JP5552011B2 - 鞍乗型車両のヘッドランプ装置 - Google Patents

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本発明は、例えば、自動二輪車のような鞍乗型車両の前部に取り付けられるヘッドランプ装置に関するものである。
自動二輪車のような鞍乗型車両では、車両の前方を照らすヘッドランプ装置が車体の前部に取り付けられている(例えば、特許文献1)。車体の前部は、走行風が最も強く当たる部分であるから、走行風に対する抵抗を抑える必要がある。特許文献1では、ヘッドランプ装置のレンズを前方に突出させて走行風が上向きにスムーズに流れるようにしている。
特開2007−283927号公報
しかしながら、前記特許文献1のヘッドランプ装置では、走行風の多くがヘッドランプ装置の前面から上方へ抜けて運転者に当たる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、走行風が運転者に当たるのを抑制することができる鞍乗型車両のヘッドランプ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る鞍乗型車両のヘッドランプ装置は、車体の前部に取り付けられてハンドルの前方に位置するヘッドランプ装置であって、レンズの下部に左右方向に延びる境界線を形成する角部と、この角部の下側に位置し、角部の下側を流れる走行風を車体上方へ流れることを抑制して車体外側へ向かうように案内するガイド面とが形成されている。
この構成によれば、レンズの下部に当たった走行風がガイド面により車体上方へ流れるのが抑制されて車体外側へ案内されるので、運転者に当たる走行風を減らすことができ、走行時の運転者の負担を軽減することができる。また、左右方向に延びる角部により、ヘッドランプ装置にユニークな外観を与えることができる。
本発明において、前記レンズの内側に発光体が配置され、前記レンズにおける前記境界線よりも上側に、前記発光体からの光が透過する照射面が形成され、前記境界線は、前端点から後方に向かうにつれて車幅方向外側に進出する形状に形成され、前記照射面は、前後方向に直交する断面において前記境界線から上方に進むにつれて車幅方向内側に向かって傾斜し、かつ車幅方向に直交する断面において前記境界線から上方に進むにつれて後方に向かって傾斜する面に形成され、前記ガイド面は、前後方向に直交する断面において前記境界線から下方に進むにつれて車幅方向内側に向かって傾斜し、かつ車幅方向に直交する断面において前記境界線から下方に進むにつれて後方に向かって傾斜する面に形成されていることが好ましい。この構成によれば、走行風を車体外方に円滑に導くことができる。
前記レンズにおける前記境界線よりも上側に前記発光体からの光が透過する照射面が形成される場合、前記境界線を挟んで前記照射面と前記ガイド面とでなす角度は、前方側部分に比べて後方側部分の方が大きく形成されることが好ましい。ここで、「照射面とガイド面とでなす角度」とは、境界線に直交する面上での優角をいう。この構成によれば、レンズ前方側部分の配光性能低下を防止しつつ、レンズ後方側部分でのガイド効果の向上を図ることができる。
本発明において、前記ガイド面が走行風を前記ハンドルのグリップの下方へ向かうように案内することが好ましい。この構成によれば、車体前部に当たった走行風がハンドルの下方に導かれて、運転者の手に当たるのを防ぐことができる。
本発明において、前記ガイド面は、車体の前後方向に延びる中心線に対して平行な鉛直断面において、内側端部から車体の外側方に進むに連れて、鉛直線に対して車体前方に傾斜する前傾角度が大きくなっていることが好ましい。この構成によれば、走行風を、ヘッドランプ装置から上方への抜けを抑制しながら、車体外側へ導くことができる。
この場合、前記ガイド面の前記鉛直断面は、車体の外側方寄りの部分が後方に向かって凹入した湾曲面であることが好ましい。この構成によれば、走行風の上方への抜けを効果的に抑制できる。
本発明において、前記角部は、発光体よりも下方に配置されていることが好ましい。この構成によれば、発光体が角部よりも上方、すなわちガイド面よりも上方に位置するので、前方への主要な配光部となる、角部の上側の照射面での配光性低下を防止できる。
本発明において、前記ヘッドランプ装置は、前記車体の前部を覆うカウリングに左右一対配置されることが好ましい。この構成によれば、ガイド面が左右両側方に形成されるので、カウリングによる導風作用と相まって、走行風を効果的に車体外側に導くことができる。
本発明の鞍乗型車両は、本発明のヘッドランプ装置と車体の前部を覆うカウリングとを備え、前記ヘッドランプ装置のガイド面と前記カウリングのカウリング外面における前記ガイド面に隣接するランプ下側部分とが面一に形成される。この構成によれば、ガイド面と、その下側のカウリング外面との境界に段差が存在しないので、走行風の抵抗を小さくできる。
本発明の鞍乗型車両のヘッドランプ装置によれば、レンズの下部に当たった走行風がガイド面により車体外側へ案内されるので、運転者に当たる走行風を減らすことができ、走行時の運転者の負担を軽減することができる。また、左右方向に延びる角部により、ヘッドランプ装置にユニークな外観を与えることができる。
本発明の第1実施形態に係るヘッドランプ装置を取り付けた自動二輪車を示す側面図である。 同自動二輪車の斜視図である。 同自動二輪車の平面図である。 同自動二輪車の正面図である。 図4のV−V線断面図である。 図4のVI−VI線断面図である。 (A)は図3のVIIA−VIIA線断面図で、(B)は図3のVIIB−VIIB線断面図である。 図1のVIII−VIII線断面図である。 図1のIX−IX線断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係るヘッドランプ装置を搭載した自動二輪車の側面図である。この自動二輪車の車体フレームFRは、前半部を形成するメインフレーム1と、このメインフレーム1の後部に取り付けられて車体フレームFRの後半部を形成するリヤフレーム2とを有している。メインフレーム1の前端のヘッドブロック4に一体形成されたヘッドパイプ6に、図示しないステアリングシャフトを介してフロントフォーク8が回動自在に軸支されて、このフロントフォーク8に前車輪10が取り付けられている。一方、車体フレームFRの中央下部であるメインフレーム1の後端部にスイングアームブラケット12が設けられており、このスイングアームブラケット12にスイングアーム14の前端部が上下揺動自在に軸支され、このスイングアーム14の後端部に後車輪16が取り付けられている。車体フレームFRの中央下部でスイングアームブラケット12の前側にエンジンEが取り付けられており、このエンジンEによりチェーン17を介して後車輪16を駆動する。フロントフォーク8の上端部に操向用のハンドル18が固定されている。
メインフレーム1の上部に燃料タンク20が配置され、リヤフレーム2に操縦者のシート22および同乗車用シート24が装着されている。また、車体前部に、フロントフォーク8の上端部の前方から車体前部の側方にかけての部分を覆う樹脂製のカウリング26が装着されている。カウリング26には、ハンドル18の前方において左右一対のヘッドランプ装置28が装着され、このヘッドランプ装置28の上方に、走行風Wからライダーを保護するウィンドスクリーン30が装着されている。左右一対のヘッドランプ装置28、28の間には、エンジンEに燃焼用空気を取り入れるための空気取入口29が形成されている。
本実施形態では、図2に示すように、ヘッドランプ装置28は、前輪10の上方に配置され、ハンドル18の前方かつ下方に配置されている。ヘッドランプ装置28の外形は、前端部から後方に進むにつれて外側方に向かう流線形状に形成されることが好ましい。また、ヘッドランプ装置28は、カウリング26の外面の前方に位置する前面露出部分が存在する。この前面露出部分は、カウリング26の外面より先に走行風Wが衝突する。
ヘッドランプ装置28は、電球またはLEDのような発光体32と、発光体32の外側を覆うレンズ34とを有している。レンズ34は、その下部に左右方向に延びる境界線Bを形成する角部36を有し、この角部36の上側に発光体32からの光の大部分が透過する照射面38が形成され、角部36の下側に、発光体32からの光の一部分を透過させるとともに、走行風Wを車体外側、より具体的には、ハンドル18のグリップ18aの下方へ向かうように案内するガイド面40が形成されている。このように、照射面38とガイド面40とは、予め定める角度をなして配置される。ガイド面40は、レンズ34の前端から後方に延びることが好ましい。
図3に示すように、レンズ34は車体の幅方向中心Cに近い内側から外側に進むにつれて後退する形状であり、境界線Bが、レンズ34における最も外面側に突出した前縁を形成している。この境界線Bは、レンズ34の前端近傍から外側に向かって後方に延びている。図2に示すように、ガイド面40は左右方向に細長い形状であり、その長手方向に沿った長さLと長手方向に直交する方向の最大幅H(図5)との比L/Hは、好ましくは4〜8である。ここで、「ガイド面の長手方向に沿った長さL」とは、車体に取り付けられた状態でのガイド面40の内側端40aから外側端40bまでの長さをいう。比L/Hが、前記範囲内であれば、走行風を効果的にハンドル18のグリップ18aの下方へ好適に導くことができる。ただし、比L/Hは上記範囲に限定されない。また、ガイド面40と、カウリング26の外面におけるガイド面40の下側に隣接するランプ下側部分26aとは面一に形成されている。カウリング外面における他の部分とレンズ34の照射面38も面一に形成されている。
図4に示すように、境界線Bは、正面視で発光体32よりも下方に配置されている。換言すれば、発光体32から放たれる光線が、配光領域に照射される位置にある。「配光領域」とは、レンズ34において、必要な配光量を満たすために、発光体32からの光線を前方および側方に照射する領域のことである。ガイド面40の少なくとも一部が、発光体32よりも前方に配置されることが好ましい。
図1に示すように、角部36の先端部からウィンドスクリーン30に平行に延びる仮想線Aよりも下方の領域を境界線Bが延びる。したがって、ガイド面40を越えた走行風Wがウィンドスクリーン30に沿って上方に流れてライダーの上半身に当たるのを抑制できる。さらに、図4に示す角部36の先端部とハンドルグリップ18aの長手方向中央部とを結ぶ仮想線Dよりも下方の領域を境界線Bの全部または大部分が延びている。また、ガイド面40の外側端40bは、図3に示すように、ハンドルグリップ18aの内側端18aaよりも内側方へ偏位して位置しており、好ましくは、ハンドルグリップ18aの内側端18aaよりも内側方へ50mm偏位した位置から内側端18aaの位置までの間に配置されている。ガイド面40の外側端40bをこの範囲内に配置すると、走行風が効果的にハンドルグリップ18aの下方へ導かれる。
図5は、ガイド面40の内側端40a近傍においてヘッドランプ装置28を車体前後方向に平行な鉛直面で切断した鉛直断面図で、図6は、外側端40b近傍における鉛直面で切断した鉛直断面図である。図5、6に示すように、照射面38は、境界線Bから上方に進むにつれて後方に向かって傾斜する面に形成され、ガイド面40は、境界線Bから下方に進むにつれて後方に向かって傾斜する面に形成されている。照射面38は、レンズ34の前面におけるカウリング26から前方に露出した出光面50の大部分を形成しており、ガイド面40は出光面50の下部を形成している。ヘッドランプ装置28の内部に、発光体32とともにリフレクタ33が配置されており、リフレクタ33の下縁は、境界線Bのやや下方に配置されている。このように配置することによって、リフレクタ33により反射された光の大部分が照射面38を透過する。
ガイド面40の鉛直断面形状は、図5に示す車体の内側方寄りの部分、つまり前方側部分が、鉛直、または下方に進むにつれて後方に向かって傾斜している。これにより、ガイド面40は照射面38に沿って延びる仮想面Vよりも後方にずれて配置される。図6に示す車体の外側方寄りの部分、つまり後方側部分では、ガイド面40は後方に向かって、図5の車体内側寄りの部分よりも大きく傾斜した直線形状、または大きく傾斜し、かつ後方に向かって若干凹入した湾曲形状となっている。図5および図6に示した鉛直断面図における鉛直線Pに対してガイド面40が車体前方に傾斜する劣角となる前傾角度は、図5の前方側部分における前傾角度α1よりも、図6の後方側部分における前傾角度α2の方が大きくなっている。つまり、内側である前端から外側である後端に進むに連れて、前傾角度が大きくなっている。このように、ガイド面40が仮想面Vよりも後退しているので、仮想面Vに沿ってレンズ34が形成される場合に比べて、レンズ34が小型化し、その結果、車体の前部の形状がスマートになる。また、このように、レンズ34を屈曲させることで、レンズ34の強度が向上するから、レンズ34の肉厚を薄くして軽量化を図ることもできる。
境界線Bを挟んで照射面38とガイド面40とがなす角度のうち180°よりも大きい角度、つまり、図3の境界線Bに直交する断面上での優角の角度は、図7(A)に示す前方側部分での角度θ1よりも、図7(B)に示す後方側部分での角度θ2の方が大きく形成されている。また、この後方側部分のガイド面40は後方へ凹入する湾曲形状となっており、この前方斜め下方を向いた湾曲面からなるガイド面40により、後方側部分で走行風が境界線Bから上方へ抜けるのを抑制して、効果的に外側へ向かわせる。
図8は、ガイド面40の内側端40a近傍、つまり前方側部分においてヘッドランプ装置28を車体左右方向に平行な鉛直面で切断した横断面図で、図9は、外側端40b近傍、つまり後方側部分における横断面図である。図8に示すように、照射面38は、境界線Bを形成する角部36から上方に進むにつれて車幅方向内側に向かって傾斜し、ガイド面40は、境界線Bから下方に進むにつれて車幅方向内側に向かって傾斜している。換言すれば、境界線Bを形成する角部36よりも下側において、照射面38に沿って延びる仮想面Vよりも、ガイド面40が内側にずれて配置される。図9に示すガイド面40の外側端40b近傍においても同様に、ガイド面40が境界線Bから下方に進むにつれて車幅方向内側に向かって傾斜している。ヘッドランプ装置28の下方は、カウリングインナ27で覆われている。
図8と図9を比較してわかるように、前端部の横断面形状は小さく設定されており、後方に進むにつれてレンズ34の横断面形状が大きくなっている。また、鉛直線Pに対してガイド面40が車体外方に傾斜する劣角となる横傾斜角度は、図8の前方側部分における横傾斜角度β1よりも図9の後方側部分における横傾斜角度β2の方が大きくなっている。つまり、内側である前端から外側である後端に進むに連れて、横傾斜角度が大きくなっている。これにより、走行風Wを一層円滑に外側方に導くことができる。
上記構成によれば、図2に示すように、レンズ40の下部に当たった走行風Wがガイド面40により、車体上方へ流れるのが抑制されて車体外側へ案内されるので、ライダーに当たる走行風Wを減らすことができ、その結果、走行時のライダーの負担を軽減することができる。また、左右方向に延びる角部により、ヘッドランプ装置にユニークな外観を与えることができる。
図5に示すように、縦断面において、照射面38は境界線Bから上方に進むにつれて後方に向かって傾斜する面に形成され、ガイド面40は境界線Bから下方に進むにつれて後方に向かって傾斜する面に形成され、図8に示すように、横断面において、照射面38は境界線Bから上方に進むにつれて車幅方向内側に向かって傾斜し、ガイド面40は境界線Bから下方に進むにつれて車幅方向内側に向かって傾斜している。これにより、走行風Wを車体外方に円滑に導くことができる。
図7(B)に示す後方側部分の照射面38とガイド面40とでなす優角θ2が、図7(A)に示す前方側部分の照射面38とガイド面40とでなす優角θ1に比べて大きく設定されているので、レンズ34の前方側部分の配光性能が低下するのを防止しつつ、レンズ34の後方側部分でのガイド効果の向上を図ることができる。
図2に示すように、ガイド面40は走行風Wをハンドルグリップ18aの下方へ向かうように案内するので、車体前部に当たった走行風Wがハンドルグリップ18aの下方に導かれて、ライダーの手に当たるのを防ぐことができる。
図6に示すレンズ34の後端部の前傾角度α2が、図5に示すレンズ34の前端部の前傾角度α1よりも大きくなっている、つまり、後方に進むにつれて前傾角度が大きくなっているので、走行風Wを、ヘッドランプ装置28から上方への抜けを抑制しながら、円滑に車体外側へ導くことができる。
また、ガイド面40の鉛直断面は、車体の外側方寄りの主要部が後方に向かって凹入した湾曲面であるから、走行風Wの上方への抜けを効果的に抑制できる。
図2に示すように、角部36は、発光体32よりも下方に配置されているので、前方への主要な配光部となる、角部36の上側の照射面38での配光性低下を防止できる。
図3に示すように、ヘッドランプ装置28がカウリング26に左右一対配置されているので、ガイド面40も左右両側方に形成されて、走行風Wを効果的に車体外側に導くことができる。つまり、ガイド面40により外側方に導かれ、さらにカウリング26に沿って外側方に導かれる。
図2に示すように、ガイド面40とカウリング26の外面とが面一に形成されるので、ガイド面40と、その下側のカウリング26の外面との境界に段差が存在しないから、走行風Wの抵抗を小さくできる。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本件明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。例えば、本発明は、エンジンに代えて電動モータを搭載する自動二輪車のような鞍乗型車両にも適用可能である。また、エンジンと電動モータの両方を搭載し、いずれか片方または両方の動力で駆動力を得る鞍乗型車両にも適用可能である。上記実施形態では、左右一対のヘッドランプ装置に適用したが、車幅方向中央部に単一のヘッドランプが配置される場合にも適用可能である。この場合、レンズの下部の左右にそれぞれ角部が形成される。また、上記実施形態では、ガイド面40は左右に1つずつ形成されていたが、左右に複数のガイド面を上下または左右に並べて設けることもできる。したがって、そのような変更および修正は、添付のクレームから定まるこの発明の範囲内のものと解釈される。
18 ハンドル
18a グリップ
26 カウリング
28 ヘッドランプ装置
32 発光体
34 レンズ
36 角部
38 照射面
40 ガイド面
B 境界線
W 走行風

Claims (8)

  1. 車体の前部に取り付けられてハンドルの前方に位置するヘッドランプ装置であって、
    レンズの下部に左右方向に延びる境界線を形成する角部と、この角部の下側に位置し、角部の下側を流れる走行風を車体上方へ流れることを抑制して車体外側へ向かうように案内するガイド面とが形成され、
    前記角部は、発光体よりも下方に配置されている鞍乗型車両のヘッドランプ装置。
  2. 請求項1において、前記レンズの内側に発光体が配置され、
    前記レンズにおける前記境界線よりも上側に、前記発光体からの光が透過する照射面が形成され、
    前記境界線は、前端点から後方に向かうにつれて車幅方向外側に進出する形状に形成され、
    前記照射面は、前後方向に直交する断面において前記境界線から上方に進むにつれて車幅方向内側に向かって傾斜し、かつ車幅方向に直交する断面において前記境界線から上方に進むにつれて後方に向かって傾斜する面に形成され、
    前記ガイド面は、前後方向に直交する断面において前記境界線から下方に進むにつれて車幅方向内側に向かって傾斜し、かつ車幅方向に直交する断面において前記境界線から下方に進むにつれて後方に向かって傾斜する面に形成され、
    前記発光体は、前記発光体から放たれる光線が配光領域に照射される位置にある鞍乗型車両のヘッドランプ装置。
  3. 車体の前部に取り付けられてハンドルの前方に位置するヘッドランプ装置であって、
    レンズの下部に左右方向に延びる境界線を形成する角部と、この角部の下側に位置し、角部の下側を流れる走行風を車体上方へ流れることを抑制して車体外側へ向かうように案内するガイド面とが形成され、
    前記レンズの内側に発光体が配置され、
    前記レンズにおける前記境界線よりも上側に、前記発光体からの光が透過する照射面が形成され、
    前記境界線は、前端点から後方に向かうにつれて車幅方向外側に進出する形状に形成され、
    前記照射面は、前後方向に直交する断面において前記境界線から上方に進むにつれて車幅方向内側に向かって傾斜し、かつ車幅方向に直交する断面において前記境界線から上方に進むにつれて後方に向かって傾斜する面に形成され、
    前記ガイド面は、前後方向に直交する断面において前記境界線から下方に進むにつれて車幅方向内側に向かって傾斜し、かつ車幅方向に直交する断面において前記境界線から下方に進むにつれて後方に向かって傾斜する面に形成され、
    前記境界線を挟んで前記照射面と前記ガイド面とでなす角度は、前方側部分に比べて後方側部分の方が大きく形成される鞍乗型車両のヘッドランプ装置。
  4. 請求項1、2または3において、前記角部の上側の領域に、前記発光体からの光の大部分が透過する鞍乗型車両のヘッドランプ装置。
  5. 車体の前部に取り付けられてハンドルの前方に位置するヘッドランプ装置であって、
    レンズの下部に左右方向に延びる境界線を形成する角部と、この角部の下側に位置し、角部の下側を流れる走行風を車体上方へ流れることを抑制して車体外側へ向かうように案内するガイド面とが形成され、
    前記ガイド面は、車体の前後方向に延びる中心線に対して平行な鉛直断面において、内側端部から車体の外側方に進むに連れて、鉛直線に対して車体前方に傾斜する前傾角度が大きくなっている鞍乗型車両のヘッドランプ装置。
  6. 請求項5において、前記ガイド面の前記鉛直断面は、車体の外側方寄りの部分が後方に向かって凹入した湾曲形状である鞍乗型車両のヘッドランプ装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項において、ヘッドランプ装置の内側に前記発光体とともにリフレクタが配置され、
    前記リフレクタの下縁が、前記角部の下方に配置されている鞍乗型車両のヘッドランプ装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載のヘッドランプ装置と車体の前部を覆うカウリングとを備え、
    前記ヘッドランプ装置のガイド面と、前記カウリングのカウリング外面における前記ガイド面に隣接するランプ下側部分とが面一に形成される鞍乗型車両。
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