JP5559442B1 - 椅子 - Google Patents

椅子 Download PDF

Info

Publication number
JP5559442B1
JP5559442B1 JP2014049656A JP2014049656A JP5559442B1 JP 5559442 B1 JP5559442 B1 JP 5559442B1 JP 2014049656 A JP2014049656 A JP 2014049656A JP 2014049656 A JP2014049656 A JP 2014049656A JP 5559442 B1 JP5559442 B1 JP 5559442B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seating surface
seat
knee
chair
dent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014049656A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015173678A (ja
Inventor
石松蔦子
Original Assignee
石松 蔦子
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石松 蔦子 filed Critical 石松 蔦子
Priority to JP2014049656A priority Critical patent/JP5559442B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5559442B1 publication Critical patent/JP5559442B1/ja
Publication of JP2015173678A publication Critical patent/JP2015173678A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

【課題】膝の運動が制限されず、また、骨盤結節と生殖器底部の負担を軽減できる。
【解決手段】座面の高さは着座者の踵から膝窩部までの高さより高く設けられている。座面の奥行きは着座者の臀部後端の位置から膝屈曲部までの長さより短く、座部の略中央より前方部が前下方への傾斜面5が設けられている。座面の中央部には左右の幅が短く奥行きが長い第1の凹み3が設けられている。第1の凹み3の左右に臀部の形に添った第2の凹み4が設けられている。背当て6は座面の後方先端より略垂直上上部に設置され、左右中央部に凹み7が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は椅子に関する。
従来の椅子は座面が平面の椅子が多い。平面の座面に着座した場合、着座者は座面と接触する坐骨結節と生殖器底部に多くの負担を感じる。その結果、足を組んだり、臀部を動かしたり、若しくは骨盤を後ろ側に傾けて接触部分の負担を軽くしようと試みる。本来ならば腰椎は後ろに湾曲した形が自然な形であるが、前記の姿勢では骨盤に繋がった腰椎が前に湾曲した状態になってくる。
更に、座面が水平で前後の長さが膝まで在ると着座者の膝の角度はほぼ90度となる。この場合、着座者の姿勢は膝が座面の前方でほぼ固定されていると共に、上半身の重心と離れている為、膝の運動が制限され足でバランスを取ることが難しい。その結果、バランスを取るのが容易な膝の後や足の方へ重心を近づけようと上体を前に傾けるようになる。この上体を前に傾けた姿勢もまた、前記と同じく、腰椎は前に湾曲した状態になってくる。
腰部湾曲を前に湾曲したまま椅子に着座していると、徐々に固定的な変形となり元の形に戻すのが難しくなる。更に、立った姿勢でも腰椎が前に湾曲した姿勢が多くなり、腰痛を引き起こす要因となる。
只、前記の問題点を解消しようと考案されたものは今までにもあった。座面にクッション製の素材を用い、臀部への負担を和らげる試みや、特許文献1、2に有るように座面をカットしたマット、他には非特許文献1の座面が前方に傾斜しているもの、特許文献3、4の座面が傾斜していて更に、骨盤結節の負担になる部分のカットもされているものなどである。
特許公開2000−513591 特許公開2009−219506 特許公開2008−119182 特許公開2008−149110
http://balans.jp/history.html [2014年 3月11日アクセス]
しかしながら、特許文献3乃至4の座面が傾いた状態では重圧が掛かると臀部は前方に滑るという問題がある。臀部が前方に滑るという問題の解決がなされている非特許文献1では膝や脛の負担に対しての考慮が必要となる。
前記特許文献1乃至4及び非特許文献1は膝の運動が制限されている。更に、生殖器底部の負担について考慮されるに至っていない。
本発明の目的は、膝の運動が制限されず、また、骨盤結節と生殖器底部の負担を軽減できる椅子を提供することにある。
本発明に係る椅子は脚部と座部と背当て部とを備えてなる椅子であって、座部の座面は着座者の踵の低部から膝裏屈曲部までの高さより高く、奥行きは着座者の臀部後端から膝裏屈曲部までの長さより短く、座部の座面の略中央より前方部が前下方への傾斜面(5)で構成され、座部の座面の略中央部には第1の凹み(3)と、第1の凹みの左右に臀部の形に添った凹みである第2の凹み(4)が配置され、背当て部の背当て(6)には左右方向の略中央部に第3の凹み(7)が配置されていることを特徴とする。
座面の第1の凹み3は座面略中央に配置され、その形状は着座者の左右方向の長さより、背側から膝方向への長さの方が長いことを特徴とする。
背当て部の背当て6は座面後端から、略垂直線上上方に設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、着座者の膝の運動が制限されず、骨盤結節と生殖器底部の負担を軽減できる。
本発明に係る椅子の斜視図である。 本発明に係る椅子の座面の斜視図である。 本発明に係る椅子の(図2)座面斜視図のa−aの断面図である。 本発明に係る椅子の(図2)座面斜視図のb−bの断面図である。 本発明に係る椅子を使用した場合の姿勢を示した図である。 従来の椅子を使用した場合の姿勢を示した図である。 実施の形態第2での座部の略中央より前方部が前下方への傾斜面5を丸く弧の形した場合の座面の側面図である。 実施の形態第3での座部の略中央より前方部が前下方への傾斜面5を傾斜角度を変えた傾斜面2面以上で形成した場合の座面の側面図である。
本発明を実施するための形態ついて添付図面を参考に説明する。
第1図は本発明を実施するための形態の斜視図である。図1において、座面の高さは着座者のか踵の低部から膝裏屈曲部までの高さより高く設けられている。座面の奥行きは着座者の臀部後端の位置から膝裏屈曲部までの長さより短く設けられている。例えば身長1500ミリの場合、表1では座面の高さは380ミリ、座面の奥行きは360ミリとなっているが実施の形態では座面の高さ500ミリ、座面の奥行きは280ミリに構成される。座面の略中央より前方部が前下方へ25度傾斜した傾斜面5が設けられている。座面の略中央部には深さ略20ミリの第1の凹み3が設けられている。第1の凹み3の左右に深さ略10ミリの臀部の形に添った第2の凹み4が設けられている。背当て6は座面後方先端より略垂直上170ミリ上部に設置され、左右中央部には凹み7が設けられている。
Figure 0005559442
前記の下肢の運動を妨げないように従来の椅子より座面の奥行きが短く、座面の高さは高い構成では着座者の大腿部の後側に負担が係るという障害が生じるので、座面の座部の略中央より前方部が前下方への傾斜面5が設けられている。この構成によって第1に、膝が固定されず、下肢の運動が自由になる。第2に上肢の重心が前方の下肢に近づく。この2つの条件によって、下肢で上半身のバランスを取ることが容易になり、体幹の骨は本来の自然な形であるS字状を保つことが出来るようになるので、背筋を伸ばして着座することが容易になるという効果がある。
しかし、前記体幹の骨のS字状を保って着座した姿勢では骨盤が立った状態になり、座面に接触する骨盤結節と生殖器底部への負担が大きくなる。先ず、生殖器底部の負担を軽減するために第1の凹み3が設けられている。更に、骨盤結節への負担を軽減するために第2の凹み4が設けられている。この2点の負担が軽くなることで、骨盤を垂直に立てて着座した姿勢でも、座面に接触した部分の緊張が少なくなり、体幹の骨は本来の自然な形であるS字状を保って着座することが容易になる。
更に、上半身の体幹の骨はS字状を保って着座することが出来るので、背当て6は、より背に近くなるように座面後端より略垂直上に配置されている。更に、背当て6の左右中央部には凹み7が配置されているので、背骨が当たる不快感を避けることが出来る。
従ってこの椅子に座ることによる作用は、膝の運動を制限されない事、座面に骨盤を立てた状態で着座する時に懸かる骨盤結節と生殖器底部への負担の軽減が図られている事、この2つの形態によって上体のバランスを取るのが易くなり、体幹の骨は本来の自然な形であるS字状を保つことが出来る。自然な姿勢を保てるのであれば腰椎の腰部湾曲も自然な形である後ろに反った形を保って着座することが容易になる。その結果、腰痛の原因の1つである腰椎変形を防ぐことが出来る。更に、慣習的に腰椎湾曲を変形させて腰痛を引き起こしている場合は回復をも期待できる。
更に、背当て左右中央部に凹み7が設けられていることで背骨の圧痛を避けることが出来、上体を支える安定性が充実される。
また、図5に示すように座面が高く、奥行きが短いと、着座者の膝の角度は大きくなるので、従来の座面の高さでの着座者の膝の角度がほぼ90度の姿勢図6より、上肢の重心の位置が支えとなる足に近くなり、前方への体重移動が易くなる事と、膝の運動が制限されていない事で着座や立ち上がりの動作での膝への負担が軽減される。
更に、図5での体幹の骨のS字状を保って着座した姿勢は、図6での背を前に湾曲させて着座した姿勢より緊張が少なく、自然で、美しい姿勢になる。
更に、本実施の形態では座面の奥行きが短いため、体格によって踵の低部から膝裏屈曲部までの長さが違う人でも広範囲に共用できる。
前記以外の実施の形態では、実施の形態第2として座部の略中央より前方部が前下方への傾斜面5は、図7の丸く弧の形、若しくは実施の形態第3として図6の傾斜角度を変えた傾斜面2面以上で形成しても使用できる。
また、本実施の形態では脚部は4本の脚を用いているが、高さを調節できる脚を用いても良い。
また、本実施の形態において、座面と背当ての凹凸部をほぼ保てる素材を用いれば、全体のデザインや素材は広範囲に使用できる。
また、本発明に係る椅子は、生活全般の座る動作において使用する椅子や座面に使用できる。
本発明に係る椅子は座面が高く設定されているので、座面の高さに応じて机の高さも、現在汎用されている机の高さより高いものが好ましい。
1 前脚、2 座面底部、3 第1の凹み、4 第2の凹み、5 座面の膝側片部の傾斜面、6 背当て、7 第3の凹み。






Claims (3)

  1. 脚部と座部と背当て部とを備えてなる椅子であって、
    前記座部の座面は着座者の踵の低部から膝裏屈曲部までの高さより高く、奥行きは着座者の臀部後端から膝裏屈曲部までの長さより短く、
    前記座部の座面の略中央より前方部が前下方への傾斜面(5)で構成され、
    前記座部の座面の略中央部には第1の凹み(3)と、第1の凹みの左右に臀部の形に添った凹みである第2の凹み(4)が配置され、
    前記背当て部の背当て(6)には左右方向の略中央部に第3の凹み(7)が配置されていることを特徴とする椅子。
  2. 前記座面の第1の凹み(3)は座面略中央に配置され、その形状は着座者の左右方向の長さより、背側から膝方向への長さの方が長いことを特徴とする請求項1記載の椅子。
  3. 前記背当て部の背当て(6)は座面後端から、略垂直線上上方に設置されていることを特徴とする請求項1乃至2記載の椅子。


JP2014049656A 2014-03-13 2014-03-13 椅子 Expired - Fee Related JP5559442B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014049656A JP5559442B1 (ja) 2014-03-13 2014-03-13 椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014049656A JP5559442B1 (ja) 2014-03-13 2014-03-13 椅子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5559442B1 true JP5559442B1 (ja) 2014-07-23
JP2015173678A JP2015173678A (ja) 2015-10-05

Family

ID=51416974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014049656A Expired - Fee Related JP5559442B1 (ja) 2014-03-13 2014-03-13 椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5559442B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10780003B2 (en) * 2019-01-04 2020-09-22 Haworth, Inc. Adjustable ergonomic chair

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6253614A (ja) * 1985-08-30 1987-03-09 中島 国恭 傾斜座板付き椅子
JPH0292755U (ja) * 1988-12-30 1990-07-24
JPH11235942A (ja) * 1998-02-23 1999-08-31 Kinki Sharyo Co Ltd 乗合い車両用腰掛け
JP2004065626A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Saameru:Kk 座面構造およびこれを利用する椅子
JP3165635U (ja) * 2010-11-16 2011-01-27 呉 耀全 座り板構造
JP2011507654A (ja) * 2007-12-31 2011-03-10 ペー・エル・セッラ・ベスローテン・フエンノートシャップ 回動可能な座席
JP3188287U (ja) * 2013-10-16 2014-01-16 有限会社ケーアンドケーメディカル 椅子

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6253614A (ja) * 1985-08-30 1987-03-09 中島 国恭 傾斜座板付き椅子
JPH0292755U (ja) * 1988-12-30 1990-07-24
JPH11235942A (ja) * 1998-02-23 1999-08-31 Kinki Sharyo Co Ltd 乗合い車両用腰掛け
JP2004065626A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Saameru:Kk 座面構造およびこれを利用する椅子
JP2011507654A (ja) * 2007-12-31 2011-03-10 ペー・エル・セッラ・ベスローテン・フエンノートシャップ 回動可能な座席
JP3165635U (ja) * 2010-11-16 2011-01-27 呉 耀全 座り板構造
JP3188287U (ja) * 2013-10-16 2014-01-16 有限会社ケーアンドケーメディカル 椅子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015173678A (ja) 2015-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190045928A1 (en) Chair and seat support mechanism
KR102433495B1 (ko) 자세 유지구
EP2802241B1 (en) A comfortable orthopedic chair for prevention of spinal diseases
KR20060086946A (ko) 높이 조절용 작업 의자
JP6028108B2 (ja) 椅子
JP2022111251A5 (ja)
JP2006218047A (ja) 椅子
JP2018187313A (ja) 椅子
JP5559442B1 (ja) 椅子
JP2005052317A (ja) 椅子
JP2007000570A5 (ja)
JP2007000570A (ja) 椅子
JP5635573B2 (ja) 椅子
JP3224158U (ja) 健康スツール
JP2014046131A (ja) 椅子の座部構造
JP6923398B2 (ja) クッションおよび車椅子
JP2014076129A5 (ja) 骨盤回動に着目した椅子
JP3197066U (ja) 脊椎・脊髄疾患を予防するための矯正椅子
JP2008119182A (ja) 椅子
JP6910095B2 (ja) 車両のシートの構造
JP3176305U (ja) 椅子
JP3245175U (ja) 椅子
KR20130000030A (ko) 기능성 의자
KR102574254B1 (ko) 탄력적인 입체 지지구조의 요추받침구가 구비된 의자용 등받이 프레임
CN110856579B (zh) 就座用坐垫以及椅子用座面

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20140428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5559442

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5559442

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees