JP5555409B2 - ジェットルームにおける緯入れ制御装置 - Google Patents

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本発明は、ジェットルームにおける緯入れ制御装置に関する。
ジェットルームにおける緯糸の飛走終了時は、緯糸測長貯留装置からの緯糸引き出し終了時であるが、緯糸引き出し終了時の緯糸引き出し阻止作用は、高速飛走する緯糸の飛走を急激に止めて緯糸張力を上昇させることになる。急激な張力上昇は、緯糸の切断をもたらすことがある。そこで、緯入れ終了間近になったときに緯糸の経路を変更することで緯糸に制動を掛けて急激な張力上昇を抑制する緯糸制動装置が用いられる。
この種の緯糸制動装置は、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の装置では、緯糸を移動するためのアームを駆動するためにパルスモータが用いられている。緯入れ終了間近における緯糸への制動は、緯糸に抵触する位置に配置されたアームによって屈曲された緯糸における屈曲抵抗によってもたらされる。
パルスモータは、制御回路に信号接続されており、パルスモータにはエンコーダが設けられている。制御回路は、エンコーダからの信号に基づいて、パルスモータの回転位置をフィードバック制御する。
複数種類の緯糸を使用する場合には、複数の緯入れノズル及びこれと同数の緯糸制動装置が用いられる。例えば、4種類の緯糸を使用した織布を製織する場合には、4つの緯入れノズル及び4つの緯糸制動装置が用いられるが、3種類の緯糸あるいは2種類の緯糸を使用した織布を製織する場合には、4つの緯入れノズルのうちの1つあるいは2つは使用しないことになる。このような場合には、4つの緯糸制動装置のうちの1つあるいは2つは使用されないことになる。
緯糸制動装置のパルスモータのロータ軸は、軸受け(ベアリング)によって支持されており、軸受けは、油によって潤滑されている。しかし、長時間にわたって使用されない緯糸制動装置のパルスモータの軸受け(ベアリング)は、織機の製織時の振動によって局部的に損傷を受けるおそれがある。このような損傷を回避するには、長時間使用されない緯糸制動装置は織機から取り外しておく方が望ましい。
特開平6−184867号公報
しかし、従来の緯糸制動装置の制御回路では、緯入れの所定時期に緯糸に制動を掛ける制動制御と、不使用の場合にアームが勝手に動かないように当該緯糸制動装置のパルスモータを所定位置に待機させる待機制御との切り替えしかできなかったため、緯糸制動に使用されないで待機制御を受ける予定の緯糸制動装置が取り外されてしまった場合には、この緯糸制動装置のパルスモータに設けられているエンコーダからの信号が制御回路に入らないことになる。
通常、エンコーダからの信号が制御回路に入らない状態が生じると、制御回路は、異常発生を検知したと見なして織機の運転を止めてしまう。つまり、緯糸制動に使用されないで待機制御を受けるパルスモータを取り外してしまうと、織機の運転を開始しても、織機の運転が直ちに停止されてしまう。従って、従来においては長時間使用されない緯糸制動装置であっても取り外すことができなかった。
本発明は、使用されない緯糸経路変更装置を取り外した場合であっても織機の運転に支障を来さないようにすることを目的とする。
本発明は、緯糸の経路を変更する経路変更体を駆動する位置制御可能なエンコーダ付きアクチュエータを備え、織機に取り外し可能に支持された緯糸経路変更装置と、前記エンコーダ付きアクチュエータの動作位置を制御する制御手段とを備えたジェットルームにおける緯入れ制御装置を対象とし、請求項1の発明は、前記制御手段は、前記経路変更体の位置を変更して前記緯糸の経路を変更するように前記エンコーダ付きアクチュエータの動作位置を制御し、且つ前記エンコーダ付きアクチュエータからの位置情報の取得を行ない、該位置情報に基づく前記エンコーダ付きアクチュエータの動作位置の制御を遂行する制御遂行モードと、前記エンコーダ付きアクチュエータにおける前記エンコーダからの位置情報の取得を行なわず、該位置情報に基づく前記エンコーダ付きアクチュエータの動作位置の制御信号を前記エンコーダ付きアクチュエータへ出力しない制御非遂行モードとに、前記エンコーダ付きアクチュエータに対する制御モードを切り換え設定可能な機能を有し、前記制御手段は、織機の運転中における前記制御モードを前記制御遂行モードと前記制御非遂行モードとに切り換え設定するための操作を行なう切り換え操作手段を備えている。
不使用の緯糸経路変更装置を取り外した場合、切り換え操作手段を操作して制御非遂行モードに切り換え設定すれば、取り外された緯糸経路変更装置のエンコーダ付きアクチュエータにおけるエンコーダによって検出される位置情報の取得は行われない。そのため、取り外された緯糸経路変更装置に関連する異常検知は行われない。
また、緯入れ用ノズルは、複数有り、前記経路変更体及び前記エンコーダ付きアクチュエータは、前記緯入れ用ノズルと同数有り、前記制御手段は、複数の前記エンコーダ付きアクチュエータに対する制御モードを個々に前記制御遂行モードと前記制御非遂行モードとに切り換え設定可能な機能を有する。
複数の緯入れノズルのうちの一部のみを使用する場合、使用しない緯入れノズルに対応する緯糸経路変更装置を取り外したときには、切り換え操作手段を操作して非制御モードに切り換え設定すれば、取り外された緯糸経路変更装置のエンコーダ付きアクチュエータにおけるエンコーダから位置情報の取得は行われない。
また、前記制御手段は、前記経路変更体を織機の運転中は常に待機位置に保持するように前記エンコーダ付きアクチュエータの動作位置を制御する第2の制御遂行モードに切り換え設定可能な機能を有する。
短時間だけ使用されないということで取り外されていない緯糸経路変更装置がある場合には、切り換え操作手段を操作して第2の制御遂行モードに切り換え設定すれば、当該緯糸経路変更装置の経路変更体が勝手に動くことはない。
本発明は、使用されない緯糸経路変更装置を取り外した場合であっても織機の運転に支障を来さないようにすることができるという優れた効果を奏する。
以下、4種類の緯糸を使用して製織可能なジェットルームに本発明を具体化した一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
図1(a)に示すように、緯糸Yaは、巻付方式の緯糸測長貯留装置11の糸巻付管111の回転によって糸巻付面112上に巻付貯留される。糸巻付面112上に巻付貯留された緯糸Yaは、電磁ソレノイド12によって駆動される係止ピン121の係止作用から解放された状態で、タンデムノズル13Aの圧力エアの噴射作用(流体噴射作用)及び緯入れ用メインノズル14Aの圧力エアの噴射作用(流体噴射作用)によって引き出される。緯入れ用メインノズル14Aは、筬打ち運動する図示しない筬と一体的に揺動する。タンデムノズル13Aは、緯入れ用メインノズル14Aに向けて緯糸Yaを付勢する緯入れ用ノズルの一種である。係止ピン121は、電磁ソレノイド12に対する制御コンピュータCoの励磁指令に基づいて糸巻付面112から離脱する。
糸巻付面112の近傍には反射式光電センサ型の緯糸解舒検出器10が設置されている。緯糸解舒検出器10は、糸巻付面112から引き出し解舒される緯糸Yaを検出し、この検出信号は制御コンピュータCoに送られる。緯糸Yaの解舒回数が所定回数に達すると、制御コンピュータCoは、電磁ソレノイド12の消磁を指令し、係止ピン121が糸巻付面112に係合する。係止ピン121が糸巻付面112に係合すると、緯糸Yaの引き出しが阻止される。糸巻付面112から引き出された緯糸Yaは、緯入れ用メインノズル14Aのエア噴射作用によって図示しない経糸の開口内へ緯入れされる。
図2に示すように、タンデムノズル13Aは、四角筒状のノズルボディ15に嵌入して結合されている。タンデムノズル13Aは、ノズルボディ15の筒内に螺合されたスレッドガイド16を備えており、ノズルボディ15の側面にはエア供給パイプ17が接続されている。タンデムノズル13Aは、図示しない圧力エア供給源からエア供給パイプ17を介して前記圧力エアを供給される。
図1(a)に示すように、ノズルボディ15の背面にはアングル形状の連結板18が固定されている。連結板18は、ノズルボディ15の背面に結合された平板形状の基部181と、基部181に対して直角に連なる平板形状の副部182とからなる。基部181にはステッピングモータMaが止着されている。ステッピングモータMaは、ロータリエンコーダ19を備えている。ステッピングモータMaのモータ軸191は、基部181を貫通して突出しており、モータ軸191の突出部には棒状の経路変更体20が止着されている。ステッピングモータMaは、経路変更体20を駆動する位置制御可能なエンコーダ付きアクチュエータであり、ステッピングモータMa及び経路変更体20は、緯糸経路変更装置としての緯糸制動装置21Aを構成する。
連結板18の副部182にはブロック22が止着されており、ブロック22には円板23が止着されている。ブロック22にはガイドリング24がブロック22と円板23とを貫通するように止着されている。緯糸Yaは、ガイドリング24を経由してタンデムノズル13Aに通されている。
ノズルボディ15の側面には支軸25が止着されている。支軸25は、連結金具26を介して支柱27に支持されている。支柱27は、図示しないブラケットを介して織機のサイドフレームに支持されている。連結金具26の一端部は、ネジ28の締め付けによって支軸25に固定されており、連結金具26の他端部は、ネジ29の締め付けによって支柱27に固定されている。ネジ28の締め付けを緩めれば、ノズルボディ15及びステッピングモータMaを支柱27から取り外すことができる。
図1(a)に示す緯糸Ybは、タンデムノズル13B及び緯入れ用メインノズル14Bのエア噴射作用によって経糸の開口内へ緯入れされる。図2に示す緯糸Ycは、タンデムノズル13C及び緯入れ用メインノズル14Cのエア噴射作用によって経糸の開口内へ緯入れされる。図3(a)に示す緯糸Ydは、タンデムノズル13D及び緯入れ用メインノズル(図示略)のエア噴射作用によって経糸の開口内へ緯入れされる。各タンデムノズル13B,13C,13Dには緯糸経路変更装置としての緯糸制動装置21B,21C,21Dが取り付けられている。緯糸制動装置21B,21C,21Dは、緯糸制動装置21Aと同じ構成であるが、緯糸制動装置21B,21C,21Dのステッピングモータは、ステッピングモータMb,Mc,Mdと記す。その他の同じ構成部には同じ符合を付し、その詳細説明は省略する。
図1(b)に示すように、ステッピングモータMa,Mb,Mc,Mdは、制御コンピュータCoの制御を受ける。制御コンピュータCoは、織機の回転角度を検出するロータリエンコーダ30から得られる織機回転角度検出情報に基づいてステッピングモータMa,Mb,Mc,Mdの動作を制御する。緯糸Ya,Yb,Yc,Ydの緯入れが開始される直前では、図3(a)に示すように、経路変更体20は、実線で示す待機位置にあり、緯糸Ya,Yb,Yc,Ydが経路変更体20に抵触することはない。
緯糸Yaが緯入れされる場合、制御コンピュータCoは、所定の織機回転角度になると緯糸測長貯留装置11における電磁ソレノイド12の励磁を指令し、係止ピン121が糸巻付面112から離脱する。又、タンデムノズル13A及び緯入れ用メインノズル14Aのエア噴射(流体)によって係止ピン121の係止作用から解放された緯糸Yaが緯入れ用メインノズル14Aから射出される。緯糸Yaが緯入れされているとき、緯糸測長貯留装置11とガイドリング24との間には緯糸Yaのバルーニングが生じるが、円板23は、このバルーニングがステッピングモータMaに引っかからないようにする。
緯糸Yaの緯入れが終了近くになると、制御コンピュータCoは、ステッピングモータMaの経路変更体20が図3(a)に実線で示す待機位置から鎖線で示す緯糸制動位置へ回動配置されるように、ステッピングモータMaの作動を制御する。ステッピングモータMaの経路変更体20が緯糸制動位置にある状態では、緯糸Yaは、図2に鎖線で示すように、経路変更体20に接触しながらガイドリング24とスレッドガイド16との間で屈曲形状となる第2の糸経路をとる。
緯糸測長貯留装置11における電磁ソレノイド12が消磁されて係止ピン121が糸巻付面112に係合すると、緯糸Yaの引き出し解舒が阻止されて緯入れが終了する。
緯糸Yaが図2に実線で示す第1の糸経路に沿って緯入れされる状態では、ガイドリング24とスレッドガイド16との間における緯糸Yaの経路は、経路変更体20に抵触しない直線形状となる。従って、第1の糸経路に沿って緯入れされる緯糸Yaが受ける緯入れ抵抗は小さい。緯入れ終了近くに緯糸Yaが第2の糸経路へ移行されたときには屈曲するため、緯糸Yaには屈曲抵抗が付与される。第2の糸経路の屈曲形状によってもたらされる屈曲抵抗は、緯入れ中の緯糸Yaに対して制動作用を付与する。緯入れ終了近くに第1の糸経路から第2の糸経路へ緯糸Yaを移行することによる制動作用は、緯糸Yaの緯入れ速度を減速させ、緯糸Yaの緯入れ終了時における急激な張力上昇が抑制される。その結果、急激な張力上昇による緯糸Yaの糸切れが回避される。
他の緯糸Yb,Yc,Ydの緯入れにおいても、同様の制動が緯糸Yb,Yc,Ydに対して行われる。
図1(b)に示すように、制御コンピュータCoには入力装置31及び表示装置32が信号接続されている。又、制御コンピュータCoにはステッピングモータMa,Mb,Mc,Mdのロータリエンコーダ19が信号接続されている。
図1(b)の表示装置32の画面には、入力装置31を入力操作して制御コンピュータCoに入力設定された情報が表示されている。表示装置32の画面に表示されている符号「Ma」,「Mb」,「Mc」,「Md」は、ステッピングモータMa,Mb,Mc,Mdを表している。表示装置32の画面上の符号「Ma」,「Mb」,「Mc」の下に表示されている符号「ON」は、ステッピングモータMa,Mb,Mcにおけるロータリエンコーダ19からの位置情報の取得を行なってステッピングモータMa,Mb,Mcの動作位置(回転位置)を制御する制御遂行モードに設定されていることを表す。表示装置32の画面上の符号「Md」の下に表示されている符号「無」は、ステッピングモータMdにおけるロータリエンコーダ19からの位置情報の取得を行なわない制御非遂行モードに設定されていることを表す。
図1(b)は、ステッピングモータMa,Mb,Mcを含む緯糸制動装置21A,21B,21Cを支柱27から取り外さないで制御コンピュータCoの制御を受けるようにした状態を示す。
又、図1(b)は、ステッピングモータMdを含む緯糸制動装置21Dを支柱27から取り外して制御コンピュータCoの制御を受けないようにした状態を示している。緯糸制動装置21DのステッピングモータMdに対して制御非遂行モードを設定して符号「無」を表示した操作は、緯糸制動装置21Dを支柱27から取り外したことに対応して行われている。緯糸制動装置21DのステッピングモータMdに対して制御非遂行モードを設定した状況では、制御コンピュータCoは、ステッピングモータMdにおけるロータリエンコーダ19からの位置情報の取得を行なわず、且つステッピングモータMdの動作位置(回転位置)の制御を行わない。
図3(b)に示す表示装置32の画面上の符号「Md」の下に表示されている符号「OFF」は、入力装置31を入力操作して制御コンピュータCoに入力設定された情報を表す。符号「OFF」は、ステッピングモータMdが経路変更体20を織機の運転中は常に待機位置に保持するように、ステッピングモータMdにおけるロータリエンコーダ19からの位置情報の取得を行なってステッピングモータMdの動作位置を制御する第2の制御遂行モードを表す。
図3(b)は、ステッピングモータMdを含む緯糸制動装置21Dを支柱27に取り付けているが、緯糸制動装置21Dの経路変更体20を待機位置に保持する状態を示している。緯糸制動装置21DのステッピングモータMdに対して第2の制御遂行モードを設定して符号「OFF」を表示した操作は、緯糸Ydを使用しないが緯糸制動装置21Dを支柱27に取り付けていることに対応して行われている。緯糸制動装置21DのステッピングモータMdに対して第2の制御遂行モードを設定した状況では、制御コンピュータCoは、ステッピングモータMdにおけるロータリエンコーダ19からの位置情報の取得を行なって、経路変更体20を待機位置に保持するようにステッピングモータMdの動作位置の制御を行なう。
入力装置31は、制御遂行モードと制御非遂行モードとに切り換え設定するための操作を行なう切り換え操作手段である。制御コンピュータCo及び入力装置31は、制御遂行モードと制御非遂行モードとに、ステッピングモータMa,Mb,Mc,Mdに対する制御モードを切り換え設定可能な機能を有する制御手段33を構成する。
本実施形態では以下の効果が得られる。
(1)ロータリエンコーダ19付きのステッピングモータMdを備えた緯糸制動装置21Dを取り外した場合、入力装置31を操作して制御非遂行モードに切り換え設定しておけば、制御コンピュータCoは、取り外された緯糸制動装置21DのステッピングモータMdにおけるロータリエンコーダ19からの位置情報の取得を行なうための制御を遂行しない。そのため、制御コンピュータCoがステッピングモータMdに関連する異常を検知することはなく、緯糸制動装置21Dを取り外したことに起因する織機停止は生じない。
(2)経路変更体20を直接に回動して位置変更可能なロータリ型のステッピングモータMa,Mb,Mc,Mdは、経路変更体20の位置を精度良く制御できる。ロータリ型のステッピングモータMa,Mb,Mc,Mdは、経路変更体20を駆動する手段として好適である。
(3)短時間だけ使用されないということで取り外されていない緯糸制動装置がある場合、該緯糸制動装置の経路変更体20が勝手に動いてしまうおそれがある。経路変更体20が勝手に動いてしまうと、経路変更体20が緯糸に接触する等の不具合が生じるおそれがある。入力装置31を操作して第2の制御遂行モードに切り換え設定すれば、経路変更体20が織機の運転中常に待機位置に保持されるため、経路変更体20が勝手に動くことはない。
本発明では以下のような実施の形態も可能である。
○位置制御可能なエンコーダ付きアクチュエータとしてサーボモータを用いてもよい。
○位置制御可能なエンコーダ付きアクチュエータとしてロータリソレノイドを用いてもよい。
○制御手段が制御遂行モードと制御非遂行モードとにのみ切り換え設定可能な機能を有するようにしてもよい。
○緯糸制動装置をタンデムノズルから離してもよい。例えば、タンデムノズルと緯糸測長貯留装置との間、あるいはタンデムノズルと緯入れ用メインノズルとの間に緯糸制動装置を配設してもよい。
○緯糸を引き戻して緯糸の先端を緯入れ用メインノズル内に引き入れ可能な緯糸引戻し装置に本発明を適用してもよい。
○経路変更体を止着した回転軸を軸受けを介して回転可能に支持し、リニアアクチュエータを用いて前記回転軸を回転させるようにした緯糸経路変更装置に本発明を適用してもよい。この場合、リニアアクチュエータの往復直線運動を回転軸の回転運動に変換させる変換機構が必要である。
○タンデムノズルを用いないジェットルームに本発明を適用してもよい
一実施形態を示し、(a)は、一部破断平面図。(b)は、制御ブロック図。 一部破断側面図。 (a)は、背面図。(b)は、制御ブロック図。
符号の説明
13A,13B,13C,13D…緯入れ用ノズルとしてのタンデムノズル。20…経路変更体。21A,21B,21C,21D…緯糸経路変更装置としての緯糸制動装置。Ma,Mb,Mc,Md…エンコーダ付きアクチュエータであってロータリアクチュエータであるステッピングモータ。31…制御手段を構成する切り換え操作手段としての入力装置。33…制御手段。Co…制御手段を構成する制御コンピュータ。Ya,Yb,Yc,Yd…緯糸。

Claims (1)

  1. 緯糸の経路を変更する経路変更体を駆動する位置制御可能なエンコーダ付きアクチュエータを備え、織機に取り外し可能に支持された緯糸経路変更装置と、前記エンコーダ付きアクチュエータの動作位置を制御する制御手段とを備えたジェットルームにおける緯入れ制御装置において、
    前記制御手段は、前記経路変更体の位置を変更して前記緯糸の経路を変更するように前記エンコーダ付きアクチュエータの動作位置を制御し、且つ前記エンコーダ付きアクチュエータからの位置情報の取得を行ない、該位置情報に基づく前記エンコーダ付きアクチュエータの動作位置の制御を遂行する制御遂行モードと、前記エンコーダ付きアクチュエータにおける前記エンコーダからの位置情報の取得を行なわず、該位置情報に基づく前記エンコーダ付きアクチュエータの動作位置の制御信号を前記エンコーダ付きアクチュエータへ出力しない制御非遂行モードとに、前記エンコーダ付きアクチュエータに対する制御モードを切り換え設定可能な機能を有し、
    前記制御手段は、織機の運転中における前記制御モードを前記制御遂行モードと前記制御非遂行モードとに切り換え設定するための操作を行なう切り換え操作手段を備え
    緯入れ用ノズルは、複数有り、前記経路変更体及び前記エンコーダ付きアクチュエータは、前記緯入れ用ノズルと同数有り、前記制御手段は、複数の前記エンコーダ付きアクチュエータに対する制御モードを個々に前記制御遂行モードと前記制御非遂行モードとに切り換え設定可能な機能を有し、
    前記制御手段は、前記経路変更体を織機の運転中は常に待機位置に保持するように前記エンコーダ付きアクチュエータの動作位置を制御する第2の制御遂行モードに切り換え設定可能な機能を有するジェットルームにおける緯入れ制御装置。
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