JPH0965197A - 自動ズーム制御装置、自動ズーム制御方法、及び撮像装置 - Google Patents

自動ズーム制御装置、自動ズーム制御方法、及び撮像装置

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JPH0965197A
JPH0965197A JP7233330A JP23333095A JPH0965197A JP H0965197 A JPH0965197 A JP H0965197A JP 7233330 A JP7233330 A JP 7233330A JP 23333095 A JP23333095 A JP 23333095A JP H0965197 A JPH0965197 A JP H0965197A
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JP7233330A
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Taro Mizufuji
太郎 水藤
Tadafusa Tomitaka
忠房 富高
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオカメラ等において初期設定した被写体
を抽出することにより、自動ズーム制御を可能にする。 【解決手段】 追尾制御回路9は被写体追尾検出画像信
号S4を画像メモリ10に書き込む。画像メモリ10に
書き込まれた被写体追尾検出画像信号S4は、追尾信号
処理回路11により読み出される。追尾信号処理回路1
1は、読み出した被写体追尾検出画像信号S4を用い
て、被写体の抽出、及び被写体面積の算出を行ない、初
期設定時の被写体の面積に対して一定の範囲内になるよ
うにズームモータ12を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置における
自動ズーム制御装置及び自動ズーム制御方法に関し、よ
り詳細には、被写体を抽出し、その面積と初期設定時の
被写体面積とを比較することにより適切な自動ズームが
行なえ、また、自動被写体追尾システムやハンズフリー
撮影などに有効な自動ズーム制御装置及び自動ズーム制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ある種のビデオカメラ及びスチルカメラ
においては、TCLセンサーやオートフォーカスにおけ
るズームレンズとフォーカスレンズの位置を用いて被写
体のカメラからの距離を測定し、被写体が人間の顔など
のように既知の大きさであると仮定してズームを自動制
御する方法が採用されている。
【0003】そして、その他の一般的なビデオカメラや
スチルカメラでは被写体を特定し、その抽出を行なうこ
とができないために、自動ズーム機能は搭載されていな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在、一般的にビデオ
カメラを使用する際には、手持ち、もしくは三脚に固定
したビデオカメラを被写体に向けながら、ズームの制御
は撮影者がスイッチやレバー等を操作して行なってい
る。このため、撮影者がビデオカメラの操作に慣れてい
ない場合には、ズームの制御をテレ側とワイド側とを間
違えて操作したり、適切な画角を設定できなかったりす
ることがあるため、録画した画像が非常に見にくくなっ
てしまうことがあった。
【0005】また、近年、ビデオカメラ業界においても
ボタン、スイッチ類はできるだけ少なくし、機能を全て
オート化しようという傾向があり、ズームの制御を自動
化する要求もある。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものてあって、初期設定した被写体の抽出を行なうこと
により、ズームの自動制御を可能にした自動ズーム制御
装置、自動ズーム制御方法、及び撮像装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明に係る自動ズーム制御装置は、撮像素子か
らの画像信号を周期的に記憶する画像記憶手段と、上記
画像記憶手段に記憶された画像情報から輝度・色差空間
における被写体モデルを作成する被写体モデル作成手段
と、上記被写体モデルを用いて、上記画像記憶手段に記
憶された画像情報から被写体を抽出する被写体抽出手段
と、上記被写体抽出手段により抽出された画素より被写
体面積を算出する被写体面積算出手段と、上記被写体面
積を初期設定時の被写体の面積に対して所定の範囲にな
るようにズームを制御するズーム制御手段とを備えるこ
とを特徴とするものである。
【0008】また、本発明に係る自動ズーム制御方法
は、撮像素子からの画像信号を周期的に画像記憶手段に
記憶し、上記画像記憶手段に記憶された画像情報を用い
て自動ズーム制御を行なう方法であって、上記画像記憶
手段に記憶された画像情報から画像情報を取得して輝度
・色差空間における被写体モデルを作成し、上記被写体
モデルを用いて、上記画像記憶手段に記憶された画像情
報から被写体を抽出して上記被写体の被写体面積を算出
し、上記被写体面積を初期設定時の被写体の面積に対し
て所定の範囲になるようにズームを制御することを特徴
とするものである。
【0009】そして、本発明に係る撮像装置は、上記本
発明に係る自動ズーム制御装置と、この自動ズーム制御
装置に画像信号を出力する撮像素子とを備えることを特
徴とするものである。
【0010】本発明によれば、初期設定した被写体を抽
出することができるため、初期設定された被写体の面積
に対する現在の被写体面積比がある一定の範囲になるよ
うにズームを制御することができる。
【0011】画面より被写体を抽出するために、被写体
追尾システムとしてその有効性が確認されている輝度・
色差空間における被写体モデルを用いている。これは設
定枠内の被写体情報から被写体を表現するモデルを輝
度、色差の3次元空間に展開し、画面内の各画素につい
てそのモデルに当てはまる画素を被写体を構成する画素
として抽出するものである。
【0012】また、被写体として抽出された画素集合に
対し、ノイズ状に抽出されている画素を削ることにより
形を整え、その縦方向の長さと横方向の長さの積を画面
における被写体の面積とする。この面積が初期設定時に
対しある一定の範囲の比になるようにズームを制御す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しながら、 〔1〕本発明を適用した撮像装置 〔2〕追尾信号処理回路における処理 〔3〕追尾信号処理の具体的構成例 の順序で詳細に説明する。
【0014】〔1〕本発明を適用した撮像装置 図1は本発明を適用した撮像装置の構成を示すブロック
図である。なお、以下の説明において、コンポーネント
ビデオの輝度をY、R−YをR、B−YをBとし、後述
するメモリ内の画像で水平方向にi番目、垂直方向にj
番目の画素の値をYについてはYij、RについてはR
ij、BについてはBijとする。
【0015】図1に示すように、本発明を適用した撮像
装置は、レンズ1、ズームレンズ2、アイリス3、及び
例えばCCDで構成された撮像素子4を備えたレンズブ
ロック部LBと、レンズブロック部LBで作成された撮
像信号S1に対してサンプル・ホールド及び自動利得調
整を施す信号分離/自動利得調整回路5と、信号分離/
自動利得調整回路5の出力信号S2をディジタル化する
アナログ/ディジタル変換回路6と、アナログ/ディジ
タル変換回路6の出力に対して所定のカメラ信号処理を
施すディジタルカメラ処理回路7と、ディジタルカメラ
処理回路7で形成されたY信号及びC信号をアナログ化
するディジタル/アナログ変換回路8とを備えている。
【0016】また、本発明を適用した撮像装置は、ディ
ジタルカメラ処理回路7で形成されたY、R、B信号を
基にズームモータ12を制御するためのズーム制御信号
S9を作成する追尾制御回路9と、ズーム制御信号S9
により回転制御され、ズームレンズ2の位置を調整する
ズームモータ12とを備えている。ここで、追尾制御回
路9は、例えばフレームメモリで構成された画像メモリ
10とマイクロプロセッサで構成された追尾信号処理回
路11とから構成されている。
【0017】次に、図1に示した撮像装置の動作を説明
する。この撮像装置において、被写体から到来する撮像
光をレンズブロック部LBのレンズ1、ズームレンズ
2、アイリス3を通して撮像素子4で受け、被写体像を
表す撮像出力信号S1を信号分離/自動利得調整回路5
に与える。
【0018】信号分離/自動利得調整回路5は撮像出力
信号S1をサンプルホールドすると共に、オートアイリ
ス(AE)システム(図示せず)からの制御信号によっ
て撮像出力信号S2が所定のゲインを持つように利得制
御する。そして、この撮像出力信号S2をアナログ/デ
ィジタル変換回路6を介してディジタルカメラ処理回路
7に供給する。
【0019】ディジタルカメラ処理回路7は撮像出力信
号S2にもとづいてY、C並びにRおよびBを形成し、
YおよびCをディジタル/アナログ変換回路8を介して
ビデオ信号S3として送出する。
【0020】さらに、ディジタルカメラ処理回路7は被
写体追尾検出画像信号S4としてY、RおよびBを追尾
制御回路9に供給し、追尾制御回路9はこの被写体追尾
検出信号画像S4を用いて作成したズーム制御信号S9
によりズームモータ12を制御し、レンズブロック部L
Bに設けられたズームレンズ2に対する制御信号S10
を発生する。
【0021】追尾制御回路9はR、B及びYを被写体追
尾検出画像信号S4として、画像メモリ10に書き込
む。この書き込みは追尾信号処理回路11から送出され
る書き込み許可信号S5を受けた後、Y、R、B独立し
て各画素単位で行なう。
【0022】画像メモリ10にY、R、B各々の例えば
1フレーム分の被写体追尾検出画像信号S4の格納が終
了すると、画像メモリ10は追尾信号処理回路11に対
して読み出し許可信号S6を送出する。追尾信号処理回
路11は読み出し許可信号S6を確認した後、所定のメ
モリアドレスS7を画像メモリ10に与えることによ
り、画像メモリ10内の所定の位置のY、R、Bの各デ
ータS8を読み出し、内部に取り込む。追尾信号処理回
路11内は、取り込んだデータS8を用いて被写体位置
の算出処理を行ない(詳細は後述)、それが終了した
後、再び書き込み許可信号S5を画像メモリ10に与え
る。画像メモリ10はこの書き込み許可信号S5を確認
した後、次の1フレーム分の被写体追尾検出画像信号S
4の書き込みを行なう。
【0023】追尾信号処理回路11は、被写体の抽出、
及び被写体面積の算出等を行ない、これらの情報から適
正なズーム制御値を算出し、ズーム制御信号S9をズー
ムモータ12へ供給する。
【0024】ズームモータ12はズーム制御信号S9に
より回転方向、回転量、及び回転速度が制御され、ズー
ムレンズ2の位置を調整する。
【0025】〔2〕追尾信号処理回路における処理 次に図2を参照しながら、追尾信号処理回路11の内部
で行なわれる処理の概要について説明する。
【0026】まず、被写体を画面の中に入れるためにズ
ームをワイド端に動かす処理P0を実行する。この後、
必要に応じて撮影者のマニュールズーム操作を受ける。
次に、被写体情報取得処理P1を実行する。この処理は
最初に被写体は画面の中央部にあるという条件から、画
面中央の領域D0(例えば5×5ピクセルのブロック)
の被写体情報を取得するものである。
【0027】次に、モデル決定処理P2を実行する。こ
の処理は処理P1で得られた被写体情報を基にYとR、
YとBに関する2次近似曲線に許容誤差を含めた被写体
モデルを決定するものである。
【0028】次いで、各画素判定処理P3を実行する。
この処理は処理P2で求められた被写体モデルを用い
て、画面内の各画素に対して被写体の候補点かどうかを
決定するものである。
【0029】次に、被写体が画面内に存在するかしない
かを判定する処理P4を実行する。この処理は処理P3
で被写体の候補点であると判定された画素数がある閾値
αを越えているかどうかを判定することにより、被写体
が枠内に存在するかしないかを判定するものであり、閾
値α以下であった場合は被写体は画面内に存在しないと
判定し、ズームの制御は行なわない。
【0030】処理P4で被写体が画面内の存在すると判
定したときは、次に、抽出画素スムージング処理P5を
実行する。この処理は処理P4で被写体の一部と決定さ
れた画素からノイズ状に抽出された画素を除去するもの
(スムージング処理)である。
【0031】次に、画素密度を判定する処理P6を実行
する。この処理は処理P5で決定された被写体画素集合
の平面上の密度を調べ、密度がある閾値β以下の場合に
は被写体抽出処理が適正に行なわれていないと判断し、
ズームを静止させる。
【0032】処理P6で画素の密度がβを越えていた場
合には、次に被写体面積算出処理P7を実行する。この
処理は処理P5でスムージングされた被写体画素集合か
ら被写体の面積を算出する処理であって、1回目には処
理P2で決定された被写体モデルの被写体面積、すなわ
ち初期設定時の被写体面積を算出し、2回目以降は被写
体モデルを用いて抽出された被写体の面積を算出する。
【0033】次に、被写体が横長もしくは縦長であるか
どうかを判定する処理P8を実行する。この処理は処理
P5で決定された被写体の横方向の長さもしくは縦方向
の長さがある閾値γより大きい場合には、処理P7で決
定された被写体の面積によらず、ズームをワイド方向へ
動かした後、処理P3に戻る。
【0034】処理P8で横長でも縦長でもないと判断さ
れた場合には、次にズーム制御量算出処理を実行する。
この処理は処理P7で算出された被写体面積と初期設定
時の被写体面積との比に応じてズームの方向と量を制御
する処理である。
【0035】次に、被写体位置検討処理P10を実行す
る。この処理は被写体が画面の端部に存在し、かつ処理
P9でズーム制御方向がテレ側と決定されていた場合
に、ズームを静止させるものである。
【0036】次いで、ズーム制御量決定処理P11を実
行する。この処理はズーム制御方向の時間軸に関するフ
ィルタリングを行なうものである。
【0037】〔3〕追尾信号処理の具体的構成例 以下に図2の各処理の中で特徴的なものに関する具体的
構成の一例を説明する。
【0038】処理P1においては、領域D0内の(Yi
j,Rij,Bij)の組はノイズをもっているという
ことと、被写体の代表点に過ぎないということから被写
体情報にある程度の幅を持たせるために(Yij,HR
ij,HBij)、(Yij、LRij,LBij)を
被写体情報とする。
【0039】ここで、 HRij=Rij×1.1 HBij=Bij×1.1 LRij=Rij×0.9 LBij=Bij×0.9 である。すなわち、許容誤差10%としている。
【0040】処理P2では、処理P1で得られた(Yi
j,HRij,HBij)、(Yij,LRij,LB
ij)の組よりYに関するRとBの2次近似関数による
被写体モデルを決定する。このとき、任意の被写体に対
して2次近似した被写体モデルがある程度一定の形を持
つように、Y軸上の切片Rlow,Rhigh,Blo
w,Bhighを定数として持っておき、最小自乗法に
より以下のA0〜A4を決定し、以下の式[1]〜
[4]に示されている、Yに関するRとBの被写体モデ
ルHFr(Y),HFb(Y),LFr(Y),LFb
(Y)を決定する。
【0041】 HFr(Y)=A0×(Y−Rlow)×(Y−Rhigh) …[1] HFb(Y)=A1×(Y−Blow)×(Y−Bhigh) …[2] LFr(Y)=A2×(Y−Rlow)×(Y−Rhigh) …[3] LFb(Y)=A3×(Y−Blow)×(Y−Bhigh) …[4] このようにして決定された被写体モデルを図3に示す。
【0042】処理P3は、各画素に関して処理P2で求
められた被写体モデルにあてはまるかどうか、つまり
R、B共に図3(a),(b)の2本の曲線の間に入る
かどうかを判断する。つまり、
【0043】 LFr(Yij)<Rij<HFr(Yij) かつ LFb(Yij)<Bij<HFb(Yij) ならばその画素は被写体の一部と判断する。そして、被
写体の一部と判断された複数の画素の水平方向と垂直方
向の重心を求めることにより、被写体の座標(X,Y)
として決定する。
【0044】処理P5では、処理P3で抽出された、被
写体の一部と判断された画素集団に対し、エッジのスム
ージングをかける。図4(a)は処理P3で抽出された
画素集団を表している。この抽出された各画素、つまり
図4(a)における黒い画素に対しては評価値として1
を与え、抽出されなかった画素、つまり図4(a)おけ
る白い画素に対しては評価値0を与える。
【0045】そして、座標(i,j)の画素の評価値を
E(i,j)としたとき、 E(i,j)=1、かつE(i−1,j)=0、かつE
(i+1,j)=0 または E(i,j)=1、かつE(i,j−1)=0、かつE
(i,j+1)=0 のいずれかを満たしている画素の評価値E(i,j)は
0とし、 E(i,j)=0、かつE(i−1,j)=1、かつE
(i+1,j)=1 または E(i,j)=0、かつE(i,j−1)=1、かつE
(i,j+1)=1 のいずれかを満たしている画素の評価値E(i,j)は
1として、画素集団にスムージングをかける。こうして
得られた新しい被写体画素集団を図4(b)に示す。
【0046】処理P6では、処理P5で得られた被写体
画素集団に対し、その画素の密度値がある閾値βより大
きい場合は処理P3での被写体抽出が正しくできていな
いと判断し、ズームを静止させ処理P3に戻る。
【0047】処理P7は、処理P5でスムージングされ
た被写体候補画素集団の縦方向の長さLと横方向の長さ
Wの積として被写体の面積Aを算出する処理である。処
理P8では、処理P7で算出された面積に関わらず、L
>γまたはW>γを満たす、つまり、縦方向の長さLも
しくは横方向の長さWがある閾値γより大きかった場
合、ズームをワイド側に動かし、処理P3に戻る。
【0048】処理P9では処理P7で算出された被写体
面積Anowが、被写体モデル設定時の被写体面積Ai
nitに対して、 Anow>Ainit+δ …[5] ならばズームをワイド側へ動かし、 Anow<Ainit−δ …[6] ならばズームをテレ側へ動かし、 Ainit−δ≦Anow≦Ainit+δ …[7] ならばズームを静止させる。ここでδはズームを動作さ
せない不感帯を決める値である。
【0049】また、ズームをそれぞれの方向に動かす速
度Vは、 V∝|Anow/Ainit| …[8] である。つまり、初期設定時の面積に対する現在の面積
の比に比例している値を与える。
【0050】処理P10では、処理P9によりズームが
テレ側へ動かすと決められており、かつ、処理P3で決
定された被写体座標(X,Y)が、画面の端領域、例え
ば図5に示される幅εの領域にある場合は、ズームを静
止させ、処理P3に戻る。これにより、画面端領域に被
写体が存在するときに、ズームがテレ側に動くことによ
り被写体が画面から外れてしまうことを回避する。
【0051】処理P11では以上の各処理出の結果を踏
まえて、最終的にズームを制御する値を決定し、ズーム
モータ12へ出力を与え処理P3に戻る。ここで、ズー
ムをテレ側に制御している状態とワイド側に制御してい
る状態との間を頻繁に往復させると画像が見苦しくなる
ので、テレ側に制御する値あるいはワイド側に制御する
値が所定回数(所定時間)続いたときのみ、その方向に
ズームを動かす。
【0052】また、以上述べた一連の処理の最中に、撮
影者によりマニュアルズーム操作が行なわれた場合に
は、マニュアルズーム操作の終了した時点での被写体の
大きさを初期設定時の被写体面積として置き換える。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、画面における被写体の大きさを効果的に算出する
ことができ、その被写体の面積に応じてズームを制御
し、被写体を画面内に適切な大きさで保持することがで
きる。このため、撮影者は画角設定のためのズーム制御
という煩わしさから解放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した撮像装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】追尾信号処理回路の内部で行なわれる処理を示
すフローチャートである。
【図3】被写体モデルの設定例を示す図である。
【図4】スムージング前後の被写体候補画素集団を示す
図である。
【図5】画面の端領域の設定例を示す図である。
【符号の説明】
2…ズームレンズ、4…撮像素子、9…追尾制御回路、
10…画像メモリ、11…追尾信号処理回路、12…ズ
ームモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 3/00 A

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子からの画像信号を周期的に記憶
    する画像記憶手段と、 上記画像記憶手段に記憶された画像情報から輝度・色差
    空間における被写体モデルを作成する被写体モデル作成
    手段と、 上記被写体モデルを用いて、上記画像記憶手段に記憶さ
    れた画像情報から被写体を抽出する被写体抽出手段と、 上記被写体抽出手段により抽出された画素より被写体面
    積を算出する被写体面積算出手段と、 上記被写体面積を初期設定時の被写体の面積に対して所
    定の範囲になるようにズームを制御するズーム制御手段
    とを備えることを特徴とする自動ズーム制御装置。
  2. 【請求項2】 被写体面積算出手段は、画像記憶手段よ
    り被写体として抽出された画素集合から画素平面上のノ
    イズ成分を除去した被写体画素集合の縦方向の長さと横
    方向の長さの積を被写体面積とすることを特徴とする請
    求項1に記載の自動ズーム制御装置。
  3. 【請求項3】 ズーム制御手段は、初期設定時での被写
    体面積に対して現在の被写体面積が大きいときにはズー
    ムをワイド側に動かし、小さいときにはズームをテレ側
    に動かすと共に、初期設定時での被写体面積に対する現
    在の被写体面積の比によりズームを動かす速度を変化さ
    せることを特徴とする請求項1に記載の自動ズーム制御
    装置。
  4. 【請求項4】 初期設定時には撮影者がズームをマニュ
    アル操作しない限り、ワイド側に固定しておくことを特
    徴とする請求項1に記載の自動ズーム制御装置。
  5. 【請求項5】 被写体抽出手段により被写体が画面の端
    領域にいると判断されたときは、現在の被写体面積が初
    期設定時の被写体面積よりも小さい場合であってもズー
    ムをテレ側に動かさないことを特徴とする請求項1に記
    載の自動ズーム制御装置。
  6. 【請求項6】 被写体抽出手段により抽出された被写体
    の横方向の長さ、もしくは縦方向の長さがある閾値以上
    ならば、被写体面積にかかわらず、前記長さに応じてズ
    ームをワイド側に動かすことを特徴とする請求項1に記
    載の自動ズーム制御装置。
  7. 【請求項7】 被写体抽出手段により被写体として抽出
    された画素の密度がある閾値以下であることにより、明
    確に被写体として抽出されていないと判断されたときに
    はズームを静止させることを特徴とする請求項1に記載
    の自動ズーム制御装置。
  8. 【請求項8】 ズームを動かす方向を変化させる際に
    は、上記変化させる制御結果がある一定時間以上続いた
    後に行なうことを特徴とする請求項1に記載の自動ズー
    ム制御装置。
  9. 【請求項9】 自動ズーム制御を行なっている間にマニ
    ュアルズームにより強制的にズーム倍率を変えられた場
    合は、マニュアルズームが終了した時点の被写体面積を
    初期設定時の被写体面積として設定し直すことを特徴と
    する請求項1に記載の自動ズーム制御装置。
  10. 【請求項10】 撮像素子からの画像信号を周期的に画
    像記憶手段に記憶し、上記画像記憶手段に記憶された画
    像情報を用いて自動ズーム制御を行なう方法であって、 上記画像記憶手段に記憶された画像情報から画像情報を
    取得して輝度・色差空間における被写体モデルを作成
    し、 上記被写体モデルを用いて、上記画像記憶手段に記憶さ
    れた画像情報から被写体を抽出して上記被写体の被写体
    面積を算出し、 上記被写体面積を初期設定時の被写体の面積に対して所
    定の範囲になるようにズームを制御することを特徴とす
    る自動ズーム制御方法。
  11. 【請求項11】 撮像素子と、 上記撮像素子からの画像信号を周期的に記憶する画像記
    憶手段と、 上記画像記憶手段に記憶された画像情報から画像情報を
    取得し、輝度・色差空間における被写体モデルを作成す
    る被写体モデル作成手段と、 上記被写体モデルを用いて、上記画像記憶手段に記憶さ
    れた画像情報から被写体を抽出する被写体抽出手段と、 上記被写体抽出手段により抽出された画素より被写体面
    積を算出する被写体面積算出手段と、 上記被写体面積を初期設定時の被写体の面積に対して所
    定の範囲になるようにズームを制御するズーム制御手段
    とを備えることを特徴とする撮像装置。
JP7233330A 1995-08-18 1995-08-18 自動ズーム制御装置、自動ズーム制御方法、及び撮像装置 Pending JPH0965197A (ja)

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