JP3224158U - 健康スツール - Google Patents

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Abstract

【課題】日本人の体型・骨格等に最適な着座姿勢を無理なく採ることができる、背もたれのないスツールを提供すること。【解決手段】使用者Mの臀部B及び大腿部Fの全体を支える平坦な座面11を有する座部1と、座部1を所定の高さに支える脚部2とから成る健康スツール10であって、座面11が前方に向かって下方へ角度α傾斜し、座面11の前部12が、使用者Mが座面11に臀部B及び大腿部Fの全体を載せて着座して下腿部Lを略鉛直下方へ下したときに足が床面に接地する高さHに設定されている。【選択図】図4

Description

本考案は、健康スツール、より詳しくは、特に日本人の体型・骨格等に最適な着座姿勢を無理なく採ることができる、背もたれのないスツールに関するものである。
元来、日本人は、床や畳上に正座や胡坐で座る習慣を有し、骨盤を立てて背すじを真直ぐ伸ばして座ることを自然に身に付けていた。ところが、生活様式の洋風化に伴い、椅子に座る習慣が広く一般化し、最近では、正座をすること自体が困難な者も珍しくない。
このような背すじを伸ばして正座をする機会の少なくなった日本人が、座面の水平な一般的な椅子に座る場合、その多くが、図6(a)に示すように、椅子Cに浅く腰掛け、骨盤Pが後方へ倒れてしまう傾向があり、S字カーブを描く背骨Sの特に前湾部fに過度な負担がかかり、将来的に慢性的な腰痛等を招く原因にもなった。これに対し、図6(b)に示すように、骨盤Pを立てて椅子Cに深く腰掛ければ、背骨Sの前湾部fのカーブも適正に保たれ、腰部等への負担も少なくなり、健康上望ましい。
ところで、日本人と西洋人との体型・骨格等の相違点については、農耕民族と狩猟民族との対比からも説明されるが、一般的に西洋人は、日本人に比べて、身体の後側の筋肉が発達し、背骨のS字カーブも深い傾向がある。したがって、西洋人の場合、座面の水平な椅子に座る場合、特に意識せずとも、図6(b)に示すように、骨盤Pを立てて椅子Cに深く腰掛けることができるのに対して、日本人の場合、図6(a)に示すように、骨盤Pを後方へ倒して椅子Cに浅く腰掛けてしまう傾向があった。
このように座面が水平な椅子は、西洋人には適したものであっても、必ずしも日本人にとっては、その体型・骨格等に最適な着座姿勢を採ることができるものではなかった。
現在までに、座面を傾斜させた椅子が種々提案されている(例えば、下記特許文献1、2)。しかしながら、これら従来の椅子は、その背もたれ部で体幹をサポートすることにより腰部等の負担を軽減させるものであり、自立的に骨盤を立てて背すじを真直ぐ伸ばして着座することを目的とするものではなかった。また、これら従来の椅子は、座面に凹凸部があり、腰部等の負担を軽減できる半面、これら凹凸部により大腿部の裏側が局部的に圧迫されたり、骨盤の坐骨に過度の加重が加わってしまう難点があった。
特開2000−60679号公報 特開2018−166696号公報
本考案は、従来の椅子に上記のような難点があったことに鑑みて為されたもので、日本人の体型・骨格等に最適な着座姿勢を無理なく採ることができ、健康増進に資する背もたれのない健康スツールを提供することを課題とする。
本考案者は、元来、日本人が生活習慣の中で身に付けていた正座時の姿勢に注目し、特に正座時における大腿部の水平面に対する傾斜角度が重要であるとの知見を得て上記課題を解決するに至った。
即ち、本考案は、使用者の臀部及び大腿部の全体を支える平坦な座面を有する座部と、前記座部を所定の高さに支える脚部とから成るスツールであって、
前記座面が前方に向かって下方へ傾斜し、前記座面の前部が、使用者が前記座面に臀部及び大腿部の全体を載せて着座して下腿部を略鉛直下方へ下したときに足が床面に接地する高さに設定されていることを特徴としている。
また、本考案は、前記座面の傾斜角度が6°〜9°であることを特徴としている。
また、本考案は、前記脚部が前脚と後脚とから成り、前記前脚及び前記後脚にそれぞれ、高さ調節手段が設けられていることを特徴としている。
本考案に係る健康スツールは、その座面が前方に向かって下方へ傾斜しているので、使用者はその膝裏を座面の前部に軽く当接させて座面上に腰掛けるだけで、正しく正座した際の大腿部の傾斜角度を容易に再現することができ、日本人の体型・骨格等に最適な着座姿勢を無理なく採ることができる。
本実施形態の健康スツールの側面図である。 本実施形態の健康スツールの正面図である。 本実施形態の健康スツールの平面図である。 本実施形態の健康スツールに使用者が着座した状態を示す側面図である。 使用者の正座姿勢を示す側面図である。 使用者が従来の椅子に着座した状態を示す側面図であり、(a)椅子に浅く腰掛けた状態の側面図、(b)椅子に深く腰掛けた状態の側面図である。
図1〜図4に示すように、本実施形態の健康スツール10は、使用者の臀部及び大腿部を支える座面11を有する座部1と、この座部1を床面から所定の高さに支える脚部2とから構成されており、背もたれ部は備えていない。
本実施形態の座部1は、平板状の木板材から成り、その上面に、平坦な座面11が形成されている。この座面11によって、図4に示すように、着座した使用者Mの臀部B及び大腿部Fの全体を支える。
この座面11は、前方に向かって下方へ角度αだけ傾斜している。そして、座面11の前部12の床面からの高さHは、使用者Mが座面11に臀部B及び大腿部Fの全体を載せて着座して下腿部Lを略鉛直下方へ下したときに足が床面に接地する高さに設定されている。また、座部1は、図3に示すように、座面11の前部12の幅が後部13の幅よりも大きくされ、略等脚台形状に形成されている。
本実施形態の脚部2は、木角材から成り、その上端部が上記座部1の下面に接続固定されている。また、本実施形態の脚部2は、左右一対の前脚21・21と、左右一対の後脚22・22とから成り、これら計4本の前脚21及び後脚22の間には、木角材から成る複数の横架材23が架設されており、これら前脚21及び後脚22を補強している。
また、これら前脚21及び後脚22の下端部にはそれぞれ、高さ調節手段3として従来公知のアジャスタ付きゴム足31・32が設けられている。これら前脚21のゴム足31及び後脚22のゴム足32のいずれか一方を適宜、螺進退させることによって座面11の傾斜角度αを調節することができ、また、前脚21のゴム足31及び後脚22のゴム足32の両方を螺進退させることによって座面11の前部12の高さHを調節することができる。
なお、本実施形態では、座面11の傾斜角度αを6.5°としているが、本考案における傾斜角度αは、6°〜9°が好ましい。傾斜角度αが6°未満であると、着座時に骨盤Pを立て難くなる。他方、傾斜角度αが9°を超えると。着座時に臀部B及び大腿部Fが座面11上で下方へ滑り易くなり、着座姿勢の安定性を損うことになる。座面11の傾斜角度αは、座面11の材質、表面状態や、使用者Mの体格等に応じて6°〜9°の範囲で適宜、設定することができる。
以上のように構成された本実施形態の健康スツール10に対し、図4に示すように、使用者Mは、その膝裏を座面11の前部12に軽く当接させて、座面11上に腰掛けるだけで、容易に骨盤を立てて背すじを真直ぐ伸ばした姿勢で着座することが可能となる。つまり、健康スツール10は、座面11が前下がりに傾斜しているので、使用者Mが着座した際、大腿部Fを角度βだけ前下がり状態に保つことができ、図5に示すように、骨盤を立てて背すじを真直ぐ伸ばして正座した際の大腿部Fの水平面に対する傾斜角度βを、健康スツール10上で容易に再現することができるのである。
したがって、この健康スツール10によれば、日本人の体型・骨格等に最適な着座姿勢を容易に採ることができ、たとえ正座する習慣がなくても、或いは、膝関節や足首等に機能障害等があり、実際に正座することができなくても、骨盤を立てて背すじを真直ぐ伸ばした着座姿勢を容易に身に付けることができ、ひいては、座面の水平な一般的な椅子にも骨盤を立てて腰掛ける習慣を容易に得ることが可能となる。
しかも、本実施形態の健康スツール10によれば、平坦な座面11によって使用者Mの臀部B及び大腿部Fの全体を支え、更に、座面11の前部12の床面からの高さHが、使用者Mが座面11に着座して下腿部Lを略鉛直下方へ下したときに足が床面に接地する高さに設定されているので、この座面11により使用者Mの臀部B及び大腿部Fの全体をほぼ均等に支えることができ、従来品のように、大腿部の裏側が局部的に圧迫されたり、骨盤の坐骨に過度の加重が加わる難点もなく、日本人の体型・骨格等に最適な着座姿勢を無理なく採ることができる。
さらに、本実施形態の健康スツール10によれば、脚部2の前脚21及び後脚22にそれぞれ、高さ調節手段3を設けているので、これら前脚21及び後脚22の高さ調節手段3をそれぞれ操作することにより、座面11の傾斜角度α及び高さHを適宜、独立して調節することができ、使用者Mの個体差に対応可能な健康スツールを、構成の複雑化を伴なうことなく安価に提供することができる。
以上、本実施形態の健康スツール10について説明したが、本考案は他の実施形態でも実施することができる。
例えば、上記実施形態では、座部1及び脚部2を木材で形成しているが、本考案はこれに限定されるものではなく、例えば、金属材や合成樹脂材等で形成してもよい。また、座部1及び脚部2を一体に形成してもよい。
また、上記実施形態では、高さ調節手段3として、前脚21及び後脚22の下端部にそれぞれ設けたアジャスタ付きゴム足31・32を採用しているが、本考案は勿論、これに限定されるものではなく、例えば、座部1と脚部2との間に、高さ調節手段3として送りねじ機構等を備えた昇降装置を配設し、使用者Mが座面11に着座したまま、座面11の傾斜角度α及び高さHを調節し得るように構成してもよい。
本考案は、その他、その趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づいて種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものである。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内でいずれかの考案特定事項を他の技術に置換した形態で実施してもよく、また、一体に構成されている考案特定事項を複数の部材から構成したり、複数の部材から構成されている考案特定事項を一体に構成した形態で実施してもよい。
10 健康スツール
1 座部
11 座面
12(座面の)前部
2 脚部
21 前脚
22 後脚
3 高さ調節手段
α(座面の)傾斜角度
H(座面の前部の)高さ
M 使用者
B(使用者の)臀部
F(使用者の)大腿部
L(使用者の)下腿部

Claims (3)

  1. 使用者の臀部及び大腿部の全体を支える平坦な座面を有する座部と、前記座部を所定の高さに支える脚部とから成るスツールであって、
    前記座面が前方に向かって下方へ傾斜し、
    前記座面の前部が、使用者が前記座面に臀部及び大腿部の全体を載せて着座して下腿部を略鉛直下方へ下したときに足が床面に接地する高さに設定されていることを特徴とした健康スツール。
  2. 前記座面の傾斜角度が6°〜9°である請求項1に記載の健康スツール。
  3. 前記脚部が前脚と後脚とから成り、
    前記前脚及び前記後脚にそれぞれ、高さ調節手段が設けられていることを特徴とした請求項1または請求項2に記載の健康スツール。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201900025675A1 (it) * 2019-12-30 2021-06-30 Roberto Piga Elemento di seduta

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