JP6570083B2 - 円筒型加工物用溶接装置 - Google Patents

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Description

本発明は、円筒型タンク等を製作するときに用いられる溶接装置に関するものである。
一般に、浄水タンク等を製造する場合、ステンレス板等を円筒状に屈曲成形し、ステンレス板の両端を突合せて溶接トーチを手で持って手作業で突合せた継目を溶接した後、開口端に鏡板を同じく手作業で溶接しているが、均一で見映えの良い仕上がり結果を得るには、10年以上の経験を必要とし、初心者ではよい仕上がり結果を得ることは困難であった。
一方、上記の継目の溶接を非常に高価なブーム式溶接機を用いて行う企業もある。このブーム式溶接機は、直立するポストに水平に動くブームがあり、そのブームの先端に溶接機が取付けられていて、ブームを自動的に円筒の軸方向に繰り出すことにより、軸方向の継目の溶接を行っていた。そして、鏡板との溶接はワーク支持装置のターニングロールを回転させることにより、鏡板と円筒との溶接を行っていた。
特開2003−245775号公報
しかし、そのブームの支持構造からしてブームの繰出し機構も含め装置が大型となり、ブームを長く突き出したときには、溶接機の加工の継目溶接線に対する追随が不安定になる等の問題点がある。また、この装置の背後にはブームが後退するための空間を必要とするため、大きな作業空間を必要で、設置コストがかかるという問題があった。
また、最近では多関節ロボットに溶接トーチを取付けて継目溶接をを行うことが提案されているが、大きさの異なる少量のワークを取扱う場合には、最大のワークを処理できる多関節ロボットを用意する必要がある。しかし多関節ロボットは高価であるばかりでなく、取扱に熟練を要するという問題があった。
そこで、サイズの異なるワークの溶接にも対応でき、しかも初心者でも取り扱いが簡単で、仕上がり結果が良い溶接を行うことができる溶接装置の出現が望まれていた。
本発明は、サイズの異なるワークの溶接にも対応でき、しかも、取扱が簡単で、良い仕上がり結果が得られ、既存の設備を併用して比較的安価な円筒型加工物用溶接装置を提供することを課題とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、請求項1記載の発明は、移動用レール上に自走式台車を設けた横梁と、主パイプ支柱に昇降パイプ支柱を差し込み、支持ピンを昇降パイプ支柱又は昇降パイプ支柱と主パイプ支柱に設けたピン穴に挿入して所定の長さに設定できるように構成した2本の伸縮柱とを備え、前記横梁の一端は、一方の前記伸縮柱の上端に横梁が横方向に開くように枢着し、前記横梁の他端は、他方の伸縮柱の上端に係合装置を介して結合して門型架台を構成し、前記門型架台をターニングロールを備えたワーク支持装置を跨ぐように設置し、前記自走式台車に溶接トーチを設けてワークの継目溶接を行うことを特徴とする円筒型加工物用溶接装置である。
請求項1記載の本発明によれば、溶接は自動走行で行われるので、自走式台車の走行速度を設定することにより、円筒型被加工物(ワーク)の軸方向の継目溶接を、手作業に比べて格段に精度良く行われるので、溶接品質が向上すると共に、溶接スピードが向上する効果がある。また、装置のセッティングさえ完了すれば溶接が自動的に精度良く行われるため、熟練工以外の作業者でも簡単且つ容易に従事することができ、作業効率を向上することができる。また、溶接トーチの先端をワークの端部に対向する位置になるように自走式台車を停止させ、ワーク支持装置のターニングロールを設定速度で回転させることにより鏡板との継目溶接を見映えよく、一様に行うことができる。また、横梁の一端と一方の伸縮柱との係合装置を外して横梁を他方の伸縮柱を軸に回動させ、ワークの上方にある横梁を横に動かすことにより、ワーク支持装置へのワークの設置、搬出を容易にすることができる。また伸縮柱の高さを変更することにより、径の異なるワークの継目溶接を行うことができ、実用上便利重宝な溶接装置を提供することができる。
また、伸縮柱の支持ピンの挿入位置を変えることにより、伸縮柱の高さを変えることができるので、簡単に径の異なるワークの継目溶接に対応することができる。なお、主パイプ支柱と昇降パイプ支柱は、断面が四角形でも六角形のものでもよいが、円形パイプは各種サイズ(口径)のものが揃っており、安価に得られる円形パイプを用いることにより円筒型加工物用溶接装置の製造コストが抑えることができる。
本発明の円筒型加工物用溶接装置の主要部の構成を示すもので、(a)は正面図、(b)は平面図である。 本発明の円筒型加工物用溶接装置の拡大斜視図である。 本発明の円筒型加工物用溶接装置の門型架台の一部を截断した拡大正面図である。 本発明の円筒型加工物用溶接装置の補助支柱(アタッチメント)の斜視図である。
以下に、図面に基づいて本発明による円筒型加工物用溶接装置の実施形態について説明する。本実施による円筒型加工物用溶接装置は、図1のように移動レール1a上に自走式台車2を設けた横梁1と、2本の伸縮柱3,4を備え、前記横梁の一方の端部1bは、一方の前記伸縮柱3の上端に枢着し、前記横梁1の他方の端部1cは、他方の伸縮柱4の上端に係合装置5を介して結合して門型架台Aを構成し、前記門型架台Aをターニングロール6a,6a,6a,6aを備えたワーク支持装置6(図示せず)を跨ぐように設置し、前記自走式台車2に溶接トーチを設けて円筒型被加工物(ワーク)7の本体7aの継目Pと本体7aと鉄板7b,7bとの継目Q,Qの溶接を行うようにしたものである。ワーク7のローラ支持装置6への設置及び搬出の際は、係合装置5を解除した後にクレーンのフックに掛けたロープで横梁1の端部1bを支持するようにして図1(b)の想像線で示すように回動させ、開いてワーク7のローラ支持装置6への設置及び搬出を行う。
図2は本発明の円筒型加工物用溶接装置の拡大斜視図で、上記図1と同じ部分は同一符号を付してある。横梁1上を走行する自走式台車2は、走行速度を設定することができ、その設定速度で横梁1上を走行し、手動レバーを操作して起動・停止することができる。そして、自走式台車2には、溶接トーチ21及び真空掃除機(図示せず)に接続された排煙管22を設けた溶接ヘッド23が取付けられている。
溶接トーチ21には図示しない公知の炭酸ガス供給装置と溶接ワイヤー供給装置から炭酸ガスと溶接ワイヤーが設定量供給される。
排煙管22は横梁1等に絡まることがないように横梁1上方に張設したケーブル24を移動する吊具25によって支持されている。
ワーク支持装置6はターニングロール6aを2個づつ搭載した2台の支持台6b,6bから成り、2台の支持台6b,6bはレール6c,6c上をワークの長さに合わせて移動させ、ストッパー6d,6d,6d,6dで固定する。またハンドル6eを回動してターニングロール6a,6aの間隔を変えることにより、ワーク7の径の大きさに対応することができるように構成されている。
図3は、一部を截断した門型架台Aの拡大正面図で、伸縮柱3は主パイプ支柱3aと昇降パイプ支柱3bとから成り、主パイプ支柱3aの下端にはベース3cを、上端にフランジ3dが設けられている。また、昇降パイプ支柱3bの上端に横梁1の支持台3eが設けられていて、その支持台3eには、横梁1の一端1bに設けた軸1d(実施例ではパイプを用いた)が遊嵌されている。
伸縮柱4は、伸縮柱3と同じく主パイプ支柱4aと昇降パイプ支柱4bとから成り、主パイプ支柱4aの下端にはベース4cが、上端には係合装置5を設けたフランジ4dが設けられている。また、昇降パイプ支柱4bの上部には伸縮柱3に設けた支持台3eの下部と同じ位置にフランジ4eを設け、更に上端に係合装置5を設けたフランジ4fが設けられている。
係合装置5は、フランジ4fの下面に設けたU字状金具5aに座金5b及びナット5cを取付けたボルト5dを枢着して成るもので、横梁1の連結部1dに設けたフランジ1eの切欠部1fに前記ボルト5dを挿入し、ナット5cを緊締することにより、横梁1の端部1cを伸縮柱4の上端に固定させるものである。なお、主パイプ支柱4aのフランジ4dに設けた係合装置5は後述の補助支柱(アタッチメント)の使用時に用いられる。
伸縮柱3,4の高さの調整は、昇降パイプ支柱3b,4bに設けたピン穴又は主パイプ支柱3a,4aと昇降パイプ支柱3b,4bに設けたピン穴に支持ピン8を挿入して高さの調整を行う。実施例では、主パイプ支柱と昇降パイプ支柱に設けたピン穴9に支持ピン8を挿入して固定するようにし、また、1本の支持ピン8では強度が不足する場合を考慮して2個づつピン穴9を設けたが、1本の支持ピン8で十分であった。なお、建設工事などで用いられるパイプサポートと同じく、昇降パイプ支柱にピン穴を設けるようにすることもできる。
図4は、補助支柱(アタッチメント)の斜視図で、(a)は伸縮柱3の上部に連結して使用する補助支柱、(b)は伸縮柱4の上部に連結して使用する補助支柱である。
補助支柱10は、下部に設けたフランジ10aに連結用ボルト穴10bを設け、且つ、補助支柱10に高さ調整用のピン穴9,9を設けたもので、伸縮柱3の主パイプ支柱3aの上部にボルトとナットを用いて連結して使用するものである。また、補助支柱11は、下部に設けたフランジ11aに係合装置5のボルト係合用の切欠11bを設け、且つ、補助支柱11に高さ調整用のピン穴9,9を設けたもので、主パイプ支柱4aのフランジ4dに設けた係合装置5のボルト5dを切欠11bに係合させ、ナット5bを緊締して主パイプ支柱として使用される。
以上のように構成されるので、本発明の溶接装置によれば、伸縮柱3,4の高さを調整することにより、径の異なるワークに対応することができ、またワーク支持装置6を跨ぐように設置された門型架台Aの横梁1上に搭載された自走式台車2を、装置のセッティング後起動させれば、ワーク7の軸方向の継目Pの溶接を自動的に精度良く行われる。従って熟練工以外の作業者でも簡単かつ容易に溶接作業に従事することができ、作業効率を向上することができる。また、溶接トーチの先端をワーク7の端部に対向する位置になるように自走式台車2を停止させ、ワーク支持装置6のターニングロール6aを設定速度で回転させることにより、鏡板7bとの継目Qの溶接を精度良く一様に行うことができる。また、横梁1の端部1cと伸縮柱4との係合装置5を解除して横梁1を他方の伸縮柱3を軸に回動させることによりワーク支持装置6へのワーク7の設置、搬出を行うことができ、溶接装置を比較的安価に提供し得ること相俟って実用上、円筒型加工物用溶接装置として使い勝手のよい溶接装置である。
1 横梁
1a 移動レール
2 自走式台車
3,4 伸縮柱
5 係合装置
6 ワーク支持装置
6a ターニングロール
7 円筒型被加工物(ワーク)
8 支持ピン
9 ピン穴
10,11 補助支柱
21 溶接トーチ
22 排煙管
23 溶接ヘッド
24 ケーブル
25 吊具
A 門型架台
P,Q 継目

Claims (1)

  1. 移動用レール上に自走式台車を設けた横梁と、主パイプ支柱に昇降パイプ支柱を差し込み、支持ピンを昇降パイプ支柱又は昇降パイプ支柱と主パイプ支柱に設けたピン穴に挿入して所定の長さに設定できるように構成した2本の伸縮柱とを備え、前記横梁の一端は、一方の前記伸縮柱の上端に横梁が横方向に開くように枢着し、前記横梁の他端は、他方の伸縮柱の上端に係合装置を介して結合して門型架台を構成し、前記門型架台をターニングロールを備えたワーク支持装置を跨ぐように設置し、前記自走式台車に溶接トーチを設けてワークの継目溶接を行うことを特徴とする円筒型加工物用溶接装置。
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