JP5560778B2 - クロック乗せ換え回路、及びクロック乗せ換え方法 - Google Patents

クロック乗せ換え回路、及びクロック乗せ換え方法 Download PDF

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Description

本発明は、非同期のクロック間で信号波を乗せ換える技術に関する。
ベースバンド信号のような信号波のデータのクロック乗せ換えを行う回路としてDPRAM(Dual Port Random Access Memory)をバッファとして用いたものがある(特許文献1参照)。クロック乗せ換えとは、あるクロック(入力クロック)に同期したデータ(入力データ)をそれと異なる周波数のクロック(出力クロック)に同期したデータ(出力データ)に変換することである。
入力クロックに同期した入力データをDPRAMに書き込み、DPRAM内のデータを出力クロックで読み出すことにより、クロック乗せ換えを行うことができる。更に、特許文献1に記載された回路では、読み出しアドレスと書き込みアドレスの競合を回避するために、書き込みアドレスと読み出しアドレスとが接近してきたら、それらのアドレスを初期化して遠ざける構成が採用されている。
特開2009−218885号公報
しかしながら、DPRAMを用いたクロック乗せ換え回路では、入力クロックと出力クロックの速度差により出力データの重複や抜け等の問題が起こる。例えば、入力クロックよりも出力クロックが遅ければ、いずれは入力側の書き込みアドレスが出力側の読み出しアドレスに追いついてしまう。そうなると、DPRAMの全てのアドレスが読み出し前のデータで満たされ、それ以上データを書き込めない。書き込めないデータは廃棄され、その結果としてデータの抜けが生じる。
また、入力クロックよりも出力クロックが速ければ、いずれは出力側の読み出しアドレスが入力側の書き込みアドレスに追いついてしまう。そうなるとDPRAM内に読み出すべきデータが無くなる。その場合、無効なデータが出力されるか、あるいは一度出力されたデータが再び出力されることになる。
容量の大きなDPRAMを用いてバッファを深くしても、データの重複や抜けが起こる頻度を下げることはできるが、根本的な問題の解決にはならない。また、特許文献1で採用された構成も、アドレスの追い越しを防止することはできるが、入力すべきデータのデータ量と出力すべきデータのデータ量とが同じなので原理的にデータの重複や抜けを解消することはできない。
本発明は、データ飛び、および同一データの重複出力を確実に防止しつつ、非同期クロック間で信号波を乗せ換える技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のクロック乗せ換え回路は、第1のクロック信号に同期した信号波の値を示す時系列の複数の入力データをタップにて保持し、タップ係数指定手段により指定された複数のタップ係数を前記タップに保持している該複数の入力データのそれぞれに乗算し、前記各タップの乗算の結果を加算して得られたデータを出力データとして、第2のクロック信号に同期して複数の出力データを出力する複数段のタップと、前記第1のクロック信号に対する前記第2のクロック信号の位相遅れを位相差として該第2のクロック信号に同期して取得し、前記第2のクロック信号の該位相差を取得したタイミングにおける前記信号波の値を前記タップに保持されている入力データに基づいて算出するためのタップ係数を、前記位相差に応じて、前記第2のクロック信号に同期して指定するタップ係数指定手段と、を有する。
本発明のクロック乗せ換え方法は、タップ係数指定手段が、前記第1のクロック信号に対する第2のクロック信号の位相遅れを位相差として該第2のクロック信号に同期して取得し、前記第2のクロック信号の該位相差を取得したタイミングにおける前記信号波の値を前記タップに保持されている入力データに基づいて算出するためのタップ係数を、前記位相差に応じて、前記第2のクロック信号に同期して指定し、複数段のタップが、前記第1のクロック信号に同期した信号波の値を示す時系列の複数の入力データをタップにて保持し、タップ係数指定手段により指定された複数のタップ係数を前記タップに保持している該複数の入力データのそれぞれに乗算し、前記各タップの乗算の結果を加算して得られたデータを出力データとして、前記第2のクロック信号に同期して複数の出力データを出力する、クロック乗せ換え方法である。
本発明によれば、クロック乗せ換え回路は、クロック間の位相差を取得し、第2のクロック信号の該位相差を取得したタイミングにおける前記信号波の値を算出するためのタップ係数を指定した複数段のタップに入力データを保持し、第2のクロック信号に同期して出力するので、非同期のクロック間で信号波を乗せ換えることができる。また、クロック乗せ換え回路は、DPRAMを使用しないので、アドレス空間の制限がなく、書き込みアドレスおよび読み出しアドレスが接近することがなくなり、データ飛び、または同一データの重複出力が確実に防止される。
本発明のクロック乗せ換え回路の一構成例を示すブロック図である。 本発明の位相比較部の一構成例を示すブロック図である。 本発明の位相比較部の一構成例を示すブロック図である。 本発明のパルス生成回路の一構成例を示すブロック図である。 本発明のラッチレジスタの動作の一例を示す表である。 本発明の比較回路の動作の一例を示す表である。 本発明のデジタルフィルタ部の一構成例を示すブロック図である。 本発明のフリップフロップの動作の一例を示す表である。 本発明のクロック乗せ換え回路で使用する信号のタイミングチャートの一例である。 本発明のクロック乗せ換え回路の動作を説明するための図である。 本発明のクロック乗せ換え回路で使用する信号のタイミングチャートの一例である。 本発明のクロック乗せ換え回路の動作を説明するための図である。 本発明のクロック乗せ換え回路で使用する信号のタイミングチャートの一例である。 本発明のクロック乗せ換え回路の動作を説明するための図である。
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態のクロック乗せ換え回路1の一構成例を示すブロック図である。クロック乗せ換え回路1は、2つの非同期のクロック信号間で信号波を乗せ換えるための回路である。本実施形態では、信号波として、クロック信号に同期したデジタルベースバンド信号が用いられる。
同図を参照すると、クロック乗せ換え回路1は、位相比較部10およびデジタルフィルタ部20を有する。
図1において、クロック乗せ換え回路1に入力されるデジタルベースバンド信号を生成する回路は省略されている。また、クロック乗せ換え回路1から出力されたデジタルベースバンド信号を搬送波に乗せる場合、クロック乗せ換え回路1に加えて変調回路が必要となるが、本実施形態では、変調回路については省略する。
位相比較部10には、入力側のデジタルベースバンド信号に同期するクロック信号CLK Aと、出力側のデジタルベースバンド信号に同期するクロック信号CLK Bとが入力される。本実施形態では、これらのクロック信号CLK A、およびCLK Bのそれぞれの周波数は、互いに異なる値である。
位相比較部10は、クロック信号CLK A、CLK Bの各位相を比較し、CLK Aに対するCLK Bの位相遅れを、これらのクロック信号間の位相差として、CLK Bに同期して取得する。
位相比較部10は、検出した位相差に基づいて、データ送り制御信号、TAP係数制御信号およびクロック信号CLK BXを生成し、デジタルフィルタ部20へ出力する。
データ送り制御信号は、デジタルフィルタ部20による、デジタルベースバンド信号のクロック乗せ換えの動作を制御するための信号である。
TAP係数制御信号は、デジタルフィルタ部20の使用するTAP係数を指定する制御信号である。
クロック信号CLK BXは、クロック信号CLK Bの周波数を逓倍数2nで逓倍した周波数の信号である。クロック信号CLK BXは、デジタルフィルタ部20内のフリップフロップの動作クロックとして使用される。
デジタルフィルタ部20には、入力データが入力される。ここで、入力データは、クロック信号CLK Aに同期したデジタルベースバンド信号の波形上の値を示すデータである。入力データのビット数は、逓倍数2nより小さな値である。
デジタルフィルタ部20は、データ送り制御信号、TAP係数制御信号およびクロック信号CLK BXに基づいて、出力データを出力する。ここで、出力データは、クロック信号CLK Bと同期するデジタルベースバンド信号の波形上の値を示すデータである。
図2および図3を参照して、位相比較部10の構成について詳細に説明する。図2は、位相比較部10の一構成例を示すブロック図である。同図を参照すると、位相比較部10は、TAP係数指定部11および不整合判断部12を有する。
TAP係数指定部11は、クロック信号CLK Bを逓倍して、クロック信号CLK BXを生成する。また、TAP係数指定部11は、クロック信号CLK A、CLK Bとの間の位相差をクロック信号CLK Bに同期して検出する。本実施形態では、TAP係数指定部11は、クロック信号CLK Bの各クロックの立ち上がりのタイミングで、位相差を検出する。そして、TAP係数指定部11は、その位相差に応じたTAP係数を指定するTAP係数制御信号を生成する。
不整合判断部12は、CLK Bに同期して検出された位相差の今回値と前回値とを比較する。不整合判断部12は、この比較結果から、データ抜け、または同一データの重複送信が生じるか否かを判断する。不整合判断部12は、比較結果に基づいて、データ抜け、または同一データの重複送信が生じないように、データ送り制御信号を生成する。
図3を参照して、TAP係数指定部11および不整合判断部12の構成について詳細に説明する。同図は、TAP係数指定部11および不整合判断部12を詳細に記載した、位相比較部10の一構成例を示すブロック図である。
図3を参照すると、位相比較部10は、クロック逓倍回路111、CLK Aパルス生成回路112、Nビット自走カウンタ113、Nビットカウンタ114、ラッチレジスタ115、ラッチレジスタ121および比較回路122を有する。
図2におけるTAP係数指定部11は、図3におけるクロック逓倍回路111、CLK Aパルス生成回路112、Nビット自走カウンタ113、Nビットカウンタ114およびラッチレジスタ115を有する。図2における不整合判断部12は、図3におけるラッチレジスタ121および比較回路122を有する。
クロック逓倍回路111には、クロック信号CLK Bが入力される。クロック逓倍回路111は、クロック信号CLK Bを逓倍数2nで逓倍する。クロック逓倍回路111は逓倍した信号をクロック信号CLK BXとして、CLK Aパルス生成回路112、Nビット自走カウンタ113、Nビットカウンタ114、ラッチレジスタ115、ラッチレジスタ121および比較回路122へ出力する。
図4を参照して、CLK Aパルス生成回路112について説明する。同図は、CLK Aパルス生成回路112の一構成例を示すブロック図である。同図を参照すると、CLK Aパルス生成回路112は、フリップフロップ1121、1122および1123と、インバータ1124と、ANDゲート1125とを有する。
フリップフロップ1121は、CLK Aの状態を保持し、クロック信号CLK BXの立ち上がりに応じて保持値を更新する。フリップフロップ1121は、保持値をフリップフロップ1122へ出力する。
フリップフロップ1122は、フリップフロップ1121から出力された値を保持し、クロック信号CLK BXの立ち上がりに応じて保持値を更新する。フリップフロップ1121は、保持値を、ANDゲート1125およびフリップフロップ1123へ出力する。
フリップフロップ1123は、フリップフロップ1122から出力された値を保持し、クロック信号CLK BXの立ち上がりに応じて保持値を更新する。フリップフロップ1123は、保持値をインバータ1124へ出力する。
インバータ1124は、フリップフロップ1123から出力された値を反転してANDゲート1125へ出力する。
ANDゲート1125は、フリップフロップ1122から出力された値と、インバータ1124から出力された値との論理積を出力する。
上述の構成により、クロック信号CLK Aは、フリップフロップ1121、1122の順に入力され、クロック信号CLK Bを2n倍に逓倍したクロック信号CLK Bにて叩き直される。この、フリップフロップ1121、1122からなる回路は、メタステーブル対策のための回路であり、一般に利用されているものである。
フリップフロップ1123、インバータ1124およびANDゲート1125からなる回路により、フリップフロップ1122からの出力信号は、微分される。この結果、CLK Aパルス生成回路112からの出力信号は、CLK Bの周波数を2n倍に逓倍した周波数の周期をパルス幅Tとして、CLK Aのパルス幅をTとしたパルス信号となる。このパルス信号を、以下、パルス信号CLK AXと称する。CLK Aパルス生成回路112は、パルス信号CLK AXをNビットカウンタ114へ出力する。
図3に戻り、Nビット自走カウンタ113は、クロック逓倍回路111からのクロック信号CLK BXの立ち上がりに応じて、「N」ビット分のカウント値を計数する。最大値まで計数してから、クロック信号CLK BXの立ち上がりが生じたときは、Nビット自走カウンタ113は、カウント値を初期値にする。Nビット自走カウンタ113は、カウント値を、ラッチレジスタ115、ラッチレジスタ121および比較回路122へ出力する。
Nビットカウンタ114は、CLK Aパルス生成回路112からのクロック信号CLK AXによりロードされ、初期値から計数を開始する。Nビットカウンタ114は、クロック逓倍回路111からのクロック信号CLK BXの立ち上がりに応じて、初期値から「N」ビット分のカウント値を計数する。Nビットカウンタ114は、カウント値をラッチレジスタ115へ出力する。Nビットカウンタ114およびNビット自走カウンタ113のカウント値の最大値(2N)は同じ値とする。
上述の構成により、Nビットカウンタ114は、出力側のクロック信号CLK Aの立ち上がりに応じてカウントを開始し、Nビット自走カウンタ113は、入力側のクロック信号CLK Bの立ち上がりに応じてカウントを開始する。このため、これらのカウンタのカウント値の差は、クロック信号CLK AとCLK Bとの間の位相差に近い値となる。カウント値の最大数「2N」を大きくするほど、高い精度で位相差が検出される。
ラッチレジスタ115は、各カウンタのカウント値をラッチできるレジスタである。例えば、各カウンタで、10進数の「8」までカウントしたい場合、ラッチレジスタ115は、3ビットのレジスタとする。ラッチレジスタ115は、クロック逓倍回路111からのクロック信号CLK BXを動作クロックとし、入力端子「D」および「EN」と、出力端子「Q」を有する。入力端子「D」には、Nビットカウンタ114からの信号が入力される。入力端子「EN」には、Nビット自走カウンタ113からの信号が入力される。出力端子「Q」からは、ラッチレジスタ115、比較回路122およびデジタルフィルタ部20へ信号が出力される。ラッチレジスタ115は、保持した値(位相差)を乗せた信号を、デジタルフィルタ部20へTAP係数制御信号として出力する。
図5を参照して、ラッチレジスタ115の動作について説明する。同図を参照すると、Nビット自走カウンタ113からの信号の全てのビット値が「0」である場合、ラッチレジスタ115は、Nビットカウンタ114からの信号を透過し、ラッチレジスタ115へそのまま出力する。Nビット自走カウンタ113からの信号の全てのビットが「0」でない場合、ラッチレジスタ115は、Nビット自走カウンタ113からの信号の全てのビット値が「0」であるときの、Nビットカウンタ114からの信号を保持(ラッチ)し、保持値をラッチレジスタ121へ出力する。
図3に戻り、ラッチレジスタ121の構成は、ラッチレジスタ115と同様の構成である。ラッチレジスタ121の入力端子「D」には、ラッチレジスタ115からの信号が入力される。入力端子「EN」には、Nビット自走カウンタ113からの信号が入力される。出力端子「Q」からは、比較回路122へ信号が出力される。
上述の構成により、ラッチレジスタ115には、位相差の今回値が保持され、ラッチレジスタ121には、位相差の前回値が保持される。
比較回路122には、クロック逓倍回路111からのクロック信号CLK BXと、ラッチレジスタ115からの信号と、ラッチレジスタ121からの信号と、Nビット自走カウンタ113からの信号とが入力される。比較回路122は、これらの入力信号に基づいて、データ送り制御信号を生成する。
図6は、比較回路122の動作を説明するための図である。同図を参照すると、比較回路122は、Nビットカウントの信号の全てのビット値が「0」であるとき、ラッチレジスタ115の信号と、ラッチレジスタ121の信号とを比較する。
ラッチレジスタ115の出力信号が全て「1」で、且つ、ラッチレジスタ121の出力信号が全て「0」である場合の比較回路122の動作について説明する。前述したように、ラッチレジスタ115の保持値は、位相差の今回値であり、ラッチレジスタ121の保持値は、位相差の前回値である。このため、ラッチレジスタ115の出力信号の全てのビット値が「1」で、且つ、ラッチレジスタ121の出力信号の全てのビット値が「0」であることは、最大値の位相差が検出された後、最小値の位相差が検出されたことを意味する。
入力側のクロック信号CLK Aの周期が出力側のクロック信号CLK Bの周期より短いと、検出される両クロック間の位相差が最大値となる時点で入力側から送信されたデータが、位相差が最小値となる時点で再度送信される可能性がある。
そこで、比較回路122は、このような同一データの重複送信を防止するため、クロック信号CLK BXを使用して、パルス幅「2T」のハイパルスを有するパルス信号をデータ送り制御信号として生成する。「T」は、CLK AXのパルス幅と同じ値である。
このデータ送り制御信号が送信されたとき、デジタルフィルタ部20は、最小値の位相差が検出された時点における入力側のデータを出力側へ出力しない。この動作により同一データの2回送信が防止される。
ラッチレジスタ115の出力信号の全てのビットが「0」で、且つ、ラッチレジスタ121の出力信号の全てのビットが「1」である場合の比較回路122の動作について説明する。ラッチレジスタ115の出力信号の全てのビット値が「0」で、且つ、ラッチレジスタ121の出力信号の全てのビット値が「1」であることは、最小値の位相差が検出された後、最大値の位相差が検出されたことを意味する。
入力側のクロック信号CLK Aの周期が出力側のクロック信号CLK Bの周期より長いと、検出される両クロック間の位相差が最小値となる時点で入力側からデータが送信された後、位相差が最大値となる時点のデータが送信されない可能性がある。
そこで、比較回路122は、このようなデータ飛びを防止するため、最小値の位相差が検出された時点のデータを出力しないパルス信号を有するデータ送り制御信号を生成する。このデータ送り制御信号が送信されたとき、デジタルフィルタ部20は、最小値の位相差が検出された時点における入力側のデータを、TAP係数を変えて2回送信する。この動作により、データ飛びが防止される。
ラッチレジスタ115の出力信号の全てのビットが「1」となり、ラッチレジスタ121の出力信号の全てのビットが「0」となる組み合わせ以外の組み合わせの場合の比較回路122の動作について説明する。この場合、データ飛び、または同一データの重複送信が生じる可能性は低い。このため、比較回路122は、クロック信号CLK BXを使用して、パルス幅「1T」のハイパルスを有するパルス信号をデータ送り制御信号として生成する。このデータ送り制御信号が送信されたとき、デジタルフィルタ部20は、クロック間の位相差に対応したTAP係数を選択して、入力側から送信された各データを出力側へ送信する。
続いて、図7を参照して、デジタルフィルタ部20の構成について説明する。同図は、デジタルフィルタ部20の一構成例を示すブロック図である。同図を参照すると、デジタルフィルタ部20は、制御部201と、フリップフロップ2021、2022等のk個のフリップフロップと、乗算器2031、2032等のk個の乗算器と、加算器2041等のk−1個の加算器とを有する。
ここで、本実施形態では、フリップフロップ、乗算器および加算器からなる要素をタップと称する。上述の構成より、デジタルフィルタ部20は、k段のタップを有する。入力データが入力されるタップを1段目とし、出力データを出力するタップをk段目とする。但し、1段目のタップは、加算器を有しない。
ここで、デジタルフィルタ部20内のタップの段数(k)は、逓倍数2nと等しく、また、伝達関数へ入力する要素数である。例えば、伝達関数へ入力する要素数、即ちデータ数を24の場合、タップは24段とされる。各タップのフリップフロップが保持できるビット数は、各要素のデータのデータサイズに応じて決定される。
制御部201は、位相差ごとに、TAP係数テーブル2011などの、カウンタの最大値2Nに等しい個数のTAP係数テーブルを有する。これらのTAP係数テーブルのそれぞれにはk個の各タップのTAP係数h1〜hkが設定されている。
各テーブルは、入力データと、出力データとの間の位相差ごとに設けられる。各テーブルのTAP係数の値は、伝達関数の各項の係数に対応する。伝達関数は、位相差が取得された時点以前の複数の入力データに対応する出力データが、複数の中のいずれかの入力データの入力時点から、テーブルに対応する位相差だけ経過した各時点のデジタルベースバンド信号の波形上の値となるように、定義される。この結果、出力データは、位相差を検出した時点のデジタルベースバンド信号の波形上の値となる。伝達関数は、例えば、移動平均法を用いる関数である。この場合、デジタルフィルタ部20は、各出力データについて、過去の複数の入力データの値から得られる移動平均線上で、いずれかの入力データに対応する時点から位相差が経過した時点にプロットされる値を算出し、その値を出力データの値とする。
タップ数を大きくするほど、一般にデジタルフィルタ部20の応答速度は低速になるので、デジタルベースバンド信号の波形上のどの時点の値を算出するかは、タップ数に応じて決定される。本実施形態では、タップ数(24)は十分に小さいので、デジタルフィルタ部20は、最後の入力データから位相差が経過した時点の出力データを算出するものとする。
制御部201には、クロック間の位相差を示すTAP係数制御信号が入力される。制御部201は、TAP係数制御信号の示す位相差に対応するTAP係数テーブルを読み出し、そのTAP係数テーブルに設定されたTAP係数を各タップに設定する。
1段目のタップの構成について説明する。1段目のフリップフロップ2021は、クロック信号CLK BXを動作クロックとする。そして、フリップフロップ2021には、入力データおよびデータ送り制御信号が入力される。
図8は、データ送り制御信号がハイレベルの場合のフリップフロップ2021の動作を説明するための図である。同図を参照すると、CLK BX信号がローレベルである場合、フリップフロップ2021は、入力信号を、そのまま出力側へ透過する。同図において、「D」は入力信号の値であり、「Q」は出力信号の値である。
CLK BX信号がハイレベルである場合、フリップフロップ2021は、データ送り制御信号がローレベルのときに保持した値を出力する。データ送り制御信号がローレベルの場合、フリップフロップ2021は無効になる。
2段目以降のフリップフロップの動作は、1段目のフリップフロップ2021の動作と同様である。
図7に戻り、データ送り制御信号がハイレベルの場合、1段目のフリップフロップ2021は、2段目のフリップフロップ2022と、1段目の乗算器2031とへ信号を出力する。
1段目の乗算器2031は、1段目のフリップフロップ2021から出力された信号の値と、TAP係数テーブルに設定された1段目のTAP係数h1とを乗算して、2段目の加算器2041へ出力する。
2段目のフリップフロップ2022は、前段のフリップフロップ2021から出力された信号と、データ送り制御信号とに基づいて、後段のフリップフロップと、2段目の乗算器2032とへ信号を出力する。
2段目の乗算器2032は、2段目のフリップフロップ2022から出力された信号の値と、TAP係数テーブルに設定された2段目のTAP係数h2とを乗算して、2段目の加算器2041へ出力する。
2段目の加算器2041は、前段の乗算器2031の出力値と、2段目の乗算器2032の出力値とを加算して、後段の加算器へ出力する。
3段目以降のタップ内の、フリップフロップ、乗算器および加算器の動作は、2段目のタップ内のフリップフロップ等の動作と同様である。
kは、前述したように逓倍数2nに等しいので、CLK BXに同期して動作するk段のタップからは、クロック信号CLK Bに同期して出力データが出力される。
図9〜図14を参照して、クロック乗せ換え回路1の動作結果の一例について説明する。図9および図10は、データ飛び、または同一データの重複送信が生じないと推測される場合における、位相比較部10のタイミングチャートである。
図9を参照すると、クロック信号CLK A、CLK B間の位相差は、CLK Aの周期の、およそ2/8倍の値、または3/8倍の値である。
クロック逓倍回路111は、CLK Bを逓倍してクロック信号CLK BXを生成する。CLK Aパルス生成回路112は、図4に示した回路で生成されたクロック信号CLK AXを出力する。
Nビット自走カウンタ113は、クロック信号CLK BXの立ち上がりに応じて、Nビット分のカウント値を計数する。Nビットカウンタ114は、クロック信号CLK AXによりロードされ、クロック信号CLK BXの立ち上がりに応じて、Nビット分のカウント値を計数する。
ラッチレジスタ115は、Nビット自走カウンタ113のカウント値が2進数で「000」の場合における、Nビット自走カウンタ113およびNビットカウンタ114のカウント値の差をTAP係数制御信号の値として保持する。ラッチレジスタ121は、ラッチレジスタ121の前回値を保持する。
図9に示すように、位相差が、クロック信号CLK Aの周期の、およそ2/8倍の値、または3/8倍の値となったとき、位相比較部10は、それぞれ10進数で「2」、「3」の値のTAP係数制御信号を出力する。
図10(a)は、入力データ、出力データを、デジタルベースバンド信号に乗せるタイミングを示すグラフである。同図における、丸は入力データ、四角は出力データであり、同図の縦軸は、デジタルベースバンド信号の波の高さ、横軸は時間である。実線の波形は、デジタルベースバンド信号の波形である。
図10(b)は、図9に対応するデータ送り制御信号のタイミングチャートである。同図(b)に示すように、クロック信号CLK A、CLK B間の位相差が、CLK Aの周期の2/8や3/8である場合、位相比較部10は、パルス幅「1T」のハイパルスを有するデータ送り制御信号を生成する。
デジタルフィルタ部20は、1Tの期間内に、位相差に応じたTAP係数を設定したタップを通過させ、CLK Bに同期したタイミングで出力する。
この結果、図10(a)に示すように、クロック間の位相差に応じた時点の波形上の値を示す出力データが出力される。従って、出力側の回路からは、実線の波、すなわち信号波上のデータがシームレスにクロック乗せ換え回路1から出力されているように見える。
図11および図12は、同一データの重複送信が生じうる場合における、位相比較部10のタイミングチャートである。
図11を参照すると、クロック信号CLK A、CLK B間の位相差は、CLK Aの周期の0/8の値、または、7/8倍の値である。
図11に示すように、位相比較部10は、クロック間の位相差に応じて、10進数で「0」、「7」の位相差に対応するTAP係数制御信号を出力する。
図12(a)は、入力データ、出力データを、デジタルベースバンド信号に乗せるタイミングを示すグラフである。同図における、丸は入力データ、四角は出力データであり、同図の縦軸は、デジタルベースバンド信号の波の高さ、横軸は時間である。実線の波形は、デジタルベースバンド信号の波形である。
図12(b)は、図11に対応するデータ送り制御信号のタイミングチャートである。図12(b)に示すように、クロック信号CLK A、CLK B間の位相差の前回値が10進数で「7」で、今回値が「0」である場合、位相比較部10は、パルス幅「2T」のハイパルスを有するデータ送り制御信号を生成する。
このとき、図12(a)に示すように、デジタルフィルタ部20は、10進数で「0」の位相差が検出された時点における入力側のデータを出力しない。この動作により同一データの2回送信が防止される。
図13および図14は、データ飛びが生じうる場合における、位相比較部10のタイミングチャートである。
図13を参照すると、クロック信号CLK A、CLK B間の位相差は、CLK Aの周期の0/8倍の値、または、7/8倍の値である。
図13に示すように、位相比較部10は、ロック信号CLK A、CLK B間の位相差に応じて、10進数で「0」、「7」の位相差に対応するTAP係数制御信号を出力する。
図14(a)は、入力データ、出力データを、デジタルベースバンド信号に乗せるタイミングを示すグラフである。同図における、丸は入力データ、四角は出力データであり、同図の縦軸は、デジタルベースバンド信号の波の高さ、横軸は時間である。実線の波形は、デジタルベースバンド信号の波形である。
図14(b)は、図13に対応するデータ送り制御信号のタイミングチャートである。図14(b)に示すように、クロック信号CLK A、CLK B間の位相差の前回値が10進数で「0」で、今回値が「7」である場合、位相比較部10は、データ飛びを防止するためのデータ送り制御信号を生成する。具体的には、位相比較部10は、最小値の位相差が検出された時点のデータを出力しないパルス信号を有するデータ送り制御信号を生成する。
このとき、図14(a)に示すように、デジタルフィルタ部20は、10進数で「0」の位相差が検出された時点における入力データに対応する出力データを、TAP係数を変えて2回送信する。この動作により、データ飛びが防止される。
なお、本実施形態では、不整合判断部12は、データ飛びが生じる場合のパルス信号と、同一データの重複出力が生じる場合のパルス信号と、データ飛び等が生じない場合のパルス信号との3パターンのパルス信号を出力している。しかし、データ飛びが生じる場合のパルス信号と、同一データの重複出力が生じる場合のパルス信号とについては、いずれか一方のみを出力する構成としてもよい。
また、位相比較部10の構成は、クロック信号CLKA, CLK Bに基づいて、CLK BX、TAP係数制御信号およびデータ送り制御信号を生成できるのであれば、図3に示した構成に限定されるものではない。
CLK Aパルス生成回路112の構成は、クロック信号CLK AXを生成できるのであれば、図4に示した構成に限定されるものではない。
本実施形態の不整合判断部12は、本発明の制御信号出力手段に相当する。本実施形態のデータ送り制御信号は、本発明のデータ飛び通知信号および重複出力通知信号を含む。
以上説明したように、本実施形態によれば、クロック乗せ換え回路は、クロック間の位相差を取得し、第2のクロック信号の該位相差を取得したタイミングにおける前記信号波の値を算出するためのタップ係数を指定した複数段のタップに入力データを保持し、第2のクロック信号に同期して出力するので、非同期のクロック間で信号波を乗せ換えることができる。また、クロック乗せ換え回路は、DPRAMを使用しないので、アドレス空間の制限がなく、書き込みアドレスおよび読み出しアドレスが接近することがなくなり、データ飛び、または同一データの重複出力が確実に防止される。
位相差ごとのタップ係数の組み合わせをテーブルに記載しておくので、クロック乗せ換え回路は、テーブルの切り替えにより、位相差に応じて、容易に伝達関数を切り替えることができる。
クロック乗せ換え回路1は、位相差の今回値と前回値とから、データ飛びが生じうる場合に、1つの入力データについて、タップ係数を切り替えて、異なる出力データを2回出力するので、データ飛びをより確実に防止できる。
クロック乗せ換え回路1は、位相差の今回値と前回値とから、同一データの重複出力が生じうる場合に、2つの入力データについて出力データを1回出力するので、同一データの重複出力を、より確実に防止できる。
クロック乗せ換え回路1は、Nビット自走カウンタ113およびNビットカウンタ114間のカウント値の差を位相差として検出するので、カウント値の最大数を変更するだけで、容易に位相差の検出精度を変更することができる。
1 クロック乗せ換え回路
10 位相比較部
20 デジタルフィルタ部
11 TAP係数指定部
12 不整合判断部
111 クロック逓倍回路
112 CLK Aパルス生成回路
113 Nビット自走カウンタ
114 Nビットカウンタ
115、121 ラッチレジスタ
122 比較回路
1121、1122、1123 フリップフロップ
1124 インバータ
1125 ANDゲート
201 制御部
2011 TAP係数テーブル
2021、2022 フリップフロップ
2031、2032 乗算器
2041 加算器

Claims (8)

  1. 第1のクロック信号に同期した信号波の値を示す時系列の複数の入力データをタップにて保持し、タップ係数指定手段により指定された複数のタップ係数を前記タップに保持している該複数の入力データのそれぞれに乗算し、前記各タップの乗算の結果を加算して得られたデータを出力データとして、第2のクロック信号に同期して複数の出力データを出力する複数段のタップと、
    前記第1のクロック信号に対する前記第2のクロック信号の位相遅れを位相差として該第2のクロック信号に同期して取得し、前記第2のクロック信号の該位相差を取得したタイミングにおける前記信号波の値を前記タップに保持されている入力データに基づいて算出するためのタップ係数を、前記位相差に応じて、前記第2のクロック信号に同期して指定するタップ係数指定手段と、
    前記タップ係数指定手段により取得された前記位相差に基づいて、出力データのデータ飛びが生じる場合にデータ飛び通知信号を出力する制御信号出力手段と、を有し、
    前記制御信号出力手段により前記データ飛び通知信号が出力されたならば、タップ係数を切り替えることにより、1つの入力データに異なる2つのタップ係数を乗算する、
    クロック乗せ換え回路。
  2. 前記クロック乗せ換え回路は、位相差ごとに、異なる組み合わせの複数のタップ係数を記載した複数のテーブルを更に有し、
    前記タップ係数指定手段は、取得した前記位相差に対応する前記テーブルを指定し、
    前記複数段のタップは、前記タップ係数指定手段により指定された前記テーブルに記載された組み合わせの各タップ係数を前記複数の入力データのそれぞれに乗算する、請求項1に記載のクロック乗せ換え回路。
  3. 前記制御信号出力手段は、
    前記タップ係数指定手段により取得された前記位相差に基づいて、同一の出力データの重複出力が生じる場合に重複出力通知信号を更に出力し
    前記制御信号出力手段により前記重複出力通知信号が出力されたならば、2つの入力データに対し、1つの出力データを出力する、請求項1に記載のクロック乗せ換え回路。
  4. 前記タップ係数指定手段は、
    前記第2のクロック信号を、所定の逓倍数で逓倍して逓倍クロック信号を生成する逓倍手段と、
    前記第1のクロック信号のパルス幅を、前記逓倍手段により生成された前記逓倍クロック信号のパルス幅に変調するパルス幅変調手段と、
    前記パルス幅変調手段により変調された前記第1のクロック信号に応じて初期値から計数を開始し、前記逓倍手段により生成された前記逓倍クロック信号に同期して、最大値まで計数する第1の計数手段と、
    前記第2のクロック信号に同期して前記初期値から計数を開始し、前記逓倍手段により生成された前記逓倍クロック信号に同期して、前記最大値まで計数する第2の計数手段と、
    前記第1の計数手段により計数された前記計数値を前記位相差として保持し、該位相差に応じたタップ係数を指定し、前記第2の計数手段により計数された前記計数値が所定値となったとき、保持した該位相差を更新する第1の保持手段と、
    を有する、請求項3に記載のクロック乗せ換え回路。
  5. 前記制御信号出力手段は、
    前記第1の保持手段により保持された前記計数値を保持し、前記第2の計数手段により保持された前記計数値が前記所定値となったとき、保持する該計数値を更新する第2の保持手段と、
    前記第1の保持手段により保持された前記計数値と、前記第2の保持手段により保持された前記計数値とに基づいて、前記データ飛び通知信号を出力する制御信号出力回路と、
    を有する請求項4に記載のクロック乗せ換え回路。
  6. 前記比較手段は、前記第1の保持手段により保持された計数値が前記初期値であり、且つ、前記第2の保持手段により保持された計数値が前記最大値であれば、前記データ飛び通知信号を出力する、請求項5に記載のクロック乗せ換え回路。
  7. 前記比較手段は、前記第1の保持手段により保持された計数値が前記最大値であり、且つ、前記第2の保持手段により保持された計数値が前記初期値であれば、前記重複出力通知信号を出力する、請求項5又は6に記載のクロック乗せ換え回路。
  8. タップ係数指定手段が、前記第1のクロック信号に対する第2のクロック信号の位相遅れを位相差として該第2のクロック信号に同期して取得し、前記第2のクロック信号の該位相差を取得したタイミングにおける前記信号波の値を前記タップに保持されている入力データに基づいて算出するためのタップ係数を、前記位相差に応じて、前記第2のクロック信号に同期して指定し、
    複数段のタップが、前記第1のクロック信号に同期した信号波の値を示す時系列の複数の入力データをタップにて保持し、タップ係数指定手段により指定された複数のタップ係数を前記タップに保持している該複数の入力データのそれぞれに乗算し、前記各タップの乗算の結果を加算して得られたデータを出力データとして、前記第2のクロック信号に同期して複数の出力データを出力し、
    前記位相差に基づいて、出力データのデータ飛びが生じる場合にデータ飛び通知信号を出力し、
    前記データ飛び通知信号が出力されたならば、タップ係数を切り替えることにより、1つの入力データに異なる2つのタップ係数を乗算する、クロック乗せ換え方法。
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