JP2004259816A - ワーク搬入装置及び樹脂封止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置のレイアウト変更に容易に対応することができ、プレス部へのアクセスタイムを短縮して作業効率を改善したワーク搬入装置を提供する。
【解決手段】ワークを保持するワーク保持部31を備えた搬入装置本体32に、ワーク保持部31と同一方向でモールド金型25へ進退してアクセス可能な金型アクセスユニット33を一体に設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する利用分野】
本発明は、樹脂封止に必要なワークを保持してプレス部へ搬入するワーク搬入装置及び樹脂封止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂封止装置は、半導体チップが搭載された基板(リードフレーム、樹脂基板、フィルム基板など)や封止樹脂(固形樹脂、顆粒樹脂、液状樹脂、粉状樹脂など)のワークはローダーに保持されてモールド金型へ搬入され、樹脂封止後の成形品がアンローダーによりモールド金型より取り出されるようになっている。
【0003】
本件出願人が提案した樹脂封止装置の一例を挙げれば、装置の多機能化を図るべく、ワーク供給ユニット、プレス部を搭載した増設レールユニット、成形品収納ユニットがレール部どうしを接続したり切り離したりすることが自由にできるモジュールタイプに構成されている。ローダー及びアンローダーはレール部を共用して移動し、必要に応じて増設レールユニットを増設して使用できるようになっている。例えば、半導体チップで発生した熱をパッケージ部外へ逃すため、放熱板(ヒートスプレッダー)をモールド金型のキャビティ凹部へ搬入されて、基板と共に樹脂封止されることが行われている。この放熱板供給部を設けた増設レールユニットをプレス部の近傍に増設し、ローダーによりワークとは別途放熱板をプレス部へ搬入するようになっている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−300975号公報(図5)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一般に樹脂封止装置において、例えばヒートスプレッダー等のように、特殊部品を供給する場合には、専用の供給ユニットを増設する必要があるが、モールド金型のローダーやアンローダーが進退動する正面側以外の側面側若しくは後面側へレイアウトする必要があり、装置レイアウトの変更や専用の駆動軸の設置など装置構成が複雑化する。
【0006】
また、特許文献1に示すモジュールタイプの樹脂封止装置では、増設レールユニットの追加が任意に行えるので、装置レイアウトの変更は比較的容易であるが、ローダーによりワーク(基板、封止樹脂)とは別途モールド金型へアクセスする必要があり、搬入部品が増えればモールド金型へのアクセス回数が増えて、1回の樹脂封止に要するサイクルタイムが遅延する。また、基板をプレヒートしてプレス部へ搬入しようとしても搬入時には途中で冷却してしまうおそれがあり、ローダーは基板と封止樹脂を同時に保持するため、プレヒートにより封止樹脂の硬化が進んでしまうおそれがあった。このため、基板はモールド金型でプレヒートしてから樹脂封止する必要があり、ランニングコストが増えるうえに、作業効率が低下する。
【0007】
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、装置のレイアウト変更に容易に対応することができ、プレス部へのアクセスタイムを短縮して作業効率を改善したワーク搬入装置及び該ワーク搬入装置を用いて装置の改変や多機能化が容易であり生産性を向上できる樹脂封止装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次の構成を備える。
ワークを保持してプレス部へ搬入するワーク搬入装置において、ワークを保持するワーク保持部を備えた搬入装置本体に、ワーク保持部と同一方向でモールド金型へ進退してアクセス可能な金型アクセスユニットを一体に設けたことを特徴とする。
また、金型アクセスユニットは、ワークを搬入するのに先立って金型面をクリーニングするクリーニングユニットであることを特徴とする。
また、金型アクセスユニットは、金型面にセットされたワークとの距離や位置ずれを検出する位置決めセンサユニットであることを特徴とする。
また、金型アクセスユニットは、金型面にセットされたワークを撮像して異常を検出する撮像処理ユニットであることを特徴とする。
また、ワーク保持部に基板を保持する基板保持部と基板をプレヒートするプレヒート部とを備え、前記金型アクセスユニットに封止樹脂を保持する樹脂保持部を設けたことを特徴とする。
また、金型アクセスユニットは、モールド金型のキャビティ凹部にヒートスプレッダーを搬入するヒートスプレッダー搬送ユニットであることを特徴とする。
また、樹脂封止装置においては、上述したワーク搬入装置を用いてモールド金型に搬入されたワークをクランプして樹脂封止することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について添付図面と共に詳述する。本実施の形態は、ワークを保持してプレス部へ搬入するワーク搬入装置としてのローダーと、プレス部より成形品を成形品取出部へ取り出すアンローダーとが移動レール部を共用して移動可能なモジュールタイプの樹脂封止装置を例示して説明する
図1はローダーの第1実施例を示す説明図、図2はローダーの第2実施例を示す説明図、図3はローダーの第3実施例を示す説明図、図4はローダーの第4実施例を示す説明図、図5はローダーの第5実施例を示す説明図、図6は樹脂封止装置の一例に係るレイアウト構成を示す平面図である。
【0010】
図6において、先ず樹脂封止装置の概略構成について説明する。樹脂封止装置はワーク供給ユニットAと成形品収納ユニットBとの間に増設レールユニットCを分離可能に備えている。ワーク供給ユニットA、成形品収納ユニットB及び増設レールユニットCのそれぞれが移動レール部と台座部を有しており、台座部には各種機能部を備えることが可能である。本実施例では増設レールユニットCにはプレス部及びヒートスプレッダー供給部が各々挿脱可能に設けられている。以下、各ユニットの構成について説明する。
【0011】
[ワーク供給ユニットA]
図1において、ワーク供給部1は、供給マガジン2に収納されたストリップ(リードフレーム、樹脂基板などに半導体チップが搭載されたもの)をフレームインデックス3へ載せた後、プレヒートレール4へ向きを揃えて送り出される。プレヒートレール4では、リードフレームがプレヒートされてローダー7に受け渡される。
樹脂タブレット供給部5は、樹脂タブレットを送り出すリニアフィーダから整列して送り出された樹脂タブレットをインデックステーブルで一時的に蓄えながらタブレットホルダー6へ装填し、該タブレットホルダー6を供給位置まで移動してローダー7に受け渡される。
【0012】
[成形品収納ユニットB]
図1において、成形品取出部9では、いずれかのプレス部よりアンローダー8により取出された成形品が下方に待機している移動テーブル10へ受け渡される。アンローダー8は、成形品を成形品取出部9に待機している移動テーブル10へ受け渡すと次の成形品の取出し動作に移行する。移動テーブル10は成形品を載置してディゲート部11へ搬送する。ディゲート部11は、移動テーブル10へ載置されて搬送された成形品を押えて冷却すると共にストリップをツイストすることによりゲートブレイクし不要樹脂を分離する。不要樹脂は図示しないスクラップボックスへ回収される。移動テーブル10は成形品のみを載置して成形品収納部12へ搬送する。成形品収納部12において、移動テーブル10に搬送された成形品を成形品ピックアップ13により一端保持する。そして、移動テーブル10が成形品取出部9へ向かって移動すると、下方に設けられた収納マガジン14へ必要に応じて旋回して向きを揃えて収納する。
【0013】
[増設レールユニットC]
増設レールユニットCは、ワーク供給ユニットAと成形品収納ユニットBとの間に挿脱可能に設けられている。増設レールユニットCは、ワーク供給ユニットAと成形品収納ユニットBとの間に増設されて、供給側移動レール部15と収納側移動レール部16との間を増設側移動レール部17により連結し、該増設側移動レール部17上をローダー7及びアンローダー8が各々共用して移動可能になっている(図1参照)。
【0014】
増設レールユニットCの増設側台座部18には、プレス部19やヒートスプレッダー供給部20などの様々な機能を有する機能部を搭載可能になっている。
増設レールユニットCは、ワーク供給ユニットAと成形品収納ユニットBとの間に移動レール部どうしが連続するように挿入された後、増設側台座部18と供給側台座部21との間、増設側台座部18と収納側台座部22との間、増設側台座部21どうしの間を各々ボルト締めして連結されている。尚、増設レールユニットCごと他の増設レールユニットCに変更することは可能であるが、各種機能部の大きさを考慮しておけば、該機能部だけの交換も可能である。
【0015】
また、成形品収納ユニットB及び増設レールユニットCには、移動レール部16、17に沿って吸引ダクト23が併設されている。この吸引ダクト23は、ローダー7又はアンローダー8の吸引ダクトに接続可能なダクト連結部24より接続可能に設けられている。ローダー7又はアンローダー8がプレス部19に進入する際に各吸引ダクトがダクト連結部24を介して吸引ダクト23に連結して、図示しない集塵機へ集塵するようになっている。
【0016】
プレス部19は本実施例では3箇所に並設されている。各プレス部19はモールド金型25及び該モールド金型25を型締め型開きする公知の型開閉機構及びモールド金型25のキャビティに樹脂圧を印加しながら封止樹脂を送り出す公知のトランスファ機構などが装備されている。各プレス部19は、増設側台座部18及び収納側台座部22に設けられており、必要に応じてモールド金型25の金型面を覆うリリースフィルムを張設するフィルムユニットが設けられていても良い。
【0017】
また、ヒートスプレッダー供給部20は、ワーク供給ユニットAとプレス部19を搭載した増設レールユニットCとの間に設けられている。ヒートスプレッダー供給部20は、増設側台座部18に設けられている。ヒートスプレッダー供給部20では、供給マガジン29内に積み重ねて収納されたヒートスプレッダーHSが供給ハンド(ピックアップハンド)26により取り出され、検査部27へ移送されてヒートスプレッダーHSの向きや重なりの検査が行われる。そして、ヒートスプレッダーHSは移動テーブル28により受渡し位置まで搬送されて、ローダー7へ受け渡される。
【0018】
ローダー7及びアンローダー8は移動レール部を共用して移動するようになっている。即ち、ローダー7は、プレヒートレール4でリードフレームを受け取って保持し、タブレットホルダー6より樹脂タブレットを受け取って保持し、更にはヒートスプレッダー供給部20よりヒートスプレッダーHSを受け取って各プレス部19へ一方向から進退移動して搬入するようになっている。また、樹脂封止後の成形品はモールド金型25より離型され、アンローダー8により成形品取出し部9へ搬出されるようになっている。
【0019】
[ローダーの構成]
ここでワーク搬入装置として用いられるローダー7の構成について説明する。図1は、ローダー7の第1実施例を示す。ローダー7は、樹脂封止に必要なワーク保持部31を備えた搬入装置本体32に、ワーク保持部31と同一方向でモールド金型25へ進退してアクセス可能な金型アクセスユニット(機能増設ユニット)33がワーク保持部31と一体に設けられている。ワーク保持部31は、基板(本実施例ではリードフレームL/F)Wと樹脂タブレットTとを保持可能になっている。ローダー7は、図示しないラック部に噛み合うピニオンギヤが回転することで、搬入装置本体32が金型アクセスユニット33を先頭にして、移動レール部側よりプレス部19側に進退移動するようになっている。また、金型アクセスユニット33としては、クリーニングユニット34が設けられている。クリーニングユニット34は、ワークを搬入するのに先立って金型面(下型面)をクリーニングする。尚、クリーニングユニット34を構成するブラシ、吸引ダクトを上側にも設けて上型面及び/又は下型面がクリーニングできるようになっていても良い。
【0020】
クリーニングユニット34は、上下動可能な可動吸引ノズル35と金型面をブラッシングするクリーニングブラシ36を備えている。可動吸引ノズル35は可動吸引ダクト37に接続されており、ゴムパッキン37aを介して搬入装置本体32の長手方向に設けられたローダー吸引ダクト38に接続されている。ローダー吸引ダクト38は、前述したダクト連結部24にて図示しない集塵機へ接続されるようになっている。尚、クリーニングブラシ36に換えて、ローラ間で粘着テープを繰出して巻き取る間に金型面に当接して塵埃を粘着するようにしても良い。クリーニングブラシ36は、搬入方向に対して可動吸引ダクト37より先に金型に進入するように配置されていた方がクリーニングブラシ36で金型より剥離した塵を吸引し易い。また、搬入方向に対して、先頭側よりクリーニングブラシ36、可動吸引ダクト37、粘着テープという順に配列されていても良い。
【0021】
図2はローダー7の第2実施例を示す。ワーク保持部31の構成は第1実施例と同様であり、金型アクセスユニット33の構成を中心に説明する。本実施例は金型アクセスユニット33として、位置決めセンサユニット39が設けられている。位置決めセンサユニット39は、金型面にセットされたワーク(基板W)との距離や位置ずれを検出する。センサ40を保持したセンサーヘッド41は上下動シリンダ42のシリンダロッド43に連繋して吊下げ支持されている。センサ40は反射型の光センサなどが用いられる。上下動シリンダ42は、センサ支持板44に取り付けられている。センサーへッド41にはガイドロッド45の下端が連繋しており、ガイドロッド45の上端はセンサ支持板44に設けられたガイドブッシュ46を挿通している。上下動シリンダ42を作動させると、センサヘッド41はガイドロッド45がガイドブッシュ46にガイドされて上下に移動してセンサ位置を変えられるようになっている。
【0022】
ワーク保持部31に保持された基板Wがモールド金型25へ搬入された後、ローダー7がモールド金型25より退避する際に、センサユニット39がモールド金型25に進入してセンサ40により基板Wのセットミスや位置ずれなどを検出するようになっている。尚、基板Wのセットミスや位置ずれを検出した場合に、位置を補正する機構を備えていても良い。
【0023】
図3はローダー7の第3実施例を示す。ワーク保持部31の構成は第1実施例と同様であり、金型アクセスユニット33の構成を中心に説明する。本実施例は金型アクセスユニット33として、撮像処理ユニット47が設けられている。撮像処理ユニット47は金型面にセットされたワーク(基板W)を撮像カメラ48により撮像して画像処理によりワークの欠損、位置ずれ、リード、ワイヤなどの曲がりなどの異常を検出する。撮像カメラ48には、ワークに光照射するリング照明49やレンズ50などが設けられている。尚、ワークの異常ではないが基板の反りが画像処理に影響を及ぼす場合には、撮像するのに先だって基板を押さえる押さえ機構を備えていても良い。
【0024】
図4はローダー7の第4実施例を示す。ワーク保持部31の構成は第1実施例と同様であり、金型アクセスユニット33の構成を中心に説明する。本実施例は金型アクセスユニット33として、ヒートスプレッダー搬送ユニット51が設けられている。ヒートスプレッダー搬送ユニット51はモールド金型25のキャビティ凹部にヒートスプレッダーHSを搬入する。ヒートスプレッダー搬送ユニット51は、下型面に当接可能なストリッパープレート52、ヒートスプレッダーHSの搬入ミスを検出するミス検出部53が吊下げ部54に吊下げ支持されている。上下動シリンダ55のシリンダロッドは、吊下げ部54に連繋している。吊下げ部54には金属円筒状の吸着ノズル56が、1回のモールドに必要な数だけ吊下げ支持されている。吊下げ部54には、各吸着ノズル56に連通するエアー吸引路(図示せず)が形成されている。
【0025】
ストリッパープレート52は、スプリングにより下方に付勢されて上下動可能に吊下げ支持されており、吊下げシリンダ57により上位置で保持されている。ストリッパープレート52は吊下げシリンダ57を作動させるとスプリングの弾性により吸着ノズル56の先端側へ移動するようになっている。ストリッパープレート52は、各吸着ノズル56に吸着されたヒートスプレッダーHSを、吸着を解除してモールド金型25へセットする際に、ヒートスプレッダーHSを各吸着ノズル56より強制的に引き剥がすために設けられている。
【0026】
ミス検出部53は、吸着ノズル56間に設けられている。ストリッパープレート52には可動ブロック58が保持されている。可動ブロック58にはミス検出ピン59がスプリングにより付勢して突設されている。ミス検出ピン59は、可動ブロック58の自重によりストリッパープレート52より下型側へ突出するようになっている。可動ブロック58の上端側にはミス検出ピン59の押戻しに伴う可動ブロック58の移動を検出するミス検出部(接触センサ、機械スイッチ等)60が設けられている。ミス検出ピン59は、吸着ノズル56に吸着されたヒートスプレッダーHSをキャビティ凹部にセットする際には下型面に当接して可動ブロック58が押し戻されるため、何ら不都合を生ずることはない。
【0027】
吊下げ部54には位置決めピン61が吊下げ支持されている。この位置決めピン61がモールド金型25に位置決めされることで、ワークを搬入する際に、吸着ノズル56がキャビティ凹部に位置合わせされる。
ヒートスプレッダー搬送ユニット51に保持されたヒートスプレッダーHSが、モールド金型25のキャビティ凹部へセットされた後、ミス検出部53によるセットミスの検出動作が行われる。この検出動作は、ミス検出ピン59がキャビティ凹部の真上になるように、ローダー7を移動させることにより吊下げ部54を長手方向に所定長(図4ではキャビティ凹部間ピッチの半分長)だけ移動して行われるようになっている。ヒートスプレッダーHSがモールド金型25にセットされた後、ワーク保持部31に保持されたワーク(基板W及び樹脂タブレットT)が搬入される。
【0028】
図5はローダー7の第5実施例を示す。ワーク保持部31には、基板Wを保持する基板保持部62と基板Wをプレヒートするプレヒート部63が設けられている。また、金型アクセスユニット33には、封止樹脂(樹脂タブレットTなど)を保持する樹脂保持部64が設けられている。基板保持部62で保持したプレヒート済みの基板Wをモールド金型25へセットした後、ローダー7が移動して樹脂保持部64から樹脂タブレットTを金型に装填して樹脂封止することができる。このように、基板保持部62と樹脂保持部64とを分けることで、基板Wのプレヒートがローダー7側で搬送しながら行えるため、プレス部19のプレヒート時間を短縮若しくは省略できるのでサイクルタイムを短縮できる。プレス部19のプレヒート時間を短縮できることにより、熱硬化性樹脂の硬化が進んで流れ性が悪くなることがない。
【0029】
図6において、ローダー7は、増設レールユニットCに設けられたヒートスプレッダー供給部20より供給されたヒートスプレッダーHSのうち良品のみを移動テーブル28より受け取って保持し、タブレットホルダー6より樹脂タブレットTを受け取って保持し、プレヒートレール4よりプレヒートされたリードフレームL/Fを受け取って保持する。そして、移動レール部に沿って移動してプレス部19の正面位置へ移動して、モールド金型25へヒートスプレッダーHSをセットしてから、樹脂タブレットT及びリードフレームL/Fをセットする。ローダー7がモールド金型25より退避した後、金型をクランプして樹脂封止される。樹脂封止後の成形品は、型開きした際に離型され、アンローダー8により成形品取出部9へ取り出され、ディゲート部11でゲートブレークされて、成形品のみが成形品収納部12へ収納される。
【0030】
上述したワーク搬送装置(ローダー7)を用いれば、樹脂封止に必要なワーク保持部31を備えた搬入装置本体32に、モールド金型25へ同一方向から進退してアクセス可能な金型アクセスユニット33を一体に設けたので、ワークの増加や変更に応じて金型アクセスユニット33を改変することで、プレス部19へのアクセスタイムを短縮することができ作業効率を改善することができる。
また、樹脂封止装置においては、ワーク搬入装置を用いることで、装置のレイアウト変更や多機能化などの改変が容易に行えるうえに、サイクルタイムを短縮化して、生産性を向上できる。
【0031】
以上、本発明の好適な実施例について種々述べてきたが、本発明は上述した実施の態様に限定されるのではなく、ワーク搬入装置は、モジュールタイプの樹脂封止装置に限らず単独の樹脂封止装置に適用することが可能である。また、金型アクセスユニット33はヒートスプレッダーHSのみならず他の部品搬送や機能部として使用することも可能である。
また、プレス部19にはリリースフィルムが張設されていても良い等、法の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0032】
【発明の効果】
本発明に係るワーク搬入装置を用いると、樹脂封止に必要なワーク保持部を備えた搬入装置本体に、モールド金型へ同一方向から進退してアクセス可能なアクセスユニットを一体に設けたので、しかもワークの増加や変更に応じてアクセスユニットを改変することで、プレス部へのアクセスタイムを短縮することができ作業効率を改善することができる。
また、樹脂封止装置においては、ワーク搬入装置を用いることで、装置のレイアウト変更や多機能化などの改変が容易に行えるうえに、サイクルタイムを短縮化して、生産性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローダーの第1実施例を示す説明図である。
【図2】ローダーの第2実施例を示す説明図である。
【図3】ローダーの第3実施例を示す説明図である。
【図4】ローダーの第4実施例を示す説明図である。
【図5】ローダーの第5実施例を示す説明図である。
【図6】樹脂封止装置の一例に係るレイアウト構成を示す平面図である。
【符号の説明】
A ワーク供給ユニット
B 成形品収納ユニット
C 増設レールユニット
HS ヒートスプレッダー
1 ワーク供給部
2 供給マガジン
3 フレームインデックス
4 プレヒートレール
5 樹脂タブレット供給部
6 タブレットホルダー
7 ローダー
8 アンローダー
9 成形品取出部
10 移動テーブル
11 ディゲート部
12 成形品収納部
13 成形品ピックアップ
14 収納マガジン
15 供給側移動レール部
16 収納側移動レール部
17 増設側移動レール部
18 増設側台座部
19 プレス部
20 ヒートスプレッダー供給部
21 供給側台座部
22 収納側台座部
23 吸引ダクト
24 ダクト連結部
25 モールド金型
26 供給ハンド
27 検査部
28 移動テーブル
29 供給マガジン
31 ワーク保持部
32 搬入装置本体
33 金型アクセスユニット
34 クリーニングユニット
35 可動吸引ノズル
36 クリーニングブラシ
37 可動吸引ダクト
38 ローダー吸引ダクト
39 センサユニット
40 センサ
41 センサーヘッド
42、55 上下動シリンダ
43 シリンダロッド
44 センサ支持板
45 ガイドロッド
46 ガイドブッシュ
47 撮像処理ユニット
48 撮像カメラ
49 リング照明
50 レンズ
51 ヒートスプレッダー搬送ユニット
52 ストリッパープレート
53 ミス検出部
54 吊下げ部
56 吸着ノズル
57 吊下げシリンダ
58 可動ブロック
59 ミス検出ピン
60 ミス検出部
61 位置決めピン
62 基板保持部
63 プレヒート部
64 樹脂保持部

Claims (7)

  1. ワークを保持してプレス部へ搬入するワーク搬入装置において、
    ワークを保持するワーク保持部を備えた搬入装置本体に、ワーク保持部と同一方向でモールド金型へ進退してアクセス可能な金型アクセスユニットを一体に設けたことを特徴とするワーク搬入装置。
  2. 前記金型アクセスユニットは、ワークを搬入するのに先立って金型面をクリーニングするクリーニングユニットであることを特徴とする請求項1記載のワーク搬入装置。
  3. 前記金型アクセスユニットは、金型面にセットされたワークとの距離や位置ずれを検出する位置決めセンサユニットであることを特徴とする請求項1記載のワーク搬入装置。
  4. 前記金型アクセスユニットは、金型面にセットされたワークを撮像して異常を検出する撮像処理ユニットであることを特徴とする請求項1記載のワーク搬入装置。
  5. 前記ワーク保持部に基板を保持する基板保持部と基板をプレヒートするプレヒート部とを備え、前記金型アクセスユニットに封止樹脂を保持する樹脂保持部を設けたことを特徴とする請求項1記載のワーク搬入装置。
  6. 前記金型アクセスユニットは、モールド金型のキャビティ凹部にヒートスプレッダーを搬入するヒートスプレッダー搬送ユニットであることを特徴とする請求項1記載のワーク搬入装置。
  7. 請求項1乃至6のうちいずれか1項記載のワーク搬入装置を用いてモールド金型に搬入されたワークをクランプして樹脂封止することを特徴とする樹脂封止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018183931A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 Towa株式会社 樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法
WO2023282123A1 (ja) * 2021-07-07 2023-01-12 アピックヤマダ株式会社 樹脂封止装置及び清掃方法

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