JP5536459B2 - ガイドワイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、ガイドワイヤに関する。
消化管、血管等の生体管腔にカテーテルを挿入する際には、当該カテーテルを生体管腔の目的部位まで誘導するために、ガイドワイヤが用いられる。このガイドワイヤは、カテーテル内に挿通して用いられる。
また、内視鏡を用いた生体管腔等の観察や処置も行なわれ、この内視鏡や内視鏡のルーメンに挿入されたカテーテルを生体管腔等の目的部位まで誘導するのにもガイドワイヤが用いられる。
このガイドワイヤでは、ガイドワイヤを挿入する際、その軸方向に沿った移動操作や、軸周りの回転操作を行う。このような操作は、ガイドワイヤをX線透視下や内視鏡を介して目視で確認しながら行われるため、当該ガイドワイヤが単色であると、各操作に応じて、ガイドワイヤが確実に変位して(動いて)いるのかが分らない。このため、ガイドワイヤには、その表面に位置等を示すマーカ(マーク)が設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のガイドワイヤのマークは、螺旋状をなすものである。
しかしながら、この特許文献1に記載のガイドワイヤでは、それを軸方向に沿って移動させても、また、軸周りに回転させても、螺旋状をなすマークの実際に視認される各部分(特許文献1の図3(b)中のハッチングが施されている帯状の各部分)が、一方向(例えば先端方向に向かって)に移動する(変化する)ように見える。このため、ガイドワイヤにトルクをかけてその軸周りに回転させたとしても、その回転させたという意に反して、ガイドワイヤがあたかも前進または後退して(移動して)いるように錯覚してしまう。この錯覚により、ガイドワイヤに対して誤操作を引き起こす場合がある。このように、特許文献1に記載のガイドワイヤは、操作性に劣るものであった。
特開2001−46508号公報
本発明の目的は、操作性に優れ、特に、ガイドワイヤをその軸周りに回転させた際に、その回転を確実に確認することができ、さらには、その動きが軸方向へ沿った移動と錯覚するのを確実に防止することができるガイドワイヤを提供することにある。
長尺なワイヤ本体と、
前記ワイヤ本体の少なくとも先端側の部分に、その全周にわたって設けられ、生体内での前記ワイヤ本体の位置を示す機能を有するマーカとを備え、
前記マーカは、第1の線状部と第2の線状部とを互いに複数の箇所で交差させて、全体として格子状をなすような形状をなしており、前記第1の線状部および前記第2の線状部は、それぞれ隆起して、その頂部が凸状に湾曲しており、
前記第1の線状部および前記第2の線状部のうちの一方の線状部上に他方の線状部の一部が重なって交差部が形成され、該交差部は、前記第1の線状部および前記第2の線状部の前記交差部を除いた部分よりも高さが高くなっていることを特徴とするガイドワイヤ。
これにより、操作性に優れ、特に、ガイドワイヤをその軸周りに回転させた際に、その回転を確実に確認することができ、さらには、その動きが軸方向へ沿った移動と錯覚するのを確実に防止することができる。
また、本発明のガイドワイヤでは、前記マーカは、当該ガイドワイヤがその軸周りに回転したとき、その回転を体外より確認する機能を有するのが好ましい。
これにより、ガイドワイヤにトルクをかけて当該ガイドワイヤをその軸周りに回転させた際に、「ガイドワイヤが回転した」ということを確実に確認する(把握する)ことができる。
また、本発明のガイドワイヤでは、前記マーカは、当該ガイドワイヤがその軸方向に沿って移動したとき、その移動を体外より確認する機能を有するのが好ましい。
これにより、ガイドワイヤを例えば先端方向に向けて押し込んで当該ガイドワイヤをその軸方向に沿って移動させた際に、「ガイドワイヤが移動した」ということを確実に確認する(把握する)ことができる。
また、本発明のガイドワイヤでは、前記マーカは、前記ガイドワイヤがその軸に沿って移動するかまたは軸周りに回転したとき、その変位が移動であるかまたは回転であるかを体外より識別する機能を有するのが好ましい。
これにより、マーカの見え方が変化するため、ガイドワイヤの実際の変位が移動であるかまたは回転であるかを確実に識別することがきる。
また、本発明のガイドワイヤでは、前記第1の線状部は、螺旋状をなし、前記第2の線状部は、前記第1の線状部の螺旋の巻回方向と反対方向に巻回した螺旋状をなすのが好ましい。
これにより、第1の線状部および第2の線状部がそれぞれワイヤ本体の全周にわたって設けられ、よって、当該全周にマーカの格子状が形成される。
前記第1の線状部および前記第2の線状部は、それぞれの縦断面形状が半長円状をなすのが好ましい。
図1は、本発明のガイドワイヤの第1実施形態を示す部分縦断面図である。 図2は、図1中の一点鎖線で囲まれた領域[A]の縦断面図である。 図3は、図1に示すガイドワイヤにおけるマーカの斜視図である。 図4は、図3中のB−B線断面図である。 図5は、図1に示すガイドワイヤをその軸周りに回転させたときのマーカの変化過程を示す図である。 図6は、図1に示すガイドワイヤをその軸方向に沿って移動させたときのマーカの変化過程を示す図である。 図7は、本発明のガイドワイヤの第2実施形態を示す側面図である。 図8は、本発明のガイドワイヤの第3実施形態を示す側面図である。
以下、本発明のガイドワイヤを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のガイドワイヤの第1実施形態を示す部分縦断面図、図2は、図1中の一点鎖線で囲まれた領域[A]の縦断面図、図3は、図1に示すガイドワイヤにおけるマーカの斜視図、図4は、図3中のB−B線断面図、図5は、図1に示すガイドワイヤをその軸周りに回転させたときのマーカの変化過程を示す図、図6は、図1に示すガイドワイヤをその軸方向に沿って移動させたときのマーカの変化過程を示す図である。なお、以下では、説明の都合上、図1、図2、図5および図6中(図7、図8も同様)の右側を「基端」、左側を「先端」と言う。また、図1中では、理解を容易にするため、ガイドワイヤの長さ方向を短縮し、ガイドワイヤの太さ方向を誇張して模式的に図示しており、長さ方向と太さ方向の比率は実際とは異なる。
図1に示すガイドワイヤ1は、カテーテル(内視鏡も含む)の内腔に挿入して用いられるカテーテル用ガイドワイヤであって、可撓性または柔軟性を有する芯線(線材)3で構成されたワイヤ本体2と、螺旋状のコイル4と、樹脂被覆層6と、環状部材(段差埋め部材)5と、マーカ12とを備えている。
本実施形態では、ワイヤ本体2は、長尺な1本の連続した芯線3で構成されており、この芯線3の横断面形状は、円形をなしている。但し、本発明では、これに限らず、芯線3は、同一または異なる材料の複数本の芯線(線材)を例えば溶接やろう接等により接合(連結)したものでもよい。なお、芯線3が、例えば、2本の芯線を接合したものである場合、その接合部は、後述する本体部32と、テーパ部34と、小径部36とのうちのいずれに位置していてもよい。
ガイドワイヤ1の全長は、特に限定されないが、200〜5000mm程度であるのが好ましい。また、ガイドワイヤ1の外径(平均)は、特に限定されないが、0.2〜1.2mm程度であるのが好ましい。
芯線3は、ガイドワイヤ1のほぼ全長に渡って延びており、ガイドワイヤ1の本体部分に対応する本体部32と、その先端側に位置するテーパ部(外径漸減部)34と、その先端側に位置する小径部36とで構成されている。本体部32は、その外径がほぼ一定であり、テーパ部34は、その外径が先端方向に向かって漸減しており(先細りとなっており)、小径部36は、その外径がほぼ一定である。
芯線3にテーパ部34を設けたことにより、本体部32とテーパ部34との境界部付近から先端方向に向かって芯線3の柔軟性が徐々に(連続的に)増し、その結果、ガイドワイヤ1の柔軟性が増すので、生体に挿入する際の操作性や安全性が向上する。
このテーパ部34の途中から基端側にわたって、マーカ12が形成されている(図1参照)。これにより、ガイドワイヤ1(ワイヤ本体2)の比較的柔軟性が高い部分、すなわち、変形し易い部分にマーカ12が配されることとなり、よって、当該部分が湾曲した(変形した)とき、その湾曲の程度を確実に確認することができる。
また、テーパ部34の先端側に小径部36を有することにより、最先端の柔軟な部分を長くでき、最先端部分がより柔軟になるという効果が生じる。
また、芯線3の小径部36の少なくとも一部が、リシェイプ(形状付け)可能なリシェイプ部となっていてもよい。このリシェイプ部の形状は、平板状または角柱状等が好ましい。
芯線3の本体部32の外径は、特に限定されないが、0.3〜1.0mm程度とするのが好ましく、0.4〜0.7mm程度とするのがより好ましい。
芯線3の小径部36の外径は、特に限定されないが、0.05〜0.3mm程度とするのが好ましく、0.1〜0.2mm程度とするのがより好ましい。なお、小径部36の外径は、一定である場合に限らず、外径が先端に向かって漸減しているものでもよい。
また、テーパ部34の長さは、ガイドワイヤ1の用途や種類により種々異なり、特に限定されるものではないが、好ましくは10〜300mm程度、より好ましくは30〜250mm程度とすることができる。
また、小径部36の長さは、特に限定されるものではないが、好ましくは0〜100mm程度、より好ましくは10〜50mm程度とすることができる。
なお、テーパ部34のテーパ角度(外径の減少率)は、芯線3(ワイヤ本体2)の長手方向に沿って一定でもよく、また、長手方向に沿って変化する部位があってもよい。また、テーパ部34は、1箇所に限らず、2箇所以上に設けられていてもよい。
芯線3の構成材料としては、例えば、ステンレス鋼、Ni−Ti系合金、Ni−Al系合金、Cu−Zn系合金等の超弾性合金等の種々の金属材料や、比較的高剛性の樹脂材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、芯線3(ワイヤ本体2)の先端部の外周、すなわち、図示の構成では、芯線3の小径部36の外周およびテーパ部34の途中までの外周には、コイル4が配置されている。このコイル4は、素線(細線)(線材)を螺旋状に巻回(形成)してなる部材であり、芯線3(ワイヤ本体2)の先端側の部分(外周)を覆うように設置されている。図示の構成では、芯線3の先端側の部分(先端部)は、コイル4の内側のほぼ中心部に挿通されている。また、芯線3の先端側の部分は、コイル4の内面と非接触で挿通されている。
コイル4の基端は、芯線3のテーパ部34の途中に位置しており、それよりも基端側に、マーカ12が位置している。これにより、コイル4とマーカ12との位置的な干渉を防止することができ、ガイドワイヤ1の構造が簡単なものとなる。なお、マーカ12は、コイル4の外周側にまで形成されていてもよい、すなわち、側面視でコイル4と重なるように形成されていてもよい。
なお、図示の構成では、コイル4は、外力を付与しない状態で、螺旋状に巻回された素線同士の間に隙間が空いているが、図示と異なり、外力を付与しない状態で、螺旋状に巻回された素線同士が隙間なく密に配置されていてもよい。
コイル4は、金属材料で構成されているのが好ましい。コイル4を構成する金属材料としては、例えば、ステンレス鋼、超弾性合金、コバルト系合金や、金、白金、タングステン等の貴金属またはこれらを含む合金(例えば白金−イリジウム合金)等が挙げられる。特に、貴金属のようなX線不透過材料(X線造影性を有する材料)で構成した場合には、ガイドワイヤ1にX線造影性が得られ、X線透視下で先端部の位置を確認しつつ生体内に挿入することができ、好ましい。また、コイル4は、その先端側と基端側とを異なる材料で構成してもよい。例えば、先端側をX線不透過材料のコイル、基端側をX線を比較的透過する材料(ステンレス鋼など)のコイルにて各々構成してもよい。なお、コイル4の全長は、特に限定されないが、5〜500mm程度であるのが好ましい。また、本実施形態の場合、コイル4は、素線の横断面が円形のものを用いているが、これに限らず、素線の横断面が例えば楕円形、四角形(特に長方形)等のものであってもよい。
コイル4の基端部および先端部は、それぞれ、固定材料81および82により芯線3に固定(固着)されている。
これらの固定材料81および82、すなわち、芯線3とコイル4とを固定する2つの固定部は、後述する環状部材5より先端側に設けられており、環状部材5と接触していない。これにより、固定材料81を介して芯線3と環状部材5とが導通するのを防止することができ、これによって、ガイドワイヤの外表面と芯線3とが導通するのを防止することができる。
固定材料81および82は、それぞれ、半田(ろう材)で構成されている。なお、固定材料81および82は、それぞれ、半田に限らず、例えば、接着剤でもよい。また、コイル4の固定方法は、固定材料によるものに限らず、例えば、溶接でもよい。
また、ガイドワイヤ1は、芯線3(ワイヤ本体2)の先端部、コイル4、固定材料81および82の外周(外表面)を覆う樹脂被覆層6を有している。この樹脂被覆層6は、芯線3の先端部の外周に密着している。
なお、図示の構成では、樹脂被覆層6は、コイル4内に入り込んでいるが、コイル4内に入り込んでいなくてもよい。
樹脂被覆層6は、種々の目的で形成することができるが、その一例として、ガイドワイヤ1を血管等に挿入する際の安全性の向上を目的として設けることができる。この目的のためには、樹脂被覆層6は、柔軟性に富む材料(軟質材料、弾性材料)で構成されているのが好ましい。この材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル(PET、PBT等)、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、ポリスチレン、シリコーン樹脂、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマー等の熱可塑性エラストマー、ラテックスゴム、シリコーンゴム等の各種ゴム材料、またはこれらのうちに2以上を組み合わせた複合材料が挙げられる。
特に、樹脂被覆層6が前述した熱可塑性エラストマーや各種ゴム材料で構成されたものである場合には、ガイドワイヤ1の先端部の柔軟性がより向上するため、血管等への挿入時に、血管内壁等を傷つけることをより確実に防止することができ、安全性が極めて高い。
また、樹脂被覆層6中には、X線不透過材料(X線造影性を有する材料)で構成された粒子(フィラー)が分散されていてもよい。これにより、ガイドワイヤ1にX線造影性が得られ、X線透視下で先端部の位置を確認しつつ生体内に挿入することができる。前記粒子の構成材料としては、X線不透過材料であれば特に限定されないが、例えば、金、白金、タングステン等の貴金属またはこれらを含む合金(例えば白金−イリジウム合金)等を用いることができる。
樹脂被覆層6の厚さは、特に限定されず、樹脂被覆層6の形成目的や構成材料、形成方法等を考慮して適宜されるが、通常は、その厚さ(平均)は、30〜300μm程度であるのが好ましく、50〜200μm程度であるのがより好ましい。樹脂被覆層6の厚さが薄すぎると、樹脂被覆層6の形成目的が十分に発揮されないことがある。また、樹脂被覆層6の厚さが厚すぎると、ワイヤ本体2(ガイドワイヤ1)の物理的特性に影響を与えるおそれがある。なお、樹脂被覆層6は、2層以上の積層体でもよい。
また、樹脂被覆層6の先端面は、丸みを帯びている。これにより、ガイドワイヤ1の血管等への挿入時に、樹脂被覆層6(ガイドワイヤ1)の先端面で血管内壁等を傷つけることをより確実に防止することができる。
ガイドワイヤ1は、樹脂被覆層6の基端側に、樹脂被覆層6の基端部とワイヤ本体2との間の段差空間を埋めるように設けられた環状部材5を有している。なお、樹脂被覆層6の基端の外径は、その樹脂被覆層6の基端におけるワイヤ本体2の外径より大きく、前記段差空間は、これらの外径の差により生じるものである。
また、環状部材5の先端52の外径は、樹脂被覆層6の基端の外径と略等しく、樹脂被覆層6の基端面61に、環状部材5の先端面53が接合(密着)している。この場合、樹脂被覆層6は、環状部材5の先端52を基端側に越えて、環状部材5に被らないようになっている。すなわち、環状部材5の先端52と樹脂被覆層6の基端との間で、段差のない連続面を形成している。
また、環状部材5の外径は、先端側から基端側に向かって(基端方向に向かって)漸減しており、環状部材5の基端51の外径は、先端52の外径より小さい。そして、環状部材5の基端51の外径は、その環状部材5の基端51におけるワイヤ本体2(被覆層7)の外径と略等しい。すなわち、ワイヤ本体2(被覆層7)と環状部材5の基端51との間で、段差のない連続面を形成している。環状部材5の基端51の外径は、芯線3の本体部32の外径よりも小さい。環状部材5は、0.5〜15mmの長さを有している。
また、環状部材5の基端51の内径は、先端52の内径より大きい。これは、後述するように、環状部材5が、芯線3のテーパ部34に位置しているためである。なお、基端51の内径が先端52の内径と同じであってもよい。
この環状部材5により、樹脂被覆層6の基端部が、ガイドワイヤ1と組み合わせて使用するカテーテルの先端や内視鏡の起上台等の医療器具に引っ掛かってしまうのを防止することができ、これによって、樹脂被覆層6が剥離してしまのを防止することができる。また、前記段差によるガイドワイヤ1の摺動性の低下を防止することができる。
また、環状部材5の傾斜角度θ(テーパ角度)(外径の減少率)は、本実施形態では、芯線3(ワイヤ本体2)の長手方向に沿って一定である。なお、傾斜角度θは、長手方向に沿って変化する部位があってもよい。この傾斜角度θは、30°以下であるのが好ましく、2〜25°程度であるのがより好ましく、5〜20°程度であるのがさらに好ましい。これにより、環状部材5が、ガイドワイヤ1と組み合わせて使用するカテーテルの先端や内視鏡の起上台等の医療器具に引っ掛かってしまうのを防止することができる。
また、環状部材5の硬度(硬さ)は、樹脂被覆層6の硬度よりも高く設定されているのが好ましい。これにより、環状部材5が、ガイドワイヤ1と組み合わせて使用するカテーテルの先端や内視鏡の起上台等の医療器具に引っ掛かってしまうのを防止することができる。
また、環状部材5の先端面53と内周面とのいずれか一方または両方が、粗面化されていてもよい。環状部材5の先端面53が粗面化されていると、樹脂被覆層6との密着性が向上し、また、内周面が粗面化されていると、後述する固定材料9との密着性が向上する。
また、環状部材5の構成材料としては、特に限定されず、例えば、各種樹脂材料、各種金属材料等を用いることができる。例えば、樹脂被覆層6と同一の構成材料を用いることもでき、また、樹脂被覆層6と異なる構成材料を用いることもできる。
但し、環状部材5は、金属材料(金属)または硬質の樹脂材料(樹脂)で構成されているのが好ましく、特に、金属材料で構成されているのが好ましい。環状部材5を構成する金属材料としては、例えば、ステンレス鋼、チタン、チタン合金、Ni−Ti合金、アルミニウム、金、白金等を用いることができる。金や白金などの貴金属、またはその合金にて構成することによってX線造影性が向上する。また、環状部材5を金属材料で構成する場合は、その環状部材5の外周を図示しない被覆層で覆ってもよい。この被覆層の構成材料としては、特に限定されず、例えば、各種樹脂材料、各種セラミックス、各種金属材料等を用いることができるが、特に、絶縁材料を用いるのが好ましい。また、環状部材5を硬質の樹脂材料で構成する場合、その材料としては、例えば、ポリカーボネート、ポリアミド(ナイロン)、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリフェニレンサルファイド等を用いることができる。
また、環状部材5は、芯線3(ワイヤ本体2)の外周に設けられた固定材料9により、芯線3(ワイヤ本体2)に固定(固着)されている。
固定材料9は、接着剤で構成されており、特に、絶縁性の接着剤で構成されているのが好ましい。これにより、芯線3と環状部材5とを絶縁することができ、これによって、例えば、電流を流して使用する医療器具をガイドワイヤ1に沿って配置する場合、環状部材5の外表面からの漏電等を防止することができる。
なお、固定材料9は、接着剤に限らず、例えば、環状部材5を金属材料で構成する場合、半田(ろう材)等でもよい。また、環状部材5の固定方法は、固定材料によるものに限定されないことは、言うまでもない。
また、環状部材5は、芯線3(ワイヤ本体2)のテーパ部34に位置している。図示の構成では、環状部材5の全部(全体)が、テーパ部34に位置しているが、これに限らず、環状部材5の一部のみが、テーパ部34に位置していてもよい。
この環状部材5は、ワイヤ本体2の環状部材5より基端側と先端側との剛性(曲げ剛性、ねじり剛性)の差を緩和する機能を有している。すなわち、前述したように、芯線3のテーパ部34では、その外径が先端方向に向かって漸減しており、剛性が先端方向に向かって低くなってゆく。一方、ワイヤ本体2の環状部材5の先端側には、樹脂被覆層6が設けられており、環状部材5が設けられていない場合は、その樹脂被覆層6の基端において、剛性が急激に増大し、キンク(折れ曲がり)が生じ易い。しかし、このガイドワイヤ1では、環状部材5により、樹脂被覆層6の基端における剛性の急激な増大が防止され、その樹脂被覆層6の基端におけるキンクを防止することができる。
さて、本発明では、ガイドワイヤ1は、X線透視下で使用される他、例えば、内視鏡を介して使用されるもの、より詳しくは、内視鏡のルーメンに挿入されたカテーテルを生体管腔等の目的部位まで誘導するのに用いられるガイドワイヤ(以下、「経内視鏡ガイドワイヤ」と言う)に適用することもできる。以下、本実施形態では、代表的に、ガイドワイヤ1を経内視鏡ガイドワイヤに適用した場合を説明する。
経内視鏡ガイドワイヤでは、ガイドワイヤ1の外表面に、当該ガイドワイヤ1(ワイヤ本体2)の生体内での位置を示す機能を有する視認マーカを設け、内視鏡を介してその視認マーカを視認する。本実施形態では、この視認マーカに相当するものがマーカ12である。このマーカ12は、下地層(中間層)13介して、ワイヤ本体2の外周に設けられている(図2参照)。また、ガイドワイヤ1では、マーカ12および下地層を被覆する被覆層7も設けられている(図2参照)。
図1に示すように、マーカ12は、第1の線状部121と第2の線状部122とで構成されている。
第1の線状部121は、螺旋状に巻回したものである。これにより、第1の線状部121がワイヤ本体2の全周にわたって設けられる。また、第1の線状部121は、隣接する線同士が離間した疎巻きになっている。
第2の線状部122は、第1の線状部121と同様に螺旋状をなしているが、その巻回方向は、第1の線状部121の螺旋の巻回方向と反対方向となっている。これにより、第2の線状部122がワイヤ本体2の全周にわたって設けられる。また、第2の線状部122は、第1の線状部121と同様に、隣接する線同士が離間した疎巻きになっている。
第1の線状部121と第2の線状部122とがこのように形成されていることにより、これらの線状部同士が互いに複数の箇所で交差することとなり、よって、マーカ12は、全体としての形状が格子状をなすものとなる。
なお、図2に示すように、第1の線状部121および第2の線状部122は、それぞれ、下地層13より隆起して、その縦断面形状が半長円状をなすものであり、その頂部が凸状に湾曲している。また、第1の線状部121および第2の線状部122の高さは、特に限定されないが、例えば、3〜8μmであるのが好ましく、3〜5μmであるのがより好ましい。
ガイドワイヤ1を体外から内視鏡を介して観察した際には、マーカ12は、図5や図6に示すような状態で観察される。図5を参照しつつ、ガイドワイヤ1をその軸周りに回転した場合について説明し、図6を参照しつつ、ガイドワイヤ1をその軸方向に沿って移動した場合について説明する。
まず、ガイドワイヤ1をその軸周りに回転させた場合について説明する。
図5(a)は、ガイドワイヤ1を回転させる前の状態を示す。そして、ガイドワイヤ1を図中の矢印方向へ所定量(角度)回転させと、図5(b)に示す状態となる。
前述したように、マーカ12には、第1の線状部121と第2の線状部122とが交差した交差部(交点)123が複数形成されている(図1参照)。ここで、実際に観察することができる(図5(a)中の)第1の線状部121と第2の線状部122との交差部123a、123b、123c、123d、123eおよび123fに着目すると、これらの交差部123a〜123fは、図5(b)中では、図5(a)の状態よりも図中下方に向かって移動している。
このようにマーカ12を視認することができることにより、ガイドワイヤ1にトルクをかけて当該ガイドワイヤ1をその軸周りに回転させた際に、「ガイドワイヤ1が回転した」ということを確実に確認する(把握する)ことができる。
また、ガイドワイヤ1を前記とは反対方向に回転させると、交差部123a〜123fは、図5(a)の状態よりも図中上方に向かって移動する。これにより、ガイドワイヤ1がどちらの方向に回転しているのか、すなわち、ガイドワイヤ1の回転方向も確認することができる。
次に、ガイドワイヤ1をその軸方向に沿って移動させた場合について説明する。
図6(a)は、ガイドワイヤ1を移動させる前の状態を示す。そして、ガイドワイヤ1を図中の矢印方向へ所定量(距離)移動させと、図6(b)に示す状態となる。
ここで、実際に観察することができる(図6(a)中の)第1の線状部121と第2の線状部122との交差部123a〜123fに着目すると、これらの交差部123a〜123fは、図6(b)中では、図6(a)の状態よりも先端方向(図中左方)に向かって移動している。また、交差部123aおよび123bは、視角(視野領域)から外れる(消える)。
このようにマーカ12を視認することができることにより、ガイドワイヤ1を先端方向に向けて押し込んで当該ガイドワイヤ1をその軸方向に沿って移動させた際に、「ガイドワイヤ1が移動した」ということを確実に確認する(把握する)ことができる。
また、ガイドワイヤ1を引張って前記とは反対方向に移動させると、交差部123a〜123fは、図6(a)の状態よりも基端方向(図中右方)に向かって移動する。これにより、ガイドワイヤ1がどちらの方向に向かって移動しているのか、すなわち、ガイドワイヤ1の移動方向も確認することができる。
以上のように、ガイドワイヤ1では、当該ガイドワイヤ1をその軸に沿って移動させるかまたは軸周りに回転させたとき、マーカ12の前述した変化により、ガイドワイヤ1の実際の変位が移動であるかまたは回転であるかを確実に識別することがきる。
また、従来のような1本の螺旋状をなすマーカを有するガイドワイヤでは、当該ガイドワイヤにトルクをかけてその軸周りに回転させたとしても、その回転させたという意に反して、ガイドワイヤがあたかも前進または後退して(移動して)いるように錯覚してしまう。例えば、理髪店のサインポールにおける赤や青の縞模様は、実際には回転しているのみであるが、それにも関わらず、あたかも上へ上へ移動しているように見えるのと同様の現象である。しかしながら、ガイドワイヤ1では、このような錯覚(不具合)を確実に防止することができ、操作性に優れている。
図1に示すように、ワイヤ本体2の軸方向の同じ位置、すなわち、ワイヤ本体2の本体部32とテーパ部34とでは、第1の線状部121の螺旋のピッチと第2の線状部122の螺旋のピッチとは、同じ大きさになっている。これにより、マーカ12の形成領域において複数の交差部123が好適に分散され、よって、各交差部123に対する視認性が向上する。また、ガイドワイヤ1の回転と、ガイドワイヤ1の押し引き(移動)とを区別するのが容易となると言う利点がある。
また、マーカ12には、テーパ部34で第1の線状部121および第2の線状部122のそれぞれの螺旋のピッチが先端方向に向かって徐々に減少したピッチ減少部124が形成されている。このピッチ減少部124を確認することにより、当該部分でワイヤ本体2が細くなっており、変形し易い(柔軟性が高い)ことを把握することができる。
図1(図5、図6も同様)に示すように、第1の線状部121の幅(平均)と、第2の線状部122の幅(平均)とは、同じ大きさになっている。これにより、マーカ12を形成する際に、各線状部に応じてその幅を変えるのを省略することができる。よって、マーカ12の形成が容易となる。
なお、第1の線状部121および第2の線状部122は、それぞれ、その幅がワイヤ本体2の平均直径の0.5〜2倍であるのが好ましく、0.5〜1.5倍であるのがより好ましい。このような数値範囲の上限値を超えると、マーカ12を視認する際、内視鏡から照射される光の強度によってはハレーションが生じる場合がある。
また、第1の線状部121と第2の線状部122とは、互いに色が同じであっても、異なっていてもよいが、特に、異なっているのが好ましい。第1の線状部121と第2の線状部122とが互いに異色である場合、ガイドワイヤ1をその軸周りに回転させたとき、第1の線状部121と第2の線状部122とが互いに離間するように視認されれば、その回転は、図5中の矢印方向の回転であるのが分かる。また、それとは逆に、第1の線状部121と第2の線状部122とが互いに接近するように視認されれば、前記とは逆、すなわち、図5中の矢印方向とは反対方向の回転であるのが分かる。
図3に示すように、マーカ12では、交差部123の高さが、その他の部分、すなわち、第1の線状部121および第2の線状部122の交差部123を除いた部分の高さよりも高くなっている。なお、交差部123の高さは、特に限定されないが、例えば、3〜10μmであるのが好ましく、5〜8μmであるのがより好ましい。
前述したように、マーカ12は、被覆層7で被覆されている。この被覆層7は、その外表面(ガイドワイヤ1の外表面)において、交差部123(マーカ12)が配置された部位が、第1の線状部121または第2の線状部122が配置されている部位に対して隆起する。すなわち、例えば図4に示すように、交差部123が配置された部位に、隆起部(隆起している部分)(凸部)71が形成され、第2の線状部122のみ配置されている部位に、窪み部(窪んだ部分)(凹部)72が形成されている。これは、被覆層7の厚さが比較的薄いので、被覆層7の外表面は、交差部123の影響を受けて、その交差部123の形状やパターンに対応して隆起する(対応した形状になる)ためである。また、被覆層7は、ガイドワイヤ1の外表面において、交差部123が配置された部位が、第1の線状部121および第2の線状部122が配置されていない部位に対して隆起する。すなわち、交差部123が配置された部位に、隆起部71が形成され、第1の線状部121および第2の線状部122が配置されていない部位に、窪み部72が形成されている。第1の線状部121および第2の線状部122が配置されていない部位は、第1の線状部121または第2の線状部122が配置されている部位よりも、交差部123が配置された部位に対して窪んでいる。
これにより、交差部123が配置された部位は、ガイドワイヤ1の外表面上に点在する。隆起した部分が螺旋状の場合は、カテーテルの内腔や内視鏡のルーメンに線接触であるのに対して、交差部123が配置された部位の隆起は、ルーメン等に点接触であるので、被覆層7の外表面と、カテーテルの内腔や内視鏡のルーメンとの接触面積が小さくなり、摩擦抵抗(摺動抵抗)が低減されて摺動性が向上し、ガイドワイヤ1の操作性が良好なものとなる。
また、隆起部71および窪み部72は、被覆層7を直接加工して形成されるものではなく、被覆層7の直下の交差部123の影響を受けて形成されるので、被覆層7の外表面には尖った角部や頂部等は形成されず、その外表面は滑らかになる。すなわち、隆起部71は、第1の線状部121および第2の線状部122の頂部の丸みにならって、これと同様の丸みを帯びる。これにより、摺動性がさらに向上し、また、安全性が非常に高い。
第1の線状部121および第2の線状部122は、それぞれ、樹脂と顔料とを含む材料で構成されている。第1の線状部121の構成材料と第2の線状部122の構成材料とは、ほぼ同じであるため、以下、第1の線状部121の構成材料について代表的に説明する。
第1の線状部121の色は、主に、第1の線状部121に含まれる顔料の種類や特性と、樹脂材料の組成や特性(特に色調等)と、顔料の含有量とによって決まり、これらを調整することにより、自在に設定することができるようになっている。
ここで、内視鏡を通してガイドワイヤ1の動きを認識するには、第1の線状部121の色は、重要な要素の1つであり、これは、下地となる下地層13の色との組み合わせを考慮すべきである。
1例として、下地層13が、銀白色(金属色)、灰色または黒色であり、第1の線状部121が、赤色または黄色の場合、両者の色の明度の差は大きく(高コントラスト)、これにより、第1の線状部121の視認性は高く、好ましい。また、両者の色が例えば補色の関係にある場合も同様に、第1の線状部121の視認性は高く、好ましい。また、例えば、黒または濃色(チャコールグレー、こげ茶色、紺色、紫色等)に対して、黄色、黄緑色、オレンジ色等や、青に対して、赤色、オレンジ色、ピンク色等、明確なコントラストを発現する組み合わせを選択することは、特に好ましい。また、濃淡が異なる同系色、例えば紺色と水色、小豆色とピンク色であってもよい。
第1の線状部121の構成材料に含まれる樹脂としては、特に限定されないが、下記(1)または(2)であるのが好ましい。
(1)第1の線状部121の構成材料に含まれる樹脂としては、融点が200℃以上の樹脂(耐熱樹脂)を用いるのが好ましく、融点が200〜300℃程度の樹脂を用いるのがより好ましい。
融点が200℃以上の樹脂としては、例えば、ポリスルホン、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアリレンケトン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレンサルファイド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリイミドスルホン、ポリアリルスルホン、ポリアリルエーテルスルホン、ポリエステル、ポリエーテルスルホンや、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、エチレン-テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)等のフッ素系樹脂等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
(2)第1の線状部121の構成材料に含まれる樹脂としては、熱硬化性樹脂を用いるのが好ましい。
熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル(不飽和ポリエステル)、ポリイミド、シリコーン樹脂、ポリウレタン等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、第1の線状部121中の顔料の含有量は、顔料の種類や特性、樹脂材料の組成や特性にもよるが、良好な色を得るためには、第1の線状部121全体に対し、10〜99重量%程度であるのが好ましく、20〜50重量%程度であるのがより好ましい。
第1の線状部121中における顔料は、均一に分散されているのが好ましいが、例えば第1の線状部121の外表面側に偏在していてもよい。この顔料は、無機顔料、有機顔料のいずれでもよいが、耐熱性の点で好ましくは無機顔料である。無機顔料としては、カーボンブラック、雲母、二酸化チタン、ニッケルチタンイエロー、プルシアンブルー、ミロリーブルー、コバルトブルー、ウルトラマリン、ヴィリジアン等が使用可能である。なお、顔料は、1種を単独で用いてもよく、2種類以上を併用(特に混合)してもよい。また、顔料の平均粒径は、特に限定されず、例えば、0.3〜5μmであるのが好ましく、0.5〜3μmであるのがより好ましい。
このようなマーカ12は、例えば、以下に記載するように形成することができる。
第1の線状部121および第2の線状部122のうち、第1の線状部121を第2の線状部122よりも先行して形成する。
第1の線状部121を形成するには、まず、ワイヤ本体2となる芯線3に対して、第1の線状部121を形成すべき領域を除く部分に、マスキングテープを螺旋状に巻回して貼り付ける。
次に、芯線3のマスキングテープが巻回されていない、露出した部分に、前記顔料が添加された液状の前記樹脂材料(以下これを「液状材料」と言う)を塗布する(付与する)。この塗布方法としては、例えば、スプレーを用いる方法や浸漬による方法等が挙げられる。
次に、塗布された液状材料を乾燥させる。その後、マスキングテープを剥がす(取り外す)。
このような工程により、第1の線状部121を形成することができる。次いで、第2の線状部122を形成する。
第2の線状部122を形成するには、まず、第1の線状部121が形成された芯線3に対して、第2の線状部122を形成すべき領域を除く部分に、マスキングテープを前記とは反対方向に螺旋状に巻回して貼り付ける。
次に、第1の線状部121を形成するのと同様に、芯線3のマスキングテープが巻回されていない、露出した部分に液状材料を塗布する。
次に、塗布された液状材料を乾燥させる。その後、マスキングテープを剥がす(取り外す)。
このような工程により、第1の線状部121上に一部が重なる第2の線状部122を形成することができる。よって、交差部123が隆起した格子状のマーカ12を容易かつ確実に形成することができる。
なお、第1の線状部121および第2の線状部122は、それぞれ、1本ずつ形成されていてもよいし、複数本ずつ形成されていてもよい。また、それらの形成数は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、第1の線状部121と第2の線状部122とは、図1に示す構成では互いに幅が同じであるが、これに限定されず、互いに幅が異なっていてもよい。
図2、図4に示すうように、マーカ12および下地層13を被覆する被覆層7が形成されている。この被覆層7は、マーカ12を視認可能な程度の透明性を有している。
被覆層7は、種々の目的で形成することができるが、その一例として、ガイドワイヤ1の摩擦(摺動抵抗)を低減し、摺動性を向上させることによってガイドワイヤ1の操作性を向上させることがある。
ガイドワイヤ1の摩擦(摺動抵抗)の低減を図るためには、被覆層7は、以下に述べるような摩擦を低減し得る材料で構成されているのが好ましい。これにより、ガイドワイヤ1とともに用いられるカテーテルの内壁の摩擦抵抗(摺動抵抗)が低減されて摺動性が向上し、カテーテルや内視鏡内でのガイドワイヤ1の操作性がより良好なものとなる。また、ガイドワイヤ1の摺動抵抗が低くなることで、ガイドワイヤ1を内視鏡(カテーテルについても同様)内で移動および/または回転した際に、ガイドワイヤ1のキンク(折れ曲がり)やねじれをより確実に防止することができる。
また、被覆層7は、絶縁材料で構成されているのが好ましい。その理由は、被覆層7の先端部が環状部材5内に入り込んで被覆層7の外周に環状部材5が位置するので、被覆層7を絶縁材料で構成することにより、芯線3と環状部材5とを絶縁することができる。これにより、例えば、電流を流して使用する医療器具をガイドワイヤ1に沿って配置する場合、環状部材5の外表面からの漏電等を防止することができる。
このような摩擦を低減し得る絶縁材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル(PET、PBT等)、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリカーボネート、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂(PTFE、ETFE、PFA等)、またはこれらの複合材料が挙げられる。
その中でも特に、フッ素系樹脂(またはこれを含む複合材料)を用いた場合には、ガイドワイヤ1とカテーテルの内壁との摩擦抵抗(摺動抵抗)をより効果的に低減し、摺動性を向上させることができ、カテーテル内でのガイドワイヤ1の操作性がより良好なものとなる。また、これにより、ガイドワイヤ1を内視鏡内で移動および/または回転した際に、ガイドワイヤ1のキンク(折れ曲がり)やねじれをより確実に防止することができる。
被覆層7の平均厚さは、特に限定されないが、例えば、10〜40μmであるのが好ましく、20〜30μmであるのがより好ましい。
図2、図4に示すように、マーカ12とワイヤ本体2との間には、マーカ12と異なる色の下地層13が形成されている。この下地層13の構成材料としては、特に限定されず、例えば、被覆層7と同様のものを用いることができる。例えば、下地層13の構成材料にフッ素系樹脂(またはこれを含む複合材料)を用いた場合には、焼きつけ、吹きつけ等の方法により、樹脂材料を加熱した状態で、芯線3への被覆を行うことができる。これにより、芯線3と下地層13との密着性は特に優れたものとなる。そして、この下地層13を介して、マーカ12および被覆層7が芯線3に対して固着する。
下地層13の平均厚さは、特に限定されないが、例えば、3〜20μmであるのが好ましく、5〜10μmであるのがより好ましい。
なお、ガイドワイヤ1の少なくとも先端部の外面には、親水性材料がコーティングされているのが好ましい。これにより、親水性材料が湿潤して潤滑性を生じ、ガイドワイヤ1の摩擦(摺動抵抗)が低減し、摺動性がさらに向上する。従って、ガイドワイヤ1の操作性がさらに向上する。
親水性材料としては、例えば、セルロース系高分子物質、ポリエチレンオキサイド系高分子物質、無水マレイン酸系高分子物質(例えば、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体のような無水マレイン酸共重合体)、アクリルアミド系高分子物質(例えば、ポリアクリルアミド、ポリグリシジルメタクリレート−ジメチルアクリルアミド(PGMA−DMAA)のブロック共重合体)、水溶性ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。
このような親水性材料は、多くの場合、湿潤(吸水)により潤滑性を発揮し、ガイドワイヤ1とともに用いられるカテーテル(管体)または内視鏡の内壁との摩擦抵抗(摺動抵抗)を低減する。これにより、ガイドワイヤ1の摺動性がさらに向上し、カテーテル内でのガイドワイヤ1の操作性がより良好なものとなる。
<第2実施形態>
図7は、本発明のガイドワイヤの第2実施形態を示す側面図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第1の線状部および第2の線状部の形成状態(形成条件)が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図7に示すガイドワイヤ1Aのマーカ12Aでは、第1の線状部121の螺旋のピッチと第2の線状部122の螺旋のピッチとが、互いに異なる大きさになっている。図示の構成では、第2の線状部122の螺旋のピッチが第1の線状部121の螺旋のピッチよりも小さく設定されている。
このような構成は、交差部123の形成数を比較的多く設定したい場合に有効である。
また、第1の線状部121の幅(平均)と、第2の線状部122の幅(平均)とは、互いに大きさが異なっている。図示の構成では、第1の線状部121の幅が第2の線状部の幅よりも大きく(太く)設定されている。
このような構成により、本実施形態における各交差部123の大きさを前記第1実施形態における各交差部123の大きさよりも大きく設定することができる。これにより、各交差部123の視認性が向上する、すなわち、各交差部123をより見易いものとすることができる。
<第3実施形態>
図8は、本発明のガイドワイヤの第3実施形態を示す側面図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第1の線状部および第2の線状部の形成状態(形成条件)が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図8に示すガイドワイヤ1Bのマーカ12Bでは、第1の線状部121および第2の線状部122のそれぞれの幅が先端方向に向かって漸減している。この幅が漸減した部分(幅漸減部)は、ワイヤ本体2のテーパ部34に形成されているのが好ましい。このような部分を確認することにより、当該部分でワイヤ本体2が細くなっており、変形し易い(柔軟性が高い)ことを把握することができる。
また、第1の線状部121および第2の線状部122のそれぞれの幅に応じて、各交差部123の側面視での大きさが異なる。このような構成は、ワイヤ本体2の外径に応じて各交差部123の大きさを変えたい場合に有効である。例えば、図8に示すように、ワイヤ本体2のテーパ部34では、各交差部123の大きさを小さくし、テーパ部34よりも外径(平均)が大きい本体部32では、各交差部123の大きさを大きくすることができる。これにより、各交差部123が見易いものとなる。
以上、本発明のガイドワイヤを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ガイドワイヤを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のガイドワイヤは、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、第1の線状部および第2の線状部は、それぞれ、液状材料を乾燥させて形成されたものに限定されず、例えば、帯状(リボン状)の部材を螺旋状に巻回したものであってもよい。
本発明のガイドワイヤは、長尺なワイヤ本体と、前記ワイヤ本体の少なくとも先端側の部分に、その全周にわたって設けられ、生体内での前記ワイヤ本体の位置を示す機能を有するマーカとを備え、前記マーカは、第1の線状部と第2の線状部とを互いに複数の箇所で交差させて、全体として格子状をなすような形状をなしている。そのため、マーカには、第1の線状部と第2の線状部とが交差した交差部が複数形成され、これらの交差部のうちの所定の交差部について着目する(観察する)と、ガイドワイヤをその軸周りに回転させた際に、前記所定の交差部がガイドワイヤの径方向に移動するように見える。このようにマーカを視認することができることにより、ガイドワイヤをその軸周りに回転させた際に、「ガイドワイヤが回転した」ということを確実に確認する(把握する)ことができる。また、ガイドワイヤをその軸方向に沿って移動させた場合には、ガイドワイヤをその軸周りに回転させた場合と異なり、前記所定の交差部がガイドワイヤの軸方向に沿って移動するように見える。このように、ガイドワイヤでは、当該ガイドワイヤをその軸に沿って移動させるかまたは軸周りに回転させたとき、マーカの見え方が異なるため、ガイドワイヤの実際の変位が移動であるかまたは回転であるかを確実に識別することがきる。よって、ガイドワイヤをその軸周りに回転させた際に、その動きが軸方向へ沿った移動と錯覚するのを確実に防止することができ、操作性に優れる。また、マーカが、第1の線状部と第2の線状部との交差部がその他の部分よりも高さが高いものである場合には、交差部においてガイドワイヤの外表面が隆起することとなる。これにより、ガイドワイヤの外表面と、例えばカテーテルの内腔や内視鏡のルーメンとの接触面積が小さくなり、摩擦抵抗(摺動抵抗)が低減されて摺動性が向上し、ガイドワイヤの操作性が良好なものとなる。従って、本発明のガイドワイヤは、産業上の利用可能性を有する。

Claims (6)

  1. 長尺なワイヤ本体と、
    前記ワイヤ本体の少なくとも先端側の部分に、その全周にわたって設けられ、生体内での前記ワイヤ本体の位置を示す機能を有するマーカとを備え、
    前記マーカは、第1の線状部と第2の線状部とを互いに複数の箇所で交差させて、全体として格子状をなすような形状をなしており、前記第1の線状部および前記第2の線状部は、それぞれ隆起して、その頂部が凸状に湾曲しており、
    前記第1の線状部および前記第2の線状部のうちの一方の線状部上に他方の線状部の一部が重なって交差部が形成され、該交差部は、前記第1の線状部および前記第2の線状部の前記交差部を除いた部分よりも高さが高くなっていることを特徴とするガイドワイヤ。
  2. 前記マーカは、当該ガイドワイヤがその軸周りに回転したとき、その回転を体外より確認する機能を有する請求項1に記載のガイドワイヤ。
  3. 前記マーカは、当該ガイドワイヤがその軸方向に沿って移動したとき、その移動を体外より確認する機能を有する請求項1または2に記載のガイドワイヤ。
  4. 前記マーカは、前記ガイドワイヤがその軸に沿って移動するかまたは軸周りに回転したとき、その変位が移動であるかまたは回転であるかを体外より識別する機能を有する請求項1ないし3のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  5. 前記第1の線状部は、螺旋状をなし、前記第2の線状部は、前記第1の線状部の螺旋の巻回方向と反対方向に巻回した螺旋状をなす請求項1ないし4のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  6. 前記第1の線状部および前記第2の線状部は、それぞれの縦断面形状が半長円状をなす請求項1に記載のガイドワイヤ。
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