JP5562225B2 - シート剥離装置および剥離方法、ならびにシート貼付装置 - Google Patents

シート剥離装置および剥離方法、ならびにシート貼付装置 Download PDF

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Description

本発明は、シート剥離装置および剥離方法、ならびにシート貼付装置に関する。
従来、剥離シートに接着剤を介してラベル等の接着シートが仮着された帯状の原反から接着シートを剥離する剥離装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この剥離装置は帯状台紙(剥離シート)の一方に仮着されたラベル(接着シート)を有するラベル連続体(原反)を巻回して支持する供給リールと、接着シートに印字を施す印字部と、印字された接着シートを剥離シートから剥離して排出する剥離部と、剥離シートを巻き取る台紙巻取りリールとを備える。そこで、印字した接着シートの先端が剥離位置を通過するまで搬送したら、原反の搬送を一旦停止させて再び搬送するように構成されている。
特開2002−326616号公報
ところで、特許文献1に記載の剥離装置で剥離される接着シートは、所定間隔で剥離シートに接着剤を介して仮着されているが、当該接着剤の流動性が高いと接着シートの外部に漏れ出るおそれがある。このように接着剤が漏れ出ると、巻回して支持されている原反から漏れ出た接着剤によって、接着シートが当該接着シートの上方に巻回される剥離シートの裏面に接着してしまい、原反をスムーズに繰り出せなかったり、接着シートを剥離部で剥離できなかったりするとうい不都合を発生する。
このような封止材で封止された接着シートを剥離シートから剥離させる場合には、前述したような従来の剥離装置を用いたとしても、接着シートを剥離シートから確実に剥離することができず、繰り出しおよび引き戻しを繰り返すこととなり効率低下を招いたり、接着シートの貼付漏れを招いたりするという問題がある。
本発明の目的は、接着シートの端縁が封止材で封止された場合であっても、接着シートを剥離シートから確実に剥離することができるシート剥離装置および剥離方法、ならびにシート貼付装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、基材シートの一方の面に接着剤層を有する接着シートが当該接着剤層を介して帯状の剥離シートに仮着されるとともに、前記接着シートの端縁に前記接着剤層から接着剤の漏出を防止する封止材が設けられた原反から前記接着シートを剥離するシート剥離装置であって、前記原反を繰り出す繰出手段と、繰り出された前記原反における接着シートの少なくとも繰り出し方向先端側の前記封止材による封止性を解除する封止解除手段と、封止性が解除された前記接着シートを前記剥離シートから剥離する剥離手段とを備えることを特徴とする。
本発明のシート剥離装置において、前記封止解除手段は、前記封止材を除去する除去手段を有して構成されることが好ましい。
また、本発明のシート剥離装置において、前記封止解除去手段は、前記封止材を断続的に叩く打撃手段を有して構成されることが好ましい。
さらに、本発明のシート剥離装置において、前記封止解除手段は、前記封止材に振動を与える振動手段を有して構成されることが好ましい。
また、本発明のシート剥離装置において、前記封止解除手段は、前記封止材を加熱して溶融する加熱手段を有して構成されることが好ましい。
本発明のシート剥離方法は、基材シートの一方の面に接着剤層を有する接着シートが当該接着剤層を介して帯状の剥離シートに仮着されるとともに、前記接着シートの端縁に前記接着剤層から接着剤の漏出を防止する封止材が設けられた原反から前記接着シートを剥離するシート剥離方法であって、前記原反を繰り出し、繰り出された前記原反における接着シートの少なくとも繰り出し方向先端側の前記封止材による封止性を解除し、封止性が解除された前記接着シートを前記剥離シートから剥離することを特徴とする。
一方、本発明のシート貼付装置は、基材シートの一方の面に接着剤層を有する接着シートが当該接着剤層を介して帯状の剥離シートに仮着されるとともに、前記接着シートの端縁に前記接着剤層から接着剤の漏出を防止する封止材が設けられた原反から前記接着シートを剥離し、剥離した接着シートを被着体に貼付するシート貼付装置であって、前記原反を繰り出す繰出手段と、繰り出された前記原反における接着シートの少なくとも繰り出し方向先端側の前記封止材による封止性を解除する封止解除手段と、封止性が解除された前記接着シートを前記剥離シートから剥離する剥離手段と、前記剥離した接着シートを前記被着体に押圧して貼付する押圧手段とを備えることを特徴とする。
以上のような本発明によれば、除去手段、打撃手段、振動手段、または加熱手段を有して構成される封止解除手段を備えるので、封止解除手段は、接着シートの端縁に封止材が設けられた原反の封止性を積極的に解除するので、簡単に剥離シートから接着シートを剥離できるようになる。従って、繰り出しおよび引き戻しを繰り返すことなく、剥離シートから接着シートを確実に剥離することができる。
本発明の第1実施形態に係るシート貼付装置の側面図。 図1のシート貼付装置の部分斜視図。 本発明の第2実施形態に係るシート貼付装置の側面図。 本発明の変形例に係るシート貼付装置の部分側面図。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、各実施形態における明示のない例えば、上、下、左、右という方向を示す表現は、全て図1を基準に用いられている。また、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1および図2に示すように、本実施形態のシート貼付装置1は、帯状の剥離シートRLの一方の面に仮着された接着シートSを剥離シートRLから剥離するするとともに、剥離した接着シートSを被着体Wに貼付するものである。ここで、接着シートSは、基材シートBSの一方の面に接着剤層ADが設けられ、所定サイズの外形に予め切断されており、剥離シートRLに所定間隔で接着剤層ADを介して仮着された原反Rとして予め準備されている。また、接着剤層ADの接着剤が接着シートSの外部に漏出することを防止するために、封止材Vが各接着シートSの互いに対向する側の各端縁を被覆するように設けられ、接着剤層ADを封止している。本実施形態の場合、接着剤層ADの繰出方向に直交する幅は、図2に示すように、基材シートBSのそれよりも狭幅に設定されているので、接着シートSの両サイドには封止材Vが設けられていない。なお、封止材Vとしては、例えば、ニスや皮膜樹脂などが用いられる。
シート貼付装置1は、原反Rの剥離シートRLから接着シートSを剥離するシート剥離装置2と、剥離した接着シートSを被着体Wに押圧して貼付する押圧手段3とを備える。
シート剥離装置2は、原反Rを繰り出す繰出手段4と、繰り出された原反Rにおける接着シートSの少なくとも繰り出し方向先端側の封止材Vによる封止性を解除する封止解除手段5と、繰り出された原反Rの剥離シートRLを折り返すことで当該剥離シートRLから接着シートSを剥離する剥離手段としての剥離板6とを備える。
押圧手段3は、図示しない複数の吸引口を有して当該吸引口によって基材シートBS側から接着シートSを吸引支持する吸着盤31と、図示しないフレームに支持された駆動機器としての直動モータ32と、この直動モータ32のスライダ33に設けられ、その出力軸35が吸着盤31の上面部に固定された駆動機器としての直動モータ34とを備える。
繰出手段4は、その全体がフレーム7に支持されている。この繰出手段4は、剥離シートRLに仮着された接着シートSをロール状に巻回して支持する支持ローラ41と、原反Rを案内する複数のガイドローラ42,43と、接着シートSが剥離された剥離シートRLを案内するガイドローラ44と、駆動機器としての回動モータ45によって駆動する駆動ローラ46と、駆動ローラ46との間に剥離シートRLを挟み込むピンチローラ47と、図示しない駆動機器によって剥離シートRLを回収する回収ローラ48とを備える。
封止解除手段5は、支持ローラ41と剥離板6との間に位置してフレーム7に支持され、駆動機器としての回動モータ51と、原反Rの接着シートS側に配置され、回動モータ51によって駆動される除去手段としてのブラシローラ52と、原反Rの剥離シートRL側に配置された受け板58とを備える。ブラシローラ52は、受け板58の延出方向(図1中上下方向)に移動可能に設けられ、受け板58との間に封止材Vを挟み込み、原反Rから封止材Vを掻き落とすことで封止材Vによる封止性を解除するように構成されている。なお、ブラシローラ52は、本実施形態では樹脂製で構成されているが、封止材Vの材質に応じて封止材Vを掻き落とすことができる材質を適宜用いてもよい。また、ブラシローラ52の上方には、掻き落とした封止材Vを吸引して回収する回収手段54が設けられている。
剥離板6は、原反Rを剥離シートRL側から案内するガイド面61と、原反Rの繰り出し方向下流側に折曲端縁62とを備え、封止解除手段5を通過して封止性が解除された剥離シートRLを折曲端縁62で駆動ローラ46に向かって折り曲げることで、接着シートSを剥離シートRLから剥離するようになっている。
以上のシート貼付装置1において、剥離シートRLから接着シートSを剥離するとともに、剥離した接着シートSを被着体Wに貼付する手順について説明する。
先ず、図1に示すように、原反Rをシート貼付装置1に通紙する。このとき、剥離板6上に位置する先頭の接着シートSの繰り出し方向先端側が折曲端縁62の近傍所定位置に配置されたときに、後方に位置する接着シートSの繰り出し方向先端側の封止材V上にブラシローラ52が位置するようにセットしておく。
原反Rを繰り出すと、接着シートSが図示しないセンサ等により検出され、当該接着シートSの仮着ピッチに合わせて間欠送りが開始される。そして、原反Rの繰出動作の停止中に封止解除手段5は、回動モータ51を駆動し、ブラシローラ52を図1中Aで示す方向に駆動させる。これにより、封止材Vが原反Rから掻き落とされ、接着シートSの繰り出し方向先端側が封止材Vによる封止性が解除され、掻き落とされた封止材Vは、回収手段54によって吸引されて回収される。所定時間経過後、ブラシローラ52の回転を停止し、原反Rの繰り出し動作を再開させる。
その後も原反Rの繰り出しを続行すると、封止性が解除された接着シートSは、剥離板6のガイド面61に沿って繰り出し方向に案内される。そして、封止性が解除された接着シートSの繰り出し方向先端側が折曲端縁62の近傍所定位置に達すると、図1の実線で示すように、原反Rの繰り出し動作が一旦停止される。このとき、封止解除手段5は、上記と同様にして、次にブラシローラ52に対面する封止材Vを掻き落とし、スタンバイ状態となる。
次いで、被着体Wがコンベア等の搬送路CVで搬送されてくると、図示しないセンサによって検知されて、剥離板6前方の下方所定位置で停止する。被着体Wが停止したことが確認されると、シート貼付装置1は、吸着盤31の図示しない吸引口で吸引を行いつつ、上記同様に回動モータ45で原反Rに張力を付与しながら接着シートSを繰り出す。これにより、剥離シートRLは折曲端縁62で駆動ローラ46に向かって折り曲げられる。このとき、接着シートSは、封止性が解除されているため、剥離シートRLから簡単に剥離され、折曲端縁62を通り過ぎた時点で剥離シートRLから確実に剥離されて吸着盤31の吸引によって吸着保持される。
この際、押圧手段3は、図1中二点鎖線で示すように、吸着盤31が接着シートSを吸着保持した状態で、直動モータ32を駆動して、原反Rの繰り出し方向と同じ方向であって、原反Rの繰出速度と同じ速度で吸着盤31を移動させるため、剥離シートRLから剥離されるまで接着シートSが吸着盤31で保持され続け、これにより接着シートSがより確実に剥離されるようになる。このとき、次の接着シートSの繰り出し方向先端側が折曲端縁62近傍所定位置に達すると、原反Rの繰り出し動作が停止され、封止解除手段5が上記同様にして、次にブラシローラ52に対面する封止材Vを掻き落とし、回収手段54が封止材Vを回収する。
そして、吸着盤31が、図1中二点鎖線で示すように、被着体W上の所定位置まで移動すると、直動モータ34が吸着盤31を下方に向かって下降させ、接着シートSの接着面を被着体Wに当接させて、接着シートSを被着体Wに押圧して貼付する。
以上のようにして接着シートSを被着体Wに貼付したら、シート貼付装置1は、吸着盤31による接着シートSの吸着保持を解除してから、直動モータ34によって吸着盤31を上昇させるとともに、各部を初期位置に復帰させる。これにより、剥離された接着シートSの被着体Wへの貼付が完了する。このようにして接着シートSが被着体Wに貼付されると、図1に示す待機状態となり、次に搬送されてくる被着体Wに対して上述の動作を繰り返す。
以上のような本実施形態によれば、次のような効果がある。
すなわち、封止解除手段5のブラシローラ52により、接着シートSの端縁に封止材Vが設けられた原反Rから封止材Vによる封止性を積極的に解除するので、簡単に剥離シートRLから接着シートSを剥離できるようになる。従って、剥離シートRLから接着シートSを確実に剥離することができる。また、削り取られた封止材Vが回収手段54によって回収されるので、封止材Vが撒き散らされることを防止できる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態を図3に基づいて説明する。
本実施形態のシート貼付装置1Aは、押圧手段として押圧手段3にかえて押圧ローラ8を備える点で前記第1実施形態と相違する。
すなわち、本実施形態のシート貼付装置1Aは、シート剥離装置2と、押圧ローラ8とを備え、シート剥離装置2は、繰出手段4と、封止解除手段5と、剥離板6とを備える。また、押圧ローラ8は、ゴムや樹脂等の弾性変形可能な部材で構成され、図示しないフレームに回転自在に支持されている。
以上のシート貼付装置1Aにおいて、搬送路CV上の被着体Wが剥離板6の下方の所定位置に達したことが図示しないセンサによって検知されると、シート貼付装置1Aは、上記同様に回動モータ45を駆動して駆動ローラ46を回転させ、搬送路CVの動きに同期して原反Rを繰り出す。これにより、剥離シートRLは折曲端縁62で駆動ローラ46に向かって折り曲げられる。このとき、接着シートSは、封止性が解除されているため、剥離シートRLから簡単に剥離される。そして、剥離された接着シートSは、押圧ローラ8によって被着体Wの上面に押圧されて被着体Wに貼付される。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
前記第1実施形態では、本発明の除去手段として、ブラシローラ52を例示したが、封止性を解除可能な構成であればよく、スクレーパー等を採用してもよい。
前記各実施形態では、封止解除手段5として、回動モータ51およびブラシローラ52を備える構成を例示したが、本発明の封止解除手段として、図4に示すような構成を採用してもよい。
図4(A)に示す封止解除手段5Aは、支持ローラ41とガイドローラ42との間に位置して設けられ、封止材Vを叩く単数又は複数の棒状の打撃手段53と、原反Rを剥離シートRL側から支持する支持手段54とを備え、図示しない駆動機器で打撃手段53を上下方向に駆動するように構成される。すなわち、繰り出された原反Rの封止材Vが所定位置で一旦停止すると、封止解除手段5Aは、駆動機器を介して、打撃手段53を上下に駆動させることで、打撃手段53と受け板58との間に繰り出された原反Rの封止材Vを断続的に叩いて割ることで、封止材Vによる封止性を解除する。なお、本発明の打撃手段としては、適宜な部材を用いて封止材Vを叩いて割るものであれば足りる。
図4(B)に示す封止解除手段5Bは、支持ローラ41とガイドローラ42との間に位置して設けられ、受け板58とで封止材Vを上下から挟持する挟持手段55と、当該挟持手段55に振動を与えて封止材Vを振動させる振動手段56とを備える。すなわち、繰り出された原反Rの封止材Vが所定位置で一旦停止すると、封止解除手段5Bは、挟持手段55に受け板58とで封止材Vを挟持させ、振動手段56を上下方向や左右方向といった適宜な方向に振動させることで、封止材Vに振動を与えて封止材Vを割ることで、封止材Vによる封止性を解除する。なお、本発明の振動手段としては、超音波や電磁波等を用いて封止材Vに間接的に振動を与える構成であればよい。
図4(C)に示す封止解除手段5Cは、支持ローラ41とガイドローラ42との間に位置して設けられ、封止材Vをコイルヒータ、赤外線ヒータ、マイクロ波等で加熱する加熱手段57を備える。すなわち、繰り出された原反Rの封止材Vが所定位置で一旦停止すると、封止解除手段5Cは、加熱手段57に封止材Vを加熱させて、封止材Vを溶融し、封止材Vの繋がりをなくすことで封止材Vによる封止性を解除する。
前記第1実施形態では、剥離板6によって剥離シートRLから剥離される接着シートSを吸着盤31で一旦保持し、吸着盤31で保持した接着シートSを被着体Wに押圧して貼付する押圧手段3を示したが、押圧手段としては、例えば、吸着盤31で保持した接着シートSを圧縮エアで吹き飛ばして被着体Wに貼付する所謂エアジェットタイプのものとしてもよい。また、前記第1実施形態では、直動モータ32によって吸着盤31を接着シートSの繰り出し方向に移動させたが、直動モータ32を採用することなく、吸着盤31を折曲端縁62の下流側(図1中二点鎖線で示す位置)に固定しておく構成としてもよい。
また、前記各実施形態の原反Rは、接着剤層ADの繰出方向に直交する幅を基材シートBSのそれよりも狭幅に設定したことで、封止材Vが各接着シートSの互いに対向する側の各端縁だけを被覆するように設けられていたが、封止材Vが各接着シートSの全周を被覆するように設けられている場合であっても、封止解除手段5は、接着シートSの少なくとも繰り出し方向先端側の封止材Vを除去できる構成とすればよい。
さらに、打撃手段53、挟持手段55および加熱手段57もブラシローラ52と同様、任意の位置に停止する封止材V上に位置できるように、移動可能に設けられるとよい。
前記各実施形態における駆動機器として、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダ及びロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
また、前記各実施形態では、被着体Wおよび接着シートSを具体的に例示していないが、本発明における被着体Wおよび接着シートSの種別や材質などは、特に限定されず、例えば、被着体Wが適宜な物品(例えば、段ボールケースや樹脂容器等)であって、接着シートSがラベルであってもよく、被着体Wが半導体ウェハであって、接着シートSが保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルムなどであってもよい。この際、半導体ウェハは、シリコン半導体ウェハや化合物半導体ウェハ等が例示でき、このような半導体ウェハに貼付する接着シートは、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルムに限らず、その他の任意のシート、フィルム、テープ等、任意の用途、形状の接着シート等が適用できる。さらに、被着体Wが光ディスクの基板であって、接着シートSが記録層を構成する樹脂層を有したものであってもよい。以上のように、被着体Wとしては、ガラス板、鋼板、樹脂板等や、その他の板状部材のみならず、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。
1,1A シート貼付装置
2 シート剥離装置
3 押圧手段
4 繰出手段
5,5A,5B,5C 封止解除手段
6 剥離板(剥離手段)
8 押圧ローラ(押圧手段)
52 ブラシローラ(除去手段)
53 打撃手段
56 振動手段
57 加熱手段
AD 接着剤層
BS 基材シート
R 原反
RL 剥離シート
S 接着シート
V 封止材
W 被着体

Claims (7)

  1. 基材シートの一方の面に接着剤層を有する接着シートが当該接着剤層を介して帯状の剥離シートに仮着されるとともに、前記接着シートの端縁に前記接着剤層から接着剤の漏出を防止する封止材が設けられた原反から前記接着シートを剥離するシート剥離装置であって、
    前記原反を繰り出す繰出手段と、
    繰り出された前記原反における接着シートの少なくとも繰り出し方向先端側の前記封止材による封止性を解除する封止解除手段と、
    封止性が解除された前記接着シートを前記剥離シートから剥離する剥離手段とを備えることを特徴とするシート剥離装置。
  2. 前記封止解除手段は、前記封止材を除去する除去手段を有して構成されることを特徴とする請求項1に記載のシート剥離装置。
  3. 前記封止解除手段は、前記封止材を断続的に叩く打撃手段を有して構成されることを特徴とする請求項1に記載のシート剥離装置。
  4. 前記封止解除手段は、前記封止材に振動を与える振動手段を有して構成されることを特徴とする請求項1に記載のシート剥離装置。
  5. 前記封止解除手段は、前記封止材を加熱して溶融する加熱手段を有して構成されることを特徴とする請求項1に記載のシート剥離装置。
  6. 基材シートの一方の面に接着剤層を有する接着シートが当該接着剤層を介して帯状の剥離シートに仮着されるとともに、前記接着シートの端縁に前記接着剤層から接着剤の漏出を防止する封止材が設けられた原反から前記接着シートを剥離するシート剥離方法であって、
    前記原反を繰り出し、繰り出された前記原反における接着シートの少なくとも繰り出し方向先端側の前記封止材による封止性を解除し、封止性が解除された前記接着シートを前記剥離シートから剥離することを特徴とするシート剥離方法。
  7. 基材シートの一方の面に接着剤層を有する接着シートが当該接着剤層を介して帯状の剥離シートに仮着されるとともに、前記接着シートの端縁に前記接着剤層から接着剤の漏出を防止する封止材が設けられた原反から前記接着シートを剥離し、剥離した接着シートを被着体に貼付するシート貼付装置であって、
    前記原反を繰り出す繰出手段と、
    繰り出された前記原反における接着シートの少なくとも繰り出し方向先端側の前記封止材による封止性を解除する封止解除手段と、
    封止性が解除された前記接着シートを前記剥離シートから剥離する剥離手段と、
    前記剥離した接着シートを前記被着体に押圧して貼付する押圧手段とを備えることを特徴とするシート貼付装置。
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