JP2024030726A - 反り矯正システム、及び、製造システム - Google Patents

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Abstract

【課題】加工装置から独立した反り矯正装置を含む反り矯正システムであって、反り矯正装置から加工装置への成形済基板の搬送が容易な反り矯正システム、及び、当該反り矯正システムを含む製造システムを提供する。【解決手段】反り矯正システムは、反り矯正装置と、中継部とを備える。反り矯正装置は、第1成形済基板の反りを矯正し、第2成形済基板を製造する。中継部は、反り矯正装置の外部の加工装置と反り矯正装置との間に配置される。加工装置は、第2成形済基板の加工を行なう。中継部は、第2成形済基板を反り矯正装置から受け取り、加工装置へ第2成形済基板を搬送する第1搬送機構を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、反り矯正システム、及び、製造システムに関する。
特開2014-192434号公報(特許文献1)は、マーキング装置を開示する。このマーキング装置は、液滴吐出装置と、基板反り矯正装置とを含む。このマーキング装置においては、基板反り矯正装置によって基板の反りが矯正された後に、液滴吐出装置によって基板にマーキングが施される(特許文献1参照)。
特開2014-192434号公報
成形済基板の反りを矯正する反り矯正装置と、反りが矯正された成形済基板に加工を施す加工装置とが一体的に構成されない場合がある。このような場合には、例えば、反りが矯正された成形済基板が、反り矯正装置から加工装置へ手動で搬送される。しかしながら、成形済基板の手動での搬送は必ずしも効率的でない。反り矯正装置が加工装置から独立している場合に生じるこのような問題の解決手段は、上記特許文献1に開示されていない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、加工装置から独立した反り矯正装置を含む反り矯正システムであって、反り矯正装置から加工装置への成形済基板の搬送が容易な反り矯正システム、及び、当該反り矯正システムを含む製造システムを提供することである。
本発明のある局面に従う反り矯正システムは、反り矯正装置と、中継部とを備える。反り矯正装置は、第1成形済基板の反りを矯正し、第2成形済基板を製造する。中継部は、反り矯正装置の外部の加工装置と反り矯正装置との間に配置される。加工装置は、第2成形済基板の加工を行なう。中継部は、第2成形済基板を反り矯正装置から受け取り、加工装置へ第2成形済基板を搬送する第1搬送機構を含む。
本発明の他の局面に従う製造システムは、上記反り矯正システムと、上記加工装置とを備える。加工装置は、収容部と、制御部とを含む。収容部は、第2成形済基板を収容する。第1搬送機構によって搬送された第2成形済基板は収容部に収容される。制御部は、収容部における第2成形済基板の収容状態に応じて、第2成形済基板の受取りの可否を判定する。
本発明によれば、加工装置から独立した反り矯正装置を含む反り矯正システムであって、反り矯正装置から加工装置への成形済基板の搬送が容易な反り矯正システム、及び、当該反り矯正システムを含む製造システムを提供することができる。
反り矯正システムを含む製造システムを模式的に示す正面図である。 反り矯正装置を模式的に示す斜視図である。 反り矯正装置を模式的に示す平面図である。 下部材及び上部材が閉じた状態における断面を模式的に示す図である。 ジグを模式的に示す平面図である。 ジグを模式的に示す正面図である。 図5のVII-VII断面を模式的に示す図である。 第1搬送機構を模式的に示す平面図である。 図8のIX-IX断面を模式的に示す図である。 反り矯正装置から切断装置への第2成形済基板の搬送動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施の形態」とも称する。)について、図面を用いて詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、各図面は、理解の容易のために、適宜対象を省略又は誇張して模式的に描かれている。
[1.構成]
<1-1.製造システムの構成>
図1は、本実施の形態に従う反り矯正システム5を含む製造システム1を模式的に示す正面図である。なお、本明細書において説明される各図面において、X軸及びY軸の各々は共通の方向を示す。
図1に示されるように、製造システム1は、反り矯正システム5と、切断装置20とを含んでいる。製造システム1においては、成形済基板の反りが矯正され、反りが矯正された成形済基板を切断することによって複数の電子部品が製造される。
成形済基板においては、例えば、金属フレーム上に固定された半導体チップが樹脂封止されている。このような成形済基板においては、例えば、金属フレームの熱収縮率と樹脂の熱収縮率とが異なることに起因して反りが生じ得る。反り矯正システム5においては、成形済基板の反りが矯正される。本明細書においては、反りが矯正される前の成形済基板を「第1成形済基板」とも称し、反りが矯正された後の成形済基板を「第2成形済基板」とも称する。
成形済基板の一例としては、半導体チップが固定された基板又はリードフレームが樹脂封止されたもの、及び、コンデンサ、抵抗等が樹脂封止されたものが挙げられる。成形済基板の一例としては、BGA(Ball Grid Array)パッケージ基板、LGA(Land Grid Array)パッケージ基板、CSP(Chip Size Package)パッケージ基板、LED(Light Emitting Diode)パッケージ基板及びQFN(Quad Flat No-leaded)パッケージ基板が挙げられる。
反り矯正システム5は、反り矯正装置10と、中継部30とを含んでいる。反り矯正装置10は、第1成形済基板S1の反りを矯正し、第2成形済基板S2を製造するように構成されている。中継部30は、反り矯正装置10に固定されており、第1搬送機構300と、ジグ350とを含んでいる。ジグ350を介して、切断装置20に対する反り矯正装置10の位置決めが行なわれる。第1搬送機構300は、第2成形済基板S2を反り矯正装置10から受け取り、受け取った第2成形済基板S2を切断装置20へ搬送するように構成されている。
すなわち、反り矯正システム5は、第1成形済基板S1の反りを矯正して第2成形済基板S2を製造し、第2成形済基板S2を切断装置20へ搬送するように構成されている。切断装置20へ搬送された第2成形済基板S2は、切断装置20の第2収容部210に含まれるマガジンに収容される。反り矯正装置10及び中継部30の各々については、後程詳しく説明する。
切断装置20は、第2成形済基板S2を切断することによって、第2成形済基板S2を複数の電子部品に個片化するように構成されている。切断装置20においては、例えば、切断テーブル(不図示)に載置された第2成形済基板S2が回転ブレード(不図示)によって切断される。これにより、複数の電子部品(切断品)が製造される。
仮に、反り矯正装置10に中継部30が固定されていないとする。この場合には、反り矯正装置10によって製造された第2成形済基板S2を切断装置20へ搬送する機構が存在しないことになる。このような場合には、例えば、第2成形済基板S2が、反り矯正装置10から切断装置20へ手動で搬送される。しかしながら、第2成形済基板S2の手動での搬送は必ずしも効率的でない。
製造システム1に含まれる反り矯正システム5においては、中継部30に含まれる第1搬送機構300が、第2成形済基板S2を反り矯正装置10から受け取り、受け取った第2成形済基板S2を切断装置20へ搬送する。したがって、反り矯正システム5によれば、第1搬送機構300によって第2成形済基板S2が反り矯正装置10から切断装置20へ搬送されるため、反り矯正装置10が切断装置20から独立していたとしても第2成形済基板S2を容易に切断装置20へ搬送することができる。
反り矯正装置10は、第1制御装置160を含んでいる。第1制御装置160は、第1通信部161と、第1制御部162とを含んでいる。
第1通信部161は、例えば、切断装置20に含まれる第2通信部201(後述)と通信線L1を通じて通信するように構成されている。なお、第1通信部161は、必ずしも通信線L1を通じて第2通信部201と通信する必要はなく、無線通信によって第2通信部201と通信してもよい。また、第1通信部161と第2通信部201との間で通信される情報には、後述の信号のみではなく、反り矯正装置10又は切断装置20におけるエラー情報、反り矯正装置10に入力された対象物(第1成形済基板S1)のサイズ情報、反り矯正装置10における加熱時間及び冷却時間等の条件情報、切断装置20に入力された切断対象物(第2成形済基板S2)のサイズ情報、及び、切断装置20における切断条件等の加工条件情報等の少なくとも一部が含まれていてもよい。
第1制御部162は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含んでいる。第1制御部162は、情報処理に応じて、反り矯正装置10及び中継部30内の各構成要素を制御するように構成されている。第1制御部162は、例えば、第1通信部161が取得した情報に基づいて第1搬送機構300を制御する。
切断装置20は、第2制御装置200を含んでいる。第2制御装置200は、第2通信部201と、第2制御部202とを含んでいる。
第2通信部201は、例えば、反り矯正装置10に含まれる第1通信部161と通信線L1を通じて通信するように構成されている。なお、第2通信部201は、必ずしも通信線L1を通じて第1通信部161と通信する必要はなく、無線通信によって第1通信部161と通信してもよい。
第2制御部202は、例えば、CPU、RAM及びROMを含んでいる。第2制御部202は、情報処理に応じて、切断装置20内の各構成要素を制御するように構成されている。第2制御部202は、例えば、反り矯正装置10へ情報を送信するように第2通信部201を制御する。
反り矯正システム5において切断装置20への第2成形済基板S2の搬送準備が完了すると、第2成形済基板S2の受取りを要求する信号(以下、「受取り要求信号」とも称する。)が第1通信部161から第2通信部201へ送信される。第2収容部210に含まれているマガジンに十分な空きスペースがある場合に、第2成形済基板S2の受取りが可能である旨を示す信号(以下、「受取り可能信号」)が第2通信部201から第1通信部161へ送信される。第1通信部161によって受取り可能信号が受信されるのに応じて、第1搬送機構300が第2成形済基板S2を切断装置20へ搬送する。
このように、製造システム1においては、反り矯正装置10から切断装置20への第2成形済基板S2の搬送が、第2収容部210に含まれているマガジンの空きスペースを考慮して行なわれる。したがって、製造システム1によれば、反り矯正装置10から切断装置20へ適切なタイミングで第2成形済基板S2を搬送することができる。反り矯正装置10から切断装置20への第2成形済基板S2の搬送動作については後程詳しく説明する。
<1-2.反り矯正装置の構成>
図2は、本実施の形態に従う反り矯正装置10を模式的に示す斜視図である。図3は、反り矯正装置10を模式的に示す平面図である。図2及び図3を参照して、反り矯正装置10は、第1成形済基板S1の反りを矯正し、第2成形済基板S2を製造するように構成されている。
反り矯正装置10は、第1収容部100と、搬入側レール部110と、加熱部120と、冷却部130と、搬出側レール部140と、第2搬送機構150とを含んでいる。第2搬送機構150は、搬送機構151,154,157を含んでいる。なお、本実施の形態では、加熱部120及び冷却部130の各々において複数(具体的には、2枚)の第1成形済基板S1の処理が一度に行なわれる構成が採用されているが、加熱部120及び冷却部130の各々において1枚の第1成形済基板S1又は3枚以上の第1成形済基板S1の処理が一度に行なわれる構成が採用されてもよい。なお、図2においては、第2搬送機構150が省略されている。
第1収容部100は、例えば、複数のマガジン101を含む。マガジン101は、複数の第1成形済基板S1を収容する。マガジン101に収容されている第1成形済基板S1は、搬入側レール部110へ供給される。
搬入側レール部110に供給された第1成形済基板S1は、搬送機構151によって搬入側レール部110から加熱部120へ搬送される。搬送機構151は、例えば、複数(例えば、2つ)の吸着部152を含む。各吸着部152は、1枚の第1成形済基板S1を吸着することによって第1成形済基板S1を保持する。搬送機構151は、例えば、搬入側レール部110に順次供給される第1成形済基板S1を順次吸着することによって、複数の第1成形済基板S1を保持する。
加熱部120は、下部材121と、上部材122とを含んでいる。下部材121及び上部材122の各々は、ヒータを含んでいる。下部材121と上部材122とは、上下方向において互いに対向している。下部材121上に複数(例えば、2つ)の第1成形済基板S1が配置される。下部材121は、上昇及び下降するように構成されている。下部材121が上昇することによって、下部材121の上面の一部(具体的には、外周上面)が上部材122の下面と接触して下部材121及び上部材122が重なる。
図4は、下部材121及び上部材122が閉じた状態における断面を模式的に示す図である。図4に示されるように、下部材121の各凹部C1が上部材122によって閉じられた状態になることによって、加熱部120内には複数(2つ)の直方体状の内部空間V1が形成される。各内部空間V1は、例えば、閉空間である。ここで、閉空間とは、密閉された空間のことをいう。なお、内部空間V1は、必ずしも密閉された空間である必要はない。内部空間V1は、例えば、第1成形済基板S1を収容可能な凹部と、当該凹部の少なくとも一部を覆う蓋部とによって囲まれた空間であればよい。
複数の内部空間V1の各々には、第1成形済基板S1が配置される。なお、本実施の形態では、内部空間V1において、樹脂部分(図4の黒色部分)が下側に位置するように(基板部分が上側に位置するように)第1成形済基板S1が配置されているが、樹脂部分が上側に位置するように(基板部分が下側に位置するように)第1成形済基板S1が配置されてもよい。各内部空間V1の高さH1は、例えば、反りのない状態の第1成形済基板S1の厚みよりも長い。第1成形済基板S1は、過度な反りが生じている場合等を除いて上部材122に接触せず、上部材122によって加圧されない。したがって、下部材121及び上部材122が閉じた状態で、第1成形済基板S1には必要以上に力が加えられない。
下部材121及び上部材122が閉じた状態で、内部空間V1の上方及び下方には、ヒータ124,123がそれぞれ位置する。ヒータ124,123によって、内部空間V1が加熱される。また、ヒータ124,123によって、内部空間V1に配置された第1成形済基板S1が加熱される。この加熱を通じて、第1成形済基板S1の樹脂部分が軟化する。
内部空間V1において第1成形済基板S1が加熱される時間は、例えば、内部空間V1の温度が安定して、第1成形済基板S1の全領域が略均等に加熱されるのに必要な時間である。なお、下部材121及び上部材122は、内部空間V1を保温するために、第1成形済基板S1の加熱部120内への搬入時、及び、第1成形済基板S1の加熱部120内からの搬出時以外のタイミングにおいては閉じている。
反り矯正装置10においては、第1成形済基板S1が、加熱部120の内部空間V1に配置された状態で加熱される。したがって、反り矯正装置10によれば、例えば、加熱部120の上方が全体的に開放されている場合と比較して、第1成形済基板S1の加熱効率を改善することができる。また、反り矯正装置10によれば、第1成形済基板S1の加熱時に第1成形済基板S1に必要以上の力が加えられないため、第1成形済基板S1が破損する可能性を低減することができる。
また、反り矯正装置10においては、下部材121及び上部材122が閉じられた状態で内部空間V1が形成される。したがって、反り矯正装置10によれば、下部材121及び上部材122が閉じられた状態を解除することによって、第1成形済基板S1の内部空間V1への配置、及び、第1成形済基板S1の内部空間V1からの取出しの各々を容易に行なうことができる。
また、反り矯正装置10によれば、第1成形済基板S1が凹部C1に配置されるため、例えば、下部材121を上昇させることによって下部材121と上部材122とを互いに重ねる場合に、下部材121の昇降時に水平方向における第1成形済基板S1の位置ずれが生じる可能性を低減することができる。
再び図2及び図3を参照して、加熱された第1成形済基板S1は、搬送機構154によって加熱部120から冷却部130へ搬送される。搬送機構154は、第1成形済基板S1を吸着せず、第1成形済基板S1を機械的に保持する。加熱され軟化した第1成形済基板S1の樹脂部分を吸着保持することによって生じ得る吸着痕が残らないようにするためである。
冷却部130は、下部材131と、上部材132とを含んでいる。下部材131及び上部材132の各々は、チラーから供給される低温熱媒体が循環する管状の流路(不図示)の一部を含んでいる。下部材131と上部材132とは、上下方向において互いに対向している。下部材131上に複数(例えば、2つ)の第1成形済基板S1が配置される。下部材131は、上昇及び下降するように構成されている。下部材131が上昇することによって、下部材131上に配置された第1成形済基板S1の上面が上部材132の下面に接触し、下部材131と上部材132は、その間に第1成形済基板S1を挟んで重なる。第1成形済基板S1は、下部材131及び上部材132が、このように上下に重なった状態で、下部材131及び上部材132によって加圧される。第1成形済基板S1は、下部材131及び上部材132によって加圧された状態で冷却部130によって冷却される。これにより、第1成形済基板S1の反りが矯正され、第2成形済基板S2が製造される。
冷却部130による冷却を通じて製造された第2成形済基板S2は、搬送機構157によって冷却部130から搬出側レール部140へ搬送される。搬送機構157は、例えば、複数(例えば、2つ)の吸着部158を含む。各吸着部158は、第2成形済基板S2を吸着することによって第2成形済基板S2を保持する。搬送機構157は、例えば、冷却部130の下部材131上に配置された第2成形済基板S2を順次吸着することによって、複数の第2成形済基板S2を保持する。搬出側レール部140へ搬送された第2成形済基板S2は、中継部30の第1搬送機構300へ搬出される。
<1-3.中継部の構成>
上述のように、中継部30は、第1搬送機構300と、ジグ350とを含んでいる。まずジグ350の構成について説明し、次に第1搬送機構300の構成について説明する。
図5は、ジグ350を模式的に示す平面図である。図6は、ジグ350を模式的に示す正面図である。図7は、図5のVII-VII断面を模式的に示す図である。上述のように、ジグ350を介して、切断装置20に対する反り矯正装置10の位置決めが行なわれる。なお、図6及び図7の各々においては、切断装置20のキャスターや装置を支持する脚部が点線で記載されている。
図5、図6及び図7を参照して、ジグ350は、第1位置決め部材360と、第2位置決め部材370と、シャフト受け部材380とを含んでいる。第1位置決め部材360及び第2位置決め部材370の各々は、反り矯正装置10に固定されている。一方、シャフト受け部材380は、切断装置20に固定されている。
第1位置決め部材360は、反り矯正装置10において、X軸方向における切断装置20側の端部の下端部であって、Y軸方向における一方の端部(反り矯正装置10の前方端部)にボルトで固定されている。第1位置決め部材360は、シャフト361と、L字状部材362とを含んでいる。シャフト361は、X軸方向に延びる棒状部材である。L字状部材362は、互いに直交する2つの面を含み、一方の面がボルトによって反り矯正装置10に固定されている。他方の面にはシャフト361が固定されている。すなわち、シャフト361はL字状部材362を介して反り矯正装置10に固定されている。
第2位置決め部材370は、反り矯正装置10において、X軸方向における切断装置20側の端部の下端であって、Y軸方向における他方の端部(反り矯正装置10の後方端部)にボルトで固定されている。第2位置決め部材370は、シャフト371と、ジャッキボルト372と、板状部材373とを含んでいる。シャフト371は、X軸方向に延びる棒状部材である。ジャッキボルト372は、シャフト371の先端に取り付けられており、X軸方向においてシャフト371に対して伸縮するように構成されている。板状部材373はボルトによって反り矯正装置10に固定されており、シャフト371は板状部材373に固定されている。すなわち、シャフト371及びジャッキボルト372の各々は、板状部材373を介して反り矯正装置10に固定されている。
シャフト受け部材380は、固定部381と、受け部382とを含んでいる。固定部381は、X軸方向に延びる形状を有し、切断装置20の角パイプ220にボルトで固定されている。固定部381は、X軸方向に延びる角パイプ220の上面及び両側面にそれぞれ対向する3つの面を有する。3つの面が角パイプ220の上面及び両側面にそれぞれ対向した状態で、固定部381は角パイプ220にボルトで固定される。
受け部382は、固定部381の下端に固定されている。受け部382は、X軸方向に延びる形状を有する。受け部382において、反り矯正装置10側の端部には凹部C2が形成されている。凹部C2には、シャフト361の先端が嵌まる。これにより、切断装置20に対する反り矯正装置10のX軸方向及びY軸方向の各々における位置が決められる。
また、凹部C2にシャフト361の先端が嵌まった状態で、ジャッキボルト372の伸縮状態を調整することによって、シャフト361の先端を回転中心とした反り矯正装置10の回転方向の位置が決められる。このように、第1位置決め部材360及び第2位置決め部材370の各々は、切断装置20に固定されてはいない。本実施の形態では、反り矯正装置10と切断装置20とが平行となるようにジャッキボルト372の伸縮状態を調整する。
図8は、第1搬送機構300を模式的に示す平面図である。図9は、図8のIX-IX断面を模式的に示す図である。
図8及び図9を参照して、第1搬送機構300は、ベースプレート305と、一対の中継レール310と、プッシャ321と、電動アクチュエータ320と、第1センサ340と、第2センサ341とを含んでいる。ベースプレート305は、板状の部材であり、X軸方向に延びている。一対の中継レール310、電動アクチュエータ320及び第1センサ340の各々は、ベースプレート305に固定されている。
一対の中継レール310は、X軸方向に延びており、反り矯正装置10の搬出側レール部140の延長線上に配置されている。一対の中継レール310の切断装置20側の先端は、切断装置20の第2収容部210の近傍に位置している。反り矯正装置10において製造された第2成形済基板S2は、搬出側レール部140から一対の中継レール310へ搬送される。第2成形済基板S2は、例えば、搬出側レール部140に載置された第2成形済基板S2をX軸方向に搬送するプッシャ(不図示)によって、一対の中継レール310のX軸方向における略中央部分まで搬送される。
プッシャ321は、X軸方向に移動し、中継レール310に載置された第2成形済基板S2を搬送するように構成されている。プッシャ321は、電動アクチュエータ320に取り付けられている。
電動アクチュエータ320は、X軸方向に延びており、例えば、ボールネジと、ボールネジを駆動するモータと、リニアガイド(全て不図示)とを含んでいる。ボールネジが駆動することによってX軸方向に移動する移動部にはプッシャ321の基部が固定されている。すなわち、プッシャ321は、電動アクチュエータ320に含まれるモータの駆動に伴ってX軸方向において移動する。プッシャ321は、第2成形済基板S2を搬送し、第2成形済基板S2を第2収容部210に含まれるマガジンに収容する。
第1センサ340は、例えば、搬出側レール部140と一対の中継レール310との境界付近に配置されている。第1センサ340は、第2成形済基板S2が反り矯正装置10から第1搬送機構300へ受け渡されたことを検出するように構成されている。第1センサ340による検出信号は、反り矯正装置10の第1制御部162へ送信される。
第2センサ341は、一対の中継レール310の切断装置20側の端部付近に配置されている。第2センサ341は、第2成形済基板S2が第1搬送機構300から切断装置20の第2収容部210へ受け渡されたことを検出するように構成されている。第2センサ341による検出信号は、反り矯正装置10の第1制御部162へ送信される。
第1搬送機構300においては、上方がカバー330によって覆われている。カバー330は、例えば、アクリル製である。ベースプレート305及びカバー330によって囲まれる空間に、例えば、一対の中継レール310、プッシャ321及び電動アクチュエータ320が配置される。具体的には、中継部30は、ジグ350により互いに平行に配置された反り矯正装置10と切断装置20に対して、第1搬送機構300の一対の中継レール310が、反り矯正装置10の搬出側レール部140と平行に接続され、かつ、切断装置20の第2収容部210が配置可能な位置に連絡されるように、ベースプレート305が架け渡されて配置される。このように、第1搬送機構300は、切断装置20には固定されていない。
[2.動作]
図10は、反り矯正装置10から切断装置20への第2成形済基板S2の搬送動作を示すフローチャートである。左側のフローチャートに示される処理は、第1センサ340によって第2成形済基板S2の通過が検出された後に、反り矯正装置10の第1制御部162によって実行される。右側のフローチャートに示される処理は、切断装置20の第2制御部202によって実行される。
図10の左側のフローチャートを参照して、第1制御部162は、受取り要求信号を切断装置20へ送信するように第1通信部161を制御する(ステップS100)。第1制御部162は、第1通信部161を通じて切断装置20から受取り可能信号が受信されたか否かを判定する(ステップS110)。受取り可能信号が受信されていないと判定されると(ステップS110においてNO)、第1制御部162は、受取り可能信号が受信されるまで待機する。
一方、受取り可能信号が受信されたと判定されると(ステップS110においてYES)、第1制御部162は、一対の中継レール310に載置された第2成形済基板S2の切断装置20への搬送を開始するように電動アクチュエータ320を制御する(ステップS120)。これにより、プッシャ321による第2成形済基板S2の搬送が開始される。
第1制御部162は、第1通信部161を通じて第2センサ341から検出信号を受信したか否かを判定する(ステップS130)。第2センサ341から検出信号が受信されていないと判定されると(ステップS130においてNO)、第1制御部162は、第2センサ341から検出信号が受信されるまで待機する。
一方、第2センサ341から検出信号が受信されたと判定されると(ステップS130においてYES)、第1制御部162は、第2成形済基板S2の切断装置20への搬送が完了した旨を示す信号(以下、「搬送完了信号」とも称する。)を切断装置20へ送信するように第1通信部161を制御する(ステップS140)。これにより、切断装置20の第2収容部210に含まれるマガジンへの第2成形済基板S2の搬送が完了する。
図10の右側のフローチャートを参照して、第2制御部202は、第2通信部201を通じて反り矯正装置10から受取り要求信号を受信したか否かを判定する(ステップS200)。受取り要求信号が受信されていないと判定されると(ステップS200においてNO)、第2制御部202は、受取り要求信号が受信されるまで待機する。
一方、受取り要求信号が受信されたと判定されると(ステップS200においてYES)、第2制御部202は、第2収容部210に含まれる複数のマガジンのいずれかに所定の空きスペースが存在するか否かを判定する(ステップS210)。なお、所定の空きスペースは、予め定められたスペースであり、1つの第2成形済基板S2を収容可能なスペースであってもよいし、複数の第2成形済基板S2を収容可能なスペースであってもよい。
いずれのマガジンにも所定の空きスペースが存在しないと判定されると(ステップS210においてNO)、第2制御部202は、マガジンに所定の空きスペースができるまで待機する。切断装置20においては、このフローチャートに示される処理と並行して、第2収容部210から第2成形済基板S2を取り出し、第2成形済基板S2を切断する処理が行なわれている。第2収容部210から第2成形済基板S2が取り出されることによって、第2収容部210に含まれるマガジンの空きスペースは大きくなる。
一方、ステップS210において複数のマガジンのいずれかに所定の空きスペースが存在すると判定されると(ステップS210においてYES)、第2制御部202は、所定の空きスペースを有するマガジンが第2成形済基板S2の受取り位置にくるように第2収容部210を制御する(ステップS220)。その後、第2制御部202は、受取り可能信号を反り矯正装置10へ送信するように第2通信部201を制御する(ステップS230)。
第2制御部202は、第2通信部201を通じて搬送完了信号が反り矯正装置10から受信されたか否かを判定する(ステップS240)。搬送完了信号が受信されていないと判定されると(ステップS240においてNO)、第2制御部202は、搬送完了信号が受信されるまで待機する。
一方、搬送完了信号が受信されたと判定されると(ステップS240においてYES)、このフローチャートに示される処理は終了する。これにより、切断装置20の第2収容部210に含まれるマガジンへの第2成形済基板S2の搬送が完了し、第2制御部202は第2成形済基板S2の搬送が完了したことを認識することができる。
反り矯正システム5においては、第2成形済基板S2の受取りを第1センサ340が検出するのに応じて、受取り要求信号が切断装置20へ送信される。したがって、反り矯正システム5によれば、第2成形済基板S2が切断装置20へ搬送される前に第2成形済基板S2の受取りを要求する信号が切断装置20へ送信されるため、切断装置20の状況に応じた第2成形済基板S2の搬送を実現することができる。
また、反り矯正システム5においては、受取り可能信号を第1通信部161が切断装置20から受信するのに応じて、第1搬送機構300が切断装置20へ第2成形済基板S2を搬送する。したがって、反り矯正システム5によれば、受取り可能信号が受信されてから第2成形済基板S2の搬送が行なわれるため、適切なタイミングで第2成形済基板S2を切断装置20へ搬送することができる。
また、反り矯正システム5においては、第2成形済基板S2の搬送を第2センサ341が検出するのに応じて、搬送完了信号が切断装置20へ送信される。したがって、反り矯正システム5によれば、切断装置20への第2成形済基板S2の搬送が完了した旨を切断装置20に認識させることができる。
また、製造システム1においては、第2収容部210における第2成形済基板S2の収容状態(マガジンにおける空きスペースの状態)に応じて、切断装置20による第2成形済基板S2の受取りの可否が判定される。したがって、製造システム1によれば、切断装置20における第2成形済基板S2の受取り可否を適切に判定することができる。
[3.特徴]
以上のように、反り矯正システム5においては、中継部30に含まれる第1搬送機構300が、第2成形済基板S2を反り矯正装置10から受け取り、受け取った第2成形済基板S2を切断装置20へ搬送する。したがって、反り矯正システム5によれば、第1搬送機構300によって第2成形済基板S2が反り矯正装置10から切断装置20へ搬送されるため、反り矯正装置10が切断装置20から独立していたとしても第2成形済基板S2を容易に切断装置20へ搬送することができる。
なお、反り矯正システム5は、本発明における「反り矯正システム」の一例である。反り矯正装置10は本発明における「反り矯正装置」の一例であり、中継部30は本発明における「中継部」の一例であり、第1搬送機構300は本発明における「第1搬送機構」の一例である。第1制御部162は本発明における「第1制御部」の一例であり、第1通信部161は本発明における「通信部」の一例である。第1センサ340は本発明における「第1センサ」の一例であり、第2センサ341は本発明における「第2センサ」の一例である。一対の中継レール310は本発明における「一対のレール」の一例であり、プッシャ321は本発明における「搬送部材」の一例である。
第1収容部100は本発明における「第1収容部」の一例であり、加熱部120は本発明における「加熱部」の一例であり、冷却部130は本発明における「冷却部」の一例である。第2搬送機構150は、本発明における「第2搬送機構」の一例である。第2収容部210は、本発明における「第2収容部」の一例である。切断装置20は、本発明における「加工装置」の一例である。製造システム1は、本発明における「製造システム」の一例である。
[4.他の実施の形態]
上記実施の形態の思想は、以上で説明された実施の形態に限定されない。以下、上記実施の形態の思想を適用できる他の実施の形態の一例について説明する。
<4-1>
上記実施の形態においては、反り矯正装置10と切断装置20との間に第1搬送機構300が1つだけ設けられた。しかしながら、第1搬送機構300の数はこれに限定されない。例えば、反り矯正装置10と切断装置20との間に複数の第1搬送機構300が設けられてもよい。例えば、Y軸方向に複数の第1搬送機構300が並ぶように複数の第1搬送機構300が配置されてもよいし、高さ方向に複数の第1搬送機構300が並ぶように複数の第1搬送機構300が配置されてもよい。これにより、複数の第2成形済基板S2を並行して反り矯正装置10から切断装置20へ搬送することが可能となる。
<4-2>
上記実施の形態において、第2成形済基板S2は、反り矯正装置10から切断装置20へ搬送された。しかしながら、第2成形済基板S2の搬送先はこれに限定されない。第2成形済基板S2は、例えば、第2成形済基板S2の表面を研削するグラインダ、又は、第2成形済基板S2の表面にマーキングを行なうレーザマーカへ搬送されてもよい。すなわち、第2成形済基板S2の搬送先は、第2成形済基板S2に加工を施す加工装置であればよい。
<4-3>
上記実施の形態において、搬出側レール部140に搬送された第2成形済基板S2の反り量が測定されてもよい。例えば、搬出側レール部140の近傍に第2成形済基板S2の反りを測定する測定部が設けられ、第2成形済基板S2の反り量が測定されてもよい。測定部は、例えば、レーザ変位計で構成されてもよい。第2成形済基板S2の長手又は短手方向に沿ってレーザ変位計が移動し、第2成形済基板S2の反り量が測定されてもよい。例えば、第2成形済基板S2の反り量が許容値以下である場合に第2成形済基板S2が中継部30へ搬送され、第2成形済基板S2の反り量が許容値を上回る場合に第2成形済基板S2が中継部30へ搬送されない構成であってもよい。例えば、搬出側レール部140が第1収容部100まで延びており、第2成形済基板S2の反り量が許容値を上回る場合に、第2成形済基板S2が第1収容部100に含まれるマガジンに収容されてもよい。
以上、本発明の実施の形態について例示的に説明した。すなわち、例示的な説明のために、詳細な説明及び添付の図面が開示された。よって、詳細な説明及び添付の図面に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須でない構成要素が含まれることがある。したがって、それらの必須でない構成要素が詳細な説明及び添付の図面に記載されているからといって、それらの必須でない構成要素が必須であると直ちに認定されるべきではない。
また、上記実施の形態は、あらゆる点において本発明の例示にすぎない。上記実施の形態は、本発明の範囲内において、種々の改良や変更が可能である。すなわち、本発明の実施にあたっては、実施の形態に応じて具体的構成を適宜採用することができる。
[付記]
本明細書においては、少なくとも以下の技術を含む多様な技術的思想が開示されている。
<技術1>
(構成)
第1成形済基板の反りを矯正し、第2成形済基板を製造する反り矯正装置と、
前記反り矯正装置の外部の加工装置と前記反り矯正装置との間に配置される中継部とを備え、
前記加工装置は、前記第2成形済基板の加工を行ない、
前記中継部は、前記第2成形済基板を前記反り矯正装置から受け取り、受け取った前記第2成形済基板を前記加工装置へ搬送する第1搬送機構を含む、反り矯正システム。
(効果等)
この反り矯正システムにおいては、中継部に含まれる第1搬送機構が、第2成形済基板を反り矯正装置から受け取り、受け取った第2成形済基板を加工装置へ搬送する。したがって、この反り矯正システムによれば、第1搬送機構によって第2成形済基板が反り矯正装置から加工装置へ搬送されるため、反り矯正装置が加工装置から独立していたとしても第2成形済基板を容易に加工装置へ搬送することができる。
<技術2>
(構成)
前記第1搬送機構を制御する第1制御部と、
前記加工装置と通信する第1通信部とをさらに備える、技術1に記載の反り矯正システム。
(効果等)
この反り矯正システムによれば、第1制御部及び第1通信部が用いられた上で、第1搬送機構によって第2成形済基板が反り矯正装置から加工装置へ搬送されるため、反り矯正装置が加工装置から独立していたとしても第2成形済基板を容易に加工装置へ搬送することができる。
<技術3>
(構成)
前記中継部は、前記第2成形済基板を前記反り矯正装置から受け取ったことを検出する第1センサをさらに含み、
前記第1制御部は、前記第2成形済基板の受取りを前記第1センサが検出するのに応じて、前記第2成形済基板の受取りを要求する信号を前記加工装置へ送信するように前記第1通信部を制御する、技術2に記載の反り矯正システム。
(効果等)
この反り矯正システムにおいては、第2成形済基板の受取りを第1センサが検出するのに応じて、第2成形済基板の受取りを要求する信号が加工装置へ送信される。したがって、この反り矯正システムによれば、第2成形済基板が加工装置へ搬送される前に第2成形済基板の受取りを要求する信号が加工装置へ送信されるため、加工装置の状況に応じた第2成形済基板の搬送を実現することができる。
<技術4>
(構成)
前記第1制御部は、前記第2成形済基板の受取りが可能である旨を示す信号を前記第1通信部が前記加工装置から受信するのに応じて、前記加工装置へ前記第2成形済基板を搬送するように前記第1搬送機構を制御する、技術2又は技術3に記載の反り矯正システム。
(効果等)
この反り矯正システムにおいては、第2成形済基板の受取りが可能である旨を示す信号を第1通信部が加工装置から受信するのに応じて、第1搬送機構が加工装置へ第2成形済基板を搬送する。したがって、この反り矯正システムによれば、第2成形済基板の受取りが可能である旨を示す信号が受信されてから第2成形済基板の搬送が行なわれるため、適切なタイミングで第2成形済基板を加工装置へ搬送することができる。
<技術5>
(構成)
前記中継部は、前記第2成形済基板が前記加工装置へ搬送されたことを検出する第2センサをさらに含み、
前記第1制御部は、前記第2成形済基板の搬送を前記第2センサが検出するのに応じて、前記加工装置への前記第2成形済基板の搬送が完了した旨を示す信号を前記加工装置へ送信するように前記第1通信部を制御する、技術2から技術4のいずれか1つに記載の反り矯正システム。
(効果等)
この反り矯正システムにおいては、第2成形済基板の搬送を第2センサが検出するのに応じて、加工装置への第2成形済基板の搬送が完了した旨を示す信号が加工装置へ送信される。したがって、この反り矯正システムによれば、加工装置への第2成形済基板の搬送が完了した旨を加工装置に認識させることができる。
<技術5-2>
(構成)
前記第1搬送機構は、
前記第2成形済基板が載置される一対のレールと、
前記一対のレールに載置された前記第2成形済基板を搬送する搬送部材とを含む、技術1から技術5のいずれか1つに記載の反り矯正システム。
(効果等)
この反り矯正システムにおいては、反り矯正装置から受け取った第2成形済基板が一対のレールに載置され、一対のレールに載置された第2成形済基板を搬送部材が加工装置へ搬送する。したがって、この反り矯正システムによれば、第1搬送機構によって第2成形済基板が反り矯正装置から加工装置へ搬送されるため、反り矯正装置が加工装置から独立していたとしても第2成形済基板を容易に加工装置へ搬送することができる。
<技術6>
(構成)
前記反り矯正装置は、
前記第1成形済基板を収容する第1収容部と、
前記第1成形済基板を加熱する加熱部と、
前記第1成形済基板を加圧した状態で前記第1成形済基板を冷却する冷却部と、
前記第1収容部から供給された前記第1成形済基板を前記加熱部へ搬送し、前記加熱部によって加熱された前記第1成形済基板を前記冷却部へ搬送する第2搬送機構とを備え、
前記加熱部は、前記加熱部において形成される内部空間に前記第1成形済基板が配置された状態で前記第1成形済基板を加熱する、技術1から技術5のいずれか1つに記載の反り矯正システム。
(効果等)
この反り矯正システムに含まれる反り矯正装置においては、第1成形済基板が、加熱部の内部空間に配置された状態で加熱される。したがって、この反り矯正システムによれば、例えば、加熱部の上方が全体的に開放されている場合と比較して、第1成形済基板の加熱効率を改善することができる。また、この反り矯正システムによれば、第1成形済基板の加熱時に第1成形済基板に必要以上の力が加えられないため、第1成形済基板が破損する可能性を低減することができる。
<技術7>
(構成)
前記内部空間の高さ方向の長さは、反りが発生していない状態の前記第1成形済基板の高さ方向の長さよりも長い、技術6に記載の反り矯正システム。
(効果等)
この反り矯正システムによれば、加熱部の内部空間の高さ方向の長さが反りのない状態の第1成形済基板の厚みよりも長いため、第1成形済基板の加熱時に第1成形済基板に必要以上に力が加えられる事態を抑制することができる。
<技術8>
(構成)
前記加工装置は、前記第2成形済基板を収容する第2収容部を含み、
前記第1搬送機構によって搬送された前記第2成形済基板は前記第2収容部に収容される、技術1から技術7のいずれか1つに記載の反り矯正システム。
(効果等)
この反り矯正システムにおいては、第1搬送機構によって搬送された第2成形済基板が第2収容部に収容される。したがって、この反り矯正システムによれば、第1搬送機構によって第2成形済基板が反り矯正装置から加工装置へ搬送され、第2成形済基板が第2収容部に収容されるため、反り矯正装置が加工装置から独立していたとしても第2成形済基板を容易に第2収容部に収容することができる。
<技術9>
(構成)
技術8に記載の反り矯正システムと、
前記加工装置とを備え、
前記加工装置は、前記第2収容部における前記第2成形済基板の収容状態に応じて、前記第2成形済基板の受取りの可否を判定する第2制御部をさらに含む、製造システム。
(効果等)
この製造システムにおいては、第2収容部における第2成形済基板の収容状態に応じて、加工装置による第2成形済基板の受取りの可否が判定される。したがって、この製造システムによれば、加工装置における第2成形済基板の受取り可否を適切に判定することができる。
<技術10>
(構成)
前記加工装置は、前記反り矯正システムと通信する第2通信部をさらに含み、
前記第2制御部は、前記第2成形済基板の受取りが可能であると判定された場合に、前記第2成形済基板の受取りが可能である旨を示す信号を前記反り矯正システムへ送信するように前記第2通信部を制御する、技術9に記載の製造システム。
(効果等)
この製造システムにおいては、加工装置において第2成形済基板の受取りが可能であると判定された場合に、第2成形済基板の受取りが可能である旨を示す信号(受取り可能信号)が加工装置から反り矯正システムへ送信される。したがって、この製造システムによれば、加工装置において第2成形済基板の受取りが可能である場合にのみ第2成形済基板が反り矯正システムから加工装置へ搬送されるようにすることができる。
1 製造システム、5 反り矯正システム、10 反り矯正装置、20 切断装置、30 中継部、100 第1収容部、101 マガジン、110 搬入側レール部、120 加熱部、121,131 下部材、122,132 上部材、123,124 ヒータ、130 冷却部、140 搬出側レール部、150 第2搬送機構、151,154,157 搬送機構、152,158 吸着部、160 第1制御装置、161 第1通信部、162 第1制御部、200 第2制御装置、201 第2通信部、202 第2制御部、210 第2収容部、220 角パイプ、300 第1搬送機構、305 ベースプレート、310 中継レール、320 電動アクチュエータ、321 プッシャ、330 カバー、340 第1センサ、341 第2センサ、350 ジグ、360 第1位置決め部材、361,371 シャフト、362 L字状部材、370 第2位置決め部材、372 ジャッキボルト、373 板状部材、380 シャフト受け部材、381 固定部、382 受け部、C1,C2 凹部、L1 通信線、S1 第1成形済基板、S2 第2成形済基板、V1 内部空間。

Claims (10)

  1. 第1成形済基板の反りを矯正し、第2成形済基板を製造する反り矯正装置と、
    前記反り矯正装置の外部の加工装置と前記反り矯正装置との間に配置される中継部とを備え、
    前記加工装置は、前記第2成形済基板の加工を行ない、
    前記中継部は、前記第2成形済基板を前記反り矯正装置から受け取り、受け取った前記第2成形済基板を前記加工装置へ搬送する第1搬送機構を含む、反り矯正システム。
  2. 前記第1搬送機構を制御する第1制御部と、
    前記加工装置と通信する第1通信部とをさらに備える、請求項1に記載の反り矯正システム。
  3. 前記中継部は、前記第2成形済基板を前記反り矯正装置から受け取ったことを検出する第1センサをさらに含み、
    前記第1制御部は、前記第2成形済基板の受取りを前記第1センサが検出するのに応じて、前記第2成形済基板の受取りを要求する信号を前記加工装置へ送信するように前記第1通信部を制御する、請求項2に記載の反り矯正システム。
  4. 前記第1制御部は、前記第2成形済基板の受取りが可能である旨を示す信号を前記第1通信部が前記加工装置から受信するのに応じて、前記加工装置へ前記第2成形済基板を搬送するように前記第1搬送機構を制御する、請求項2又は請求項3に記載の反り矯正システム。
  5. 前記中継部は、前記第2成形済基板が前記加工装置へ搬送されたことを検出する第2センサをさらに含み、
    前記第1制御部は、前記第2成形済基板の搬送を前記第2センサが検出するのに応じて、前記加工装置への前記第2成形済基板の搬送が完了した旨を示す信号を前記加工装置へ送信するように前記第1通信部を制御する、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の反り矯正システム。
  6. 前記反り矯正装置は、
    前記第1成形済基板を収容する第1収容部と、
    前記第1成形済基板を加熱する加熱部と、
    前記第1成形済基板を加圧した状態で前記第1成形済基板を冷却する冷却部と、
    前記第1収容部から供給された前記第1成形済基板を前記加熱部へ搬送し、前記加熱部によって加熱された前記第1成形済基板を前記冷却部へ搬送する第2搬送機構とを備え、
    前記加熱部は、前記加熱部において形成される内部空間に前記第1成形済基板が配置された状態で前記第1成形済基板を加熱する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の反り矯正システム。
  7. 前記内部空間の高さ方向の長さは、反りが発生していない状態の前記第1成形済基板の高さ方向の長さよりも長い、請求項6に記載の反り矯正システム。
  8. 前記加工装置は、前記第2成形済基板を収容する第2収容部を含み、
    前記第1搬送機構によって搬送された前記第2成形済基板は前記第2収容部に収容される、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の反り矯正システム。
  9. 請求項8に記載の反り矯正システムと、
    前記加工装置とを備え、
    前記加工装置は、前記第2収容部における前記第2成形済基板の収容状態に応じて、前記第2成形済基板の受取りの可否を判定する第2制御部をさらに含む、製造システム。
  10. 前記加工装置は、前記反り矯正システムと通信する第2通信部をさらに含み、
    前記第2制御部は、前記第2成形済基板の受取りが可能であると判定された場合に、前記第2成形済基板の受取りが可能である旨を示す信号を前記反り矯正システムへ送信するように前記第2通信部を制御する、請求項9に記載の製造システム。

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