部との距離が短くなり、ボディ上の半田がはじかれてしまうのを抑制することができるため、太芯線と端子部とが導通不良を起こしてしまうのを抑制することができる。
すなわち、本発明によれば、小型化を図りつつ、太芯線と端子部との導通不良を抑制することのできるコネクタおよび当該コネクタで用いられるボディを得ることができる。
図1は、本発明の一実施形態にかかるコネクタを示す斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態にかかる細芯線および太芯線をボディに載置した状態を示す断面図である。 図3は、本発明の一実施形態にかかる溝部を示す拡大斜視図である。 図4は、本発明の一実施形態にかかる溝部に載置させた太芯線と端子部に載置させた細芯線とをそれぞれ端子部に半田付けした状態を模式的に示す断面図である。 図5は、本発明の一実施形態の第1変形例にかかる溝部に載置させた太芯線と端子部に載置させた細芯線とをそれぞれ端子部に半田付けした状態を模式的に示す断面図である。 図6は、本発明の一実施形態の第2変形例にかかる溝部に載置させた太芯線と端子部に載置させた細芯線とをそれぞれ端子部に半田付けした状態を模式的に示す断面図である。 図7は、本発明の一実施形態の第2変形例にかかる太芯線が接続される端子部の側面部に半田が流れ込んだ状態を模式的に示す断面図である。 図8は、本発明の一実施形態の第3変形例にかかる溝部に載置させた太芯線と端子部に載置させた細芯線とをそれぞれ端子部に半田付けした状態を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下ではケーブルとして同軸ケーブルを例示する。また、以下では、ボディの芯線が載置される側を上方として説明する。
本実施形態にかかるコネクタ10は、図1に示すように、複数の同軸ケーブル(ケーブル)20と、当該複数の同軸ケーブル20のうちの1つの同軸ケーブル20の芯線20aが接続される端子部51が複数並設された合成樹脂製のボディ30と、を備えている。そして、ボディ30には、電磁ノイズを遮蔽するための金属製のシェル40が取り付けられている。
同軸ケーブル20は、芯線20aと、当該芯線20aの周囲に設けられる内周側絶縁被覆部(図示せず)と、内周側絶縁被覆部の外周に設けられるシールド線20bと、シールド線20bの外周に設けられる外周側絶縁被覆部(図示せず)と、で構成されている。これら複数の同軸ケーブル20は、図1に示すように、一端側の先端から順に芯線20a、シールド線20bを露出させている。
本実施形態では、複数の同軸ケーブル20は、図1に示すように、細芯線21aを有する細線同軸ケーブル(第1ケーブル)21と、太芯線22aを有する太線同軸ケーブル(第2ケーブル)22と、を備えている。そして、この細線同軸ケーブル21を信号線として用い、太線同軸ケーブル22を電源線として用いている。このように、太線同軸ケーブル22を電源線として用いることで、使用する同軸ケーブル20の本数を減少させることができ、コネクタ10の小型化を図ることができる。
ボディ30は、図1に示すように、複数の端子部51が長手方向に略均等に配置された本体部31と、本体部31の短手方向一端側に延設されて、複数の同軸ケーブル20を支持するケーブル支持部32と、を有している。そして、本体部31の下端には、図示せぬレセプタクルコネクタと嵌合する嵌合突部33が形成されている(図2参照)。
ケーブル支持部32には、図1に示すように、補強用の金属板32aが取り付けられている。さらに、ケーブル支持部32の長手方向両端部には、それぞれ上側と内側とに開放された収納凹部32bが設けられており、この収納凹部32b内に後述するベースプレート63およびグランドバー64の長手方向両端部が収納されるようにしている。そして、ケーブル支持部32の長手方向一端側(図1中左側)の短手方向側面32cには、嵌合突起32dが設けられている。
また、嵌合突部33の表面には、図2に示すように、複数の端子部51とそれぞれ電気的に接続されるとともに、レセプタクルコネクタに設けられた図示せぬコンタクトと接触する端子部52が露出している。そして、端子部52には凹部52aが形成されており、この凹部52aにレセプタクルコネクタのコンタクトを弾接させることで、コネクタ10とレセプタクルコネクタとの結合強度の向上が図られている。また、本実施形態では、隣り合う端子部51と電気的に接続される端子部52が、嵌合突部33の短手方向両側面の一方の側面33aと他方の側面(図示せず)とにそれぞれ露出するようにしている。
そして、ボディ30の長手方向両端には、シェル40を取り付けるための固定部34が設けられており、この固定部34の短手方向側面34aには、嵌合凹部34bがそれぞれ形成されている。
シェル40は、例えば金属板に打ち抜き加工と曲げ加工とを施すことによって形成されており、ボディ30の本体部31およびケーブル支持部32を覆う本体部41と、本体部41の長手方向両端部に形成された取付部42と、を備えている。
本体部41の長手方向両端部(ケーブル支持部32の長手方向両端部と対応する部位)には、切り起こし片41aが設けられており、当該切り起こし片41aの長手方向内側の太線同軸ケーブル22と対応する部位には、切欠部41bが形成されている。そして、切欠部41bの長手方向内側(細線同軸ケーブル21が配置される部位)には、短手方向に延在する延設片を下側(細線同軸ケーブル21が配置される側)に屈曲させた屈曲部41cが形成されている。このように、本体部41の細線同軸ケーブル21と対応する部位に屈曲部41cを設けることで、シェル40の本体部41に段差を設け、細線同軸ケーブル21と太線同軸ケーブル22の上部を本体部41にて同時に支持できるようにしている。
また、本体部41の上部の長手方向両端には半田挿入穴41dが設けられており、切り起こし片41aには嵌合突起32dと嵌合する嵌合穴41eが形成されている。
取付部42の短手方向側面42aには、嵌合凹部34bと嵌合する嵌合突部42bがそれぞれ形成されている。
また、本実施形態では、細線同軸ケーブル21および太線同軸ケーブル22のシールド線21b,22bを、長手方向に延在する板状のベースプレート63およびグランドバー64で挟持することで、ケーブルアッシー60を形成している。
そして、グランドバー64の長手方向両端部には、それぞれ上方に向けて屈曲した屈曲部64aが設けられている。このように、屈曲部64aを設けることで、長手方向両端に配置される太線同軸ケーブル22および2本の太線同軸ケーブル22の間に配置される複数本の細線同軸ケーブル21のすべてのシールド線21b,22bがグランドバー64と接触するようにしている。
そして、シェル40の半田挿入穴41dに半田70を挿入することで、シェル40とグランドバー64とを電気的に接続している。すなわち、本実施形態では、すべての同軸ケーブル21,22のシールド線21b,22b、グランドバー64およびシェル40とが電気的に接続されている。そして、これらシールド線21b,22b、グランドバー64およびシェル40は、図示せぬグランドパターンに接続することで接地されるようになっている。
以上の構成のコネクタ10は、下記のようにして形成される。
まず、ケーブルアッシー60を形成し、当該ケーブルアッシー60をケーブル支持部32に取り付けるとともに、同軸ケーブル20の芯線20aを端子部51に半田付けによって固定する。
次に、シェル40の切り起こし片41aに形成された嵌合穴41eとボディ30のケーブル支持部32に形成された嵌合突起32dとを嵌合させるとともに、シェル40の取付部42に形成された嵌合突部42bとボディ30の固定部34に形成された嵌合凹部34bとを嵌合させて、シェル40をボディ30に取り付ける。
そして、シェル40の半田挿入穴41dに半田70を挿入し、シェル40とグランドバー64とを電気的に接続することで、コネクタ10が形成される。
なお、端子部51および端子部52は、コンタクト50の一部に設けられており、例えば、ボディ30にコンタクト50をインサート成形することで、端子部51および端子部52を形成することができる。
また、コンタクト50の少なくともボディ30の本体部31の表面31aから露出する端子部51の表面51aに、金鍍金やスズ鍍金、半田レベラー等の表面処理を施し、酸化を防止しつつ半田濡れ性を確保できるようにするのが好適である。
ここで、本実施形態では、細線同軸ケーブル21の細芯線21aを端子部51の表面51a上に載置した状態で、半田70により細芯線21aと端子部51とを半田付けしている。このように、細芯線21aと端子部51とを半田付けすることで、細芯線21aと端子部51とが電気的に接続されるようにしている。
また、太線同軸ケーブル22の太芯線22aをボディ30の隣り合う端子部51の間に載置した状態で、半田70により太芯線22aを2つの端子部51にそれぞれ半田付けしている。本実施形態では、太線同軸ケーブル22が長手方向両端に配置されているため、長手方向に並設された複数の端子部51のうち、長手方向両端部の端子部51とその隣りの端子部51が太芯線22aとの接続用の端子部として用いられる。
さらに、本実施形態では、ボディ30の本体部31の隣り合う端子部(太芯線22aとの接続用の端子部)51の間に、太線同軸ケーブル22の太芯線22aを載置する溝部35を形成している。
この溝部35は、短手方向に延在するように形成されており、上方に開口するとともに、短手方向一端側(本体部31のケーブル支持部32側:図2中手前側)に開口している。このような形状の溝部35を、本体部31の隣り合う端子部(太芯線22aとの接続用の端子部)51の間に形成することで、太線同軸ケーブル22の太芯線22aを、図3に示すように、溝部35上に載置させることができるようになる。そして、太線同軸ケーブル22の太芯線22aを溝部35上に載置した状態で、半田70により太芯線22aを2つの端子部51にそれぞれ半田付けすることで、太芯線22aと端子部51とが電気的に接続されるようにしている。
また、溝部35は、互いに対向するとともに、溝部35の開口35a側から深さ方向に向かうにつれて幅狭となる一対の側面部(傾斜面)35bと、当該側面部(傾斜面)35bの下部同士を接続する底面部35cと、を有している。すなわち、溝部35は、正面視で逆台形状に形成されている。さらに、図3に示すように、隣り合う端子部51の側面部51bを溝部35内に露出させている。そして、太芯線22aを溝部35上に載置した状態で、太芯線22aの外周が、溝部35内に露出させたそれぞれの側面部51bに当接するようにしている。
また、本実施形態では、細線同軸ケーブル21の細芯線21aを端子部51の表面51a上に載置するとともに太線同軸ケーブル22の太芯線22aを溝部35に載置した状態で、細線同軸ケーブル21の細芯線21aの端子部51の表面51aからの高さと太線同軸ケーブル22の太芯線22aの端子部51の表面51aからの高さが略同一となるように、溝部35の幅や深さを設定している(図4参照)。
このように、細線同軸ケーブル21の細芯線21aおよび太線同軸ケーブル22の太芯線22aの端子部51の表面51aからの高さを揃えることで、糸半田やクリーム半田等を細芯線21aや太芯線22aの上部に載置させやすくしている。
以上説明したように、本実施形態では、端子部51が複数並設されたボディ30の隣り合う端子部51の間に溝部35を形成し、当該溝部35に太線同軸ケーブル(第2ケーブル)22の太芯線22aを載置した状態で、太線同軸ケーブル22の太芯線22aを2つの端子部51に接続させるようにしている。したがって、太芯線22aと隣り合う端子部51との距離が短くなり、ボディ30上の半田70がはじかれてしまうのを抑制することができるため、太芯線22aと端子部51とが導通不良を起こしてしまうのを抑制することができる。
すなわち、本実施形態によれば、小型化を図りつつ、太芯線22aと端子部51との導通不良を抑制することのできるコネクタ10および当該コネクタ10で用いられるボディ30を得ることができる。
また、本実施形態によれば、溝部35は、互いに対向する側面部35bを、溝部35の開口35a側から深さ方向に向かうにつれて幅狭となるように傾斜させている。このように、一対の側面部35bを傾斜させて傾斜面を形成することで、太芯線22aを溝部35に載置した際に、太芯線22aの外周を一対の側面部(傾斜面)35bに当接させることができる。したがって、側面部(傾斜面)35bによって太芯線22aの位置決めがなされ、半田付け時に太芯線22aの位置合わせを行う必要がなくなり、太芯線22aの端子部51への半田付けを容易に行うことができる。
また、太芯線22aが位置ずれしてしまうのを抑制することができるため、位置ずれによって太芯線22aが一方の端子部51側に偏った状態で半田付けされてしまうのを抑制することができる。このように、位置ずれした状態で半田付けがなされると、太芯線22aと距離が長くなった他方の端子部51とが導通不良を起こしてしまうおそれがある。しかしながら、本実施形態のように、一対の側面部35bを傾斜させて傾斜面を形成すれば、側面部(傾斜面)35bによって太芯線22aの位置決めがなされるため、隣り合う端子部51のほぼ中間部に太芯線22aを載置させることができる。したがって、それぞれの端子部51から太芯線22aまでの距離をほぼ同一とすることができ、太芯線22aと端子部(一方の端子部側に偏った場合、他方の端子部)51とが導通不良を起こしてしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、隣り合う端子部51の側面部51bを溝部35内に露出させているため、半田付けする際に、溶融した半田を溝部35内に流れ込ませることができるようになる。その結果、太芯線22aと端子部51との半田付けをより確実に行うことができ、太芯線22aと端子部51とが導通不良を起こしてしまうのをより一層抑制することができる。また、太芯線22aを溝部35上に載置した状態で、太芯線22aの外周を、溝部35内に露出させた側面部51bに当接させることで、太芯線22aと端子部51との間に樹脂製のボディ30を介在させることなく半田付けすることができる。その結果、太芯線22aと端子部51との半田付けをより確実に行うことができるようになる。
また、端子部51の表面51a側と側面部51b側とに半田フィレットを形成することができるようになり、太芯線22aと端子部51との半田付けをより確実に行うことができる上、半田70による太芯線22aと端子部51との接合強度を向上させることができる(図7参照)。
また、本実施形態によれば、細線同軸ケーブル(第1ケーブル)21の細芯線21aを端子部51の表面51a上に載置するとともに太線同軸ケーブル(第2ケーブル)22の太芯線22aを溝部35に載置した状態で、細線同軸ケーブル21の細芯線21aの端子部51の表面51aからの高さと太線同軸ケーブル22の太芯線22aの端子部51の表面51aからの高さとが略同一となるようにしている。したがって、糸半田やクリーム半田等を細芯線21aおよび太芯線22aの上部に載置させやすくなる。そのため、複数の細芯線21aおよび太芯線22aの一括半田付けを容易に行うことができる。
また、細芯線21aおよび太芯線22aの上面の高さを揃えることで、フラットな表面を有する半田ごて等の治具を用いて、複数の細芯線21aおよび太芯線22aの半田付けを一括で行うことが可能となる。すなわち、半田ごて等の治具の表面(半田に当接させる部位)を加工する必要がなくなり、芯線の太さが異なる場合であっても、既存の治具を用いて一括半田付けすることができるようになる。
なお、溝部の形状としては、上記実施形態で例示したものに限らず、様々な形状の溝部とすることができる。
以下、溝部の変形例を説明する。なお、以下の複数の変形例には、上記実施形態と同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
(第1変形例)
本変形例にかかる溝部35Aは、図5に示すように、側面部35bと底面部35cとを備え、互いに対向する側面部35bが略垂直に形成されている。そして、端子部51の側面部51bは本体部31で覆われており、端子部51の側面部51bが溝部35A内に露出しないようになっている。このような溝部35Aを形成し、当該溝部35Aに太芯線22aを載置させるようにすれば、太芯線22aと隣り合う端子部51との距離を短くすることができる。
したがって、本変形例によっても、上記第1実施形態とほぼ同様の作用、効果を奏することができる。
(第2変形例)
本変形例にかかる溝部35Bは、図6に示すように、側面部35bと底面部35cとを備え、互いに対向する側面部35bが略垂直に形成されている。さらに、本変形例では、端子部51の側面部51bを溝部35B内に露出させている。
このように、端子部51の側面部51bを溝部35B内に露出させることで、図7に示すように、半田70を溝部35Bの側面に流れ込ませることができる。その結果、太芯線22aと端子部51との半田付けをより確実に行うことができ、太芯線22aと端子部51とが導通不良を起こしてしまうのをより一層抑制することができる。さらに、端子部51の表面51a側と側面部51b側とに半田フィレットを形成することができるようになり、太芯線22aと端子部51との半田付けをより確実に行うことができる上、半田70による太芯線22aと端子部51との接合強度を向上させることができる(図7参照)。
そして、本変形例によっても、上記第1実施形態とほぼ同様の作用、効果を奏することができる。
(第3変形例)
本変形例にかかる溝部35Cは、図8に示すように、側面部35bと底面部35cとを備え、互いに対向する側面部35bが略垂直に形成されている。そして、端子部51の側面部51bが溝部35C内に露出するようにしている。
さらに、本変形例では、隣り合う端子部51の互いに対向する側面部51bの上部に、面取部51cがそれぞれ形成されている。そして、太芯線22aを溝部35Cに載置した際に、太芯線22aの外周が、それぞれの面取部51cと当接するようにしている。
以上の本変形例によっても、上記第1実施形態とほぼ同様の作用、効果を奏することができる。
また、本変形例によれば、隣り合う端子部51の互いに対向する側面部51bの上部に面取部51cを形成しているため、太芯線22aを溝部35Cに載置した際に、太芯線22aの外周を面取部51cに当接させることができる。このように、太芯線22aを溝部35C上に載置した状態で、太芯線22aの外周を面取部51cに当接させれば、太芯線22aと端子部51との間に樹脂製のボディ30を介在させることなく半田付けすることができる。したがって、本変形例によれば、太芯線22aと端子部51との半田付けをより確実に行うことができるようになる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態および各変形例では、ケーブルとして同軸ケーブルを例示したが、これに限らず、芯線を絶縁被覆部材で被覆させただけの単線ケーブルを用いることもできる。
また、溝部や端子部、第1および第2ケーブル、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
10 コネクタ
20 同軸ケーブル(ケーブル)
20a 芯線
21 細線同軸ケーブル(第1ケーブル)
21a 細芯線
22 太線同軸ケーブル(第2ケーブル)
22a 太芯線
30 ボディ
35,35A,35B,35C 溝部
35a 開口
35b 側面部(傾斜面)
51 端子部
51a 表面
51b 側面部
51c 面取部
70 半田

Claims (6)

  1. 複数のケーブルと、当該複数のケーブルのうちの1つのケーブルの芯線が接続される端子部が複数並設されたボディと、を備えるコネクタであって、
    前記複数の端子部は、並設方向の幅が同一であり、
    前記複数のケーブルは、細芯線を有する第1ケーブルと、太芯線を有する第2ケーブルと、を備え、
    前記第2ケーブルの太芯線は、前記ボディの隣り合う端子部の間に載置した状態で当該2つの端子部に接続されており、
    前記ボディにおける前記隣り合う端子部の間には、前記第2ケーブルの太芯線が載置される溝部が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記溝部は、互いに対向するとともに、前記溝部の開口側から深さ方向に向かうにつれて幅狭となる一対の傾斜面を有することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記隣り合う端子部の側面部が前記溝部内に露出していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記第1ケーブルの細芯線を前記端子部表面上に載置するとともに前記第2ケーブルの太芯線を前記溝部に載置した状態で、前記第1ケーブルの細芯線の前記端子部表面からの高さと前記第2ケーブルの太芯線の前記端子部表面からの高さとが略同一であることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のコネクタ。
  5. 前記隣り合う端子部に面取部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載のコネクタ。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか1項に記載のコネクタで用いられるボディ。
JP2010019067A 2010-01-29 2010-01-29 コネクタおよび当該コネクタで用いられるボディ Expired - Fee Related JP5567356B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010019067A JP5567356B2 (ja) 2010-01-29 2010-01-29 コネクタおよび当該コネクタで用いられるボディ
TW100103098A TWI491127B (zh) 2010-01-29 2011-01-27 The connector and the body used by the connector
CN2011100325828A CN102195171B (zh) 2010-01-29 2011-01-27 连接器及该连接器中使用的机体
KR1020110008796A KR101232998B1 (ko) 2010-01-29 2011-01-28 커넥터 및 당해 커넥터에서 이용되는 보디

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010019067A JP5567356B2 (ja) 2010-01-29 2010-01-29 コネクタおよび当該コネクタで用いられるボディ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011159461A JP2011159461A (ja) 2011-08-18
JP5567356B2 true JP5567356B2 (ja) 2014-08-06

Family

ID=44591250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010019067A Expired - Fee Related JP5567356B2 (ja) 2010-01-29 2010-01-29 コネクタおよび当該コネクタで用いられるボディ

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5567356B2 (ja)
KR (1) KR101232998B1 (ja)
CN (1) CN102195171B (ja)
TW (1) TWI491127B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014130772A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Panasonic Corp コネクタ
CN104078780B (zh) 2013-03-25 2019-07-19 安费诺富加宜(亚洲)私人有限公司 电缆连接器组件和包括电缆连接器组件的电连接器系统
JP6056639B2 (ja) * 2013-05-07 2017-01-11 株式会社オートネットワーク技術研究所 端子、端子付き電線および端子付き電線の製造方法
CN109818196B (zh) * 2019-03-20 2024-04-09 湖南承运机电有限公司 一种线缆连接器
CN110492261A (zh) * 2019-08-30 2019-11-22 华勤通讯技术有限公司 连接器组件及包含其的电子设备、连接器组件的组装方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5795194A (en) * 1995-09-29 1998-08-18 Berg Technology, Inc. Electrical connector with V-grooves
JP4112926B2 (ja) * 2002-08-28 2008-07-02 株式会社アイペックス ケーブル接続用コネクタ
JP2005149784A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Kel Corp ケーブル接続用コネクタ
CN100461533C (zh) 2004-01-07 2009-02-11 第一电子工业株式会社 电连接器
JP4222617B2 (ja) * 2005-12-07 2009-02-12 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
JP4684117B2 (ja) 2006-02-09 2011-05-18 ホシデン株式会社 取付部品及びこれが取り付けられるコネクタ並びに電子機器
JP2007287443A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Hitachi Cable Ltd 基板内蔵コネクタ
JP2007305452A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 I-Pex Co Ltd 同軸ケーブル用電気コネクタ
JP2008305622A (ja) 2007-06-06 2008-12-18 Fujikura Ltd 同軸ケーブル用コネクタ
TWM327117U (en) * 2007-07-18 2008-02-11 Molex Taiwan Ltd Electrical connector
JP4891854B2 (ja) * 2007-07-23 2012-03-07 本多通信工業株式会社 ケーブル接続用コネクタ
CN201374461Y (zh) * 2009-03-09 2009-12-30 昆山玉鼎精密模具股份有限公司 线缆连接器及其组合

Also Published As

Publication number Publication date
TW201212435A (en) 2012-03-16
KR20110089089A (ko) 2011-08-04
JP2011159461A (ja) 2011-08-18
CN102195171B (zh) 2013-11-20
TWI491127B (zh) 2015-07-01
KR101232998B1 (ko) 2013-02-13
CN102195171A (zh) 2011-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4222617B2 (ja) コネクタ
US7377812B2 (en) Electrical connector
JP7281537B2 (ja) コネクタ
US9633775B2 (en) Electronic device mounting apparatus
JP5567356B2 (ja) コネクタおよび当該コネクタで用いられるボディ
US10797414B2 (en) Cable connector for coaxial cable on thick printed-circuit board
KR20140085327A (ko) 케이블 커넥터 및 이 케이블 커넥터를 갖는 커넥터 장치
US10446315B2 (en) Inductance element
JPH10189181A (ja) プラグコネクタ
JP2007317554A (ja) コネクタ及びコネクタシステム
CN107732480B (zh) 线缆连接器组件
JP4384193B2 (ja) コネクタ
JP2006107992A (ja) ケーブルコネクタ
JP2006164580A (ja) ケーブル付き電気コネクタ
JP6814031B2 (ja) 同軸コネクタおよびコネクタ組立体
JP2006332005A (ja) 電線用コネクタ
WO2014103177A1 (ja) コネクタ
JP4297176B2 (ja) 電線接続用コネクタ
JP2005149784A (ja) ケーブル接続用コネクタ
JP7507567B2 (ja) プラグコネクター
JP2013258052A (ja) コネクタ
JP7330051B2 (ja) コネクタ及びワイヤーハーネス
JP2009117104A (ja) ケーブル用電気コネクタ
JP6842230B2 (ja) コネクタ
JP5630875B2 (ja) 半田濡れ性を制御したコンタクトを有するコネクタ、及び、コンタクトのメッキ処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120116

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140527

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140619

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees