JP5535812B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明は、患者から看護師などの医療従事者を呼び出して、呼び出しに応答した医療従事者と患者との間で通話を行うナースコールシステムに関する。
一般的に、ナースコールシステムは、呼出ボタンを有するナースコール子機を各病室内の各病床の近傍に設置するとともに、看護師などの医療従事者が常駐するナースステーションにナースコール親機を設置している。そして、患者がナースコール子機の呼出ボタンを操作した場合に、ナースコール子機からナースコール親機へ呼出信号を出力し、ナースコール親機にて呼び出しを報知するように構成されている。ここで、ナースコールシステムは、病院だけではなく、介護施設などでも使用される。
ナースコール親機にて呼び出しが報知されると、これに気付いた医療従事者が応答する必要がある。そのため、ナースコール親機には、呼び出しに応答するためのハンドセットが設けられている。呼び出しが報知されている場合に、医療従事者がハンドセットをオフフックすると、報知が停止し、ナースコール親機とナースコール子機との間で通話路が形成される。ナースコール子機には、通話用のスピーカーやマイクロホンが設けられているため、患者と医療従事者との間で通話が可能となる。
このように、ナースコール親機とナースコール子機との間で通話路が形成されると、患者と医療従事者との間で会話が行われるが、ナースコール親機には複数のナースコール子機が接続されているため、医療従事者が会話する患者も多様となる。すなわち、声の小さい患者も居れば、声の大きい患者も居ることになる。そのため、医療従事者にとって、声の小さい患者の声は聞き取り難くなり、声の大きい患者の声はうるさく感じてしまうという問題があった。
このような問題を解決するための技術として、声の小さい患者と会話する場合に、医療従事者が音量を大きく設定することで、ナースコール親機のスピーカーから出力される音声の大きさを大きく調整し、声の大きい患者と会話する場合に、医療従事者が音量を小さく設定することで、ナースコール親機のスピーカーから出力される音声の大きさを小さく調整するものがあった。しかしながら、この従来技術では、ナースコール親機のスピーカーから出力される音声の大きさが調整される場合、各ナースコール子機のマイクロホンが入力した音声の大きさを個別に調整しているわけではないので、異なるナースコール子機との間で通話路が形成され、そのナースコール子機のマイクロホンから入力した音声の大きさが適切なものでないときには、医療従事者は音量の調整を設定する操作をその都度毎に行わなければならなくなってしまうという問題があった。そのため、音量の調整の設定を行う頻度が増えて、医療従事者への負担が増してしまうという問題があった。
そこで、ナースコール子機のマイクロホンから入力される音声の音量を、医療従事者がナースコール親機にて設定すると、設定された音量を記憶しておき、通話路が形成された場合に、記憶されている音量で通話を行うようにしたナースコールシステムが知られている(特許文献1など)。
特開2005−86230号公報
このようなナースコールシステムでは、ナースコール子機のマイクロホンから入力される音声の音量をナースコール親機にて設定することができるだけではなく、ナースコール親機のスピーカーから出力される音声の音量をナースコール親機にて設定することができることが一般的である。
しかしながら、ナースコール親機のスピーカーから出力される音声の音量が低めに設定されている場合には、全体的に音量が低くなってしまうため、殆どのナースコール子機のマイクロホンから入力される音声の音量を高く設定しなければならなくなってしまうという問題があった。また、ナースコール親機のスピーカーから出力される音声の音量が高めに設定されている場合には、全体的に音量が高くなってしまうため、殆どのナースコール子機のマイクロホンから入力される音声の音量を低く設定しなければならなくなってしまうという問題があった。
このように、ナースコール親機のスピーカーから出力される音声の音量の設定が変えられたにも関わらず、これに対してナースコール子機のマイクロホンから入力される音声の音量の設定により対応を行おうとすると、全てのナースコール子機のマイクロホンから入力される音声の音量を設定し直さなければならなくなってしまう。そのため、医療従事者への負担が増してしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、患者の声を医療従事者に聞き取り易い音量とする際に、医療従事者が音量の設定を行う頻度を抑えつつ、ナースコール子機のマイクロホンから入力される音声の音量をできるだけ標準値に調整できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、子機マイクロホンから入力される音声の音量を示す子機音量値が標準値以上であるか標準値以下であるかを判定し、標準値以上であるナースコール子機が所定の割合以上となった場合に、親機スピーカーから出力される音声の音量を示す親機音量値を子機音量値と標準値との差分の平均値だけ高くし、子機音量値が標準値以上のナースコール子機の子機音量値を標準値として、子機音量値が標準値未満のナースコール子機の子機音量値を差分の平均値だけ低くする調整を行うようにしている。一方、標準値以下であるナースコール子機が所定の割合以上となった場合に、子機音量値と標準値との差分の平均値だけ親機音量値を低くし、子機音量値が標準値以下のナースコール子機の子機音量値を標準値として、子機音量値が標準値を超えるナースコール子機の子機音量値を差分の平均値だけ高くする調整を行うようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、子機音量値が設定されたナースコール子機が所定の割合以上存在する場合に、それらのナースコール子機の子機音量値が標準値に調整され、その他のナースコール子機についても適切な子機音量値に調整される。また、子機音量値の調整に応じて親機音量値が調整されるので、患者の声を医療従事者に聞き取り易い音量とすることができる。従って、医療従事者が音量の設定を行う頻度を抑えつつ、ナースコール子機のマイクロホンから入力される音声の音量をできるだけ標準値に調整することができる。
本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるナースコールシステムの音量の値の調整例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。図1に示すナースコールシステムは、患者の病床近傍に設置され、患者によって使用されるナースコール子機1と、医療従事者が常駐するナースステーションなどに設置され、医療従事者によって使用されるナースコール親機10とを備えて構成されている。ここで、ナースコール子機1は、病院の施設内に複数設置されており、各患者の病床近傍にそれぞれ設置されている。
また、ナースコール子機1は、子機制御部2、呼出制御部3、子機インターフェース4、子機マイクロホン5、子機用スピーカー6を備えて構成されている。また、ナースコール親機10は、親機制御部11、親機インターフェース(特許請求の範囲の通話路形成部に該当する)12、記憶部13、提示部14、応答操作部15、親機マイクロホン16、親機スピーカー17、子機音量設定部18、親機音量設定部19、判定部20、演算部21を備えて構成されている。
まず、ナースコール子機1の各構成要素について説明する。子機制御部2は、ナースコール子機1の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPU(Central Processing Unit)などにより構成されている。呼出操作部3は、患者が医療従事者を呼び出す際に操作するためのものであり、呼出ボタンなどにより構成されている。患者は、医療従事者を呼び出したい場合に、呼出操作部3を操作する。すると、子機制御部2は、呼出信号を生成する。ここで、呼出信号には、このナースコール子機1を他のナースコール子機1と識別するための子機識別情報が含まれる。
子機インターフェース4は、ナースコール子機1とナースコール親機10とを接続して通信を行うためのものである。ここで、子機インターフェース4は、子機制御部2により生成された呼出信号をナースコール親機10に出力する。また、ナースコール子機1とナースコール親機10との間で通話路が形成された場合に、子機インターフェース4は、ナースコール親機10へ音声信号を送信し、ナースコール親機10から音声信号を受信する。また、ナースコール子機1とナースコール親機10との間の通信は、有線や無線によって行われる。
また、ナースコール子機1とナースコール親機10との間には、ナースコール子機1からの呼び出しを表示したり、病室内の患者の氏名などを表示したりする図示しない廊下灯が接続されている。また、ナースコール子機1とナースコール親機10との間には、ナースコール子機1およびナースコール親機10間の通話やデータの送受信に関する制御を行う図示しない制御機が接続されている。
子機マイクロホン5は、ナースコール子機1を使用する患者が発する音声を入力するためのものである。ここで、子機マイクロホン5は、ナースコール子機1の筐体に一体的に設けられたり、ナースコール子機1が接続された壁面などに別途設けられたりする。子機スピーカー6は、ナースコール親機10から受信した音声信号を音声に変換して、ナースコール子機1を使用する患者に対して出力するためのものである。ここで、子機スピーカー6は、ナースコール子機1の筐体に一体的に設けられたり、ナースコール子機1が接続された壁面などに別途設けられたりする。
次に、ナースコール親機10の各構成要素について説明する。親機制御部11は、ナースコール親機10の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPUなどにより構成されている。親機インターフェース12は、ナースコール親機10とナースコール子機1とを接続して通信を行うためのものである。ここで、親機インターフェース12は、ナースコール子機1から出力された呼出信号を入力する。親機インターフェース12は、親機制御部11の制御により、ナースコール子機1との間で通話路を形成する。また、ナースコール子機1との間で通話路が形成された場合に、親機インターフェース12は、ナースコール子機1へ音声信号を送信し、ナースコール子機1から音声信号を受信する。
記憶部13は、メモリやハードディスクドライブなどの記憶装置により構成されており、ナースコール親機10に接続されているナースコール子機1の子機識別情報(例えば、ベッド番号など)と患者を識別する患者識別情報(例えば、患者氏名など)とを関連付けて記憶している。また、記憶部13は、後述する子機音量値の標準値を記憶している。また、記憶部13は、ナースコール子機1毎に個別に設定された子機音量値を記憶する。
提示部14は、患者から呼び出しがあったことを報知するためのものであり、スピーカーなどの放音装置や、LEDなどのランプ、液晶ディスプレイなどの表示装置により構成される。ここで、親機インターフェース12がナースコール子機1から呼出信号を入力すると、親機制御部11は、呼出信号に含まれる子機識別情報を取得し、記憶部13に記憶されている子機識別情報の中から一致する子機識別情報を特定して、特定した子機識別情報に関連付けて記憶されている患者識別情報を記憶部13から読み出す。そして、親機制御部11は、提示部14を動作させ、スピーカーを鳴らしたり、LEDを点灯/点滅させたり、液晶ディスプレイに呼び出しが行われていることおよび患者識別情報を表示させたりすることで、報知を行う。また、提示部14は、後述する親機音量設定部19の操作を促す提示を行う。
応答操作部15は、提示部14によって呼び出しの報知が行われている状態で、呼び出しの報知に気付いた医療従事者によって操作されるものであり、提示部14による報知を停止するためのものである。応答操作部15が操作されると、親機制御部11は、提示部14の動作を停止し、提示部14は報知を停止する。また、応答操作部15の操作により、親機制御部11は、親機インターフェース12を制御して、ナースコール親機10と子機識別情報により特定されるナースコール子機1との間の通話路を形成する。
親機マイクロホン16は、ナースコール親機10とナースコール子機1との間で通話路が形成されている場合に、ナースコール親機10を使用する医療従事者が発する音声を入力するためのものである。親機スピーカー17は、ナースコール親機10とナースコール子機1との間で通話路が形成されている場合に、ナースコール子機1から送信され、親機インターフェース12により受信した音声信号を音声に変換してナースコール親機10の周囲に出力する。ここで、上述した応答操作部15、親機マイクロホン16、親機スピーカー17は、ハンドセット装置などにより構成されており、親機マイクロホン16および親機スピーカー17を備えたハンドセットのオフフックにより応答操作部15が操作されるようになっている。また、ハンドセットをオンフックすることにより、親機制御部11は、親機インターフェース12を制御して、ナースコール子機1との間の通話路を切断する。
子機音量設定部18は、ナースコール親機10との間で通話路が形成されているナースコール子機1の子機マイクロホン5が入力する音声の音量の値を示す子機音量値を設定するために操作されるもので、子機音量値を高く設定するためのボタンおよび子機音量値を低く設定するためのボタンを備えて構成されている。ナースコール親機10とナースコール子機1との間で通話路が形成されている状態で、親機スピーカー17から出力される音声を聴いている医療従事者は、患者の声が聞き取り難い場合に、子機音量設定部18を操作して、子機音量値を高く設定する。すると、親機制御部11は、子機音量値を高く調整する音量調整信号を生成して、親機インターフェース12により通話路が形成されているナースコール子機1に送信する。
また、親機制御部11は、通話路が形成されているナースコール子機1の子機識別情報に関連付けて新しく設定された子機音量値を記憶部13に記憶させる。また、ナースコール親機10とナースコール子機1との間で通話路が形成されている状態で、親機スピーカー17から出力される音声を聴いている医療従事者は、患者の声が大き過ぎると感じた場合に、子機音量設定部18を操作して、子機音量値を低く設定する。すると、親機制御部11は、子機音量値を低く調整する音量調整信号を生成して、親機インターフェース12により通話路が形成されているナースコール子機1に送信する。また、親機制御部11は、通話路が形成されているナースコール子機1の子機識別情報に関連付けて新しく設定された子機音量値を記憶部13に記憶させる。
子機インターフェース4により音量調整信号を入力したナースコール子機1では、子機制御部2は、音量調整信号により子機マイクロホン5から入力する音声の子機音量値を調整する。
親機音量設定部19は、親機スピーカー17が出力する音声の音量の値を示す親機音量値を設定するために操作されるもので、親機音量値を高く設定するためのボタンおよび親機音量値を低く設定するためのボタンを備えて構成されている。ナースコール親機10とナースコール子機1との間で通話路が形成されている状態で、親機スピーカー17から出力される音声を聴いている医療従事者は、患者の声が聞き取り難い場合に、親機音量設定部19を操作して、親機音量値を高く設定する。すると、親機制御部11は、親機音量値を高く調整する。一方、ナースコール親機10とナースコール子機1との間で通話路が形成されている状態で、親機スピーカー17から出力される音声を聴いている医療従事者は、患者の声が大き過ぎると感じた場合に、親機音量設定部19を操作して、親機音量値を低く設定する。すると、親機制御部11は、親機音量値を高く調整する。ここで、親機音量値は、全てのナースコール子機1に対して共通であるため、異なるナースコール子機1との間で通話路が形成された場合も新たに設定した親機音量値が有効となる。
判定部20は、各ナースコール子機1の子機識別情報に関連付けて記憶部13に記憶された子機音量値が標準値以上であるか否かを判定するとともに、各ナースコール子機1の子機識別情報に関連付けて記憶部13に記憶されている子機音量値が標準値以下であるか否かを判定する。演算部21は、子機音量値と標準値との差分をナースコール子機1毎に演算して、その平均値である差分平均値を演算する。
このように構成されたナースコールシステムにおいて、子機音量値が標準値以上であると判定部20にて判定されたナースコール子機1が所定の割合以上となったか、子機音量値が標準値以下であると判定部20にて判定されたナースコール子機1が所定の割合以上となったか、それ以外かを親機制御部11にて判定する。ここで、所定の割合とは、例えば過半数であり、図2に示すように10台のナースコール子機1(子機No.1から子機No.10まで)が存在する場合には、6台以上が所定の割合となる。また、親機制御部11による判定動作は、所定のタイミング(例えば、1回/日など)に行うようにしても良いし、子機音量設定部18により子機音量値の設定が行われたタイミングで行うようにしても良い。
そして、子機音量値が標準値以上であると判定部20により判定されたナースコール子機1が所定の割合以上となった場合に、親機制御部11は、提示部14を制御して、親機音量値を高く設定するように促す提示を行う。この状態で、親機音量設定部19により親機音量値が高く設定されると、親機制御部11は、演算部21で得られた差分平均値だけ親機音量値を高く調整する。
また、親機制御部11は、記憶部13を参照して、子機音量値が標準値以上であるナースコール子機1の子機識別情報を特定し、特定した子機識別情報に関連付けて記憶されている子機音量値を標準値へと変更する。また、親機制御部11は、特定した子機識別情報を持つナースコール子機1に対して、子機音量値を標準値とする音量調整信号を生成して、親機インターフェース12により送信する。
また、親機制御部11は、記憶部13を参照して、子機音量値が標準値未満であるナースコール子機1の子機識別情報を特定し、特定した子機識別情報に関連付けて記憶されている子機音量値を演算部21で得られた差分平均値だけ低く調整する。また、親機制御部11は、特定した子機識別情報を持つナースコール子機1に対して、子機音量値を低く調整した値とする音量調整信号を生成して、親機インターフェース12により送信する。
例えば、図2(A)に示すように、10台のナースコール子機1のうち8台のナースコール子機1(子機No.2、3、5、6、7、8、9、10)の子機音量値が標準値(30)以上である場合、親機制御部11は、提示部14を制御して、親機音量値を高く設定するように促す提示を行う。この状態で、親機音量設定部19により親機音量値が高く設定されると、親機制御部11は、演算部21で得られた差分平均値(10)だけ親機音量値を高く調整する。また、親機制御部11は、子機音量値が標準値(30)以上であるナースコール子機1(子機No.2、3、5、6、7、8、9、10)を特定し、その子機音量値を標準値(30)へと変更する。また、親機制御部11は、特定したナースコール子機1に対して、子機音量値を標準値(30)とする音量調整信号を生成して、親機インターフェース12により送信する。
また、親機制御部11は、子機音量値が標準値(30)未満であるナースコール子機1(子機No.1、4)を特定し、その子機音量値を演算部21で得られた差分平均値(10)だけ低く調整する。また、親機制御部11は、特定したナースコール子機1に対して、子機音量値を低く調整した値とする音量調整信号を生成して、親機インターフェース12により送信する。ここで、子機音量設定部18により設定可能な子機音量値は、最小値が10であり、最大値が50であって、10刻みでの設定が可能である。また、親機制御部11が調整可能な子機音量値には、このような制限は存在しない。
一方、子機音量値が標準値以下であると判定部20により判定されたナースコール子機1が所定の割合以上となった場合に、親機制御部11は、提示部14を制御して、親機音量値を低く設定するように促す提示を行う。この状態で、親機音量設定部19により親機音量値が低く設定されると、親機制御部11は、演算部21で得られた差分平均値だけ親機音量値を低く調整する。
また、親機制御部11は、記憶部13を参照して、子機音量値が標準値以下であるナースコール子機1の子機識別情報を特定し、特定した子機識別情報に関連付けて記憶されている子機音量値を標準値へと変更する。また、親機制御部11は、特定した子機識別情報を持つナースコール子機1に対して、子機音量値を標準値とする音量調整信号を生成して、親機インターフェース12により送信する。
また、親機制御部11は、記憶部13を参照して、子機音量値が標準値を超えるナースコール子機1の子機識別情報を特定し、特定した子機識別情報に関連付けて記憶されている子機音量値を演算部21で得られた差分平均値だけ高く調整する。また、親機制御部11は、特定した子機識別情報を持つナースコール子機1に対して、子機音量値を高く調整した値とする音量調整信号を生成して、親機インターフェース12により送信する。
例えば、図2(B)に示すように、10台のナースコール子機1のうち8台のナースコール子機1(子機No.1、2、3、4、5、7、8、9)の子機音量値が標準値(30)以下になると、親機制御部11は、提示部14を制御して、親機音量値を低く設定するように促す提示を行う。この状態で、親機音量設定部19により親機音量値が低く設定されると、親機制御部11は、演算部21で得られた差分平均値(10)だけ親機音量値を低く調整する。また、親機制御部11は、子機音量値が標準値(30)以下であるナースコール子機1(子機No.1、2、3、4、5、7、8、9)を特定し、その子機音量値を標準値(30)へと変更する。また、親機制御部11は、特定したナースコール子機1に対して、子機音量値を標準値(30)とする音量調整信号を生成して、親機インターフェース12により送信する。
また、親機制御部11は、子機音量値が標準値(30)を超えるナースコール子機1(子機No.6、10)を特定し、その子機音量値を演算部21で得られた差分平均値(10)だけ高く調整する。また、親機制御部11は、特定したナースコール子機1に対して、子機音量値を高く調整した値とする音量調整信号を生成して、親機インターフェース12により送信する。ここで、子機音量設定部18により設定可能な子機音量値は、最小値が10であり、最大値が50であって、10刻みでの設定が可能である。また、親機制御部11が調整可能な子機音量値には、このような制限は存在しない。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、子機マイクロホン5から入力される音声の音量を示す子機音量値が標準値以上であるか標準値以下であるかを判定部20にて判定し、標準値以上であるナースコール子機1が所定の割合以上となった場合に、親機スピーカー17から出力される音声の音量を示す親機音量値を高く設定するように促す提示を提示部14にて行い、この状態で親機音量設定部19により親機音量値が高く設定されると、演算部21で求めた子機音量値と標準値との差分の平均値だけ親機音量値を高く調整し、子機音量値が標準値以上のナースコール子機1の子機音量値を標準値として、子機音量値が標準値未満のナースコール子機1の子機音量値を差分の平均値だけ低くする調整を行うようにしている。
一方、標準値以下であるナースコール子機1が所定の割合以上となった場合に、親機音量値を低く設定するように促す提示を提示部14にて行い、この状態で親機音量設定部19により親機音量値が低く設定されると、演算部21で求めた子機音量値と標準値との差分の平均値だけ親機音量値を低く調整し、子機音量値が標準値以下のナースコール子機1の子機音量値を標準値として、子機音量値が標準値を超えるナースコール子機1の子機音量値を差分の平均値だけ高くする調整を行うようにしている。
これにより、子機音量値が設定されたナースコール子機1が所定の割合以上存在する場合に、親機音量値の設定を促す提示が行われ、その提示に従ってナースコール親機10にて親機音量値の設定の操作を行うだけで、所定の割合以上のナースコール子機1の子機音量値が標準値に調整され、他のナースコール子機1についても適切な子機音量値に調整される。また、子機音量値の調整に応じて親機音量値が調整されるので、患者の声を医療従事者に聞き取り易い音量とすることができる。従って、医療従事者が音量の設定を行う頻度を抑えつつ、ナースコール子機1の子機マイクロホン5から入力される音声の音量をできるだけ標準値に調整することができる。
なお、前述した実施形態では、提示部14にて親機音量設定部19の操作を促しているが、これに限定されない。例えば、提示部14にて親機音量設定部19の操作を促す提示を行わせず、各ナースコール子機1の子機音量値およびナースコール親機10の親機音量値を自動的に設定するようにしても良い。これにより、医療従事者が提示部14の提示に従って親機音量設定部19を操作しなくても、自動的に子機音量値および親機音量値が調整されるので、医療従事者への負担をより軽減することができる。
また、前述した実施形態では、各ナースコール子機1の子機マイクロホン5から入力する音声の音量の値の調整を各ナースコール子機1の子機制御部2が行っているが、これに限定されない。例えば、各ナースコール子機1から入力した音声信号の音量をナースコール親機10にて調整するようにしても良い。
また、前述した実施形態では、判定部20は、子機音量値が標準値以上であるか標準値以下であるかを判定するようにしているが、これに限定されない。例えば、判定部20は、子機音量値が標準値を超えるか標準値未満であるかを判定するようにしても良いし、これらを組み合わせて判定するようにしても良い。
また、前述した実施形態では、応答操作部15、親機マイクロホン16、親機スピーカー17がハンドセット装置を構成しているが、これに限定されない。例えば、応答操作部15をボタン状としても良いし、親機マイクロホン16および親機スピーカー17をナースコール親機10の筐体に一体的に設けるようにしても良い。なお、このような場合において、親機スピーカー17と提示部14を構成するスピーカーとを共通としても良い。
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 ナースコール子機
2 子機制御部
3 呼出操作部
4 子機インターフェース
5 子機マイクロホン
6 子機スピーカー
10 ナースコール親機
11 親機制御部
12 親機インターフェース
13 記憶部
14 提示部
15 応答操作部
16 親機マイクロホン
17 親機スピーカー
18 子機音量設定部
19 親機音量設定部
20 判定部
21 演算部

Claims (2)

  1. 患者の声を音声として入力する子機マイクロホンと、前記患者と通話を行う医療従事者の声を音声として出力する子機スピーカーとを有するナースコール子機と、
    前記患者の声を音声として出力する親機スピーカーと、前記医療従事者の声を音声として入力する親機マイクロホンと、前記ナースコール子機との通話路を形成する通話路形成部と、前記通話路形成部により通話路が形成されているナースコール子機の子機マイクロホンが入力する音声の音量の値を示す子機音量値を調整するために操作される子機音量設定部と、前記子機音量値の標準値を記憶する記憶部と、前記子機音量値が前記記憶部に記憶されている標準値以上であるか標準値以下であるかをナースコール子機毎に判定する判定部と、前記子機音量値と前記記憶部に記憶されている標準値との差分をナースコール毎に演算して差分平均値を演算する演算部と、前記子機音量値が前記標準値以上であると前記判定部にて判定したナースコール子機が所定の割合以上となった場合に、前記親機スピーカーから出力される音声の音量の値を示す親機音量値を前記演算部にて得られた差分平均値だけ高くし、前記子機音量値が標準値以上の子機マイクロホンの子機音量値を標準値として、前記子機音量値が標準値未満の子機マイクロホンの子機音量値を前記差分平均値だけ低くするとともに、前記子機音量値が前記標準値以下であると前記判定部にて判定したナースコール子機が所定の割合以上となった場合に、前記演算部にて得られた差分平均値だけ前記親機音量値を低くし、前記子機音量値が標準値以下の子機マイクロホンの子機音量値を標準値として、前記子機音量値が標準値を超える子機マイクロホンの子機音量値を前記差分平均値だけ高くする親機制御部とを有するナースコール親機と、
    を備えたことを特徴とするナースコールシステム。
  2. 前記ナースコール親機は、前記親機音量値を調整するために操作される親機音量設定部と、前記親機音量設定部の操作を促す提示を行う提示部とを備え、
    前記親機制御部は、前記子機音量値が前記標準値以上であると前記判定部にて判定したナースコール子機が所定の割合以上となった場合に、前記提示部を制御して親機音量値を高く調整するように促す提示を行い、この状態で前記親機音量設定部により親機音量値が高く調整されると、前記演算部にて得られた差分平均値だけ前記親機音量値を高くし、前記子機音量値が標準値以上の子機マイクロホンの子機音量値を標準値として、前記子機音量値が標準値未満の子機マイクロホンの子機音量値を前記差分平均値だけ低くするとともに、前記子機音量値が前記標準値以下であると前記判定部にて判定したナースコール子機が所定の割合以上となった場合に、前記提示部を制御して親機音量値を低く調整するように促す提示を行い、この状態で前記親機音量設定部により親機音量値が低く調整されると、前記演算部にて得られた差分平均値だけ前記親機音量値を低くし、前記子機音量値が標準値以下の子機マイクロホンの子機音量値を標準値として、前記子機音量値が標準値を超える子機マイクロホンの子機音量値を前記差分平均値だけ高くすることを特徴とする請求項1に記載のナースコールシステム。
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