JP5538865B2 - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

撮像装置およびその制御方法

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Description

本発明は撮像装置及びその制御方法に関し、特には被写体の検出結果に基づいてズームレンズの画角を自動調整可能な撮像装置及びその制御方法に関する。
従来、撮像画像から被写体の画像を検出し、その面積が所定の範囲になるようにズームレンズの画角を自動的に制御するビデオカメラが提案されている(特許文献1参照)。このような自動ズーム制御機能を有するビデオカメラでは、ユーザがズームレンズの画角を手動で調整しなくても撮像画像における被写体の大きさをほぼ一定に維持することができるという利点がある。
特開平9−65197号公報
しかしながら、特許文献1記載のビデオカメラは、被写体として一人の顔を想定している。そのため、複数の被写体を撮像したい場合の自動ズーム制御については何ら開示も示唆もされていない。
本発明はことのような従来技術の課題を解決することを目的としたものであり、複数の被写体に対する自動ズーム制御が可能な撮像装置及びその制御方法を提供する。
上述の目的は、撮像画角の変更が可能な撮像装置であって、撮像された画像から、予め定められた被写体を検出する検出手段と、検出された被写体のうち、ユーザによって選択された複数の被写体を含んだ画像の領域を自動ズーム枠として設定する設定手段と、自動ズーム枠の領域の全体が撮像されるように撮像画角を変更する制御手段とを有し、被写体の検出、自動ズーム枠の設定、並びに撮像画角の変更を、連続して撮像される画像に対して継続して実行することを特徴とする撮像装置によって達成される。
このような構成により、本発明によれば、複数の被写体に対する自動ズーム制御が可能な撮像装置及びその制御方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の機能構成例を示すブロック図。 第1の実施形態における自動ズーム制御を模式的に示す図。 第1の実施形態における自動ズーム制御動作を説明するためのフローチャート。 第2の実施形態における自動ズーム制御を模式的に示す図。 第2の実施形態における自動ズーム制御動作を説明するためのフローチャート。
<第1の実施形態>
以下、添付図面を参照して本発明の例示的な実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る撮像装置の機能構成例を示すブロック図である。なお、本発明は、被写体の検出及び撮像画角の変更制御が可能な任意の撮像装置(およびそのような撮像装置を備える装置)に適用可能である。具体的には、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、およびカメラ機能を備えた携帯電話、携帯情報端末、メディアプレーヤ、パーソナルコンピュータ等に本発明を適用できるが、これらに限定されない。
また、以下では、光学的に画角を変更可能なズームレンズ(光学ズーム)を備える撮像装置に本発明を適用した例を説明するが、画像処理によって画角変更(所謂デジタルズーム)可能な撮像装置に対しても本発明を適用可能である。
撮像装置100は、固定レンズ101a、画角調整レンズ101bと、絞り103を含んだズームレンズ102を有する。固定レンズ101aから入射した光線は画角調整レンズ101b、絞り103を通して撮像素子105に結像される。CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の光電変換素子である撮像素子105に結像した被写体の光学像は、画素単位のアナログ画像信号に変換される。アナログ画像信号はA/Dコンバータ(ADC)106でデジタル画像信号に変換され、カメラ信号処理部107に入力される。カメラ信号処理部107はデジタル画像信号に色信号処理、ゲイン制御処理、ホワイトバランス処理等の信号処理を適用し、映像信号を出力する。なお、映像信号を符号化して記録する場合、符号化処理もカメラ信号処理部107で行う。記録部108はカメラ信号処理部107から出力される映像信号を、所定の記録フォーマットで記録媒体109に記録する。記録媒体109は半導体メモリ、磁気記録媒体、光学記録媒体などであってよく、撮像装置100に内蔵されていても、撮像装置100に対して着脱可能であっても、両者の組み合わせであってもよい。
被写体検出部110は、カメラ信号処理部107が出力する映像信号から、予め定められた被写体(例えば人物の顔)を検出し、被写体の位置や大きさを検出結果として出力する。被写体検出部110における被写体検出は、公知技術に基づいて実施可能であるためその詳細についての説明を省略する。自動ズーム演算部111は、被写体検出部110の検出結果に基づいて、ズームレンズ102の画角(撮像画角)を演算する。そして、自動ズーム演算部111は、演算結果に基づいてズームモータ104を制御し、ズームレンズ102の画角を、演算により得られた画角に調整する。被写体選択部112は、自動ズーム制御の対象とする被写体をユーザが複数選択するための操作部である。被写体選択部112は例えば、タッチパネル、方向キー、決定キーなど、表示部114に表示される撮像画像中の領域をユーザが選択することを可能にする任意のキー、スイッチ等であってよい。表示部114は、例えばLCDを備え、カメラ信号処理部107からの撮像画像を表示するとともに、被写体検出部110の検出結果に基づいて、検出された被写体を示すマーク(枠など)を撮像画像に重畳表示する。
なお、被写体優先順位指定部113は、後述する第2の実施形態で使用し、本実施形態では使用しない。従って、本実施形態の撮像装置100においては必須でない。しかしながら、被写体優先順位指定部113は、被写体選択部112と同様、表示部114に表示されている画像からユーザが所望の被写体を指定するためのものであり、実体的には被写体選択部112が被写体優先順位指定部113を兼ねてもよい。
次に、図2と図3とを参照して、本実施形態の撮像装置における自動ズーム制御動作について説明する。なお、自動ズーム制御動作は、撮像装置の撮像スタンバイ時や、動画像の撮像中に、他の処理(自動焦点検出処理、自動露出制御処理、記録処理など)と並行して実行することが可能である。以下の説明においては、これら他の処理についての説明は省略する。
本実施形態の撮像装置100においては、撮像スタンバイ時や動画像の撮像中に、表示部114を電子ビューファインダとして機能させているものとする。具体的には、撮像素子105が連続して撮像を行い、カメラ信号処理部107から所定のフレームレート(例えば30フレーム/秒)でファインダ表示用の画像信号を出力する。そして、この撮像画像信号を表示部114が有するLCDに表示することで、表示部114が電子ビューファインダとして機能する。ファインダ表示用の画像信号は、表示部114の表示解像度に合わせた解像度を有し、一般的には記録用の画像信号よりも画素数が少ない。
そして、被写体検出部110は、カメラ信号処理部107が出力するファインダ表示用の画像信号から被写体を検出する。ここで、被写体が人物の顔であるとすると、被写体検出部110は人物の顔と思われる領域(顔領域)の大きさと位置を示す検出結果を、検出された被写体毎に出力する。なお、動画像の記録中に自動ズーム制御を行う場合、被写体検出部110は記録用画像から被写体を検出してもよい。また、被写体検出は必ずしも各フレームに対して行う必要はなく、数フレーム毎に行うようにしてもよい。被写体検出の頻度(すなわち自動ズーム制御の追従性)は、被写体検出処理部の処理能力や、必要とされる自動ズーム制御の追従性などに応じて適宜決定することができる。
表示部114は、被写体検出部110の検出結果から、撮像画像中で被写体として検出された領域を示すマーク(本実施形態では顔枠)を撮像画像に重畳表示する。なお、顔検出機能や顔枠の表示機能を有する撮像装置は公知であるため、これ以上の詳細については説明を省略する。
図2(a)は、2人の人物が被写体204,205として検出されている状態の表示部114の表示状態の例を示す。人物204,205の顔には、検出されている被写体であることを示す顔枠202,203が重畳表示されている(S100)。なお、図2(a)の下段には、ズームレンズ102の現在の画角を、ズームレンズ102の画角の調整可能範囲とともに示している。Wは広角端(最大画角)、Tは望遠端(最小画角)を、206は現在の画角をそれぞれ模式的に示している。
ユーザは例えば、被写体選択部112に含まれる被写体選択開始指示を与えるためのキー又はボタン等を操作することにより、被写体選択を行うことができる。例えば被写体選択部112が、表示部114の画面上の任意の座標を指定可能なタッチパネルを有するものとすると、ユーザは自動ズーム制御の対象としたい被写体に対応する顔枠内の位置を、タッチパネルで指定することにより、被写体選択を行うことができる。あるいは、被写体選択部112の方向キーを操作して、所望の被写体に対応する顔枠を選択状態として決定キーを押下する等の操作によっても被写体選択を行うことができる。表示画像から被写体を選択する方法自体は本発明の本質ではなく、公知の任意の手法を用いることが可能である。
ここで、ユーザが被写体204と205の顔枠202,203を順次指定したとすると、指定結果の情報(例えば画像上の座標又は指定された顔枠の情報)が被写体選択部112から自動ズーム演算部111へ与えられる。自動ズーム演算部111は、指定結果の情報と被写体検出部110の検出結果とから、被写体204の顔検出枠202と被写体205の顔検出枠203を内包する長方形枠を自動ズーム枠201として設定する(S102)。なお、自動ズーム枠201は、複数の顔検出枠に外接する最小の長方形として設定することもできるが、顔領域の検出誤差を考慮し、左右に若干の余裕を持たせている。これにより、自動ズーム制御中に、選択された被写体の顔の一部が画面に収まりきらなくなることを防止できる。また、撮像画像の見た目の点からも、被写体が画面の端ぎりぎりまで存在するより、周囲に空間が存在する方が望ましいであろう。同様の理由により、上方にも若干の余裕を持たせて自動ズーム枠201を設定することもできる。
自動ズーム演算部111は、設定した自動ズーム枠201の全体が画面内に含まれるような画角(ズーム位置)を計算する(S103)。この計算は、ズーム位置(画角)の変化量と、画像の拡大/縮小率との関係から逐次行ってもよいし、これらの関係を予め記憶したテーブルを参照することにより行ってもよい。また、撮像画角は、自動ズーム枠201の全体が、かつ適切な大きさで(例えばできるだけ大きく)撮像されるように計算してもよい。自動ズーム枠201の適切な大きさは、例えばズーム枠201の長辺の大きさが、対応する画面の大きさ(縦又は横の大きさ)に占める割合(例えば80%以上等)として予め定めておくことができる。
そして、自動ズーム演算部111は、計算によって得られたズーム位置(撮像画角)となるように、ズームモータ104を駆動する(S104)。自動ズーム演算部111は変更後の画角が変更可能な最大値に達しているかどうか判別する(S105)。ここで、変更後の画角が変更可能な最大値に達していない場合には、次に撮像された画像に対する被写体検出(S109)の結果に基づいて、S102からの処理が継続して実行される。上述の通り、自動ズーム制御は、連続して撮像される画像の各フレームに対して継続して実行されなくてもよい。数フレーム毎に自動ズーム制御を行う場合、次に処理すべき画像が撮像されるまで、被写体検出処理の開始を待機する。
以上のズーム制御を繰り返し実行することにより、例えば図2(a)の状態において、被写体204が移動せず、被写体205が被写体204から右方向へ離れていくと、自動ズーム演算部111が設定する自動ズーム枠201の横方向の長さが増加する。そのため、ズームレンズ102の画角を大きく(広角側へ移動)する制御を行う(図2(b))。また、被写体205と204の距離が短くなれば、自動ズーム枠201の横方向の長さが減少するため、自動ズーム演算部111は、ズームレンズ102の画角を小さく(望遠側へ移動)する制御を行う。図2(b)の状態から被写体205が更に右方向に離れていくと、ズームレンズ102の画角が最大となる(S105,Yes)。そして、被写体205が引き続き画像の中心から右方向に離れた場合、被写体205が撮像範囲外に移動して被写体検出部110で検出されなくなり、被写体205を含んだ自動ズーム枠201を画面内に設定することができなくなる(S106,Yes)。
自動ズーム演算部111は、ズームレンズ102の画角が最大の状態で自動ズーム枠201に含めるべき被写体のいずれかが被写体検出部110で検出できなくなると、経過時間のカウントを開始する(S107)。そして、予め設定された時間継続して検出できない被写体については、自動ズーム枠201に含めるべき選択被写体から削除する(S108)。自動ズーム演算部111は、図2(c)に示すように、次に撮像された画像に対する被写体検出(S110)の結果に基づいて、S108で削除された被写体以外の選択被写体の顔枠を包含する新たな自動ズーム枠201を設定する(S102)。これにより、新たな自動ズーム枠201に基づく自動ズーム制御が継続される(図2(d))。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数の被写体領域を含んだ自動ズーム枠を設定し、自動ズーム枠が画面に対して予め定めた大きさになるように自動的に画角を調整することにより、複数の被写体に対して適切な自動ズーム制御を行うことが可能となる。また、自動ズーム枠に含めるべき複数の被写体領域のいずれかが予め定めた時間継続して検出されなかった場合には、その被写体領域以外の被写体領域に対して自動ズーム枠を新たに設定して自動ズーム制御を継続する。そのため、再度ユーザが被写体を選択し直すことなく、実際に撮像されている被写体に対して適切な自動ズーム制御を行うことが可能になる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る撮像装置は、図1に示した構成において、被写体選択部112の代わりに被写体優先順位指定部113が用いられる点で第1の実施形態と異なる。
従って、本実施形態の撮像装置100において被写体選択部112は必須でない。しかしながら、上述の通り、被写体優先順位指定部113と被写体選択部112とは表示部114に表示されている画像からユーザが所望の被写体を指定するための構成であるから、実体的には被写体優先順位指定部113が被写体選択部112を兼ねてもよい。
上述の第1の実施形態では、選択された複数の被写体を同列に取り扱っていた。そのため、例えばユーザが優先的に撮像したい主被写体が被写体204であり、被写体205は優先度の低い付随被写体であった場合、付随被写体の動きによって主被写体がユーザの望まない大きさになる可能性がある。具体的には、図2(b)のように、付随被写体205が主被写体204から離れていくことにより、自動ズーム枠201の長辺の大きさが拡大すると、それに従って画角が大きくなるように自動調整されるため、主被写体204の画面における大きさが小さくなる。第1の実施形態による自動ズーム制御では、主被写体204の大きさの低下を考慮していないので、主被写体204がユーザの望まない大きさで(小さく)撮像される可能性がある。
これに対し、本実施形態では、被写体優先順位指定部113により、ユーザが自動ズーム制御の対象とする被写体を選択する際に、個々の被写体の優先順位の指定を可能とする。そして、自動ズーム演算部111は、主被写体が予め定めた大きさを維持して撮像されるように自動ズーム制御を実行する。
次に、図4と図5とを参照して、本実施形態の撮像装置における自動ズーム制御動作について説明する。なお、図4及び図5において、第1の実施形態と同様の構成及び処理ステップに対しては図2及び図3と同一の参照数字を付して重複する説明を省略する。
図4(a)は、図2(a)と同様、2人の人物204,205が被写体として検出されている状態の表示部114の表示状態の例を示す(S100)。
ここで、ユーザは例えば、被写体優先順位指定部113に含まれる被写体選択開始指示を与えるためのキー又はボタン等を操作することにより、被写体選択と被写体の優先順位指定を行うことができる。例えば被写体優先順位指定部113が、表示部114の画面上の任意の座標を指定可能なタッチパネルを有するものとする。この場合、ユーザは自動ズーム制御の対象としたい被写体に対応する顔枠内の位置を、優先順位の高い順にタッチパネルで指定することにより、被写体選択と優先順位の指定を行うことができる。あるいは、被写体優先順位指定部113の方向キーを操作して、所望の被写体に対応する顔枠を選択状態として決定キーを押下する等の操作を、優先順位の高い被写体から順に行うことによっても被写体選択を行うことができる。
なお、ここでは、被写体の選択と優先順位の指定とを同時に行う操作方法の例を説明したが、被写体の選択と優先順位の指定とを独立して行うことが可能であってもよい。また、被写体の優先順位はかならずしも選択した被写体の各々で異なる必要はなく、選択された複数の被写体の中で最も優先度の高い被写体(主被写体)のみを指定し、それ以外の被写体の優先順位は同列として取り扱ってもよい。この場合、自動ズーム制御の対象とする被写体の選択が終了したら、選択した被写体の中からユーザに主被写体を指定させればよい。また、選択された被写体のうち、画像の中心に最も近い被写体を自動的に主被写体とし、他の被写体を付随被写体として取り扱ってもよい。この場合、ユーザが被写体の優先順位を指定する必要がない。なお、被写体の選択と優先順位の指定とはいずれも被写体を指定する操作であり、その操作方法自体は本発明の本質ではなく、公知の任意の手法を用いることが可能である。
ここでは、被写体204と被写体205が自動ズーム制御の対象となる被写体として選択され、被写体204の優先順位が1位(主被写体)、被写体205の優先順位が2位(付随被写体)と指定されたものとする(S201)。指定結果の情報(例えば画像上の座標又は指定された顔枠の情報)と、優先順位の情報とが、被写体優先順位指定部113から自動ズーム演算部111へ与えられる。自動ズーム演算部111は、指定結果の情報と被写体検出部110の検出結果とから、被写体204の顔検出枠202と被写体205の顔検出枠203を内包する長方形枠を自動ズーム枠201として設定する(S102)。
S203で自動ズーム演算部111は、前回の処理時点からの主被写体204と付随被写体205の画像の中心からの移動量を検出する。自動ズーム演算部111は、例えば直近の主被写体204と付随被写体205の顔枠の位置を記憶しておき、被写体検出部110から得られる現在の顔枠の位置との差を求めることによって被写体の移動量を検出可能である。
主被写体204の移動量が付随被写体205の移動量以上であれば(S203,No)、自動ズーム演算部111は第1の実施形態と同様にS103でズーム位置を計算し、S104でズームモータ104を駆動してズーム位置(画角)を自動制御する。この制御を図4(c)及び図4(d)に模式的に示す。
一方、付随被写体205の移動量の方が大きい場合(S203,Yes)、自動ズーム演算部111は、自動ズーム制御を行った場合の主被写体の顔枠サイズを計算し、閾値より大きいか判定する(S206)。ここで閾値より大きい場合、自動ズーム演算部111はS102で設定した最新の自動ズーム枠を用いて自動ズームを実施する(S103,S104)。しかし、自動ズーム制御を行った場合に主被写体204の顔枠の大きさが閾値以下となる場合、自動ズーム演算部111は(広角側への)自動ズーム制御を停止し、現在の画角を維持する。例えば、図4(a)に示す状態から、付随被写体205が右に移動し、図4(b)の状態でさらに右に移動した場合、主被写体の顔枠サイズが閾値以下となると判定されれば、図4(b)の状態から広角側への自動ズーム制御を中止し、画角を維持する(変更しない)。仮に付随被写体205がさらに移動した場合、付随被写体205の少なくとも一部が撮像されない状態となる可能性があるが、主被写体204の大きさを優先する。
以上説明したように、本実施形態によっても複数の被写体に対する自動ズーム制御が可能である。特に本実施形態では、自動ズーム制御を行う複数の被写体に対して優先順位を付与し、優先順位の高い被写体についてはその大きさが閾値以下とならない範囲で自動ズーム制御を行う。そのため、優先順位の低い被写体が移動することによって優先順位の高い被写体の大きさが小さくなりすぎることを防止できる。
(他の実施形態)
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部又は全部を適宜組み合わせてもよい。具体的には、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様、撮像範囲外に移動した付随被写体を自動ズームの対象から外すようにしてもよい。例えば、S207で広角側への自動ズーム制御を停止した状態で付随被写体205が画面外に移動した場合、この付随被写体205を除いて自動ズーム枠を設定し直すことができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (6)

  1. 撮像画角の変更が可能な撮像装置であって、
    撮像された画像から、予め定められた被写体を検出する検出手段と、
    前記検出された被写体のうち、ユーザによって選択された複数の被写体を含んだ前記画像の領域を自動ズーム枠として設定する設定手段と、
    前記自動ズーム枠の領域が撮像されるように前記撮像画角を変更するよう制御する制御手段であって、前記複数の被写体のうち、指定された被写体の前記画像における大きさが予め定められた閾値以下となったら前記撮画角の広角側への変更を制限するように制御する制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記設定手段は、前記複数の被写体の少なくとも1つが、前記撮像画角を最大とした際の撮像範囲外に移動した場合、前記複数の被写体のうち、当該移動した被写体を除く被写体に対して前記自動ズーム枠を設定することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記複数の被写体のうち、前記撮像された画像の中心に最も近い被写体を前記指定された被写体として指定する指定手段をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記複数の被写体のうち、前記指定された被写体と他の被写体について前記画像の中心からの移動量を検出する移動量検出手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記指定された被写体についての前記移動量が前記他の被写体についての前記移動量より大きくない場合には、前記指定された被写体の前記画像における大きさにかかわらず前記自動ズーム枠の領域が撮像されるように前記撮像画角を変更するよう制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記複数の被写体のうち、前記指定された被写体と他の被写体について前記画像の中心からの移動量を検出する移動量検出手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記指定された被写体についての前記移動量が前記他の被写体についての前記移動量より大きい場合に、前記指定された被写体の前記画像における大きさが予め定められた閾値以下となったら前記撮画角の広角側への変更を制限するように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 撮像画角の変更が可能な撮像装置の制御方法であって、
    検出手段が、撮像された画像から、予め定められた被写体を検出する検出工程と、
    設定手段が、前記検出工程で検出された被写体のうち、ユーザによって選択された複数の被写体を含んだ前記画像の領域を自動ズーム枠として設定する設定工程と、
    制御手段が、前記自動ズーム枠の領域が撮像されるように前記撮像画角を変更するよう制御する制御工程であって、前記複数の被写体のうち、指定された被写体の前記画像における大きさが予め定められた閾値以下となったら前記撮画角の広角側への変更を制限するように制御する制御工程とを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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