JP5547179B2 - 電子棚札 - Google Patents

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Description

この発明は、電気的に駆動される表示パネルにより商品名や商品の値段等の商品に関する情報を表示する電子棚札に関する。
近年、スーパーや小売店などの商店では、商品の値段や商品名等を記入又は印刷した紙製やプラスチック製の値札に代わって、電気的に駆動される表示パネルを備えた電子棚札が利用されるようになりつつある。
この電子棚札は、例えば表示パネルに液晶パネルを用い、その液晶パネルに商品名や商品の値段等の商品に関する情報を表示するものである。
例えば、商品の価格を変更したり、商品の配置を移動したり、新製品を新たに陳列したりする場合、上述の紙製やプラスチック製の値札では、値札を付け替える作業が大変であるのに対して、電子棚札によれば、商品棚に設置したままで表示パネルに表示する情報を容易に変更できるため、店員の作業負担を大幅に低減することができる。また、例えば、タイムセールの際には、セール対象品の値段を通常価格からセール価格に素早く変更して、商機を逃さず商品の販売ができる。
このような電子棚札は、上述のような利点を有するのに加えて、液晶パネルの単価が低下することによって価格低下が進んでおり、導入コストも低下してきているので、今後さらなる普及が見込まれている。
ところで、従来の電子棚札は、例えば、特許文献1に記載された技術のように、商品棚の前端面に設けられたレールの端から挿入して装着する構造にしたものや、特許文献2に記載された技術のように、レールの内側で上下端が嵌合するように背面部にフックを設け、レールにはめ込んで装着するようにしたものが多い。しかし、これらの電子棚札には、レールに対する着脱が容易であるため、液晶パネルが他のものへ利用したり転用したりすることができる価値の高い精密機械でもあることから、盗難に遭いやすいという問題があった。
このような問題に対応するための技術としては、例えば特許文献3に記載のように、電子棚札のうちレールに嵌合させる部材として可動式のピンを設けるものが知られている。特許文献3に記載の電子棚札によれば、レールへの装着時には、ピンを内部に押し込んだ状態でレールに嵌め込み、所定位置で押し込みを解除することにより、ピンを本体から突出させてレールに設けた穴に挿入し、レールに強固に固定することができる。一方、取り外す際には、磁石を備えた解除器具を近づけることにより、磁力によってピンを本体内部に引き込み、レールに設けた穴からピンを抜いて、レールに対する固定を解除することができる。従って、レールに対する着脱の容易性と、不正な取外しによる盗難の防止とを、ある程度両立させることができる。
しかしながら、特許文献3に記載の電子棚札にも、以下のような問題があった。
まず、取外しの際に磁石を用いるため、このことによって制御回路などに電磁障害が発生する危険がある。また、磁石を備えた解除器具は、サイズが大きく重量もかさむものとなり、携帯性が悪い。また、磁力が作用する部分を金属で形成することとなるため、電子棚札に無線通信機能を設ける場合には、その金属が無線通信の障害になる可能性がある。
従って、特許文献3に記載の技術によっても、十分な利便性を有する電子棚札を実現することはできなかった。
また、盗難防止のための他の手法として、レールから取り外された場合に警告ブザーを鳴動させる機構を設けたり、上記フックによるレールに対する固定力を強めたりすることも考えられる。しかし、前者の場合、設置店舗の店員が電子棚札を取り外す場合でも、その度にブザー音の鳴動を解除する繁雑な作業が生じるし、後者の場合、店員が取り外すのも難しくなって作業の効率が著しく低下してしまうという問題がある。
このように、上述した従来の電子棚札はいずれも、商品棚への着脱のし易さと盗難の防止の両立が十分でないという問題があった。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、電子棚札の着脱が容易である利点を損なうことなく、盗難を防止できるようにすることを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、電気的に駆動される表示パネルにより商品に関する情報を表示する電子棚札において、その電子棚札をレールに着脱可能に装着するための装着手段として、上記レールの側面に設けられた嵌合部に嵌合させるための第1及び第2の嵌合部と、上記第1の嵌合部を、上記レールに装着された状態で上記レールの側面に向かう方向に付勢する付勢手段とを設け、さらに、上記装着手段によるその電子棚札の上記レールへの装着を解除するための薄板状の鍵を差し込む鍵穴と、上記鍵穴に挿入される鍵に当接する位置に設けられ、上記鍵の挿入に応じてその鍵により加えられる荷重により変位し、この変位に伴い、上記第1の嵌合部を、上記付勢手段による付勢に抗して上記レールの側面から離れる向きに変位させる腕部とを設け、上記鍵が、上記第1の嵌合部が上記レールの嵌合部から解放される程度に変位するまで上記鍵穴に差し込まれた状態では、上記付勢手段の付勢力により上記腕部と上記鍵穴の壁面との間に保持され、その保持された状態でその鍵を取っ手としてその電子棚札を上記レールから取外し可能であるようにしたものである。
このような電子棚札において、上記鍵穴を、上記鍵を、上記レールの底面に略垂直に、かつ、その電子棚札の、レール長手方向と垂直な側面に沿った向きで差し込むように形成するとよい。
さらに、上記鍵を、少なくとも上記鍵穴への挿入時に上記腕部と当接する範囲において、先端へ行くほど細い形状のものとし、上記腕部に、上記付勢手段による付勢力が及ぶようにし、その腕部を、上記鍵が上記鍵穴へ挿入された場合に、その鍵の挿入につれて、その鍵により、上記付勢力に抗して挿入方向に対し外側に押し出されるように変位するものとするとよい。
さらにまた、上記第1の嵌合部と上記腕部とを、その電子棚札の背面側に回動可能に固定された一体の部材とし、その部材が、上記腕部が上記鍵と当接して外側に押し出されると、回動して上記第1の嵌合部を上記レールの側面から離れる向きに変位させるようにするとよい。
あるいは、上記第1の嵌合部と上記腕部とを、その電子棚札の背面側に、その背面に沿って摺動可能に保持された一体の部材とし、その部材が、上記腕部が上記鍵と当接して外側に押し出されると、その電子棚札の背面に沿って摺動して上記第1の嵌合部を上記レールの側面から離れる向きに変位させるようにするとよい。
また、上記の各電子棚札において、上記鍵穴の内壁に障害物を設け、その障害物と対応する溝又は切り欠きを有する鍵のみをその鍵穴に挿入できるようにするとよい。
さらに、上記レールが、上記第1の嵌合部と対応する側面に、上記嵌合部として、内部に穴を有する溝が設けられたものであり、上記第1の嵌合部に、上記溝と嵌合するものであり、かつ上記溝内部の穴に嵌め込むためのガイドピンを設けるとよい。
さらに、上記第1及び第2の嵌合部、上記腕部、上記付勢手段及び上記鍵穴を含む外装を、樹脂により形成するとよい。
また、この発明の別の電子棚札は、電気的に駆動される表示パネルにより商品に関する情報を表示する電子棚札であって、当その電子棚札をレールに着脱可能に装着するための装着手段として、上記レールの側面に設けられた嵌合部に嵌合させるための第1及び第2の嵌合部と、上記第1の嵌合部を、上記レールに装着された状態で上記レールの側面に向かう方向に付勢する付勢手段とを有し、さらに、上記装着手段による当その電子棚札の上記レールへの装着を解除するための薄板状の鍵を差し込む鍵穴と、上記鍵穴に挿入される鍵に当接する位置に設けられ、上記鍵の挿入に応じてその鍵により加えられる荷重により変位し、この変位に伴い、上記第1の嵌合部を、上記付勢手段による付勢に抗して上記レールの側面から離れる向きに変位させる腕部とを有し、上記鍵は、少なくとも上記鍵穴への挿入時に上記腕部と当接する範囲において、先端へ行くほど細い形状のものであり、上記腕部には、上記付勢手段による付勢力が及んでおり、その腕部は、上記鍵が上記鍵穴へ挿入された場合に、その鍵の挿入につれて、その鍵により、上記付勢力に抗して挿入方向に対し外側に押し出されるように変位するものであり、上記第1の嵌合部と上記腕部とは、当その電子棚札の背面側に、その背面に沿って摺動可能に保持された一体の部材であり、その部材は、上記腕部が上記鍵と当接して外側に押し出されると、当その電子棚札の背面に沿って摺動して上記第1の嵌合部を上記レールの側面から離れる向きに変位させるものである。
この発明による電子棚札によれば、着脱が容易である利点を損なうことなく、盗難を防止することができる。
この発明の第1の実施形態の電子棚札の前面側の外観斜視図である。 この発明の第1の実施形態の電子棚札の背面側の外観斜視図である。 この発明の第1の実施形態の電子棚札の背面側に設けた部材の動作を説明するための図である。 この発明の第1の実施形態の電子棚札に使用する鍵の外観を示す斜視図である。 同じく側面図である。
この発明の第1の実施形態の電子棚札をレールに固定する際の手順の説明図である。 同じく電子棚札をレールに固定する際の手順及び装着状態の説明図である。 この発明の第1の実施形態の電子棚札をレールから取り外す際の手順の説明図である。 その続きを示す説明図である。 そのさらに続きを示す説明図である。 この発明の第2の実施形態の電子棚札の、図2と対応する背面側の外観斜視図である。
この発明の第2の実施形態の電子棚札の、図3と対応する説明図である。 この発明の変形例の構成を示す図8と対応する背面図である。 この発明の別の変形例の電子棚札における鍵穴の正面図である。 その別の例を示す図である。 そのさらに別の例を示す図である。 そのさらに別の例を示す図である。 そのさらに別の例を示す図である。
1,31:電子棚札、2:表示パネル、3,33:ロックプレート、3a,33a:ガイドピン、3b、33b:嵌合部、3c,3e,33c,33e:腕部、3d,33d:バネ部、3f:軸穴、4,34:収納ラック、4a,34a:収納部、5a,5b,35a、35b:フック、6,36:鍵装着部、6a,36a:鍵穴、6b,36b:スリット、6c:突起、7:軸、8:収納部、10:鍵、10a:先端部、10b:後端部、20:レール、20a,20c:溝、20b:穴、20d:庇、33g:軸、38:バネ止部、40:バネ
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔第1の実施形態:図1乃至図6C〕
まず、この発明の電子棚札の第1の実施形態の概略構成について説明する。なお、以下の説明において、「上」、「下」等の方向は、図中での方向を示し、電子棚札の使用状態での方向とは必ずしも一致しない場合もある。
図1と図2はそれぞれ、この発明の電子棚札の第1の実施形態である電子棚札1の前面側と背面側の外観斜視図である。
図1に示す電子棚札1は、前面には表示パネル2を備えている。この表示パネル2は、商品名や値段等の商品に関する情報を表示するための、電気的に駆動される表示手段であり、ここでは液晶パネルにより構成している。また、電子棚札1の内部には、CPU,ROM及びRAMからなるマイクロコンピュータによって実現される制御部(図示を省略する)を備えており、その制御部は表示パネル2の表示制御処理を行う。この制御部は、収納部8の内側に収納される。
一方、電子棚札1の背面には、この電子棚札1を、商品陳列用の商品棚に設けられたレールに着脱可能に固定するための固定手段を設けている。
図2に示すように、1つ目の固定手段は、背面側の上部に取り付けたロックプレート3であり、この電子棚札1を商品棚のレール(後述する)に固定したとき、レール内に設けた嵌合部である溝とその溝の内部に設けた穴に、嵌合部3bとガイドピン3aをそれぞれ嵌め込んで嵌合させる。そして、このことによって、電子棚札1がレールから外れないように、またレール上をレールに沿って移動することもないように固定するものである。
このロックプレート3は、軸7を支点として軸7を中心に回動可能であり、腕部3eが図で上方向に回動変位した場合に、嵌合部3bとガイドピン3aは、図で下方向に回動変位することとなり、収納ラック4内に収納される状態となる。このうち、上記嵌合部3bは、第1の嵌合部に相当する。
2つ目の固定手段は、背面の下部に設けた2つのフック5a,5bであり、その先端部を、商品棚のレールの、上記嵌合部3bを嵌合させる溝と反対側の側面に設けた嵌合部に掛けて嵌合させることによって、電子棚札1がレールから外れないように固定するものである。これらのフック5a,5bは、第2の嵌合部に相当する。
さらに、電子棚札1の側面には、上記ロックプレート3による固定を解除してレールから電子棚札1を取り外すための鍵を挿入する鍵装着部6を設けている。
この電子棚札1のロックプレート3,フック5a,5b,鍵装着部6を含む外装は、全て樹脂により形成されているが、金属を含むその他の素材で形成しても良い。
次に、以上のような電子棚札1において特徴的な、ロックプレート3及び鍵装着部6の構造について、図3も用いてさらに説明する。
図3は、電子棚札1の背面側に設けた部材の動作を説明するための図である。図3では、収納部8の図示は省略し、鍵装着部6については、一部切り欠いた状態で示している。
ロックプレート3は、図3に示すように、上述したガイドピン3aと嵌合部3bを有する腕部3cと、バネ部3dと、もう一方の腕部3eとからなる一体成形部材であり、両腕部3c,3eの間に軸穴3fを備えている。そして、その軸穴3fを電子棚札1の背面に設けられた軸7に嵌め込んで取り付けることにより、ロックプレート3を軸7を中心に回動可能としている。
また、ロックプレート3のバネ部3dは、腕部3cの図で下側に設けており、その先端部は収納ラック4の内側の底面に当接している。そして、バネ部3dは、ロックプレート3の腕部3cを下側から付勢して矢示A方向に付勢力を与える付勢手段として機能する。なお、バネ部3dは収納ラック4の内側の底面に固定してもよい。
ロックプレート3のもう一方の腕部3eは、先端部が鍵装着部6のスリット6bに挿入されている。そして、ロックプレート3に外力が働かない状態では、ロックプレート3は、バネ部3dの付勢力により腕部3eの下面がスリット6bの下面に当接する位置まで矢示A方向に回動し、このとき、ロックプレート3は、図2に示したような、ガイドピン3aと嵌合部3bを、レールに設けた溝に嵌合させるに好適な位置で停止する(図3ではこの位置を実線(収納ラック4に隠れる部分は破線)で示した)。
一方、鍵装着部6は、電子棚札1のうち、レールへの固定時にレール長手方向に垂直な向きとなる側面に設けられ、薄板状の鍵を挿入するための鍵穴6aと、腕部3eの可動範囲を規制するための上述のスリット6bとを有する。ここで、鍵穴6aは、レールの底面に略垂直で、かつ電子棚札1の側面に沿った向きで鍵を差し込むように形成されている。鍵穴6aをこのように構成することにより、鍵を電子棚札1の正面から差し込むことができ、レールに複数の電子棚札1を並べて固定した場合でも、隣接する電子棚札1によって鍵が差し込み難くなることもなく、鍵を容易に差し込むことができる。
そして、後述のように、鍵装着部6の鍵穴6aに挿入された鍵により、腕部3eに対して図中矢示C方向への荷重が加えられると、腕部3eがバネ部3dによる付勢力に抗して図中矢示C方向へ変位し、それに伴って軸7を中心としてロックプレート3が図中B方向へ回動する。そして、ロックプレート3を例えば図中2点鎖線で示す位置まで変位させることにより、ガイドピン3a及び嵌合部3bの位置を電子棚札1の本体上面よりも下側まで移動させ、レールに設けた溝への嵌合を解除することができる。
なお、ロックプレート3の腕部3cを収納ラック4に納め、もう一方の腕部3eの先端部をスリット6bに挿入することにより、ロックプレート3が軸7から外れにくいようにすることができる。
次に、電子棚札1の鍵穴6aに挿入する鍵について説明する。
図4Aはその鍵の外観斜視図、図4Bは同じく側面図である。
鍵10は、平板状の、例えば樹脂製の部材であり、図4Aに示すように、電子棚札1の鍵穴6aの幅と概ね等しい厚みを持っている平らな薄板部材である。
また、鍵10は、鍵穴6aに挿入された場合、その上面がロックプレート3の腕部3eの下面と当接するが、図4Bに示すように、長手方向では、先端部10aを、そのロックプレート3の腕部3eの下面と当接する範囲において、先端へ行くほど細い形状としている。
次に、電子棚札1を商品棚に設けられたレールに固定する方法とその際のロックプレート3の動作について説明する。
図5A及び図5Bは電子棚札1をレールに固定する際の手順及び固定状態の説明図であり、図5Aは電子棚札1の下部をレールの下側に差し込んだ状態を示し、図5Bは電子棚札1をレールに固定完了した状態を示す。これらの図において、レールについては断面を示している。
図5Aに示すように、レール20の上側の側面には、電子棚札1のロックプレート3の嵌合部3bを嵌合させるための嵌合部である溝20aが設けられており、その溝20aの底にはレール20の長手方向に所定間隔を置いてガイドピン3aを嵌め込むための複数個の穴20bが設けられている。また、レール20の下側の側面には、電子棚札1のフック5a,5bを嵌合させるための嵌合部である溝20cが設けられている。
電子棚札1を上記のようなレール20に固定するには、まず、図5Aに示すようにフック5a,5bの先端をレール20の下側の溝20cに差し込んで嵌合させる。
その後、電子棚札1のガイドピン3aをレール20の上側の庇20dに当接させ、電子棚札1の上部を図中矢示D方向へ押すように力を加えて、電子棚札1の上部をレール20内に押し込む。すると、庇20dの傾斜面によりガイドピン3aが徐々に押圧され、ロックプレート3の嵌合部3bとガイドピン3aを設けた腕部3cがバネ部3dの付勢力に抗して図中下方向へ徐々に押し下げられる(図7に示した軸7を中心に回動する)。
そして、レール20の溝20aの位置にガイドピン3aの位置が到達すると、庇20dによる押圧がなくなるため、ロックプレート3の腕部3cがバネ部3dの付勢力によって図で上方、すなわちレール20の側面に設けた溝20a内部に押し出される向きに移動し、嵌合部3bがレール20に嵌合する。この状態では、電子棚札1はレール20内で長手方向にはスライド可能に固定された状態となっている。
その後、この状態で電子棚札1をレール長手方向に若干スライドさせ、ガイドピン3aと穴20bの位置を合わせると、図5Bに示すようにガイドピン3aが穴20bに陥入し、ロックプレート3の腕部3cは、バネ部3dの付勢力によって図3に実線で示した位置まで押し上げられる。そして、この状態では、電子棚札1はレール20内で長手方向へのスライドもできないように固定された状態になる。
このような、電子棚札1をレール20に固定する操作は、片手で簡単に行えるので、能率よく固定作業を行うことができる。
また、レール20内に電子棚札1を、ガイドピン3aが穴20bに嵌め込まれた状態で固定すると、電子棚札1を手前に引き出して取り外すことも、レール20の長手方向にスライドさせ、レール20の端から取り外すことも、いずれも困難になるので、効果的に盗難を防止することができる。
次に、電子棚札1を商品棚のレールから取り外す方法とその際の電子棚札1の各部の動作について説明する。
図6A〜図6Cは電子棚札1をレールから取り外す際の手順を説明するための図であり、図6Aは電子棚札の鍵穴に鍵を差し込む前の状態を、図6Bは鍵穴に鍵を差し込み途中の状態を、図6Cは鍵穴に鍵を差し込んで電子棚札をレールから取り外す途中の状態をそれぞれ示す側面図である。なお、これらの図における各レールはその断面を示しており、図6Bについては鍵装着部についても切り欠いて内部が見える状態で示している。
レール20に固定した電子棚札1をレール20から取り外す場合には、図6Aに示すように、鍵10の先端部10aの傾斜面を上向きにして、鍵穴6aに対して先端部10aから図中矢示E方向に差し込む。
先端部10aが鍵穴6aの奥へ徐々に差し込まれ、図6Bに示すように、先端部10aの傾斜面が鍵穴6aの奥に配置されたロックプレート3の腕部3eの下面に当接すると、鍵10の挿入につれて、先端部10aの傾斜面から、腕部3eに対して矢示Fのように上方に押し上げるスラスト荷重が加わる。そして、このスラスト荷重により、腕部3eはバネ部3dによる付勢力に抗して鍵10の挿入方向に対して上側に押し出されるように変位する。
その腕部3eの変位に伴い、上記付勢力に抗して嵌合部3bが溝20aから、ガイドピン3aが穴20bからそれぞれ離れる向き(図3に示す矢示B方向)に変位するようにロックプレート3が回動する。
そして、ガイドピン3aが穴20b及び溝20aから共に完全に離れた位置に変位するまで鍵10が鍵穴6aに差し込まれると、電子棚札1の上部の固定が解除される。また、鍵10の先端部10aは、ロックプレート3のバネ部3dの付勢力により、腕部3eと鍵穴6aの内壁面との間にある程度の力で挟持されているので、鍵10を取っ手として電子棚札1に対して手前側へ取り出す力を加えることができる。
したがって、図6Cに示すように、鍵10の後端部10bを握ったまま電子棚札1の上部を図中矢示G方向に引き起こすように力を加えると、電子棚札1の上部の固定は解除されているので、電子棚札1の上部をレール20内から引き出すように外すことができる。
その後、フック5a,5bをレール20の溝20cから外すことによって、電子棚札1をレール20から完全に取り外すことができる。レール20から取り外した後は、鍵10を挿入時と逆方向に力を加えて引くことにより、若干の抵抗はあるものの、挿入時と同程度の力で鍵穴6aから引き抜くことができる。
なお、鍵10の後端部10bを握って電子棚札1の上部をレール20内から引き出す際には、手から鍵10に対して加えられる力は、主に鍵10を鍵穴6aの内側面や腕部3eに押しつける向きのものであるため、鍵10が誤って鍵穴6aから抜けてしまうことは、ほとんど起こらないと考えられる。また、その程度の保持力が働くように、鍵穴6aのサイズや、バネ部3dの付勢力を定めることが好ましい。
このように、電子棚札1は、コンパクトな薄型の鍵を用いて、鍵穴6aに鍵10を差し込み、その差し込んだ状態のまま上部をレール20から引き出すという簡単な操作でレール20から取り外すことができる。従って、取外しの操作も極めて容易であり、高い作業効率を得ることができる。さらに、鍵も軽量にすることができるので、作業者が携帯するのに負担にならないようにできる。
また、この機能を実現するために、磁石も金属部品も不要であるので、電子棚札1に設けた電子回路に対する電磁障害や、無線通信手段における通信障害を発生させる虞がない。
さらに、固定及び取り外しに必要なロックプレート3及び鍵装着部6等の構成も、少ない部品点数で実現でき、低コストで電子棚札1を製造することができる。
〔第2の実施形態:図7及び図8〕
次に、この発明の電子棚札の第2の実施形態について説明する。
上述した第1の実施形態の電子棚札1では、鍵の挿入方向に対してロックプレートの腕部3eを電子棚札1の上側に押し上げることによって固定を解除する構成例を説明したが、この第2の実施形態の電子棚札31は、鍵の挿入方向に対してロックプレートの腕部を電子棚札1の下側に押し下げることによって固定を解除するものである。そして、ロックプレート、鍵装着部及び収納ラックの構造やロックプレートの動きが第1の実施形態の場合と異なるのみであるから、これらの点を中心に説明する。
図7は、この発明の電子棚札の第2の実施形態である電子棚札31の、図2と対応する背面側の外観斜視図である。図8は、同じく図3と対応する説明図である。
電子棚札31において、図7及び図8に示すように、ロックプレート33は、上部にガイドピン33aと嵌合部33bを有する腕部33cを有し、下部にバネ部33dを、一方の側面側に腕部33eをそれぞれ有する一体成形部材である。そして、その一部を収納ラック34の収納部34aに納め、腕部33eの先端部を鍵装着部36のスリット36bに挿入することにより、ロックプレート33を電子棚札31の背面に沿って上下方向に摺動可能に保持している。
バネ部33dは、その先端部を電子棚札31の背面に設けたバネ止部38の内側の底面に当接させており、ロックプレート33全体を上側に付勢する付勢力を与える役割を果たす、付勢手段である。バネ部33dは、バネ止部38の内側の底面に固定してもよい。
また、ロックプレート33に外力が働かない状態では、ロックプレート33は、バネ部33dの付勢力により、スリット36bに挿入された腕部33eの上面がスリット36bの上端に当接する位置まで上側に移動し、図7に示したような、ガイドピン33aと嵌合部33bを、レールに設けた溝に嵌合させるに好適な位置で停止する。
このような構造の電子棚札31は、第1の実施形態の電子棚札1について図5を用いて説明したものと同様な手順で、ガイドピン33a,嵌合部33b及びフック35a,35bにより、レール20に固定することができる。
レール20からの取り外しについても、第1の実施形態の電子棚札1について図6を用いて説明したものと、概ね同様である。
ただし、電子棚札31の場合には、鍵10の先端部10aの傾斜面を下側にして、鍵装着部36の鍵穴36aに挿入する。そして、先端部10aが鍵穴36aの奥へ徐々に差し込まれ、先端部10aの傾斜面が鍵穴36aの奥に配置されたロックプレート33の腕部33eの上面に当接すると、鍵10の挿入につれて、先端部10aの傾斜面から、腕部33eに対して下方に押し下げるスラスト荷重が加わる。そして、このスラスト荷重により、腕部33eはバネ部33dによる付勢力に抗して鍵10の挿入方向に対して下側(矢示H方向)に押し下げられるように変位する。それに伴ってロックプレート33全体が矢示H方向へ変位し、ガイドピン33a及び嵌合部33bの位置を電子棚札31の本体上面よりも下側まで移動させることができる。
そして、ガイドピン33a及び嵌合部33bが穴20b及び溝20aから共に完全に離れた位置に変位するまで鍵10が鍵穴36aに差し込まれると、電子棚札31の上部の固定が解除される。この状態で、第1の実施形態の場合と同様に、鍵10の後端部10bを握ったまま電子棚札31の上部を引き起こすように力を加えると、電子棚札31の上部をレール20内から引き出すように外すことができる。
この状態では、鍵10の先端部10aが、ロックプレート33のバネ部33dの付勢力により、腕部33eと鍵穴36aの内壁面との間に挟持されることも、第1の実施形態の場合と同様である。
以上のような構成によっても、第1の実施形態の場合と同様な効果を得ることができる。また、第1の実施形態の場合よりもロックプレートの構造が単純化できるため、コストダウンを図ることもできる。ただし、この実施形態のように電子棚札31の本体に対して摺動させる場合、第1の実施形態の場合のように軸7に対して回動させる場合に比べ、動きの滑らかさが若干劣る。従って、コストと動きの滑らかさのどちらを重視するかに応じて、所望の実施形態の構成を採用すればよい。
〔変形例:図9乃至図10E〕
なお、上述した実施形態については、以下のような変形が考えられる。
まず、ロックプレートと一体のバネ部ではなく、別体のバネによりロックプレートに付勢力を与えるようにすることが考えられる。
図9は、第2の実施形態にこの変形を適用した場合の構成例を示す背面図である。
この変形例の電子棚札31′は、第2の実施形態の電子棚札31におけるロックプレート33のバネ部33dに代えて、図9に示すように、ロックプレート33′の下部に別体のバネ40を設けたものである。このバネは、例えば弦巻バネとして構成することができる。
そして、バネ40は、その一端を電子棚札31′の背面に設けたバネ止部38に収納すると共に、他端をロックプレート33′の下側に設けた軸33gに嵌め込み、電子棚札31′から容易に脱落しないようにしている。両端又は一端を、バネ止部38又はロックプレート33′に固定してもよい。
このような別体のバネ40によってロックプレート33′に上向きの付勢力を与えたとしても、電子棚札31′のレール20への着脱については、上述した第2の実施形態の電子棚札31の場合と同様に行うことができ、このことにより同様な効果が得られる。
図示は省略するが、第1の実施形態についても、同様な変形は適用可能である。さらに、バネ以外の弾性部材によって付勢力を与えることも考えられる。
また、他の変形として、鍵穴6aを、単純なスリット形状にするのではなく、内壁に突起等の障害物を設け、その障害物の形状に合った形状の鍵のみが鍵穴に挿入できるようにすることも考えられる。
図10A〜図10Eは、それぞれこの変形例における電子棚札の鍵穴の構成例を示す正面図である。鍵穴の構造は、第1の実施形態の電子棚札1と第2の実施形態の電子棚札31とで共通であるが、ここでは電子棚札1における符号を用いて説明する。
鍵穴6aの構造としては、まず、図10A〜図10Cに示すように、鍵穴6aの内壁に複数の矩形状の突起6cを設けることが考えられる。この突起6cは、開口部付近のみや奥側のみ等、鍵挿入方向の特定の位置にのみ設けても良いし、鍵穴内で所定の長さを持つように設けても良い。またこの場合、鍵穴に挿入する鍵については、鍵穴の突起と対応する位置に、対応する形状の溝又は切り欠きを設ければよい。突起の個数は何個でも良く、1つだけ設けるようにしても良い。
また、鍵穴の内壁に設ける障害物の形状については、図10Dに示すような三角形状や、図10Eに示すような半円形状を含む、任意の形状にしてもよい。鍵穴の一部を完全に塞ぐものであってもよい。
このような構成を採用すれば、鍵穴の形状に合った特定の鍵を用いなければ電子棚札をレール20から取り外すことができないため、不正な取り外しの危険をより低下させることができる。また、鍵穴の突起と鍵の溝との間の噛み合いにより、突起がない場合に比べて鍵を鍵穴内部に強い力で保持できるため、鍵を取っ手として電子棚札をレール20から取り外す場合に、誤って鍵が抜けてしまう危険を低減することができる。
なお、上記のような障害物は、途中まで任意の鍵の挿入を許すものであっても、対応する溝又は切り欠きを有しない鍵が、ロックプレートを電子棚札の取り外しに十分なだけ変位させる程度までは挿入できないようにするものであれば足りる。
また、上記の障害物を設ける他、鍵穴の形状を平板状以外のものとし、湾曲したり、折れ曲がったりしたものとし、対応する形状の鍵のみ差し込めるようにしてもよい。また、棒状の鍵と、それに合った鍵穴を採用することも考えられる。ただし、鍵穴のスペースの関係から、平板状の鍵とそれに合った鍵穴を用いることが好ましい。
その他の変形としては、以下のようなものも考えられる。
まず、鍵の挿入方向につき、電子棚札に対して正面から挿入する構成だけでなく、電子棚札をレールに装着した状態で差し込める方向ならば、その他の方向から差し込むような構成としてもよい。例えば、電子棚札の側面側の、レールの長手方向から差し込むように設けても良い。このような変形を行う場合でも、例えば、ロックプレート3の腕部3eを適当な方向に曲げ、鍵と当接する位置まで延ばした構成とすることにより、上述した実施形態の場合と同様な動作が可能である。
また、腕部3eが鍵の側面に当接する構成だけでなく、鍵の先端に当接し、鍵の押し込み動作に応じて鍵の挿入方向に加えられる加重により変位し、この変位により嵌合部をレール20の溝20aから外す向きに変位させる構成とすることも考えられる。
また、鍵と当接する腕部3eと、ガイドピン3aや嵌合部3bを有する腕部3cとは、必ずしも一体の部品でなくても、腕部3eの変位が腕部3cに伝達され、腕部3eの変位に応じて腕部3cを適切に変位させられる構成であれば、問題ない。
また、電子棚札1をレール20に固定する際、レール長手方向に移動可能なように固定すれば足りるのであれば、ガイドピン3bは設けなくてもよい。レール20の長手方向両端にストッパを設け、電子棚札1をスライドさせて取り外すことができないようにすれば、このような構成であっても、盗難防止の効果は得られる。
また、第2の嵌合部は、フック5a,5bのようなフック形状であると、電子棚札1の取り外し時の回動が行いやすいという利点はあるが、フック形状ではなく、嵌合部3bのような平板状とし、これをレール上の溝に嵌め込むようにしてレールと嵌合させることも考えられる。
また、以上説明してきた各実施形態及び変形例の構成は、矛盾しない範囲で組み合わせて適用することも可能である。
この発明による電子棚札は、商品棚への着脱が容易であるうえに、盗難を防止することができるので、電子棚札の使い勝手を大いに向上させることができる。
特開2001−178599号公報 特開2001−312221号公報 米国特許第6418651号明細書

Claims (9)

  1. 電気的に駆動される表示パネルにより商品に関する情報を表示する電子棚札であって、
    当該電子棚札をレールに着脱可能に装着するための装着手段として、
    前記レールの側面に設けられた嵌合部に嵌合させるための第1及び第2の嵌合部と、
    前記第1の嵌合部を、前記レールに装着された状態で前記レールの側面に向かう方向に付勢する付勢手段とを有し、
    さらに、前記装着手段による当該電子棚札の前記レールへの装着を解除するための薄板状の鍵を差し込む鍵穴と、
    前記鍵穴に挿入される鍵に当接する位置に設けられ、前記鍵の挿入に応じて該鍵により加えられる荷重により変位し、この変位に伴い、前記第1の嵌合部を、前記付勢手段による付勢に抗して前記レールの側面から離れる向きに変位させる腕部とを有し、
    前記鍵は、前記第1の嵌合部が前記レールの嵌合部から解放される程度に変位するまで前記鍵穴に差し込まれた状態では、前記付勢手段の付勢力により前記腕部と前記鍵穴の壁面との間に保持され、その保持された状態で該鍵を取っ手として当該電子棚札を前記レールから取外し可能であることを特徴とする電子棚札。
  2. 請求項1に記載の電子棚札であって、
    前記鍵穴は、前記鍵を、前記レールの底面に略垂直に、かつ、当該電子棚札の、前記レール長手方向と垂直な側面に沿った向きで差し込むように形成されていることを特徴とする電子棚札。
  3. 請求項1に記載の電子棚札であって、
    前記鍵は、少なくとも前記鍵穴への挿入時に前記腕部と当接する範囲において、先端へ行くほど細い形状のものであり、
    前記腕部には、前記付勢手段による付勢力が及んでおり、該腕部は、前記鍵が前記鍵穴へ挿入された場合に、該鍵の挿入につれて、該鍵により、前記付勢力に抗して挿入方向に対し外側に押し出されるように変位するものであることを特徴とする電子棚札。
  4. 請求項3に記載の電子棚札であって、
    前記第1の嵌合部と前記腕部とは、当該電子棚札の背面側に回動可能に固定された一体の部材であり、該部材は、前記腕部が前記鍵と当接して外側に押し出されると、回動して前記第1の嵌合部を前記レールの側面から離れる向きに変位させることを特徴とする電子棚札。
  5. 請求項3に記載の電子棚札であって、
    前記第1の嵌合部と前記腕部とは、当該電子棚札の背面側に、該背面に沿って摺動可能に保持された一体の部材であり、該部材は、前記腕部が前記鍵と当接して外側に押し出されると、当該電子棚札の背面に沿って摺動して前記第1の嵌合部を前記レールの側面から離れる向きに変位させることを特徴とする電子棚札。
  6. 請求項1に記載の電子棚札であって、
    前記鍵穴の内壁に障害物を設け、該障害物と対応する溝又は切り欠きを有する鍵のみを該鍵穴に挿入できるようにしたことを特徴とする電子棚札。
  7. 請求項1に記載の電子棚札であって、
    前記レールは、前記第1の嵌合部と対応する側面に、前記嵌合部として、内部に穴を有する溝が設けられたものであり、
    前記第1の嵌合部は、前記溝と嵌合するものであり、かつ前記溝内部の穴に嵌め込むためのガイドピンを有することを特徴とする電子棚札。
  8. 請求項1に記載の電子棚札であって、
    前記第1及び第2の嵌合部、前記腕部、前記付勢手段及び前記鍵穴を含む外装が、樹脂により形成されていることを特徴とする電子棚札。
  9. 電気的に駆動される表示パネルにより商品に関する情報を表示する電子棚札であって、
    当該電子棚札をレールに着脱可能に装着するための装着手段として、
    前記レールの側面に設けられた嵌合部に嵌合させるための第1及び第2の嵌合部と、
    前記第1の嵌合部を、前記レールに装着された状態で前記レールの側面に向かう方向に付勢する付勢手段とを有し、
    さらに、前記装着手段による当該電子棚札の前記レールへの装着を解除するための薄板状の鍵を差し込む鍵穴と、
    前記鍵穴に挿入される鍵に当接する位置に設けられ、前記鍵の挿入に応じて該鍵により加えられる荷重により変位し、この変位に伴い、前記第1の嵌合部を、前記付勢手段による付勢に抗して前記レールの側面から離れる向きに変位させる腕部とを有し、
    前記鍵は、少なくとも前記鍵穴への挿入時に前記腕部と当接する範囲において、先端へ行くほど細い形状のものであり、
    前記腕部には、前記付勢手段による付勢力が及んでおり、該腕部は、前記鍵が前記鍵穴へ挿入された場合に、該鍵の挿入につれて、該鍵により、前記付勢力に抗して挿入方向に対し外側に押し出されるように変位するものであり、
    前記第1の嵌合部と前記腕部とは、当該電子棚札の背面側に、該背面に沿って摺動可能に保持された一体の部材であり、該部材は、前記腕部が前記鍵と当接して外側に押し出されると、当該電子棚札の背面に沿って摺動して前記第1の嵌合部を前記レールの側面から離れる向きに変位させることを特徴とする電子棚札。
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