JP2015008894A - ナースコール親機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ナースコール子機からの呼び出しに対して応答するためのナースコール親機について、適切に口臭を検知できるようにする。
【解決手段】ナースコール親機のマイク5の近傍に口臭を検知するための口臭センサ8を設け、呼び出しに対して応答操作部6を操作して応答した場合にのみ、口臭センサ8の動作を有効とし、口臭センサ8により検知された口臭レベルが所定のレベル以上である場合に、それを表示部4に表示させるようにしているので、患者が医療従事者を呼び出し、それに応答した医療従事者が患者に接触する可能性が高いケースでのみ医療従事者本人が口臭レベルの高いことを確認することができるようになる。一方、医療従事者が患者や他の医療従事者を呼び出すような医療従事者が患者に接触する可能性が低いケースでは口臭センサ8の動作が無効となる。従って、適切に口臭を検知することができる。
【選択図】図1
【解決手段】ナースコール親機のマイク5の近傍に口臭を検知するための口臭センサ8を設け、呼び出しに対して応答操作部6を操作して応答した場合にのみ、口臭センサ8の動作を有効とし、口臭センサ8により検知された口臭レベルが所定のレベル以上である場合に、それを表示部4に表示させるようにしているので、患者が医療従事者を呼び出し、それに応答した医療従事者が患者に接触する可能性が高いケースでのみ医療従事者本人が口臭レベルの高いことを確認することができるようになる。一方、医療従事者が患者や他の医療従事者を呼び出すような医療従事者が患者に接触する可能性が低いケースでは口臭センサ8の動作が無効となる。従って、適切に口臭を検知することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、病院や介護施設などで患者や被介護者からの要求に応じて看護師や介護師を呼び出すための報知を行うナースコール親機に関する。
一般に、病院や介護施設などでは、ナースコールシステムが用いられている。ナースコールシステムは、病院などの医療施設の患者が医師や看護師などのサポートを必要とする際、または介護施設の被介護者が介護師のサポートを必要とする際に、患者や被介護者(以下、これらをまとめて患者と記載する)がボタン状の呼出操作部を操作することによって医者や看護師、介護師(以下、これらをまとめて医療従事者と記載する)を呼び出すことができるように成されたシステムである。
多くのナースコールシステムは、病室内のベッドの近傍やトイレ、浴室などに設置され、呼出操作部を備えるナースコール子機と、医療従事者が常駐するナースステーションに設置され、患者からの呼び出しを報知するナースコール親機と、病室や介護室などの各部屋(以下、これらをまとめて病室と記載する)の出入口付近の廊下側に設置され、病室内の患者の氏名を表示したり、病室内の患者が呼び出しを行ったりしていることを表示する廊下灯と、通話やデータの送受信に関する制御を行う制御機とを備えて構成されている。また、上述した構成に加えて、医療従事者が携行するPHS(Personal Handy phone System)端末などの携帯端末とPBX(Private
Branch Exchange:電話交換機)とを備えたナースコールシステムも提供されている。
Branch Exchange:電話交換機)とを備えたナースコールシステムも提供されている。
このようなナースコールシステムでは、ナースコール子機の呼出操作部が操作されると、ナースコール子機にて生成された呼出信号が廊下灯を介してナースコール親機へ出力される。ナースコール親機や携帯端末では、患者から呼び出しが行われたことを音声などにより報知する。この報知を把握した医療従事者は、ナースコール親機に設置されているハンドセットをオフフックしたり、自身が携行している携帯端末をオフフックしたりすることで、呼び出しに応答することができる。また、ナースコール親機にて応答すると、ナースコール親機とナースコール子機との間で通話路が形成される。また、携帯端末で応答した場合も携帯端末とナースコール子機との間で通話路が形成される。通話路が形成されると、医療従事者は患者と会話することができるので、患者がどのような用件で呼び出しを行ったのかを確認することができる。
ところで、医療従事者の中には、自身の口臭が気になる者が存在していた。また、医療従事者自身では口臭を気にしていないものの、その医療従事者から看護を受ける患者がその医療従事者の口臭を気にすることがあった。これらのように、医療従事者の口臭が問題となるケースがあった。
このような問題を解決するために、携帯電話のマイクの近傍に臭いセンサを配置し、電話番号の入力がなされた場合、または、通話相手からの音声信号を検出した場合に臭いセンサを起動して口臭を検知し、通知を行う技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、携帯電話のマイクの近傍に口臭センサを設置し、口臭測定開始ボタンが押下された場合に、口臭センサで呼気中のガスを検出し、口臭度を測定してディスプレイに表示する技術も知られている(例えば、特許文献2を参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の技術をナースコール親機のハンドセットに適用した場合、下記の問題が存在する。すなわち、電話番号の入力がなされた場合、または、通話相手からの音声信号を検出した場合に臭いセンサを起動して口臭を検知しているので、医療従事者が患者からの呼び出しを受けた場合のように、医療従事者が患者に接触する可能性の高いケースだけではなく、医療従事者が患者や他の医療従事者を呼び出したり、病院内に一斉放送をしたりする場合のように、医療従事者が患者に接触する可能性が低いケースでも口臭の検知が行われる。そのため、口臭を検知する頻度が適切ではないという問題があった。
また、特許文献2に記載の技術をナースコール親機のハンドセットに適用した場合、下記の問題が発生する。すなわち、口臭測定開始ボタンが押下されないと口臭センサが呼気中のガスを検出しないため、医療従事者が口臭測定開始ボタンの操作を忘れると、口臭を検出することができなくなってしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、ナースコール子機からの呼び出しに対して応答するためのナースコール親機について、適切に口臭を検知できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、ナースコール子機からの呼び出しに対して報知を行うナースコール親機に設けられているマイクの近傍に口臭を検知するための口臭センサを設け、ナースコール子機からの呼び出しに対してナースコール親機にて応答した場合にのみ口臭センサの動作を有効とし、口臭センサにより検知された口臭レベルが所定のレベル以上である場合に、それを表示するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、ナースコール子機からの呼び出しに応答した場合にのみナースコール親機のマイク近傍に設けられた口臭センサの動作が有効となり、口臭センサにより検知された口臭レベルが所定のレベル以上であるときに、その結果が表示されるので、患者が医療従事者を呼び出し、それに応答した医療従事者が患者に接触する可能性が高いケースでのみ医療従事者本人が口臭レベルの高いことを確認することができるようになる。一方、医療従事者が患者や他の医療従事者を呼び出したり、病院内に一斉放送を行ったりするような医療従事者が患者に接触する可能性が低いケースでは口臭センサの動作が無効となる。従って、適切に口臭を検知することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコール親機の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態によるナースコール親機は、制御部1、インターフェース2、スピーカー3、表示部4、マイク5、応答操作部6、選局操作部7、口臭センサ8を備えて構成されている。ここで、本実施形態によるナースコール親機は、ナースステーションに設置されている固定式のものであっても良いし、医療従事者によって携帯される携帯端末であっても良い。
制御部1は、ナースコール親機の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPU(Central Processing Unit)などにより構成されている。インターフェース2は、廊下灯(図示せず)を介してナースコール子機(図示せず)にナースコール親機を接続し、ナースコール親機とナースコール子機との間で通信を行うためのものである。ここで、インターフェース2は、ナースコール子機を操作した場合に生成される呼出信号を入力する。
スピーカー3は、報知音を出力するとともに、後述する音声を出力する。ここで、インターフェース2が呼出信号を入力すると、制御部1はスピーカー3から報知音を出力させる。表示部4は、ナースコール親機を使用している医療従事者の口臭レベルが所定のレベル以上であることを表示する。なお、スピーカー3から出力される報知音に併せて表示部4にて報知が行われていることを表示するようにしても良い。
マイク5は、ナースコール親機の周囲の音声を集音して音声信号に変換する。応答操作部6は、スピーカー3から出力されている報知音の出力を停止するために操作されるものである。ここで、応答操作部6の操作はスピーカー3から報知音が出力されている状態で有効となる。また、応答操作部6が操作されると、制御部1は、スピーカー3からの報知音の出力を停止する。
選局操作部7は、医療従事者が患者を呼び出して通話を行う際に操作されるものである。医療従事者が選局操作部7を操作して所望の患者を選択操作すると、制御部1は、その患者を呼び出すための逆呼出信号を生成し、インターフェース2から出力する。そして、この逆呼出信号を入力したナースコール子機(図示せず)では、呼出音を鳴らす。すると、制御部1は、ナースコール子機との間で通話路を形成し、スピーカー3およびマイク5を有効とする。これにより、ナースコール親機とナースコール子機との間で通話が可能となる。
口臭センサ8は、マイク5の近傍に設けられており、マイク5への呼気の口臭のレベルを検知する。ここで、インターフェース2がナースコール子機から呼出信号を入力すると、制御部1はスピーカー3から報知音を出力する。この状態で応答操作部6が操作されると、制御部1は、スピーカー3からの報知音の出力を停止するとともに、呼出信号を出力したナースコール子機との間で通話路を形成する。すると、スピーカー3は、ナースコール子機から入力した音声信号を音声に変換して周囲へ出力し、マイク5は、周囲の音声を集音して音声信号に変換してインターフェース2によりナースコール子機へ出力する。
このように、インターフェース2への呼出信号の入力に対して応答操作部6が操作されると、制御部1は、口臭センサ8の動作を有効とする。そして、制御部1は、口臭センサ8で検知された口臭のレベルが所定のレベル以上であるか否かを判定する。
口臭センサ8で検知された口臭のレベルが所定のレベル以上であると制御部1にて判定した場合には、制御部1は、ナースコール親機を使用している医療従事者の口臭のレベルが所定のレベル以上であることを表示部4に表示させる。一方、口臭センサ8で検知された口臭のレベルが所定のレベル未満であると制御部1にて判定した場合には、制御部1は、表示部4に何も表示させない。
なお、口臭センサ8が検知された口臭のレベルが所定のレベル未満であると制御部1にて判定した場合に、制御部1は、ナースコール親機を使用している医療従事者の口臭のレベルが特に問題ないことを表示部4に表示させるようにしても良い。
また、医療従事者が選局操作部7を操作した場合も、ナースコール親機とナースコール子機との間で通話路が形成され、スピーカー3およびマイク5が有効となるが、制御部1は、口臭センサの動作を有効としない。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、ナースコール子機からの呼び出しに対して報知を行うナースコール親機に設けられているマイク5の近傍に口臭を検知するための口臭センサ8を設け、ナースコール子機からの呼び出しに対してナースコール親機にて応答操作部6を操作して応答した場合にのみ、制御部1が口臭センサ8の動作を有効とし、口臭センサ8により検知された口臭レベルが所定のレベル以上である場合に、それを表示部4に表示させるようにしている。
これにより、ナースコール子機からの呼び出しに応答した場合にのみナースコール親機のマイク5の近傍に設けられた口臭センサ8の動作が有効となり、口臭センサ8により検知された口臭レベルが所定のレベル以上であるときに、その結果が表示部4に表示されるので、患者が医療従事者を呼び出し、それに応答した医療従事者が患者に接触する可能性が高いケースでのみ医療従事者本人が口臭レベルの高いことを確認することができるようになる。一方、医療従事者が患者や他の医療従事者を呼び出すような医療従事者が患者に接触する可能性が低いケースでは口臭センサ8の動作が無効となる。従って、適切に口臭を検知することができる。
なお、前述した実施形態では、選局操作部7を操作した場合に、所望のナースコール子機を呼び出し、そのナースコール子機とナースコール親機との間で通話路を形成するようにしているだけであるが、これに限定されない。例えば、選局操作部7にて複数のナースコール子機を選択可能とし、ナースコール親機から選択されたナースコール子機に対して一方通行の通話路を形成して、一斉放送をすることができるようにしても良い。この場合、制御部1は口臭センサ8を有効にはしない。
また、前述した実施形態では、スピーカー3は、報知音を出力するとともに、ナースコール子機から入力した音声信号を音声に変換して出力するようにしているが、これにっ限定されない。例えば、第一のスピーカーが報知音を出力するようにし、マイク5とともにハンドセットを構成する第二のスピーカーがナースコール子機から入力した音声信号を音声に変換して出力するようにしても良い。この場合、口臭センサ8は、ハンドセットのマイク5の近傍に設置される。
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 制御部
2 インターフェース
3 スピーカー
4 表示部
5 マイク
6 応答操作部
7 選局操作部
8 口臭センサ
2 インターフェース
3 スピーカー
4 表示部
5 マイク
6 応答操作部
7 選局操作部
8 口臭センサ
Claims (1)
- ナースコール子機により呼び出しが行われた場合に出力される呼出信号と、前記ナースコール子機との間で通話路が形成された場合に前記ナースコール子機から出力される音声信号とを入力するとともに、少なくとも前記ナースコール子機を呼び出すための逆呼出信号と、前記ナースコール子機との間で通話路が形成された場合に前記ナースコール子機へ音声信号を出力するインターフェースと、
前記インターフェースが前記呼出信号を入力した場合に報知音を出力するとともに、前記インターフェースが前記音声信号を入力した場合に、その音声信号を音声に変換して出力するスピーカーと、
周囲の音声を集音して音声信号に変換するマイクと、
前記スピーカーが前記報知音を出力している状態で操作可能となり、前記ナースコール子機からの呼び出しに応答するために操作される応答操作部と、
少なくとも前記ナースコール子機を呼び出すために操作される選局操作部と、
前記マイクの近傍に設けられ、前記マイクへの呼気の口臭を検知する口臭センサと、
前記口臭のレベルが所定のレベル以上であることを表示する表示部と、
前記応答操作部が操作されたか否かを判定し、前記応答操作部が操作されたと判定した場合にのみ前記口臭センサの動作を有効にするとともに、前記通話路を形成し、前記口臭センサにより検知された口臭のレベルが所定のレベル以上である場合に前記表示部を動作させ、前記選局操作部が操作された場合に、前記通話路を形成する制御部と、
を備えたことを特徴とするナースコール親機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013136431A JP2015008894A (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | ナースコール親機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013136431A JP2015008894A (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | ナースコール親機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015008894A true JP2015008894A (ja) | 2015-01-19 |
Family
ID=52302650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013136431A Pending JP2015008894A (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | ナースコール親機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015008894A (ja) |
-
2013
- 2013-06-28 JP JP2013136431A patent/JP2015008894A/ja active Pending
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