JP5544074B2 - 高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法、それにより製造されるエアロゲルおよびそのエアロゲルを含む断熱材 - Google Patents

高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法、それにより製造されるエアロゲルおよびそのエアロゲルを含む断熱材 Download PDF

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Description

本発明は、高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法、それにより製造されるエアロゲルおよびそのエアロゲルを含む断熱材に関し、より詳細には、エアロゲルと高分子物質とを乾燥状態で混合してエアロゲル表面に高分子微粒子を添着させた後、熱処理して高分子層を形成することで、優れた断熱特性および機械的安定性を有するエアロゲルを製造できる高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法、それにより製造されるエアロゲルおよびそのエアロゲルを含む断熱材に関するものである。
エアロゲルは、ナノ多孔性構造を有し、90%以上の気孔率および数百〜1000m/gの比表面積を有する透明または半透明の極低密度の先端素材である。このように、エアロゲルは、超微細・多孔性低密度物質であって、触媒の担体、断熱材、騒音遮蔽材、粒子加速器など様々な分野で応用されている。
特に、シリカエアロゲルは、高い透光率および極めて低い熱伝導性を有するため、冷蔵庫、冷凍機、熱蓄積装置などに好適な断熱材として用いられることができる。しかし、一般的に粉末状またはビーズ状に製造されるシリカエアロゲルは、高い脆性を有することにより、小さい衝撃にも壊れやすいなど非常に脆弱な強度を示し、様々な厚さおよび形態への加工が難しいため、優れた断熱特性にもかかわらず断熱材への応用が難しいのが実情である。
エアロゲルは、主に超臨界乾燥工程を通じて製造されるが、超臨界乾燥工程は高温高圧で行われるため、エアロゲルの製造原価の上昇要因になっている。また、超臨界乾燥工程を通じて製造されたエアロゲルは、その骨格形態として全体の99%が空気で占められているため、エアロゲルとその他の反応物とを混合する場合、溶媒または溶質がエアロゲルの内部へ浸透し、それにより化合物の粘度が高くなって混合が不可能となる。したがって、他の材料との複合化または混合使用が難しく、多孔性のエアロゲルの特性を示すことができない問題点がある。
このような問題点を解決するために、エアロゲルを不織布に充填させるブランケットタイプエアロゲル(blanket type aerogel)または拡張パック(expending pack)の形態に製造する技術が試みられているが、こうして製造されたエアロゲルには、エアロゲル自体の特性を低下させる問題点がある。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、外部から溶媒または溶質がエアロゲルの内部へ浸透することを防ぐために、エアロゲル表面に高分子を物理的にコーティングする高分子層を形成させることで、内部エアロゲルの構造は維持しながらも機械的安定性を向上させることができる高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、内部に気孔が存在し、エアロゲル表面に高分子がコーティングされて断熱特性および機械的安定性が向上した高分子コーティングされたエアロゲルを提供することにある。
本発明の別の目的は、断熱特性が向上した高分子コーティングされたエアロゲルを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の一実施形態は、
a)エアロゲルと高分子物質とを乾燥状態で混合して前記エアロゲル表面に前記高分子物質を添着させる段階(I);および
b)前記高分子物質が表面に添着されたエアロゲルを熱処理する段階(II)を含むことを特徴とする高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法に関する。
本発明の他の実施形態は、内部に気孔が存在するエアロゲルと、前記エアロゲル表面にコーティングされている高分子層とを含むことを特徴とする高分子コーティングされたエアロゲルに関する。
本発明の別の実施形態は、前記高分子コーティングされたエアロゲルを含む断熱材に関する。
本発明により製造された高分子コーティングされたエアロゲルは、溶媒を用いずに乾燥状態でエアロゲルと高分子とを簡単な混合および熱処理して製造することができ、高分子物質をエアロゲル表面にコーティングして熱処理することで、内部に気孔が形成されたエアロゲルの優れた断熱特性は維持しながらも物理的強度および加工性を向上させることができる。さらに、本発明のエアロゲルは、気孔が外部に露出していないため、物性を低下させずに他の溶媒または溶質と混合して複合化または混合使用することができる。
以下、本発明を図面を参考してより詳細に説明する。
本発明の一実施形態による高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法は、エアロゲルを他の材料と複合化する場合に外部から溶媒または溶質がエアロゲルの気孔内へ浸透することを防ぐために、エアロゲル表面を高分子物質で物理的に表面処理することを特徴とする。
すなわち、本発明に係る高分子コーティングされたエアロゲルを製造する方法は、高分子物質とエアロゲルとを混合してエアロゲル−ポリマーコンポジットを調製する段階と、前記エアロゲル−ポリマーコンポジットを熱処理して融合された前記エアロゲル−ポリマーコンポジットを調製する段階とを含むものである。
本発明の方法により高分子コーティングされたエアロゲル(エアロゲル−ポリマーコンポジットとも称する。)を製造する場合には、まず、エアロゲルと高分子物質とを乾燥状態で混合してエアロゲル表面に高分子物質を添着させる。次いで、前記表面に高分子物質が添着させたエアロゲルを熱処理してエアロゲル表面に高分子層を形成する。
エアロゲルと高分子物質とを乾燥状態で混合すると、静電気力によりエアロゲル表面に高分子微粒子が形成され、前記エアロゲルに添着された高分子は、熱処理の過程で一瞬に溶けてエアロゲル表面に均一な高分子層を形成することになる。したがって、本発明では、別途の溶媒を用いずに乾燥状態でエアロゲルと高分子とを混合して熱処理することで、エアロゲルの優れた断熱特性は維持しながらも混合特性および溶媒相溶性が向上したエアロゲルを得ることができる。
図1は、本発明の一実施例による高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法を説明するための工程模式図である。以下、図1を参考して本発明の各段階についてより詳細に説明する。
(1)エアロゲル表面に高分子物質を添着させる段階
まず、図1(a)に示したように、エアロゲルを高分子物質と乾燥状態で混合する。本発明に係るエアロゲルと高分子物質とを乾燥状態で混合する方法は、特に制限されないが、たとえばボールミルまたは機械的粉砕機(Mechanical Mixer)を用いて混合することができる。
また、本発明に係る高分子物質をエアロゲルと混合する際の高分子物質の形状は特に制限されず、微粒子状の高分子微粒子などが挙げられる。
このように、乾燥状態でエアロゲルと高分子微粒子などの高分子物質とを混合すると、静電気力によりエアロゲル1の表面に高分子微粒子2が添着される。
次いで、図1(b)に示したように、エアロゲル1の表面に添着された高分子微粒子2は、混合時にボールミルのタイプ、回転速度(RPM)、持続時間などの条件を調節して様々な粒径を得ることができる。このとき、高分子微粒子の粒径は、特に制限されないが、一例として1〜100μm(約1〜約100μm)になるように混合条件を調節することが好ましい。前記高分子微粒子の粒径が1μm未満の場合、高分子粉末が軽すぎて製造工程上の問題が発生しうり、前記高分子微粒子の粒径が100μmを超過する場合、エアロゲル表面に均一な高分子層を形成することが難しくなる恐れがある。
本発明に係る高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法におけて、エアロゲルと高分子物質との混合比は、エアロゲルと高分子との体積比で1:1〜1:3の範囲内であることが好ましい。前記混合比が1:1未満の場合、エアロゲル表面に均一なコーティングをすることが難しく、前記混合比が1:3を超過する場合、熱処理過程で高分子同士の凝集が発生する恐れがある。
こうして、本発明に係るエアロゲルと高分子物質とを混合することでエアロゲル表面に高分子物質を添着させると、エアロゲル表面に高分子微粒子が添着されることを肉眼で観察することができる。
なお、本明細書における「添着」とは、物体と物体とが直接または間接的に接触していることをいい、吸着(化学的吸着(化学結合)および物理的吸着(ファンデルワールス力など)を含む概念である)、結合、接着などを含む概念であり、当該接触に関与する物理量の種類は制限されない概念である。
本発明では、高分子物質を添着させる段階以後、熱処理を行う以前に必要に応じてエアロゲル表面に添着されずに過量で存在する余剰の高分子物質をふるい(sieve)を用いて分離することができる。このとき、エアロゲルにコーティングされていない過量の高分子は、高分子同士が凝集してビーズ状に残るため、ふるいにかけて濾すことができる。
本発明のエアロゲルは、無機、有機または有機−無機混成物のような多様な材料で構成されることができる。エアロゲルは、多数の気孔とこのような気孔を囲む極微細粒子とが互いに連結されたナノ構造(nanostructure)を含む。前記気孔の内部は、適用分野または方法に応じて真空状態であることができ、酸素、ヘリウム、窒素、炭素などの任意の気体で充填されることもできる。
上記無機エアロゲルの例としては、シリカ(silica)、チタニア(titania)、ジルコニア(zirconiz)、アルミナ(alumina)、ハフニア(hafnia)、イットリア(yttria)、セリア(ceria)またはこれらの組み合わせから独立的に選択される金属酸化物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
上記有機エアロゲルの例としては、ウレタネス(urethanes)、レゾルシノールホルムアルデヒド(resorcinol formaldehyde)、ポリイミド(polyimide)、ポリアクリレート(polyacrylate)、キトサン(chitosan)、ポリメチルメタクリレート(polymethyl methacrylate)、オリゴマー(oligomer)のアクリレート、トリアルコキシシリルで終端されたポリジメチルシロキサン(trialkoxysilylterminated polydimethylsiloxane)、ポリオキシアルキレン(polyoxyalklene)、ポリウレタン(polyurethane)、ポリブタジエン(polybutadiane)、ポリエーテル(polyether)またはこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
上記有機−無機混成エアロゲルの例としては、シリカ−PMMA、シリカ−キトサンまたは前述した有機エアロゲルと無機エアロゲルとの合成物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明に係るエアロゲルの粒子の大きさは、ジェットミルまたは大きさを減少させる他の方法により希望する大きさに減少または分級することができ、特に制限されないが、通常、粉末状のエアロゲルの粒径は、1μm〜1mmであるのが好ましく、10μm(約10μm)以下であるのがより好ましい。エアロゲル粒子が小さいほど均一な混合物を形成することができるため、より小さい孔径、たとえば、約100nm以下の孔径を有するエアロゲルがより好ましい。
本発明でエアロゲル表面をコーティングするために使用される高分子物質としては、結晶性高分子を用いることが好ましく、高分子コーティングされたエアロゲルの用途に応じて結晶性を有する親水性高分子または疎水性高分子を用いることができる。前記高分子の融点は、特に制限されないが、たとえば、100〜400℃の融点を有する高分子物質を用いることができる。
本発明で使用可能な結晶性を有する親水性高分子としては、特に制限されないが、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリビニルピロリドン、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩およびポリエチレンオキシドからなる群より選択される少なくとも一種を用いることができる。また、結晶性を有する疎水性高分子としては、ポリビニリデンフルオライド、ポリビニリデンフルオライド−ヘキサフロオロプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリスチレンおよびポリビニルクロライドからなる群より選択される少なくとも一種を用いることができる。
本発明に係る高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法に使用される高分子物質は、結晶性を有する高分子であればよく、親水性高分子であっても親水性高分子であってもよく、用途に応じて適宜選択されるものであり、
例えば、高分子コーティングされたエアロゲルの断熱特性を高めるためには、疎水性高分子を用いることがより好ましい。疎水性高分子は、水分の浸透を防ぐことだけでなく、今後、溶媒およびその他の添加剤を含むエアロゲルコーティング剤またはウレタンフォーム複合体の製造時、水分の攻撃を効果的に防ぐことができてフォームの内部に均一な気孔を製造することができる。
(2)高分子物質が添着されたエアロゲルの熱処理する段階(II)
上記高分子物質が添着されたエアロゲルを熱処理してエアロゲル表面に均一な高分子層が形成されたエアロゲルを得ることができる。熱処理のとき、エアロゲルに添着されている高分子物質は、熱により高温で一瞬に溶けてエアロゲル表面にだけコーティングされ、こうして溶けた高分子は、エアロゲル表面で温度差により再び一瞬に固体化されてエアロゲル1の表面に均一な高分子層3を形成する。
エアロゲル1表面にコーティングされる高分子層3の厚さは、エアロゲルと混合する高分子物質の反応比率に応じて調節されることができ、特に制限されないが、一例として、高分子層3の厚さは、1〜50μmの範囲内(約1〜50μm)で調節されることができる。
上記熱処理の条件は、使用される高分子の種類および高分子含量に応じて様々であり、特に制限されることはない。通常、本発明に係る高分子物質の融点より50〜100℃高い温度で熱処理することが好ましい。たとえば、150〜500℃のオーブンで1分〜10時間熱処理することができる。このことは、エアロゲルに添着された高分子が熱処理する間に一瞬に溶けてエアロゲル表面にコーティングされ、エアロゲル表面に添着されていない高分子物質は、高分子同士が凝集してビーズ状に存在するようにするためである。
本発明の他の態様は、エアロゲル表面に均一な高分子層が形成されることを特徴とする高分子コーティングされたエアロゲルに関する。図1(c)に示したように、本発明の高分子コーティングされたエアロゲルは、内部に気孔が存在するエアロゲル1と前記エアロゲル表面にコーティングされている高分子層3とを含むことを特徴とする。また、エアロゲル1と高分子層3とは、物理的にコーティングされていることがより好ましい。これにより、図1(c)に示したように、本発明のエアロゲルは、内部に多数の気孔が存在する基本エアロゲルの骨格は維持しながらも、エアロゲル外部にだけ高分子がコーティングされてエアロゲルの気孔が露出しないようになる。
本発明でエアロゲルにコーティングされる高分子物質は、化学的結合ではなく単純に物理的結合によりコーティングされ、こうして製造された高分子コーティングされたエアロゲルは、使用される高分子に応じて特性が変わることができる。
本発明の高分子コーティングされたエアロゲル1は、内部の気孔が維持された状態で高分子がコーティングされるために、高分子コーティング前とほとんど同様の多孔性を維持し、高分子コーティング前より熱伝導率および比表面積は減少する特徴がある。
好ましくは、本発明の高分子コーティングされたエアロゲルの空孔率は、約70〜約98%であり、比表面積は約50〜約350m/gであり、熱伝導率は約7〜約25mW/mKであることができる。
また、本発明の高分子コーティングされたエアロゲルは、高分子コーティングされていないエアロゲルに比べて約2〜約8%減少した熱伝導度を有することができる。このように、本発明の高分子コーティングされたエアロゲルは、密度が低すぎて多孔性が高いため、極めて低い熱伝導性および優れた断熱特性を示す。さらに、本発明のエアロゲルは、エアロゲルの骨格はそのまま維持して優れた断熱特性はそのまま維持しながらも、外壁が高分子物質でコーティングされて機械的安定性が向上し、エアロゲル複合化の場合に溶媒または溶質の浸透による特性の低下がないため、様々な分野で応用されることができる。
本発明のエアロゲル表面にコーティングされている高分子層の厚さは、特に制限されないが、約1〜約50μmであるの好ましい。
前記高分子層3は、100〜400℃の融点を有する高分子物質を含むことができる。前記高分子層3は、結晶性を有する親水性高分子を含むことができるが、このような結晶性を有する親水性高分子の例としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリビニルピロリドン、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩およびポリエチレンオキシドからなる群より選択される少なくとも一種が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
一方、前記高分子層は、エアロゲルの内部への水分の浸透を防止し、発泡フォームなどの断熱材への加工時に水分の攻撃を効果的に遮断するために、結晶性を有する疎水性高分子を含むことができる。前記結晶性を有する疎水性高分子の非制限的な例としては、ポリビニリデンフルオライド、ポリビニリデンフルオライド−ヘキサフロオロプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリスチレンおよびポリビニルクロライドからなる群より選択される少なくとも一種が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明の別の実施形態は、高分子コーティングされたエアロゲルが適用された断熱材に関する。本発明の高分子コーティングされたエアロゲルは、単独で用いられたりバインダーとの複合体を形成したり真空絶縁された構造物内に構成されて断熱材を製造することができる。本発明の高分子コーティングされたエアロゲルを含む断熱材は、家電、建築、造船、航空宇宙およびその他の産業分野で断熱材として幅広く活用されることができるが、特に冷蔵庫、冷凍装置、熱蓄積装置などの断熱材として応用されることができる。
特に、本発明の高分子コーティングされたエアロゲルは、不織布のような繊維または繊維ウェブにエアロゲルをゾル状態で含浸してゲル化反応させて得られる従来のエアロゲルシートに比べて、多様な形態の構造物内で熱処理することで様々なシートおよびブロック形態に製造されることができる。また、エアロゲル粒子にバインダー樹脂を添加して複合体形態に形成したり真空絶縁された構造物内に前記エアロゲルを構成することができるが、本発明の断熱材の形態および加工方法は特に限定されることはない。
本発明の高分子コーティングされたエアロゲルは、非常に広範囲に産業全般に応用されることができるが、たとえば、上述した断熱材以外に電極活物質、触媒の担体、吸音材、排気ガス吸着剤、絶縁材およびその他の電極物質材料として応用されることができる。
以下、実施例および比較例を挙げてより詳しく本発明を説明するが、これら実施例は説明を目的としたものに過ぎず、本発明の保護範囲を制限するものと解釈してはならない。
実施例1
粒径1〜3μmの粉末状シリカエアロゲルTLD302(Cabot社製:粒径1〜3μmの透明エアロゲル)20gと粒径3μm未満でHFP含量が12%であるPVDF−HFP(poly(vinylidenefluoride−hexafluoropropylene)共重合体100gとをエアロゲルと高分子との体積比を基準として1:2の比率でプラスチック容器に入れた後、1300rpmで4時間以上ボールミリングした。次いで、45mmのふるい(seive)を用いて、高分子が添着されたエアロゲルとエアロゲル表面に添着されていない過量の高分子とを分離した。
こうして得られた高分子が添着されたエアロゲルを250℃のオーブンで約5分間熱処理した。熱処理した後、100μmの網目のふるいを用いて高分子が添着されたエアロゲルとエアロゲル表面に添着されていない過量の高分子とを分離して高分子コーティングされたエアロゲルを得た。このとき、エアロゲルにコーティングされていない過量の高分子は、溶けてビーズ状に残り、ふるいを用いて分離することができた。
本実施例で得られた高分子コーティングされたエアロゲルの断面の電界放射走査電子顕微鏡(FE−SEM:Field Emission Scanning Electron Microscope)(日立社製、モデルS−4700)写真を図2に示す。図2を参考すると、シリカエアロゲル表面に均一な高分子層が形成されたことを確認することができた。
実施例2
シリカエアロゲルTLD203(Cabot社製、粒径1〜5μmの透明エアロゲル)を使用したことを除いて、実施例1と同様の方法で高分子コーティングされたエアロゲルを製造した。
実施例3
HFP含量が20%であるPVDF−HFPおよびシリカエアロゲルTLD201(Cabot社製、粒径1〜5μmの不透明エアロゲル)を使用したことを除いて、実施例1と同様の方法で高分子コーティングされたエアロゲルを製造した。
実施例4
HFP含量が20%であるPVDF−HFPを使用したことを除いて、実施例2と同様の方法で高分子コーティングされたエアロゲルを製造した。
比較例1〜4
本発明の高分子コーティングされたエアロゲルの性能を既存のエアロゲルの性能と比較するために、Cabot社製のTLD302(比較例1)、TLD203(比較例2)およびTLD201(比較例3)を準備し、また、Cabot社製のブランケットタイプのエアロゲル(比較例4)を準備した。
実験例1
上記実施例1で製造されたエアロゲルとの比較例として、Cabot社製のシリカエアロゲル(製品名:TLD302)の平面に対して電界放射走査電子顕微鏡写真を撮影してそれぞれ図3および図4に示した。実験で使用された機器は、日立社製のモデルS−4700であった。
図4に示したように、一般的なエアロゲル表面には多くの気孔が分布されて露出している反面、図3に示したように、実施例1で製造された本発明のエアロゲル表面は完全に高分子でコーティングされていることを確認することができる。
実験例2
以下、上記実施例1〜4で製造されたエアロゲルおよび比較例1〜4で準備されたエアロゲルに対して、熱線法(Hot Wire Method)により熱伝導度を測定してその結果を下記表1に示した。本実験例では、アメリカのMathis Instrument社のMathisTCi熱線式測定装置を用いて測定した。熱線式測定装置は、既存の熱流(Heat Flow)式測定装置と違って、粉末状の試料を測定するための装置であって、約17mmのセンサー上に試料を位置させた後、センサーに電流をかけてセンサーにより熱伝導性およびその他の熱特性を測定する装置である。
上記表1の結果から、比較例4のシート形態のエアロゲルは、比較例1〜3の純粋なエアロゲルより熱伝導度が高くて断熱特性が顕著に低下したことを確認することができた。しかし、実施例1〜4の高分子コーティングされた本発明のエアロゲルは、比較例1〜3の高分子がコーティングされていない純粋なエアロゲルに比べて断熱特性が約2〜約8%向上し、比較例4のシート形態のエアロゲルより断熱特性が約70%向上したことを確認することができた。
このことは、エアロゲル表面にコーティングされている高分子がエアロゲルの開放型気孔(open pore)の表面を囲んで開放型気孔(open pore)構造のエアロゲルを閉鎖型気孔(closed pore)構造に変形することで断熱特性が向上したためであると考えられる。
また、実施例1〜2のHFP含量の低いPVDF−HFPが、実施例3〜4のHFP含量の高いPVDF−HFPより弾性が低くてエアロゲルとの静電気的添着力が高いため、より優れた断熱特性を示すことを確認することができた。
以上、好適な実施例を参考として本発明を詳細に説明したが、これらの実施例は例示的なものに過ぎない。本発明に属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、各種の変更例または均等な他の実施例に想到し得ることは明らかである。したがって、本発明の真正な技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。
図1は、本発明の一実施形態による高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法を説明するための工程模式図であり、 図2は、実施例1で得られたエアロゲルの断面FE−SEM(Field Emission Scanning Electron)写真であり、 図3は、実施例1で得られた高分子コーティングされたエアロゲルの平面FE−SEM写真であり、 図4は、比較例1の高分子がコーティングされていない従来のエアロゲルの平面FE−SEM写真である。
符号の説明
1・・・エアロゲル
2・・・高分子微粒子
3・・・高分子層

Claims (11)

  1. a)エアロゲルと高分子物質とを乾燥状態で混合して前記エアロゲル表面に前記高分子物質を添着させる段階(I);および
    b)前記高分子物質が表面に添着されたエアロゲルを熱処理する段階(II)を含み、
    前記エアロゲル表面に添着されている前記高分子物質は、粒径1〜100μmの高分子微粒子であり、
    前記高分子物質の融点は、100〜400℃であり、
    前記高分子物質は、結晶性を有する疎水性高分子であり、
    前記結晶性を有する疎水性高分子は、ポリビニリデンフルオライド、ポリビニリデンフルオライド−ヘキサフロオロプロピレンおよびポリテトラフルオロエチレンからなる群より選択される少なくとも一種であることを特徴とする、高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法。
  2. 前記結晶性を有する疎水性高分子が、ポリビニリデンフルオライド−ヘキサフロオロプロピレンであり、前記ヘキサフロオロプロピレンの含有量が、12%以上20%未満である、請求項1に記載の高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法。
  3. 前記エアロゲルと前記高分子物質との混合比は、体積比で1:1〜1:3であることを特徴とする、請求項1または2に記載の高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法。
  4. 前記段階(I)における混合は、ボールミリングまたは機械的粉砕により行われることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法。
  5. 前記熱処理する段階(II)は、前記高分子物質の融点より50〜100℃高い温度で1分〜10時間行われることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法。
  6. 前記高分子物質をエアロゲルに添着させた後に、エアロゲルに添着されていない余剰の高分子物質を除去する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法によって製造され、内部に気孔が存在するエアロゲルと、前記エアロゲル表面にコーティングされている高分子層とを含むことを特徴とする高分子コーティングされたエアロゲル。
  8. 前記高分子層の厚さは、1〜50μmであることを特徴とする、請求項に記載の高分子コーティングされたエアロゲル。
  9. 前記高分子コーティングされたエアロゲルは、高分子コーティングされていないエアロゲルに比べて2〜8%減少した熱伝導度を有することを特徴とする、請求項7または8に記載の高分子コーティングされたエアロゲル。
  10. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の高分子コーティングされたエアロゲルの製造方法により製造されたエアロゲル、あるいは、請求項のいずれか一項の高分子コーティングされたエアロゲルを適用した断熱材。
  11. 前記断熱材は、冷蔵庫用断熱材であることを特徴とする、請求項10に記載の断熱材。
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