JP5551018B2 - 封止装置及び封止方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体チップ等を配置した基板を樹脂で封止する封止装置及び封止方法の技術分野に関する。
例えば特許文献1に記載の封止装置は、被成形品(基板)を樹脂封止する金型、及び機構部として、該被成形品を供給する供給部、該金型に原料樹脂を供給する樹脂供給部、そして樹脂封止された該被成形品を収納する収納部を有する。特許文献1では、金型が4台設けられているので、被成形品の1枚当たりにおける、金型への被成形品の搬入から次の被成形品の搬入が可能となるまでの時間(金型サイクルタイムと称する)は、1台の金型の場合に比べて大幅に短縮されている。
特開2006−157051号公報
しかしながら、特許文献1のように4台の金型を備える封止装置では、その短縮された金型サイクルタイムに対して、供給部で被成形品を供給するのにかかる時間(供給サイクルタイムと称する)、樹脂供給部で原料樹脂の供給にかかる時間(樹脂供給サイクルタイムと称する)、そして収納部で樹脂封止された被成形品を収納するのにかかる時間(収納サイクルタイムと称する)のバランス次第では、全体の生産性向上が必ずしも実現できるとは限らない。
例えば、上述の如く金型の台数を増やして金型サイクルタイムを短くした結果、その他機構部のサイクルタイムが金型サイクルタイムより長くなる場合、金型サイクルタイムではなく、その他機構部のサイクルタイムが生産性に影響を及ぼす。つまり、その際には、全体の生産性は最も長い機構部のサイクルタイムで左右されてしまう。
本発明は、前記問題点を解決すべくなされたもので、使用する金型の台数に応じた生産性の向上が可能な封止装置及びその封止方法を提供することをその目的としている。
本発明は、被成形品を樹脂封止する金型、及び少なくとも機構部として、該被成形品を供給する供給部、供給された該被成形品の高さを検出する検査部、該金型に原料樹脂を供給する樹脂供給部、そして樹脂封止された該被成形品を収納する収納部を有する封止装置において、少なくとも前記機構部のいずれかが、複数の同一機能のユニットで構成され、前記被成形品の1枚当たりにおける、前記金型への該被成品の搬入から次の該被成品の搬入が可能となるまでの金型サイクルタイムに対して、前記供給部で該被成品を供給するのにかかる供給サイクルタイム、前記検査部で該被成形品の高さを検出するのにかかる検査サイクルタイム、前記樹脂供給部で前記原料樹脂の供給にかかる樹脂供給サイクルタイム、そして前記収納部で前記樹脂封止された該被成形品を収納するのにかかる収納サイクルタイムを含む全ての前記機構部のサイクルタイムが短くされていることで、上記課題を解決するものである。
本発明は、金型サイクルタイムを基準にして、即ち金型の生産性に応じて機構部の能力の整合をとるという思想に基づくものである。即ち、本発明は、全ての機構部のサイクルタイムが金型サイクルタイムよりも短くされている。このため、金型サイクルタイムに応じた生産性を確保することができる。更に金型の台数が増えて金型サイクルタイムが短くなっても、全ての機構部のサイクルタイムを金型サイクルタイムより短くすることとなるので、金型サイクルタイムが短くなった分だけ封止装置の生産性を向上させることができる。
なお、本発明が、被成形品を樹脂封止する金型、及び少なくとも機構部として、該被成形品を供給する供給部、供給された該被成形品の高さを検出する検査部、該金型に原料樹脂を供給する樹脂供給部、そして樹脂封止された該被成形品を収納する収納部を有する封止装置において、少なくとも前記機構部のいずれかが、複数の同一機能のユニットで構成され、前記被成形品の1枚当たりにおける、前記金型への該被成品の搬入から次の該被成品の搬入が可能となるまでの金型サイクルタイムに対して、前記供給部で該被成品を供給するのにかかる供給サイクルタイム、前記検査部で該被成形品の高さを検出するのにかかる検査サイクルタイム、前記樹脂供給部で前記原料樹脂の供給にかかる樹脂供給サイクルタイム、そして前記収納部で前記樹脂封止された該被成形品を収納するのにかかる収納サイクルタイムを含む前記機構部のサイクルタイムのうちのもっとも長いサイクルタイムが同一とされている場合でも同様の作用効果を奏することができる。この場合には、更に、金型サイクルタイムと同一となるサイクルタイムの機構部は性能が過剰なスペックとならずに、その機構部を低コストに抑えることができ、封止装置の低コスト化を促進することができる。
ここで、「金型サイクルタイムと同一」とは、厳密な同一を条件とするものではなく、実質的に同一であればよい。具体的には、例えば、金型サイクルタイムの1/4倍よりも長く、且つ金型サイクルタイムの1.5倍よりも短かければ、その条件を「金型サイクルタイムと同一」とみなすこととする。
なお、少なくとも前記機構部のいずれかが、複数の同一機能のユニットで構成されているので、各機構部を構成するユニットをそれぞれ単一種類にすることができる。このため、封止装置に複数の金型を用いたときのサイクルタイム向上のためには、同一機能のユニット(同一ユニットと称する)を増加させることで対応することができる。即ち、低コスト化を実現しながら金型の台数が増えた際の封止装置の生産性の向上を確保することができる。
なお、更に、前記機構部として、前記金型の前段に、前記検査部から取り出された前記被成形品を予備加熱する予備加熱部を有し、該被成品を予備加熱するのにかかる時間が予備加熱サイクルタイムとされている場合には、原料樹脂の溶融を迅速に実現でき、効率的且つ確実な樹脂封止を実現することができる。
なお、更に、前記機構部として、前記金型の後段に、樹脂封止された前記被成品の反りを矯正する反り矯正部を有し、該被成品の反りを矯正するのにかかる時間が反り矯正サイクルタイムとされている場合には、樹脂封止後の被成形品の反りを防止することができる。即ち、反りにより被成形品が収納部へ収納できなくなるような事態を回避でき、被成形品の確実な収納を行うことができる。
なお、更に、前記樹脂供給部は、仮成形手段を有し、該仮成手段で仮成形された前記原料樹脂を供給する場合には、原料樹脂を粉粒体状態よりも高い熱伝導率の仮成形した状態で金型に投入することができる。このため、樹脂封止にかかる時間を短縮することができると共に、樹脂封止の際の樹脂流動を最小限にすることができる。同時に、金型に投入された原料樹脂を均一な厚みとすることで均一な溶融状態にできるので、品質の高い樹脂封止を実現することができる。
又、本発明は、被成形品を樹脂封止する金型、及び少なくとも機構部として、該被成形品を供給する供給部、供給された該被成形品の高さを検出する検査部、該金型に原料樹脂を供給する樹脂供給部、そして樹脂封止された該被成形品を収納する収納部を用いる封止方法において、少なくとも前記機構部のいずれかが、複数の同一機能のユニットで構成され、前記被成形品の1枚当たりにおける、前記金型への該被成品の搬入から次の該被成品の搬入が可能となるまでの金型サイクルタイムに対して、前記供給部で該被成品を供給するのにかかる供給サイクルタイム、前記検査部で該被成形品の高さを検出するのにかかる検査サイクルタイム、前記樹脂供給部で前記原料樹脂の供給にかかる樹脂供給サイクルタイム、そして前記収納部で前記樹脂封止された該被成形品を収納するのにかかる収納サイクルタイムを含む全ての前記機構部のサイクルタイムが短くなるように、全ての前記機構部における工程が行われることを特徴とする封止方法とも捉えることができる。あるいは、本発明は、少なくとも前記機構部のいずれかが、複数の同一機能のユニットで構成され、前記被成形品の1枚当たりにおける、前記金型への該被成形品の搬入から次の該被成形品の搬入が可能となるまでの金型サイクルタイムに対して、前記供給部で該被成形品を供給するのにかかる供給サイクルタイム、前記検査部で該被成形品の高さを検出するのにかかる検査サイクルタイム、前記樹脂供給部で前記原料樹脂の供給にかかる樹脂供給サイクルタイム、そして前記収納部で前記樹脂封止された該被成形品を収納するのにかかる収納サイクルタイムを含む前記機構部のサイクルタイムのうちのもっとも長いサイクルタイムが同一となるように、全ての前記機構部における工程が行われることを特徴とする封止方法とも捉えることができる。
本発明を適用することにより、使用する金型の台数に応じた生産性の向上が可能となる。
本発明の第1実施形態に係わる封止装置の一例を示す上面模式図 同じく側面模式図 封止装置の動作の一例を示すフローチャートを示す模式図 本発明の第2実施形態に係わる封止装置の一例を示す上面模式図 本発明の第3実施形態に係わる封止装置の一例を示す上面模式図 本発明の第4実施形態に係わる封止装置の一例を示す側面模式図 本発明の第5実施形態に係わる封止装置の一例を示す上面模式図 本発明の第6実施形態に係わる封止装置の一例を示す上面模式図 本発明の第7実施形態に係わる封止装置の一例を示す上面模式図 本発明の第8実施形態に係わる封止装置の一例を示す上面模式図 本発明の第9実施形態に係わる封止装置の一例を示す上面模式図 本発明の第10実施形態に係わる封止装置の一例を示す上面模式図 本発明の第11実施形態に係わる封止装置の一例を示す上面模式図 本発明の第12実施形態に係わる封止装置の一例を示す上面模式図 本発明の第13実施形態に係わる封止装置の一例を示す上面模式図 本発明の第14実施形態に係わる封止装置の一例を示す上面模式図 同じく側面模式図
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。
最初に、本発明の第1実施形態に係わる封止装置について図1〜図3を用いて以下に説明する。最初に、封止装置の概略構成について説明する。
封止装置100は、図1に示す如く、被成形品である半導体チップが搭載された基板102を樹脂封止する金型132、及び機構部として、基板102を供給する基板供給部110A(供給部)、供給された基板102の高さを検出する基板検査部120(検査部)、金型132に原料樹脂を供給する樹脂供給部140、そして樹脂封止された基板102(成形品)を収納する基板収納部110B(収納部)を有する。更に、封止装置100は、金型132の前段に基板検査部120から取り出された基板102を予備加熱する予備加熱部124と、金型132の後段に成形品の反りを矯正する反り矯正部122と、を有している。そして、封止装置100は、基板102の1枚当たりにおける、金型132への基板102の搬入から次の基板102の搬入が可能となるまでの金型サイクルタイムTmに対して、基板供給部110Aで基板102を供給するのにかかる供給サイクルタイムTp、基板検査部120で基板102の高さを検出するのにかかる検査サイクルタイムTi、基板102を予備加熱するのにかかる予備加熱サイクルタイムTh、樹脂供給部140で原料樹脂の供給にかかる樹脂供給サイクルタイムTr、基板102の反りを矯正するのにかかる反り矯正サイクルタイムTf、そして基板収納部110Bで樹脂封止された基板102を収納するのにかかる収納サイクルタイムTsの全ての機構部のサイクルタイムが、短くされている。同時に、樹脂供給サイクルタイムTrが金型サイクルタイムTmの1/4倍よりも長く、且つ金型サイクルタイムTmの1.5倍よりも短くされている。
なお、本実施形態では、金型サイクルタイムTmの1/4倍よりも長く、且つ金型サイクルタイムTmの1.5倍よりも短かければ、その機構部のサイクルタイムを「金型サイクルタイムTmと同一」とみなすこととする。
なお、これらの機構部は、第1搬送機構170を中心にして、その周囲を囲んで、放射状に配置されている。このため、第1搬送機構170の回転動作により、基板102が各機構部のうちの任意の機構部に搬送が可能である。以下、各構成要素について説明する。
前記基板供給部110Aは、図2に示す如く、樹脂封止されていない状態の基板102が格納された供給マガジン112Aと供給マガジン112Aから取り出された基板102を支持するレール116Aとを有する。供給マガジン112Aからは押部材114Aにより格納された基板102が押し出されて、レール116A上に基板102が取り出される。なお、基板収納部110Bは、同様に収納マガジン112Bとレール116Bとを備える。そして、基板収納部110Bは、図1に示す如く、第1搬送機構170の回転中心Oに向かって、基板供給部110Aの右隣に配置されている。
前記基板検査部120は、具体的には基板102に搭載された半導体チップの有無やずれなどの配置異常を検査する。基板検査部120には、基板102を支持するレールが敷設されており、その上で基板102上の半導体チップをスキャンなどして特定位置の高さが計測される。基板検査部120には、例えば2次元走査が可能とされたレーザセンサや光電センサやCCDカメラなどを使用することができる。基板検査部120は、図1に示す如く、第1搬送機構170の回転中心Oに向かって、基板供給部110Aの左隣に配置されている。
前記予備加熱部124には、基板102を支持するレールが敷設されており、そのレール上に配置された基板102が予め加熱される構成とされている。加熱により、金型132での樹脂封止が迅速に促進される。予備加熱部124は、図1に示す如く、第1搬送機構170の回転中心Oに向かって、基板検査部120の左隣に配置されている。
前記金型132は、図2に示す如く、ベース133上に配置された下型134と上型136とを有する。下型134と上型136とは、図示せぬヒータを備えており、互いに接近・離間可能とされている。下型134には、図示せぬ吸着機構が設けられており、後述する離型フィルム164を吸着・固定することができる。原料樹脂は離型フィルム164の上に搭載され、離型フィルム164を下型134に吸着・固定することで、原料樹脂の金型132への供給が完了する。なお、金型132は、図1に示す如く、第1搬送機構170の回転中心Oに向かって、予備加熱部124の左隣に配置されている。
金型132の外側に、図1、図2に示す如く、樹脂供給部140が配置されている。金型132と樹脂供給部140との間には、樹脂供給部140で搭載された原料樹脂を金型132に搬送する第2搬送機構(第2搬送手段)162が配置されている。第2搬送機構162は、原料樹脂を搭載する離型フィルム164と、離型フィルム164を連続的に樹脂供給部140から金型132へ供給する供給ロール166と、離型フィルム164を金型132まで適切な張力を与えて搬送する複数のローラ167と、金型132へ搬送された離型フィルム164を回収する回収ロール168と、を備える(ここで、離型フィルム164の送り方向の軸を離型フィルム164の送り軸Pとする)。離型フィルム164は、上型136に取り付けられる基板102と下型134との間を通過する。
前記樹脂供給部140は、図1、図2に示す如く、原料樹脂を金型132に供給するためのものであり、ホッパ142とフィーダ144と樹脂トレイ146と仮成形手段である仮成形機構148とを備えている。ホッパ142は、下方が漏斗形状をしており、上方から粉粒体状の原料樹脂が投入される。ホッパ142を通過した原料樹脂はフィーダ144により計量される。計量された原料樹脂は、樹脂トレイ146に投下されて、そこから離型フィルム164上に所定の重量と範囲で均一に搭載される。ここで、ホッパ142は封止装置100の最外周に配置されているので、金型132に投入(搬入)される基板102に粉粒体状の原料樹脂を付着させるおそれが少ない。そして、粉粒体状の原料樹脂の基板102への付着を完全に防止しようとしたときには、樹脂供給部140を除いた封止装置100の内側にクリーンブースなどを設けてクリーンエリアを確保することも容易である。
仮成形機構148は、離型フィルム164上に搭載された原料樹脂を仮成形する。仮成形機構148の具体的な構成は、図2に示す如く、互いに接近・離間可能な下型150と上型152とを備えている。下型150と上型152には図示せぬヒータが設けられており、離型フィルム164上の原料樹脂を加熱軟化させる。原料樹脂の軟化時に下型150と上型152とで原料樹脂を挟持して均一の厚みに仮成形する。なお、仮成形機構148は、更に上離型フィルム供給機構を備えている。上離型フィルム供給機構は、図2に示す如く、上型152と原料樹脂との間に配置される上離型フィルム156と、上離型フィルム156を連続的に供給する供給ロール158と、上離型フィルム156に適切な張力を与えて搬送する複数のローラ159と、上型152の下を通過した上離型フィルム156を回収する回収ロール160と、を備える。このため、軟化状態の原料樹脂が下型150と上型152とで挟持されても、上型152及び下型150に直接原料樹脂が貼り付くことを防止することができる。又、仮成形機構148には、更に図示せぬ冷却板が設けられており、下型150と上型152とが離間後、上離型フィルム156の上側から上離型フィルム156に貼り付いた原料樹脂を冷却する。このため、冷却後には、上離型フィルム156の回収ロール160への送り移動により、原料樹脂から上離型フィルム156がスムースに剥離される。
前記反り矯正部122は、樹脂封止後の基板102の反りを防止するよう構成されている。具体的には、基板102を支持するレールと、レールに対向して配置された押え板と、冷却機構とが備えられている。樹脂封止後の基板102(成形品)がレール上に配置されて、その押え板で成形品が押えられた状態(反りが矯正された状態)で、冷却機構で冷却される。反り矯正部122は、図1に示す如く、第1搬送機構170の回転中心Oに向かって、金型132の左隣に配置されている。
前記第1搬送機構170は、基板102を任意の位置に搬送可能な水平多関節ロボットを備える。具体的な構成は、例えば図2に示す如く、本体部分172とアーム部分174とハンド部分176とを備える。本体部分172上のアーム部分174は複数の回転機構(図2では垂直方向を軸とするZ軸周りの回転)を有しており、各回転機構の回転角度を制御することで第1搬送機構170の回転中心Oを軸として図1のX、Y方向へ正確にハンド部分176を移動制御することができる。更にアーム部分174は、Z方向にもハンド部分176を正確に移動させることができる。本実施形態では、ハンド部分176は、上下に2つ設けられており、2つの基板102を(少なくともアーム部分174の機能の一部を2重に備えることで)非同期でも移動させることが可能である。このため、各機構部で処理の終了した基板102を取り出す(搬出する)と同時に、その機構部で処理のなされていない新たな基板102を配置する(搬入する)といったことが可能である。ただし、必ずしもハンド部分176が2つ設けられている必要はない。又、第1搬送手段は、水平多関節ロボットに限られず、溶接ロボットなどに応用される垂直多関節ロボットなどを含む産業用ロボットであってもよい。
次に、封止装置100の動作について、主に図3(A)を用いて説明する。なお、図3(A)の四角内の数字は各サイクルタイムを示している。
最初に、基板供給部110Aから基板102をレール116Aに取り出す(基板供給;ステップS2)。基板供給部110Aの角度に回転した第1搬送機構170は、アーム部分174を駆動して、ハンド部分176に基板102を保持する。保持された基板102がレール116Aにぶつからないような位置にまで、第1搬送機構170の回転中心側にハンド部分176が引き戻される。
なお、基板102の1枚当たりにおける、基板供給部110Aで基板102を供給するのにかかる供給サイクルタイムTpは、基板供給部110Aの動作開始からレール116A上に基板102が配置されるまでの時間をいい、本実施形態では約10秒(10s)とされている。
次に、第1搬送機構170は、基板検査部120の角度に右回転して、アーム部分174を駆動して基板検査部120のレール上に基板102を配置させる(搬入する)。そして、基板102上の半導体チップの高さを検出することにより、樹脂封止に必要な樹脂量を決定する(基板検査;ステップS4)。その後、ハンド部分176が再び基板102を保持する。保持された基板102が基板検査部120にぶつからないような位置にまで、第1搬送機構170の回転中心側にハンド部分176が引き戻される(搬出する)。
なお、基板102の1枚当たりにおける、基板検査部120で基板102の高さを検出するのにかかる検査サイクルタイムTiは、基板検査部120に基板102が搬入されてからその基板102が搬出可能となるまでの時間をいい、本実施形態では約40秒(40s)とされている。
次に、第1搬送機構170は、予備加熱部124の角度に更に右回転して、アーム部分174を駆動して予備加熱部124のレール上に基板102を配置させる(搬入する)。ここで、基板102が樹脂封止に適するように予備加熱される(予備加熱;ステップS6)。加熱後、ハンド部分176が再び基板102を保持する。保持された基板102が予備加熱部124にぶつからないような位置にまで、第1搬送機構170の回転中心側にハンド部分176が引き戻される(搬出する)。
なお、基板102の1枚当たりにおける、基板102を予備加熱するのにかかる予備加熱サイクルタイムThは、予備加熱部124に基板102が搬入されてからその基板102が搬出可能となるまでの時間をいい、本実施形態では約40秒(40s)とされている。
次に、第1搬送機構170は、金型132の角度に更に右回転して、アーム部分174を駆動して金型132の上型136に基板102を配置させる(搬入する)。一方、タイミングを合わせて、ホッパ142に投入された原料樹脂は離型フィルム164上で仮成形機構148により仮成形される(樹脂プリフォーム;ステップS8)。なお、仮成形される原料樹脂の量は基板検査部120で決定された樹脂量となる。そして、離型フィルム164に貼り付いたままの仮成形された原料樹脂を、第2搬送機構162を駆動して金型132に供給する。そして、基板102は金型132の型締めで所定の温度・圧力・時間で圧縮成形される(成形(プレス);ステップS10)。そして、型開き後、ハンド部分176が樹脂封止された基板102(成形品)を保持する。保持された成形品が金型132にぶつからないような位置にまで、第1搬送機構170の回転中心側にハンド部分176が引き戻される(搬出する)。
なお、基板102の1枚当たりにおける、樹脂供給部140で原料樹脂の供給にかかる樹脂供給サイクルタイムTrは、基板検査部120で樹脂量が決定されてからその原料樹脂が仮成形機構148で仮成形されて第2搬送機構162で搬送可能となるまでの時間をいい、本実施形態では約60秒(60s)とされている。また、基板102の1枚当たりにおける、金型132への基板102の搬入から次の基板102の搬入が可能となるまでの金型サイクルタイムTmは、マシンタイムと圧縮時間とキュア時間との和で定義される。マシンタイムは、基板102を金型132に対して出し入れする時間である。圧縮時間は、金型132の型締め完了に要する時間である。キュア時間は、金型132の型締め完了から型開きまでの時間である。本実施形態では金型サイクルタイムTmは、約100秒(100s)とされている。
次に、第1搬送機構170は、反り矯正部122の角度に更に右回転して、アーム部分174を駆動して反り矯正部122のレール上に成形品を配置させる(搬入する)。そして、冷却機構にて、成形品を冷却し成形品の反りを矯正する(反り矯正;ステップS12)。反り矯正後に、ハンド部分176が再び成形品を保持する。保持された成形品が反り矯正部122にぶつからないような位置にまで、第1搬送機構170の回転中心側にハンド部分176が引き戻される(搬出する)。
なお、基板102の1枚当たりにおける、基板102の反りを矯正するのにかかる反り矯正サイクルタイムTfは、成形品が搬入されてからその成形品が搬出可能となるまでの時間をいい、本実施形態では約30秒(30s)とされている。
次に、第1搬送機構170は、基板収納部110Bの角度まで右回転して、アーム部分174を駆動してレール116B上に基板102を配置させる(搬入する)。配置された基板102は、収納マガジン112Bに収納される(成形品収納;ステップS14)。
なお、基板102の1枚当たりにおける、基板収納部110Bで成形品を収納するのにかかる収納サイクルタイムTsは、成形品が搬入されてからその成形品が収納完了までの時間をいい、本実施形態では約10秒(10s)とされている。
以上、1つの基板102の各機構部間の流れについて説明したが、第1搬送機構170がハンド部分176を2つ有していることから各機構部ではそれぞれ、基板102の搬入と搬出とが同時に行われている。つまり、金型132へ次に投入されるべき基板102は、すでに基板供給部110Aから取り出され、予備加熱部124に置かれている状態となっている。
このように、本実施形態では、全ての機構部のサイクルタイムが金型サイクルタイムTmよりも短くされている。このため、金型サイクルタイムTmに応じた生産性を確保することができる。
また、本実施形態では、金型サイクルタイムTm(100s)に対して、最もサイクルタイムが長い樹脂供給サイクルタイムTr(60s)が金型サイクルタイムTmの1/4倍よりも長く、且つ金型サイクルタイムTmの1.5倍よりも短くされている(同一とされている)。このため、樹脂供給部140は性能が過剰なスペックとならずに、その機構部(樹脂供給部140)を低コストに抑えることができる。
なお、金型を2台用いた場合には、図3(B)に示す如く、成形(プレス1、2)工程(ステップS30a、S30b)の金型サイクルタイムTmを1/2に短縮することができる(50s)。この場合には、樹脂供給サイクルタイムTrが金型サイクルタイムTmよりも長くなる(60s)が、樹脂供給サイクルタイムTrは金型サイクルタイムTm(50s)と同一とみなせる(TrはTmの1.5倍より短い)。即ち、金型だけを2台に増やすことで封止装置のコストの上昇を抑えて且つ金型の台数に応じて相応に生産性を向上させることが可能となる。つまり、図3(A)で金型が1台の場合のボトルネックとなるサイクルタイムが100sであったのに対して、図3(B)ではボトルネックとなるサイクルタイムが60sとなるので、生産性が向上することとなる。
ここで、樹脂供給部を2台用いると、図3(C)に示す如く、樹脂プリフォーム1、2工程(ステップS48a、S48b)の樹脂供給サイクルタイムTrを1/2にすることができる(30s)。この場合には、全ての機構部のサイクルタイムが金型サイクルタイムTmよりも短くなるので、真に金型の台数(2台)に応じた生産性の向上を図ることが可能となる。つまり、図3(B)で樹脂供給部が1台の場合のボトルネックとなるサイクルタイムが60sであったのに対して、図3(C)ではボトルネックとなるサイクルタイムが金型サイクルタイムTmの50sとなるので、生産性が向上することとなる。
なお、図3(C)の状態から金型を3台にすると、図3(D)に示す如く、成形(プレス1、2、3)工程(ステップS70a、S70b、S70c)の金型サイクルタイムTmを1台の場合に比べて1/3に短縮することができる(33s)。この場合には、検査サイクルタイムTi(40s)と予備加熱サイクルタイムTh(40s)とが最も長くなるが、これら2つのサイクルタイムTi、Thは金型サイクルタイムTm(33s)と同一とみなせる(TiとThはTmの1.5倍より小さい)。即ち、図3(C)の状態から金型だけを3台にすることで封止装置のコストの上昇を抑えて且つ金型の台数に応じて相応に生産性を向上させることができる。つまり、図3(C)で金型が2台の場合のボトルネックとなるサイクルタイムが50sであったのに対して、図3(D)ではボトルネックとなるサイクルタイムが40sとなるので、生産性が向上することとなる。
ここで、基板検査部と予備加熱部をそれぞれ2台ずつとすると、検査サイクルタイムTiと予備加熱サイクルタイムThとをそれぞれ1/2にすることができる(20s)。この場合には、全ての機構部のサイクルタイムが金型サイクルタイムTmよりも短くなるので、真に金型の台数(3台)に応じた生産性の向上を図ることができる。つまり、図3(D)で基板検査部と予備加熱部とをそれぞれ1台の場合のボトルネックとなるサイクルタイムが40sであったのに対して、ボトルネックとなるサイクルタイムが金型サイクルタイムTmの33sとなるので、生産性が向上することとなる。
なお、例えば、4台の金型で得られる金型サイクルタイムTmよりもサイクルタイムの短い機構部と金型1台とで封止装置を構成することもできるが、その場合には機構部が過剰なスペックとなり封止装置として低コストを実現することは困難となる。
これに対して本実施形態では、上述したように金型が1台のときであっても金型サイクルタイムTmと同一となるサイクルタイムの機構部については、サイクルタイムを極端に短くした過剰なスペックの機構部を採用しないこととなり、機構部のコストを抑えることができる。即ち、封止装置として低コスト化を促進することができる。
そして、金型の台数が増えて金型サイクルタイムTmが短くなっても、全ての機構部のサイクルタイムを金型サイクルタイムTmより短くする、あるいは最も長い機構部のサイクルタイムを金型サイクルタイムと同一とすることで、金型サイクルタイムTmが短縮された分に応じて封止装置の生産性を向上させることができる。具体的には、金型サイクルタイムTmに対して、サイクルタイムの観点からボトルネックとなる遅いサイクルタイムの機構部の台数を増やすことで、低コストを実現しながら金型の台数に応じた生産性の向上を図ることができる。特にサイクルタイムを短くするのに高い技術レベルを必要として高価となってしまう基板検査部、予備加熱部、樹脂供給部、そして反り矯正部に対しては1台当たりのサイクルタイムを短く設定せずに、それらの台数を増加させることでサイクルタイムを短くすることが封止装置の低コスト化を促進する上で特に有効である。
また、機構部として、金型132の前段に、基板検査部120から取り出された基板102を予備加熱する予備加熱部124を有しているので、予備加熱部がない場合に比べて、基板102を加熱していることで樹脂封止工程をより高速化することが可能である。又、予備加熱部を別に有する場合に比べて金型132に基板102が搬送された時点での基板102の温度ばらつきと温度低下を低減することができる。特に、本実施形態では予備加熱部124が金型132の近隣に位置しているので、その効果が大きく、成形品の歩留りを向上させることができる。即ち、原料樹脂の溶融を迅速に実現でき、効率的且つ確実な樹脂封止を実現することができる。
また、機構部として、金型132の後段に、樹脂封止された基板102(成形品)の反りを矯正する反り矯正部122を有しているので、樹脂封止後の成形品の反りを防止することができる。即ち、反りにより成形品が基板収納部110Bへ収納できなくなるような事態を回避でき、成形品の確実な収納を行うことができる。若しくは基板収納部110Bへより多くの成形品を収納することができる。
又、樹脂供給部140が、仮成形機構148を備えているので、原料樹脂を粉粒体状態よりも高い熱伝導率の仮成形した状態で金型132に投入することができる。このため、樹脂封止にかかる時間を短縮することができると共に、樹脂封止の際の樹脂流動を最小限にすることができる。同時に、金型132に投入された原料樹脂を均一な厚みとすることで均一な溶融状態にできるので、品質の高い樹脂封止を実現することができる。
即ち、本実施形態においては、使用する金型132の台数に応じた生産性の向上が可能となる。
第1実施形態においては、機構部として反り矯正部122を有していたが、本発明はこれに限定されず、図4に示す第2実施形態の如く、必ずしも反り矯正部を備えなくてもよい。この場合には、機構部が少ない分低コスト化と封止装置200の小型化が可能である。なお、他の構成要素は、第1実施形態と同一なので、符号下2桁を同一として、説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態について、図5を用いて説明する。
本実施形態は、第1実施形態とは、2台の金型332A、332B、2台の樹脂供給部340A、340B、2台の予備加熱部324A、324Bを備えることが異なり、それ以外は同一であるので、符号下2桁を同一とし、説明を省略する。
本実施形態では、2台の金型332A、332B(同一ユニット)を用いるので、その金型サイクルタイムTmは1台の金型の場合に比べて金型サイクルタイムTmの半分となる。そこで、その金型サイクルタイムTmの短縮に応じて、樹脂供給サイクルタイムTrと予備加熱サイクルタイムThの短縮を図って、金型サイクルタイムTmよりもいずれのサイクルタイムも小さくなるようにしている。具体的にはそれぞれ、2台の同一ユニットで樹脂供給部340A、340Bと予備加熱部324A、324Bを構成している。ここで、各機構部を構成するユニットをそれぞれ単一種類にしている。即ち、低コスト化を実現しながら封止装置300の生産性の向上を可能としている。
第3実施形態においては、機構部として反り矯正部322を有していたが、本発明はこれに限定されず、図6に示す第4実施形態の如く、反り矯正部を備えなくてもよい(予備加熱部424も1台としている)。この場合にも2台の金型432A、432Bに応じて相応の生産性を確保することができる。また、この場合には、機構部が少ない分低コスト化と封止装置400の小型化が可能である。また、本実施形態では、基板供給部410Aのレール部分に基板検査部420を配置している。このため、封止装置400では、Y方向への封止装置400の拡大を最小限としている。なお、他の構成要素は、第3実施形態と同一なので、符号下2桁を同一とし、説明を省略する。
次に、本発明の第5実施形態について、図7を用いて説明する。
本実施形態は、第4実施形態とは、金型532A〜532Cと樹脂供給部540A〜540Cがそれぞれ、同一のユニットで3台に増えたことで異なり、それ以外の構成要素は同一であるので、符号下2桁を同一として、説明を省略する。
本実施形態は、第4実施形態より更に、金型532A〜532Cを3台に増やして金型サイクルタイムTmを短縮するとともに、樹脂供給部540A〜540Cを3台に増やして樹脂供給サイクルタイムTrも短縮している。即ち、金型サイクルタイムTmの短縮に応じて樹脂供給サイクルタイムTrを短縮することで、生産性を更に向上させている。なお、その他の機構部では、各サイクルタイムは金型サイクルタイムTmより小さくされている。
次に、本発明の第6実施形態について、図8を用いて説明する。
本実施形態では、金型632A〜632Dが4台とされている。また、樹脂供給部640A、640Bが同一ユニットで2台とされている。そして、第1搬送機構670A、670Bが2台とされている。封止装置600の構成要素の機能は上記実施形態とほぼ同一であるので、符号下2桁を同一として、説明を省略する。以下、図8に基づき簡略に動作を説明する。なお、符号650A、650Bはそれぞれ原料樹脂の冷却のためのクーラである。
第1搬送機構670Bは、基板供給収納部610から基板602を取り出し、基板検査部620へ搬送する。そして、第1搬送機構670Bは、検査の終了した基板を予備加熱部624に搬送する。予備加熱された基板は、レール671上の第1搬送機構670Aで金型632A〜632Dに搬送される。また、第1搬送機構670Aは、樹脂供給部640A、640Bから仮成形された原料樹脂を金型632A〜632Dに搬送する。金型632A〜632Dで樹脂封止された基板(成形品)は、第1搬送機構670Aで反り矯正部622へ搬送される。反り矯正された成形品は、第1搬送機構670Bで、基板供給収納部610へ搬送され、収納される。
本実施形態は、金型632A〜632Dを4台備えて金型サイクルタイムTmを短縮し、それに対応して樹脂供給部640A、640Bを同一ユニットで2台に増やして樹脂供給サイクルタイムTrを短縮することで、生産性を更に向上させている。即ち、比較的高価な樹脂供給部640A、640Bの台数の増加を最小限に抑えて、機構部の中で最もサイクルタイムの長い樹脂供給サイクルタイムTrを金型サイクルタイムTmと同一としている。同時に、同様の機能の第1搬送機構670A、670Bを2台用いることで、搬送にかかる時間(実際に各機能部間で基板を搬送するのに数秒以上がかかっている)を分担でき、一連のサイクルタイムを短縮することができる。更に、第1搬送機能670Aで第2搬送機構の機能を担っているので、第2搬送機構を省くことができる。即ち、封止装置600は、低コストを実現しながら、生産性を向上させることができる。本実施形態では、金型632A、632Bと樹脂供給部640A、640Bそれぞれで、離型フィルムを連続した状態で用いている。しかし、それぞれで、短冊状に分離された離型フィルムを用いてもよいし、離型フィルムをいずれにおいても用いなくてもよい。
第6実施形態では、樹脂供給部640A、640Bが2台であったが、本発明はこれに限定されず、図9に示す第7実施形態の如くであってもよい。この場合には、樹脂供給部740A〜740Cが同一ユニットで3台とされているので、より低コストで樹脂供給サイクルタイムTrの長い(速度の遅い)樹脂供給部740A〜740Cを用いることができる。そして、全ての機構部のサイクルタイムが金型サイクルタイムTmよりも小さくされているので、高い生産性を確保することができる。封止装置700の構成要素は第6実施形態と同一であるので、符号下2桁を同一として、説明を省略する。
或いは、図10に示す第8実施形態の如くであってもよい。この場合には、樹脂供給部840A〜840Dが同一ユニットで4台とされて、第2搬送機構も用いるので、更に低コストで樹脂供給サイクルタイムTrの長い(速度の遅い)樹脂供給部840A〜840Dを用いることができる。そして、全ての機構部のサイクルタイムが金型サイクルタイムTmよりも小さくされているので、更に生産性を向上させることができる。封止装置800の構成要素は、他には同一の第1搬送機構870A、870Bを用いることが異なるだけで、他は第7実施形態と同一であるので、符号下2桁を同一として、説明を省略する。なお、点線は、基板の流れを示している。
次に、本発明の第9実施形態について、図11を用いて説明する。
本実施形態は、第8実施形態とは、基板供給収納部から基板供給部910Aと基板収納部910Bへの分離、機構部のレイアウト、2台の第1搬送機構970A、970Bの配置などが異なる。封止装置900の構成要素の機能は上記実施形態と同一であるので、符号下2桁を同一として、説明を省略する。以下、第1搬送機構970A、970Bの動作役割を説明する。
第1搬送機構970Aは、基板供給部910Aから基板を取り出し、基板検査部920へ搬送をする。そして、第1搬送機構970Aは、基板検査部920から基板を予備加熱部924へ搬送する。そして、第1搬送機構970Aは、金型932A、932Cへ基板を搬送する。さらに、第1搬送機構970Aは、金型932A、932Cから基板を反り矯正部922へ搬送する。一方、第1搬送機構970Bは、予備加熱部924から基板を金型932B、932Dへ搬送する。そして、第1搬送機構970Bは、金型932B、932Dから基板を反り矯正部922へ搬送する。更に第1搬送機構970Bは、基板を反り矯正部922から基板収納部910Bへ搬送する。即ち、第1搬送機構970A、970Bのいずれも同等の動作を行うので、第8実施形態に比べて搬送に係る時間を短縮することが可能となる。なお、第8実施形態と同じく、全ての機構部のサイクルタイムが金型サイクルタイムTmよりも小さくされているので、さらに生産性を向上させることができる。
次に、本発明の第10実施形態について、図12を用いて説明する。
本実施形態は、第9実施形態とは、金型1032A〜1032D(樹脂供給部1040A〜1040D)が2つの第1搬送機構1070A、1070Bそれぞれの回転中心O1、O2に対して放射状に配置されていることが異なる。このため、本実施形態では、第9実施形態に比べて、基板の金型1032A〜1032Dへの配置をより正確に行うことができる。また、第9実施形態と同様に高い生産性を確保することができる。なお、封止装置1000の構成要素は第9実施形態と同一であるので、符号下2桁を同一として、説明を省略する。なお、点線は基板の流れを示している。
次に、本発明の第11実施形態について、図13を用いて説明する。
本実施形態では、金型1132A〜1132Dが4台とされている。また、樹脂供給部1140A、1140Bを同一ユニットで2台備えている。このため、符号下2桁を同一として、説明を省略する。本実施形態では、第1搬送機構1170A、1170Bが共に、レール1171上で直線移動を行い、レール1171から直接的にすべての機構部と金型1132A〜1132Dへ基板が搬送可能とされている(すべての機構部と金型1132A〜1132DとがX方向にレール1171に対して一方の側に直列に配置)。このように、第1搬送機構1170A、1170Bでレール1171が兼用されている。そして第6実施形態と同じく、機構部の中で最もサイクルタイムの長い樹脂供給サイクルタイムTrを金型サイクルタイムTmと同一としている。このため、第6実施形態と同様に高い生産性が確保できると共に、樹脂封止装置1100の低コスト化が可能である。
第11実施形態では、樹脂供給部1140A、1140Bが2台であったが、本発明はこれに限定されず、図14に示す第12実施形態の如くであってもよい。この場合には、樹脂供給部1240A〜1240Cが同一ユニットで3台とされているので、より低コストで樹脂供給サイクルタイムTrの長い(速度の遅い)樹脂供給部1240A〜1240Cを用いることができる。そして、全ての機構部のサイクルタイムが金型サイクルタイムTmよりも小さくされているので、第7実施形態と同様に高い生産性を確保することができる。封止装置1200の構成要素は第11実施形態と同一であるので、符号下2桁を同一として、説明を省略する。
或いは、図15に示す第13実施形態の如くであってよい。この場合には、樹脂供給部1340A〜1340Dが同一ユニットで4台とされて、第2搬送機構も用いるので、更に低コストで樹脂供給サイクルタイムTrの長い(速度の遅い)樹脂供給部1340A〜1340Dを用いることができる。そして、全ての機構部のサイクルタイムが金型サイクルタイムTmよりも小さくされているので、第12実施形態と同様に高い生産性を確保することができる。封止装置1300の構成要素は、第12実施形態と同一であるので、符号下2桁を同一として、説明を省略する。
次に、本発明の14実施形態について、図16、図17を用いて説明する。
本実施形態では、第13実施形態とは、基板供給収納部1410のレールに基板検査部1420が設けられていること、第1搬送機構1470が1台であること、反り矯正部がないことで異なる。このため、符号下2桁を同一として、説明を省略する。なお、図17に示す如く、第2搬送機構1462Aの回収ロール1468Aは、レール1471の下側に空隙を設けてそこに配置させている。このため、回収ロール1468Aを封止装置1400の外周に近く配置できるので回収ロール1468Aの交換が容易となっている(第13実施形態も同様)。本実施形態も第13実施形態と同様に全ての機構部のサイクルタイムが金型サイクルタイムTmよりも小さいので、第13実施形態と同様に高い生産性を確保することができる。
本発明について上記実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の要旨を逸脱しない範囲においての改良並びに設計の変更が可能なことは言うまでも無い。即ち、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、いずれの実施形態で説明された構成要素や機能を適宜組み合わせることも可能である。
又、上記実施形態においては、更に、機構部として、金型の前段に、検査部から取り出された被成形品を予備加熱する予備加熱部を有していたが、本発明はこれに限定されず、予備加熱部を備えなくてもよい。その場合には、予備加熱部がない分、更に部品点数を低減でき、より封止装置を軽量・小型化でき、併せて低コストにすることが可能である。
又、上記実施形態においては、更に、機構部として、金型の後段に、樹脂封止された被成品の反りを矯正する反り矯正部を有していたが、本発明はこれに限定されず、反り矯正部を備えなくてもよい。その場合には、反り矯正部がない分、更に部品点数を低減でき、より封止装置を軽量・小型化でき、併せて低コストにすることが可能である。
又、上記実施形態においては、仮成形機構を備えていたが、本発明はこれに限定されず、仮成形機構を備えなくてもよい。その場合には、仮成形機構がない分、更に部品点数を低減でき、より封止装置を軽量・小型化でき、併せて低コストにすることが可能である。
又、上記実施形態においては、原料樹脂として特に説明をしなかったが、当該樹脂は粉状や、粒状であってもよいし、小径のタブレットでもよい。若しくはそれらの混合物であってもよい。そして、仮成形がなされていない状態であってもよい。なお、仮成形がなされていない場合の樹脂供給サイクルタイムTrは、仮成形する場合に比べて、短くされている(例えば、仮成形されている場合の60sに対して、仮成形されていない場合には40s〜50sとなる)。
本発明は、生産性を維持しつつ低コスト化が望まれる半導体チップ等を配置した基板を樹脂で封止する封止装置に広く適用することができる。
100〜1400…封止装置
102〜502、1402…基板
110A〜510A、910A、1010A…基板供給部
110B〜510B、910B、1010B…基板収納部
112A〜412A…供給マガジン
112B〜412B…収納マガジン
116A〜416A、916A、1016A、116B〜416B、916B、1016B、616〜816、671、771、1116〜1316、1171〜1471…レール
120〜1420…基板検査部
122、322、622〜1322…反り矯正部
124、224、324A、324B、424〜1424…予備加熱部
132、232、332A〜1432A、332B〜1432B、532C〜1432C、632D〜1432D…金型
134、150…下型
136、152…上型
140、240、340A〜1440A、340B〜1440B、540C、740C〜1040C、1240C〜1440C、840D〜1040D、1440D…樹脂供給部
142、242、342A〜742A、342B〜542B、542C…ホッパ
144、244、344A〜744A、344B〜544B、544C…フィーダ
146、246、346A〜746A、346B〜546B、546C…樹脂トレイ
148、248、348A〜748A、1448A、348B〜748B、548C、748C…仮成形機構
156…上離型フィルム
158、166、1466A…供給ロール
159、167、1467A…ローラ
160、168、1468A…回収ロール
162、362A、462A、1462A、362B、462B…第2搬送機構
164、264、364A〜764A、1464A、364B〜564B、564C…離型フィルム
170〜570、1470、670A〜1370A、670B〜1370B…第1搬送機構
172、1472…本体部分
174…アーム部分
176…ハンド部分
610〜810、1110〜1410…基板供給収納部

Claims (7)

  1. 被成形品を樹脂封止する金型、及び少なくとも機構部として、該被成形品を供給する供給部、供給された該被成形品の高さを検出する検査部、該金型に原料樹脂を供給する樹脂供給部、そして樹脂封止された該被成形品を収納する収納部を有する封止装置において、
    少なくとも前記機構部のいずれかは、複数の同一機能のユニットで構成され、
    前記被成形品の1枚当たりにおける、前記金型への該被成品の搬入から次の該被成品の搬入が可能となるまでの金型サイクルタイムに対して、前記供給部で該被成品を供給するのにかかる供給サイクルタイム、前記検査部で該被成形品の高さを検出するのにかかる検査サイクルタイム、前記樹脂供給部で前記原料樹脂の供給にかかる樹脂供給サイクルタイム、そして前記収納部で前記樹脂封止された該被成形品を収納するのにかかる収納サイクルタイムを含む全ての前記機構部のサイクルタイムが短くされている
    ことを特徴とする封止装置。
  2. 被成形品を樹脂封止する金型、及び少なくとも機構部として、該被成形品を供給する供給部、供給された該被成形品の高さを検出する検査部、該金型に原料樹脂を供給する樹脂供給部、そして樹脂封止された該被成形品を収納する収納部を有する封止装置において、
    少なくとも前記機構部のいずれかは、複数の同一機能のユニットで構成され、
    前記被成形品の1枚当たりにおける、前記金型への該被成品の搬入から次の該被成品の搬入が可能となるまでの金型サイクルタイムに対して、前記供給部で該被成品を供給するのにかかる供給サイクルタイム、前記検査部で該被成形品の高さを検出するのにかかる検査サイクルタイム、前記樹脂供給部で前記原料樹脂の供給にかかる樹脂供給サイクルタイム、そして前記収納部で前記樹脂封止された該被成形品を収納するのにかかる収納サイクルタイムを含む前記機構部のサイクルタイムのうちのもっとも長いサイクルタイムが同一とされている
    ことを特徴とする封止装置。
  3. 請求項1または2において、更に、
    前記機構部として、前記金型の前段に、前記検査部から取り出された前記被成形品を予備加熱する予備加熱部を有し、
    該被成品を予備加熱するのにかかる時間が予備加熱サイクルタイムとされている
    ことを特徴とする封止装置。
  4. 請求項1乃至のいずれかにおいて、更に、
    前記機構部として、前記金型の後段に、樹脂封止された前記被成品の反りを矯正する反り矯正部を有し、
    該被成品の反りを矯正するのにかかる時間が反り矯正サイクルタイムとされている
    ことを特長とする封止装置。
  5. 請求項1乃至のいずれかにおいて、更に、
    前記樹脂供給部は、仮成形手段を有し、該仮成手段で仮成形された前記原料樹脂を供給する
    ことを特徴とする封止装置。
  6. 被成形品を樹脂封止する金型、及び少なくとも機構部として、該被成形品を供給する供給部、供給された該被成形品の高さを検出する検査部、該金型に原料樹脂を供給する樹脂供給部、そして樹脂封止された該被成形品を収納する収納部を用いる封止方法において、
    少なくとも前記機構部のいずれかは、複数の同一機能のユニットで構成され、
    前記被成形品の1枚当たりにおける、前記金型への該被成品の搬入から次の該被成品の搬入が可能となるまでの金型サイクルタイムに対して、前記供給部で該被成品を供給するのにかかる供給サイクルタイム、前記検査部で該被成形品の高さを検出するのにかかる検査サイクルタイム、前記樹脂供給部で前記原料樹脂の供給にかかる樹脂供給サイクルタイム、そして前記収納部で前記樹脂封止された該被成形品を収納するのにかかる収納サイクルタイムを含む全ての前記機構部のサイクルタイムが短くなるように、全ての前記機構部における工程が行われる
    ことを特徴とする封止方法。
  7. 被成形品を樹脂封止する金型、及び少なくとも機構部として、該被成形品を供給する供給部、供給された該被成形品の高さを検出する検査部、該金型に原料樹脂を供給する樹脂供給部、そして樹脂封止された該被成形品を収納する収納部を用いる封止方法において、
    少なくとも前記機構部のいずれかは、複数の同一機能のユニットで構成され、
    前記被成形品の1枚当たりにおける、前記金型への該被成形品の搬入から次の該被成形品の搬入が可能となるまでの金型サイクルタイムに対して、前記供給部で該被成形品を供給するのにかかる供給サイクルタイム、前記検査部で該被成形品の高さを検出するのにかかる検査サイクルタイム、前記樹脂供給部で前記原料樹脂の供給にかかる樹脂供給サイクルタイム、そして前記収納部で前記樹脂封止された該被成形品を収納するのにかかる収納サイクルタイムを含む前記機構部のサイクルタイムのうちのもっとも長いサイクルタイムが同一となるように、全ての前記機構部における工程が行われる
    ことを特徴とする封止方法。
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