JP5563845B2 - 仕口用溶接支持台 - Google Patents

仕口用溶接支持台 Download PDF

Info

Publication number
JP5563845B2
JP5563845B2 JP2010031401A JP2010031401A JP5563845B2 JP 5563845 B2 JP5563845 B2 JP 5563845B2 JP 2010031401 A JP2010031401 A JP 2010031401A JP 2010031401 A JP2010031401 A JP 2010031401A JP 5563845 B2 JP5563845 B2 JP 5563845B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
support
claw
welding
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010031401A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011167703A (ja
Inventor
健次 定廣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2010031401A priority Critical patent/JP5563845B2/ja
Priority to CN201110038456.3A priority patent/CN102161144B/zh
Publication of JP2011167703A publication Critical patent/JP2011167703A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5563845B2 publication Critical patent/JP5563845B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、既存の回転ポジショナを用いて仕口の溶接作業ができるようにするための仕口用溶接支持台に関する。
一般に、鉄骨建築物のコラム柱、SRC柱、丸パイプ柱等の鉄骨用柱は、予め溶接して製作した仕口と長柱材が長手方向に連続する構成となるように溶接作業が行われて製造されている。そして、鉄骨用柱の溶接作業を行うときには、一対の回転ポジショナが使用され、回転ポジショナに当該鉄骨用柱の両端部分を保持させ、鉄骨用柱の長手方向に沿って移動することができる溶接装置を用いて当該作業を行っている。
そのため、鉄骨用柱の溶接は、先に仕口を製造して準備する必要がある。ここで用いられる仕口は、一般的には長柱材と同断面の短柱材(コラム)の両端に小口板(ダイヤフラム)を周溶接して芯材としての仕口コアを製作し、その仕口コアにいわゆる羽根(ブラケット:梁取付部)を溶接したものである。この仕口は、形状が複雑であるために溶接用のポジショナに保持することが難しいため、床面に置いた状態で溶接作業が行われていた。
そこで従来、仕口を保持して溶接することができる仕口用溶接装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。従来の仕口用溶接装置は、縦長に設けた装置本体と、この装置本体に形成された昇降ガイドに沿って昇降自在に設けた昇降体と、この昇降体に設けた旋回板と、この旋回板に設けたアームと、このアームの一端側に設けたワーク載置台と、このワーク載置台に設けたワークの固定具とを備えるように構成されている。したがって、仕口用溶接装置は、ワーク載置台に仕口の一つを載せて固定具で固定した状態とし、旋回板を所定角度旋回させ、あるいは、昇降体を昇降させることで、ワーク載置台に固定した仕口の溶接作業が行われている。
特開2003−117692号公報
しかしながら、従来の仕口用溶接装置では、以下に示すような問題点が存在していた。
従来の仕口用溶接装置では、既存の回転ポジショナを使用することなく、新たに専用のポジショナを製造する必要があった。また、仕口一つに対して一台が必要であることと、構造も複雑であるため、仕口一つの溶接作業に対して費用がかかりすぎ、かつ、仕口一基ごとに固定、溶接作業、取り外し作業を行うため、作業効率が上がらないという問題があった。
また、従来の仕口用溶接装置では、既存の回転ポジショナを使用しないので、仕口溶接専用の装置を使用し、その使用する場所の確保が必要になるという問題がある。
本発明は、前記したような問題点に鑑み創案されたもので、既存の回転ポジショナに仕口のセッティングが容易で、複数の仕口を溶接することができ、回転ポジショナの本来の溶接作業エリアも有効に使用することができる仕口用溶接支持台を提供することを課題とする。
本発明に係る仕口用溶接支持台は、仕口コアの壁面に梁取付部を仮溶接して接続した仕口を着脱自在に支持して敷設された移動レール上をレール台車を介してスライド移動可能な一対の回転ポジショナに保持させる仕口用溶接支持台であって、一対の前記回転ポジショナの間となる位置に複数の前記仕口を同一平面に載置するように設けた載置部と、この載置部に設けられ前記仕口の梁取付部を支持する支持機構と、前記載置部の両端に設けられ、前記回転ポジショナの環状部の内側に設けた固定治具にそれぞれ着脱自在に保持される柱状部と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、仕口用溶接支持台は、一対の回転ポジショナの固定治具に柱状部を保持し、一対の回転ポジショナの間となる位置の載置部における支持機構により仕口を支持する。このとき、既存の一対の回転ポジショナの配置に併せて載置部に仕口が複数支持機構により同一平面に載置されることで、既存の溶接装置を使用して溶接作業を行うことができる。
本発明に係る仕口用溶接支持台は、前記載置部が、長手方向に平行に設けたサイドフレームと、このサイドフレームに直交する方向に所定間隔で平行に設けたクロスフレームとを備え、前記サイドフレームと前記クロスフレームとで矩形環状に形成する位置の当該サイドフレーム及び当該クロスフレームの同一平面に前記支持機構を設置し、前記サイドフレームと前記クロスフレームとで矩形環状に囲まれた中央に前記仕口の仕口コアが位置するように前記支持機構により前記梁取付部を支持する構成とした。
かかる構成によれば、仕口用溶接支持台は、サイドフレーム及びクロスフレームで囲まれる状態となる矩形環状の部分に支持機構により仕口の梁取付部を支持して、支持された仕口が同一平面で直線的に支持されるので、既存の溶接装置及び溶接エリアを利用して複数の仕口の溶接作業を行うことができる。
本発明に係る仕口用溶接支持台は、前記柱状部のそれぞれに接続して前記回転ポジショナの外側に設置した矩形環状体と、この矩形環状体の同一平面となるそれぞれのフレームに設けた前記支持機構とを備え、前記矩形環状体は、前記サイドフレーム及び前記クロスフレームに対応する間隔となるように、その矩形環状体の前後左右のフレームを配置して形成され、前記矩形環状体の中央に前記仕口の仕口コアが位置するように前記支持機構により前記梁取付部を支持する構成とした。
かかる構成により、仕口用溶接支持台は、載置台に支持された複数の仕口と併せて、回転ポジショナの外側に配置したそれぞれの矩形環状体にも仕口を支持して溶接作業を行うことが可能となる。
本発明に係る仕口用溶接支持台は、前記載置部と前記柱状部とが、前記載置部の仕口を載置する載置面方向に直交する垂直面方向に配置した介在フレームを介して接続する構成とするか、あるいは、前記矩形環状体と前記柱状部とは、前記矩形環状体の仕口を載置する載置面方向に直交する垂直面方向に配置した介在フレームを介して接続した構成としてもよい。
かかる構成により、仕口用溶接支持台は、柱状部の接続する部分が、介在フレームに当接する位置となり、柱状部の取付作業あるいは矩形環状体の取付作業を容易でかつ接続強度を高めることができる。
本発明に係る仕口用溶接支持台は、前記支持機構が、前記載置部に設けた支持レールと、この支持レールに沿って移動する一対のガイド係合移動部と、このガイド係合移動部のそれぞれに係合される爪ガイド台と、前記ガイド係合移動部に係合されて前記爪ガイド台にガイドされる支持爪部と、この支持爪部を前記ガイド係合移動部に係合して固定する固定ナット部とを備える構成とした。
そして、前記支持機構は、前記支持レールが、互いに離間して平行に設け、前記仕口の梁取付部に当接するレール部と、このレール部を支持するレール支持脚とを有し、前記ガイド係合移動部が、前記レール部間に沿って移動する案内部と、この案内部から突出して前記レール部間上に配置されるボルト部とを備え、前記爪ガイド台が、前記ボルト部に挿通して配置される台本体と、この台本体の中央に形成した凹溝部とを備え、前記凹溝部の溝内において他端側の凹底面を平面に形成すると共に、前記凹溝部の溝内において一端側の凹底面を前記平面から下方に傾斜する傾斜面に形成し、また、前記支持爪部が、前記ボルト部に挿通して前記爪ガイド台の凹溝部にガイドされる爪本体と、この爪本体の一端側に形成され前記爪ガイド台から前記仕口側に突出して当該仕口の梁取付部に当接するワーク当接部と、前記爪本体の他端側に形成され前記凹溝部の平面又は傾斜面に当接するガイド当接部とを備え、前記固定ナット部は、前記ボルトに係合して前記支持爪部を前記仕口の梁取付部側に押圧する構成とした。
かかる構成により仕口用溶接支持台は、仕口の梁取付部を支持レールに載置すると、ガイド係合移動部を梁取付部に当接する位置まで支持レールに沿って作業者が移動させる。そして、作業者は、支持爪部のワーク当接部を梁取付部に当接するように操作すると、支持爪部の他端側のガイド当接部が爪ガイド台の凹溝内の平面に当接した状態となる。さらに、ガイド係合移動部のボルト部に係合する固定ナット部を回してその固定ナット部により支持爪部を押圧することで、支持爪部のワーク当接部が梁取付部を押圧し、支持爪のガイド押圧部が爪ガイド台の凹溝内の平面に押圧する。なお、仕口の梁取付部の板厚が薄い場合には、爪ガイド台の傾斜面にガイド当接部が当接するように配置すると、平面よりも低い位置となる傾斜面によりガイド当接部の当接位置が低くなり、ワーク当接部が的確に梁取付部に当接することができる状態となる。
また、仕口用溶接支持台において、前記支持爪部は、前記ワーク当接部及び前記ガイド当接部までの間で厚み方向に貫通して形成され前記固定ナット部に挿通する貫通長穴と、この貫通長穴に沿って前記爪本体部に形成した凹凸面とを備え、前記固定ナット部は、前記凹凸面に嵌合する嵌合リングと、この嵌合リングを押える押えナットとを備える構成とした。
かかる構成により、仕口用溶接支持台は、貫通長穴に沿ってその爪本体を仕口の梁取付部側あるいはその反対側に移動させて支持爪部の位置を調整することができ、また、その調整した位置において凹凸面に固定ナット部の嵌合リングを嵌合させた状態で押えナットで押えることで固定することができる。なお、支持爪部が貫通長穴に沿って移動できることで、ガイド当接部が傾斜面に当接している場合には、さらに、適切な傾斜面の高さ位置にガイド当接部を当接させることができる。
本発明に係る仕口用溶接支持台によれば、以下に示すような優れた効果を奏する。
仕口用溶接支持台は、仕口を複数同一平面上に支持して一対の回転ポジショナの間に保持するため、仕口の溶接作業の効率化が可能で、さらに、既存の回転ポジショナを利用できるので、既存の回転ポジショナの溶接装置の移動領域において、溶接作業が可能となる。
仕口用溶接支持台は、仕口を同一平面に整列して一列に直線的に支持できるので、溶接装置が複数の仕口に対して同じ箇所を溶接するステージ単位あるいは、複数の仕口に対して個々の仕口ごとにそれぞれ溶接するワーク単位のいずれの溶接作業でも可能となり、溶接作業の制限を受けることが少ない。
仕口用溶接支持台は、既存の回転ポジショナの間に複数の仕口を支持させ、かつ、回転ポジショナのそれぞれの外側となる位置の矩形環状体にそれぞれ仕口を一つずつ支持させることができるため、一度に同一平面で一列に直線的に支持して溶接作業を行うことが可能となる。
仕口用溶接支持台は、支持機構の爪ガイド台を用いる構成により、仕口の梁取付部をより安定して支持強度を高めて支持することができ、かつ、扱う梁取付部の種類が変わることでその厚みが変化しても対応でき、仕口を回転ポジショナで所定角度の回転しながら溶接作業を行っても安定して溶接作業をすることができる。
さらに、仕口用溶接支持台は、支持爪部に貫通長穴を形成して、その支持爪部の位置が調整でき、固定ナット部の嵌合リングで爪本体の凹凸面に嵌合して固定できるので、さらに適切な梁取付部の支持が強固に安定して行うことができる。
本発明に係る仕口用溶接支持台に仕口を取り付けて回転ポジショナに保持した状態の概略構成を示す斜視図である。 本発明に係る仕口用溶接支持台の全体を示す斜視図である。 本発明に係る仕口用溶接支持台の柱状部を回転ポジショナの固定治具により保持した状態を示す斜視図である。 本発明に係る仕口用溶接支持台の一部を断面にして支持機構を示す側面図である。 (a)、(b)は、本発明に係る仕口用溶接支持台の支持機構の一部を拡大して示す斜視図及び一部切欠いて示す断面図である。 (a)〜(c)は、本発明に係る仕口用溶接支持台を回転ポジショナに保持する状態を示す側面図である。 (a)、(b)は、本発明に係る仕口用溶接支持台の溶接作業を模式的に示す側面図である。 本発明に係る仕口用溶接支持台の他の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、仕口用溶接支持台1は、複数(ここでは3基)の仕口Wを支持して既存の回転ポジショナ50,50間に保持されて使用されるものである。また、回転ポジショナ50,50間に亘る方向に沿って、既存の溶接装置70が併設されている。
回転ポジショナ50,50は、溶接の対象となるワーク又は仕口用溶接支持台1を保持して予め設定された手順に従って保持しているワーク又は仕口用溶接支持台1を基本位置から所定角度回転させ、あるいは、ポジショナ用移動レール56上を移動することでワーク又は仕口用溶接支持台1をスライドして移動させる既存の構成を備えるものである。なお、この回転ポジショナ50,50は、それぞれ、図1に示すように、環状保持部51の内側に向かって四方から保持する固定治具52が伸縮自在に設置されていると共に、環状保持部(環状部)51の所定位置に周方向に2箇所で分断して環状の一部の円弧部分51aを、図3に示すように、離間してワークあるいは仕口用溶接支持台1を保持できるように解放する昇降アーム機構53と、環状保持部51の下方に当該環状保持部51を収納するように設けられたブラケット54とを備え、ブラケット54がレール台車55を介してポジショナ用移動レール56に沿って移動できるように構成されている。
図1に示すように、溶接装置70は、既存のものであり、溶接用移動レール60上を自在に移動する溶接本体機構71と、この溶接本体機構71に立設した基幹部72と、この基幹部72に設けたロボットアーム73と、このロボットアーム73の先端に設けられ送られる溶接ワイヤによりアーク溶接を行う溶接ノズル74等を主に備えて、溶接作業を行うことができるように構成されている。この溶接装置70は、予め設定された手順に従って動作することができるものである。
図1及び図3に示すように、仕口用溶接支持台1に支持される仕口Wは、中央の仕口コアWaと、その仕口コアWaの四周の壁面に仮溶接された梁取付部Wbとを備えている。仕口コアWaは、角パイプ状のコラムWa1と、そのコラムWa1の上下面にそれぞれ設けた小口板Wa2,Wa3とから構成されている。そして、コラムWa1の壁面に仮溶接された梁取付部Wbは、I型に形成され、その中央の垂直板Wb1の上下に当該垂直板Wb1に直交する方向に水平板Wb2,Wb2が設けられている。
仕口用溶接支持台1は、仕口Wを載置する載置部2と、この載置部2の両端側に設けた柱状部3と、載置部2に設けた支持機構5を備えている。この仕口用溶接支持台1は、支持機構5に仕口Wの梁取付部Wbにおける下部の水平板Wb2を着脱自在に支持して仕口Wの溶接箇所を溶接するときに使用されるものである。なお、仕口用溶接支持台1は、ここでは、介在フレーム4を介して載置部2と柱状部3とを接続している。
載置部2は、図2に示すように、複数の仕口Wを同一平面で直線的に載置するものである。載置部2は、長手方向に沿って左右に配置される平行なサイドフレーム2a,2aと、このサイドフレーム2a,2aに直交して所定間隔ごとに配置した複数のクロスフレーム2bとから構成され、サイドフレーム2a,2aと、クロスフレーム2b,2bとで囲まれる矩形環状部分を仕口Wの載置位置となるように構成されている。載置部2は、ここでは、既存の金属製の角パイプを溶接して形成されている。また、載置部2は、サイドフレーム2a及びクロスフレーム2bの仕口Wを載置する側が同一平面となるように構成されている。
載置部2の両端に設けた柱状部3は、回転ポジショナ50,50の固定治具52に固定するためのものである。この柱状部3は、載置部2の両端に介在フレーム4を介して設けられている。この柱状部3は、角パイプ本体3aと、その角パイプ本体3aの上下面に設けた平板3b,3cとにより、ここでは構成されている。
図2に示すように、介在フレーム4は、載置部2に柱状部3を接続するためのものである。介在フレーム4は、載置部2の載置面方向(水平面方向)に対して直交する垂直方向でサイドフレーム2a,2aに溶接して設けられている。この介在フレーム4は、サイドフレーム2a,2aの設置間隔に合わせて同じ幅になるように設けられている。そして、介在フレーム4は、両側に位置する垂直フレーム4a,4a、及び、この垂直フレーム4aの両端に設けた水平フレーム4bにより矩形で、その矩形内に垂直フレーム4aが2本平行に配置された状態に構成されている。なお、介在フレーム4と載置部2とは、介在フレーム4の両側に位置する垂直フレーム4a,4a及びサイドフレーム2a,2aとが、補強面板4c,4cにより固定されていることで接続強度が更に補強された状態になっている。
柱状部3は、回転ポジショナの環状保持部51で保持することができる大きさに形成されている。この柱状部3は、四角筒体である角パイプ本体3aの上下面に溶接により平板3b,3cを接続して塞いだ直方体形状に形成されている。柱状部3は、その一面となる平板(底面)3cを介在フレーム4の中央位置に溶接して固定されている。
図2、図4及び図5に示すように、支持機構5は、仕口Wを着脱自在に支持するためのものである。この支持機構5は、サイドフレーム2aとクロスフレーム2bとで囲まれる矩形環状となる位置で、それぞれのサイドフレーム2a,2a及びクロスフレーム2b,2bの4箇所に一つの仕口W用として設けられている。
図4及び図5に示すように、支持機構5は、クロスフレーム2bの上面である載置面となる位置に設けた支持レール6と、この支持レール6に案内されて移動するガイド係合移動部7と、このガイド係合移動部7に挿通して設けた爪ガイド台8と、この爪ガイド台8にガイドされかつガイド係合移動部7に係合して仕口Wを支持する支持爪部9と、この支持爪部9を固定する固定ナット部10とを備えている。
図4に示すように、支持レール6は、仕口Wの梁取付部Wbの水平板Wb2を載置してガイド係合移動部7及び支持爪部9を移動させるものである。この支持レール6は、左右に所定間隔を明けて配置したレール部6a,6aと、このレール部6a,6aを支持するレール支持脚6b,6bと、を備えている。そして、レール部6a,6aは、直線的に平行に配置され、レール支持脚6b,6bよりも幅が広く形成されている。
図4及び図5(a)、(b)に示すように、ガイド係合移動部7は、支持レール6に沿って移動すると共に、爪ガイド台8及び支持爪部9を上下動自在に係合している。このガイド係合移動部7は、支持レール6内をその支持レール6の内側に沿って移動する案内部7aと、この案内部7aから突出するように設けたボルト部7cと、を備えている。
案内部7aは、レール部6a,6a及びレール支持脚6b,6bの互いに対面する内側形状に沿って形成され、中央が突出してその両側が段状に切り欠かれた形状の案内凸部7bを有した金属体である。なお、この案内部7aは、支持レール6に沿って移動することができれば、その形状は特に限定されるものではない。
ボルト部7cは、案内部7aの中央の案内凸部7bの位置に植設されており、支持レール6の間から上方に突出するように設けられている。
図5(a)、(b)に示すように、爪ガイド台8は、後記する支持爪部9で支持する力がかかったときにガイドするものである。この爪ガイド台8は、その台本体8aの中央にボルト部7cに挿通するように形成した挿通穴8bと、台本体8aの底面側に支持レール6の溝内に係合するように形成した係合凸部8cと、台本体8aの上面側に後記する支持爪部9の爪本体部9aを案内するように形成した凹溝部8dと、この凹溝部7d内に形成した傾斜面8eと、を備えている。この爪ガイド台8は、ボルト部7cより直径が大きく形成されボルト部7cに対して螺合することなく、挿通して上下に移動自在に取付けられている。
爪ガイド台8の係合凸部8cは、支持レール6の溝内に係合するように突出して形成され、案内部7aの突出する案内凸部7bに対面するように形成されている。また、爪ガイド台8の傾斜面8eは、後記する支持爪部9のガイド当接部9cの当接高さ位置を調整するものである。この傾斜面8eは、ボルト部7cに挿通する穴の一端側から台本体8aの一端まで連続して形成され、台本体8aの一端に向かうに従って、ガイド当接部9cが当接する面が低くなるように傾斜して形成されている。なお、傾斜面8eの反対側となる部分は、凹溝部8dの平面な凹底面として形成されている。また、傾斜面8eは、反対側の平面から低くなるように連続して形成されている。さらに、凹溝部8dの凹底面の平面は、梁取付部Wbの水平板Wb2がレール部6aに支持されたときに、その水平板Wb2の厚みと同じ厚み高さになるように形成されている。
したがって、爪ガイド台8は、支持する仕口Wの板厚が一般的な厚みのものであれば、凹溝部の平面の凹底面にガイド当接部9cが当接するように使用される。また、爪ガイド台8は、板厚が薄いものであれば、ワーク当接部9bを、爪部本体9aの下端を傾斜面8eに干渉しないように下方に下げて使用することができる。
凹溝部8dは、後記する支持爪部9の横幅よりも広く形成され、支持爪部9の長手方向における部分を溝内に位置させ安定して固定させるものである。
なお、爪ガイド台8は、ボルト部7cに挿通する挿通穴8bから一端側及び他端側が対称ではなく、ここでは、どちらか一方が長くなるように形成されている。
図5(a)、(b)に示すように、支持爪部9は、仕口Wの梁取付部Wbにおける水平板Wb2に当接して支持することで、仕口Wを支持するものである。この支持爪部9は、全体として緩やかなアーチ状に形成されている。そして、支持爪部9は、爪本体部9aの厚み方向を貫通する貫通長穴9fが形成され、その貫通長穴9fにボルト部7cを挿通した状態で設置されている。支持爪部9は、爪本体部9aの一端にワーク当接部9bを形成し、他端にガイド当接部9cを形成し、ワーク当接部9bからガイド当接部9cに亘る表面側に厚み方向に切欠き9dを設け、その切欠き9dの露出される面部分に凹凸面9eを形成している。
ワーク当接部9b及びガイド当接部9cは、爪本体部9aの中央裏面より下方に垂下あるいは突出した状態となるように形成され、当接部分が曲面で接するようにそれぞれ形成されている。
ワーク当接部9bは、爪ガイド台8の台本体8aの一端から仕口Wの梁取付部Wb側に突出するように形成されている。なお、ここでは、ワーク当接部9bは、その当接面が曲面となるように形成されることで、水平板Wb2の押圧する状態に数ミリ範囲の変動があっても、適切に当接して支持することができるようになっている。
ガイド当接部9cは、爪ガイド台8の凹溝部8dの凹底面に当接するように、爪本体部9aの中央裏面から下方に垂下あるいは突出した状態となるように形成され、その当接面が曲面となるように形成されることで、爪ガイド台8の平面又は傾斜面8eに適切に当接して支持することができるようになっている。
なお、ワーク当接部9b及びガイド当接部9cは、爪本体部9aに形成された貫通長穴9fが幅方向においてボルト部7cの直径よりも大きく形成され、かつ、その幅方向に直交する方向において長穴となるように形成されているため、当接する梁取付部Wbの水平板Wbの厚みと、台本体8aの底面から爪ガイド台8の凹溝部8dにおける凹底面までの厚みとの寸法(高さ)が異なっていても、爪本体部9aが傾斜させ、爪本体部9aの下端が爪ガイド台8の上端に当接するまで、ワーク当接部9bを下方に下げて、適切に支持することが可能となる。なお、爪本体部9aを傾斜させるときには、凹凸面9eが球面を有する凸部10bに沿って係合した状態で下方に向けることがでる。また、その爪本体部9aが傾斜した状態であっても、爪部本体9aの下端を傾斜面8eに干渉しないように下方に下げて、ガイド当接部9cを支点にしてワーク当接部9bにより梁取付部Wbの水平板Wb2に当接して固定することができる。
貫通長穴9fは、切欠き9dから裏面まで厚み方向に貫通して長穴形状に形成され、ボルト部7cを挿通すると共に、爪本体部9aのワーク当接部9bを当該貫通長穴9fに沿って梁取付部Wb側に突出させる方向に移動さることができるものである。この貫通長穴9fが形成されていることにより、爪本体部9aがその貫通長穴9fに沿って移動することが可能となる。
支持爪部9の切欠き9dは、アーチ状の爪本体部9aの両端側から所定寸法内側に入り込んだ位置における爪本体部9aの厚みを、爪本体の上面から所定の厚み方向に切り欠いて形成されている。そして、切欠き9dの底面となる位置に、凹凸面9eが形成されている。なお、凹凸面9eの中央には、前記した貫通長穴9fが形成されている。凹凸面9eは、後記する固定ナット部10の嵌合リング10aが嵌合してナット緩みを防止させるものである。凹凸面9eは、ここでは、一端側から他端側に波形状となる上下に交互に湾曲(例えばサインカーブ状)にした形状に形成されている。
固定ナット部10は、ボルト部7cに螺合することで係合して、支持爪部9を固定させるものである。この固定ナット部10で支持爪部9を固定することで、支持爪部9のワーク当接部9bを仕口W(水平板Wb2)に押圧して当接させると共に、支持爪部9のガイド当接部9cを爪ガイド台8の凹溝部7dに押圧して当接させている。したがって、固定ナット部10は、支持爪部9を介して仕口Wを支持して固定させている。この固定ナット部10は、支持爪部9の凹凸面9eに嵌合する嵌合リング10aと、この嵌合リング10aを上方から押える押えナット10dとを備えている。
嵌合リング10aは、その中央にボルト部7cに螺合せずに挿通する穴が形成されていると共に、支持爪部9の凹凸面9eに嵌合する凸部10b,10cが形成されている。凸部10bは、円柱を中央から切断した半円柱の曲面部分が凹凸面9eの凹に嵌合するように形成されている。また、凸部10cは、凸部10bと同じ形状に形成されて、凸部10bとは90度平面方向に回転させた位置に設けられている。つまり、凸部10bと凸部10cとは互いに90度直交する位置に重ねた状態で設けられ、その重なった中央に前記した穴が形成された状態になっている。なお、嵌合リング10aは、凸部10bが凹凸面9eに嵌合したときには、凸部10cは、貫通長穴9fの位置に入り込んだ状態となり、逆に、凸部10cが凹凸面9eに嵌合したときには、凸部10bが貫通長穴9fの位置に入り込んだ状態となる。
押えナット10dは、ボルト部7cに螺合して嵌合リング10aの凸部10b,10cを凹凸面9eに嵌合させた状態で、その嵌合リング10aを介して支持爪部9を固定している。この押えナット10dは、ここでは、その下方にリング状の部材が一体に設けられている構成として示しているが、ボルト部7cに螺合して嵌合リング10aを押圧することができる形状であれば、特に限定されるものではない。
以上のように構成した支持機構5は、次に示すような操作により仕口Wを載置部2上に支持する。はじめに、対面するサイドフレーム2a,2aの対面する支持爪部9,9が平行になるように位置を固定する。そして、仕口Wの仕口コアWaを中央として仮溶接された4本の梁取付部Wb,Wb,Wb、Wbが載置部2のサイドフレーム2a,2a及びクロスフレーム2b,2bの支持レール6,6,6,6上に載置される。そうすると、支持機構5は、サイドフレーム2a,2aの位置が固定されていない支持爪部9,9により、サイドフレーム2a,2a側の梁取付部Wb,Wbを先に固定する。さらに、支持機構5は、クロスフレーム2b,2b側の梁取付部Wb、Wbを支持爪部9,9により固定する。支持機構5は、梁取付部Wbの水平板Wb2を固定する場合は、両側から支持レール6に沿ってガイド係合移動部7を作業者がスライドさせ、爪ガイド台8の一端が水平板Wb2に当接するまで移動させる。この作業により、支持機構5は、簡単に仕口Wを支持するときに仕口Wの平行状態を作り、固定時間を短くできる。
つぎに、支持爪部9,9を貫通長穴9f,9fに沿って水平板Wb2側にスライドさせた状態とし、その状態で嵌合リング10aの凸部10b又は凸部10cのいずれかが、支持爪部9,9の凹凸面9e,9eのいずれかに嵌合する位置となるように支持爪部9,9の位置を調整する。さらに、支持爪部9,9の位置が調整できたら、押えナット10d、10dをボルト部7cに沿って降下させ、嵌合リング10aを介して支持爪部9により水平板Wb2を押圧して支持する。このとき、支持爪部9のワーク当接部9bが、水平板Wb2を押圧した状態で当接し、それと同時に、支持爪部9のガイド当接部9cが爪ガイド台8の凹溝部8dを押圧した状態で当接する。したがって、支持爪部9のみで水平板Wb2を押圧する場合と比較して大きな力で安定して水平板Wb2を固定することができる。
また、仮に、水平板Wb2が凹溝部8dの平面よりも薄い場合には、ワーク当接部9bを下方に傾斜させて、ワーク当接部9bを、爪部本体9aの下端を傾斜面8eに干渉しないように下方に下げて、その姿勢で固定ナット部10を締めて、ワーク当接部9bを水平板Wb2に当接するようにする。そして、すでに説明したように、固定ナット部10により押圧して支持爪部9により水平板Wb2を押圧して支持するようにする。
続いて、仕口用溶接支持台1を使用して仕口Wを溶接する手順を説明する。
はじめに、仕口用溶接支持台1に仕口を載置する。仕口Wは、図示しないクレーンあるいはリフト等で持ち上げられて、載置部2の支持機構5の支持レール6上に載置される。仕口用溶接支持台1は、ここでは、仕口Wを3基支持することができるので、順次、仕口Wを仕口用溶接支持台1に載置して支持機構5で支持する。支持機構5で水平板Wb2を支持する手順は前記したようにして行う。
仕口用溶接支持台1は、仕口Wが支持機構5により支持されると、回転ポジショナ50の位置にクレーンあるいはリフト等により搬送される。回転ポジショナ50は、図6に示すように、環状保持部51の円弧部分51aを昇降アーム機構53により解放して、仕口用溶接支持台1の柱状部3,3を受け取ることができる状態とする。
図6(b)に示すように、仕口用溶接支持台1を搬送して回転ポジショナ50の円弧部分51aを開放したところから、降下させ下方に位置する固定治具52上に柱状部3を載置する。そして、左右の固定治具52を調整して柱状部3を作業者が仮固定する。
図6(c)に示すように、回転ポジショナ50の昇降アーム機構53により円弧部分51aを閉じて、上方の固定治具52を調整して柱状部3を固定治具52で作業者が固定した状態とする。以上のような作業により、仕口用溶接支持台1は、環状保持部51に柱状部3を保持されて、回転ポジショナ50に設置される。
図7に示すように、仕口Wは、仕口用溶接支持台1に支持され、仕口用溶接支持台1が回転ポジショナ50に保持されているので、回転ポジショナ50の動作及び溶接装置70によりに溶接作業を行うことができる。例えば、図7(a)の状態から図7(b)に示すように、仕口Wの溶接する場所によっては、回転ポジショナ50の環状保持部51をその外周側に設けたギア51bにより所定角度回転させ、溶接装置70のロボットアーム73の各軸を所定に回動することで、溶接ノズル74を溶接位置に移動して溶接作業を行う。また、溶接作業で必要であれば、ポジショナ用移動レール56及び溶接用移動レール60に沿ってそれぞれ回転ポジショナ50あるいは溶接装置70を移動させながら、溶接作業を行う。
また、仕口用溶接支持台1は、複数の仕口Wを載置部2に直線的に支持して、既存の回転ポジショナ50及び既存の溶接装置70の溶接エリアをそのまま使用して仕口Wの溶接作業を行うことができので、仕口Wの溶接をプログラム制御して無人で行うことも可能となる。
そして、仕口Wを同一平面で直線的に載置部2に配置することができるので、仕口Wの同一箇所の溶接をステージとしたときに、その一つ一つのステージ単位で溶接作業をすることが可能となる。また、溶接装置70を2台あるいは3台配置して溶接作業を行うことで、作業効率が向上する。
さらに、仕口用溶接支持台1は、仕口Wの仕口コアWaをサイドフレーム2a及びクロスフレーム2bで囲む中央となる位置に配置した状態で支持していることから、載置部2の裏側からでも溶接ノズル74の可動範囲において溶接できる状態になっており、溶接することができる領域が大きく、溶接作業の効率をより向上させることができる。
そして、仕口用溶接支持台1は、回転ポジショナ50に保持して仕口Wの溶接を行えることから、その仕口用溶接支持台1を複数用意しておけば、回転ポジショナ50で溶接作業が終了した仕口Wを支持する仕口用溶接支持台1を取り外し、仕口Wを支持するつぎの仕口用溶接支持台1を再び回転ポジショナ50に保持させることができる。そのため、仕口用溶接支持台1は、回転ポジショナ50,50に対する取付け作業あるいは取外し作業が容易で、かつ、複数の仕口Wを一度に溶接できる状態になるので溶接作業の効率も向上させることが可能となる。また、仕口用溶接支持台1は、溶接中に次の仕口Wと支持機構5あるいは回転ポジショナの固定治具52の段取りが可能であり、溶接装置(ロボット)70の待機時間を減らし、全体の溶接作業効率を向上させることができる。
なお、仕口用溶接支持台1は、既存の回転ポジショナ50,50の間において、3基の仕口Wを載置部2に支持できる大きさとして構成した例を説明したが、2基であることや、あるいは、既存の回転ポジショナ50,50の間隔が広ければ、3基以上であっても構わない。また、3基以上の仕口Wを支持する場合には、図8に示す構成としても構わない。なお、図8において、すでに説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。
図8に示すように、仕口用溶接支持台1Aは、載置部2の両端に介在フレーム4,4を介して柱状部3,3が設けられ、かつ、その柱状部3,3の外側にそれぞれ介在フレーム14,14を介して矩形環状体12,12が設けられており、さらに、その矩形環状体12,12に支持機構5が設置されている。
介在フレーム14,14は、すでに説明した介在フレーム4と同じ構成であり、補強面板4cが設置されていないものである。
矩形環状体12,12は、それぞれ一方と他方が左右対称となるように構成されており、サイドフレーム2a,2a及びクロスフレーム2b,2bと同じ設置間隔になるように、前後左右のフレーム12a,12a,12b,12bが配置されており、同一平面に支持機構5を設けるように構成されている。
この矩形環状体12,12は、採用する場合には、溶接装置70,70の溶接用移動レール60の距離を左右に延長することで容易に対応することが可能となる。
なお、矩形環状体12,12は、柱状部3,3の左右に設けられても、回転ポジショナ50,50は、すでに説明したように、円弧部分51aが解放されるように構成されているので、既存の回転ポジショナ50,50に保持させて使用することができる。
また、矩形環状体12,12に支持される仕口Wは、載置部2に支持される仕口Wと同一平面で、かつ、直線的に配置されることから、仕口W単位で溶接作業を行うことや、また、ステージ単位(同じ部位ごと)に溶接作業を行うことが可能となる。
また、図5では、支持爪部9に貫通長穴9fが形成され、凹凸面9eを爪本体部9aに形成した構成として説明したが、爪ガイド台8を用いる構成であれば、貫通長穴9fの代わりに、ボルト部7cに挿通できる穴で、凹凸面9eの代わりに当接面とし、固定ナット部10が嵌合リング10aを使用することなく押えナット10dのみで支持爪部9を固定する構成であっても構わない。
さらに、爪ガイド台8は、予め凹溝部8dの平面及び傾斜面8eの高さが異なるものを複数用意しておけば、仕口Wの梁取付部Wbにおける水平板Wb2の厚みが異なるものに対して、最適な厚みサイズとなるものを選択して使用することが可能となる。
そして、仕口Wは、その梁取付部Wbが3つである構成であっても、梁取付部Wbが2つである構成であっても支持機構5により支持することが可能となる。特に、梁取付部Wbが2つで仕口コアWaの隣合う壁面に形成されているような仕口の場合には、図示しない保持ガイドを二つの支持機構5,5で支持して、仕口コアWaの下面を保持ガイドで支えるように支持するようにして対応することができる。また、仕口コアWaの壁面の中央に梁取付部Wbが仮溶接されていない場合でも、支持機構の支持レール6に沿ってガイド係合移動部7、爪ガイド台8、支持爪部9等を移動させて対応することができる。
1 仕口用溶接支持台
2 載置部
2a サイドフレーム
2b クロスフレーム
3 柱状部
4 介在フレーム
5 支持機構
6 支持レール
7 ガイド係合移動部
8 爪ガイド台
9 支持爪部
10 固定ナット部
50 回転ポジショナ
51 環状保持部(環状部)
52 固定治具
53 昇降アーム機構
54 ブラケット
55 レール台車
56 ポジショナ用移動レール
60 溶接用移動レール
70 溶接装置
71 溶接本体機構
72 基幹部
73 ロボットアーム
74 溶接ノズル
W 仕口
Wa 仕口コア
Wb 梁取付部
Wb1 垂直板
Wb2 水平板

Claims (7)

  1. 仕口コアの壁面に梁取付部を仮溶接して接続した仕口を着脱自在に支持して敷設された移動レール上をレール台車を介してスライド移動可能な一対の回転ポジショナに保持させる仕口用溶接支持台であって、
    一対の前記回転ポジショナの間となる位置に複数の前記仕口を同一平面に載置するように設けた載置部と、この載置部に設けられ前記仕口の梁取付部を支持する支持機構と、前記載置部の両端に設けられ、前記回転ポジショナの環状部の内側に設けた固定治具にそれぞれ着脱自在に保持される柱状部と、を備えることを特徴とする仕口用溶接支持台。
  2. 前記載置部は、長手方向に平行に設けたサイドフレームと、このサイドフレームに直交する方向に所定間隔で平行に設けたクロスフレームとを備え、前記サイドフレームと前記クロスフレームとで矩形環状に形成する位置の当該サイドフレーム及び当該クロスフレームの同一平面に前記支持機構を設置し、
    前記サイドフレームと前記クロスフレームとで矩形環状に囲まれた中央に前記仕口の仕口コアが位置するように前記支持機構により前記梁取付部を支持する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の仕口用溶接支持台。
  3. 前記柱状部のそれぞれに接続して前記回転ポジショナの外側に設置した矩形環状体と、この矩形環状体の同一平面となるそれぞれのフレームに設けた前記支持機構とを備え、
    前記矩形環状体は、前記サイドフレーム及び前記クロスフレームに対応する間隔となるように、その矩形環状体の前後左右のフレームを配置して形成され、
    前記矩形環状体の中央に前記仕口の仕口コアが位置するように前記支持機構により前記梁取付部を支持する構成としたことを特徴とする請求項2に記載の仕口用溶接支持台。
  4. 前記載置部と前記柱状部とは、前記載置部の仕口を載置する載置面方向に直交する垂直面方向に配置した介在フレームを介して接続したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の仕口用溶接支持台。
  5. 前記矩形環状体と前記柱状部とは、前記矩形環状体の仕口を載置する載置面方向に直交する垂直面方向に配置した介在フレームを介して接続したことを特徴とする請求項3に記載の仕口用溶接支持台。
  6. 前記支持機構は、前記載置部に設けた支持レールと、この支持レールに沿って移動する一対のガイド係合移動部と、このガイド係合移動部のそれぞれに係合される爪ガイド台と、前記ガイド係合移動部に係合されて前記爪ガイド台にガイドされる支持爪部と、この支持爪部を前記ガイド係合移動部に係合して固定する固定ナット部とを備え、
    前記支持レールは、互いに離間して平行に設け、前記仕口の梁取付部に当接するレール部と、このレール部を支持するレール支持脚とを有し、
    前記ガイド係合移動部は、前記レール部間に沿って移動する案内部と、この案内部から突出して前記レール部間上に配置されるボルト部とを備え、
    前記爪ガイド台は、前記ボルト部に挿通して配置される台本体と、この台本体の中央に形成した凹溝部とを備え、前記凹溝部の溝内において他端側の凹底面を平面に形成すると共に、前記凹溝部の溝内において一端側の凹底面を前記平面から下方に傾斜する傾斜面に形成し、
    前記支持爪部は、前記ボルト部に挿通して前記爪ガイド台の凹溝部にガイドされる爪本体と、この爪本体の一端側に形成され前記爪ガイド台から前記仕口側に突出して当該仕口の梁取付部に当接するワーク当接部と、前記爪本体の他端側に形成され前記凹溝部の平面又は傾斜面に当接するガイド当接部とを備え、
    前記固定ナット部は、前記ボルトに係合して前記支持爪部を前記仕口の梁取付部側に押圧することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の仕口用溶接支持台。
  7. 前記支持爪部は、前記ワーク当接部及び前記ガイド当接部までの間で厚み方向に貫通して形成され前記固定ナット部に挿通する貫通長穴と、この貫通長穴に沿って前記爪本体部に形成した凹凸面とを備え、
    前記固定ナット部は、前記凹凸面に嵌合する嵌合リングと、この嵌合リングを押える押えナットとを備えることを特徴とする請求項6に記載の仕口用溶接支持台。
JP2010031401A 2010-02-16 2010-02-16 仕口用溶接支持台 Active JP5563845B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010031401A JP5563845B2 (ja) 2010-02-16 2010-02-16 仕口用溶接支持台
CN201110038456.3A CN102161144B (zh) 2010-02-16 2011-02-14 接头用焊接支承台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010031401A JP5563845B2 (ja) 2010-02-16 2010-02-16 仕口用溶接支持台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011167703A JP2011167703A (ja) 2011-09-01
JP5563845B2 true JP5563845B2 (ja) 2014-07-30

Family

ID=44462742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010031401A Active JP5563845B2 (ja) 2010-02-16 2010-02-16 仕口用溶接支持台

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5563845B2 (ja)
CN (1) CN102161144B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5883700B2 (ja) * 2012-03-29 2016-03-15 株式会社神戸製鋼所 溶接装置
CN103372750B (zh) * 2012-04-27 2015-07-22 珠海格力电器股份有限公司 集液管组件焊接装置
CN103659129B (zh) * 2012-09-18 2016-08-24 株式会社大亨 转动换位器
CN104139274B (zh) * 2014-07-17 2016-05-04 齐齐哈尔轨道交通装备有限责任公司 无封头筒体变位器
US9844841B2 (en) 2015-05-08 2017-12-19 Lincoln Global, Inc. Drop center positioner with multiple rotate modules
CN107735217B (zh) * 2015-08-04 2019-09-06 希利股份有限公司 工件定位装置
CN105345299B (zh) * 2015-12-14 2018-03-16 河南恒远恒山工业有限公司 一种起重机梁体焊接工作台的腹板与盖板自动焊接装置
MX2020004925A (es) * 2017-11-11 2020-12-03 Conxtech Inc Metodo y aparato para la fabricacion de precision de ensamblajes de conexion de momento.
JPWO2022097650A1 (ja) 2020-11-09 2022-05-12
CN113510390B (zh) * 2021-07-29 2022-10-14 泰和县鹏翔挂车制造有限公司 一种新型切割装置
CN116748791B (zh) * 2023-08-22 2023-10-13 济南鼎拓电气有限公司 一种用于管母线焊接的自动传送设备

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6080092U (ja) * 1983-11-01 1985-06-04 株式会社アマダ 溶接ポジシヨナ−用クランプ装置
JPH0549228U (ja) * 1991-11-29 1993-06-29 三田工業株式会社 クランプ具
JP2534215B2 (ja) * 1992-05-25 1996-09-11 株式会社神戸製鋼所 鉄骨柱溶接装置
JP2631601B2 (ja) * 1992-05-28 1997-07-16 清一 菅 鋼材の溶接用補助装置
JP3446900B2 (ja) * 1992-12-11 2003-09-16 株式会社小松製作所 鉄骨仕口部の自動溶接装置
JPH09136188A (ja) * 1995-11-09 1997-05-27 Denso Corp 溶接用治具
JP3419318B2 (ja) * 1998-09-03 2003-06-23 オムロン株式会社 自動加工装置
JP2003117692A (ja) * 2001-10-15 2003-04-23 Line Works:Kk ワーク懸架装置
JP2003117962A (ja) * 2001-10-17 2003-04-23 Nidec Copal Corp 成型品搬送装置
KR101294392B1 (ko) * 2008-09-19 2013-08-08 가부시키가이샤 알박 자기 기록 매체의 제조 방법
CN201333595Y (zh) * 2008-12-30 2009-10-28 厦门思尔特机器人系统有限公司 升降梯标准节焊接机器人装置
TWI446387B (zh) * 2011-09-08 2014-07-21 Giga Byte Tech Co Ltd 可替換式按鍵模組及具有可替換式按鍵模組之鍵盤

Also Published As

Publication number Publication date
CN102161144B (zh) 2015-04-01
CN102161144A (zh) 2011-08-24
JP2011167703A (ja) 2011-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5563845B2 (ja) 仕口用溶接支持台
JP2006247757A (ja) ワーク保持装置及びワーク保持方法
JP2007210076A (ja) H型鉄骨の下フランジ接続用スプライス板の組み付け用治具およびこれを用いたスプライス板の組み付け方法。
JP2013119104A (ja) 垂直支持用取付具及びフランジの取付け工法
JP2019214086A (ja) エンドエフェクタおよび部材取り付け方法
CN103331551A (zh) 烤箱炉体焊接机器人双工位工作站
KR20140000310U (ko) H형 빌트업 형강재 취부지그
KR20110129368A (ko) H형 빌트업 형강재 취부장치
KR100838512B1 (ko) 랙 제작을 위한 지그장치
CN207026831U (zh) 一种气动快速夹紧的人工焊接治具
KR102022160B1 (ko) 파이프용 플랜지 용접장치
JP5101198B2 (ja) 工作機械におけるワーク位置決め装置
JP2009018322A (ja) 仕口組立台
US20060027541A1 (en) Programmable non-contact fusion welding apparatus and method
JPH09150264A (ja) 鋼製セグメント溶接用位置決め治具及び溶接装置
CN215240384U (zh) 一种组装式可调节支架夹具
JP2019181827A (ja) 多軸ロボット用の固定装置、加工システム、および加工対象物の固定方法
CN219725078U (zh) 一种焊接限位工装
CN202240334U (zh) 焊接用夹具
CN211490134U (zh) 一种激光切割机定位夹具
CN219379550U (zh) 柔性焊接夹具
CN115070328B (zh) 一种焊接支承座及焊接平台和使用方法
JP2012225053A (ja) 鉛直度調整治具及び鉛直度調整工法
CN217529771U (zh) 一种机械手焊接工装装置
JP6570083B2 (ja) 円筒型加工物用溶接装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121127

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20131112

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131114

A521 Written amendment

Effective date: 20131226

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20140603

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20140613

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Country of ref document: JP

Ref document number: 5563845

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150