JP5099913B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ナースコールシステムに関し、特に、患者がナースコール子機に設けられた呼出ボタンを押下することによって、ナースコール親機および携帯端末で医療従事者が応答できるように成されたナースコールシステムに用いて好適なものである。
従来、病院などの施設に設置されるナースコールシステムでは、病室内の患者の近辺(例えば、ベッド近傍など)に設置されたナースコール子機および看護師などの医療従事者が在室しているナースセンターなどに設置されたナースコール親機を有線や無線などにより接続している。また、ナースコール子機およびナースコール親機は、廊下灯や制御機などを介して接続されている。
このように接続されたナースコールシステムでは、患者によるナースコール子機からの呼び出しに対して、ナースコール親機に設けられたハンドセットで医療従事者が応答することが可能である。また、ナースコール親機からナースコール子機を呼び出すことも可能である。なお、医療従事者が何処に居てもナースコール子機からの呼び出しに対して応答することができるように、医療従事者が携帯するPHS(Personal Handy phone System)端末とPBX(Private Branch Exchange:電話交換機)とを備えたナースコールシステムも知られている。
ところで、ナースコール子機およびナースコール親機を有線にて接続する場合には、ナースコール子機のコードの先端に設けられた接続端子は、病室内のベッド近傍の壁面に埋め込まれたウォールユニットのコンセント部に着脱自在に取り付けられる。
また、ナースコール子機としては、握り押しボタン式子機やハンド形子機等がある。握り押しボタン式子機は、呼出ボタンの押下により医療従事者を呼び出すものであり通話機能を持っていない。また、ハンド形子機は、呼出ボタンに加え、マイク、スピーカを内蔵しており通話機能を持っている。なお、このようなナースコールシステムは、病院だけではなく、介護施設などでも使用されている。
このようなナースコールシステムは、患者から医療従事者を呼び出したり、医療従事者から患者を呼び出したりするだけではなく、ナースコール親機とナースコール子機との通話機能を利用して、医療従事者から患者への連絡事項などを放送する一斉放送機能も備えている。上述したように、ハンド形子機はスピーカを備えているため、一斉放送機能を使用する際には、このスピーカが医療従事者からの音声を出力するために使用される。
ところで、ハンド形子機は、患者がナースコール子機を必要とする度合いなどに応じて、病室の壁面に設置されたウォールユニットのフックに懸架されたり、患者の枕元に置かれたりする。ハンド形子機がフックに懸架された場合には、患者の耳元からスピーカまでの距離が遠くなり、ハンド形子機が患者の枕元に置かれた場合には、患者の耳元からスピーカまでの距離が近くなる。このことから、ハンド形子機がフックに懸架された場合にスピーカから出力される音声の大きさが最適となるように音量を調節すると、ハンド形子機が患者の枕元に置かれた場合にスピーカから出力される音声の大きさは患者にとって大きすぎるものとなってしまうという問題があった。一方、ハンド形子機が患者の枕元に置かれた場合にスピーカから出力される音声の大きさが最適となるように音量を調節すると、ハンド形子機がフックに懸架された場合にスピーカから出力される音声の大きさは患者にとって小さすぎるものとなってしまうという問題があった。
このような問題を解決するために、ハンド形子機がフックに懸架されているか否かを検出し、ハンド形子機がフックに懸架されている場合には、スピーカから出力される音声の大きさを増大し、ハンド形子機がフックに懸架されていない場合には、スピーカから出力される音声の大きさを減少させる技術が知られている(例えば、特許文献1、2など)。
特開平9−130490号公報 特開平11−266294号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載の技術では、ハンド形子機に搭載されたスピーカの放音方向がある一方向だけであるため、スピーカの放音方向が壁面側を向いた状態でハンド形子機がフックに懸架されてしまうと、壁面によりスピーカの放音部が覆われてしまうので、患者に聞こえる音声が小さくなってしまうという問題があった。また、スピーカの放音方向がベッド方向を向いた状態でハンド形子機がベッド上に置かれてしまうと、ベッドによりスピーカの放音部が覆われてしまうので、患者に聞こえる音声が小さくなってしまうという問題があった。
ところで、携帯無線通信機が鞄などの中に入っていることを通信機自身が検出して着信音レベルを調整する技術が知られている(例えば、特許文献3など)。この特許文献3には、携帯無線通信機の前面などにスピーカおよび光センサを取り付け、光センサにより検出された明るさが判別基準値よりも暗いときに、スピーカから出力される音声を大きくすることが記載されている。
特開平10−336281号公報
ここで、特許文献3の技術をナースコールシステムのハンド形子機に適用し、光センサをハンド形子機の正面に設置すると、光センサにより検出された明るさが所定値よりも低い場合に、光センサの設置面が壁面やベッドにより覆われて暗くなるので、ハンド形子機のスピーカの放音方向が壁面側やベッド側を向いていると判断することができる。そして、この状態になった場合にスピーカから出力される音声を大きくすることで、患者に聞こえる音声が適切なものとなることが考えられる。
しかしながら、前述した特許文献3の技術では、夜間などの周囲が常に暗い場合には、スピーカの放音方向が正面方向(壁面側やベッド側の反対方向)であっても所定値以上の明るさが検出されないため、ハンド形子機のスピーカの放音方向を正確に判定することができなくなってしまう。そのため、スピーカの放音方向が壁面側では無かったり、ベッド側ではなかったりしたときでもスピーカから出力される音声が大きくなってしまい、患者に不快感を与えてしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、患者に不快感を与えることなく、ハンド形子機が置かれた状態に応じて、できるだけ適切な音量となるようにハンド形子機のスピーカから出力される音声の大きさを調整することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、病室が明るいか否かを判定し、病室が明るい場合には、傾斜センサにより検出した角度によりハンド形子機がフックに懸架されているか否かを判定するとともに、スピーカの放音方向と同一の面に設けられた光センサにより検出した照度によりハンド形子機の向きを判定する。そして、ハンド形子機がフックに懸架されていないと判定した場合よりも懸架されていると判定した場合にスピーカから出力される音量を大きくし、光センサにより検出された照度が所定値以上の場合より所定値未満である場合にスピーカから出力される音量を大きくするようにしている。一方、病室が暗い場合には、傾斜センサにより検出した角度によりハンド形子機がフックに懸架されているか否かを判定するとともに、傾斜センサにより検出した角度によりハンド形子機の向きを判定する。そして、ハンド形子機がフックに懸架されていないと判定した場合よりも懸架されていると判定した場合にスピーカから出力される音量を大きくし、傾斜センサにより検出した角度によりハンド形子機のスピーカの放音方向がベッドの反対方向を向いていると判断した場合よりもハンド形子機のスピーカの放音方向がベッドの方向を向いていると判断した場合にスピーカから出力される音量を大きくするようにしている。
以上のように、本発明によれば、病室が暗い場合にハンド形子機がフックに懸架されているときには、ハンド形子機のスピーカの放音方向による音量の調整が行なわれないので、スピーカの放音方向が壁面側では無かった場合でもスピーカから出力される音声が大きくなってしまうことが無くなる。また、病室が暗い場合にハンド形子機がフックに懸架されていないときには、ハンド形子機のスピーカの放音方向が傾斜センサの検出結果により判定されるので、スピーカの音量の調整が行なわれる。従って、患者に不快感を与えることなく、できるだけ適切な音量となるようにハンド形子機のスピーカから出力される音声の大きさを調整することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態によるナースコールシステムは、ナースコール子機1、ナースコール親機10を備えて構成されている。
また、ナースコール子機1は、子機用制御部(特許請求の範囲の子機状態判定部および音声制御部に該当する)2、子機用インターフェース(特許請求の範囲の音声信号受信部に該当する)3、傾斜センサ4、光センサ5、音声調整部6、スピーカ7を備えて構成されている。また、ナースコール親機10は、親機用制御部11、親機用インターフェース(特許請求の範囲の音声信号送信部に該当する)12、時計部13、記憶部14、マイク(特許請求の範囲の音声入力部に該当する)15を備えて構成されている。
ナースコール子機1は、病室内の患者の近辺(例えば、ベッド近傍など)に設置されており、伝送線を介してナースコール親機10に接続されている。また、ナースコール親機10は、医療従事者が在室するナースセンターなどに設置されている。ここで、ナースコール親機10には、複数のナースコール子機1が接続されている(図示せず)。
また、ナースコール子機1とナースコール親機10との間に廊下灯や制御機などを設けるようにしても良い。ここで、廊下灯は、病室毎に設けられており、各部屋の出入口近傍の外側の壁面などに取り付けられており、患者からの呼び出し時に点灯するなどの状態変化により呼び出しを報知する。また、制御機は、ナースコール子機1から入力した各種の信号を識別すると共に、それらの信号がどの患者からのものであるか(どのベッドからのものであるか)をナースコール子機1から出力される子機識別信号により特定してナースコール親機10に送信する。
また、本実施形態のナースコール子機1は、いわゆるハンド形子機であり、図2に示すような構成となっている。このナースコール子機1は、筐体1a、コード1b、呼出ボタン1c、開口部1d、放音部1e、ハンガー1fを備えて構成されている。筐体1aは、箱状のケースであり、図2中正面方向を第一の面、図2中背面方向を第二の面としている。コード1bは、ナースコール子機1を壁面に設けられたウォールユニットに接続するための接続線である。呼出ボタン1cは、患者が操作することによって呼出動作を行わせるためのものであるが、呼出動作は周知の技術と同等であるため本実施形態では説明を省略する。開口部1dは、筐体1内部に設けた光センサへの光を取り込むためのものである。放音部1eは、筐体1内部に設けたスピーカ7から出力された音声を外部に放出するための開口である。ここで、開口部1dと放音部1eとはともに第一の面に設けられている。ハンガー1fは、リング形状であり、壁面のウォールユニットに設けられたフックにナースコール子機1を懸架するためのものである。ハンガー1fを用いてナースコール子機1をフックに懸架する場合、第一の面または第二の面の何れかが正面を向くことになる。
子機用制御部2は、ナースコール子機1の各構成要素を後述するように制御する。子機用インターフェース3は、ナースコール親機10との間で各種の信号の送受信を行うが、特にナースコール親機10から送信された音声信号を受信する。
傾斜センサ4は、ナースコール子機1の筐体1aの傾斜角度を検出する。例えば、図3(A)に示すように、筐体1aの第一の面が壁面方向を向いた状態(換言すると、第二の面が正面方向を向いた状態)で、ハンガー1fがフック20に懸架されている場合には、傾斜センサ4によって検出される傾斜角度は90度となる。また、図3(B)に示すように、筐体1aの第二の面が壁面方向を向いた状態(換言すると、第一の面が正面方向を向いた状態)で、ハンガー1fがフック20に懸架されている場合には、傾斜センサ4によって検出される傾斜角度は90度となる。このように、傾斜センサ4によって検出される傾斜角度が90度となった場合には、子機用制御部2は、ナースコール子機1がフック20に懸架されていると判断する。ここで、本実施形態では、周囲の環境などにより、子機用制御部2がナースコール子機1のフック20への懸架を判定するための基準値として、5度程度の誤差を見積もるようにしている。
また、図3(C)に示すように、筐体1aの第一の面がベッドの方向を向いた状態(換言すると、第二の面が上方を向いた状態)では、傾斜センサ4によって検出される傾斜角度は180度となる。また、図3(D)に示すように、筐体1aの第二の面がベッドの方向を向いた状態(換言すると、第一の面が上方を向いた状態)では、傾斜センサ4によって検出される傾斜角度は0度(または360度)となる。このように、傾斜センサ4によって検出される傾斜角度が180度となった場合には、子機用制御部2は、ナースコール子機1が第一の面をベッドに向けた状態でベッドに置かれていると判断する。傾斜センサ4によって検出される傾斜角度が0度(または360度)となった場合には、子機用制御部2は、ナースコール子機1が第二の面をベッドに向けた状態でベッドに置かれていると判断する。
ここで、傾斜センサ4によって検出される傾斜角度が85度〜95度以外の値となった場合には、子機用制御部2は、ナースコール子機1がフック20に懸架されていないと判断する。
光センサ5は、周知の照度センサなどにより構成されており、開口部1dから取り込まれる光の照度を検出する。光センサ5が検出した照度が所定値以上である場合に、子機用制御部2は、筐体1aの第一の面が壁面やベッドにより覆われていないものと判断する。一方、光センサ5が検出した照度が所定値未満である場合には、子機用制御部2は、筐体1aの第一の面が壁面やベッドにより覆われているものと判断する。
音声調整部6は、スピーカ7から出力される音声の大きさを制御するものである。スピーカ7は、筐体1aの内部に設けられ、子機用インターフェース3が受信した音声信号を音声に変換して放音部1eを介して放音する。
親機用制御部11は、ナースコール親機10の各構成要素を後述するように制御する。親機用インターフェース12は、ナースコール子機1との間で各種の信号の送受信を行うが、特に音声信号をナースコール子機1へ送信する。
時計部13は、時間を計り、現在時刻を示す現在時刻上方を親機用制御部11に出力する。記憶部14は、病室の消灯時間を示す消灯時間情報を記憶している。ここで、病室毎に消灯時間が異なる場合には、各病室に設置されたナースコール子機1の識別情報に関連付けて消灯時間情報を記憶しておくことで対応可能である。マイク15は、医療従事者が患者に対して放送を行うための音声を入力するためのものであり、入力した音声を音声信号に変換する。
親機用制御部11は、時計部13から現在時刻情報を入力するとともに、記憶部14から消灯時間情報を取得する。また、親機用制御部11は、入力した現在時刻情報により現在が夜間であるか否かを判定することができる。また、親機用制御部11は、入力した現在時刻情報と取得した消灯時間情報とにより現在が消灯時間であるか否かを判定することができる。これらの判定結果を合わせることで、親機用制御部11は、病室の現状が夜間であり消灯されているか否かを判定することができる。つまり、現在時刻が夜間であっても消灯時間で無ければ病室内は明るい状態であると判断される。一方、現在時刻が消灯時間であっても現在時刻が夜間で無ければ病室内は明るい状態であると判断される。
このように構成されたナースコールシステムで、病室に放送を行う動作を説明する。まず、ナースセンターで医療従事者が放送を行う操作をナースコール親機10にて行う。すると、親機用制御部11は、時計部13から入力した現在時刻情報と記憶部14から取得した消灯時間情報とにより、病室の状態を判定する。病室の現状が夜間であり消灯されていると親機用制御部11にて判断した場合、親機用インターフェース12は、その判定結果を示す結果情報をナースコール子機1へ送信する。ここで、判定結果は、病室が暗いというものである。
ナースコール子機1では、子機用インターフェース3が結果情報を受信する。子機用制御部2は、傾斜センサ4が検出した傾斜角度からナースコール子機1がフック20に懸架されているか否かを判定する。また、子機用制御部2は、傾斜センサ4が検出した傾斜角度からナースコール子機1の筐体1aの向きを判定する。一方で、光センサ5が検出した照度については無視する。ここで、ナースコール子機1がフック20に懸架されていると子機用制御部2が判断した場合には、子機用制御部2は、音量の初期値である1の値に、ナースコール子機1がフック20に懸架されている場合の加算値2を加えた3の値を音量として音声調整部6に出力する(図4の1行目および2行目のケース)。
また、ナースコール子機1がフック20に懸架されていないと子機用制御部2が判断した場合には、子機用制御部2は、傾斜センサ4が検出した傾斜角度からナースコール子機1の筐体1aの向きを判定する。傾斜センサ4が検出した傾斜角度が135度〜225度である場合には、ナースコール子機1の筐体1aがベッドに置かれ、その第一の面がベッドを向いていると子機用制御部2は判断する。ここで、ベッドが水平な状態である180度だけではなく、患者の背中を持ち上げた状態に動かされることがあるため、135度までの範囲が含まれている。また、ハンガー1fが下方を向くケースが考えられるため、225度までの範囲が含まれている。この状態で、子機用制御部2は、音量の初期値である1の値に、第一の面がベッド方向を向いている場合の加算値1を加えた2の値を音量として音声調整部6に出力する(図4の3行目)。
また、傾斜センサ4が検出した傾斜角度が上記以外である場合(85度〜95度でもなく、135度〜225度でもない場合)には、ナースコール子機1の筐体1aがベッドに置かれ、その第二の面がベッドを向いているか、ナースコール子機1の筐体1aが患者によって持たれているかなどの状態であると子機用制御部2は判断する。この状態で、子機用制御部2は、音量の初期値である1の値を音量として音声調整部6に出力する(図4の4行目)。
一方、時計部13から入力した現在時刻情報と記憶部14から取得した消灯時間情報とにより病室の状態を上記以外の状態(夜間であり消灯されている状態以外の状態)であると親機用制御部11にて判断した場合、親機用インターフェース12は、その判定結果を示す結果情報をナースコール子機1へ送信する。ここで、判定結果は、病室が明るいというものである。
ナースコール子機1では、子機用インターフェース3が結果情報を受信する。子機用制御部2は、傾斜センサ4が検出した傾斜角度からナースコール子機1がフック20に懸架されているか否かを判定する。また、子機用制御部2は、光センサ5が検出した照度からナースコール子機1の筐体1aの向きを判定する。ここで、ナースコール子機1がフック20に懸架されていると子機用制御部2が判断した場合に、光センサ5が検出した照度が所定値未満であると子機用制御部2が判断したとき(換言すると、ナースコール子機1の筐体1aの第一の面が壁面を向いている状態であると判断したとき)には、子機用制御部2は、音量の初期値である1の値に、病室が明るいという判定結果に基づく加算値1を加える。また、子機用制御部2は、ナースコール子機1がフック20に懸架されている場合の加算値2を加える。また、子機用制御部2は、光センサ5により検出された照度が所定値未満である場合の加算値1を加えた合計5の値を音量として音声調整部6に出力する(図4の5行目のケース)。
また、ナースコール子機1がフック20に懸架されていると子機用制御部2が判断した場合に、光センサ5が検出した照度が所定値以上であると子機用制御部2が判断したとき(換言すると、ナースコール子機1の筐体1aの第一の面が正面を向いている状態であると判断したとき)には、子機用制御部2は、音量の初期値である1の値に、病室が明るいという判定結果に基づく加算値1を加える。また、子機用制御部2は、ナースコール子機1がフック20に懸架されている場合の加算値2を加える。また、子機用制御部2は、光センサ5により検出された照度が所定値以上である場合の加算値が0であるため加えない。そして、合計4の値を音量として音声調整部6に出力する(図4の6行目のケース)。
また、ナースコール子機1がフック20に懸架されていないと子機用制御部2が判断した場合に、光センサ5が検出した照度が所定値未満であると子機用制御部2が判断したとき(換言すると、ナースコール子機1の筐体1aの第一の面がベッドを向いている状態であると判断したとき)には、子機用制御部2は、音量の初期値である1の値に、病室が明るいという判定結果に基づく加算値1を加える。また、子機用制御部2は、ナースコール子機1がフック20に懸架されていない場合の加算値が0であるため加えない。また、子機用制御部2は、光センサ5により検出された照度が所定値未満である場合の加算値1を加えた合計3の値を音量として音声調整部6に出力する(図4の7行目のケース)。
また、ナースコール子機1がフック20に懸架されていないと子機用制御部2が判断した場合に、光センサ5が検出した照度が所定値以上であると子機用制御部2が判断したとき(換言すると、ナースコール子機1の筐体1aの第一の面がベッド上で正面を向いている状態であると判断したとき)には、子機用制御部2は、音量の初期値である1の値に、病室が明るいという判定結果に基づく加算値1を加える。また、子機用制御部2は、ナースコール子機1がフック20に懸架されていない場合の加算値が0であるため加えない。また、子機用制御部2は、光センサ5により検出された照度が所定値以上である場合の加算値が0であるため加えない。そして、合計2の値を音量として音声調整部6に出力する(図4の8行目のケース)。
音声調整部6は、子機用制御部2から入力した音量の値に基づいてスピーカ7から出力される音声の大きさを制御する。従って、病室が夜間で消灯されている場合には、子機用制御部2は音声調整部6によりナースコール子機1のスピーカ7から出力される音量を小さくする。また、ナースコール子機1の筐体1aが患者から見て遠くにある場合には、子機用制御部2は音声調整部6によりナースコール子機1のスピーカ7から出力される音量を大きくする。また、ナースコール子機1の筐体1の第一の面が壁面やベッドにより覆われている場合には、子機用制御部2は音声調整部6によりナースコール子機1のスピーカ7から出力される音量を大きくする。
しかしながら、病室内が暗い状態では、ナースコール子機1の筐体1aの第一の面が壁面やベッドにより覆われているか判断できないため、子機用制御部2は、音声調整部6による音量の調整を行なわせない。一方で、病室内が暗い状態でも、ナースコール子機1の筐体1aがベッド上に置かれているか否かが傾斜センサ4により検出された傾斜角度によって判定できるため、子機用制御部2は音声調整部6による音量の調整を行なわせる。なお、上述した音量の初期値および加算値は一例であり、各判定結果による音量の大小関係が維持されるのであれば、初期値や加算値を他の値としても良い。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、病室が明るいか否かを判定し、病室が明るいと判断した場合には、傾斜センサ4により検出した傾斜角度によりナースコール子機1がフック20に懸架されているか否かを判定するとともに、第一の面に設けられた光センサ5により検出した照度によりナースコール子機1の向きを判定する。そして、ナースコール子機1がフック20に懸架されていない場合よりも懸架されている場合にスピーカ7から出力される音量を大きくするようにしている。また、光センサ5により検出された照度が所定値以上の場合より所定値未満である場合にスピーカ7から出力される音量を大きくするようにしている。
一方、病室が暗いと判断した場合には、傾斜センサ4により検出した傾斜角度によりナースコール子機1がフック20に懸架されているか否かを判定するとともに、傾斜センサ4により検出した傾斜角度によりナースコール子機1の向きを判定する。そして、ナースコール子機1がフック20に懸架されていない場合よりも懸架されている場合にスピーカ7から出力される音量を大きくするようにしている。また、傾斜センサ4により検出した傾斜角度によりナースコール子機1の第二の面がベッドを向いている場合よりも第一の面がベッドを向いている場合にスピーカ7から出力される音量を大きくするようにしている。
これにより、病室が暗い場合に、ナースコール子機1がフック20に懸架されているときには、ナースコール子機1のスピーカ7の放音方向(第一の面)による音量の調整が行なわれないので、スピーカの放音方向が壁面側では無かった場合でもスピーカ7から出力される音声が大きくなってしまうことは無くなる。また、病室が暗い場合でも、ナースコール子機1がフック20に懸架されていないときには、ナースコール子機1のスピーカ7の放音方向が傾斜センサ4の検出結果により判定されるので、スピーカ7の音量の調整が行なわれる。従って、患者に不快感を与えることなく、できるだけ適切な音量となるようにナースコール子機1のスピーカ7から出力される音声の大きさを調整することができる。
なお、前述した実施形態では、音声調整部6の音量の制御を子機用制御部2が行っているが、これに限定されない。例えば、音声調整部6の音量の制御を親機用制御部2が行うようにしても良い。この場合、ナースコール子機の傾斜センサ4および光センサ5の検出結果は、子機用インターフェース3によりナースコール親機10に送信される。
また、前述した実施形態では、時計部13、記憶部14をナースコール親機10に設置するとともに、時計部13から出力された現在時刻情報を入力し、記憶部14から消灯時間情報を取得して、現在時刻が夜間であり病室が消灯されているか否かの判定を親機用制御部11が行っているが、これに限定されない。例えば、時計部13および記憶部14をナースコール子機1に設置するようにしても良いし、現在時刻が夜間であり病室が消灯されているか否かの判定をナースコール子機1が行うようにしても良い。
また、前述した実施形態では、病室が明るいか否かに応じて、音量調整部6に出力する値に加算する値を異ならせているが、これに限定されない。例えば、病室が明るいか否かにかかわらず、加算値を同じ値としても良い。
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるナースコールシステムのナースコール子機の外観を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムのナースコール子機の設置例を示す図である。 本実施形態によるナースコールシステムのナースコール子機の音量の値の例を示す図である。
符号の説明
1 ナースコール子機
2 子機用制御部
3 子機用インターフェース
4 傾斜センサ
5 光センサ
6 音声調整部
7 スピーカ
10 ナースコール親機
11 親機用制御部
12 親機用インターフェース
13 時計部
14 記憶部
15 マイク

Claims (1)

  1. 病室に設置され患者による呼び出し操作により呼び出しを行うナースコール子機と、ナースセンターに設置され前記ナースコール子機による呼び出しに応答するナースコール親機とを備えるナースコールシステムであって、
    前記ナースコール親機は、
    時間を計り現在時刻を示す現在時刻情報を出力する時計部と、
    前記病室の消灯時間を示す消灯時間情報を記憶する記憶部と、
    前記時計部から出力された前記現在時刻情報を入力し、前記記憶部に記憶されている前記消灯時間情報を取得して、前記現在時刻が夜間であり前記病室が消灯されているか否かを判定する判定部と、
    前記患者に対して放送を行うための音声を入力し、音声信号に変換する音声入力部と、
    前記音声入力部により変換された前記音声信号を前記ナースコール子機に送信する音声信号送信部とを備え、
    前記ナースコール子機は、
    前記病室の壁面に設けられたフックに懸架するためのハンガーを備え、前記ハンガーをフックに懸架した状態で第一の面または前記第一の面の反対側の第二の面が正面を向くように構成される筐体と、
    前記音声信号を受信する音声信号受信部と、
    前記筐体の傾斜角度を検出する傾斜センサと、
    前記筐体内に設けられ、前記音声信号受信部が受信した音声信号を音声に変換して前記筐体の前記第一の面から放音するスピーカと、
    前記スピーカから出力される音声の大きさを制御する音声調整部と、
    前記筐体の前記第一の面に設置され、照射される光を検出する光センサとを備え、
    さらに、前記現在時刻が夜間であり、前記病室が消灯されていると前記判定部が判断した場合には、前記傾斜センサが検出した角度により前記筐体が懸架されているか否かを判定するとともに、前記傾斜センサにより検出した角度により前記筐体の向きを判定し、前記現在時刻が夜間ではないことおよび前記病室が消灯されていないことの何れかを前記判定部が判断した場合には、前記傾斜センサが検出した角度により前記筐体が懸架されているか否かを判定するとともに、前記光センサにより検出した照度により前記筐体の向きを判定する子機状態判定部と、
    前記筐体が懸架されていないと前記子機状態判定部により判断した場合よりも前記筐体が懸架されていると前記子機状態判定部により判断した場合、前記傾斜センサにより検出した角度によって前記第二の面がベッドの方向を向いていると前記子機状態判定部により判断した場合よりも前記第一の面が前記ベッドの方向を向いていると前記子機状態判定部により判断した場合、前記光センサにより検出された照度が所定値以上であると前記子機状態判定部により判断した場合よりも前記光センサにより検出された照度が前記所定値未満であると前記子機状態判定部により判断した場合に、前記スピーカから出力される音声を前記音声調整部により大きくさせる音声制御部とを備えたことを特徴とするナースコールシステム。
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