JP5536109B2 - ガラス製造システムおよび高品質の薄板ガラスを成形するための方法 - Google Patents

ガラス製造システムおよび高品質の薄板ガラスを成形するための方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本願は、2009年2月23日に出願された欧州特許出願公開第09 305 168.8号の優先権の便益を主張するものである。
本発明は、全般的にガラス製造の分野に関し、特に、ガラス製造システムおよび約2ミリメートル未満、より好ましくは約100マイクロメートル未満の厚さを有する高品質の薄板ガラスを成形するための方法に関する。
現在、パーソナルコンピュータ(PC)モニタ、テレビ(TV)モニタ、携帯情報端末(PDA)および他の手持ち式のデバイスなどのフラットディスプレイ用途の発展およびフラット有機LED(OLED)ディスプレイおよび照明技術の展望のため非常に高品質の板ガラスに対する需要が高まっている。特に、現在、可撓性もあり、かつ十分に薄い厚さ(例、概算で厚さ150マイクロメートル未満)を有する非常に高品質の板ガラスの需要が高まっている。
フュージョンドローまたはスロットドローを使用する既存のガラス製造システムおよび方法には、そのような厚さの薄い板ガラスを生成できるものがあるが、それらは製造コストが高いかまたは十分な表面品位にならないかのいずれかである。例えば、スロットドローを組み込んだ既存のガラス製造システムは厚さの薄い質の劣る板ガラスを生成し、製造コストも高い。対照的に、フュージョンドローを組み込んだ既存のガラス製造システムは厚さの薄い非常に良質の板ガラスを生成することができるが、それらは高い製造コストを有する。
加えて、フュージョンドローおよびスロットドローを組み込んだ既存のガラス製造システムは、容易に失透しないガラスの製造に限定される。特に、フュージョンドローおよびスロットドロー法では、フュージョンドロー法においてはアイソパイプ(isopipe)の根元、またはスロットドロー法においてはスロットの出口のような、溶融ガラスが静止体に接触する最終点において、例えば約50,000ポアズよりも高い、かなり高い粘度を有する溶融ガラスの搬送を必要とする。残念ながら、この粘度制限を満たさないガラスは多く、フュージョンドロー法またはスロットドロー法を利用する場合には、それらを薄板ガラスの製作に使用することはできない。したがって、高品質の薄板ガラスの製作に関連する上述の欠点および他の欠点に対処する需要がある。これらの需要および他の需要は、本発明のガラス製造システムおよび方法によって満たされる。
発明を解決するための手段
一態様において、本発明は、(a)溶融ガラスが案内流から自由落下流に変化する搬送システムと、(b)搬送システムから自由落下する溶融ガラスを受容し、溶融ガラスを圧延して板ガラスを成形する2つの回転ロールを有する回転ロールの対と、(c)板ガラスの2つの外縁部が板ガラスの中央部と比べてより高温にさらされる横断温度勾配を有する温度管理環境内で板ガラスを引き出すこととを含むガラス製造システムを提供する。温度管理環境は横断温度勾配を設けて板ガラスがほぼ一定の厚さを有するように板ガラスを延伸する。所望であれば、本方法ではまた、板ガラスの製造を支援するために、補償回転ロールの対エッジロールの対のうち少なくとも1つを利用してもよい。
別の態様において、本発明は板ガラスを製造するための方法を提供し、方法は、(a)溶融ガラスを提供するステップと、(b)板ガラスを成形するために2つの回転ロール間で溶融ガラスを圧延するステップと、(c)板ガラスの2つの外縁部が板ガラスの中央部と比べてより高温にさらされるように横断温度勾配を有する温度管理環境内で板ガラスを加熱するステップと、(d)板ガラスを温度管理環境内で引き出すストップと、を含む。温度管理環境は横断温度勾配を設けて板ガラスがほぼ一定の厚さを有するように板ガラスを延伸する。所望であれば、本方法ではまた、板ガラスの製造を支援するために、補償回転ロールの対エッジロールの対のうち少なくとも1つを利用してもよい。
本発明のさらなる態様が、以下の発明を実施するための形態、図およびいずれかの特許請求の範囲において部分的に記述され、発明を実施するための形態より部分的に得られるか、または本発明の実施により習得されうる。上述の一般的な説明と、以下に述べる詳細な説明は共に具体例であって、例示のみを目的としており、開示されている本発明を限定するものではない。
本発明は添付の図面と併せて解釈される場合、以下の詳細な説明を参照することによってより完全に理解されるであろう。
本発明の実施形態による、垂直圧延構成を有する例示的なガラス製造システムの正面図である。 本発明の実施形態による、垂直圧延構成を有する例示的なガラス製造システムの側面図である。 本発明の実施形態による、図1に示されるガラス製造システム内で使用されうる例示的な補償回転ロールの対を示す図である。 本発明の実施形態による、図2に示される補償回転ロールの対によって圧延された後の板ガラスの形状を示すグラフである。 本発明の実施形態による、図1に示されるガラス製造システム内の温度管理環境をどう使用して所望の粘度を有する板ガラスを生成するかを示すグラフである。 本発明の様々な実施形態による、4つの異なる実験用ガラス製造システムによって製作された板ガラスの最終厚さのプロファイルを示すグラフである。 本発明の実施形態による、傾斜圧延構成を有する例示的なガラス製造システムの側面図である。 本発明の実施形態による、水平圧延構成を有する例示的なガラス製造システムの側面図である。
図1Aおよび1Bを参照すると、本発明の実施形態による例示的なガラス製造システム100の正面図および側面図がそれぞれ示されている。例示的なガラス製造システム100は、その中に、回転ロールの対106に供給される溶融ガラス104の自由落下流に変化する溶融ガラス104(図示せず)の案内流がある搬送システム102を含む。回転ロールの対106は、自由落下する溶融ガラス104を受容し、溶融ガラス104を圧延して板ガラス110を成形する2つの回転ロール108aおよび108bを有する。一実施形態において、回転ロールの対106には、約150〜10,000ポアズの粘度を有する溶融ガラス104が供給される。約150〜10,000ポアズの粘度を有する溶融ガラス104の例には、Corning Inc.から市販されているD0035ガラス、Eurokeraから市販されているKerablackガラスセラミック、米国特許第5,968,857号明細書(その内容は参照により本明細書中に組み込まれる)に記載されているスピネルガラスセラミックスの前駆体ガラスがある。2つの回転ロール108aおよび108bは溶融ガラス104を圧延して、通常約2〜5ミリメートルの間の厚さを有する板ガラス110を成形することができ、表面粗さは4ナノメートルRaと小さく、1ナノメートルRaさえも達成することができる。
所望であれば、ガラス製造システム100はそれぞれが、回転ロールの対106の下に位置する、さらに圧延してより精密に板ガラス110を成形する、回転ロール114aおよび114bを備えた1つまたは複数のさらなる回転ロールの対112(一方が示されている)を有することができる。また、回転ロール108aおよび108bの一方または両方(および所望であれば回転ロール114aおよび114bの一方または両方)は、溶融ガラス104が回転ロール108aと108bとの間で圧延されると、(および回転ロール114aおよび114bが使用される場合)、次いで成形される板ガラス110は2つの外縁部118aおよび118bと比べてより厚い中央部116を有するような補償回転ロールであってもよい。いくつかの例示的な補償回転ロールについての詳細な説明は実験用ガラス製造システム100について述べる際に以下に提供される。最後に、回転ロール108aおよび108b(および使用される場合、回転ロール114aおよび114b)は、1つまたは複数の駆動制御モータ(図示せず)によって駆動されてもよい。駆動制御モータは、溶融ガラス104が圧延される速度、溶融ガラス104が圧延されるトルク、または板ガラス110を得るために溶融ガラス104を圧延する速度とトルク両方の組み合わせを制御するために使用することができる。
また、ガラス製造システム100は、板ガラス110の2つの外縁部118aおよび118bが板ガラス110の中央部116と比べてより高温にさらされる位置に横断温度勾配がある温度管理環境120も含む。温度管理環境120は横断温度勾配を設け、すべてではないとしてもほとんどの板ガラス110が好ましくは約2ミリメートル未満、より好ましくは約100マイクロメートル未満のほぼ一定の厚さを有するように板ガラス110を引き出し、延伸する。本明細書中に記載されるほぼ一定の厚さとは、引き出された板ガラス110の上から下までの厚さに対する板ガラス110の幅全体の厚さである。一実施形態において、温度管理環境120は、工程の少なくとも一部を密閉すること、および(例えば)、(1)製造工程の外部からの冷却を制限する断熱、(2)板ガラス110の中央部116においてより低い温度を維持するための強制空冷などの能動的な冷却または水冷式デバイス等などの放射ヒートシンクおよび/または(3)加熱管等を巻いた物を介して印加され、板ガラス110を再加熱する、特に板ガラス110の外縁部118aおよび118bを再加熱する、電気加熱などの能動的な加熱を使用することによって生成されうる。温度管理環境120の主要目的は圧延作業後に板ガラス110をわずかに再軟化させ、適度に低い力を使用して板ガラス110を引き出し、延伸することである。この再加熱される領域はむしろ小さくあるべきである、すなわち、長すぎる再加熱領域は板ガラス110の幅の損失が増加する結果になりうるため、回転ロールの対106および112の下ほどまで長くすべきではない。実際、温度管理環境120は、連続するいくつかの異なる領域を有することができ、1つまたは複数のこれらの領域内において、板ガラス110の2つの外縁部118aおよび118bは板ガラス110の中央部116と比べてより低い温度にさらされてもよい。
ガラス製造システム100は、所望であれば、板ガラス110の第1の端部126aが第1のエッジロールの対122に関連する2つのエッジロール128aと128bとの間に引き出され、板ガラスの対向する第2の端部126bが第2のエッジロールの対124に関連する2つのエッジロール130aと130bとの間に引き出される、第1のエッジロールの対122および第2のエッジロールの対124を含むことができる。第1および第2のエッジロールの対122および124は、板ガラス110の幅を実質的に維持する一方で板ガラス110を延伸することができるような適切なガラス粘度を可能にする温度を維持する温度管理環境120内にある。示されるように、第1および第2のエッジロールの対122および124の下に位置して板ガラス110の幅を実質的に維持する一方でさらに板ガラス110を引き出し延伸する1つまたは複数のさらなるエッジロールの対132a、132b、134a、134b、136a、136b、138aおよび138bを設けることもできる。
動作時、エッジロールの対122、124、132a、132b、134a、134b、136a、136b、138aおよび138bは、板ガラス110に、例えばそれが10ポアズを下回りなお成形可能な状態にあるうちに接触し、別の場合においては使用可能な部分または良質な領域として知られている板ガラス110の中央部116への接触を回避する。エッジロールの対122、124、132a、132b、134a、134b、136a、136b、138aおよび138bは、板ガラス110を対応するエッジロールの線形速度に局所的に従わせ、通常、例えば、局所的に薄くなることまたはエッジロールの表面上に機械加工された何らかのパターンを刻印することなどのある種の板ガラス110の変形を引き起こす原因となるが、板ガラス110の幅は実質的に維持する。最後に、1つまたは複数のエッジロールの対122、124、132a、132b、134a、134b、136a、136b、138aおよび138bは、1つまたは複数の駆動制御モータ(図示せず)によって駆動されてもよい。駆動制御モータは、板ガラス110が引き出される速度、板ガラス110が引き出されるトルク、または板ガラス110が引き出される速度とトルク両方の組み合わせを制御するために使用されうる。
所望であれば、ガラス製造システム100はまた、各引張ロールの対が板ガラス110を受容し、さらに引き出し延伸し、少なくともその中央部116(使用可能な部分)において所望の厚さを得る手助けをする2つの引張ロール142aおよび142bを有する1つまたは複数の引張ロールの対140(1つが示される)も含むことができる。引張ロールの対140は板ガラス110を温度管理環境120から受容し、使用する場合は、最も下のエッジロールの対138aおよび138b(例えば)を使用する。引張ロールの対140は温度管理環境120と比べてより低い温度で動作し、その主な機能は板ガラス110を加速させることである。この点において、板ガラス110は温度によっては1013ポアズの粘度を有しうる。この実施形態において、2つの引張ロール142aおよび142bは板ガラス110の幅全体にわたるが、その中に形成されるアンダカット144aおよび144bを有するため、板ガラス110は2つの外縁部126aおよび126bの近傍のみに接する。別の実施形態において、引張ロールの対140は、2つのロールが一方の外縁部126aをつかみ、別の2つのロールが他方の外縁部126bをつかむ4つのロールを有しうる。最後に、引張ロールの対140と関連する1つまたは複数の引張ロール142aおよび142bは、1つまたは複数の駆動制御モータ(図示せず)によって駆動されてもよい。駆動制御モータは、板ガラス110が引き出される速度、板ガラス110が引き出されるトルク、または板ガラス110が引き出される速度とトルク両方の組み合わせを制御するために使用されうる。
上記の観点から、本発明の別の実施形態は、
溶融ガラス(104)が案内流から自由落下流へと変化する搬送システム(102)と、
溶融ガラスの自由落下流を受容し、溶融ガラスを圧延して板ガラス(110)を成形する2つの回転ロール(108a、108b)を有する回転ロールの対(106)であって、2つの回転ロールに受容される際、溶融ガラスは150〜10,000ポアズの範囲の粘度を有し、板ガラスは2つの回転ロールによって引き出された後に約2〜5ミリメートルの厚さおよび約1〜4ナノメートルRaの間の粗度を有する、回転ロールの対(106)と、
板ガラスの2つの外縁部(118a、118b)が板ガラスの中央部(116)と比べてより高温にさらされる横断温度勾配を有する温度管理環境(120)であって、温度管理環境は横断温度勾配を設けて板ガラスがほぼ一定の厚さを有するように板ガラスを延伸する、温度管理環境(120)と、
(1)第1のエッジロールの対(122)および第2のエッジロールの対(124)であって、第1のエッジロールの対と第2のエッジロールの対との両方とも温度管理環境内に配置され、板ガラスの第1の端部(126a)は第1のエッジロールの対に関連する2つのエッジロール(128a、128b)間に引き出され、板ガラスの対向する第2の端部(126b)は第2のエッジロールの対に関連する2つのエッジロール(130a、130b)間に引き出され、それによって、第1のエッジロールの対および第2のエッジロールの対は板ガラスの幅を実質的に維持しながら、板ガラスを温度管理環境内で引き出し延伸するものである第1のエッジロールの対(122)および第2のエッジロールの対(124)、または(2)板ガラスを受容し、板ガラスを温度管理環境内で引き出し延伸する、温度管理環境の下に位置する引張ロールの対であって、温度管理環境により提供される横断温度勾配により、板ガラスが実質的に一定の厚さを有するように板ガラスが延伸されるものである引張ロールの対:の少なくとも一方と、
を備える、ガラス製造システム(100、100'、100’’)を含む。
そのような実施形態において、例えば、回転ロールの少なくとも1つを、溶融ガラスが回転ロール間で圧延されると、次いで成形される板ガラスは2つの外縁部と比べてより厚い中央部を有するような補償ロールとすることができる。
そのような実施形態は、それぞれの対の引張ロールが、板ガラスが温度管理環境を通過した後に板ガラスを受容して引き出す2つの引張ロール(142a、142b)を有する少なくとも1つの対の引張ロール(140)をまたさらに含んでもよい。
回転ロールの対106および112(場合によっては任意の補償回転ロールの対106および112)と、温度管理環境120と、場合によっては任意のエッジロールの対122、124、132a、132b、134a、134b、136a、136b、138aおよび138bと、任意の引張ロールの対140を利用するガラス製造システム100は、約2ミリメートル未満の厚さおよび約4ナノメートルRa未満の粗度、より好ましくは約100マイクロメートル未満の厚さおよび約0.25ナノメートルRaの粗度を有する板ガラス110を製造することができる。加えて、ガラス製造システム100は板ガラス110の中央部116内がほぼ一定の厚さとなるような非常に良好な厚さ制御を有することができる。圧延後に板ガラス110を延伸することで、板ガラス110の中央部116がほぼ一定の厚さを有する板ガラス110になるとは限らないことに留意されたい。以下に記載される実験において、どのタイプのプロセスバリアントおよびパラメータを使用すると、ガラス製造システム100に、所望の厚さ分布を有するその中央部116を少なくとも有する板ガラス110を製造させることができるかを説明する。
これらの実験においてガラス製造システム100は、表1に示すように4つの異なる構成を有していた。
Figure 0005536109
注1:ケースAに関連する実験用ガラス製造システムは本発明の特徴、すなわち補償回転ロール、熱環境勾配またはエッジロールのいずれも含まない。
注2:圧延後に引き出しが適用される場合、板ガラス110の幅の損失が不可避的に発生する。エッジロールがなく、引き出し力が圧延工程のかなり下流に位置する引張ロール(例えば)によって印加されるケースと比較すると、エッジロールは、この幅の損失を制限することができる。
ケースAおよびBに関連する実験用ガラス製造システム100では、回転ロール108aおよび108bの両方が17.5センチメートルの径を有する、1つのモータ駆動の一定回転ロールの対106が使用された。対照的に、ケースCおよびDに関連する実験用ガラス製造システム100では、溶融ガラス104が補償ロール108aとフラットロール108b間で圧延されると、次いで成形される板ガラス110は2つの外縁部118aおよび118bと比べてより厚い中央部116を有するように、一方の回転ロール108aが補償ロールおよび他方の回転ロール108bがフラットロールである1つのモータ駆動の補償回転ロールの対106が使用された。図2は、一方のフラットロール108bおよび他方の補償ロール108aを有する例示的な補償回転ロールの対106を示し、補償ロール108aは、相対的に小さく、端部204aおよび204bの方へ行くにつれてサイズが徐々に増加する径を有する中央部202を有する。図3は、補償回転ロールの対106によって圧延された後ではあるが引き出される前の板ガラス110の形状を示すグラフであり、x軸は板ガラス110の中心線(メートル)からの距離を示し、y軸は板ガラス110の圧延後の厚さ(メートル)を示す。一方、補償回転ロールの対106は、両ロールが、相対的に小さく、端部204aおよび204bの方へ移動するにつれてサイズが徐々に増加する径を有する中央部202を有する2つの補償回転ロール108aおよび108bを有していてもよい。
ケースAに関連する実験用ガラス製造システム100では温度管理環境120を利用しなかった。対照的に、ケースB〜Dに関連する実験用ガラス製造システム100では板ガラス110の2つの外縁部118aおよび118bが板ガラス110の中央部116と比べてより高温にさらされる横断温度勾配がある温度管理環境120を利用した。特に、温度管理環境120は図4のグラフに示す粘度曲線402および404に対応する板ガラス110の中央部116の温度を生成するよう製作された。このグラフにおいて、x軸は回転ロールの対106からの距離(メートル)を示し、曲線402に関連するy軸(左側)はガラス粘度(ポアズ)を示し、曲線404に関連するy軸(右側)は対数(粘度)を示す。温度管理環境120は、回転ロールの対106の下の製造工程の一部を密閉し、電気ヒータを使用して板ガラス110の外縁部118aおよび118bを加熱し、制御された熱損失を使用して板ガラス110の中央部116においてより低い温度を維持することによって製作された。
ケースA〜Cに関連する実験用ガラス製造システム100ではエッジロールを利用しなかった。対照的に、ケースDに関連する実験用ガラス製造システム100では、板ガラス110の第1の端部126aが、第1のエッジロールの対122に関連する2つのエッジロール128aと128bとの間に引き出され、板ガラス110の対向する第2の端部126bが、第2のエッジロールの対124に関連する2つのエッジロール130aおよび130b間に引き出される、板ガラス110のそれぞれの側にある一組のエッジロールの対122および124を利用した。それぞれのエッジロール128a、128b、130aおよび130bは2インチ(5.08センチメートル)の径を有し、それぞれは板ガラス110の第1または第2の端部126aおよび126bのいずれかに3センチメートル幅で接触した。この構成において、エッジロール128a、128b、130aおよび130bが回転ロールの対106の0.5メートル下および温度管理環境120内に配置された。最後に、ケースA〜Dに関連する実験用ガラス製造システム100では、回転ロールの対106の1.5〜2メートル下に配置される1つの引張ロールの対140を利用した。引張ロールの対140は、100ミリメートルの外径を有し、板ガラス110の幅全体に及ぶ2つの引張ロール142aおよび142bを有していたが、それらはアンダカット144aおよび144bを有していたため、板ガラス110は2つの外縁部126aおよび126bの近傍でのみ接していた。
ケースA〜Dのすべてにおいて、実験用ガラス製造システム100では、以下の組成を有するガラスセラミック前駆体が使用された。68.25重量%のSiO、19.2重量%のAl、3.5重量%のLiO、1.2重量%のMgO、1.6重量%のZnO、0.8重量%のBaO、2.6重量%のTiO、1.7重量%のZrO、0.6重量%のAs、0.35重量%のNaO+KO、および0.2重量%のV。もちろん、ガラス製造システム100は、ガラス状態(例、ガラスまたはガラスセラミック前駆体)の様々な材料を使用して、例えば、ガラスセラミックス板、ホウケイ酸ガラス板(例、Pyrex(登録商標)ガラス)、ホワイトクラウンガラス板または無アルカリガラス板を含む多くの様々なタイプの板ガラス110を製造することができる。実験用ガラス製造システム100は、約60トン/日の処理量および1.5メートルの広い板ガラス110の製造のために約90ポンド(41キログラム)/時/インチ(2.54センチメートル)の流れ密度を有した。実験用ガラス製造システム100は約3.75メートル/分の圧延速度を有し、厚さ3ミリメートルの板ガラス110が圧延された。また、実験用ガラス製造システム100は、リドロー比3を有し、最終板ガラス110の出口速度は上流板ガラス110の圧延速度と比べて3倍速かった。次にこれらの実験の結果が図5について記載される。
図5を参照すると、本発明の異なる実施形態によるケースA〜Dに基づく実験用ガラス製造システム100によって製造される板ガラス110の最終厚さプロファイルを示すグラフがある。このグラフにおいて、x軸は板ガラス110の中心線からの距離(メートル)を示し、y軸は局所厚さ(メートル)を示し、ケースA〜Dそれぞれは線502a、502b、502cおよび502dに対応する。示されるように、本発明の特徴、すなわち補償回転ロール、熱環境勾配またはエッジロールのいずれもが使用されない場合、結果は、製造される板ガラス110は厚さの均一性および幅が保持される程度(曲線502aを参照のこと)という点において満足のいかないものとなる。また、本発明の特徴の少なくとも1つを使用して望ましい板ガラス110(曲線502b、502cおよび502dを参照のこと)を製造すべきであることがわかる。実際、ガラス製造システム100は、望ましい板ガラス110を製造するために本発明の特徴のうちの1つ、2つまたは3つをどのような組み合わせで使用してもよい。特に、これらの実験は以下の特徴の効果を例示した。
・ 初めに不均一な厚さの板ガラス110を圧延するために回転ロール106のうち1つを形成する。
・ 板ガラス110が中央部116と比べて100℃高い環境にさらされる側部118aおよび118bを有する横断温度勾配を適用する。
・ 板ガラス110の側部126aおよび126bのそれぞれに一組のエッジロール122および124を当てる。エッジロール122および124は回転ロール106の出口から0.5メートル離して配置される。
前述のことから、各タイプの変形、すなわち補償回転ロール、熱環境勾配またはエッジロールは板ガラス110の厚さプロファイルに影響を与えることが明確であると思われる。本発明を用いることで、板ガラス110の幅の大部分でほぼ一定の厚さを有する板ガラス110を幅広い範囲のドロー比で製造することが可能であることがすぐに認識されるであろう。加えて、本発明が以下の特性のうち1つまたは複数を有する高品質のガラスの薄板を提供するための方法を提供することができるということはすぐに認識されるであろう。
・ 高い処理量(1トン/時/メートル幅を達成可)。
・ 低コスト。
・ 1ミリメートル未満、およびさらには100マイクロメートル未満のガラス厚さ性能。
・ 5000ポアズまで、任意選択により、200ポアズまでの液相粘度のガラスの受容。
・ 0.25ナノメートルRaの範囲を達成する表面品位。
・ 非常に高歪点のガラス材料の成形。
・ 無アルカリガラス組成物に適用可。
図1〜5に対して上に記載された本発明の実施形態による例示的なガラス製造システム100では、垂直圧延形態を使用して板ガラス110を製造した。一方、本発明は、図6に示すように、板ガラス110を製造する際にガラス製造システム100'が傾斜圧延形態を有する実施形態を有することができる。さらに別の代案において、本発明は、図7に示すように、板ガラス110を製造する際にガラス製造システム100’’が水平圧延形態を有する実施形態を有することができる。例示的なガラス製造システム100および100'は1つの回転ロールの対106のみを備えて示されているが、それらはあらゆる数の回転ロールの対を有することができる。
本発明のいくつかの態様が添付の図面に示され、かつ前述の発明を実施するための形態に記載されたが、本発明は開示された実施形態に限定されず、以下の特許請求の範囲に記載および定義される本発明の精神から逸脱することなく多くの修正、変形および交換が可能であることが理解される。本明細書において使用される、「本発明」または「発明」への言及は、例示的な実施形態に関するものであり、添付の特許請求の範囲に包含されるそれぞれの実施形態に関するものとは限らないことにも留意されたい。

Claims (15)

  1. 溶融ガラス(104)が案内流から自由落下流に変化する搬送システム(102)と、
    前記搬送システムから自由落下する前記溶融ガラスを受容し、前記溶融ガラスを圧延して板ガラス(110)を成形する2つの回転ロール(108a、108b)を有する回転ロールの対(106)と、
    前記板ガラスの2つの外縁部(118a、118b)が前記板ガラスの中央部(116)と比べてより高温にさらされる横断温度勾配を有する温度管理環境(120)であって、前記温度管理環境は前記横断温度勾配を設けて前記板ガラスがほぼ一定の厚さを有するように前記板ガラスを延伸する、前記2つの回転ロールの下流に位置する温度管理環境(120)と、
    を含むことを特徴とする、ガラス製造システム(100、100'、100’’)。
  2. 前記温度管理環境は、前記板ガラスの前記2つの外縁部が前記板ガラスの中央部と比べてより低温にさらされる別の横断温度勾配を有することを特徴とする、請求項1に記載のガラス製造システム。
  3. 第1のエッジロールの対(122)と、
    第2のエッジロールの対(124)であって、前記板ガラスの第1の端部(126a)は前記第1のエッジロールの対に関連する2つのエッジロール(128a、128b)間で引き出され、前記板ガラスの対向する第2の端部(126b)は前記第2のエッジロールの対に関連する2つのエッジロール(130a、130b)間で引き出され、前記第1のエッジロールの対および前記第2のエッジロールの対は前記板ガラスの幅を実質的に維持する一方で前記板ガラスを延伸し、前記第1のエッジロールの対および前記第2のエッジロールの対は前記温度管理環境内に位置することを特徴とする、請求項1または2に記載のガラス製造システム。
  4. 複数のエッジロールの対(132a、132b、134a、134b、136a、136b、138a、138b)をさらに含み、前記複数のエッジロールの対は前記板ガラスの前記幅を実質的に維持する一方で前記板ガラスを延伸し、前記複数のエッジロールの対は前記温度管理環境内に位置することを特徴とする、請求項3に記載のガラス製造システム。
  5. 前記回転ロールのうち少なくとも1つは、前記溶融ガラスが前記回転ロール間で圧延されると、次いで成形される前記板ガラスは、前記2つの外縁部と比べてより厚い中央部を有するような補償ロールであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のガラス製造システム。
  6. 前記板ガラスが前記温度管理環境に入る前に、前記板ガラスを受容して前記板ガラスをさらに圧延する2つの回転ロール(114a、114b)を有する別の回転ロールの対(112)さらに含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のガラス製造システム。
  7. それぞれの対の引張ロールは、前記板ガラスが前記温度管理環境を通過した後に前記板ガラスを受容して引き出す2つの引張ロール(142a、142b)を有する少なくとも1つの対の引張ロール(140)をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のガラス製造システム。
  8. 溶融ガラス(104)を提供するステップと、
    板ガラスを成形するために2つの回転ロール(108a、108b)間で前記溶融ガラスを圧延するステップと、
    前記2つの回転ロールの下流において、前記板ガラスの2つの外縁部(118a、118b)が前記板ガラスの中央部(116)と比べてより高温にさらされるような横断温度勾配を有する温度管理環境(120)内で前記板ガラスを加熱するステップであって、前記温度管理環境は前記横断温度勾配を設けて前記板ガラスがほぼ一定の厚さを有するように前記板ガラスを延伸するステップと、
    を含むことを特徴とする、板ガラス(110)を製造するための方法。
  9. 前記板ガラスの第1の端部(126a)を第1のエッジロールの対(122)に関連する2つのエッジロール(128a、128b)間に引き出し、かつ前記板ガラスの対向する第2の端部(126b)を第2のエッジロールの対(124)に関連する2つのエッジロール(130a、130b)間に引き出すことによって前記板ガラスを延伸するステップをさらに含み、前記第1のエッジロールの対および前記第2のエッジロールの対は前記板ガラスの幅を実質的に維持する一方で前記板ガラスを延伸し、前記第1のエッジロールの対および前記第2のエッジロールの対は前記温度管理環境内に位置することを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 前記回転ロールの少なくとも1つは、前記溶融ガラスが前記回転ロール間で圧延されると、次いで成形される前記板ガラスは前記2つの外縁部と比べてより厚い中央部を有するような補償ロールであることを特徴とする、請求項8または9に記載の方法。
  11. 前記板ガラスが前記温度管理環境に入る前に、別の2つの回転ロール(114a、114b)が前記板ガラスを受容して、前記板ガラスをさらに圧延する追加の圧延ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項8〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 引張ロールのそれぞれの対は、前記板ガラスが前記温度管理環境を通過した後に前記板ガラスを受容して引き出す2つの引張ロール(142a、142b)を有する、少なくとも1つの対の引張ロール(140)を使用することにより前記板ガラスを引っ張るステップをさらに含むことを特徴とする、請求項8〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記板ガラスは、前記2つの回転ロールによって圧延された後および前記温度管理環境に入る前に、2〜5ミリメートルの厚さおよび1〜4ナノメートルRaの粗度を有することを特徴とする、請求項8〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記板ガラスは、前記温度管理環境を通過した後に、100マイクロメートル未満の厚さおよび0.25ナノメートルRaの粗度を有することを特徴とする、請求項8〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記板ガラスは、ガラスセラミックス板、ホウケイ酸ガラス板、ホワイトクラウンガラス板、または無アルカリガラス板であることを特徴とする、請求項8〜14のいずれか一項に記載の方法。
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