JP3188287U - 椅子 - Google Patents

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伊知郎 小山
伊知郎 小山
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有限会社ケーアンドケーメディカル
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Abstract

【課題】着座者が着座したときに背骨及び尾骨の圧接を減少することができ、長時間着座しても疲労感を大幅に低減することができる椅子を提供する。【解決手段】椅子1は、座席部2と背もたれ4を有し、背もたれには、着座者の背骨の位置に対応させて、縦長の背骨回避溝4aが形成され、座席部には、着座者の尾骨の位置に対応させて、背もたれ側と前側の間に長方形の尾骨回避溝2aが形成されている。背骨回避溝4aと尾骨回避溝2aは、背もたれと座席部の幅方向の中央部に各々形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、座席部と背もたれを有する椅子に関し、詳しくは、座席部と背もたれに着座者の背骨及び坐骨の圧接を回避する溝を形成した椅子に関する。
椅子は、座部に着座者が着座した際に、座り心地が良いこと、長時間着座しても疲労感や痛み感が生じないことが求められ、従前より種々の改善が行われている。椅子の背もたれに関して、特許第3438078号公報(特許文献1)には、車の座席の背もたれ部に設置される矯正用背もたれ板であり、背もたれ板に中央縦溝を形成して、運転者の脊椎を矯正用背もたれ板にあたることがないようにして、脊椎を立った状態に近いまっすぐな状態に維持することにより、脊椎を矯正することが開示されている。また、実開昭60−2531号公報(特許文献2)には、クッションの中央に縦方向の溝条を形成し、この溝条に押圧隆条を埋め込み、押圧隆条に脊椎を押圧して矯正することが記載されている。
特許第3438078号公報 実開昭60−2531号公報
上記特許文献1及び2は、背もたれやクッションに形成された縦溝によって背骨を矯正するものである。このため、背もたれに背中をあずけたとき、突出した背骨を縦溝に当接させることになり、その当接面圧が、背中の他の部位が当る部分の当接面圧より高くなることから、圧接する背骨を中心に不快感や痛さが生ずるため、結局、良好な座り心地が得られず、長時間着座した場合に、疲労感や痛み感が生ずるという問題がある。また、椅子に着座した場合には、背もたれに背骨が当接する一方、特に浅く腰掛けたときには尾骨が座席部に当接して、やはり疲労感や痛み感が生ずる問題もあるが、上記特許文献1及び2に開示された背もたれやクッションには、この問題に対して考慮されていない。
本考案が解決しようとする課題は、着座者が着座したときに背骨及び尾骨の圧接を減少することができ、長時間着座しても疲労感を大幅に低減することができる椅子を提供することにある。
そこで、本考案による椅子は、座席部と背もたれを有する椅子であって、前記背もたれには、着座者の背骨の位置に対応させて、縦長の背骨回避溝が形成され、前記座席部には、着座者の尾骨の位置に対応させて、前記背もたれ側と前側の間に長方形の尾骨回避溝が形成され、前記背骨回避溝と尾骨回避溝は、前記背もたれと前記座席部の幅方向の中央部に各々形成されている。
また、背骨回避溝は、前記背もたれの上端に達しないように高さ方向の寸法よりも短く形成され、前記尾骨回避溝は、前記座席部の前端に達しないように前後方向の寸法よりも短く形成されている。
本考案による椅子は、背もたれに着座者の背骨の位置に対応させて縦長の背骨回避溝を形成しているので、着座者が着座したときに背骨が背骨回避溝に入り込むことから、背骨に対する圧接が回避され、疲労感や痛み感を大幅に減少させることができる。さらに、座席部に着座者の尾骨の位置に対応させて長方形の尾骨回避溝を形成しているので、尾骨に対する圧接が回避され、やはり疲労感や痛み感を大幅に減少させることができる。このように、椅子に着座したときに突出して圧接される背骨と尾骨の圧接を回避できるので、特に痛み感を大幅に減少するので、長時間快適に着座することが可能となる。
また、背骨回避溝を背もたれの上端に達しない寸法に短く形成し、尾骨回避溝を座席部の前端に達しない寸法に短く形成することにより、背もたれや座席部が背骨回避溝や尾骨回避溝によって分断することなく、他の個所が連結しているので、椅子の強度が確保できることから、耐久性を損なうことが防止される。
本発明に関わる椅子の実施例を示す斜視図である。 図1に示す椅子の平面図である。 椅子に着座者が着座した状態を示す側面図である。 椅子に着座者が着座した状態を示す上面図である。 椅子に着座者が浅く着座した状態を示す側面図である。
本考案による椅子は、座席部と背もたれを有し、前記背もたれには、着座者の背骨の位置に対応させて、縦長の背骨回避溝が形成され、前記座席部には、着座者の尾骨の位置に対応させて、前記背もたれ側と前側の間に長方形の尾骨回避溝が形成されている。前記背骨回避溝と尾骨回避溝は、前記背もたれと前記座席部の幅方向の中央部に各々形成されている。
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。図1、図2に示す椅子1は、座席部2と、この座席部2を支持する4本の脚部3と、座席部2の後方端から立設された背もたれ4と、肘掛け5とを有している。座席部2は略四角形に形成され、上面には、内部にウレタンフォームやウレタンチップなどのクッション材を収納し、表面に布やレザー或いは樹脂シート等の上張で被覆されたクッション構造としている。また、背もたれ4も座席部2と同様のクッション構造としている。
そして、背もたれ4の横幅方向の中央には、上下方向に延びる縦長の背骨回避溝4aが形成されている。この背骨回避溝4aは、着座者6の背骨に対応する位置に形成され、幅は背骨の幅よりも広くしている。また、背骨回避溝4aは、上部が背もたれ4の上端に達しない寸法に短く形成され、これにより、背もたれ4の上端側が連通することから、背骨回避溝4aによって背もたれ4を分断させることなく、椅子としての強度を確保して耐久性を保持させている。このような背骨回避溝4aの下部は、座席部2の後部まで達している。なお、図1、図2に示す背骨回避溝4aは、クッションを貫通するように形成し、背もたれ4の裏板(図示しない)によって裏面側を閉塞させて溝条に形成しているが、クッション自体に溝を形成して背骨回避溝4aとしても良い。
一方、座席部2の横幅方向の中央には、背もたれ4側と前側の間に長方形の尾骨回避溝2aが形成されている。この尾骨回避溝2aは、着座者6の尾骨に対応する位置に形成され、幅は尾骨の幅よりも広くしている。また、尾骨回避溝2aは、前部が座席部2の前端に達しない寸法に短く形成され、背もたれ4と同様に、前端側が連通することから、尾骨回避溝2aによって座席部2を分断させることなく、椅子としての強度を確保して耐久性を保持させている。なお、図1、図2に示す尾骨回避溝2aは、クッションを貫通するように形成し、図3、図5に示すように、座席部2の底板2bに形成した透孔2cに一致させている。クッション自体が比較的硬質の場合には、着座者6の尾骨6bが底板2bに達しないので、透孔2cを設けなくても良い。
次に、図3乃至図5により、本考案による椅子1の作用について説明する。図3に示すように、着座者6が椅子1の座席部2に深く腰掛けて、足と胴との角度θ1がほぼ直角の状態では、着座者6の背が背もたれ4の上下に当接する。このとき、背もたれ4の横幅方向の中央に、上下方向に延びる縦長の背骨回避溝4aが形成され、この背骨回避溝4aが着座者6の背骨に対応する位置に形成されているので、図4に示すように、着座者6の背骨6aが背骨回避溝4aに入り込み、背骨6aに対する圧接が回避される。これにより、疲労感や痛み感を減少させることができる。
また、同様に着座者6が椅子1の座席部2に深く腰掛けたときには、座席部2の横幅方向の中央に形成されている長方形の尾骨回避溝2aに、着座者6の尾骨6bが入り込み、尾骨6bに対する圧接が回避される。これによっても疲労感や痛み感を減少させることができる。
一方、着座者6が椅子1の座席部2に浅く腰掛けて、足と胴との角度θ2が大きくなった状態では、着座者6の背骨6aの位置が低くなるとともに、尾骨6bが座席部2の前側に寸法Lだけ移動する。この状態であっても、尾骨回避溝2aが背もたれ4側と前側の間に形成されているので、尾骨6bは、尾骨回避溝2aに入り込み、尾骨6bに対する圧接を回避することができる。
以上、本発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。前述した実施例において、背もたれ及び座席部は、四角形以外に、円形や楕円形、或いは多角形にしても良い。また、背もたれ及び座席部に形成した背骨回避溝或いは尾骨回避溝には、柔軟性を有する椅子用の上張で被覆しても良い。
1 椅子
2 座席部
2a 尾骨回避溝
4 背もたれ
4a 背骨回避溝
6 着座者
6a 背骨
6b 尾骨

Claims (2)

  1. 座席部と背もたれを有する椅子であって、
    前記背もたれには、着座者の背骨の位置に対応させて、縦長の背骨回避溝が形成され、
    前記座席部には、着座者の尾骨の位置に対応させて、前記背もたれ側と前側の間に長方形の尾骨回避溝が形成され、
    前記背骨回避溝と尾骨回避溝は、前記背もたれと前記座席部の幅方向の中央部に各々形成されている椅子。
  2. 前記背骨回避溝は、前記背もたれの上端に達しないように高さ方向の寸法よりも短く形成され、前記尾骨回避溝は、前記座席部の前端に達しないように前後方向の寸法よりも短く形成された請求項1に記載の椅子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5559442B1 (ja) * 2014-03-13 2014-07-23 石松 蔦子 椅子
JP2020079031A (ja) * 2018-11-14 2020-05-28 トヨタ紡織株式会社 乗物用シートフレーム

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