JP4793847B2 - 壁紙糊付機 - Google Patents

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Description

本発明は、主として屋内の壁面や天井面にシート状の壁装材、すなわち壁紙を貼り付ける際に長尺の壁装材の裏面に糊を連続的に塗布するための壁紙糊付機に関するものである。さらに詳しくは、この発明は壁紙糊付機において糊付けされて排出される壁紙の折り畳みを容易にし、糊付作業における作業者の負荷を軽減する壁紙糊付機に関するものである。
従来より、壁紙施工においては、糊付作業の負荷を軽減し、かつ、糊付の均一化を図るために、壁紙糊付機が広く使用されてきている。特に自動壁紙糊付機はその性能の向上とともに広く普及してきており、内装施工すなわち壁紙の施工には欠かせない装置となっている。
自動壁紙糊付機としては、図8および図11に示したように、原反ロール10を載置する保持部分を有し、壁紙を挿入する側から、検尺ローラー1、送り出しローラー2、ハイテンションローラー3、ドクターローラー4、糊付ローラー5、糊上げローラー6、押えローラー7、ナラシローラー8が配置されている構造が知られている。9は着脱自在に構成された糊箱である。
糊付される壁紙Cは、ステーまたはローラー11によって適当な張力(テンション)を与えられながら、つまり図8では、壁紙は、その経路(A)または経路(B)の経路を通り、検尺ローラー1と送り出しローラー2の2本のゴムローラーによって挟み込まれ、自動糊付機の本体内に送り込まれる。検尺ローラー1は両端を支持されており、自由に回転することができ、また、この検尺ローラー1はバネによって壁紙表面に押し付けられているため、壁紙の送りにあわせて一方向に回転する。
検尺ローラーの外径を一定値にしておくことにより、ローラーの回転量を円周を等分割したスリット板をセンサーで検出する等の手段で測定し、ローラーの外周の一点が円周上で移動した距離、即ち送り込まれた糊付されるための壁紙の長さを得る構成となっている。この検尺による壁紙長さの情報は、常時操作部に表示されており、作業者は状況を見ながら作業することができる構成となっている。
上記の自動糊付機は図12に示すように、各ローラーおよび糊箱等を保持し糊付機能を司る糊付機本体部Dと原反ロールを支持し、その上に糊付機本体部Dを載置して糊付作業や移動を行うための脚部Eから構成されている。糊付機本体部Dと脚部Eは脚部Eの四隅の上部に取り付けられた4個のパチン錠24と糊付部の四隅の下部に取り付けられたフック25で連結固定される。脚部Eは移動や搬送の場合は図13に示すように折りたたむことが出来るように作られている。
壁紙自動糊付機の動作としては、あらかじめ設定しておいて必要とされる糊付け長さに到達すると、機械は自動で停止するようになっている。糊は本体下部に設けられた糊箱9に貯えられており、糊上ローラー6によって糊箱9内の糊が糊付ローラー5に転写される。ドクターローラー4と糊付ローラー5の間隔を調整することによって、糊付ローラー5の外周に付着する糊の厚みを調整することができる。
厚みをコントロールされた糊の層が壁紙に接触し、壁紙の裏面に糊が転写される。そして、ナラシローラー8によって、転写された糊を均し、自動糊付機の本体前面より所定の厚みに糊付された壁紙が排出されることになる。なお、ハイテンションローラー3、押さえローラー7は、糊付の厚みを均一にし、壁紙の搬送をスムーズに行う働きをするものである。
予め設定された糊付長さに到達して糊付機が停止すると、作業者は図9に示したように糊付機の前面に設けられた2本の直線状のステー20、ステー21の表面に壁紙の糊付された面を軽く押し付けて、壁紙Cが軽く接着固定された状態とし、2本の直線状のステー20、ステー21の間に形成されたスリット22または、ステー20の上側面をガイドとしてカッターナイフ23等で壁紙を裁断する。
その後、図10に示すように、壁紙Cの終端部Caを折り畳んだ壁紙の内側端に合わせ、壁紙の先端部Cbを図10の破線Cb’で示すように折り畳むことにより、糊付された壁紙Cの糊付面同志が互いに接触した状態になり、糊付面が直接外気に触れることが無い状態となる。通常はこの状態で5〜30分間程度保持され、壁紙に糊の水分が十分浸透した状態となる。そして、その後壁紙は折りたたみ状態から広げられて壁面等の所定の位置に貼り付けられるのである。
壁紙糊付機にて、引き続いて次の壁紙Cの糊付を行う場合は、図11に示されるように、ステー20に貼り付いた状態の壁紙Cの先端Cbをステー20から剥がし、壁紙Cの左右の端を両手の指で軽くつまんだ状態で、壁紙糊付機から排出される壁紙の速度に合わせながら、先端Cbを図11の点線で示すように、受け板12の奧部に載置する。
上記の受け板へ壁紙を載置する技術に関しては下記に記すような提案が知られている。まず特許文献1として特開平10−156246号は、糊付された壁紙を受ける受け板(受け台)の高さを調節可能に構成するというものである。高さを調節可能とすることにより、作業者の足下が受け板の下に入るようにでき、身体を受け板により近づけられることで作業者の身体疲労の負担を軽減するというものである。
特許文献2として実開平8−1014号は、糊付け後の壁紙先端を貼着し、自重によって降下していく折りたたみガイド片と、このガイド片の降下を案内支持するガイド糸とからなる壁紙折りたたみ用ガイドを備えている自動糊付機である。このガイドは、折りたたみガイド片と、2種のガイド糸とを有し、まず最初に、折りたたみガイド片に、糊付けした壁紙の先端を貼付け、自動糊付機を運転すると、糊付けの進行にともなって、ガイド片の自重によってこのガイド片は降下しはじめる。そして2種のガイド糸が伸びきってバランスする位置にまで降下すると、ガイド片の動きは止まり、壁紙は紙受板の上に載るようになり、糊付けされた壁紙は紙受板の上で、きれいに折りたたまれるというものである。
特許文献3として特開2000−167455号は、自動壁紙糊付機において、糊が塗布されて排出されてくる際に、糊の塗布されない壁紙表面の先端付近に当接して、糊付機左右の脚部の間で壁紙受部材の奥側へ壁紙先端を誘導し、上記壁紙表面側が壁紙受部材に接するように案内する壁紙案内手段を有するものである。そして、壁紙案内手段が、壁紙の糊付速度に応じて、壁紙の糊付開始から所定時間後又は所定長さ糊付後に起動して、糊付速度に応じた速度で壁紙先端を誘導し、上記壁紙表面側が壁紙受部材に接して所定の位置に置かれるように案内する構成も開示され、壁紙案内手段は、円弧を描くように移動する案内部材又は直線を描くように移動する案内部材で壁紙先端を誘導するものであることが開示されている。
特開平10−156246号公報 実公平8−1014号公報 特開2000−167455号公報
上記に説明したように、図4において、次の新しい壁紙の糊付作業の開始時においては、壁紙の先端Cbをステー20から剥がして左右の端を両手の指で軽くつまんだ状態で、受け板12の奧部に載置するという作業が必要とされる。しかし、この作業は座った状態で行われており、何枚もの壁紙を糊付する際に身体を前傾させて壁紙の先端Cbがうまく受け板12に載置されるよう手でガイドすることは作業者にとってはつらい作業となっている。
壁紙の先端Cbをうまく受け板12に載置さえできれば、その後は糊付された壁紙は受け板12の上で自然にうまく折りたたまれた状態となる。しかし、その載置にずれがでたりすると、糊付作業で排出される壁紙Cの折りたたみ具合の調整や、糊付終了後の壁紙をカット(裁断)作業でも、作業者の姿勢には大きな負担がかかるという問題があった。
それというのも、従来では、図14のように、床にかがんだ姿勢で作業を行うため、足や腰にかかる負担が大きかったのである。そこで、一部の作業者などは、図15のように、高さ30cm程度の椅子やそれに代わる施工用の糊の箱や工具箱等に座った状態で作業しているが、折りたたんだ壁紙に足などが接触して汚損したりしないように注意する必要があり、そのうえ壁紙の折りたたみ位置が床面近くであるため、かがみこんで作業しなければならず、身体的負担に加えて作業性が悪くなるという課題があった。
特許文献1では、受け板の位置を任意の位置に高さ調節でき、脚などが接触して壁紙を汚損する心配がなく作業できるが、作業者が壁紙の先端部を受け台の奧の方に載置することには変わりはない。受け板の位置が高くなると、ステー20やステー21などに壁紙Cの糊付面が接触してしまったり、折りたたみ位置が高くなることで織物系の壁紙など折り曲がりにくく腰の強い壁紙の折りたたみもやりにくくなるという傾向があった。
特許文献2では、折りたたみのガイド片を使用して、壁紙の先端を受け板の奥部に載置する構成となったものであるが、まだまだ改善するべき点が残ってもいた。それというのも、糊付機の脚部Eは図13に示したように折りたたまれて、施工現場に搬送されるのであるが、この搬送の際に2種類のガイド糸が運搬する車内において、別の工具などの資材に絡みついたり、脚部E自体に絡みついたりしてしまうという可能性があった。そしてまた、折りたたみガイドが壁紙の先端を受け板に載置した後には、折りたたみガイドをまた初期の待機位置に戻すためにガイド糸を引っ張って戻すという作業が壁紙1枚糊付けする毎に必要となっていた。そのため必ずしも使い勝手のよいものとはなってなかったのである。
特許文献3においては、揺動または直線運動をする案内アームを設け、このアームを糊付機本体と連動する駆動手段によって駆動し、壁紙の先端部を受け台の奥の方に案内するというものであるが、折りたたむ脚部Eの間に設けられる構成となっており、着脱自在に構成するには複雑で部品点数が増えてしまう構成となっている。また、施工現場に運搬して使用する装置であるから、脚部Eから外せるようにすることが必要で、外した後の装置は、外した部品の管理が必要で運搬性や収納性にも課題が残る構造であった。
上記の課題を解決するために本発明の請求項1は、糊付ローラーで壁紙の裏面に連続的に糊を塗布する壁紙糊付機において、糊付機本体部と脚部の間に設置する筐体であって、上記筐体は糊付機本体部と脚部それぞれと連結固定及び分離できる手段と、糊付機本体部において糊付されて排出される壁紙の受け板を設置する手段とを有し、糊付後の裁断のために壁紙の先端部を貼付けする定規ユニットとを有し、上記定規ユニットは回動軸に定規フレームが側面視で上下に設けられ、上記定規フレームのそれぞれに定規ステーが設けられて上記回動軸により旋回自在に設けられ、上記定規ステー間には側面視においてカッター等の刃物が通過する溝部が設けられた構成とされ、壁紙先端部が裁断位置から折りたたみ状態となる受け板等へ載置される状態の位置まで壁紙先端部を定規ユニットに貼付いた状態のまま壁紙を案内し、かつ糊付部本体位置を筐体によって高い位置とすることにより、作業者が立った状態または椅子に座った状態で糊付された壁紙の折りたたみ作業や壁紙の裁断作業を行えることを特徴とする壁紙糊付機としている。
本発明により、糊付機本体部と脚部の間に設置する筐体を設けることによって、糊付機本体位置を高い位置に上げ、そして、糊付された壁紙の折りたたみ位置すなわち受け板を上記筐体に設置することにより糊付作業者が立った状態で作業したり、椅子等に座って、足を受け板の下側に入れた状態で身体を糊付機側へ近寄った状態で作業できるため、腰をかがめることなく楽な姿勢で作業することができる。また、上記筐体は糊付機本体部と脚部それぞれと着脱自在にできる構成となっているので、容易に設置したり外したりすることが可能であり、運搬する際にも、脚部に載置した状態で移動させたりすることができるので、運搬も非常に効率的に行うことができる。
また本発明は筐体にさらに壁紙の先端部を裁断位置から折りたたみ状態となる受け板等への載置位置まで搬送する手段が設けられたものである。定規ユニットの旋回または移動により、確実に壁紙の先端部を受け板等の載置するべき位置に案内することができる。また、従来のガイド糸や装置の運搬に問題となるような構成ではなく、筐体内に定規ユニットの旋回または移動機構を設けており、筐体自体は脚部への載置等が可能であり、また筐体単体で運ぶことも可能であるから作業効率を良くすることができるようになり、糊付機本体部と脚部間に設置可能な壁紙折りたたみ装置として構成することができる。
本発明の請求項は、上記定規ユニットの旋回または移動は糊付作業者が操作レバー等の手動操作手段を使用することによって行われることを特徴とする請求項記載の壁紙糊付機としている。請求項の発明の定規ユニットの旋回または移動を糊付作業者が手動操作にて行うように限定した請求項である。壁紙の排出に合わせて、作業者が手動で操作するため、コストが安価であり、また筐体自体に駆動源を設けることが不要なため部品点数も少なく、また重量も軽く構成することができる。
本発明の請求項は、上記定規ユニットの旋回または移動は、糊付されて排出される壁紙に同期して自動的に行われるように制御すること特徴とする請求項記載の壁紙糊付機としている。請求項の発明の定規ユニットの旋回または移動を糊付機本体に連動して自動的に行えるように限定した請求項である。本発明においては、重量は多少重い構成とはなってしまうが、排出される壁紙を受け板等の載置場所への搬送を定規ユニットにより自動的に行うことができるようになるため、作業者の負担をより軽減することが可能となる。そして、重量が多少重くなっても、従来より脚部にはキャスターが設置されていることは周知であるので、脚部に載置した状態で運搬すればよく、重量が特に問題となることはない。
本発明により、作業者が腰をかがめた状態で作業するような姿勢をとることは改善でき、糊付機本体部と脚部間に設置することが可能な筐体を提供することができる。また、この筐体に壁紙の先端部の搬送機能を持たせることにより、作業者が手動で、あるいは壁紙糊付機の動作に同期して壁紙先端部の搬送ができるようになる。
本発明の実施の形態について説明する。図1から図4にその構成を示して説明すると、
まず本発明の要旨としては、本発明の壁紙折りたたみ装置Fを糊付機本体部Dと脚部Eの間に設けて従来の問題を解決しようとするものである。
壁紙折りたたみ装置Fは、図2に示すように、左右に設置されるフレーム31,32にそれぞれ軸受け34,34が設けられ、その軸受け34,34間には回動自在に軸支された定規ユニット40が設けられている。上記定規ユニット40は、回動軸45に定規フレーム41,42が設けられ、この定規フレーム41,42間に定規ステー43、44が設けられている。そしてこの定規ユニット40は図2の右側に位置するフレーム31から若干回動軸45が突き出る長さに設定されており、そのフレーム31から出ている回動軸45に回動レバー36が取り付けられる。そして、フレーム31,32は4本の連結ステー35によりボルトなどを使用して、一体的な枠体に構成される。また、フレーム31,32の内側になる面には受け部材31a,32aが設けられてもいる。
回動レバー36は、作業者が持つ握り部36bとバネ掛け36aと回動軸45に取り付けるための取付部36cを有している。そしてフレーム31に設けられたピン37とバネ掛け36aにバネ38が取り付けられている。
そして定規ユニット40は、回動レバー36を操作することによって図3に示すように、壁紙糊付機から排出されてくる壁紙Cを裁断する位置(図3における実線位置)から、壁紙Cの先端部Cbを貼り付けた状態で受け板12の奥へ位置させるように回動(図3における二点鎖線位置)する。この定規ユニット40の回動はフレーム31に設けた2つのストッパー39a,39bでその回動範囲を規制されている。バネ38の作用により、定規ユニット40はストッパー39a,39bにそれぞれ規制された位置で停止させておくことができる構成となっている。
受け板12は、受け板ステー13a、13bと、ガイド板14を有し、受け板ステー13aがフレーム31,32に設けられた受け部材31a,32aと図3の右下に位置する連結ステー35とで所定位置に位置決めされて保持される。
そしてまた、フレーム31,32の上下の左右端付近において、上部では糊付機本体部Dとの連結のためのパチン錠24がそれぞれのフレームにおいて2カ所づつ、また下部においては脚部Eとの連結のためのフック25がそれぞれのフレームにおいて2カ所づつ設けられてもいる。
上記の構成である壁紙折りたたみ装置Fを使用した壁紙糊付機における動作について説明する。図4に示すようにまず、壁紙糊付機に対して壁紙折りたたみ装置Fを設置した状態にする。糊付機本体部Dと脚部Eの間になるよう壁紙折りたたみ装置Fを設置し、脚部Eとは脚部Eの四隅に設置されているパチン錠24と壁紙折りたたみ装置Fに設置されているフック25にて連結固定する。糊付機本体部Dとは、糊付機本体部Dの四隅に設けられているフック25に対して壁紙折りたたみ装置Fに設置されているパチン錠24にて連結固定する。
回動レバー36を上方へ回動させてストッパー39aに当接させて、定規ユニット40を壁紙Cの裁断位置に位置させ、糊付機の糊箱9に糊を入れ、また壁紙Cを所定経路にセットする。糊付機を操作ボックスG(図1参照)のインチングスイッチ(図示せず)などを使用して、壁紙Cに糊を塗布し、糊の付いた壁紙Cが定規ユニット40まで到達させる。そして壁紙Cを定規ユニット40、すなわち定規ステー43,44に軽く貼り付けた状態とし、糊の付いていない部分をカッター等にて切断し糊付準備を完了させる。
操作ボックスGにて、あらかじめ入力した糊付長さと枚数などの設定情報を呼び出し、または糊付長さと枚数などの情報を設定し、糊付機本体部Dの動作を開始させる。
糊付機本体部Dの運転を開始するときには、左手で操作ボックスGのスタートスイッチ(図示せず)を押し、右手で回動レバー36を持っておく。(図5(a)参照)そして、糊付機本体部Dが動作し壁紙Cが排出され始めると、その壁紙Cの排出に合わせて、作業者は回動レバー36を下方へ回動させる。(図5(b)参照)このとき、回動レバー36の回動に合わせて定規ユニット40が壁紙Cの先端部Cbを定規ステー43に貼り付いた状態で旋回して、受け板12の奥部の所定位置へ壁紙Cの先端部Cbが導かれる。
壁紙Cの先端部Cbが所定位置へ導かれた後、壁紙Cは所定長さに到達するまで糊付作業が継続された状態のままであるので、壁紙Cは受け板12上に自然に折りたたまれていく状態となる。このとき作業者は、腰を深くかがめたりすることなく立ち作業のままで少し手で壁紙Cの折りたたみに手を添える程度の作業で糊付作業を進行させることができる。(図5(c)参照)
作業者が壁紙Cに手を添えて案内するときなど、受け板12上に折りたたまれている壁紙Cを表面側から軽く押しつけておくと、ガイド板14を越えて、壁紙Cが下に落下してしまうということが防げる。また、壁紙Cの表面側から軽く押さえることで、定規ステー43に貼り付いていた壁紙Cの先端部Cbが外れた状態ともなる。定規ステー43の壁紙Cが貼り付く面の広さは壁紙Cの先端部Cbを受け板12の奥へ導くときには外れないような広さとし、先端部Cbを導いた状態時には定規ステー43と受け板12に適度が間隔を設けておくと壁紙Cがより簡単に外れるようにもできる。間隔を小さくしておいたとしても、壁紙Cに糊が塗布されて折りたたまれた状態となるため、回動レバー36を戻す際には壁紙自体の重さで外れるようにできることは言うまでもない。
設定された糊付長さに到達すると糊付機本体部Dが停止する。作業者は糊付機本体部Dが停止する前後に回動レバー36を図6(e)の状態に戻し、壁紙Cの裁断ができるように定規ユニット40の位置を変更する。
次に、壁紙Cを軽く押さえて定規ユニット40の定規ステー43,44に貼り付け、定規ステー44の上面等をガイドとしてカッター等にて壁紙Cを裁断する。(図6(f)参照)壁紙Cにおいて腰が強く、定規ユニット40の旋回時に外れやすいような壁紙である場合においては、定規ステー43,44の両方に貼り付いた状態となるように定規ステー44の下側で裁断するような使用方法としてもかまわない。
裁断された壁紙Cはその先端部Cbと終端部Caを突き合わせるような状態に折りたたみ、壁紙Cの糊付面が空気に触れないようにぴったりと空間ができない状態に折りたたんで(図6(g)参照)、適度に糊が壁紙になじむまで5〜30分程度壁紙表面が汚れないような場所に置いて養生をする。後は上記の作業を繰り返し所望長さの壁紙の糊付作業を繰り返すのである。
上記の実施形態においては、回動レバー36を使用して壁紙Cの先端を受け板12の奥へ導くことを説明したが、回動レバーを使用せずにモーター等の動力源を使用して定規ユニット40を回動させる構成としてもよい。糊付機本体部Dは従来より糊付スピードがボリューム操作で変更できたり、または矢印のアップダウンキーにて複数段階に速度設定ができるようになっていた。そして、その所定速度になるまでは、起動時に停止状態から徐々に加速するという速度制御などが行われており、定規ユニット40の回動を、その速度制御に合わせるように制御することで、作業者が回動レバーを操作することなく、糊付機本体部Dの動作に同期して自動的に定規ユニット40を回動させることができる。
ボリューム式の速度設定においては、検尺ローラー部で検出する長さを単位時間あたりの長さ検出と検出方法を変更することにより実際の壁紙Cの送り速度を演算させて、その実際の送り速度に同期させて定規ユニット40を自動的に回動させるようにすることも可能である。
また、定規ユニット40を旋回させるという構成でなく、フレーム31,32に略円弧状の溝部を形成し、その溝部分にそって定規ユニットが移動して壁紙Cの先端Cbを受け板の奥部に導くという構成などとすることも可能である。
上記のように機械的に動作・復帰が可能な構成とすることで、従来のガイド糸に関するような問題の解決が可能とできるのである。また、糊付機本体部Dと脚部Eの間に枠体の部材として設置可能な構成とすることで、運搬時には脚部Eに設置した状態で移動でき、また枠体部のみで運搬することも容易である。
またさらに、上記では定規ユニットが回動する構成として説明したが、定規ユニットをなくし、糊付機本体部Dを載置する高さ調整用のガイド部材として使用してもかまわない。それというのも、受け板12を高い位置に設置することで、図7に示すように折りたたみ椅子等に座った状態で作業者が受け板12の下側に足が入れられる程度に身体を糊付機本体部Dに近づけることができるので、ほとんどかがむことなく手を少し伸ばすだけで、作業が可能ともできるのである。そのため定規ユニットが回動・移動しない構成としても、運搬する荷物は少しでも軽くしておきたい等の要望もあるため従来の問題を解決する実施形態となる。

本発明の糊付機全体の構成を説明する斜視図である。 本発明の壁紙折りたたみ装置の構造を説明する分解斜視図である。 壁紙折りたたみ装置部分を説明する側面図である。 壁紙折りたたみ装置を使用した状態の糊付機を説明する図である。 壁紙折りたたみ装置を使用した糊付作業を説明する側面図である。 壁紙折りたたみ装置を使用した糊付作業を説明する側面図である。 椅子に座った状態で作業できることを説明する側面図である。 従来の壁紙糊付機の概要を説明する側面図である。 従来の壁紙糊付機における壁紙の裁断を説明する斜視図である。 糊付した壁紙の折りたたみ状態の従来例を説明する図である。 従来の壁紙糊付機において糊付した壁紙の先端をガイドする状態を説明した図である。 糊付機本体部と脚部とを分離した従来例を説明する図である。 脚部の折りたたみ状態を説明する図である。 作業者がかがみ込んだ姿勢で作業している状態を説明した図である。 作業者が糊箱等に座った姿勢で作業している状態を説明した図である。
符号の説明
A 壁紙経路
B 壁紙経路
C 壁紙
Ca 終端部
Cb 先端部
D 糊付機本体部
E 脚部
F 壁紙折りたたみ装置
1 検尺ローラー
2 送り出しローラー
3 ハイテンションローラー
4 ドクターローラー
5 糊付ローラー
6 糊上げローラー
7 押えローラー
8 ナラシローラー
9 糊箱
10 原反ロール
11 ステーまたはローラー
12 受け板
13a 受け板ステー
13b 受け板ステー
14 ガイド板
20 ステー
21 ステー
22 スリット
23 カッターナイフ
24 パチン錠
25 フック
31 フレーム
31a 受け部材
32 フレーム
32a 受け部材
34 軸受け
35 連結ステー
36 回動レバー
36a バネ掛け
36b 握り部
36c 取付部
40 定規ユニット
41 定規フレーム
42 定規フレーム
43 定規ステー
44 定規ステー
45 回動軸

Claims (3)

  1. 糊付ローラーで壁紙の裏面に連続的に糊を塗布する壁紙糊付機において、
    糊付機本体部と脚部の間に設置する筐体であって、
    上記筐体は糊付機本体部と脚部それぞれと連結固定及び分離できる手段と、
    糊付機本体部において糊付されて排出される壁紙の受け板を設置する手段とを有し、
    糊付後の裁断のために壁紙の先端部を貼付けする定規ユニットとを有し、
    上記定規ユニットは回動軸に定規フレームが側面視で上下に設けられ、上記定規フレームのそれぞれに定規ステーが設けられて上記回動軸により旋回自在に設けられ、上記定規ステー間には側面視においてカッター等の刃物が通過する溝部が設けられた構成とされ、
    壁紙先端部が裁断位置から折りたたみ状態となる受け板等へ載置される状態の位置まで壁紙先端部を定規ユニットに貼付いた状態のまま壁紙を案内し、かつ
    糊付部本体位置を筐体によって高い位置とすることにより、作業者が立った状態または椅子に座った状態で糊付された壁紙の折りたたみ作業や壁紙の裁断作業を行えることを特徴とする壁紙糊付機。
  2. 上記定規ユニットの旋回または移動は糊付作業者が操作レバー等の手動操作手段を使用することによって行われることを特徴とする請求項1記載の壁紙糊付機。
  3. 上記定規ユニットの旋回または移動は、糊付されて排出される壁紙に同期して自動的に行われるように制御することを特徴とする請求項1記載の壁紙糊付機。
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