JP2534215B2 - 鉄骨柱溶接装置 - Google Patents

鉄骨柱溶接装置

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JP2534215B2 JP4132403A JP13240392A JP2534215B2 JP 2534215 B2 JP2534215 B2 JP 2534215B2 JP 4132403 A JP4132403 A JP 4132403A JP 13240392 A JP13240392 A JP 13240392A JP 2534215 B2 JP2534215 B2 JP 2534215B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば高層建築などの
柱構造として用いられる鉄骨柱を溶接して組み立てるた
めの装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビル建設用の鉄骨柱溶接構造物
としては、例えば図5(a)〜(e)に示すようなものがあ
り、このような構造物を溶接工場等にて溶接し組み立て
た後、建設現場へ搬送される。
【0003】ここで、図5(a)に示すコア1は、桁や梁
を支承する核の部分に配置される構造物で、所定長さの
角パイプ1aと、この角パイプ1aの両端のダイアフラ
ム1b,1bとから構成され、角パイプ1aの両端にダ
イアフラム1b,1bを周溶接によりそれぞれ取り付け
ることにより形成される。
【0004】また、図5(b)は、図5(a)に示したコア
1に、梁連結用のブラケット2を溶接により取り付けた
構造物を示し、図5(c)は、図5(a)に示したコア1と
は異なる十字形のコア1Aにブラケット2を溶接により
取り付けた構造物を示し、図5(d)は、図5(b)に示し
たブラケット2付きのコア1相互間に柱3を溶接により
取り付けた構造物を示す。さらに、図5(e)は、柱貫通
型の構造物で、ボックス柱3Aの側面にブラケット2を
溶接により取り付けたものを示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5(a)〜
(e)に示した各種鉄骨柱溶接構造物(以下、ワークとい
う)は、各ワーク毎に溶接継手箇所が異なるため、欠陥
の無い溶接姿勢で例えば溶接ロボットに溶接施工させる
際には、ワークを保持するポジショナにおいて、ワーク
の種類毎に該ワークを適正な姿勢に拘束する形態が異な
ってしまう。従って、図5(a)〜(e)に示すような各種
ワークを溶接により組み立てるためには、ワークの種類
毎にそのワークに合致した溶接システムを用いなければ
ならず、莫大な設備投資が必要になるなどの課題があっ
た。
【0006】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、一種類の溶接システムにより溶接継手箇所
の異なる各種ワークを溶接可能にして、設備投資を必要
最小限に制限できるようにした鉄骨柱溶接装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の鉄骨柱溶接装置は、鉄骨柱溶接構造物の
端を保持する一対の回転ポジショナ、前記鉄骨柱溶接
構造物の長手方向に進退可能にそなえられるとともに、
前記回転ポジショナの進退方向に平行な方向へ移動する
台車と、該台車上に搭載され前記鉄骨柱溶接構造物の溶
接を行なう溶接ロボットとがそなえられてなる鉄骨柱溶
接装置において、前記回転ポジショナには、前記鉄骨柱
溶接構造物をポジショナ内部に貫通させてその両端の長
手方向途中を2方向から拘束する拘束部材が設けられ、
前記鉄骨柱溶接構造物の端面を保持しうる面板に前記拘
束部材で拘束される部材を設けた拘束アダプタが、前記
拘束部材によって取付可能に配設され、 前記拘束アダプ
タの使用によって、前記鉄骨柱溶接構造物の両端の途中
の保持から両端の端面の保持へと拘束形態が異なるよう
にしたものである。
【0008】
【作用】上述した本発明の鉄骨柱溶接装置では、ワーク
が拘束アダプタを介して回転ポジショナに拘束・保持さ
れるため、回転ポジショナにおける拘束部材を変更する
ことなく、溶接継手箇所の異なる各種ワークの保持を行
なえ、ワークの種類毎にそのワークに応じた回転ポジシ
ョナを準備する必要がなくなる。
【0009】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
鉄骨柱溶接装置について説明すると、図1はその斜視
図、図2(a)〜(e)はいずれも本実施例の装置において
用いられる拘束アダプタの例を示す斜視図、図3(a)は
本実施例における回転ポジショナを示す正面図、図3
(b)は同回転ポジショナの要部を拡大して示す斜視図、
図4はその通常の使用状態を示す斜視図である。
【0010】図1,図4において、4はワーク(鉄骨柱
溶接構造物)5,5Aの両端をそれぞれ保持する一対の
回転ポジショナで、各回転ポジショナ4は、レール6に
沿って走行移動できるようにそなえられ、ワーク5,5
Aの長手方向に進退可能になっている。なお、図1に示
すワーク5は、図5(a)に示したコア1を仮組みして連
結治具(例えば特願平2−126939号に開示される
治具)により複数個(図中3個)連結したものであり、図
4に示すワーク5Aは、図5(d)に示したものと同一で
ある。
【0011】また、7は回転ポジショナ4の移動方向
(レール6)に平行なレール9に沿って走行移動する台
車、8はこの台車7上に載置されレール9に直交する方
向に移動可能にそなえられた溶接ロボットである。溶接
ロボット8は、ワーク5,5A等の各種溶接継手を溶接
施工できる各種機能を有するものであればよく、且つ、
そのような溶接ロボット8の構成は周知であるので、詳
細な説明は省略する。また、台車7も、単に溶接ロボッ
ト8を、回転ポジショナ4に保持されるワーク5,5A
等に対して最適な位置へ位置決め可能できるものであれ
ばよく、その構成は周知であるので、詳細な説明は省略
する。
【0012】次に、本実施例で用いられる回転ポジショ
ナ4の構成を図3(a),(b)により説明する。回転ポジ
ショナ4においては、図3(a),(b)に示すように、回
転フレーム11がガイドローラ12を介して枠体10に
支承されており、この回転フレーム11の外周に形成さ
れたギア部11aにはピニオン13が噛み合い、ピニオ
ン13を駆動モータ13aにて回転駆動することによ
り、回転フレーム11が枠体10に対して回動するよう
になっている。
【0013】また、回転フレーム11の一部分は、ワー
ク5,5A等の回転フレーム11への脱着時に除去でき
るように構成されている。つまり、通常、回転フレーム
11を成す除去可能部分11bが、回転フレーム11か
ら分離可能になっており、この除去可能部分11bの一
端側は軸14により回転フレーム11の本体側に回転可
能に枢支される一方、他端側はピン15により固定可能
に構成されている。従って、ワーク5,5A等の回転フ
レーム11への脱着時には、ピン15を取り外し除去可
能部分11bを軸14まわりに回動させて回転フレーム
11が開放される一方、溶接作業時には、除去可能部分
11bを閉じピン15により除去可能部分11bが回転
フレーム11の本体側に固定されるようになっている。
【0014】回転フレーム11を成す除去可能部分11
bには、ワーク5Aもしくは後述する拘束アダプタ22
A〜22Eを上方から押圧して拘束しうるワーク押ネジ
(拘束部材)16が取り付けられている。このワーク押ネ
ジ16は、作業員が手動操作により回転することで、上
下位置を調整できるようになっている。また、このワー
ク押ネジ16には、後述する拘束アダプタ22A〜22
Eの使用時にそのピン24cが挿入される穴16aが形
成されている。
【0015】回転フレーム11には、ワーク支持フレー
ム(拘束部材)17が上下方向に移動可能に装着されてい
る。ワーク支持フレーム17の両端はネジ18,18に
より支持されるとともに、各ネジ18は、傘歯車機構1
9を介して連結されるハンドル20を作業員が手動操作
により回転することで同時に回転駆動されるようになっ
ており、各ネジ18の回転方向,回転量に応じてワーク
支持フレーム17は、上下方向に所定量だけ移動し位置
決めされるようになっている。
【0016】さらに、ワーク支持フレーム17には、後
述する拘束アダプタ22D,22Eの使用時にそのピン
24fが挿入される穴17aが形成されるとともに、左
右一対のワーク押板(拘束部材)21A,21Bが上面側
に突設されている。これらのワーク押板21A,21B
は、左右に逆方向のネジ部を形成されたネジ25にそれ
ぞれ螺合し、このネジ25に連結されたハンドル26を
作業員が手動操作により回転することで、ワーク支持フ
レーム17に対して互いに反対方向へ同時にかつ同量だ
けスライド移動するようになっており、ネジ25の回転
方向,回転量に応じて、互いに近づく方向もしくは離隔
する方向に所定量だけ移動し位置決めされるようになっ
ている。
【0017】なお、各ワーク押板21A,21Bとワー
ク支持フレーム17の中心位置との距離は常に等しくな
るように構成されている。また、各ワーク押板21A,
21Bには、後述する拘束アダプタ22C,22Dの使
用時にそのピン24d,24eが挿入される穴21aが
形成されている。
【0018】上述のごとく構成された溶接システムにお
いて、図5(d)に示した鉄骨柱溶接構造物をワーク5A
とする場合には、図4に示すように、そのワーク5Aの
柱3の部分(柱としては正方形の角パイプ柱,角部を溶
接した角柱,RC柱などがある)を回転ポジショナ4に
より直接拘束・保持することができる。
【0019】このとき、ワーク支持フレーム17を最下
部に降ろし、ワーク押板21A,21Bを十分に離隔さ
せた状態で、回転フレーム11の除去可能部分11bを
開き、ワーク5Aの柱3が回転ポジショナ4を貫通する
ようにワーク支持フレーム17上に載置される。そし
て、回転フレーム11の除去可能部分11bを閉じ、ハ
ンドル26を操作してワーク押板21A,21Bをより
ワーク5Aの柱3両側面に当接させるとともに、ハンド
ル20を操作してワーク支持フレーム11を上昇させ
て、柱3の図芯位置を回転ポジショナ4の旋回中心位置
に合わせ、さらにワーク押ネジ16を回転してワーク5
aの柱3上面に当接させることにより、ワーク5Aが回
転ポジショナ4に2方向からクランプされる。このよう
な状態で回転ポジショナ4によりワーク5Aを旋回しな
がら、溶接ロボット8による溶接作業が施される。
【0020】ところで、ワークの種類によっては回転ポ
ジショナ4により直接拘束・保持できない場合がある。
例えば、図1に示すように、コア1を連結したワーク5
が溶接対象である場合には、図2(a)〜(e)に示すよう
な拘束アダプタ22A〜22Eが、回転ポジショナ4に
おけるワーク押ネジ16,ワーク支持フレーム17,ワ
ーク押板21A,21Bとワーク5との間に配設され
る。
【0021】以下に、各拘束アダプタ22A〜22Eの
構成について説明すると、図2(a)〜(e)に示すよう
に、各拘束アダプタ22A〜22Eは、基本的にワーク
5の端面に当接しこれを拘束・保持しうる面板23と、
この面板23の裏面側に取り付けられた固定ブロック2
4A〜24Eとから構成されている。なお、面板23に
対してワーク5の端面を拘束・保持する手段としては、
例えば特願平2−126939号に開示された治具等が
用いられる。また、面板23として、図2(a)〜(e)に
は円形のものが示され、図1には正方形のものが示され
ているが、面板23の形状は、ワーク5の端面を拘束・
保持できればよく、特に限定されるものではない。
【0022】図2(a)に示す拘束アダプタ22Aの固定
ブロック24Aには、ワーク支持フレーム17上に載置
された状態でワーク押板21A,21Bとそれぞれ嵌合
しうる切欠き部24a,24bが形成されるとともに、
ワーク押ネジ16に形成された穴16aに挿入されるピ
ン24cが突設されており、拘束アダプタ22Aは、面
板23の中心位置を回転ポジショナ4の旋回中心に合わ
せ、各切欠き部24a,24bにワーク押板21A,2
1Bを嵌合させ、ピン24cを穴16cに挿入した状態
で、回転ポジショナ4に拘束・保持されるようになって
いる。
【0023】図2(b)に示す拘束アダプタ22Bの固定
ブロック24Bには、ワーク支持フレーム17上に載置
された状態でワーク支持フレーム17と嵌合しうる切欠
き部24aが形成されるとともに、ワーク押ネジ16に
形成された穴16aに挿入されるピン24cが突設され
ており、拘束アダプタ22Bは、面板23の中心位置を
回転ポジショナ4の旋回中心に合わせ、切欠き部24a
にワーク支持フレーム17を嵌合させるとともにワーク
押板21A,21Bにより固定ブロック24B適をセン
タに押圧し、ピン24cを穴16cに挿入した状態で、
回転ポジショナ4に拘束・保持されるようになってい
る。
【0024】図2(c)に示す拘束アダプタ22Cの固定
ブロック24Cには、ワーク押ネジ16の穴16a,ワ
ーク押板21A,21Bの穴21aにそれぞれ挿入され
るピン24c〜24eが突設されており、拘束アダプタ
22Cは、面板23の中心位置を回転ポジショナ4の旋
回中心に合わせ、各ピン24c〜24eを穴16c,2
1aに挿入した状態で、回転ポジショナ4に拘束・保持
されるようになっている。
【0025】図2(d)に示す拘束アダプタ22Dの固定
ブロック24Dには、ワーク押ネジ16の穴16a,ワ
ーク押板21Aの穴21a,ワーク支持フレーム17の
穴17aにそれぞれ挿入されるピン24c,24d,2
4fが突設されており、拘束アダプタ22Dは、面板2
3の中心位置を回転ポジショナ4の旋回中心に合わせ、
各ピン24c,24d,24fを穴16c,21a,1
7aに挿入した状態で、回転ポジショナ4に拘束・保持
されるようになっている。
【0026】図2(e)に示す拘束アダプタ22Eの固定
ブロック24Eには、ワーク押ネジ16の穴16a,ワ
ーク支持フレーム17の穴17aにそれぞれ挿入される
ピン24c,24fが突設されるとともに、ワーク支持
フレーム17上に載置した際にこのワーク支持フレーム
17の側縁部に係止されてワーク支持フレーム17幅方
向の位置決めを行なう係止部24gが形成されており、
拘束アダプタ22Eは、面板23の中心位置を回転ポジ
ショナ4の旋回中心に合わせ、各ピン24c,24fを
穴16c,17aに挿入するとともに、係止部24gを
ワーク支持フレーム17の側縁部に係止した状態で、回
転ポジショナ4に拘束・保持されるようになっている。
【0027】このように、固定ブロック24A〜24E
の切欠き部24a,24b,ピン24c〜24f,係止
部24gを用いて、拘束アダプタ22A〜22Eを回転
ポジショナ4に拘束・保持することにより、面板23に
ワーク5を取り付けた際の偏荷重を確実に支持すること
ができる。なお、拘束アダプタ22A〜22Eの回転ポ
ジショナ4への取付は、前述したワーク5Aの取付と同
様にして行なわれる。
【0028】本実施例では、図1に示すごとく、上述の
ような拘束アダプタ22A〜22Eを介してワーク5を
回転ポジショナ4に拘束・保持することができるため、
回転ポジショナ4における拘束部材(ワーク押ネジ1
6,ワーク支持フレーム17,ワーク押板21A,21
B)を変更することなく、図5(a)〜(e)に示すような
溶接継手箇所の異なる各種ワークの保持を行なえ、従来
のようにワークの種類毎にそのワークに応じた回転ポジ
ショナを準備する必要がなくなる。従って、一種類の溶
接システムにより溶接継手箇所の異なる各種ワークの溶
接が可能になり、設備投資を必要最小限に制限できる利
点がある。
【0029】なお、上記実施例では、各拘束アダプタ2
2A〜22Eにおいて、面板23を介してワーク5を保
持する場合について説明したが、コラム柱の場合には、
面板23に代えて、梁部H型鋼の他梁とのボルト止め用
穴を利用して保持するように構成してもよい。
【0030】また、上述した本実施例の回転ポジショナ
4の回転制御としては、コラム柱の場合には、溶接継手
がコアとそのコア4面に面設するブラケットとの接合部
となり、本実施例のシステムでは、ダイアフラムが表裏
水平な位置に回転位置決めできる制御であればよい。
【0031】しかし、他の十字柱およびコラム連結した
場合には、角パイプとダイアフラム,そのダイアフラム
と中間角パイプとの溶接継手が周溶接となるので、以下
の制御方式となる。即ち、ワークの両端を保持する場合
に、一方の回転ポジショナ4が主となり、その主たる回
転ポジショナ4の回転をエンコーダ等で把握して、回転
位置をカウントしつつ、指令回転位置のカウント位置に
達するまで閉ループ制御する。
【0032】このとき、従側の回転ポジショナ4の制御
は次のように行なわれる。つまり、主たる回転ポジショ
ナ4からの速度指令を回転モータのサーボ回路が受け、
従側の回転ポジショナ4を回転させるとともに、やはり
エンコーダ等で回転位置をカウントしつつ、主たる回転
ポジショナ4からの速度指令が無くなった時に、主側の
位置カウント値と従側の位置カウント値とを偏差カウン
タにより比較し、その差分を偏差カウンタが速度指令と
して出力し、従側の回転ポジショナ4のサーボ回路を介
して回転モータを正・逆転させて主従の位置カウント値
を一致させている。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の鉄骨柱溶
接装置によれば、拘束アダプタを介して回転ポジショナ
にワークを拘束・保持できるように構成したので、回転
ポジショナにおける拘束部材を変更することなく、溶接
継手箇所の異なる各種ワークの保持を行なえ、一種類の
溶接システムにより溶接継手箇所の異なる各種ワークを
溶接することができ、設備投資を必要最小限に制限でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての鉄骨柱溶接装置を示
す斜視図である。
【図2】(a)〜(e)はいずれも本実施例の装置において
用いられる拘束アダプタの例を示す斜視図である。
【図3】本実施例における回転ポジショナを示すもの
で、(a)はその正面図、(b)はその要部を拡大して示す
斜視図である。
【図4】本実施例の装置による通常の使用状態を示す斜
視図である。
【図5】(a)〜(e)はいずれも鉄骨柱溶接構造物の例を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1A コア 1a 角パイプ 1b ダイアフラム 2 ブラケット 3 柱 3A ボックス柱 4 回転ポジショナ 5,5A ワーク(鉄骨柱溶接構造物) 6 レール 7 台車 8 溶接ロボット 9 レール 10 枠体 11 回転フレーム 11a ギア部 11b 除去可能部分 12 ガイドローラ 13 ピニオン 13a 駆動モータ 14 軸 15 ピン 16 ワーク押ネジ(拘束部材) 16a 穴 17 ワーク支持フレーム(拘束部材) 17a 穴 18 ネジ 19 傘歯車機構 20 ハンドル 21A,21B ワーク押板(拘束部材) 22A〜22E 拘束アダプタ 23 面板 24A〜24E 固定ブロック 24a,24b 切欠き部 24c〜24f ピン 24g 係止部 25 ネジ 26 ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭59−18150(JP,B2) 実公 平2−39674(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨柱溶接構造物の両端を保持する一対
    の回転ポジショナが、前記鉄骨柱溶接構造物の長手方向
    に進退可能にそなえられるとともに、前記回転ポジショ
    ナの進退方向に平行な方向へ移動する台車と、該台車上
    に搭載され前記鉄骨柱溶接構造物の溶接を行なう溶接ロ
    ボットとがそなえられてなる鉄骨柱溶接装置において、前記回転ポジショナには、前記鉄骨柱溶接構造物をポジ
    ショナ内部に貫通させてその両端の長手方向途中を2方
    向から拘束する拘束部材が設けられ、 前記鉄骨柱溶接構造物の端面を保持しうる面板に前記拘
    束部材で拘束される部材を設けた拘束アダプタが、前記
    拘束部材によって取付可能に配設され、 前記拘束アダプタの使用によって、前記鉄骨柱溶接構造
    物の両端の途中の保持から両端の端面の保持へと拘束形
    態が異なるようにした ことを特徴とする鉄骨柱溶接装
    置。
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