JP5557836B2 - プローブ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

半導体ウェハに形成された集積回路素子等の被試験電子部品(以下、代表的にICデバイスとも称する。)との電気的な接続を確立するためのプローブ、そのプローブを備えた電子部品試験装置、そのプローブに用いられる基板、及び、そのプローブの製造方法に関する。
ウェハ状態でのICデバイスのテストに用いられるプローブとして、メンブレン、第1の異方導電性ゴム、第1の配線基板、第2の異方導電性ゴム、及び第2の配線基板を積層したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−293943号公報
上記のプローブでは、メンブレン、第1の異方導電性ゴム、第1の配線基板、第2の異方導電性ゴム、及び第2の配線基板を積層する際に、高い位置決め精度が要求されるため、多くの組立工数を要するという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、組立作業性の向上を図ることが可能なプローブ、それを備えた電子部品試験装置、そのプローブに用いられる基板、及びそのプローブの製造方法を提供することである。
本発明に係るプローブの製造方法は、被試験電子部品との電気的な接続を確立するためのプローブの製造方法であって、前記プローブは、複数の磁石をそれぞれ有する複数の基板を備え、複数の前記基板は、第1の基板と、前記第1の基板に積層された第2の基板と、を含み、複数の前記磁石は、前記第1の基板に設けられた複数の第1の磁石と、前記第2の基板に設けられ、複数の前記第1の磁石にそれぞれ対向するように配置された第2の磁石と、を含んでおり、相互に対向する前記第1の磁石と前記第2の磁石は、互いに異なる磁極が向かい合うように設けられており、前記プローブの製造方法は、前記基板に形成された貫通孔に磁性体を挿入することで、前記基板に前記磁性体を取り付ける取付工程と、前記基板に取り付けられた前記磁性体を磁化させることで、前記磁石を形成する磁化工程と、前記第1の磁石と前記第2の磁石を相互に対向させることで、前記第1の基板と前記第2の基板とを互いに位置決めして、前記第1及び前記第2の基板同士を積層する積層工程と、を備えたことを特徴とする(請求項1参照)。
上記発明において、前記磁化工程において、相互に隣り合う前記磁性体を、互いに異なる磁極が同一方向を向くように磁化してもよい(請求項参照)。
上記発明において、前記取付工程において、複数の前記磁性体を前記基板に環状に並べて配置してもよい(請求項参照)。
上記発明において、前記取付工程において、複数の前記磁性体を前記基板に環状に並べて配置し、前記磁化工程において、前記基板を回転させることで、複数の前記磁性体を順次磁化してもよい(請求項参照)。
上記発明において、前記第1の基板は、接触子と前記接触子を保持する絶縁性シートとを有するメンブレン基板、又は、第1の絶縁性基材と前記第1の絶縁性基材上に形成された第1の端子とを有する第1の配線基板であり、前記第2の基板は、異方導電性弾性体と前記異方導電性弾性体を保持するフレームとを有する異方導電性基板、又は、第2の絶縁性基材と前記第2の絶縁性基材上に形成された第2の端子とを有する第2の配線基板であってもよい(請求項参照)。なお、第2の基板は、第1の基板と直接積層されていればよく、第1の基板の上に積層されていてもよいし、第1の基板の下に積層されていてもよい。
本発明では、第1の磁石と第2の磁石とをくっつけることで、第1の基板と第2の基板とが自動的に位置決めされるので、プローブの組立作業性を向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態における半導体ウェハ試験装置を示す概略側面図である。 図2は、本発明の実施形態におけるプローブの断面図である。 図3は、本発明の実施形態におけるプローブの分解図である。 図4は、本発明の実施形態のメンブレン基板における第1の磁石のレイアウトを示す平面図である。 図5は、本発明の実施形態に係るプローブの第1の異方導電性基板における第2の磁石のレイアウトを示す平面図及び底面図である。 図6は、本発明の実施形態における第1の磁石と第2の磁石の反発力の関係を示す断面図である。 図7は、本発明の実施形態に係るプローブのピッチ変換基板における第3の磁石のレイアウトを示す平面図及び底面図である。 図8は、本発明の実施形態に係るプローブの第2の異方導電性基板における第4の磁石のレイアウトを示す平面図及び底面図である。 図9は、本発明の実施形態に係るプローブのパフォーマンスボードにおける第5の磁石のレイアウトを示す底面図である。 図10は、本発明の実施形態における半導体ウェハ試験装置がICデバイスを試験している様子を示す概略側面図である。 図11は、図10のXI部の拡大断面図である。 図12は、本発明の実施形態におけるプローブの製造方法を示すフローチャートである。 図13は、本発明の実施形態において基板に埋設された磁性体を磁化する方法を示す図である。 図14は、本発明の実施形態におけるプローブの分解斜視図である。 図15は、本発明におけるプローブの変形例を示す断面図である。 図16は、本発明の実施形態における磁性体の取付方法の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態における半導体ウェハ試験装置を示す概略側面図である。
本実施形態における半導体ウェハ試験装置1(電子部品試験装置)は、半導体ウェハ100に形成されたICデバイスを試験する装置であり、図1に示すように、テストヘッド2、プローブ10(プローブカード)、ウェハトレイ3、及び減圧装置4を備えている。
この半導体ウェハ試験装置1は、ICデバイスの試験に際して、ウェハトレイ3に保持されている半導体ウェハ100をプローブ10に対向させ、この状態で減圧装置4によって密閉空間80(図10参照)内を減圧する。これにより、半導体ウェハ100がプローブ10に押し付けられると共に、プローブ10内の構成要素間の電気的な導通が確保される。そして、この状態でテスタ(不図示)がテストヘッド2を介してICデバイスに対して試験信号を入出力することで、ICデバイスのテストが実施される。なお、減圧方式以外の方式(例えば押圧方式)によって、半導体ウェハ100をプローブ10に押しつけてもよい。
図2及び図3は本実施形態におけるプローブの断面図及び分解図である。
本実施形態におけるプローブ10は、図2及び図3に示すように、半導体ウェハ100に造り込まれたICデバイスの電極110(図11参照)に電気的に接触するバンプ22を有するメンブレン基板20と、テストヘッド2に電気的に接続されるパフォーマンスボード60と、メンブレン基板20とパフォーマンスボード60との間で導通路のピッチ変換を行うピッチ変換基板40と、メンブレン基板20とピッチ変換基板40とを電気的に接続する第1の異方導電性基板30と、ピッチ変換基板40とパフォーマンスボード60とを電気的に接続する第2の異方導電性基板50と、を備えている。
これらの基板20〜60は、メンブレン基板20、第1の異方導電性基板30、ピッチ変換基板40、第2の異方導電性基板50、及びパフォーマンスボード60の順で積層されている。
なお、本実施形態におけるメンブレン基板20、第1の異方導電性基板30、ピッチ変換基板40、第2の異方導電性基板50、及びパフォーマンスボード60が、本発明における基板の一例に相当する。また、本実施形態におけるメンブレン基板20、ピッチ変換基板40、及びパフォーマンスボード60が、本発明における第1の基板の一例に相当し、本実施形態における第1の異方導電性基板30及び第2の異方導電性基板50が、本発明における第2の基板の一例に相当する。
図4は本実施形態に係るプローブのメンブレン基板における磁石のレイアウトを示す平面図であり、メンブレン基板20を上方から見た(図2の紙面上において上から下に向かって見た)図である。
メンブレン基板20は、略円形板状の基板であり、図2及び図3に示すように、可撓性及び電気絶縁性を有するシート部材21と、シート部材21の下面に設けられた多数のバンプ22と、シート部材21の上面に設けられた導電パターン23と、を備えている。シート部材21を構成する材料としては、例えば、ポリイミドやアラミド繊維等を例示することができる。
バンプ22は、例えばニッケル等の導電性材料から構成されており、シート部材21の下方に向かって突出した凸状形状を有している。このバンプ22は、半導体ウェハ100上の電極110(図11参照)に対応するように、シート部材21の下面に配置されている。このバンプ22は、例えば、レーザ加工によりシート部材21に形成された貫通孔に、ニッケルをめっき処理により成長させることで形成されている。
導電パターン23は、例えば、シート部材21の上面にメッキ処理したり、銅ペーストを印刷したり、エッチングすることで形成されている。この導電パターン23は、バンプ22に対応するように配置されており、バンプ22と導電パターン23とは電気的に接続されている。
さらに、本実施形態のメンブレン基板20は、図3及び図4に示すように、多数(本例では24個)の第1の磁石25を有している。それぞれの第1の磁石25は、例えば、直径0.2mm〜3mm程度の永久磁石である。この第1の磁石25は、図3に示すように、シート部材21に形成された貫通孔21a内に嵌め込まれて、シート部材21内に埋め込まれている。また、この第1の磁石25は、図4に示すように、シート部材21の外周部に、周方向に沿って実質的に等間隔に配置されている。なお、第1の磁石25の大きさは特に限定されない。
また、本実施形態では、同図に示すように、メンブレン基板20において、隣り合う第1の磁石25は、相互に異なる磁極が同一方向を向くように、シート部材21に設けられている。具体的には、図4に示すように、N極が上方を向いた第1の磁石25aが一つ置きに配置されており、それらの間に、S極が上方を向いた第1の磁石25bが介在している。すなわち、シート部材21の外周部において、N極が上方に向いた第1の磁石25aと、S極が上方を向いた第1の磁石25bとが、環状に交互に並んでいる。
図5は本実施形態に係るプローブの第1の異方導電性基板における磁石の配置を示す平面図及び底面図であり、図6は本実施形態における第1の磁石と第2の磁石の反発力の関係を示す断面図である。なお、図5において、左側の図が第1の異方導電性基板30を上方から見た(図2の紙面上において上から下に向かって見た)平面図であり、右側の図が第1の異方導電性基板30を下方から見た(図2の紙面上において下から上に向かって見た)底面図である。
第1の異方導電性基板30は、メンブレン基板20よりも小さな略円形板状の基板であり、図3に示すように、厚み方向にのみ導電性を有する第1の異方導電性ゴム31と、第1の異方導電性ゴム31を保持する第1のフレーム34と、から構成されている。
第1の異方導電性ゴム31は、絶縁体中に導電性粒子が局所的に分散して配置された粒子分散部32と、その粒子分散部32の周囲に位置して、絶縁体のみからなる絶縁部33と、から構成されている。
粒子分散部32は、当該部分32が厚み方向に圧縮された際に、厚み方向に隣接する導電性粒子同士が互いに接触することで、厚み方向のみに導通を図ることが可能となっている。この粒子分散部32は、メンブレン基板20の導電パターン23に対応するように配置されている。
この粒子分散部32の導電性粒子を構成する材料としては、例えば、鉄、銅、亜鉛、クロム、ニッケル、銀、アルミニウム、又は、これらの合金等を例示することができる。また、粒子分散部32の絶縁体や絶縁部33を構成する材料としては、例えば、シリコーンゴム、ウレタンゴム、天然ゴム等の弾性を有する絶縁性材料を例示することができる。こうした異方導電性ゴムとして、例えば、株式会社JSRマイクロテック社製のPCR(登録商標)等を用いることができる。
一方、第1のフレーム34を構成する材料としては、例えば、鉄、銅、ニッケル、クロム、コバルト、マグネシウム、マンガン、モリブデン、インジウム、鉛、パラジウム、チタン、タングステン、アルミニウム、金、白金、銀、又はこれらの合金等を例示することができる。
本実施形態では、図3及び図5に示すように、多数(本例では24個)の第2の磁石35を有している。この第2の磁石35は、第1の磁石25と同様の永久磁石であり、第1のフレーム34に形成された貫通孔34a内に嵌め込まれている。この第2の磁石35は、メンブレン基板20の第1の磁石25に対向するように、第1の異方導電性基板30の外周部に周方向に沿って実質的に等間隔に配置されている。本実施形態では、後述するように、第1の磁石25と第2の磁石35を利用することで、メンブレン基板20と第1の異方導電性基板30の位置決めを容易にしている。
この第1の異方導電性基板30においても、上述のメンブレン基板20と同様に、相互に異なる磁極が同一方向を向くように、隣り合う第2の磁石35が第1のフレーム34に設けられている。具体的には、図5に示すように、N極が上方を向き且つS極が下方を向いた第2の磁石35aと、S極が上方を向き且つN極が下方を向いた第2の磁石35bとが交互に配置されている。
また、本実施形態では、プローブ10の組立時に第1の磁石25と第2の磁石35とが互いに引き付け合うように、第1の異方導電性基板30において第1の磁石25aに対向する位置に第2の磁石35aが配置され、第1の異方導電性基板30において第1の磁石25bに対向する位置に第2の磁石35bが配置されている(図14参照)。
従って、本実施形態では、対向する第1の磁石25と第2の磁石35とが互いに異なる磁極で向かい合っていると共に、メンブレン基板20において隣り合う第1の磁石25を磁極が互いに反転するように配置し、且つ、第1の異方導電性基板30においても隣り合う第2の磁石35を磁極が互いに反転するように配置している。
そのため、図6に示すように、第1の磁石25a(25b)と、それに対向する第2の磁石35a(35b)に隣接する第2の磁石35b(35a)との間に生じる反発力や、第1の磁石25a(25b)に対向する第2の磁石35a(35b)と、当該第1の磁石25a(25b)に隣接する第1の磁石25b(25a)との間に生じる反発力を利用して、メンブレン基板20と第1の異方導電性基板30との位置決め精度をさらに向上させている。
図7は本実施形態に係るプローブのピッチ変換基板における第3の磁石のレイアウトを示す平面図及び底面図である。なお、同図において、左側の図がピッチ変換基板40を上方から見た(図2の紙面上において上から下に向かって見た)平面図であり、右側の図がピッチ変換基板40を下方から見た(図2の紙面上において下から上に向かって見た)底面図である。
ピッチ変換基板40は、メンブレン基板20よりも小さな略円形板状の基板であり、例えばセラミックス基板、窒化珪素基板、アラミド繊維を織り込んだ基板、アラミド繊維を樹脂に含浸させたコア材や42アロイから構成されるコア材にポリイミドを積層した基板等のリジッド基板である。
図3に示すように、このピッチ変換基板40の下面(第1の異方導電性基板30に対向する面)に、第1の異方導電性ゴム31に対応するように第1の端子41が設けられている。一方、このピッチ変換基板40の上面(第2の異方導電性基板50に対向する面)には、第2の異方導電性ゴム51(後述)に対応するように第2の端子42が設けられている。これらの端子41,42は、ピッチ変換基板40に設けられた配線43を介して電気的に接続されており、第2の端子42間のピッチは、第1の端子41間のピッチよりも大きくなっている。
本実施形態では、図3及び図7に示すように、多数(本例では24個)の第3の磁石45を有している。この第3の磁石45は、第1及び第2の磁石25,35と同様の永久磁石であり、ピッチ変換基板40に形成された貫通孔40a内に嵌め込まれている。
この第3の磁石45は、第1の異方導電性基板30の第2の磁石35と対向するように、ピッチ変換基板40の外周部に、周方向に沿って実質的に等間隔に配置されている。本実施形態では、第2の磁石35と第3の磁石45を利用することで、第1の異方導電性基板40とピッチ変換基板40の位置決めを容易にしている。
このピッチ変換基板40においても、上述のメンブレン基板20や第1の異方導電性基板30と同様に、隣り合う第3の磁石45は、相互に異なる磁極が同一方向を向くように、ピッチ変換基板40に設けられている。具体的には、図7に示すように、N極が上方を向き且つS極が下方を向いた第3の磁石45aと、S極が上方を向き且つN極が下方を向いた第3の磁石45bとが交互に配置されている。
また、本実施形態では、プローブ10の組立時に第2の磁石35と第3の磁石45とが互いに引き付け合うように、ピッチ変換基板40において第2の磁石35aに対向する位置に第3の磁石45aが配置され、ピッチ変換基板40において第2の磁石35bに対向する位置に第3の磁石45bが配置されている(図14参照)。
従って、本実施形態では、対向する第2の磁極35と第3の磁極45とが互いに異なる磁極で向かい合っていると共に、第1の異方導電性基板30において隣り合う第2の磁石35を磁極が互いに反転するように配置し、且つ、ピッチ変換基板40においても隣り合う第3の磁石45を磁極が互いに反転するように配置している。
このため、特に図示しないが、第3の磁石45a(45b)と、それに対向する第4の磁石55a(55b)に隣接する第4の磁石55b(55a)との間に生じる反発力や、第3の磁石45a(45b)に対向する第4の磁石55a(55b)と、当該第3の磁石45aに隣接する第3の磁石45b(45a)との間に生じる反発力を利用して、第1の異方導電性基板30とピッチ変換基板40の位置決め精度をさらに向上させている。
図8は本実施形態に係るプローブの第2の異方導電性基板における第4の磁石のレイアウトを示す平面図及び底面図である。なお、同図において、左側の図が第2の異方導電性基板50を上方から見た(図2の紙面上において上から下に向かって見た)平面図であり、右側の図が第2の異方導電性基板50を下方から見た(図2の紙面上において下から上に向かって見た)底面図である。
第2の異方導電性基板50は、メンブレン基板20よりも小さな略円形板状の基板であり、図3に示すように、第1の異方導電性基板30と同様に、粒子分散部52及び絶縁部53から構成される第2の異方導電性ゴム51と、第2の異方導電性ゴム51を保持する第2のフレーム54と、から構成されている。
第2の異方導電性ゴム51は、上述の第1の異方導電性ゴム31と同様の構成であり、ピッチ変換基板40の第1の端子41に対応するように配置されている。また、第2のフレーム54を構成する材料としては、第1のフレーム34に関して列挙した材料と同じものを用いることができるが、第1のフレーム34を構成する材料よりも熱膨張係数が大きいものが好ましい。
本実施形態の第2の異方導電性基板50は、図3及び図8に示すように、多数(本例では24個)の第4の磁石55を有している。この第4の磁石55は、第1〜第3の磁石25〜45と同様の永久磁石であり、第2のフレーム54に形成された貫通孔54a内に嵌め込まれている。この第4の磁石55は、ピッチ変換基板40の第3の磁石45と対向するように、第2の異方導電性基板50の外周部に、周方向に沿って実質的に等間隔に配置されている。本実施形態では、後述するように、第3の磁石45と第4の磁石55を利用することで、ピッチ変換基板40と第2の異方導電性基板50の位置決めを容易にしている。
この第2の異方導電性基板50においても、上述の基板20〜40と同様に、隣り合う第4の磁石55は、相互に異なる磁極が同一方向を向くように設けられている。具体的には、図8に示すように、N極が上方を向き且つS極が下方を向いた第4の磁石55aと、S極が上方を向き且つN極が下方を向いた第4の磁石55bとが交互に配置されている。
また、本実施形態では、プローブ10の組立時に第3の磁石45と第4の磁石55とが互いに引き付け合うように、第2の異方導電性基板50において第3の磁石45aに対向する位置に第4の磁石55aが配置され、第2の異方導電性基板50において第3の磁石45bに対向する位置に第4の磁石55bが配置されている(図14参照)。
従って、本実施形態では、対向する第3の磁石45と第4の磁石55とが互いに異なる磁極で向かい合っていると共に、ピッチ変換基板40において隣り合う第3の磁石45を磁極が互いに反転するように配置し、且つ、第2の異方導電性基板50においても隣り合う第4の磁石55を磁極が互いに反転するように配置している。
このため、特に図示しないが、第3の磁石45a(45b)と、これに対向する第4の磁石55a(55b)に隣接する第4の磁石55b(55a)との間に生じる反発力や、第3の磁石45a(45b)に対向する第4の磁石55a(55b)と、当該第3の磁石45a(45b)に隣接する第3の磁石45b(45a)との間に生じる反発力を利用して、ピッチ変換基板40と第2の異方導電性基板50との位置決め精度を向上させている。
図9は本実施形態に係るプローブのパフォーマンスボードにおける第5の磁石のレイアウトを示す底面図である、パフォーマンスボード60を下方から見た(図2の紙面上において下から上に向かって見た)図である。
パフォーマンスボード60は、全体として略矩形板状の基板であり、例えばガラスエポキシ樹脂等の合成樹脂材料から構成されるリジッド基板である。図3に示すように、パフォーマンスボード60の下面(第2の異方導電性基板50に対向する面)には、第3の端子61が第2の端子42に対応するように配置されている。この第3の端子61は、銅めっき処理したり、銅ペーストを印刷したり、銅箔をエッチングする等して形成されている。また、このパフォーマンスボード60は、特に図示しないが、コネクタやケーブルを介してテストヘッド2内に収容されたピンエレクトロニクスカードに電気的に接続されている。
本実施形態のパフォーマンスボード60は、図3及び図9に示すように、多数(本例では24個)の第5の磁石65を有している。この第5の磁石65は、第1〜第4の磁石25〜55と同様の永久磁石であり、パフォーマンスボード60に形成された挿入孔60a内に嵌め込まれている。この第5の磁石65は、第2の異方導電性基板50の第4の磁石55と対向するように、パフォーマンスボード60の外周部に周方向に沿って実質的に等間隔に配置されている。本実施形態では、後述するように、第4の磁石55と第5の磁石65を利用することで、第2の異方導電性基板50とパフォーマンスボード60の位置決めを容易にしている。
このパフォーマンスボード60においても、上述の基板20〜50と同様に、隣り合う第5の磁石65は、相互に異なる磁極が同一方向を向くように設けられている。具体的には、図9に示すように、S極が下方を向いた第5の磁石65aと、N極が下方を向いた第5の磁石65bとが交互に配置されている。
また、本実施形態では、プローブ10の組立時に第4の磁石55と第5の磁石65とが互いに引き付け合うように、パフォーマンスボード60において第4の磁石55aに対向する位置に第5の磁石65aが配置され、パフォーマンスボード60において第4の磁石55bに対向する位置に第5の磁石65bが配置されている(図14参照)。
従って、本実施形態では、対向する第4の磁石55と第5の磁石65とが互いに異なる磁極で向かい合っていると共に、第2の異方導電性基板50において隣り合う第4の磁石55を磁極が互いに反転するように配置し、且つ、パフォーマンスボード60においても隣り合う第5の磁石65を磁極が互いに反転するように配置している。
そのため、特に図示しないが、第4の磁石55a(55b)と、それに対向する第5の磁石65a(65b)に隣接する第5の磁石65b(65a)との間に生じる反発力や、第4の磁石55a(55b)に対向する第5の磁石65a(65b)と、当該第4の磁石55a(55b)に隣接する第4の磁石55b(55a)との間に生じる反発力を利用して、第2の異方導電性基板50とパフォーマンスボード60との位置決め精度を向上させている。
図2に示すように、メンブレン基板20の上面周縁部と、パフォーマンスボード60の下面との間を覆うように、環状の第1のシーリング部材70が設けられている。この第1のシーリング部材70は、例えばシリコーンゴム等の弾性変形可能であり且つ密閉性に優れた材料から構成されており、第1の異方導電性基板30、ピッチ変換基板40、及び第2の異方導電性基板50を包み込んでいる。
以上のような構成のプローブ10は、図1に示すように、コネクタやケーブル(何れも不図示)を介してテストヘッド2に電気的に接続されている。
一方、プローブ10の下方には、被試験ウェハ100を吸着保持しているウェハトレイ3が位置している。このウェハトレイ3は、特に図示しない移動装置によってXYZ方向に移動可能であると共にZ軸を中心として回転可能になっており、保持している半導体ウェハ100をプローブ10に対向する位置に移動させることが可能となっている。
また、ウェハトレイ3の周縁部には第2のシーリング部材3aが全周に亘って設けられている。この第2のシーリング部材3aは、例えばシリコーンゴム等の弾性変形可能であり且つ密閉性に優れた材料から構成されており、ウェハトレイ3がプローブ10に接近して第2のシーリング部材3aがメンブレン基板20に密着すると、ウェハトレイ4、シーリング部材70,3a、メンブレン基板20、パフォーマンスボード60によって、第1及び第2の異方導電性基板30,50及びピッチ変換基板40を含んだ密閉空間80(図10参照)が形成されるようになっている。なお、第1のシーリング部材70によって区画される空間と、第2のシーリング部材3aによって区画される空間とは、プローブ10に形成された貫通孔21b,34b,40b,54b(図3参照)を介して連通している。
図1に示すように、ウェハトレイ3の内部には、一端が密閉空間80で開口すると共に、他端がウェハトレイ3の側面で開口する連通路3bが形成されており、当該連通路3bの他端には、配管3cを介して減圧装置4が接続されている。
図10は本実施形態における半導体ウェハ試験装置がICデバイスをテストしている様子を示す概略側面図であり、図11は図10のXI部の拡大断面図である。
図10に示すように、ウェハトレイ3をプローブ10に対向させ、第2のシーリング部材3aをメンブレン基板20の下面に密着させた状態で、減圧装置4が密閉空間80内を減圧すると、第1のシーリング部材70が変形して第1及び第2の異方導電性基板30,50の異方導電性ゴム31,51がそれぞれ圧縮され、メンブレン基板20のバンプ22が、第1の異方導電性基板30、ピッチ変換基板40、及び第2の異方導電性基板50を介して、パフォーマンスボード60の第3の端子61に導通する。
これと同時に、減圧装置4による密閉空間80内の減圧により、第2のシーリング部材3aが変形して、ウェハトレイ3とプローブ10とがさらに接近し、図11に示すように、メンブレン基板20のバンプ22が被試験ウェハ100上の電極110に接触する。
この状態で、テスタがテストヘッド2を介してICデバイスに試験信号を入出力することでICデバイスのテストが実行される。なお、本実施形態では、例えば、密閉空間80内の圧力が、大気圧と比較して−10[kPa]〜−100[kPa]程度の圧力となるように、減圧装置4によって密閉空間80内を減圧する。
次に、以上に説明したプローブ10の製造方法を、図12を参照しながら説明する。図12は本実施形態におけるプローブの製造方法を示すフローチャート、図13は本実施形態において基板に埋設された磁性体を磁化する方法を示す図、図14は本実施形態におけるプローブの分解斜視図である。
先ず、図12のステップS10において、磁化していない磁性体12を、基板11に形成された複数の挿入孔11aにそれぞれ挿入する(図13参照)。磁性体12を構成する材料としては、例えば、鉄、ニッケル、コバルト等の強磁性材料、強磁性材料を含む合金、フェライト等の酸化物を含む材料、或いはネオジム等の希土類を含む材料等を例示することができる。
なお、基板11とは、プローブ10を構成し得る板状、シート状、或いはフィルム状の全ての基板を含む概念であり、具体的には、上述のメンブレン基板20、第1の異方導電性基板30、ピッチ変換基板40、第2の異方導電性基板50、及びパフォーマンスボード60を包含する。本実施形態における基板11は、本発明における基板の一例に相当する。
また、挿入孔11aとは、基板10〜60にそれぞれ形成された挿入孔21a,34a,40a,54a,60aを包含する概念である。なお、上述のように、基板20〜60の挿入孔21a,34a,40a,54a,60aは、基板20〜60の外周部に周方向に沿って実質的に等間隔に形成されている。
次いで、図12のステップS20において、それぞれの基板10〜60に埋設された全ての磁性体12を、図13に示す磁化回路90を用いて磁化する。この磁化回路90は、同図に示すように、一対の電磁石91,92と、これら電磁石91,92に電力を供給する電源93と、電源93から電磁石91,92への電力供給をオン/オフすると共に、電磁石91,92の磁極を逆転させるための4つのスイッチ94〜97と、を備えている。
本実施形態では、この磁化装置90を用いて、基板11に埋設された磁性体12を次のように磁化する。
すなわち、先ず、一対の電磁石91,92の間に基板11を介在させて、磁性体12を電磁石91,92の間に位置させる。次いで、第1及び第2のスイッチ94,95をオンする。これにより、電磁石91,92間に磁界が発生し、当該磁性体12が磁化する。
次いで、第1及び第2のスイッチ94,95をオフにした後に基板11を所定量回転させて、となりの磁性体12を電磁石91,92間に位置させる。次いで、第3及び第4のスイッチ96,97をオンする。これにより、先程とは逆向きの磁界が電磁石91,92間に発生し、磁性体12が磁化する。
次いで、第1及び第2のスイッチ96,97をオフした後に基板11を所定量回転させて、さらに隣の磁性体12を電磁石91,92間に位置させる。次いで、第1及び第2のスイッチ94,95をオンする。これにより、先程とはさらに逆向きの磁界が電磁石91,92間に発生し、磁性体12が磁化する。
以上の要領で、磁性体12の磁化と基板11の回転とを繰り返すことで、基板11に埋設された全ての磁性体12を磁化させる。この際、第1及び第2のスイッチ94,95と、第3及び第4のスイッチ96,97とを交互にオン/オフすることで、隣り合う磁性体12を、互いに異なる磁極が同一方向に向くように磁化することができる。
全ての基板20〜60について磁性体12の磁化が完了したら、図12のステップS30に示すように、基板20〜60を積層する。この際、図14に示すように、第1及び第2の磁石25,35が互いに引き付け合うので、メンブレン基板20と第1の異方導電性基板30とがほぼ自動的に高精度に位置決めされる。
同様に、第2及び第3の磁石35,45によって、第1の異方導電性基板30とピッチ変換基板40とが位置決めされ、第3及び第4の磁石45,55によって、ピッチ変換基板40と第2の異方導電性基板50とが位置決めされ、第4及び第5の磁石55,65によって、第2の異方導電性基板50とパフォーマンスボード60が位置決めされる。
以上のように、本実施形態では、基板20〜60を積層する際に、磁石25〜65によって基板20〜60を自動的に位置決めすることができるので、プローブ10の組立作業性の向上を図ることができる。
因みに、基板20〜60に設ける磁石25〜65の数は限定されないが、当該磁石25〜65の数が多いほど、磁石25〜65の配置精度が基板20〜60の位置決め精度に与える影響を小さくすることができる。
また、本実施形態では、磁性体12を基板11に取り付けた後に、当該磁性体12を磁化させるので、磁石の磁極に気にせずに磁性体12を基板11に取り付けることができ、プローブ10の生産性が更に向上する。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、上述の実施形態において、全ての基板20〜60に磁石25〜65を設けるように説明したが、特にこれに限定されず、一部の基板のみに磁石を設けて、その他の基板については従来と同様の手法で位置決めを行ってもよい。
また、上述の実施形態では、第1〜第5の磁石25〜65をすべて永久磁石で構成するように説明したが、特に限定されない。例えば、第1〜第5の磁石25〜65を電磁石で構成してもよい。
或いは、一部の基板(例えば、比較的スペースのあるパフォーマンスボード60)の磁石のみを電磁石で構成し、その他の基板の磁石を永久磁石としてもよい。
或いは、同一の基板において一部の磁石を永久磁石で構成し、他の磁石を電磁石で構成してもよい(つまり、一枚の基板において永久磁石と電磁石を混在させてもよい)。
また、互いに異なる磁極が同一方向を向くように隣り合う基板20〜60に配置されていれば、基板20〜60における磁石25〜65の配列は特に円形環状配置に限定されない。例えば、磁石を多角形の環状に配列してもよいし、磁石を多重環状に配列してもよいし、或いは、磁石を格子状に配列してもよい。
また、上述の実施形態では、メンブレン基板20、第1の異方導電性基板30、ピッチ変換基板40、第2の異方導電性基板50、及びパフォーマンスボード60から構成される5層構造用のプローブ10を例にとって説明したが、プローブ10の層構造は特にこれに限定されない。
例えば、図15に示すプローブ10Bのように、メンブレン基板20、第1の異方導電性基板30、ピッチ変換基板40、及びパフォーマンスボード60Bから構成される4層構造としてもよい。なお、この場合には、第2の異方導電性基板50の第2の異方導電性ゴム51に代えて、パフォーマンスボード60Bの第3の端子61に円錐状のスプリングコイル66(スパイラルコンタクト)が固定される。
なお、この場合には、メンブレン基板20、第1の異方導電性基板30、ピッチ変換基板40、及びパフォーマンスボード60Bが、本発明における基板の一例に相当する。また、本実施形態におけるメンブレン基板20及びピッチ変換基板40が、本発明における第1の基板の一例に相当し、本実施形態における第1の異方導電性基板30及びパフォーマンスボード60が、本発明における第2の基板の一例に相当する。
また、上述の実施形態では、半導体ウェハ100の電極110に接触する接触子(コンタクタ)として、バンプ22を例示したが、特にこれに限定されない。例えば、カンチレバータイプのプローブ針やポゴピンを接触子として用いてもよい。
また、上述の実施形態では、基板11に挿入孔を形成し、その挿入孔に磁性体12を埋設するように説明したが、特にこれに限定されない。例えば、図16に示すように、基板11の上面11aに磁性体12を設けると共に、基板11の下面11bに他の磁性体12を設けてもよい。
また、上述の実施形態では、電磁石91,92を用いて磁性体12を磁化させたが、特にこれに限定されず、永久磁石を用いて磁性体12を磁化させてもよい。
また、上述の実施形態では、基板11を回転させることで、一対の電磁石91,92で複数の磁性体12を順次磁化させたが、特にこれに限定されず、複数対の電磁石を用いて複数の磁性体12を同時に磁化してもよい。
また、上述の実施形態では、4つのスイッチ95〜97を切り替えることで、電磁石91,92の間に発生する磁力線の向きを切り替えたが、特にこれに限定されない。例えば、電源93自体の極性を変えてもよい。
1…半導体ウェハ試験装置
2…テストヘッド
3…ウェハトレイ
4…減圧装置
10…プローブ
11…基板
12…磁性体
20…メンブレン基板
25,25a,25b…第1の磁石
30…第1の異方導電性基板
35,35a,35b…第2の磁石
40…ピッチ変換基板
45,45a,45b…第3の磁石
50…第2の異方導電性基板
55,55a,55b…第4の磁石
60…パフォーマンスボード
65,65a,65b…第5の磁石
90…磁化回路
100…半導体ウェハ

Claims (5)

  1. 被試験電子部品との電気的な接続を確立するためのプローブの製造方法であって、
    前記プローブは、複数の磁石をそれぞれ有する複数の基板を備え、
    複数の前記基板は、
    第1の基板と、
    前記第1の基板に積層された第2の基板と、を含み、
    複数の前記磁石は、
    前記第1の基板に設けられた複数の第1の磁石と、
    前記第2の基板に設けられ、複数の前記第1の磁石にそれぞれ対向するように配置された第2の磁石と、を含んでおり、
    相互に対向する前記第1の磁石と前記第2の磁石は、互いに異なる磁極が向かい合うように設けられており、
    前記プローブの製造方法は、
    前記基板に形成された貫通孔に磁性体を挿入することで、前記基板に前記磁性体を取り付ける取付工程と、
    前記基板に取り付けられた前記磁性体を磁化させることで、前記磁石を形成する磁化工程と、
    前記第1の磁石と前記第2の磁石を相互に対向させることで、前記第1の基板と前記第2の基板とを互いに位置決めして、前記第1及び前記第2の基板同士を積層する積層工程と、を備えたことを特徴とするプローブの製造方法。
  2. 請求項1に記載のプローブの製造方法であって、
    前記磁化工程において、相互に隣り合う前記磁性体を、互いに異なる磁極が同一方向を向くように磁化することを特徴とするプローブの製造方法。
  3. 請求項に記載のプローブの製造方法であって、
    前記取付工程において、複数の前記磁性体を前記基板に環状に並べて配置することを特徴とするプローブの製造方法。
  4. 請求項1に記載のプローブの製造方法であって、
    前記取付工程において、複数の前記磁性体を前記基板に環状に並べて配置し、
    前記磁化工程において、前記基板を回転させることで、複数の前記磁性体を順次磁化することを特徴とするプローブの製造方法。
  5. 請求項1〜の何れかに記載のプローブの製造方法であって、
    前記第1の基板は、
    接触子と前記接触子を保持する絶縁性シートとを有するメンブレン基板、又は、
    第1の絶縁性基材と前記第1の絶縁性基材上に形成された第1の端子とを有する第1の配線基板であり、
    前記第2の基板は、
    異方導電性弾性体と前記異方導電性弾性体を保持するフレームとを有する異方導電性基板、又は、
    第2の絶縁性基材と前記第2の絶縁性基材上に形成された第2の端子とを有する第2の配線基板であることを特徴とするプローブの製造方法。
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