JP5558965B2 - 壁紙糊付機 - Google Patents

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Description

本発明は、コンパクト化を図った壁紙糊付機に関するものである。
現在、建築物の内装施工における壁装材の室内壁面への貼付は、内装作業現場で専用の壁紙糊付機を用いてシート状の壁装材に連続的に糊を塗布しながら行うのが一般的となっている。この壁紙糊付機の一般的な構成としては、内部に複数のロールが配置された上部構体及び下部構体から主に構成される糊付機本体を脚部に支持された台座上に載置し、上下構体の間に挟み込んだシート状壁装材(以下、クロスと記す)をロールで搬送しながら糊タンク内に軸支されている糊掻上げロールで糊タンクから糊をすくい上げて糊付けロールに転写し、この糊付けロールによりクロス裏面に塗付していくものである。
壁紙糊付機には手動式と自動式があり、具体的な構成の一例としては、下部構体上に原反ロールから繰り出したクロスを先端部が本体前面に垂れる状態で載置して上部構体を閉じ、下部構体と上部構体の所定ロール間にクロスを挟み込んだ状態としておく。手動式装置ではクロス先端を作業者が手で持って前方へ引っ張ることによりロールの一部を追従回転させると共に他のロールをギアを介して連動回転させる。自動式装置では所定のロールの軸を電動モータ等の駆動源に連結して回転させることによって他のロールもギアを介して連動回転するものが一般的である。何れの糊付機もロールの回転でクロスを糊付機本体の後面から前面側へ搬送させる途中で糊タンク内から引き上げられて転写された糊を、糊付ロールの頂点近傍にて該ロールからクロス裏面に糊が転写され、糊塗布済み状態でクロスが前面から送り出されてくるという構成である。
このような壁紙糊付機においては、上部構体と下部構体とからなる糊付機本体と、脚部を備えた台座部とが分離可能(例えば、特許文献1参照)であるため、脚部のキャスターによる搬送が行えない場合には、内装作業現場には糊付機本体と台座部とを一体として、2名以上の作業者によって左右の両側部の各々を持って運ばれるか、糊付機本体と台座部とを分離して各々を1名以上の作業者によって持って運ばれる。
特開2005−342990号公報
このような従来の壁紙糊付機においては、本体ステー後部にスリッターのフックを引っ掛け、装着していた。そのため、従来はスリッターが単に本体から飛び出したような形状になっていた。持ち運びの際に、特に一人で持ち運ぶ際には奥行きが小さい方が軽く、しかも狭い階段等の転回時にも取り回しが楽になる。また、奥行きが小さいと車の設置スペースも小さくて済む。
壁紙糊付機においては、有効な糊付け幅としては、1050mm程度であり、この有効な糊付け幅として糊付けローラ等のローラ類の幅も1050mmを超え、両端の軸受や側壁を含めるため、壁紙糊付機自体の全幅は1200mmを超えるものであった。その結果、糊付機本体と台座部とを一体とした状態での重量は、1名の作業者が持ち運ぶには幅が広すぎ、また、重量が重く、安全性を考慮して少なくとも2名の作業者で行うのが常であった。
ところで、市場に流通している壁装材の有効幅は960mmであり、通常両端10〜20mm程度の耳部を裁断し、920〜940mm幅で糊付けしているのが一般的である。
本出願人は、コンパクト化を実現した壁紙糊付機を得るため、複数のローラのローラ部有効幅長さを1000cm以下920mm以上とし、スリッター部が糊付機本体から飛び出すのを抑えるため、糊付機本体後面に本体幅方向に形成された凹状の装着部を備え、この凹状の装着部にスリッター部の前方部が陥入して取付け可能な形状とした新型糊付機を提案しようとしている。
しかしながら、スリッター部が糊付機本体内部へ埋め込まれるような構成であるため、巻き直しや耳部が潰れた壁装材の場合には糊付機後部から壁装材を引き入れる際にテンションが旨く掛からない問題が発覚した。そこで、本発明は、コンパクト化を実現したスリッター部の一部を本体内側に埋め込むように配置した壁紙糊付機であっても、壁装材をスリッター部及び糊付機本体に引き入れる際にも、良好なテンションをかけることの可能な壁紙糊付機を得ることを目的とする。また、脚部の折りたたみ時、壁装材の装着時に応じてテンションバーを変更することが可能な壁紙糊付機を得ることを別の目的とする。
請求項1に記載された発明に係る壁紙糊付機は、モータにより連動して回転駆動される複数のローラによりシート状壁装材を所定の経路に沿って移動させつつ、糊桶内の糊を糊付けローラにより前記壁装材の裏面に連続的に塗布する壁紙糊付機本体と、この糊付機本体の後部に着脱可能に装着され、引き入れられる前記壁装材の両縁部を連続的に裁断するスリッター部とを備えた壁紙糊付機において、
前記糊付機本体後面に本体幅方向に形成された凹状の装着部を備え、
前記スリッター部の前方部が前記凹状の装着部内に陥入して取付け可能な形状であり、
前記スリッター部に至る前記壁装材の搬送経路中に設置されるこの搬送経路を屈曲させる少なくとも2本のテンションバー群を備え、
前記テンションバー群が、
前記糊付機本体の凹状の装着部の下方位置に幅方向に装着される第1のテンションバーと、
この第1のテンションバーの両端部に回動可能に接続された一対のテンションバー保持具と、
この一対のテンショ この一対のテンションバー保持具によって両端部を保持された第2のテンションバーとを備え
前記一対のテンションバー保持具が、
壁紙糊付機本体を支える脚部を折り畳んだ際に、前記第1のテンションバーを回動中心として前記第2のテンションバーを上方に持ち上げる脚部折りたたみ状態と、
前記脚部を立設して壁装材を前記スリッター部に至る搬送経路中に第1のテンションバーと第2のテンションバーとを保持する稼働時標準状態と、
前記壁装材を第1及び第2のテンションバーの各部位で曲折させてスリッター部及び糊付機本体へ導く際に、前記第1のテンションバーを回動中心として第2のテンションバーを第1のテンションバーの直下に配置する壁装材装着状態と
の3つの位置に切り替え可能であることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明に係る壁紙糊付機は、請求項1に記載の一対のテンションバー保持具が、
前記第1のテンションバー及び第2のテンションバーの各々の軸心に平行な方向にスライド可能に保持され、
幅広の第1のスライド位置では前記第1のテンションバーを回動中心とした回動を阻止するための脚部の垂直壁の一部に当接し、幅狭の第2のスライド位置では前記第1のテンションバーを回動中心とした回動を阻止しない当接部を備えたことを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明に係る壁紙糊付機は、請求項1又は2に記載の2本のテンションバー群とは別のテンションバーを、前記壁装材の搬送経路の上流側に更に備えたことを特徴とするものである。
本発明は、コンパクト化を実現したスリッター部の一部を本体内側に埋め込むように配置した壁紙糊付機であっても、壁装材をスリッター部及び糊付機本体に引き入れる際にも、良好なテンションをかけることの可能な壁紙糊付機を得ることができるという効果がある。
本発明の一実施例の壁紙糊付機の正面図である。 図1の壁紙糊付機の側面図である。 図2に示したテンションバー群の動作を含む本体部側部断面図である。 図2に示したテンションバー群の他の動作を含む本体部側部断面図である。 図2に示したテンションバー群の構成を示す斜視図である。 図5のテンションバー保持具の拡大図である。 脚部テンションバーの装着状態を示す説明図である。
本発明においては、スリッター部を備えた壁紙糊付機において、糊付機本体後面に本体幅方向に形成された凹状の装着部を備え、
前記スリッター部の前方部が前記凹状の装着部内に陥入して取付け可能な形状であり、
前記スリッター部に至る前記壁装材の搬送経路中に設置されるこの搬送経路を屈曲させる少なくとも2本のテンションバー群を備え、
前記テンションバー群が、前記糊付機本体の凹状の装着部の下方位置に幅方向に装着される第1のテンションバーと、この第1のテンションバーの両端部に回動可能に接続された一対のテンションバー保持具と、この一対のテンションバー保持具によって両端部を保持された第2のテンションバーとを備えることにより、コンパクト化を実現したスリッター部の一部を本体内側に埋め込むように配置した壁紙糊付機であっても、壁装材をスリッター部及び糊付機本体に引き入れる際にも、良好なテンションをかけることの可能な壁紙糊付機を得ることができる。
また、別の本発明においては、一対のテンションバー保持具が、
壁紙糊付機本体を支える脚部を折り畳んだ際に、前記第1のテンションバーを回動中心として前記第2のテンションバーを上方に持ち上げる脚部折りたたみ状態と、
前記脚部を立設して壁装材を前記スリッター部に至る搬送経路中に第1のテンションバーと第2のテンションバーとを保持する稼働時標準状態と、
前記壁装材を第1及び第2のテンションバーの各部位で曲折させてスリッター部及び糊付機本体へ導く際に、前記第1のテンションバーを回動中心として第2のテンションバーを第1のテンションバーの直下に配置する壁装材装着状態との3つの位置に切り替え可能である。これにより、脚部の折りたたみ時、壁装材の装着時に応じてテンションバーを変更することが可能となる。
より好ましくは、一対のテンションバー保持具が、
前記第1のテンションバー及び第2のテンションバーの各々の軸心に平行な方向にスライド可能に保持され、
幅広の第1のスライド位置では前記第1のテンションバーを回動中心とした回動を阻止するための脚部の垂直壁の一部に当接し、幅狭の第2のスライド位置では前記第1のテンションバーを回動中心とした回動を阻止しない当接部を備える。これにより、壁装材の装着時にテンションバーを良好に変更することが可能となる。
本発明の壁紙糊付機本体としては、モータにより連動して回転駆動される複数のローラによりシート状壁装材を所定の経路に沿って移動させつつ、糊桶内の糊を糊付けローラにより前記壁装材の裏面に連続的に塗布する壁紙糊付機本体と、この糊付機本体の後部に着脱可能に装着され、引き入れられる前記壁装材の両縁部を連続的に裁断するスリッター部とを備えるものであれば良く、特に、複数のローラのローラ部有効幅長さを1000mm以下920mm以上とするものが好ましい。これにより、複数本のローラの長さが約1割程度短くなり、短くなった分だけコンパクト化が達成される。
壁紙糊付機はJISによって壁装材の規格が決定される前から製造販売されている装置であるため、有効糊付け幅が1050mmであった。その後、壁装材の規格が決定され。920mm±5mmを最大幅とする壁装材が大多数となっている。このため、本発明では複数のローラのローラ部有効幅長さを1000mm以下920mm以上とすることにより、大多数の壁装材を使用することができる。
更に、本発明の壁紙糊付機本体としては、後面に本体幅方向に形成された凹状の装着部を備え、本発明のスリッター部は、その前方部が前記凹状の装着部内に陥入して取付け可能な形状を有すればよい。これにより、スリッター部が糊付機後方へ多大に突出せず、コンパクトな印象を周囲に与える。
スリッター部の装着部への取付けは、例えば、着脱可能に装着部の左右一対に嵌合する機構が取られる。具体的には、スリッター装着部の開口を構成する糊付機本体の左右の内側壁部の下部に共に内側方向へ対向して突設された一対の円筒状の被支持部が形成され、この被支持部で回動自在に支持される支持部と、支持部を支点にした回動により糊付機本体の装着位置の上部に設けられた被掛止部に掛止されるものが着脱が良好に行われる。
この掛止部と被掛止部との掛止は、好ましくは、被掛止部が前記被支持部と同様に、スリッター装着開口部を構成する糊付機本体の左右の内側壁部の上部に共に内側方向へ対向して突設された一対の円筒状の被掛止部が形成されればよく、これに対する掛止部としては、支持部を中心にして糊付機本体の装着位置の上部に設けられた被掛止部へ回動する側が切欠かれた切欠円環を備える。この切欠円環の切欠長さは、切欠円環部の切欠部に隣接する腕部が撓んで着脱可能となる程度に、円筒状の被掛止部の径よりも小さくすれば、ワンタッチで着脱可能となる。
尚、壁装材の材質や種類によっては、本発明のテンションバー群のみでは良好なテンションをかけられない場合には、2本のテンションバー群とは別のテンションバーを、壁装材の搬送経路の上流側に更に備えることにより、良好なテンションをかけることが可能となる。
1.全体構成
図1は本発明の一実施例の壁紙糊付機の正面図である。図2は図1の壁紙糊付機の側面図である。図3は図2に示したテンションバー群の動作を含む本体部側部断面図である。図4は図2に示したテンションバー群の他の動作を含む本体部側部断面図である。図5は図2に示したテンションバー群の構成を示す斜視図である。図6は図5のテンションバー保持具の拡大図である。
図1〜図4に示す通り、本実施例の壁紙糊付機は、糊付機本体1と、この糊付機本体1を載置する台座部15と、糊付機本体1を所定高さで支持するために台座部15の左右両端下部にそれぞれ前後に二本一対で配される前脚21と後脚22とで構成される脚部2とを備える。また、本体1と台座部15とは、糊付機本体1の両側壁下方の2箇所のフックに各々掛止されるパチン錠16で固定される。
台座部15と一対の脚部2とには、左右の脚部2同士が対向するように折りたたみ可能な折りたたみ機構が備わっており、台座部15と脚部2との折りたたみ部位にはカバー23が形成されている。尚、このカバー23の最下部は折りたたみ時に接地する接地部24が形成されている。
糊付機本体1は、糊桶5を主とする下部構体3とその上に開閉可能に載置される上部構体4とによって構成される。一方の側板11の下部構体3にはコントローラ6が装着され、下部構体3の後面側には着脱可能なスリッター7が配され、上部構体4はこの下部構体3の上部を覆うように配されている。
図2に示す通り、コントローラ6内の駆動源(図示せず)の駆動軸による糊付けローラ31の回転に伴って、ギアを介して回転運動が伝達された他のローラも回転し、上下部構体3,4間に挟み込まれているロールRから一端が解けたクロスCを後方から前方へ搬送し、その途中で糊付けローラ31上を搬送される際に糊桶5から引き上げられた糊がクロス裏面に転写塗布される。
この糊付けローラ31は、下部構体3の左右両側壁面の軸支板に軸支され、できるだけ糊桶5内に沈む下方位置の配置となるように構成されている。また、糊桶5内の糊は糊付けローラ31に当接する糊上げローラ51によって行われ、糊上げローラ51は糊桶5の両側側面に中心より後面側寄りの位置で軸支され、糊桶5内の糊を回転によって掻き上げて糊付けローラ31に転写する。
糊付けローラ31は、糊付機本体1に着脱自在に取付けられる駆動源である電動モータを備えたコントローラ6の駆動軸に連結されている。糊付けローラ31の回転軸は、下部構体3に配置される下ピンチローラ32、ドクターローラ33、均しローラ34及び上部構体4に配置される検尺ローラとして用いられる上ピンチローラ41、押さえローラ42、ドライブローラ43のうちの所定ローラの回転軸とギアを介して連動される。
均しローラ34には、図3に示す通り、均しローラ34を介して送られて来る糊付済のクロスCを糊付機本体1の前面に案内するための複数個のツメ53が長手方向にほぼ均等に装着されたツメステー54が、両端に配された装着具(図示せず)を介して取付けられている。
尚、壁紙糊付機の両側部には、ドクターローラ33の回動軸に偏心して固定された偏心ギアを駆動するレバー39を備え、このレバー39により偏心ギアによって保持されたドクターローラ33の軸端が糊付けローラ31と相対移動され、ドクターローラ33と糊付けローラ31との相対間隔が変化して、糊付けローラ31に付着する糊量を調整できるようになっている。
左右一対の脚部2には、クロス受けブラケット25が回動自在に配されており、クロス受けブラケット25の先端部には、原反ロールRの中心に通されたクロス芯棒26が軸支されている。
原反ロールRから繰り出される壁装材(クロス)Cは、スリッター7の下方に設置された第1テンションバー61と第2テンションバー62とを備えたテンションバー群63で曲折されながら、スリッター7に搬送され、クロスの両側部が切断される。
2.テンションバー群構造
図2〜図6に示す通り、スリッター部に至る前記壁装材の搬送経路中に設置されるこの搬送経路を屈曲させる2本のテンションバー61,62を備えたテンションバー群63がスリッター7の下方に設置される。また、テンションバー群63とは別の第3のテンションバーとして、後脚22間に脚部テンションバー68が架け渡されている。
尚、脚部テンションバーの装着は、図7に示す通り、後方に向かって斜め下方に形成されたU字溝28とその中央に突設された案内突条29とが形成された脚部テンションバー保持部27が後脚22の対向する各々の位置に形成されており、脚部テンションバー68の両端に形成された案内溝69を案内突条29に嵌挿して装着する。この脚部テンションバー68により、テンションバー群63のみでは壁装材に良好なテンションをかけられない場合でも良好なテンションをかけることが可能となる。
詳しくは、テンションバー群63の第1テンションバー61は、第2テンションバー62よりも長く、台座部15の左右両端部に第1テンションバー61の両端部を保持する一対の取付け具64で取り外し可能に固定される。第2テンションバー62は第1テンションバー61の両端部に回動可能に掛止された略三角形状の保持具65で糊付機本体1から離れた距離に保持されている。クロスCはこれら第2テンションバー62で曲折されながら、第1テンションバー61でも曲折されて、スリッター7に搬送される。
図6に示す通り、保持具65の第2テンションバー62が保持される保持孔の径方向にテンションバーを貫通してネジ66で留めされる。保持孔の側部にはネジ66が摺動して移動する長孔67が形成されている。この長孔67は水平のほぼ中央部に先端に従って幅広となった突片が形成され、ネジ66を長孔67の一方の端部に押圧する機構となっている。
一対の保持具65は前述の長孔67の長さ分だけ各々、第2テンションバー62及び第1テンションバー61の軸に平行に摺動可能である。図3に示す通り、一対の保持具65が最も外方にある場合には、各々の保持具65は、台座部15と脚部2とのカバー23の端縁に当接されて、第2テンションバー62を糊付機本体1から離れた距離に保持する。
また、各々の保持具65を内側に移動させることにより、保持具65のカバー23への当接が外れると、図3の破線に示す通り、第2テンションバー62は第1テンションバー61の直下に移動することとなる。この状態ではクロスCを各テンションバー61,62へ当接するように配置する場合に、無理なく設定することが可能となる。
尚、保持具65は第1テンションバー61に両端部に回動可能に掛止されているため、上方に回動されることも可能となる。図4に示す通り、脚部2が折りたたんだ場合に、脚部2のクロス受けブラケット25を支持する脚部2の底辺部が第2テンションバー62を押し上げることも可能である。
3.スリッター構造
図3及び図4に示す通り、スリッター7は、糊付機本体1の下部構体3の下部フレーム3の上部の後壁面に開口されたスリッター装着開口部55内に装着される。スリッター7は後背面の中央部にガイド面部72が配され、そのガイド面部72の両端部には糊付機本体から駆動力を得た駆動軸で回動する左右一対の回転刃71が各々の両端方向に摺動可能に配される。
スリッター7のスリッター装着開口部55への取付けは、図3及び図4に示されるスリッター装着開口部55内の下部構体3の両側側壁11の内側壁の下部に形成された被支持部58で回動自在に支持される支持部73と、この支持部73を支点にした回動により両側側壁11の内側壁の上部に設けられた被掛止部59に掛止される掛止部74とで行われる。即ち、スリッター装着開口部55の側部を構成する下部構体3の両側側壁11の内側壁の下部に共に内側方向へ対向して突設された一対の円筒状の被支持部58が形成され、この被支持部58を回動の中心として、スリッター7上部を回動し、掛止部74を被掛止部59方向へ回動する。
被掛止部59も、被支持部58と同様に、スリッター装着開口部55の側部を構成する下部構体3の両側側壁11の内側壁の上部に共に内側方向へ対向して突設された一対の円筒状の突起である。掛止部74は支持部73を中心にして回動する側が切欠かれた切欠円環を備える。この切欠円環の切欠長さは、切欠円環部の切欠部に隣接する腕部が撓んで着脱可能となる程度に、円筒状の被掛止部の径よりも小さいため、ワンタッチで着脱可能となる。
スリッター7のガイド面部72側には、このガイド面部72上を搬送されるクロスをガイド面部72に押し付けるテンションバー76を支持するテンションバー支持具75をスリッターの側壁に備える。このテンションバー支持具75は、一端部にテンションバー76が取付けられ、他端部にテンションバーの押し付け位置と解除位置との間を揺動する支点77を備える。
スリッターの側壁には、テンションバーの押し付け位置と解除位置とでテンションバー支持具75の一端部と他端部との間の側壁を移動不能にロックする突設片が設けられている。この突設片は、支持具75を作業員が上げ下げすることにより、容易に沈んでロックが解除される。これにより、簡易な機構によって押し付け位置と解除位置とでテンションバー支持具をロックすることができる。
1 …糊付機本体、
15…台座部、
2 …脚部、
21…前脚、
22…後脚、
23…カバー、
24…接地部、
25…クロス受けブラケット、
26…クロス芯棒、
27…脚部テンションバー保持部、
28…U字溝、
29…案内突条、
3 …下部構体、
31…糊付けローラ、
32…下ピンチローラ、
33…ドクターローラ、
34…均しローラ、
39…レバー、
4 …上部構体、
41…上ピンチローラ、
42…押さえローラ、
43…ドライブローラ
44…取手、
5 …糊桶、
51…糊上げローラ、
53…ツメ、
54…ツメステー、
55…スリッター装着開口部、
58…被支持部、
59…被掛止部、
6 …コントローラ、
61…第1テンションバー、
62…第2テンションバー、
63…テンションバー群、
64…取付け具、
65…保持具、
66…ネジ、
67…長孔、
68…脚部テンションバー、
69…案内溝、
7 …スリッター、
71…回転刃、
72…ガイド面部、
73…支持部、
74…掛止部、
75…テンションバー支持具、
76…テンションバー、
77…支点、
C …クロス、
R …原反ロール、

Claims (3)

  1. モータにより連動して回転駆動される複数のローラによりシート状壁装材を所定の経路に沿って移動させつつ,糊桶内の糊を糊付けローラにより前記壁装材の裏面に連続的に塗布する壁紙糊付機本体と、この糊付機本体の後部に着脱可能に装着され、引き入れられる前記壁装材の両縁部を連続的に裁断するスリッター部とを備えた壁紙糊付機において、
    前記糊付機本体後面に本体幅方向に形成された凹状の装着部を備え、
    前記スリッター部の前方部が前記凹状の装着部内に陥入して取付け可能な形状であり、
    前記スリッター部に至る前記壁装材の搬送経路中に設置されるこの搬送経路を屈曲させる少なくとも2本のテンションバー群を備え、
    前記テンションバー群が、
    前記糊付機本体の凹状の装着部の下方位置に幅方向に装着される第1のテンションバーと、
    この第1のテンションバーの両端部に回動可能に接続された一対のテンションバー保持具と、
    この一対のテンションバー保持具によって両端部を保持された第2のテンションバーとを備え
    前記一対のテンションバー保持具が、
    壁紙糊付機本体を支える脚部を折り畳んだ際に、前記第1のテンションバーを回動中心として前記第2のテンションバーを上方に持ち上げる脚部折りたたみ状態と、
    前記脚部を立設して壁装材を前記スリッター部に至る搬送経路中に第1のテンションバーと第2のテンションバーとを保持する稼働時標準状態と、
    前記壁装材を第1及び第2のテンションバーの各部位で曲折させてスリッター部及び糊付機本体へ導く際に、前記第1のテンションバーを回動中心として第2のテンションバーを第1のテンションバーの直下に配置する壁装材装着状態と
    の3つの位置に切り替え可能であることを特徴とする壁紙糊付機。
  2. 前記一対のテンションバー保持具が、
    前記第1のテンションバー及び第2のテンションバーの各々の軸心に平行な方向にスライド可能に保持され、
    幅広の第1のスライド位置では前記第1のテンションバーを回動中心とした回動を阻止するための脚部の垂直壁の一部に当接し、幅狭の第2のスライド位置では前記第1のテンションバーを回動中心とした回動を阻止しない当接部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の壁紙糊付機。
  3. 前記2本のテンションバー群とは別のテンションバーを、前記壁装材の搬送経路の上流側に更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の壁紙糊付機。
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