JP5565567B2 - 液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置 Download PDF

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Description

本発明は、ノズル開口から液体を噴射する液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置に関し、特に液体としてインクを吐出するインクジェット式記録ヘッド、インクジェット式記録ヘッドユニット及びインクジェット式記録装置に関する。
液体噴射ヘッドの代表例としては、例えば、圧電素子の変位による圧力を利用してノズル開口からインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドが知られている。インクジェット式記録ヘッドはノズル開口と連通する圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板を圧電素子により変形させて圧力発生室に供給されたインクに圧力を付与することで、ノズル開口からインク滴を吐出させている。
また、このようなインクジェット式記録ヘッドでは、圧電素子の一端部を振動板に固定すると共に他端部を固定板に固定し、固定板をケースに固定することで圧電素子を保持し、圧電素子を軸方向に伸長・収縮させることで振動板を変形させて、圧力発生室に圧力変化を生じさせてインク滴を吐出させるものが提案されている。
このようなインクジェット式記録ヘッドでは、ケースは樹脂材料を成形することで形成されているため、剛性が低く、圧電素子を駆動した際の反発力を抑えることができないという問題がある。特に、圧電素子がケースを貫通する収容部に固定されている場合、ケースは圧電素子の並設方向の両端部では、収容部の壁面によって剛性が高く、並設方向中央部では、剛性が低くなるため、圧電素子の駆動による反発力を均一に抑えることができず、均一なインク吐出特性で駆動することができない。
このため、樹脂材料からなるケースに圧電素子の並設方向に亘って金属製の補強板を埋設することで、補強板によってケースを補強したインクジェット式記録ヘッドが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2001−293862号公報 特開2001−71486号公報
このように、ケースに補強板を埋設する場合、ケースを成形する金型の所定位置に補強板を位置決めしなくてはならない。このため、補強板の一部は、位置決めするために保持されて、ケースが成形されるため、ケースから補強板の一部が露出した状態で設けられる。このようなケースから露出した補強板の露出部は、矩形状を有する板状部材の周囲の4辺に設けられるが、ケースの流路ユニットとの接着面側に露出部が存在するのは好ましくないことから、側面の吐出面側の2つの角部と、吐出面とは反対側の1辺とに設けられている。
しかしながら、吐出面側の2つの角部は、吐出面に近接していることから、ノズル開口から吐出されたインクの一部が吐出面に付着し、吐出面に付着したインクが角部にまで這い上がってしまう。このように角部に這い上がったインクは、ケースの成形した樹脂と補強板との界面を介して吐出面とは反対側の露出部まで達し、吐出面とは反対側の露出部からケース内のアクチュエーターユニットが収容された収容部内に侵入して、侵入したインクによってアクチュエーターが破壊されてしまうという問題がある。
なお、このような問題はインクジェット式記録ヘッドだけではなく、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドにおいても同様に存在する。
本発明は、このような事情に鑑み、液体の侵入を抑制してアクチュエーターの破壊を抑制することができる液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、ノズル開口と該ノズル開口に連通する流路とが設けられた流路ユニットと、該流路ユニットに固定されたケースと、該ケースに固定され、前記流路内に圧力変化を生じさせるアクチュエーターが並設されたアクチュエーターユニットと、を具備し、前記ケースは、樹脂成形材料で形成され、かつ、補強板を前記アクチュエーターの並設方向に亘って埋設し、前記ケースの面には、前記補強板が露出した第1露出部と第2露出部とが設けられ、前記補強板の面のうち、前記アクチュエーターの並設方向の両側面のそれぞれにおいて、凸部と、前記凸部よりも前記並設方向に突出しない凹部とが設けられ、前記第1露出部は、前記ケースの面のうち、前記ケースが前記流路ユニットに固定された面とは反対側の面から、前記補強板が露出することにより、設けられ、前記第2露出部は、前記ケースの面のうち、前記並設方向の両側面から、前記補強板の角部がそれぞれ露出することにより、設けられ、前記角部は、前記補強板の面のうち、前記凸部の面と、前記第1露出部において露出する面とは反対側の面であって、前記凹部を形成するための面とを含む、ことを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる態様では、補強板に凹部を設けることで、第2露出部によって露出される角部が吐出面とは反対側に配置されるため、吐出面に付着した液体等が第2露出部によって露出された補強板まで達するのを抑制することができる。これにより、第2露出部で露出された補強板とケースとの界面を這い上がった液体が、第1露出部からケースに保持されたアクチュエーターユニットに付着するのを抑制して、アクチュエーターの液体による破壊を抑制することができる。
ここで、前記補強板の前記並設方向の両側面のうち、前記凸部に対して前記凹部とは反対側において、前記吐出面とは反対側の面に開口する切り欠き部が設けられており、前記凹部と前記切り欠き部との間に前記凸部が設けられていてもよい。
また、前記流路ユニットの吐出面側には、当該吐出面を覆うカバーヘッドが設けられており、前記角部が、前記カバーヘッドによって覆われていることが好ましい。これによれば、カバーヘッドによって、吐出面側を保護することができる。また、カバーヘッドと流路ユニット及びケースとの間に液体が侵入しても、第2露出部によって露出された補強板は、吐出面と離れて位置するため、侵入した液体が補強板に接触するのを抑制することができる。
また、前記カバーヘッドが、前記吐出面から前記ケース側に向かって、当該ケースとの隙間が徐々に漸大するように設けられていることが好ましい。これによれば、ケースとカバーヘッドとの間に侵入した液体が流路ユニットとは反対側に這い上がるのを抑制して、侵入した液体が補強板に接触するのを抑制することができる。
さらに、本発明の他の態様は、上記態様の液体噴射ヘッドを複数具備することを特徴とする液体噴射ヘッドユニットにある。
かかる態様では、アクチュエーターの破壊を抑制して信頼性を向上した液体噴射ヘッドユニットを実現できる。
また、本発明の他の態様は、上記態様の液体噴射ヘッド又は液体噴射ヘッドユニットを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる態様では、アクチュエーターの破壊を抑制して信頼性を向上した液体噴射装置を実現できる。
他の態様は、ノズル開口と該ノズル開口に連通する流路が設けられた流路ユニットと、該流路ユニットに固定されたケースと、該ケースに固定されて、前記流路内に圧力変化を生じさせるアクチュエーターが並設されたアクチュエーターユニットと、を具備し、前記ケースが、樹脂成形材料で形成されていると共に、当該ケースには、補強板が、前記アクチュエーターの並設方向に亘って埋設され、前記ケースの前記流路ユニットに固定された面とは反対側の面には、前記補強板が露出された第1露出部が設けられ、前記補強板の前記アクチュエーターの並設方向両側面には、前記ノズル開口が開口する吐出面側に凹部が設けられ、前記ケースの前記アクチュエーターの並設方向の両側面には、前記補強板の前記凹部によって形成された凸部の前記吐出面側及び前記側面を含む角部が露出された第2露出部が設けられていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる態様では、補強板に凹部を設けることで、第2露出部によって露出される角部が吐出面とは反対側に配置されるため、吐出面に付着した液体等が第2露出部によって露出された補強板まで達するのを抑制することができる。これにより、第2露出部で露出された補強板とケースとの界面を這い上がった液体が、第1露出部からケースに保持されたアクチュエーターユニットに付着するのを抑制して、アクチュエーターの液体による破壊を抑制することができる。
ここで、前記補強板の前記アクチュエーターの並設方向の両側面には、前記凹部とは反対側に前記吐出面とは反対側の面に開口する切り欠き部が設けられており、前記凹部と前記切り欠き部との間に前記凸部が設けられていてもよい。
また、前記流路ユニットの吐出面側には、当該吐出面を覆うカバーヘッドが設けられており、前記角部が、前記カバーヘッドによって覆われていることが好ましい。これによれば、カバーヘッドによって、吐出面側を保護することができる。また、カバーヘッドと流路ユニット及びケースとの間に液体が侵入しても、第2露出部によって露出された補強板は、吐出面と離れて位置するため、侵入した液体が補強板に接触するのを抑制することができる。
また、前記カバーヘッドが、前記吐出面から前記ケース側に向かって、当該ケースとの隙間が徐々に漸大するように設けられていることが好ましい。これによれば、ケースとカバーヘッドとの間に侵入した液体が流路ユニットとは反対側に這い上がるのを抑制して、侵入した液体が補強板に接触するのを抑制することができる。
さらに、本発明の他の態様は、上記態様の液体噴射ヘッドを複数具備することを特徴とする液体噴射ヘッドユニットにある。
かかる態様では、アクチュエーターの破壊を抑制して信頼性を向上した液体噴射ヘッドユニットを実現できる。
また、本発明の他の態様は、上記態様の液体噴射ヘッド又は液体噴射ヘッドユニットを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる態様では、アクチュエーターの破壊を抑制して信頼性を向上した液体噴射装置を実現できる。
本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの分解斜視図である。 本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの上面図である。 本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの断面図である。 本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの断面図である。 本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの断面図である。 本発明の実施形態1に係るケースの製造方法を示す断面図である。 本発明の実施形態1に係る記録ヘッドを示す断面図である。 本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの比較例を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る補強板の変形例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る記録装置の概略構成を示す図である。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図であり、図2はインクジェット式記録ヘッドの上面図、図3は図2のA−A′線断面図であり、図4は図2のB−B′線断面図であり、図5は図2のC−C′線断面図である。
図1に示すように、本実施形態のインクジェット式記録ヘッド1(以下、記録ヘッド1とも言う)は、一対のアクチュエーターユニット2と、アクチュエーターユニット2を内部に収容可能な収容部3が設けられた樹脂材料からなるケース4と、ケース4の先端面に接合された流路ユニット5と、流路ユニット5側を覆うカバーヘッド6と、を具備する。
図3及び図4に示すように、本実施形態のアクチュエーターユニット2は、本実施形態のアクチュエーターである複数の圧電素子11がその幅方向に並設された圧電素子形成部材13と、圧電素子形成部材13の先端部(一端部)側が自由端となるようにその基端部(他端部)側が固定端として接合される固定板14とを有する。
圧電素子形成部材13は、圧電材料層15と、圧電素子11の2つの極を構成する内部電極、すなわち、隣接する圧電素子11と電気的に独立する個別電極を構成する個別内部電極16と、隣接する圧電素子11と電気的に共通する共通電極を構成する共通内部電極17とを交互に挟んで積層することにより形成されている。
この圧電素子形成部材13には、例えば、ワイヤーソー等によって複数のスリット18が形成され、その先端部側が櫛歯状に切り分けられて圧電素子11の列が形成されている。なお、圧電素子11の列の両外側には、各圧電素子11よりも広い幅を有する位置決め部19が設けられている。この位置決め部19は、圧電素子11と同様に、圧電素子形成部材13で形成されているが、実質的に駆動されない非駆動振動子であり、アクチュエーターユニット2を記録ヘッド1に組み込む際に、位置決め部19をケース4に設けられた収容部3の側面に当接させて、アクチュエーターユニット2を高精度に位置決めするためのものである。
ここで、圧電素子11の固定板14に接合される領域は、振動に寄与しない不活性領域となっており、圧電素子11を構成する個別内部電極16及び共通内部電極17間に電圧を印加すると、固定板14に接合されていない先端部側の領域のみが振動する。そして、圧電素子11の先端面が、後述する振動板46の島部49に接着剤等を介して固定される。
また、アクチュエーターユニット2の各圧電素子11には、当該圧電素子11を駆動するための駆動IC等の駆動回路29が搭載されたCOF等の回路基板30が接続されている。
流路ユニット5は、流路形成基板40、振動板46及びノズルプレート48を具備する。
流路形成基板40は、シリコン単結晶基板からなり、その一方面側の表層部分には、複数の隔壁41によって画成された圧力発生室42がその幅方向(短手方向)に並設されている。
また、図3に示すように、各圧力発生室42の長手方向一端部側には、各圧力発生室42に液体の一例であるインクを供給するためのマニホールド44が液体供給路の一例であるインク供給路45を介して連通されている。また、流路形成基板40の圧力発生室42の開口面側は振動板46で封止され、他方面側にはノズル開口47が穿設されたノズル形成部材の一例であるノズルプレート48が接着剤や熱溶着フィルムを介して接着されている。ノズルプレート48のノズル開口47と圧力発生室42とは、流路形成基板40を貫通して設けられたノズル開口連通孔43を介して連通している。
振動板46は、例えば、樹脂フィルム等の弾性部材からなる第1の部材である弾性膜46aと、この弾性膜46aを支持する、例えば、金属材料等からなる第2の部材である支持板46bとの複合板で形成されており、弾性膜46a側が流路形成基板40に接合されている。例えば、本実施形態では、第1の部材である弾性膜46aは、厚さが数μm程度のPPS(ポリフェニレンサルファイド)フィルムからなり、第2の部材である支持板46bは、厚さが数十μm程度のステンレス鋼板(SUS)からなる。
また、振動板46の各圧力発生室42に対向する領域内には、圧電素子11の先端部が当接する島部49が設けられている。すなわち、振動板46の各圧力発生室42の周縁部に対向する領域に他の領域よりも厚さの薄い薄肉部50が形成され、この薄肉部50の内側にそれぞれ島部49が設けられている。このような島部49には、上述したアクチュエーターユニット2の圧電素子11の先端部が例えば、接着剤等を介して固定される。
また、振動板46のマニホールド44に対向する領域には、薄肉部50と同様に、支持板46bがエッチングにより除去されて実質的に弾性膜46aのみで構成されるコンプライアンス部54が設けられている。なお、このコンプライアンス部54は、マニホールド44内に圧力変化が生じた時に、このコンプライアンス部54の弾性膜46aが変形することによって圧力変化を吸収し、マニホールド44内の圧力を常に一定に保持する役割を果たす。
なお、本実施形態では、振動板46を弾性膜46aと支持板46bとで構成し、島部49の周辺部及びコンプライアンス部54を弾性膜46aのみで構成したが、特にこれに限定されず、例えば、振動板として、1枚の板状部材を用いて、板状部材の厚さ方向の一部を除去した凹形状の薄肉部50、52等を設けることで、島部49及びコンプライアンス部54を形成するようにしてもよい。
ケース4は、流路形成基板40の振動板46上に固定されたものであり、図示しないインクカートリッジ等の液体貯留部が接続されて、マニホールド44にインクを供給するインク供給路45が設けられている。
また、ケース4には、厚さ方向に貫通する2つの収容部3が設けられており、各収容部3にアクチュエーターユニット2が位置決めされて固定されている。
このようなケース4の収容部3は、図1に示すように、固定板14が固定される側に固定板14の幅よりも幅広に設けられた固定板保持部3aと、圧電素子形成部材13側に固定板保持部3aよりも幅狭で且つ圧電素子形成部材13よりも若干幅広に設けられた圧電素子保持部3bとを有する。なお、ここで言う幅は、圧電素子11(圧力発生室42)の並設方向のことである。また、図3に示すように、収容部3の固定板保持部3aには、貫通方向において振動板46側が幅狭となるように段差部3cが設けられており、固定板14は、圧電素子11が突出する端面が段差部3cに当接して固定される。
また、ケース4には、コンプライアンス部54に対向する領域に開口する凹形状を有するコンプライアンス空間55が設けられている。このコンプライアンス空間55によってコンプライアンス部54は変形可能に保持される。
このようなケース4は、樹脂材料によって形成されている。また、ケース4は、成形することで、低コストで製造することができると共に、容易に量産することができる。
さらに、ケース4には、補強板60が埋設されている。本実施形態では、補強板60は、ケース4の2つの収容部3の間に設けられて収容部3を区画する区画壁61内に埋設されている。
図5に示すように、補強板60は、矩形状を有する板状部材の一対の角部を切り欠いたT字形状を有する。具体的には、補強板60は、ケース4に埋設された際に流路ユニット5側の角部を切り欠いた凹部62が設けられており、この凹部62によって補強板60の両側面には、流路ユニット5とは反対側に側面方向に突出した凸部63が設けられている。
このような補強板60は、ケース4の圧電素子11の並設方向の両側面と、ケース4の流路ユニット5とは反対側の面とに一部が露出した状態でケース4の区画壁61内に埋設されている。具体的には、ケース4の流路ユニット5との接合面とは反対側の面の区画壁61には、2つの凹形状を有する第1露出部64が設けられており、第1露出部64によって補強板60の流路ユニット5とは反対側の辺の一部が露出されている。
また、ケース4の圧電素子11の並設方向両側面には、側面と流路ユニット5側の面とに開口する凹形状を有する第2露出部65がそれぞれ設けられている。第2露出部65は、ケース4の側面に補強板60の凸部63までの深さよりも深く、且つ凹部62よりも浅い深さで設けられている。この第2露出部65によって補強板60の凸部63の凹部62側の角部66が露出されている。すなわち、補強板60は、第1露出部64によって流路ユニット5とは反対側の面が露出され、第2露出部65によって流路ユニット5側の面と、両側面(圧電素子11の並設方向両側)とが露出されている。
このような補強板60は、ケース4よりも高い強度を有する材料、例えば、ステンレス鋼等の金属材料や、ケースよりも高い強度を有する樹脂材料、ガラスセラミックス等を用いることができる。
また、補強板60は、ケース4を樹脂材料で成形する金型内に予め設置し、金型内に樹脂材料を射出成形することによって充填する、所謂インサート成形によって一体化されている。そして、上述した第1露出部64及び第2露出部65は、ケース4を成形する際の金型内に位置決めする保持治具の支持により形成される。
なお、補強板60には、厚さ方向に貫通する複数の流動孔67が設けられている。この流動孔67によって、金型内に充填する樹脂材料の流動性を向上して、金型内に樹脂材料を確実に充填することができる。
ここで、ケースの製造方法について図6を参照してより詳細に説明する。なお、図6はケースの製造方法を示す断面図である。
図6(a)に示すように、金型100内に補強板60を位置決めし保持する。補強板60の金型100内の保持は、補強板60の外周の4カ所を保持治具110、111によって押さえることで行われる。保持治具110は、補強板60の流路ユニット5とは反対側の面に当接する。また、保持治具111は、補強板60の凸部63の凹部62側の角部66に当接する。なお、保持治具111が角部66に当接するとは、保持治具111が補強板60の流路ユニット5側の面と、補強板60の圧電素子11の並設方向の両側面とに当接していることを言う。このように、保持治具111は、圧電素子11の並設方向の両側面に設けられた凸部63の角部66のうち、圧電素子11の並設方向両側の側面を互いに押圧することで、金型100内に補強板60をX方向の移動を規制した状態で位置決めする。2つの保持治具111によって、補強板60の圧電素子11の並設方向両側面を挟持することで、補強板60の金型100内でのX方向の位置決めが行われる。また、保持治具111が凸部63の角部66の流路ユニット5側の面と、保持治具110が補強板60の流路ユニット5とは反対側の面とを互いに押圧することで、金型100内に補強板60をY方向の移動を規制した状態で位置決めする。これにより、補強板60は、金型に対してX方向及びY方向の移動が規制された状態で位置決めされて保持される。
このような状態で、図6(b)に示すように、金型100と補強板60との間に溶融した樹脂材料を充填することで、内部に補強板60が埋設されたケースを形成することができる。このとき、補強板60を位置決め保持する保持治具110、111によって、ケース4には、補強板60を露出する2つの第1露出部64と2つの第2露出部65とが形成されている。
さらに、図1、図3〜図5に示すように、記録ヘッド1には、ノズル開口47が開口する面側に、ノズル開口47を露出した状態で、吐出面側を覆うカバーヘッド6が設けられている。
カバーヘッド6は、ノズル開口47を露出する開口部70と、開口部70を画成する枠部71とを具備する。
枠部71は、本実施形態では、吐出面の周囲に亘って設けられたものであり、枠部71には、吐出面の外周縁部に亘って屈曲するように延設された側壁部72が設けられている。
また、側壁部72には、ノズル開口47の並設方向両側に延設された固定部73が設けられている。この固定部73は、側壁部72から屈曲されて設けられており、ケース4の側面から突出したフランジ部74に固定ネジ75を介して固定されている。これにより、カバーヘッド6は、記録ヘッド1に一体化されている。
このような側壁から屈曲された固定部73は、ケース4との間隔が流路ユニット5とは反対側に向かって徐々に漸大するように設けられている。具体的には、側壁部72は流路ユニット5に対して垂直に設けられており、側壁部72に対して固定部73の始点は、ケース4の第2露出部65によって露出された補強板60の角部66よりも流路ユニット5側に位置する。そして、固定部73とケース4との隙間が、この始点からケース4のフランジ部74に向かって徐々に漸大するように設けられている。
このように、固定部73とケース4との隙間を流路ユニット5(吐出面)とは反対側に向かって徐々に漸大させることで、カバーヘッド6と流路ユニット5やケース4との間にインクが侵入しても、侵入したインクが毛細管現象によってケース4の流路ユニット5とは反対側に這い上がるのを抑制することができる。
なお、カバーヘッド6としては、例えば、ステンレス鋼等の金属材料を用いることができる。また、カバーヘッド6は、金属板をプレス加工により形成してもよく、また、成形により形成するようにしてもよい。
このような記録ヘッド1では、インク滴を吐出する際に、圧電素子11及び振動板46の変形によって各圧力発生室42の容積を変化させて所定のノズル開口47からインク滴を吐出させるようになっている。具体的には、図示しないインクカートリッジからケース4に設けられたインク導入孔56を介してマニホールド44にインクが供給されると、インク供給路45を介して各圧力発生室42にインクが分配される。実際には、圧電素子11に電圧を印加することにより圧電素子11を収縮させる。これにより、振動板46が圧電素子11と共に変形されて圧力発生室42の容積が広げられ、圧力発生室42内にインクが引き込まれる。そして、ノズル開口47に至るまで内部にインクを満たした後、回路基板30を介して供給される記録信号に従い、圧電素子11の電極16、17に印加していた電圧を解除する。これにより、圧電素子11が伸張されて元の状態に戻ると共に振動板46も変位して元の状態に戻る。結果として圧力発生室42の容積が収縮して圧力発生室42内の圧力が高まりノズル開口47からインク滴が吐出される。
そして、本実施形態では、ケース4に補強板60を設けることで、ケース4の樹脂部分が温度変化や湿度変化によってケース4が膨張したとしても、ケース4全体が変形するのを抑制して、ケース4に固定されたアクチュエーターユニット2が振動板46とは反対側に引き上げられるのを低減することができる。また、並設された圧電素子11の駆動時に、並設方向両端部側の圧電素子11と中央部側の圧電素子11とでケース4の剛性の違いによる浮き上がりを抑制することができるため、インク吐出特性の向上及び均一化を図ることができる。
また、本実施形態では、補強板60の吐出面側に凹部62を設け、凹部62によって形成された凸部63の流路ユニット5側の角部66を第2露出部65によって露出するようにした。このため、図7に示すように、補強板60の第2露出部65によって露出された領域(角部66)が吐出面とは離れるため、カバーヘッド6と流路ユニット5及びケース4との間に侵入したインクLが、第2露出部65によって露出された補強板60に達することがなく、第2露出部65から補強板60と樹脂材料との界面をインクが這い上がるのを抑制することができる。ちなみに、図8に示すように、凹部を設けていない補強板160の場合、吐出面側の角部166を第2露出部65によって露出すると、吐出面と第2露出部65によって露出された補強板160の角部166とが近接することになる。そして、吐出面と第2露出部65によって露出された補強板160とが近接していると、カバーヘッド6と流路ユニット5及びケース4との間に侵入したインクLが、第2露出部65に露出された補強板160まで達し、補強板160と樹脂材料との界面をインクが毛細管現象によって這い上がり、吐出面とは反対側の第1露出部64側から収容部3内にインクが侵入して、圧電素子11を破壊してしまう。
さらに、本実施形態では、図7に示すように、カバーヘッド6の固定部73を、ケース4との間隔が吐出面とは反対側に向かって徐々に漸大するようにしたため、カバーヘッド6とケース4との隙間にインクが侵入し難く、侵入したインクLが吐出面とは反対側に這い上がるのを抑制することができるため、第2露出部65で露出された補強板60にインクが達するのを抑制することができる。これによっても、収容部3へのインクの侵入を抑制して、圧電素子11のインクによる破壊を抑制することができる。これに対して、図8に示すように、カバーヘッド106の固定部173が垂直に設けられていると、ケース4とカバーヘッド106との間に侵入したインクLが毛細管現象によって這い上がるため、これによっても、インクが第2露出部65で露出された補強板160に達してしまう。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態1では、補強板60の流路ユニット5側に凹部62を設けることで、凸部63を形成するようにしたが、さらに、補強板の流路ユニット5とは反対側に凹部62と同様の凹形状の切り欠き部を設けるようにしてもよい。このような例を図9に示す。なお、図9は、補強板の変形例を示す記録ヘッドの断面図である。
図9に示すように、補強板60Aには、流路ユニット5側に凹部62と、流路ユニット5とは反対側に切り欠き部68とが設けられており、この凹部62と切り欠き部68との間に凸部63Aが設けられている。このような補強板60Aであっても、上述した実施形態1と同様の効果を奏することができる。
また、例えば、上述した実施形態1では、ケース4の区画壁61に補強板60を埋設するようにしたが、補強板60の埋設位置は特に限定されるものではなく、例えば、補強板60を、ケース4の固定板14が固定される周壁側に埋設するようにしてもよい。
また、上述した実施形態1では、流路(圧力発生室42)に圧力変化を生じさせる圧力発生手段として、圧電材料層15と個別内部電極16及び共通内部電極17と交互に積層させて軸方向に伸縮させる縦振動型の圧電素子11を例示したが、圧力発生手段は、特にこれに限定されるものではなく、圧電材料層15と個別内部電極16及び共通内部電極17とを交互に積層させて積層方向の一端部を島部に当接させる横振動型の圧電素子を用いるようにしてもよい。
また、圧力発生手段としては、例えば、下電極、圧電材料からなる圧電体層及び上電極を成膜及びリソグラフィー法によって形成した薄膜型の圧電素子を用いてもよく、また、グリーンシートを貼付する等の方法により形成される厚膜型の圧電素子を使用することもできる。また、圧力発生手段として、圧力発生室内に発熱素子を配置して、発熱素子の発熱で発生するバブルによってノズル開口から液滴を吐出するものや、振動板と電極との間に静電気を発生させて、静電気力によって振動板を変形させてノズル開口から液滴を吐出させるものなども使用することができる。
また、これら各実施形態のインクジェット式記録ヘッド1は、インクカートリッジ等と連通するインク流路を具備するインクジェット式記録ヘッドユニットの一部を構成して、インクジェット式記録装置に搭載される。図10は、そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図である。
図10に示すインクジェット式記録装置200において、複数のインクジェット式記録ヘッド1を有するインクジェット式記録ヘッドユニット202(以下、単にヘッドユニット202とも言う)は、インク供給手段を構成するカートリッジ202A及び202Bが着脱可能に設けられ、このヘッドユニット202を搭載したキャリッジ203は、装置本体204に取り付けられたキャリッジ軸205に軸方向移動自在に設けられている。このヘッドユニット202は、例えば、ブラックインク組成物及びカラーインク組成物を吐出するものとしている。
そして、駆動モーター206の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト207を介してキャリッジ203に伝達されることで、ヘッドユニット202を搭載したキャリッジ203はキャリッジ軸205に沿って移動される。一方、装置本体204にはキャリッジ軸205に沿ってプラテン208が設けられており、図示しない給紙ローラーなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シートSがプラテン208に巻き掛けられて搬送されるようになっている。
また、上述したインクジェット式記録装置200では、複数の記録ヘッド1を有するヘッドユニット202がキャリッジ203に搭載されて主走査方向に移動するものを例示したが、特にこれに限定されず、例えば、記録ヘッド1が固定されて、紙等の記録シートSを副走査方向に移動させるだけで印刷を行う、所謂ライン式記録装置にも本発明を適用することができる。
また、上述した例では、複数の記録ヘッド1を有するヘッドユニット202をインクジェット式記録装置200に搭載するようにしたが、ヘッドユニット202には、それぞれ1つの記録ヘッド1が搭載されていてもよく、また、単数又は複数の記録ヘッド1が直接インクジェット式記録装置200に搭載されていてもよい。
なお、上述した実施形態においては、液体噴射ヘッドの一例としてインクジェット式記録ヘッドを挙げて説明したが、本発明は、広く液体噴射ヘッド全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドにも勿論適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(電界放出ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられる。
1 インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、 2 アクチュエーターユニット、 3 収容部、 4 ケース、 5 流路ユニット、 11 圧電素子(アクチュエーター)、 13 圧電素子形成部材、 14 固定板、 16 個別内部電極、 17 共通内部電極、 18 スリット、 19 位置決め部、 30 回路基板、 40 流路形成基板、 42 圧力発生室、 46 振動板、 47 ノズル開口、 48 ノズルプレート、 49 島部、 60 補強板、 62 凹部、 63、63A 凸部、 64 第1露出部、 65 第2露出部、 66 角部、 100 金型、 110、111 保持治具、 200 インクジェット式記録装置(液体噴射装置)、 202 インクジェット式記録ヘッドユニット(液体噴射ヘッドユニット)

Claims (7)

  1. ノズル開口と該ノズル開口に連通する流路が設けられた流路ユニットと、
    該流路ユニットに固定されたケースと、
    該ケースに固定され前記流路内に圧力変化を生じさせるアクチュエーターが並設されたアクチュエーターユニットと、を具備し、
    前記ケース、樹脂成形材料で形成され、かつ、補強板前記アクチュエーターの並設方向に亘って埋設
    前記ケースの面には、前記補強板が露出した第1露出部と第2露出部とが設けられ、
    前記補強板の面のうち、前記アクチュエーターの並設方向の両側面のそれぞれにおいて、凸部と、前記凸部よりも前記並設方向に突出しない凹部とが設けられ、
    前記第1露出部は、前記ケースの面のうち、前記ケースが前記流路ユニットに固定された面とは反対側の面から、前記補強板が露出することにより、設けられ、
    前記第2露出部は、前記ケースの面のうち、前記並設方向両側面から、前記補強板の角部がそれぞれ露出することにより、設けられ、
    前記角部は、前記補強板の面のうち、前記凸部の面と、前記第1露出部において露出する面とは反対側の面であって、前記凹部を形成するための面とを含む、ことを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 前記補強板の前記並設方向の両側面のうち、前記凸部に対して前記凹部とは反対側において、前記吐出面とは反対側の面に開口する切り欠き部が設けられており、前記凹部と前記切り欠き部との間に前記凸部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記流路ユニットの吐出面側には、当該吐出面を覆うカバーヘッドが設けられており、前記角部が、前記カバーヘッドによって覆われていることを特徴とする請求項1又は2記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記カバーヘッドが、前記吐出面から前記ケース側に向かって、当該ケースとの隙間が徐々に漸大するように設けられていることを特徴とする請求項3記載の液体噴射ヘッド。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドを複数具備することを特徴とする液体噴射ヘッドユニット。
  6. 請求項5記載の液体噴射ヘッドユニットを具備することを特徴とする液体噴射装置。
  7. 請求項1〜4の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置。
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