JP6770819B2 - キャビネット - Google Patents

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本発明は、蹴込が設けられているキャビネットに関する。
特許文献1に記載のキッチンキャビネットは、床より高い位置に配される底板と、底板の前端縁よりも奥まった位置に垂設された蹴込板とを備える。
蹴込板は、断面L字状の金具で、底板の下面に連結されている。金具は、底板に下側から取り付けられ、蹴込板に前側から取り付けられる。この場合、金具は底板及び蹴込板に例えばネジ留めされる。
特開2011−152292号公報
しかしながら、特許文献1に記載のキッチンキャビネットの場合、金具は蹴込板の前側に配される。故に、蹴込を覗き込むと金具を視認することができるので、美観を損なう虞がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、美観を向上させることができるキャビネットを提供することにある。
本実施の形態に係るキャビネットは、蹴込が設けられているキャビネットであって、底板と、前記底板の前側に立設される蹴込板と、該蹴込板を前記底板に固定する固定具とを備え、前記蹴込板は、一面を前記底板に向けて前記底板の前側に配される蹴込板本体と、前記底板の上面よりも上側に配され、前記蹴込板本体の上端部から後向きに突出する上側突出部と、前記上面よりも下側に配され、前記蹴込板本体の下端部から後向きに突出する下側突出部とを有し、前記固定具は前記蹴込板本体よりも後側に配され、前記底板に上側から固定される底側取り付け部と、前記上側突出部に取り付けられる上側取り付け部と、前記下側突出部に取り付けられる下側取り付け部とを有し、前記上側取り付け部及び前記下側取り付け部の前記上側突出部及び前記下側突出部への取り付け手段は、前記底側取り付け部の前記底板への固定手段とは異なることを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、蹴込が設けられているキャビネットであって、底板と、前記底板の前側に立設される蹴込板と、該蹴込板を前記底板に固定する固定具とを備え、前記蹴込板は、一面を前記底板に向けて前記底板の前側に配される蹴込板本体と、前記底板の上面よりも上側に配され、前記蹴込板本体の上端部から後向きに突出する上側突出部と、前記上面よりも下側に配され、前記蹴込板本体の下端部から後向きに突出する下側突出部とを有し、前記固定具は前記蹴込板本体よりも後側に配され、前記底板に上側から取り付けられる底側取り付け部と、前記上側突出部に取り付けられる上側取り付け部と、前記下側突出部に取り付けられる下側取り付け部とを有し、前記上側突出部及び下側突出部は夫々断面L字状をなし、前記底側取り付け部は、前記底板に上側からネジ留めされる板状をなし、前記上側取り付け部は、前記底側取り付け部の周縁部から上向きに立ち上がり、上端部が前記蹴込板本体と前記上側突出部とに囲繞された空間に挿入されて前記上側突出部の前側から前記上側突出部に係合する板状をなし、前記下側取り付け部は、前記底側取り付け部の周縁部から下向きに垂れ下がり、下端部が前記蹴込板本体と前記下側突出部とに囲繞された空間に挿入されて前記下側突出部の前側から前記下側突出部に係合する板状をなすことを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、前記固定具は、金属製のコ字状平板を折り曲げることによって形成されていることを特徴とする。
本実施の形態にあっては、固定具が、蹴込板本体の後側にて蹴込板を底板に固定する。即ち、固定具が蹴込板本体によって目隠しされるので、固定具が目立つことが抑制される。
固定具の底側取り付け部は底板に上側から取り付けられる。底板の上側には、通常、空間的な余裕があるので、固定具の底板に対する取り付け作業は容易である。
固定具の上側取り付け部及び下側取り付け部が、蹴込板の上側突出部及び下側突出部に取り付けられるので、蹴込板本体は前傾又は後傾し難い。
本実施の形態にあっては、固定具の上側取り付け部及び下側取り付け部が、蹴込板に囲繞された空間に挿入されて、蹴込板の上側突出部及び下側突出部に上側突出部及び下側突出部の前側から係合する。上側取り付け部及び下側取り付け部をネジ留めする必要がないので、上側取り付け部及び下側取り付け部を簡易に上側突出部及び下側突出部に取り付けることができる。
固定具の底側取り付け部を底板に上側からネジ留めする作業は、上側取り付け部及び下側取り付け部を上側突出部及び下側突出部に取り付けた後で行なえばよい。
本実施の形態にあっては、金属製のコ字状平板を折り曲げることによって、固定具を容易に得ることができる。
本実施の形態のキャビネットによる場合、固定具が目立ち難いので、キャビネットの美観を向上させることができる。
実施の形態に係るキャビネットの構成を略示する断面図である。 キャビネットの要部を略示する拡大断面図である。 キャビネットが備える蹴込板を略示する斜視図である。 キャビネットが備える固定具を略示する斜視図である。 キャビネットが備える底板への蹴込板の固定を示す模式的な断面図である。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、実施の形態に係るキャビネットの構成を略示する断面図である。
図2は、キャビネットの要部を略示する拡大断面図である。
図中1はキャビネットであり、キャビネット1は、例えばキッチンキャビネットである。
キャビネット1は、キャビネット本体2、2個の抽斗3,3、蹴込板4、及び複数個の固定具5,5,…(図中1個だけ図示)を備えている。
キャビネット本体2は、第1側板21、第2側板22、背板23、第1底板24(底板)、第2底板25、第1戸当たり桟26、第2戸当たり桟27、及び天板28を備えている。
第1側板21は箱状をなす。第1側板21の底壁211は矩形状をなす。底壁211の4辺部からは、夫々L字状の断面を有する4つの側壁が立ち上がる。
第1側板21は、底壁211が床に垂直になるよう配される。第1側板21の下側壁は、床に接する。
キャビネット1は2枚の第1側板21,21を備える。第1側板21,21の底壁211,211は互いに平行に対面配置される。
以下では、第1側板21,21の対面方向を左右方向という。
第2側板22は箱状をなす。第2側板22の底壁221は帯板状をなす。底壁221の4辺部からは、夫々L字状の断面を有する4つの側壁が立ち上がる。
第2側板22は、底壁221が第1側板21の底壁211に面一になり、第2側板22の上側壁が第1側板21の上側壁に面一になるよう、第1側板22に隣接配置される。第2側板22の下側壁は、床から適長離隔する。
キャビネット1は2枚の第2側板22,22を備える。第2側板22,22の底板221,221は互いに平行に対面配置される。
以下では、第1側板21から見て第2側板22が隣接する側を前側という。
背板23は箱状をなす。背板23の底壁は矩形状をなし、床に垂直に配される。背板23の底壁の4辺部からは、夫々L字状の断面を有する4つの側壁が立ち上がる。背板23の下側壁は床に接する。背板23の上側壁は第1側板21,21夫々の上側壁と面一である。
背板23は、第1側板21,21夫々の後端部に亘って、第1側板21,21に取り付けられる。
第1底板24は箱状をなす。第1底板24の底壁241は矩形状をなし、底壁241の外面を上側に向けて、床に平行に配される。底壁241の4辺部からは、夫々L字状の断面を有する4つの側壁が垂下する。
第1底板24は、第1底板24の前側壁が第1側板21,21夫々の前側壁に面一になるよう、第1側板21,21に亘って、第1側板21,21に取り付けられる。
第2底板25は箱状をなす。第2底板25の底壁251は矩形状をなし、底壁251の外面を下側に向けて、床に平行に配される。底壁251の4辺部からは、夫々L字状の断面を有する4つの側壁が立ち上がる。底壁251の下面は、床から適長離隔する。底壁251の床からの高さは、第1底板24の底壁241の床からの高さよりも高い。
第1底板24は、第1底板24の前側壁が第2側板22,22夫々の前側壁に面一になり、第1底板24の後側壁が第1側板21,21夫々の前側壁に接するよう、第2側板22,22夫々の下壁部に亘って、第2側板22,22に取り付けられる。
上側戸当たり桟26は箱状をなす。上側戸当たり桟26の底壁は帯状をなし、背板23の底壁に平行に配される。上側戸当たり桟26の底壁は、第2側板22,22夫々の前側壁と面一であり、上側戸当たり桟26の上側壁は第2側板22,22夫々の上側壁と面一である。
上側戸当たり桟26は第2側板22,22夫々の前端部に亘る。上側戸当たり桟26の長さ方向の両端部は、第2側板22,22に取り付けられている。
下側戸当たり桟27は箱状をなす。下側戸当たり桟27の底壁は帯状をなし、背板23の底壁に平行に配される。下側戸当たり桟27の底壁は第2側板22,22夫々の前側壁と面一である。
下側戸当たり桟27は、上側戸当たり桟26真下にて、第2側板22,22夫々の前端部に亘る。下側戸当たり桟27の長さ方向の両端部は、第2側板22,22に取り付けられている。
第1側板21、第2側板22、背板23、第1底板24、第2底板25、第1戸当たり桟26、及び第2戸当たり桟27夫々は、例えば金属製の平板を折り曲げることによって得られる。
キャビネット1の前部には、第2側板22,22、上側戸当たり桟26、及び下側戸当たり桟27に囲繞された第1の開放部と、第2側板22,22、第2底板25、及び下側戸当たり桟27に囲繞された第2の開放部が設けられている。
天板28は板状をなし、第1側板21,21、第2側板22,22、背板23、及び上側戸当たり桟26に囲繞されている空間を上側から閉塞する。第1側板21,21、第2側板22,22、背板23、及び上側戸当たり桟26は、天板28を下側から支持する。天板28は、例えばステンレス製のワークトップである。
キャビネット1は、上下2段の抽斗3,3を夫々出没可能に収容する。抽斗3の前板31は矩形平板状をなす。上段の抽斗3がキャビネット1に完全に没入している場合、前板31は、第2側板22,22、上側戸当たり桟26、及び下側戸当たり桟27に囲繞された第1の開放部を閉塞する。下段の抽斗3がキャビネット1に完全に没入している場合、前板31は、第2側板22,22、第2底板25、及び下側戸当たり桟27に囲繞された第2の開放部を閉塞する。
キャビネット1の使用者は、前板31に設けられている図示しない凸状又は凹条の取っ手に手を掛けて、抽斗3をキャビネット1から引き出す。
蹴込板4は第1底板24の前側に立設される。
図3は、蹴込板4を略示する斜視図である。
図2及び図3に示すように、蹴込板4は、蹴込板本体41、上側突出部42、及び下側突出部43を有する。
蹴込板本体41は帯板状をなす。蹴込板本体41は、長手方向を左右方向に向け、蹴込板本体41の一面を第1底板24の前側壁に向けて、第1底板24の前側に配される。
上側突出部42は、蹴込板本体41の上辺部から後向きに突出する。上側突出部42は、蹴込板本体41の全長に亘る断面L字状をなす。
上側突出部42は、上側係合板421と、上側係合板421を支持する上側支持板422とを有する。
上側支持板422は帯板状をなす。上側支持板422は、一面を上向きにして、蹴込板本体41の上辺部から後向きに突出する。上側支持板422の長さ方向は左右方向である。上側支持板422は、第2底板25の底壁251の後辺部の下側に配される。上側支持板422の床からの高さは、第1底板24の底壁241の上面の床からの高さよりも高い。
上側係合板421は帯板状をなす。上側係合板421は、一面を後向きにして、上側支持板422の後辺部から下向きに突出する。上側係合板421の長さ方向は左右方向である。上側係合板421の後面は第1側板21,21夫々の前側壁に接する。
下側突出部43は、蹴込板本体41の下辺部から後向きに突出する。下側突出部43は、蹴込板本体43の全長に亘る断面L字状をなす。
下側突出部43は、下側係合板431と、下側係合板431を支持する下側支持板432とを有する。
下側支持板432は帯板状をなす。下側支持板432は、一面を下向きにして、蹴込板本体41の下辺部から後向きに突出する。下側支持板432の長さ方向は左右方向である。下側支持板432は、上側係合板421の下側にて床に接触する。下側支持板432の床からの高さは、第1底板24の底壁241の上面の床からの高さよりも低い。
下側係合板431は帯板状をなす。下側係合板431は、一面を後向きにして、下側支持板432の後辺部から上向きに突出する。下側係合板431の長さ方向は左右方向である。下側係合板431の後面は第1側板21,21夫々の前側壁に接する。
固定具5,5,…は、蹴込板4を第1底板24に固定する。
図4は、固定具5を略示する斜視図である。
図2及び図4に示すように、固定具5は、底側取り付け部51、上側取り付け部52、及び下側取り付け部53を有する。
底側取り付け部51は矩形板状をなす。
底側取り付け部51には、複数個のネジ挿通孔511,511,…が設けられている。図4に示す固定具5の場合、2個のネジ挿通孔511,511が、底側取り付け部51の長手方向に並設されている。
また、底側取り付け部51には、底側取り付け部51に面一の腕部512,512が、底側取り付け部51の長手方向に並設されている。腕部512,512は、底側取り付け部51の長手方向両端部から同じ向きに突出している。
上側取り付け部52は帯板状をなす。上側取り付け部52は、一方の腕部512の先端部から立ち上がる。上側取り付け部52は腕部512の一面に対して垂直であり、上側取り付け部52の幅方向は底側取り付け部51の長手方向と同じ向きである。
下側取り付け部53は帯板状をなす。下側取り付け部53は、他方の腕部512の先端部から垂れ下がる。下側取り付け部53は腕部512の一面に対して垂直であり、下側取り付け部53の幅方向は底側取り付け部51の長手方向と同じ向きである。
下側取り付け部53の長手方向の長さは、上側取り付け部52の長手方向の長さよりも短い。
本実施の形態の固定具5は、例えば工場において、図4に想像線で示すコ字状平板50を折り曲げることによって、容易に形成される。
コ字状平板50は金属製である。コ字状平板50は、2個の帯板状部分501,502を有する。帯板状部分501,502夫々の長手方向一端部は、帯板状部分501,502夫々に垂直な帯板状部分503によって面一に連結されている。帯板状部分501の長さは帯板状部分502の長さよりも長い。
固定具5の製造者は、帯板状部分501の長さ方向の中途を直角に折り曲げて上側取り付け部52となし、帯板状部分502の長さ方向の中途を直角に折り曲げて下側取り付け部53となす。帯板状部分501,502夫々の折り曲げ方向は互いに逆方向であり、帯板状部分501,502夫々の折り曲げ位置の帯板状部分503からの距離は等しい。
なお、固定具5はコ字状平板50を折り曲げたものに限定されず、例えば一体成形されたものでもよく、別体の底側取り付け部51、上側取り付け部52、及び下側取り付け部53を接合したものでもよい。
図5は、第1底板24への蹴込板4の固定を示す模式的な断面図である。
キャビネット1の組み立て作業を行なう作業者は、まず、キャビネット本体2を組み立てる。
次に、作業者は、固定具5,5,…夫々について、上側取り付け部52及び下側取り付け部53を蹴込板4の内部に収容する。このために、作業者は、例えば上側取り付け部52が蹴込板4の蹴込板本体41に接近し、下側取り付け部53が蹴込板4の蹴込板本体41から離隔する方向に上側取り付け部52及び下側取り付け部53を傾斜させ、蹴込板4の上側係合板421と下側係合板431との間の空隙を通して、上側取り付け部52及び下側取り付け部53を蹴込板4の内部に収容する(図5に実線で示す固定具5参照)。或いは、作業者は、蹴込板4の長手方向一端部の開口を通して、上側取り付け部52及び下側取り付け部53を蹴込板4の内部に収容する。
次に、作業者は、蹴込板本体41の外面を前側に向け、第2側板22,22夫々の下壁の下側にて下側支持板432を床に載置し、上側係合板421及び下側係合板431を第1側板21,21夫々の前側壁に接触させる。
次いで、作業者は、第2底板25の上側からキャビネット本体2の内部に手を入れて、固定具5,5,…夫々を蹴込板4と第1底板24とに取り付ける。以下では、1個の固定具5について説明する。
作業者は、固定具5の上側取り付け部52を、蹴込板本体41と上側突出部42とに囲繞された空間に挿入し、上側取り付け部52を上側突出部42の上側係合板421の前側から上側係合板421に係合させる。
また、作業者は、固定具5の下側取り付け部53を、蹴込板本体41と下側突出部43とに囲繞された空間に挿入し、下側突出部43の下側係合板431の前側から上側取り付け部52を上側係合板421に係合させる。
更に、作業者は、固定具5の底側取り付け部51を第1底板24の底壁241上に載置し、各ネジ挿通孔511に上側からネジ11を通して、底側取り付け部51を底壁241にネジ留めする。このために、第1底板24は、例えば各ネジ挿通孔511に対応して底壁241に設けられている貫通孔と、各貫通孔に対応して底壁241の内面に取り付けられているナットとを有する。
以上の結果、固定具5は蹴込板本体41よりも後側に配され、底側取り付け部51は第1底板24に上側から取り付けられ、上側取り付け部52(及び下側取り付け部53)は上側突出部42(及び下側突出部43)に取り付けられる。
第2底板25の底壁の下面、蹴込板本体41の前面、及び床に囲繞された空間は、キャビネット1の蹴込として機能する。
本実施の形態においては、少なくとも、上側取り付け部52の上端部と上側支持板422とが離隔するか、又は、下側取り付け部53の下端部と下側支持板432とが離隔するよう、固定具5の寸法が決定されている。故に、床の不陸又は蹴込板4の歪み等による位置ずれを吸収することができる。
キャビネット1は、2枚の化粧板6,6を更に備える。
化粧板6は矩形状をなす。一方の化粧板6は、キャビネット本体2の左側から、左側の第1側板21及び第2側板22と蹴込の左側の開口とを覆う。他方の化粧板6は、キャビネット本体2の右側から、右側の第1側板21及び第2側板22と蹴込の右側の開口とを覆う。
なお、蹴込板4は、左右方向に並置された複数個のキャビネット本体2,2,…に共通のものであってもよい。
以上のようなキャビネット1の場合、固定具5が、蹴込板本体41の後側にて蹴込板44を第1底板24に固定する。即ち、固定具5が蹴込板本体41によって目隠しされるので、固定具5が目立つことが抑制される。従って、キャビネット1の美観を向上させることができる。
固定具5の底側取り付け部51は第1底板24に上側から取り付けられる。第1底板24の上側には空間的な余裕があるので、固定具5の第1底板24に対する取り付け作業は容易である。
固定具5の上側取り付け部52及び下側取り付け部53が、蹴込板4の上側突出部42及び下側突出部43に取り付けられるので、蹴込板本体41は前傾又は後傾し難い。
上側取り付け部52及び下側取り付け部53は、蹴込板4にネジ留めする必要がない。故に、蹴込板4への上側取り付け部52及び下側取り付け部53夫々の取り付けは簡易である。
なお、キャビネット本体2は金属製に限定されず、例えば木材製でもよい。蹴込板4又は固定具5は、金属製に限定されず、例えば合成樹脂製でもよい。
上側突出部42又は下側突出部43の断面はL字状に限定されない。また、上側突出部42(又は下側突出部43)は、係合によって上側取り付け部52(又は下側取り付け部53)に取り付けられる構成に限定されない。例えば上側突出部42(又は下側突出部43)は、ネジ留め、接着、嵌合、又は挟持によって上側取り付け部52(又は下側取り付け部53)に取り付けられる構成でもよい。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
また、本発明の効果がある限りにおいて、キャビネット1に、実施の形態に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
1 キャビネット
24 第1底板(底板)
4 蹴込板
41 蹴込板本体
42 上側突出部
43 下側突出部
5 固定具
50 コ字状平板
51 底側取り付け部
52 上側取り付け部
53 下側取り付け部

Claims (3)

  1. 蹴込が設けられているキャビネットであって、
    底板と、
    前記底板の前側に立設される蹴込板と、
    該蹴込板を前記底板に固定する固定具と
    を備え、
    前記蹴込板は、
    一面を前記底板に向けて前記底板の前側に配される蹴込板本体と、
    前記底板の上面よりも上側に配され、前記蹴込板本体の上端部から後向きに突出する上側突出部と、
    前記上面よりも下側に配され、前記蹴込板本体の下端部から後向きに突出する下側突出部と
    を有し、
    前記固定具は前記蹴込板本体よりも後側に配され、
    前記底板に上側から固定される底側取り付け部と、
    前記上側突出部に取り付けられる上側取り付け部と、
    前記下側突出部に取り付けられる下側取り付け部と
    を有し、
    前記上側取り付け部及び前記下側取り付け部の前記上側突出部及び前記下側突出部への取り付け手段は、前記底側取り付け部の前記底板への固定手段とは異なることを特徴とするキャビネット。
  2. 蹴込が設けられているキャビネットであって、
    底板と、
    前記底板の前側に立設される蹴込板と、
    該蹴込板を前記底板に固定する固定具と
    を備え、
    前記蹴込板は、
    一面を前記底板に向けて前記底板の前側に配される蹴込板本体と、
    前記底板の上面よりも上側に配され、前記蹴込板本体の上端部から後向きに突出する上側突出部と、
    前記上面よりも下側に配され、前記蹴込板本体の下端部から後向きに突出する下側突出部と
    を有し、
    前記固定具は前記蹴込板本体よりも後側に配され、
    前記底板に上側から取り付けられる底側取り付け部と、
    前記上側突出部に取り付けられる上側取り付け部と、
    前記下側突出部に取り付けられる下側取り付け部と
    を有し、
    前記上側突出部及び下側突出部は夫々断面L字状をなし、
    前記底側取り付け部は、前記底板に上側からネジ留めされる板状をなし、
    前記上側取り付け部は、前記底側取り付け部の周縁部から上向きに立ち上がり、上端部が前記蹴込板本体と前記上側突出部とに囲繞された空間に挿入されて前記上側突出部の前側から前記上側突出部に係合する板状をなし、
    前記下側取り付け部は、前記底側取り付け部の周縁部から下向きに垂れ下がり、下端部が前記蹴込板本体と前記下側突出部とに囲繞された空間に挿入されて前記下側突出部の前側から前記下側突出部に係合する板状をなすことを特徴とするキャビネット。
  3. 前記固定具は、金属製のコ字状平板を折り曲げることによって形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャビネット。
JP2016069240A 2016-03-30 2016-03-30 キャビネット Active JP6770819B2 (ja)

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