JP5557538B2 - キッチンキャビネットの底板固定構造 - Google Patents
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Description
本発明は、一対の縦フレーム間に奥行き方向に奥行きフレームが連結されて額縁状に形成された複数の枠フレームを横フレームで連結してなるフレーム体の骨組みを有するキッチンキャビネットにおいて、
前記枠フレームを構成する底側の前記奥行きフレームの下に、下面にけこみ板を一体に垂設してなる底板を固定したことを要旨とする。
前記奥行きフレームには、該奥行きフレームの横幅寸法内に前記底板固定用のビスを打つことのできる側面鍔片が一体形成されているとともに、該側面鍔片を覆蓋するカバーを着脱できる落とし込み溝が形成されてなる構造とすることもできる。
こうすれば、落とし込み溝にカバーを着脱でき、カバーによりビスや側面鍔片が隠され、見栄えが良好なものとなり、また、カバーを外してビスを緩め、容易にけこみ板と底板を取り外して交換できるものとなる。
図1は、キッチンキャビネットの斜視構成図であり、キッチンキャビネット1は、キャビネット本体2の上面にカウンター3が設けられ、カウンター3にはシンク4とコンロ5が配置されており、シンク4には水栓6が立設されている。
また、キャビネット本体2の側面には側板2aが設けられ、キャビネット本体2の底側にはけこみ板9が設けられており、キャビネット本体2の前面には、左右側に扉7,7と、中央部に引出し8が設けられている。
フレーム体11は、額縁状に枠組みされた4つの枠フレーム11A,11B,11C,11Dが間隔をおいて横フレーム12,12,12で連結されて構成されており、各枠フレーム11A,11B,11C,11Dは、それぞれ一対の縦フレーム13,13間に奥行き方向に奥行きフレーム14,14が連結されて、額縁状に形成されたものである。
底板10の前端縁より奥まった位置にけこみ板9が垂設されており、このけこみ板9から奥行き方向に延びる補強板15,15,15,15が間隔をおいて4枚(底板10の左右両端側と中央部に2枚の合計4枚)配置されており、この4枚の補強板15とけこみ板9上に底板10が載せられる。
底板10とけこみ板9は、例えば断面L字状のL金具で前側から連結することができるものである。また、けこみ板9と各補強板15,15,15,15はダボ9a,9a,9aを介して連結することができるものである。
奥行きフレーム14は、水平な底片14aから左右側の側片14b,14bが一体状に立ち上がり、左右側の側片14b,14bの上端に水平な上片14cが一体化されており、この上片14cの下面にビスホール14e,14fが一体形成されたものとなっており、さらに底片14aから連続して左右側へ突出した鍔片14d,14dが一体形成されたものとなっている。
リフォーム時等には、このビス16を緩めることにより、底板10を奥行きフレーム14から容易に取り外すことができ、底板10を取り外した状態で前方側へ引き抜き、新たな底板10と交換することができ、リフォーム時にはフレーム体11はそのまま残して、底板10を容易に交換することができるものとなる。
なお、奥行きフレーム14の左右方向の横幅寸法aは、図6に示すように、例えば30mmに設定されており、この30mmの寸法は、縦フレーム13の横幅寸法と同一である。
図8および図9に示す奥行きフレーム14では、底片14aの左右側に一体で立ち上がる側片14b,14bが形成され、側片14b,14bの上端側が水平な上片14cで連結されているが、側片14b,14b間の横幅寸法は狭いものとなっており、右側の側片14bから下傾状に側面鍔片14dが一体形成されたものとなっている。この側面鍔片14dの右端から左側の側片14bまでの横幅寸法が、図6に示す横幅寸法aとほぼ同一の寸法となるように設定されている。
なお、図9に示す奥行きフレーム14のビスホール14eとビスホール14f間の横幅寸法は、図6に示すビスホール14eとビスホール14f間の横幅寸法と同一に設定されている。
側面鍔片14dのビス孔14h,14h内に、それぞれ図9のようにビス16を通し、ビス16のドライバー溝16bに電動ドライバーを差し込んで、ビス16を底板10にねじ込んでゆき、奥行きフレーム14の下側にビス16,16を介して底板10を取り付け固定することができるものである。この場合、側面鍔片14dは傾斜状であるため、奥行きフレーム14の外側から斜め方向にして電動ドライバーをドライバー溝16bに上方から差し込むことができ、電動ドライバーがビスホール14fに当たることはなく、良好に電動ドライバーが使用できるように構成されている。
このカバー17は、係止片17cを奥行きフレーム14の落とし込み溝14g内に落とし込んで容易に着脱できるように構成されており、ピン孔17d,17d内にステンレスのリベット或いはピンを落とし込み、ピンを奥行きフレーム14のピン孔14j,14jに通すことで、カバー17を良好に奥行きフレーム14に取り付けておくことができるものであり、リベット或いはピンをピン孔14jおよび17dから抜き取れば、容易にカバー17を上方へ持ち上げて、奥行きフレーム14から取り外すことができるものであり、リフォーム時等には、このカバー17を取り外すとビス16の頭部16aが露出するため、このビス16を緩めて容易に底板10を奥行きフレーム14から外し、底板10を前方側へ引き抜いて新たな底板10と交換することができるものとなり、リフォーム時における底板10の交換が容易なものとなる。
図10において、カバー17を奥行きフレーム14に取り付けた状態の横幅寸法aは、図6の横幅寸法aと同一となるように設定されている。
2 キャビネット本体
9 けこみ板
10 底板
11 フレーム体
11A,11B,11C,11D 枠フレーム
12 横フレーム
13 縦フレーム
14 奥行きフレーム
14d 鍔片(側面鍔片)
14e,14f ビスホール
14g 落とし込み溝
14h ビス孔
14j ピン孔
15 補強板
16 ビス
16b ドライバー溝
17 カバー
17d ピン孔
Claims (2)
- 一対の縦フレーム間に奥行き方向に奥行きフレームが連結されて額縁状に形成された複数の枠フレームを横フレームで連結してなるフレーム体の骨組みを有するキッチンキャビネットにおいて、
前記枠フレームを構成する底側の前記奥行きフレームの下に、下面にけこみ板を一体に垂設してなる底板を固定したことを特徴とするキッチンキャビネットの底板固定構造。 - 前記キッチンキャビネットは、前記フレーム体の骨組みを有するキャビネット本体の上面にカウンターが設けられ、該カウンターにはシンクとコンロが配置され、キャビネット本体の側面には側板が設けられ、キャビネット本体の底側には前記けこみ板が設けられて構成されてなり、
前記奥行きフレームには、該奥行きフレームの横幅寸法内に前記底板固定用のビスを打つことのできる側面鍔片が一体形成されているとともに、該側面鍔片を覆蓋するカバーを着脱できる落とし込み溝が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載のキッチンキャビネットの底板固定構造。
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JP2010015940A JP5557538B2 (ja) | 2010-01-27 | 2010-01-27 | キッチンキャビネットの底板固定構造 |
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JP2010015940A JP5557538B2 (ja) | 2010-01-27 | 2010-01-27 | キッチンキャビネットの底板固定構造 |
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