JP3990688B2 - ジャケットシートを備えた商品の展示ケース - Google Patents

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Description

本発明は、ジャケットシートを備えた商品の展示ケースであり、特に、背表紙を介して表側表紙と裏側表紙を備えたジャケットシートにより被覆される商品に関して、商品とジャケットシートを分離した状態でそれぞれ上部開口部から収納室に挿脱自在に収納することにより使用される透明の展示ケースに関する。
従来、例えば、漫画その他の書籍は、書籍の表面をジャケットシートにより被覆している。また、CD又はDVDのようなディスクや、ビデオカセット等のソフト記録媒体は保護ケースに収納され、該保護ケースの内面又は外面にジャケットシートを添設している。この際、ジャケットシートは、背表紙を介して表側表紙と裏側表紙を備え、表面に顧客の注意をひく文字又は図形もしくは写真や、種々の情報等の表示を印刷している。そして、ジャケットシートは商品(本件において前述のような書籍やソフト記録媒体を収納した保護ケースを「商品」と総称する)から分離自在とされている。
ところで、漫画喫茶店その他の貸本ショップや、ビデオレンタルショップ等のレンタル店においては、商品を展示するための展示ケースが使用されている。貸本用の展示ケースの1例を図1に基づいて説明すると、図1(A)に示すように、商品1(書籍)は、概ね直方体形状とされた外形を有しており、ジャケットシート2(装丁シート)により被覆される構成とされ、該ジャケットシート2は、背表紙3を介して表側表紙4と裏側表紙5を備え、表面に種々の表示を印刷している。尚、書籍用のジャケットシート2の場合、表側表紙4及び裏側表紙5の自由端から内側に折曲された折込み片6を備えている。
図1(B)に示すように、展示ケース7は、商品1とジャケットシート2を分離した状態で、それぞれ上部開口部8から収納室9に挿脱自在に収納する透明(半透明を含む)のケースを構成している。この際、展示ケース7は、ジャケットシート2の背表紙3と表側表紙4と裏側表紙5をそれぞれ内側に添設状態で保持するための背壁10と表壁11と裏壁12を備えると共に、背壁10に対向する腹壁13を備えており、該展示ケース7の底部に収納室9を底上げした状態で商品1を支持するための支持部材14を設けている。尚、展示ケース7の表側表紙4と裏側表紙5の上端には折曲自在な保持片15が延設され、背壁10の上端にも折曲自在な保持片16が延設されている。
そこで、図1(C)に示すように、展示ケース7の上部開口部8から収納室9にジャケットシート2が挿入される。展示ケース7の背壁10、表壁11、裏壁12と、支持部材14の周壁との間には、狭小な挿入空隙Sが形成されており、挿入されたジャケットシート2の下端部2bが挿入空隙Sに挿入保持される。ジャケットシート2を挿入した後、保持片15、16が内側に折曲され、これによりジャケットシート2の上端部2aが保持される。この状態で、ジャケットシート2は、展示ケース7の全高Hとほぼ同じ高さ(同一高さ又はやや低い高さ)にわたる領域を占め、支持部材14を外部から視認不能となるように隠蔽するが、展示ケース7は透明であるから、ジャケットシート2を外部から視認することができる。
図1(D)に示すように、商品1は、上部開口部8から収納室9に挿入され、展示ケース7に収納される。この際、商品1は、支持部材14により底上げ状態で支持されるので、商品1の上端部1aを展示ケース7の上部開口部8から上方に突出する。この際、展示ケース7に対して、商品1の挿入と取出しを容易に行わせるため、展示ケース2の内部の幅W1と、商品1の外部の幅W2は、W1>W2となるように構成されている。
商品1を収納した展示ケース7は、レンタル店の陳列棚等に陳列され、顧客に向けてレンタルに供される。顧客は、多数陳列された展示ケース7のジャケットシート2を視認することにより希望する商品1を選択することができる。
レンタルのために、顧客が商品1を収納した展示ケース7を店内のカウンター等の所定の場所に持参すると、貸出手続の後、店員は、展示ケース7から取出した商品1を顧客に渡し、空になった展示ケース7を陳列棚等の元の位置に復帰させ、陳列棚等に空所が生じることを防止する。このため、陳列棚等には、商品1を収納した展示ケース7と、商品取出し後の空になった展示ケース7とが混在して展示されることになるが、商品のレンタルを模索する顧客は、展示ケース7の上部に商品1が突出しているものについては、貸出待機中の貸出可能状態であり、展示ケース7の上部に商品1が突出していないものについては、貸出中の貸出不能状態であることを判別することができる。
商品レンタル用の展示ケースにおいて、商品を底上げ状態で支持せしめる構成は、従来より公知である。
特開2001−301855公報
上述のように、商品1から分離したジャケットシート2を展示ケース7に挿入し、保持せしめるためには、ジャケットシート2の下端部2bを狭小な挿入空隙Sに挿入しなければならない。ところが、ジャケットシート2は薄い柔軟なシートから構成されているので、指先等の手が届かない展示ケース7の内部において該シート2の下端部2bを挿入空隙Sに挿入せしめる作業は容易でなく、しばしば、シート2の下端部2bが支持部材14に干渉し、作業を困難にする。就中、図示した書籍の例においては、折込み片6、6が設けられているため、下端部2bを挿入空隙Sに挿入するに際して別途治具を必要とする等、作業の困難を更に顕著とする。
レンタル店においては、極めて多数の商品について、ジャケットシート2を展示ケース7に挿入し保持せしめなければならないから、このような作業の困難性は、耐え難く、時間と労力を浪費することになる。
更に、上述のように、展示ケース2の内部の幅W1は、商品1の外部の幅W2よりも十分に大きい、即ち、W1>W2となるように構成されているので、商品1を展示ケース2に挿入した状態で、商品1は、幅方向に自由に遊動する。このため、陳列棚等に陳列した状態で、隣り合う展示ケース2、2から上方に突出する商品1、1の上端部1a、1aが整然と揃わず、陳列棚等の奥行き方向に不揃いとなって見苦しいという問題がある。
本発明は、上述のような課題を解決したジャケットシートを備えた商品の展示ケースを提供するものである。
そこで、本発明が第一の手段として構成したところは、背表紙を介して表側表紙と裏側表紙を有するジャケットシートを備えた商品に関して、商品とジャケットシートを分離した状態でそれぞれ上部開口部から収納室に挿脱自在に収納する透明の展示ケースであり、該展示ケースは、前記ジャケットシートの背表紙と表側表紙と裏側表紙をそれぞれ内側に添設状態で保持する背壁と表壁と裏壁を備えると共に、背壁に対向する腹壁を備えており、該展示ケースの底部に収納室を底上げした状態で商品を支持する支持部材を設け、該支持部材の周壁と前記背壁・表壁・裏壁の間にジャケットシートの下端部を挿入保持する挿入空隙を形成した構成において、前記腹壁から収納室の内方に臨むと共に、上部から下部に向けて次第に幅広となる挿入支援手段を設けており、ジャケットシートを展示ケースの収納室に対して上部開口部から挿入空隙に向けて挿入したとき、挿入支援手段の両側部によりジャケットシートの表側表紙と裏側表紙を展示ケースの表壁と裏壁の内側面に向けて案内するガイド手段を構成して成る点にある。
この際、ガイド手段を備えた挿入支援手段は、展示ケースの腹壁から収納室の内方に向けて進退自在手段を介して突出し、商品を展示ケースの上部開口部から収納室に挿入したとき、進退自在手段を介して挿入支援手段を展示ケースの腹壁に向けて後退せしめるように構成することが好ましい。
また、本発明が第二の手段として構成したところは、背表紙を介して表側表紙と裏側表紙を備えたジャケットシートにより被覆される商品に関して、商品とジャケットシートを分離した状態でそれぞれ上部開口部から収納室に挿脱自在に収納する透明の展示ケースであり、該展示ケースは、前記ジャケットシートの背表紙と表側表紙と裏側表紙をそれぞれ内側に添設状態で保持する背壁と表壁と裏壁を備えると共に、背壁に対向する腹壁を備えており、該展示ケースの底部に収納室を底上げした状態で商品を支持する支持部材を設けた構成において、前記腹壁から収納室の内方に臨んで屈折した可撓性の挿入支援手段を設けており、商品を展示ケースの上部開口部から収納室に挿入したとき、挿入支援手段の屈折部により商品を展示ケースの背壁に向けて案内付勢する弾発手段を構成して成る点にある。
請求項1に記載の本発明によれば、展示ケース7の腹壁13から収納室9の内方に臨むと共に、上部から下部に向けて次第に幅広となる挿入支援手段17が設けられている。そこで、ジャケットシート2を展示ケース7に挿入保持せしめるに際し、該シート2を上部開口部8から収納室9に向けて挿入すると、ジャケットシート2の表側表紙4と裏側表紙5は、挿入移動に伴い、挿入支援手段17の両側部に形成されたテーパ状のガイド手段18、18により好適に広げられ、展示ケース7の表壁11と裏壁12の内側面に向けて移動するように案内される。従って、このような案内状態の下でジャケットシート2を押し込むだけで、該シート2の下端部2bを自動的に挿入空隙Sに挿入することができ、作業が頗る容易である。
また、請求項2に記載の本発明によれば、ガイド手段18、18を備えた挿入支援手段17は、展示ケース7の腹壁13から収納室9の内方に向けて進退自在手段19を介して突出せしめられている。このため、ジャケットシート2を展示ケース7に挿入保持せしめるに際しては、挿入支援手段17のガイド手段18、18が収納室9の可及的内方位置に配置されているので、ジャケットシート2の表側表紙4と裏側表紙5の幅方向中央寄りの部分を好適に広げ、挿入空隙Sに向けて案内するガイド機能が優れている。従って、例えば、上述した折込み片6、6を設けたジャケットシート2の場合、表側表紙4と裏側表紙5の自由端近傍部だけを広げるように案内しても、折込み片6、6の自由端(折曲線の反対側の端部)が表側表紙4及び裏側表紙5から離間することにより支持部材14に干渉する虞れがあるのに対して、進退自在手段19を介して収納室9の可及的内方位置に配置されたガイド手段18、18により、折込み片6、6の自由端が離間しないように表側表紙4及び裏側表紙5に押付け又は近接せしめながら広げることができるので、折込み片6、6を挿入空隙Sに向けて好適に案内することができる。
そして、ジャケットシート2の挿入保持を終えた後、展示ケース7の収納室9に商品1を挿入するに際しては、商品1の挿入に伴い、挿入支援手段17は、進退自在手段19を介して収納室9の可及的内方位置から腹壁13に向けて後退するので、商品1の挿入を好適に行わしめることができる。
更に、請求項3に記載の本発明によれば、展示ケース7の腹壁13から収納室9の内方に臨んで設けた挿入支援手段17が可撓性の屈折部20により弾発手段21を構成している。そこで、展示ケース7の収納室9に商品1を挿入すると、商品1は、前記弾発手段21により展示ケース7の背壁10に向けて案内付勢される。即ち、上述のように、展示ケース2の内部の幅W1と、商品1の外部の幅W2は、W1>W2となるように構成されているが、展示ケース2に商品1を挿入した状態で、商品1が常に背壁10に添うように位置決めされる。従って、商品1が収納室9の内部で幅方向に自由に遊動するようなことはなく、しかも、陳列棚等に陳列したとき、隣り合う展示ケース2、2の間において、上方に突出する商品1、1の上端部1a、1aが陳列棚の奥行き方向に整然と揃うので、見栄えが良い。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
(商品の構成)
本発明の展示ケース7が対象とする商品1及びジャケットシート2は、図1に基づいて説明したものと同様であるから、図1の記載と上述の説明を援用することにより重複した説明を省略する。
(展示ケースの構成)
本発明の展示ケース7は、ケースの形態については図1に基づいて説明したものと同様であるから、図1の記載と上述の説明を援用することにより重複した説明を省略し、以下に本発明の特徴的構成を説明する。
(挿入支援手段の構成)
図2に示すように、展示ケース7は、腹壁13から収納室9の内方に臨む挿入支援手段17を設けている。挿入支援手段17は、可撓性を有する合成樹脂板から形成され、上端部の取付手段22からヒンジ部23を介して下向き且つ収納室9の内方に向けて傾斜するアーム部24を揺動自在に設けており、該アーム部24の下端部から屈折部20を介して腹壁13に向けて屈折する延長部25を延設している。
前記取付手段22は、展示ケース7の上部開口部8に近傍する位置で腹壁13に固定されており、後述するように腹壁13に取外し不能に固着しても良く、或いは着脱自在に固着しても良い。
前記ヒンジ手段23は、挿入支援手段17を形成する可撓性の合成樹脂板を折曲することにより構成されており、アーム部24を取付手段22に対して、図示のような収納室9の内方に向けて傾斜した姿勢から腹壁13に向けて後退自在とする進退自在手段19を構成する。この際、進退自在手段19は、アーム部24を傾斜姿勢に保持した状態からヒンジ手段23を弾性変形することにより後退せしめる構成とすることが好ましいが、後述するような延長部25によりアーム部24を傾斜姿勢に保持する構成を採用する場合は、弾力性を有しない揺動自在なヒンジにより構成しても良い。
前記アーム部24は、横幅を上から下に向けて次第に広がるように形成することによりテーパ状の両側縁を備え、該両側縁によりガイド手段18、18を構成している。この際、アーム部24の横幅の最大幅(下端部の横幅)d1は、支持部材14の支持面14aの横幅d2と、展示ケース7の収納室9の横幅d3に対して、d3>d1>d2となるように形成され、又は、d3>d1=d2となるように形成されている。因みに、d3>d2に形成されている結果、上述の挿入空隙Sが形成されており、該挿入空隙Sは、背壁10の内面と支持部材14の間にも形成されている。
前記屈折部20は、挿入支援手段17を形成する可撓性の合成樹脂板をアーム部24の下端において折曲することにより構成されており、弾性変形により該屈折部20の屈折角度を拡開可能とすることにより、該屈折部20の近傍部に弾発手段21を構成する。
前記延長部25は、屈折部20から腹壁13に向けて下向き傾斜状に延長されており、前記アーム部24の最大幅d1と同じ横幅を有している。
(ガイド手段の作用)
図3は、挿入支援手段17におけるガイド手段18、18の作用を示している。図3(A)に示すように、ジャケットシート2を展示ケース7の上部開口部8から収納室9に向けて挿入すると、折込み片6、6を含む表側表紙4と裏側表紙5は、下向きに挿入され移動するに伴い、下端部2bをテーパ状のガイド手段18、18により次第に広げられ、展示ケース7の表壁11と裏壁12の内側面に向かうように案内される。そして、下端部2bは、ガイド手段18、18を通過した後、延長部25の両側縁により、表壁11と裏壁12に近接し且つ平行となるように姿勢を制御された状態で、挿入空隙Sに導かれる。
ジャケットシート2を挿入した後、図3(B)に示すように、保持片15、15及び保持片16(図示せず)を内側に折曲することにより、ジャケットシート2の上端部2aを保持する。支持部材14は、ジャケットシート2の下端部2bにより外部から視認不能となるように隠蔽されるが、ジャケットシート2は、透明な展示ケース7を透視することにより外部から視認可能である。
この状態において、図3(C)に示すように、展示ケース7には、上部開口部8から収納室9に商品1を挿入することができる。挿入された商品1は、支持部材14により底上げした状態で支持され、上端部1aを展示ケース7の上部開口部8から上方に突出する。尚、ジャケットシート2は、下端部2bを挿入空隙Sに挿入保持され、上端部2aを保持片15、16に保持されているので、商品1を挿入し又は取出すときに商品1の一部がジャケットシート2に摺擦する場合でも、ジャケットシート2は、位置ずれせずに固定保持されている。
(進退自在手段と弾発手段の作用)
図4は、挿入支援手段17における進退自在手段19と弾発手段21の作用を示している。前述した通り、ジャケットシート2は、展示ケース2の内側面に沿って挿入され保持されている。挿入支援手段17は、商品1を展示ケース2に挿入する前は図示鎖線で示す状態とされ、商品1を展示ケース2に挿入した後は図示実線で示す状態とされる。
商品1を展示ケース2に挿入する前の状態において、挿入支援手段17は、図示鎖線で示すように、取付手段22から下方の部位を収納室9の内方に向けて下向き傾斜状に延設している。これにより、上述のようにジャケットシート2を展示ケース2に挿入する際、ガイド手段18、18により折込み片6、6を表側表紙4及び裏側表紙5から離間しないように押付けながら挿入空隙Sに案内することができる。そこで、商品1を展示ケース2に挿入すると、商品1は、収納室9の内方に向けて突出した挿入支援手段17に干渉することになる。
この点に関して、商品1を上部開口部8から挿入すると、挿入支援手段17は、進退自在手段19を介して腹壁13に向けて後退するので、商品1を収納室9に好適に収納せしめることができる。図示実施形態の場合、下向き傾斜状に延びるアーム部24に対して商品1の下端部1bが押付けられるので、アーム部24を進退自在手段19を支点として腹壁13の方向に後退する。このとき、延長部25の先端が腹壁13に当接するが、屈折部20の屈折角度を広げることにより、屈折部20を含む挿入支援手段17の全体を収納室9から腹壁13に向けて後退させるので、これにより商品1の下端部1bが支持部材14に到達するまで商品1を挿入せしめる。
この際、屈折部20は、弾発手段21を構成しており、前述のように屈折部20の屈折角度を狭める方向に弾発されている。従って、挿入支援手段17に沿って挿入される商品1は、弾発手段21の屈折部20により背壁10に向けて案内付勢されながら挿入され、挿入後も、背壁10に向けて弾発付勢され、これにより収納室9の内部で位置決めされ、自由に遊動することはない。
(挿入支援手段における取付手段の実施形態)
図5は、挿入支援手段17の取付手段22を展示ケース7の腹壁13に取付固定するための実施形態を示している。図5(A)に鎖線で示すように、展示ケース27は、1枚の透明(半透明を含む)の合成樹脂板を折曲することにより上部開口状のほぼ直方体形状に形成されるものであり、背壁10の両側縁に沿って折曲された表壁11及び裏壁12は、端縁に沿って相互に対向するように折曲された折重壁13a、13bを設けており、実線で示すように、折重壁13a、13bを重ね合わせると共に溶着又は接着等による固着部26を介して固着され、これにより腹壁13を形成している。
これに対して、挿入支援手段17の取付手段22は、ヒンジ部23から起立する固定部22aと、該固定部22aの上端から外側に折返された下向きの爪部22bを形成しており、図5(B)に示すように、腹壁13の上端部において折重壁13a、13bの間に爪部22bを挿入することにより取付固定されるように構成されている。
取付手段22の第1実施形態として、爪部22bを腹壁13に対して取外し自在に取付固定することができる。この場合、図5(B)のように、爪部22bを折重壁13a、13bの間に挿入した状態で、爪部22bを折重壁13a、13bの一方又は両方に溶着又は接着等による固着部27を介して固着すれば良い。
取付手段22の第2実施形態として、爪部22bを腹壁13に対して着脱自在に取付固定することができる。この場合、前述のような固着部27は設けない。爪部22bは、折重壁13a、13bの間に挿入した状態で、表裏両面から折重壁13a、13bにより挟着保持されるが、爪部22bを挿脱せしめることにより、取付手段22は着脱自在に構成される。
取付手段22の第3実施形態として、図示しないが、挿入支援手段17は、固定部22aを介して腹壁13と一体に形成することができる。即ち、展示ケース7を構成する1枚の合成樹脂板を裁断する際に、該合成樹脂板により挿入支援手段17を一連に形成し、該合成樹脂板を折曲することにより展示ケース7を形成する際に、固定部22aを腹壁13の内側に折曲するように構成しても良い。
(支持部材の実施形態)
図6は、支持部材14の実施形態を示している。上述のように、展示ケース27は、1枚の透明(半透明を含む)の合成樹脂板を折曲することにより上部開口状のほぼ直方体形状に形成され、折重壁13a、13bを重ね合わせると共に固着部26を介して固着することにより腹壁13を形成するが、図6(A)に示すように、展示ケース27の底部に位置して、表壁11と裏壁12の底縁から内側に折曲された底壁11a、12aを備えており、対向する底壁11a、12aの間にスリット状空間28を形成している。また、腹壁13は、底部に臨んで切欠されることにより窓孔29を形成している。
支持部材14は、図6(B)に示すように、展示ケース7の底部を覆う底蓋部30と、該底蓋部30の上方に中央リブ31を介して離間せしめられた筒状部32を設けており、該筒状部32の基端部に閉蓋部33を設けている。従って、展示ケース7に対して、筒状部32を先端から窓孔29に挿入し、中央リブ31をスリット状空間28に沿って摺動せしめると、図4に示すように、底壁11a、12aを挟んで、下側が底蓋部30により覆われ、上側に筒状部32が配置され、窓孔29が外側から閉蓋部33により覆われる。
図例の場合、支持部材14の基端部に位置して、底蓋部30は薄肉ヒンジ34により上下方向に回動自在な固着片30aを形成しており、該固着片30aを底蓋部30に対して直線状態となるように回動したとき、該固着片30aに設けた係止爪35を筒状部32に嵌合係止するように構成され、これに対応する位置において、底壁11a、12aには前記係止爪35を挿通せしめる係止孔36(図6(A)参照)が形成されている。これにより、支持部材14は、展示ケース7の底部(底壁11a、12a)に対して抜出不能に固定される。
図6(B)に示すように、筒状部32にはアダプタ36が挿脱自在に挿入されている。該アダプタ36は、図示のように断面工字形に形成されており、筒状部32の上面にはガイドスリット37が形成されている。従って、アダプタ36は、筒状部32から引抜いた後、図6(C)に示すように、断面工字形とされた両側の溝部を介してガイドスリット37に挿入することができる。
支持部材14は、図6(B)に示すようなアダプタ36を筒状部32の内部に挿入した状態(第1使用例)と、図6(C)に示すようなアダプタ36を筒状部32の上部に挿入した状態(第2使用例)との二つの使用方法が可能である。従って、これにより展示ケース7における収納室9の深さ(底上げ深さ)を選択的に設定することができ、商品1の高さ寸法が異なる場合でも、常に、挿入収納された商品1の上端部1aを展示ケース7の上方に突出させることができる。
レンタルに供される商品と展示ケースとの関係を示しており、(A)は商品とジャケットシートを分離状態で示す斜視図、(B)は展示ケースを示す斜視図、(C)はジャケットシートを添設した状態の展示ケースを示す斜視図、(D)は商品を挿入した状態の展示ケースを示す斜視図である。 本発明の1実施形態に係る展示ケースを一部切欠状態で示す斜視図である。 挿入支援手段におけるガイド手段の作用を示しており、(A)はジャケットシートを挿入中の状態を示す断面図、(B)はジャケットシートを挿入した後の状態を示す断面図、(C)は商品を挿入した状態を示す断面図である。 挿入支援手段における進退自在手段と弾発手段の作用を示す断面図である。 挿入支援手段における取付手段の実施形態を示しており、(A)は取付手段を取付ける前の状態を示す斜視図、(B)は取付手段を取付けた後の状態を示す斜視図である。 支持部材の実施形態を示しており、(A)は展示ケースの底部の部分を切欠状態で示す斜視図、(B)は支持部材の使用例を示す斜視図、(C)は支持部材の別の使用例を示す斜視図である。
符号の説明
1 商品
2 ジャケットシート
3 背表紙
4 表側表紙
5 裏側表紙
7 展示ケース
8 上部開口部
9 収納室
10 背壁
11 表壁
12 裏壁
13 腹壁
14 支持部材
S 挿入空隙
17 挿入支援手段
18 ガイド手段
19 進退自在手段
20 屈折部
21 弾発手段
22 取付手段
23 ヒンジ部
24 アーム部
25 延長部

Claims (3)

  1. 背表紙(3)を介して表側表紙(4)と裏側表紙(5)を有するジャケットシート(2)を備えた商品(1)に関して、商品(1)とジャケットシート(2)を分離した状態でそれぞれ上部開口部(8)から収納室(9)に挿脱自在に収納する透明の展示ケースであり、
    展示ケース(7)は、前記ジャケットシート(2)の背表紙(3)と表側表紙(4)と裏側表紙(5)をそれぞれ内側に添設状態で保持する背壁(10)と表壁(11)と裏壁(12)を備えると共に、背壁(10)に対向する腹壁(13)を備えており、該展示ケース(7)の底部に収納室(9)を底上げした状態で商品(1)を支持する支持部材(14)を設け、該支持部材(14)の周壁と前記背壁(10)・表壁(11)・裏壁(12)の間にジャケットシート(2)の下端部(2b)を挿入保持する挿入空隙(S)を形成した構成において、
    前記腹壁(13)から収納室(9)の内方に臨むと共に、上部から下部に向けて次第に幅広となる挿入支援手段(17)を設けており、
    ジャケットシート(2)を展示ケース(7)の収納室(9)に対して上部開口部(8)から挿入空隙(S)に向けて挿入したとき、挿入支援手段(17)の両側部によりジャケットシート(2)の表側表紙(4)と裏側表紙(5)を展示ケース(7)の表壁(11)と裏壁(12)の内側面に向けて案内するガイド手段(18)(18)を構成して成ることを特徴とするジャケットシートを備えた商品の展示ケース。
  2. ガイド手段(18)(18)を備えた挿入支援手段(17)は、展示ケース(7)の腹壁(13)から収納室(9)の内方に向けて進退自在手段(19)を介して突出しており、
    商品(1)を展示ケース(7)の上部開口部(8)から収納室(9)に挿入したとき、進退自在手段(19)を介して挿入支援手段(17)を展示ケース(7)の腹壁(13)に向けて後退せしめるように構成して成ることを特徴とする請求項1に記載のジャケットシートを備えた商品の展示ケース。
  3. 背表紙(3)を介して表側表紙(4)と裏側表紙(5)を有するジャケットシート(2)を備えた商品(1)に関して、商品(1)とジャケットシート(2)を分離した状態でそれぞれ上部開口部(8)から収納室(9)に挿脱自在に収納する透明の展示ケースであり、
    展示ケース(7)は、前記ジャケットシート(2)の背表紙(3)と表側表紙(4)と裏側表紙(5)をそれぞれ内側に添設状態で保持する背壁(10)と表壁(11)と裏壁(12)を備えると共に、背壁(10)に対向する腹壁(13)を備えており、該展示ケース(7)の底部に収納室(9)を底上げした状態で商品(1)を支持する支持部材(14)を設けた構成において、
    前記腹壁(13)から収納室(9)の内方に臨んで屈折した可撓性の挿入支援手段(17)を設けており、
    商品(1)を展示ケース(7)の上部開口部(8)から収納室(9)に挿入したとき、挿入支援手段(17)の屈折部(20)により商品(1)を展示ケース(7)の背壁(10)に向けて案内付勢する弾発手段(21)を構成して成ることを特徴とするジャケットシートを備えた商品の展示ケース。
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