JP5565921B2 - コンクリート養生型枠 - Google Patents
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Description
このような養生方法としては、例えば、打設後のコンクリートの表面に散水する方法や、コンクリートの脱型後に被膜養生剤などによりコンクリートの表面を覆う方法がある。
また、小孔の目詰まりにより、水を供給できなくなるおそれがあった。
また、表面部は、透水性の材料からなるため、コンクリート表面のブリージング水を含む余剰水や気泡を排除することができる。また、表面部がセメント粒子の通過を抑止することで、表面部または保水部の目詰まりが防止されている。
本実施形態では、壁部材を形成する場合に使用するコンクリート養生型枠1について説明するが、本発明のコンクリート養生型枠1の適用箇所は限定されるものではなく、例えば、擁壁、カルバートの壁面、床版コンクリート、トンネルの覆工コンクリート等、あらゆるコンクリート部材に適用可能である。
水抜き孔5は、図2に示すように、型枠本体2を貫通して配設された管材により構成されている。水抜き孔5を構成する管材は、一端が保水部3に接続し、他端が型枠本体2から突出した状態で配設されている。なお、水抜き孔5は、管材を配設することなく形成された貫通孔であってもよい。
保水部3は、コンクリートCとの当接面に全体的にむらなく水分を供給することが可能な透水性に優れた板材からなり、本実施形態では有孔間隙率が10%〜90%の範囲内、透水係数が1×10-5cm/sec以上の範囲内に構成されている。
保水部3は、遮水シート6を介して型枠本体2のコンクリートC側面を覆っている。
なお、遮水シート6は必要に応じて配設すればよく、型枠本体2が十分な止水性能を有している場合等には、省略してもよい。
表面部4を構成する材料は限定されるものではないが、例えば自然有機繊維あるいは合成繊維の織布や不織布の他、吸水性ポリマーを内包させた織布や不織布、無数の小孔を空けたフィルムや多孔板、あるいは透水性フィルム状物質等により構成すればよい。
本実施形態のコンクリート部材の構築方法は、型枠設置工程と、コンクリート打設工程と、養生工程と、脱型工程を備えている。
本実施形態では、壁部材の構築が予定された位置に、一対のコンクリート養生型枠1を壁部材の厚み分の隙間を空けて対向するように配置する(図1参照)。本実施形態では、コンクリート表面が2面あるため,一対の実施例となっている。
コンクリートCの打設後に発生するブリージング水を含む余剰水は、保水部3あるいは表面部4に留まり、養生工程にコンクリートCの表面に供給される水分として使用される。なお、余剰水の量が多い場合は表面部4、保水部3を介して、水抜き孔5から排出される。また、余剰水は、必ずしも養生工程の水分として使用する必要はなく、排水してもよい。
なお、保水部3への水分の供給を、水抜き孔5を遮蔽した状態で行い、保水部3の上面全体に水分が行きわたったことを確認することで、保水部3全体に水分を供給するものとしてもよい。
コンクリート養生型枠1の脱型は、まず、水抜き孔5を開放して、保水部3に貯留された水分を排出する。
そして、保水部3からの排水が完了したら、コンクリート養生型枠1をコンクリートCの硬化体の表面から取り外す。
また、表面部4は、厚みが0.1〜5mmの範囲内と薄く、打設コンクリートの圧力により変形したとしても、コンクリート部材の形状に影響を及ぼすものではない。
2 型枠本体
3 保水部
4 表面部
5 水抜き孔
6 遮水シート
C コンクリート
Claims (3)
- 型枠本体と、
前記型枠本体の内側面を覆う保水部と、
前記保水部の内側面を覆い当該型枠内に打設されたコンクリートに面する表面部と、
前記型枠本体を貫通し、前記保水部に接続する水抜き孔と、を備え、
前記コンクリートの打設後の余剰水の排水と、前記コンクリートの表面への水分の供給と、を脱型作業を経ずに連続して行うことを可能としたコンクリート養生型枠であって、
前記保水部が、前記コンクリートの圧力により変形することのない強度を有した透水性または保水性の材料からなり、
前記表面部が、水分の通水を許容し、セメント粒子の通過を抑止することが可能なシート状あるいは板状の材料からなり、
前記水抜き孔は、開閉可能であることを特徴とするコンクリート養生型枠。 - 前記保水部が、透水性または保水性のコンクリート系板材または透水性または保水性の合成樹脂板材からなることを特徴とする、請求項1に記載のコンクリート養生型枠。
- 前記保水部に水、水酸化カルシウム溶液、シリカ系含浸剤または浸透性防錆剤が供給されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のコンクリート養生型枠。
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