JP5564199B2 - 詰め替え容器 - Google Patents
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Description
この構成によれば、連結体部を前記陥没位置に反転変形させることで、注出口部を、詰め替え容器において連結体部により形成された陥没部分に収納することができる。
本発明に係る詰め替え容器は、内容物が収容されるとともに開口が形成された本体筒部と、内容物が注出される注出口部と、前記本体筒部における前記開口の周縁部と前記注出口部とを連結する連結体部と、を備え、前記連結体部は、前記本体筒部の外側に突出する突出位置と、前記本体筒部内に陥没する陥没位置と、の間を、前記開口を通して反転変形可能に形成された詰め替え容器であって、前記連結体部は、一端部側から他端部側に向かうに従い漸次、前記開口から離れる傾斜壁部と、この傾斜壁部の外縁部と前記本体筒部における前記開口の周縁部とを連結する側壁部と、を備え、前記本体筒部における前記開口の周縁部と、前記側壁部と、は、前記開口の開口方向に折曲変形可能に形成された折曲部を介して連結され、前記注出口部は、前記傾斜壁部に前記本体筒部の外側に向けて突出するように連結され、前記注出口部において、前記傾斜壁部に連結された内側開口部の反対側に位置する外側開口部には、この外側開口部を閉塞する栓体が設けられ、前記栓体は、前記外側開口部に、破断可能な弱化部を介して前記外側開口部の全周にわたって連結された栓筒部と、前記栓筒部の外面に前記開口方向に突設された把持板部と、を備え、前記把持板部は、前記傾斜壁部の一端部側から他端部側に向けて延在し、前記把持板部の前記開口方向に沿った大きさは、前記傾斜壁部の一端部側から他端部側に向けて漸次大きくなっていることを特徴とする。
ここで、前記開口方向の力を、傾斜壁部のうち他端部に加えることにより、この傾斜壁部に一端部を中心とした大きなモーメントを生じさせることが可能になり、前述の反転変形に要する力を小さくすることができる。
以上より、前記開口方向の力を前記他端部に加えることにより、連結体部を反転変形させるに際し、前記開口方向に加える力を小さくすることが可能になり、連結体部を前記突出位置と前記陥没位置との間で容易に反転変形させることができる。
また、注出口部が、傾斜壁部に本体筒部の外側に向けて突出するように連結されているので、連結体部を前記突出位置に反転変形させた際に、注出口部を本体筒部に対して十分に外側に突出させることが可能になり、注出口部から内容物を注出するための操作を容易に行うことができる。
以上より、連結体部を反転変形させる際に、突条部が、連結体部に加えられる力を受け止めつつ前記径方向に伸縮することで、折曲部を円滑に折曲変形させることが可能になり、連結体部をより容易に反転変形させることができる。
図1から図3に示すように、詰め替え容器10は、内容物が収容されるとともに開口11aが形成された本体筒部11と、内容物が注出される注出口部12と、本体筒部11における前記開口11aの周縁部11bと注出口部12とを連結する連結体部13と、を備えている。この詰め替え容器10は、例えば押出成形や押出ブロー成形等により合成樹脂材料等で一体に形成されている。
接地部15は、その外周縁部が胴部14の一端開口部に連結されている。そして、接地部15の内側に形成された開口が、前記開口11aとなっている。
図示の例では、シール部16は、胴部14の他端開口部の内周面において前記中心軸Oを挟んで対向する部分が、互いに溶着あるいは融着されることで形成されており、胴部14の他端開口部を閉塞している。なお、シール部16は、前記他端開口部から本体筒部11内に内容物が注入された後に形成される。
連結体部13は、接地部15の径方向の内側に配設されている。そして、連結体部13は、一端部17a側から他端部17b側に向かうに従い漸次、前記開口11aから離れる傾斜壁部17と、この傾斜壁部17の外縁部17cと本体筒部11における前記開口11aの周縁部11bとを連結する側壁部18と、を備えている。
以上のように形成された連結体部13は、図2に示すように、前記突出位置13Aに反転変形されたときには、中空になる。
栓体19は、前記外側開口部に離脱可能に連結された有底筒状の栓筒部19aと、栓筒部19aの外面に突設された把持板部19bと、を備えている。図示の例では、栓筒部19aは、破断可能な弱化部20を介して前記外側開口部にその全周にわたって連結されている。また、把持板部19bは、径方向に沿って延在するとともに、中心軸O方向に沿った大きさが、径方向に沿って傾斜壁部17の一端部17a側から他端部17b側に向けて漸次大きくなっている。
突条部22は、前記開口11aの周縁部11bの全周にわたって環状に形成されるとともに、周方向の位置によらず縦断面視形状が同一形状となっている。図示の例では、突条部22は、径方向の内側から外側に向かうに従い中心軸O方向の内側から外側に向けて延びる第1壁部22aと、第1壁部22aの径方向の外端縁に連結され、径方向の内側から外側に向かうに従い中心軸O方向の外側から内側に向けて延びる第2壁部22bと、を備えており、縦断面視形状が、中心軸O方向の外側に凸となる三角形状になっている。そして、この突条部22における径方向の内端縁が折曲ライン21に連なっている。なお、図示の例では、突条部22の肉厚は、接地部15および連結体部13の肉厚と等しくなっている。
ここで、中心軸O方向の力を、傾斜壁部17のうち他端部17bに加えることにより、この傾斜壁部17に一端部17aを中心とした大きなモーメントを生じさせることが可能になり、前述の反転変形に要する力を小さくすることができる。
以上より、中心軸O方向の力を前記他端部17bに加えることにより、連結体部13を反転変形させるに際し、中心軸O方向に加える力を小さくすることが可能になり、連結体部13を前記突出位置13Aと前記陥没位置13Bとの間で容易に反転変形させることができる。
以上より、連結体部13を反転変形させる際に、突条部22が、連結体部13に加えられる力を受け止めつつ径方向に伸縮することで、折曲ライン21を円滑に折曲変形させることが可能になり、連結体部13をより容易に反転変形させることができる。
例えば、前記実施形態では、本体筒部11は、環状の接地部15を備えるものとしたが、この接地部15はなくても良い。
さらに、前記実施形態では、注出口部12は、傾斜壁部17に本体筒部11の外側に向けて突出するように連結されているものとしたが、本発明の参考例では、これに限られるものではなく、例えば側壁部18に連結されていても良い。
また、前記実施形態では、側壁部18は、本体筒部11側から傾斜壁部17側に向かうに従い漸次、径方向の内側に向けて延びているものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、側壁部が、中心軸方向に沿って平行に延びていても良い。さらに、側壁部18が、1つの湾曲壁部で構成されているものとしたが、これに限られず、例えば複数の平坦な壁部が、周方向で隣り合うもの同士が連結されることで構成されていても良い。
11 本体筒部
11a 開口
11b 周縁部
12 注出口部
13 連結体部
13A 突出位置
13B 陥没位置
15 接地部
17 傾斜壁部
17a 一端部
17b 他端部
17c 外縁部
18 側壁部
21 折曲ライン(折曲部)
22 突条部
Claims (3)
- 内容物が収容されるとともに開口が形成された本体筒部と、
内容物が注出される注出口部と、
前記本体筒部における前記開口の周縁部と前記注出口部とを連結する連結体部と、を備え、
前記連結体部は、前記本体筒部の外側に突出する突出位置と、前記本体筒部内に陥没する陥没位置と、の間を、前記開口を通して反転変形可能に形成された詰め替え容器であって、
前記連結体部は、一端部側から他端部側に向かうに従い漸次、前記開口から離れる傾斜壁部と、この傾斜壁部の外縁部と前記本体筒部における前記開口の周縁部とを連結する側壁部と、を備え、
前記本体筒部における前記開口の周縁部と、前記側壁部と、は、前記開口の開口方向に折曲変形可能に形成された折曲部を介して連結され、
前記注出口部は、前記傾斜壁部に前記本体筒部の外側に向けて突出するように連結され、
前記注出口部において、前記傾斜壁部に連結された内側開口部の反対側に位置する外側開口部には、この外側開口部を閉塞する栓体が設けられ、
前記栓体は、前記外側開口部に、破断可能な弱化部を介して前記外側開口部の全周にわたって連結された栓筒部と、前記栓筒部の外面に前記開口方向に突設された把持板部と、を備え、
前記把持板部は、前記傾斜壁部の一端部側から他端部側に向けて延在し、
前記把持板部の前記開口方向に沿った大きさは、前記傾斜壁部の一端部側から他端部側に向けて漸次大きくなっていることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1記載の詰め替え容器であって、
前記側壁部は、前記本体筒部側から前記傾斜壁部側に向かうに従い漸次、前記開口の径方向の内側に向けて延びていることを特徴とする詰め替え容器。 - 請求項1又は2に記載の詰め替え容器であって、
前記開口の周縁部において前記折曲部に前記開口の径方向の外側から連なる部分には、前記開口方向に沿う本体筒部の外側に突出するとともに前記開口方向に沿う本体筒部の内側に開口する中空の突条部が形成されていることを特徴とする詰め替え容器。
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