JP5539800B2 - 配線基板の中間製品及び配線基板の製造方法 - Google Patents

配線基板の中間製品及び配線基板の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、コア基板とビルドアップ層とを備え、複数の製品を形成すべき製品形成領域と、製品形成領域を取り囲む製品外領域とに区分された中間製品を用いて製造される配線基板に関するものである。
従来から、コア基板の両側に樹脂絶縁層と導体層とを交互に積層してビルドアップ層を形成した配線基板の形態が一般的となっている。この種の配線基板の製造に際しては、複数の製品に対応する部分を含む中間製品を用い、この中間製品から配線基板を多数個取りする手法が知られている。このような中間製品を用いることで、サイズの大きいコア基板に対して一体的にビルドアップ層を積層形成できるので、配線基板の製造の効率化を図ることができる。通常、中間製品の平面構造は、複数の製品を形成すべき製品形成領域と、この製品形成領域を取り囲む製品外領域とに区分されている。製品形成領域には製品用導体層が形成されるのに対し、製品外領域は導体層が本来不要であるが、そのままだと全体領域における導体の分布は中央が密で外側が粗になり、ビルドアップ工程やめっき層形成工程で不具合を生じる原因となる。そのため、中間製品の製品外領域にダミー導体層を形成する手法が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2007−180211号公報 特開2007−180212号公報
一般に、上述の中間製品の平面構造においては、製品形成領域と製品外領域とを切断分離するために、製品外領域の導体領域と製品形成領域との間に導体が形成されない間隙部分を設ける必要がある。この間隙部分の幅は、切断装置等のブレード部分が導体と直接触れないよう、例えば1mm程度に設定される。しかしながら、ビルドアップ工程において導体層の上部に樹脂絶縁層を積層する場合、導体が存在する部分に比べて、導体が存在しない部分は樹脂材料が下方に沈み込むことになるため、製品形成領域と製品外領域との境界付近で樹脂絶縁層の厚さが局所的に薄くなるという問題がある。このように中間製品の樹脂絶縁層の厚さが不均一になると、製造時に配線基板の反りやクラックを招く恐れがあり良品率を低下させる恐れがある。
本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、製品形成領域と製品外領域とに区分された中間製品に対し、製品外領域に形成されるダミー導体層を2段階の面積率で構成することで、樹脂絶縁層の厚さのばらつきの抑制等を可能とし、配線基板の良品率の向上が可能な中間製品及びそれを用いた配線基板の製造方法を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、コア基板と、前記コア基板の少なくとも一方の主面側に絶縁層及び導体層を交互に積層形成したビルドアップ層とを備え、複数の製品を形成すべき製品形成領域と、前記製品形成領域を取り囲む製品外領域とに区分された配線基板の中間製品であって、前記コア基板の表面及び前記ビルドアップ層に形成される全ての導体層において、前記製品形成領域には前記複数の製品に対応する製品用導体層が形成され、前記製品外領域にはダミー導体層が形成されている。本発明の中間製品では、所定の面領域において導体部分の占める比率を面積率としたとき、前記ダミー導体層は、前記製品用導体層の面積率に対応する所定の面積率を有する導体パターンからなる第1領域と、前記第1領域の内周側に隣接配置され前記第1領域の前記面積率よりも高い面積率を有する導体パターンからなる第2領域とから構成されることを特徴としている。
本発明の配線基板の中間製品によれば、製品外領域に形成されるダミー導体層のうち、外周側の第1領域の面積率は製品用導体層の面積率に対応して設定されるのに対し、第1領域の内周側に隣接する第2領域の面積率は第1領域に比べて高く設定される。製品形成領域と第2領域との間隙部分には導体層が存在しないため絶縁層の厚さが薄くなりやすいが、その近傍に面積率の高い第2領域を設けたことにより、絶縁層の積層時に第2領域の上方の樹脂が間隙部分の上方を充填するように作用するので、絶縁層の厚さが均一に保たれる。一方、第1領域を局所的に配置し、その外周側に設けた第2領域は製品用導体層の面積率に対応するので、めっき層の厚さのばらつきを抑制することができる。以上のように、本発明の構造は露光用マスクのパターン変更のみの対応によって低コストに実現できるとともに、絶縁層の厚さとめっき層の厚さをともに均一化して製品の信頼性を高めることができる。
第2領域の導体の構造に制約はないが、例えば、ベタ状の導体に形成することが望ましい。すなわち、「面積率」は上述したように所定の面領域において導体部分の占める比率を意味するから、ベタ状の導体としたときは100%の面積率が得られ、本発明の効果を十分に高めることができる。なお、第2領域をベタ状の導体に形成しない場合は、面積率が100%未満となるが、第1領域の面積率よりも高ければ本発明の効果を得ることができる。また、第2領域は、所定の間隙をおいて製品形成領域を取り囲む所定幅のリング状の導体領域として形成することが望ましい。すなわち、第2領域と製品形成領域との間隙部分は後の工程で切断分離するためのリング状の形状であることから、第2領域を同様のリング状とすることで間隙部分の全周囲を確実に取り囲む配置にすることが可能となる。なお、中間製品を矩形の平面形状とする場合、製品形成領域も矩形の平面形状とした上で、上記間隙部分、第1領域、第2領域のそれぞれを矩形のリング状に形成することができる。
第1領域の面積率は、製品形成領域における製品用導体層の面積率に対応させる必要がある。具体的には、製品形成領域の面積率と第1領域の面積率が大幅に異なる場合は所定の導体層に対して形成されるめっき層の厚さがばらつくため、両者の面積率をほぼ同一に設定することが望ましい。ただし、製品形成領域の面積率と第1領域の面積率が同一でなくても、ある程度近い面積率であれば本発明の効果を得ることができる。また、第1領域の導体の構造としては、上記の面積率を有する多様な構造を適用することができる。例えば、第1領域にメッシュ状の導体パターンを形成してもよい。あるいは、第1領域に、離散的に配置された複数の所定形状(例えば、円形)の導体パターンを形成してもよい。いずれの場合も規則的な導体パターンを繰り返し配置すればよいので、パターン設計の負担を軽減するメリットがある。
ダミー導体層を形成すべき導体層は、中間製品に含まれる1又は複数の所定の導体層とすることができる。この場合、第1領域には、離散的に配置された複数の所定形状の導体パターンを形成することが望ましい。ただし、全ての導体層に共通のダミー導体層を形成することにより、本発明の効果を高めることができる。
また、上記課題を解決するために本発明は、前記コア基板と、前記ビルドアップ層とを備えた配線基板の製造方法であって、複数の製品を形成すべき製品形成領域と、前記製品形成領域を取り囲む製品外領域とに区分された前記コア基板を形成するコア基板形成工程と、前記コア基板の少なくとも一方の主面側に絶縁層及び導体層を交互に積層形成し、それぞれ前記製品形成領域と前記製品外領域とに区分されたビルドアップ層を形成するビルドアップ工程と、前記コア基板及び前記ビルドアップ層が形成されてなる中間製品から前記製品形成領域における前記複数の製品を分離する製品分離工程とを有している。そして、前記コア基板の表面及び前記ビルドアップ層に形成される全ての導体層において、前記製品形成領域には前記複数の製品に対応する製品用導体層が形成され、前記製品外領域にはダミー導体層が形成され、所定の面領域において導体部分が占める比率を面積率としたとき、前記ダミー導体層は、前記製品用導体層の面積率に対応する所定の面積率を有する導体パターンからなる第1領域と、前記第1領域の内周側に隣接配置され前記第1領域の前記面積率よりも高い面積率を有する導体パターンからなる第2領域とから構成されることを特徴としている。
本発明の配線基板の製造方法によれば、コア基板を準備し、このコア基板にビルドアップ層を形成する際、所定の導体層の上部に積層される絶縁層は、ダミー導体層の第2領域による上述の作用により、厚さが局所的に薄くなることを防止することができる。よって、得られた中間製品の製品形成領域から分離された複数の製品は、絶縁層の厚さのばらつきに起因する不具合を回避し、製造コストを上昇させることなく良品率を高めることが可能となる。
前記製品分離工程では、製品形成領域と第2領域との所定の間隙に設定された切断線に沿って切断分離してもよい。この場合、この間隙部分には上述したように導体層が形成されないため、例えば切断装置等を用いて円滑に切断することができるとともに、間隙部分の近傍で絶縁層が薄くなることを有効に防止できる。
また、コア基板形成工程及びビルドアップ工程では、中間製品に含まれる1又は複数の所定の導体層にダミー導体層を形成することができる。この場合、第1領域には、離散的に配置された複数の所定形状の導体パターンを形成することが望ましい。ただし、全ての導体層に共通のダミー導体層を形成することにより、本発明の効果を高めることができる。
以上説明したように、本発明によれば、製品形成領域とそれを取り囲む製品外領域とに区分された中間製品において、製品外領域のダミー導体層は、外周側の第1領域の面積率に比べて内周側の第2領域の面積率が高くなるように設定される。よって、所定の導体層の上部に絶縁層を積層する際、製品形成領域と第2領域の間隙部分には近傍の第2領域の樹脂が流れ込むため、絶縁層の厚さの局所的なばらつきを抑制することができる。この場合、マスクパターンのみで第1領域と第2領域の各面積率を調整できるため製造コストを上昇させることなく、ビルドアップ層の絶縁層の厚さを均一化して信頼性の高い中間製品を形成し、それにより製造される配線基板の歩留まり向上を実現することができる。
本実施形態の中間製品のうちの所定の導体層における概略の平面図である。 図1の主要部を部分的に拡大した平面図である。 本実施形態の中間製品の部分的な断面構造図である。 本実施形態の構造を採用する場合の効果について説明する図である。 本実施形態の配線基板の製造方法を説明する第1の断面構造図である。 本実施形態の配線基板の製造方法を説明する第2の断面構造図である。 本実施形態の中間製品におけるダミー導体層の変形例を示す平面図である。
以下、本発明の技術思想を具現化した実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、本発明の技術思想は、以下に説明する実施形態の内容によって限定されることはない。
図1〜図3を参照して、本実施形態の配線基板の製造時に用いる中間製品の構造について説明する。図1は、本実施形態の中間製品10のうちの所定の導体層における概略の平面図を示している。図2は、図1の主要部を部分的に拡大した平面図を示している。図3は、本実施形態の中間製品10の部分的な断面構造図を示している。なお、図1及び図2の平面図には、説明の便宜上、互いに直交するX方向及びY方向をそれぞれ矢印にて示している。
図1に示すように、本実施形態の中間製品10は、矩形の平面形状を有し、中央の矩形の製品形成領域R1と、この製品形成領域R1を取り囲む製品外領域R2とに区分されている。中間製品10の矩形は、X方向に延びる2辺とY方向に延びる2辺とに囲まれてなる。製品形成領域R1には、それぞれ製品(配線基板)となるべき複数の単位領域Raが配置され、各々の単位領域Raには所定の導体層に含まれる後述の製品用導体層が形成される。なお、図1の例では、製品形成領域R1に16個の単位領域Raが含まれるが、単位領域Raの個数は特に制約されない。製品外領域R2には、外周側の第1領域21と内周側の第2領域22とからなるダミー導体層20が形成され、ダミー導体層20の外周側は導体層が存在しない外縁部23となっている。
図1の平面図の一部を図2に拡大して示すように、中間製品10の所定の導体層において、製品形成領域R1のそれぞれの単位領域Raには製品用導体層11の各種導体パターンが配置されている。また、製品外領域R2のうち製品形成領域R1の外縁との間は、導体層が形成されない所定幅のギャップ部Gとなっている。このギャップ部Gは、配線基板の後述の製造時に製品形成領域R1と製品外領域R2とを切断分離するための領域であり、切断装置等のブレード部分が導体と直接触れない程度の幅を確保する必要がある。なお、ギャップ部Gには、製品形成領域R1と製品外領域R2とを切断分離するときの切断線Cが設定される(図3参照)。
製品外領域R2のダミー導体層20には、外周側の第1領域21と内周側の第2領域22とが連続的に配置されている。リング状の第1領域21には、メッシュ状の導体パターンが形成されている。すなわち、図2に示すように、X方向とY方向のそれぞれと45度で交差する2方向に延びる2種類の線状導体を繰り返し配置したメッシュ状の導体パターンが構成されている。これに対し、第1領域21より小さいリング状の第2領域22には、ベタ状の導体パターンが形成されている。第2領域22は、内周側でギャップ部Gに接するとともに、外周側で第1領域21に接して第2領域22のベタ状の導体パターンがそのまま第1領域21のメッシュ状の導体パターンに連結している。また、第1領域21は、外周側で外縁部23と接している。
ここで、ダミー導体層20は製品に用いられないため、第1領域21及び第2領域22の各導体パターンは、それぞれの予め設定された面積率を有している。第1領域21については、製品形成領域R1の製品用導体層11と同一又は近似の面積率に設定されている(例えば、20〜40%の面積率)。第1領域21の面積率は、メッシュ状の導体パターンを構成する線状導体の幅と間隔に応じて調整することができる。一方、第2領域22については、ベタ状の導体パターンであるため面積率は100%となる。なお、本実施形態では、第1領域21の面積率が製品用導体層11の面積率と同一又は近似の面積率で、第2領域22の面積率が100%の場合について説明するが、第2領域22の面積率が第1領域21の面積率よりも高く設定されていれば本発明の適用は可能である。
図2において、ギャップ部Gの幅は、例えば1mmに設定される。また、内周側の第2領域22の幅は、例えば0.7〜2mmの範囲内に設定され、外周側の第1領域21の幅は、例えば2〜3mmの範囲内に設定される。ギャップ部Gの幅を狭くすることは、切断装置を用いて切断分離する際に支障を来すので好ましくない。また、第2領域22の幅と第1領域21の幅は、それぞれめっき層の厚さ及び絶縁層の厚さの均一化の効果に応じて最適な値に決定すればよい。なお、これらの具体的な効果については後述する。
中間製品10の断面構造は、図3に示すように、コア基板30と、このコア基板30の上面側と下面側にそれぞれ積層形成されたビルドアップ層31とから構成されている。コア基板30は、例えばガラス繊維を含浸させたエポキシ樹脂からなり、ビルドアップ層31を支持する高剛性の支持体としての役割がある。コア基板30の製品形成領域R1においては、所定箇所を積層方向に貫通するスルーホール導体32が形成され、コア基板30の上下の導体間がスルーホール導体32を介して接続導通される。スルーホール導体32の内部は、例えばガラスエポキシ等からなる充填材33で埋められている。また、コア基板30の両側の表面には、それぞれ導体層50が形成されている。
コア基板30の両面側の各ビルドアップ層31は、交互に積層形成された樹脂絶縁層40、41及び導体層51、52を含んでいる。また、ビルドアップ層31の製品形成領域R1においては、樹脂絶縁層40の所定位置に層間接続用のビア導体60が形成されるとともに、樹脂絶縁層41の所定位置に層間接続用のビア導体61が形成されている。すなわち、ビア導体60を介して上下の導体層50、51が接続導通されるとともに、ビア導体61を介して上下の導体層51、52が接続導通される。これにより、製品形成領域R1では、導体層50、51、52、ビア導体60、61、スルーホール導体32のそれぞれを経由する電気的接続が可能となる。なお、図3の例では、ビルドアップ層31は2層構造(樹脂絶縁層40、41及び導体層51、52)となっているが、これに限られることなく、さらにビルドアップ層31に樹脂絶縁層及び導体層を積層形成した多層構造とする場合であっても本発明の適用は可能である。
図1及び図2の各平面図に示す所定の導体層は、図3の導体層50、51、52のいずれかであってもよいし、全ての導体層50、51、52であってもよい。この場合、製品形成領域R1では各導体層50、51、52において異なる製品用導体層11を形成することが前提である。一方、製品外領域R2では各導体層50、51、52のうちの1又は複数の所定の導体層に対し、例えば、図2に示される平面構図の第1領域21及び第2領域22からなるダミー導体層20を形成することになる。よって、全ての導体層50、51、52を所定の導体層とするときは、それぞれの第1領域21及び第2領域22は共通の導体パターンで構成される。なお、図3では、全ての導体層50、51、52が共通の導体パターンで構成される場合の例を示している。
本実施形態の中間製品10の構造上の特徴は、ダミー導体層20を2段階の面積率で構成し、第1領域21の面積率を製品用導体層11の面積率に対応して設定する一方、ギャップ部Gに接する第2領域22の面積率を第1領域21よりも高く設定した点にある。一般に、上述の分離切断を行うためにギャップ部Gの幅をある程度確保する必要があることから、所定の導体層の上部に樹脂絶縁層を積層する際、従来のダミー導体層20の構造の場合はギャップ部Gの近傍で樹脂絶縁層の厚さが薄くなる傾向にある。本実施形態のダミー導体層20は、以下に述べるように、ギャップ部Gの近傍の製品形成領域R1で上述の樹脂絶縁層の厚さが薄くなることを防止するために適した構造となっている。
ここで、図4を参照して、本実施形態の構造を採用する場合の効果について説明する。図4(A)は、本実施形態との対比のため、従来の構造を採用したダミー導体層20を含む所定の導体層の上部に、樹脂絶縁層Lを積層形成した状態を模式的に示す図である。図4(A)では、製品用導体層11とダミー導体層20はともに50%の面積率に設定されることを仮定する。この場合、製品用導体層11とダミー導体層20の間のギャップ部Gの近傍では、樹脂絶縁層Lの領域Laの厚さが薄くなっていることがわかる。図4(A)に示すように、樹脂絶縁層Lにおいては、製品用導体層11及びダミー導体層20に重なる領域のうち、半分の領域は樹脂絶縁層Lの上端から導体部分の上端までの高さh1であり、残りの半分の領域が樹脂絶縁層Lの上端から下層の樹脂絶縁層の上端までの高さh2(h2>h1)となっている。一方、ギャップ部Gの近傍は、樹脂絶縁層Lを所定の厚さにするため全体的に高さh2であることが好ましいものの、製品用導体層11及びダミー導体層20に重なる領域と比べて樹脂絶縁層Lの形成時に必要とされる樹脂の体積が大きく、その分だけ樹脂絶縁層Lの形成時に樹脂が局所的に下方に沈むことになって厚さが薄くなってしまう。
これに対し、図4(B)は、本実施形態の構造を採用したダミー導体層20を含む所定の導体層の上部に、樹脂絶縁層Lを積層形成した状態を模式的に示す図である。図4(B)においては、ギャップ部Gに隣接する第2領域22が100%の面積率に設定されることを仮定し、他の領域は図4(A)と同様、50%の面積率であるとする。この場合、ギャップ部Gの近傍では、樹脂絶縁層Lの領域Lbの厚さが図4(A)のように薄くならない。これは、第2領域22では全体的に導体部分までの高さh1であるため、樹脂絶縁層Lの形成時に樹脂で充填可能な体積が小さく、相対的に十分な体積があるギャップ部Gの近傍に樹脂が流れ込むためである。従って、図4(B)の領域Lbは、図4(A)の領域Laに比べ厚さが確保され、所定の導体層上の樹脂絶縁層Lの厚さのばらつきを抑制する効果を得られることがわかる。
なお、ダミー導体層20による他の効果として、所定の導体層に対して形成されるめっき層の厚さのばらつきを抑制する効果があるが、この点に関しては従来の構造と同等の効果が得られる。すなわち、中間製品10において製品用導体層11とダミー導体層20が広い面積をカバーする一方、ギャップ部Gの幅が小さいため局所的なめっき層のばらつきの影響は抑えられる。
以下、本実施形態の中間製品10を用いた配線基板の製造方法について説明する。まず、図5に示すように、コア基板30を形成して準備する(本発明のコア基板形成工程)。コア基板30の形成に際しては、例えば、例えば一辺が400mmの正方形の平面形状と厚さ0.80mmを有する基材の両面に銅箔が貼付された銅張積層板を用意し、銅張積層板にドリル機を用いて孔あけ加工を施し、スルーホール導体32の位置に貫通孔を形成する。次いで、スルーホール導体32となる貫通孔に対し、無電解銅めっき及び電解銅めっきを施した後、樹脂ペーストを印刷充填して硬化することにより充填材33を形成する。
次に、銅張積層板のコア基板30の両面の銅箔にエッチングを行い、例えばサブトラクティブ法を用いてパターニングを施し、コア基板30の両面の導体層50を形成する。具体的には、無電解銅めっきを施し、その部分を共通電極として電解銅めっきを施した後、ドライフィルムをラミネートして露光及び現像を行うことにより、ドライフィルムを所定パターンに形成する。この状態で、不要な電解銅めっき層、無電解銅めっき層、銅箔をエッチングでそれぞれ除去した後、ドライフィルムを剥離する。これにより、図3の平面構造を有する導体層50が両面に形成されたコア基板30が得られる。なお、図5では、導体層50に含まれる製品用導体層11a、第1領域21a、第2領域22aが示される。
次に、図6に示すように、得られたコア基板30の上下にフィルム状の樹脂材料を貼着し、真空下にて加圧加熱することにより樹脂材料を硬化させ、コア基板30の両面の樹脂絶縁層40を形成する。続いて、それぞれの樹脂絶縁層40の所定箇所にレーザー加工を施してビアホールを形成し、その中のスミアを除去するデスミア処理を施した後、ビア導体60を形成する。その後、それぞれの樹脂絶縁層40の表面にパターニングを施して導体層51を形成する。具体的には、無電解銅めっきを施し、その部分を共通電極として電解銅めっきを施した後、ドライフィルムをラミネートして露光及び現像を行うことにより、ドライフィルムを所定パターンに形成する。この状態で、不要な電解銅めっき層、無電解銅めっき層をエッチングでそれぞれ除去した後、ドライフィルムを剥離する。これにより、それぞれの樹脂絶縁層40の表面に、図3の平面構造を有する導体層51が形成される。なお、図6では、導体層51に含まれる製品用導体層11b、第1領域21b、第2領域22bが示される。このうち、ダミー導体層20では、下層側の導体層50の第1領域21a及び第2領域22aと、上層側の導体層51の第1領域21b及び第2領域22bとが共通の導体パターンで形成されている。
これ以降、同様の処理を繰り返すことにより、上下のビルドアップ層31が形成され(本発明のビルドアップ工程)、図3に示す中間製品10が得られる。すなわち、上述の手法により、それぞれの導体層51を覆う樹脂絶縁層41を形成し、それぞれの樹脂絶縁層41の表面側の導体層52を形成すればよい。なお、さらに同様の手法を繰り返すことにより、多層構造の樹脂絶縁層及び導体層を形成してもよく、パッド構造を形成することや、他の部材を付加することも可能である。その後、得られた中間製品10は、切断装置等を用いて図3の切断線Cに沿って切断分離されるとともに、製品形成領域R1の複数の単位領域Raが互いに切断分離される。これにより、複数の製品としての配線基板を得ることができる(本発明の製品分離工程)。
以上、本実施形態の中間製品10の構造とそれを用いた配線基板の製造方法を説明したが、中間製品10の構造に上述の例には限定されず、多様な変形例がある。例えば、図2では、ダミー導体層20の第1領域21にメッシュ状の導体パターンが構成される場合を示しているが、異なる形態の導体パターンを用いてもよい。図7は、ダミー導体層20の一変形例を示す平面図である。図7においては、ダミー導体層20の第1領域21に複数の円形導体を離散的に配置した導体パターンが形成されている。図7に示す第1領域21では、所定の直径を有する円形導体を規則的に並べることで、製品用導体層11に対応する一定の面積率を設定することができる。第1領域21の面積率は、それぞれの円形導体の直径と間隔に応じて調整することで、適宜に調節可能である。
なお、図7の変形例の導体パターンは複数の円形導体を離散的に配置したものであるが、円形導体に限らず、三角形や四角形などの多角形の導体や、その他の多様な所定形状の導体を用いてもよい。また、図3や図7の第1領域21において、導体形成部分と導体が存在しない部分を入れ替え、ベタ状の導体パターンから複数の所定形状の部分を打ち抜いた導体パターンとしてもよい。いずれの場合も、第1領域21における導体パターンは、パターン設計の負荷が大きくならない程度に規則的な形態であることが望ましい。
さらに、その他の点についても上記実施形態により本発明の内容が限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で多様な変更を施すことができる。例えば、本実施形態において、コア基板30や樹脂絶縁層40、41の材質や構造、導体層50、51、52、スルーホール導体32、ビア導体60、61の材質や形成方法等についても、本発明の作用効果を得られる限り、上記実施形態に開示した内容には限定されることなく適宜に変更可能である。
10…中間製品
11…製品用導体層
20…ダミー導体層
21…第1領域
22…第2領域
23…外縁部
30…コア基板
31…ビルドアップ層
32…スルーホール導体
33…充填材
40、41…樹脂絶縁層
50、51、52…導体層
60、61…ビア導体
G…ギャップ部
R1…製品形成領域
R2…製品外領域
Ra…単位領域

Claims (8)

  1. コア基板と、前記コア基板の少なくとも一方の主面側に絶縁層及び導体層を交互に積層形成したビルドアップ層とを備え、複数の製品を形成すべき製品形成領域と、前記製品形成領域を取り囲む製品外領域とに区分された配線基板の中間製品であって、
    前記コア基板の表面及び前記ビルドアップ層に形成される全ての導体層において、前記製品形成領域には前記複数の製品に対応する製品用導体層が形成され、前記製品外領域にはダミー導体層が形成され、
    所定の面領域において導体部分の占める比率を面積率としたとき、
    前記ダミー導体層は、前記製品用導体層の面積率に対応する所定の面積率を有する導体パターンからなる第1領域と、前記第1領域の内周側に隣接配置され前記第1領域の前記面積率よりも高い面積率を有する導体パターンからなる第2領域とから構成されることを特徴とする配線基板の中間製品。
  2. 前記第2領域にはベタ状の導体が形成され、100%の前記面積率を有することを特徴とする請求項1に記載の配線基板の中間製品。
  3. 前記第2領域は、前記製品形成領域を所定の間隙をおいて取り囲み、所定の幅を有するリング状の導体領域であることを特徴とする請求項2に記載の配線基板の中間製品。
  4. 前記第1領域には、メッシュ状の導体パターンが形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の配線基板の中間製品。
  5. コア基板と、前記コア基板の少なくとも一方の主面側に絶縁層及び導体層を交互に積層形成したビルドアップ層とを備え、複数の製品を形成すべき製品形成領域と、前記製品形成領域を取り囲む製品外領域とに区分された配線基板の中間製品であって、
    前記コア基板の表面又は前記ビルドアップ層に形成される1又は複数の所定の導体層において、前記製品形成領域には前記複数の製品に対応する製品用導体層が形成され、前記製品外領域にはダミー導体層が形成され、
    所定の面領域において導体部分の占める比率を面積率としたとき、
    前記ダミー導体層は、前記製品用導体層の面積率に対応する所定の面積率を有する導体パターンからなる第1領域と、前記第1領域の内周側に隣接配置され前記第1領域の前記面積率よりも高い面積率を有する導体パターンからなる第2領域とから構成され、
    前記第1領域には、離散的に配置された複数の所定形状の導体パターンが形成されていることを特徴とする配線基板の中間製品。
  6. コア基板と、前記コア基板の少なくとも一方の主面側に絶縁層及び導体層を交互に積層形成したビルドアップ層とを備えた配線基板の製造方法であって、
    複数の製品を形成すべき製品形成領域と、前記製品形成領域を取り囲む製品外領域とに区分された前記コア基板を形成するコア基板形成工程と、
    前記コア基板の少なくとも一方の主面側に絶縁層及び導体層を交互に積層形成し、それぞれ前記製品形成領域と前記製品外領域とに区分されたビルドアップ層を形成するビルドアップ工程と、
    前記コア基板及び前記ビルドアップ層が形成されてなる中間製品から前記製品形成領域における前記複数の製品を分離する製品分離工程と、
    を有し、前記コア基板の表面及び前記ビルドアップ層に形成される全ての導体層において、前記製品形成領域には前記複数の製品に対応する製品用導体層が形成され、前記製品外領域にはダミー導体層が形成され、
    所定の面領域において導体部分が占める比率を面積率としたとき、
    前記ダミー導体層は、前記製品用導体層の面積率に対応する所定の面積率を有する導体パターンからなる第1領域と、前記第1領域の内周側に隣接配置され前記第1領域の前記面積率よりも高い面積率を有する導体パターンからなる第2領域とから構成されることを特徴とする配線基板の製造方法。
  7. 前記製品分離工程では前記製品形成領域と前記第2領域との所定の間隙に設定された切断線に沿って切断することにより前記複数の製品を分離することを特徴とする請求項に記載の配線基板の製造方法。
  8. コア基板と、前記コア基板の少なくとも一方の主面側に絶縁層及び導体層を交互に積層形成したビルドアップ層とを備えた配線基板の製造方法であって、
    複数の製品を形成すべき製品形成領域と、前記製品形成領域を取り囲む製品外領域とに区分された前記コア基板を形成するコア基板形成工程と、
    前記コア基板の少なくとも一方の主面側に絶縁層及び導体層を交互に積層形成し、それぞれ前記製品形成領域と前記製品外領域とに区分されたビルドアップ層を形成するビルドアップ工程と、
    前記コア基板及び前記ビルドアップ層が形成されてなる中間製品から前記製品形成領域における前記複数の製品を分離する製品分離工程と、
    を有し、前記コア基板の表面又は前記ビルドアップ層に形成される1又は複数の所定の導体層において、前記製品形成領域には前記複数の製品に対応する製品用導体層が形成され、前記製品外領域にはダミー導体層が形成され、
    所定の面領域において導体部分が占める比率を面積率としたとき、
    前記ダミー導体層は、前記製品用導体層の面積率に対応する所定の面積率を有する導体パターンからなる第1領域と、前記第1領域の内周側に隣接配置され前記第1領域の前記面積率よりも高い面積率を有する導体パターンからなる第2領域とから構成され、
    前記第1領域には、離散的に配置された複数の所定形状の導体パターンが形成されていることを特徴とする配線基板の製造方法。
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