JP5535126B2 - シャッターケース構造及びシャッターケースに装着されるカバー - Google Patents

シャッターケース構造及びシャッターケースに装着されるカバー Download PDF

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Description

本発明は、シャッターケース構造、及び、シャッターケースに装着されるカバーに関するものである。
窓シャッター装置のシャッターケースは、屋外側に位置しているため、雨が降ると、シャッターケースの上面に降り注いだ雨水が上面を伝って正面から垂れて流れ、流れ跡に水垢や垢汚れ(いわゆる、雨垂れ汚れ)が付着する。特に、明るい色調のシャッターケースにおいては、雨垂れ汚れが目立ち、シャッターケースの美観を阻害する要因となっている。
美観を保つためには、ユーザによる定期的な清掃が必要となるが、手間であると共に、設置場所によっては清掃が困難な場合もあり得る。ケースの塗装材料として汚れ難い塗料を用いることも考えられるが、このような塗料は高価であることから、ケースのコストアップを招くこととなる。
雨垂れ汚れを防止することを目的とするものとして特許文献1があり、シャッターボックスの前面上端部と天面前端部とが交差する領域に雨水貯留部を設けたシャッターボックスが開示されている。このものは、雨水貯留部に貯留された雨水を、貯留部の両側端の開放切り部から流れ落ちるようにするか、あるいは、シャッターボックスの側面の外部に設けた毛管溝や雨樋を伝って排水するようにしている。前者では、側面の前方側の比較的目立ちやすい部位(ボックスの前面に近い部位)に雨垂れ汚れが付着するおそれがあり、後者では、側面の外観を損ねるおそれがある。
特開2009−19422
本発明は、シャッターケースの外観に与える影響を最小にしつつ、シャッターケース正面の雨垂れ汚れを抑制できるシャッターケース構造を提供することを目的とするものである。
本発明が採用した技術手段は、
上面、前面、左右の側面、下面を備え、シャッター構成要素を収容するシャッターケースにおいて、
前記上面の前端に当該上面の全幅に亘って溝を形成すると共に、前記溝内に第1水抜き孔を形成し、
前記下面の前端ないし前端近傍にケース外部に連通する第2水抜き孔を形成し、
前記シャッターケース内には、前記第1水抜き孔と前記第2水抜き孔とを連通させる連通空間が形成されており、当該連通空間は、シャッター構成要素の収容空間から遮断されている、シャッターケース構造、である。
一つの態様では、前記シャッターケース内には、前記前面に離間対向して内部空間を仕切る障壁が形成されており、当該障壁の前側が前記連通空間、後側が前記収容空間となっている。
このものでは、1枚の板体を用意し、シャッターケースの本来の構成要素に1枚の板体を取り付けて障壁を形成することができ、簡単に連通空間を形成することができる。
なお、複数の連通空間を形成してもよい。例えば、1つの第1水抜き孔と1つの第2水抜き孔を連通する流路を複数形成してもよい。
本発明が採用した他の技術手段は、
上面、前面、左右の側面、下面を備え、シャッター構成要素を収容するシャッターケースと、前記シャッターケースに装着されるカバーと、からなるシャッターケース構造であって、
前記カバーは、上面、前面、左右の側面、下面を備え、前記カバー上面は、前記ケース上面の少なくとも一部を覆い、前記カバー側面は、前記ケース側面の少なくとも一部を覆い、前記カバー前面は、前記ケース前面を覆い、前記カバー下面は、前記ケース下面の少なくとも一部を覆うように前記シャッターケースに装着され、前記シャッターケースに装着した状態でケース前面とカバー前面との間に空間が形成されており、
前記カバー上面の前端には、前記空間の上方に位置して当該カバー上面の全幅に亘って溝が形成されていると共に、前記溝内に第1水抜き孔が形成されており、
前記カバー下面には、前記空間の下方に位置して外部と連通する第2水抜き孔が形成されている、シャッターケース構造、である。
本発明が採用した他の技術手段は、
シャッター構成要素を収容するシャッターケースに装着されるカバーであって、
前記カバーは、上面、前面、左右の側面、下面を備え、前記カバー上面は、ケース上面の少なくとも一部を覆い、前記カバー側面は、ケース側面の少なくとも一部を覆い、前記カバー前面は、ケース前面を覆い、前記カバー下面は、ケース下面の少なくとも一部を覆うように前記シャッターケースに装着され、
前記カバー上面の前端には、当該カバー上面の全幅に亘って溝が形成されていると共に、前記溝内に第1水抜き孔が形成されており、
前記カバー下面には、前記溝の下方に位置して第2水抜き孔が形成されており、
前記カバーが前記シャッターケースに装着された状態でケース前面とカバー前面との間に形成された空間の上方に前記第1水抜き孔が位置し、下方に前記第2水抜き孔が位置し、前記第2水抜き孔が外部と連通するように構成されている、カバー、である。
本発明では、雨天時にシャッターケースの上面に降り注いだ雨水は、上面の前端に形成された溝内に案内されるため、上面に降り注いだ雨水が上面を伝って正面から垂れて流れることが防止される。溝内に流れ落ちた雨水は、溝内に形成された第1水抜き孔を通って連通空間内に落下し、連通空間の下方に形成した第2水抜き孔からケース外部に排水される。雨水の排出路をシャッターケース内に形成したので、ケース外部に排出路が露出してシャッターケースの外観を損ねることがない。ケース上面の前端に形成した溝は通常外部から見えることはなく、溝内の第1水抜き孔は隠蔽された状態にある。第2水抜き孔も外部から目立たないケース下面に形成されており、シャッターケース外観を損ねることがない。連通空間は、収容空間から遮断されているので、収納空間内に雨水が浸入することがない。
請求項3、4に記載したものでは、既設のシャッターケースにおいて、シャッターケース正面の雨垂れ汚れを抑制できるシャッターケース構造を提供することができる。
窓シャッター装置の概略を示す平面図、正面図、側面図である。 第1の実施形態に係るシャッターケース構造の縦断面図である。 図2のシャッターケース構造をケース体とブラケット組立体に分解して示す図である。 図3のケース体の部分平面図、正面図、部分底面図である。 図4の矢視に沿った縦断面図、縦断面図の部分拡大図である。 図3のケース体の部分背面図である。 第2の実施形態に係るシャッターケース構造の縦断面図である。 図7のシャッターケース構造をケース体とブラケット組立体に分解して示す図である。 第3の実施形態に係るシャッターケース構造の縦断面図である。 図9のシャッターケース構造をカバーとシャッターケースに分解して示す図である。
図1は、窓シャッター装置の概略を示す平面図、正面図、側面図であり、図2は、第1の実施形態に係るシャッターケース構造を備えた窓シャッター装置の縦断面図である。窓シャッター装置は、建物開口部の上方に位置して、建物の外壁に取り付けられたシャッターケース1と、建物開口部の幅方向両側に取り付けられた左右のガイドレール2と、シャッターケース1内に設けた巻取シャフト3と、上端が巻取シャフト3に連結されており、巻取シャフト3に巻き取られ/繰り出されることで、建物開口部を開閉するシャッターカーテン4と、を備えている。建物開口部は窓障子(図示せず)によって開閉されるようになっており、窓シャッター装置は窓障子の屋外側に位置して設けられている。
シャッターケース1は、上面10、前面11、左右の側面12、下面13を備え、内部空間にシャッター構成要素(巻取シャフト3、巻取シャフト3に巻装されたシャッターカーテン4)を収容するようになっている。上面10は、前方に向かって緩やかに下方に傾斜する傾斜面となっている。前面11、側面12は、略垂直状に延びる垂直面となっている。下面13には、開口幅方向に延びる開口が形成されており、当該開口を通ってシャッターカーテン4が昇降するようになっている。
本明細書において、上面10、前面11、左右の側面12、下面13は、それぞれ、シャッターケース1の上面、前面、左右の側面、下面に位置する部位を指しており、各面は複数の部材を組み合わせて形成されていてもよく、また、一つの部材を折曲形成することで当該一つの部材が複数の面を形成してもよい。例えば、下面13は、前面11を形成する板状部材の下方部位を折り曲げた部位と、当該折り曲げた部位に取り付けられた別の板状部材と、から形成されてもよい。また、各面は、必ずしも平面である必要はなく、凹凸を含んでいても良い。例えば、図示の態様では、前面11、側面12には、高さ方向中間部位に位置して水平状に延びる凹溝が形成されている。
上面10の前端には、上面10の全幅に亘って溝100が形成されている。図示の態様では、溝100は、断面視において、垂直面101と傾斜状の底面102とからレ状の形状を有しているが、溝の形状は図示の態様に限定されず、例えば、対向する2つの垂直面と底面とから溝を形成してもよい。溝の底面102には、上面10の幅方向に間隔を存して複数の第1水抜き孔103が形成されている(図1、図4参照)。
前面11を形成する板材の下端部位は、後側(建物外壁側)に折り曲げることで下面13の前端部13Aが形成されている。前端部13Aは、前面11の下端から後方に延びる前側水平部130と、前側水平部130の後端から垂直状に立ち上がる立ち上がり部131と、立ち上がり部131の上端から後方に延びる後側水平部132と、からなる。立ち上がり部131には、立ち上がり部131の幅方向に間隔を存して複数の第2水抜き孔133が形成されている(図6参照)。下面13は開口幅方向に延びる長尺材であることから、開口幅方向の中央部位が幾分下方に撓むおそれがあり、この点において、第2水抜き孔133を中央部位に形成することで効果的に水抜きを行うことができる。
巻取シャフト3は、建物外壁より持ち出し状に設けた左右のブラケット14間に支持されている。左右のブラケット14の外側に側面12が位置するようになっている。ブラケット14はシャッターケースの断面形状に略対応する形状を備えている。図示の態様では、ケース側面12を形成する板材とブラケット14とは別部材であるが、ブラケット14の外側に別途板材を設けずに、ブラケット14を外側から覆うように設けたサイドカバーがケース側面を形成するようにしてもよい。
図3右図に示すように、ブラケット14の面部の縁部には、ブラケット面部に対して折り曲げて上片140、前片141、下片142、後片143が形成されている。左右のブラケット14間には、上片140、前片141、下片142、後片143によって形成された角部(上部後方、上部前方、下部前方)に位置して、開口幅方向に延びる複数のアングル材15A、15B、15Cが取り付けられており、左右のブラケット14、アングル材15A、15B、15Cからブラケット組立体が構成されている。さらに、左右のブラケット14の前片141間には、障壁を形成する板体16が設けてある。
図示の態様では、上面10、前面11、左右の側面12、下面13の前端部13Aからなるケース体を、ブラケット14、アングル材15A、15B、15Cからなるブラケット組立体に被せるように装着する。この時、上面10の前端の溝100の垂直面101がブラケット14の前片141に設けた板体16に外側から当たり、また、前端部13Aの後側水平部132がブラケット14の下片142に下方から当たるようになっている。板体16の幅方向の左右端縁は左右の側面12の内面に密接することで水密性を確保するようにしている。なお、板体16の左右端縁と側面12の内面との接触部に防水テープを設けてもよい。板体16の下端部位は外側に折り曲げて水切り片160が形成されている。
このようにして、前面11と板体16との間に空間が形成され、この空間の上方は第1水抜き孔103と連通しており、下方は第2水抜き孔133と連通している。すなわち、シャッターケース1内には、前面11に離間対向して内部空間を仕切る板体16からなる障壁が形成されており、障壁の前側が第1水抜き孔103と第2水抜き孔133とを連通させる連通空間S1、後側がシャッター構成要素を収容する収容空間S2となっている。連通空間S1は、板体16によって、収容空間S2から分離され遮断されている。板体16の下端部位には厳密には隙間が形成されているが、収容空間S2の前方下方部位はデッドスペースでありシャッター構成要素は配置されておらず、連通空間S1は、板体16によって、収容空間S2から実質的に遮断されている。また、板体16の下端部位の水切り片160が収納空間S2の前方下方部位への雨水の浸入を防止する。
下面13の残り部位(前端部13A以外の部位)は板体17から形成されている。図3右図に示すように、板体17の前端側は前端部13Aの後側水平部132、ブラケット14の下片142、アングル材15Cに螺子で固定され、後端側には外まぐさを形成するアングル材15Dが設けてあり、ブラケット14の下片142、アングル材15Dに螺子で固定される。
このように構成されたシャッターケース構造において、雨天時にシャッターケース1の上面10に降り注いだ雨水は上面10の傾斜によって前端へ移動し、上面10の前端に形成された溝100内に案内されるため、上面10に降り注いだ雨水が上面10を伝って正面から垂れて流れることが防止される。溝100内に流れ落ちた雨水は、溝100の底面102に形成された第1水抜き孔103を通って連通空間S1内に落下し、連通空間S1の下方に形成した第2水抜き孔133からケース外部に排水される。連通空間S1は、板体16によって、収容空間S2から遮断されているので、収納空間S2内に雨水が浸入することがない。
雨水の排出路をシャッターケース1内に形成したので、ケース外部に排出路が露出してシャッターケース1の外観を損ねることがない。ケース上面10の前端に形成した溝100は通常外部から見えることはなく、溝100内の第1水抜き孔103は隠蔽された状態にある。第2水抜き孔133も外部から目立たないケース下面の前端部13Aに形成されており(特に、本実施形態では、立ち上がり部131に形成されている)、シャッターケース外観を損ねることがない。
第2の実施形態に係るシャッターケース構造を図7、図8に基づいて説明する。第1の実施形態、第2の実施形態共に、ケース体とブラケット組立体からシャッターケースが構成されるが、第1の実施形態では、連通空間S1を形成する板体16がブラケット組立体に固定されるのに対して(図3)、第2の実施形態では、板体16がケース体に固定される(図8)。第1の実施形態と同様の構成要素には同一の参照番号が付してあり、同じ参照番号が付された構成要素の説明は、第1の実施形態に係る記載を援用することができる。
第1の実施形態と同様に、シャッターケース1の上面10の前端には、上面10の全幅に亘って溝100が形成されている。溝100は、断面視において、垂直面101と傾斜状の底面102とからレ状の形状を有している。溝の底面102には、上面10の幅方向に間隔を存して複数の第1水抜き孔103が形成されている。
前面11を形成する板材の下端部位は、後側(建物外壁側)に折り曲げることで下面13の前端部13Aが形成されている。前端部13Aは、前面11の下端から後方に延びる前側水平部130と、前側水平部130の後端から垂直状に立ち上がる立ち上がり部131と、からなる。立ち上がり部131には、立ち上がり部131の幅方向に間隔を存して複数の第2水抜き孔133が形成されている。
図8左図に示すように、溝100の垂直面101には板体16の上端部位が連結されており、板体16の下端部位は立ち上がり部131に連結されている。板体16の幅方向の左右端縁は左右の側面12の内面に密接することで水密性を確保するようにしている。前面11と板体16との間に連通空間S1が形成され、この空間S1の上方は第1水抜き孔103と連通しており、下方は第2水抜き孔133と連通している。
板体16が装着されたケース体を、ブラケット14、アングル材15A、15B、15Cからなるブラケット組み立て体に被せるように装着し、アングル材15Dを備えた板体17を、ブラケット組み立て体の下方に装着することで、シャッターケース構造が形成される。
このように形成されたシャッターケース構造において、シャッターケース1内には、前面11に離間対向して内部空間を仕切る板体16からなる障壁が形成されており、障壁の前側が第1水抜き孔103と第2水抜き孔133とを連通させる連通空間S1、後側がシャッター構成要素を収容する収容空間S2となっている。連通空間S1は、板体16によって、収容空間S2から分離され遮断されている。
雨天時にシャッターケース1の上面10に降り注いだ雨水は上面10の傾斜によって前端へ移動し、上面10の前端に形成された溝100内に案内されるため、上面10に降り注いだ雨水が上面10を伝って正面から垂れて流れることが防止される。溝100内に流れ落ちた雨水は、溝100の底面102に形成された第1水抜き孔103を通って連通空間S1内に落下し、連通空間S1の下方に形成した第2水抜き孔133からケース外部に排水される。連通空間S1は、板体16によって、収容空間S2から遮断されているので、収納空間S2内に雨水が浸入することがない。
雨水の排出路をシャッターケース1内に形成したので、ケース外部に排出路が露出してシャッターケース1の外観を損ねることがない。ケース上面10の前端に形成した溝100は通常外部から見えることはなく、溝100内の第1水抜き孔103は隠蔽された状態にある。第2水抜き孔133も外部から目立たないケース下面13Aの前端部に形成されており(特に、本実施形態では、立ち上がり部131に形成されている)、シャッターケース外観を損ねることがない。
第3の実施形態に係るシャッターケース構造を図9、図10に基づいて説明する。シャッターケース構造は、上面10´、前面11´、左右の側面12´、下面13´を備え、シャッター構成要素を収容する既設のシャッターケース1´と、シャッターケース1´に装着されるカバー18と、からなる。
カバー18は、上面180、前面181、左右の側面182、下面183からなり、シャッターケース1´に被さって覆うようにシャッターケース1´に対応する形状を備えている。すなわち、カバー18の上面180は、シャッターケース1´の上面10´の上に被さるように同じ傾斜面から形成されており、前面181の高さ寸法、横幅寸法は、前面11より僅かに大きい寸法を備えている。カバー18をシャッターケース1´に装着した状態では、ケース前面11´とカバー前面181との間に空間S1´が形成されるようになっている(図9)。空間S1´は、シャッターケース1´の前面11´を障壁として、シャッターケース1´の収容空間S2´から遮断されている。
カバー18の上面180の前端には、空間S1´の上方に位置して、上面180の全幅に亘って溝100´が形成されている。溝100´は、断面視において、垂直面101´と傾斜状の底面102´とからレ状の形状を有している。溝100´の底面102´には、上面180の幅方向に間隔を存して複数の第1水抜き孔103´が形成されている。
カバー18の前面181を形成する板材の下端部位は、後側(建物外壁側)に折り曲げることでカバー下面183が形成されている。カバー下面183の後端側には、立ち上がり片1830と、立ち上がり片1830の上端を後側に折曲形成してなる水平片1831が形成されている。カバー下面183には、空間S1´の下方に位置して、幅方向に間隔を存して複数の第2水抜き孔133´が形成されており、空間S1´の下方側は外部と連通されている。
カバー18は、シャッターケース1´を覆うように被せた状態で、カバー上面180とシャッターケース1´の上面10´、カバー下面183の後側に形成した水平片1831とシャッターケース1´の下面13´を、それぞれ螺子を用いて固定することでシャッターケース構造が得られる。シャッターケース構造の外観を考慮すると、カバー18は、建物外壁の外に位置するシャッターケース1´の上面10´、前面11´、側面12´の全体を覆うものであることが望ましい。
雨天時にカバー18の上面180に降り注いだ雨水は上面180の傾斜によって前端へ移動し、上面180の前端に形成された溝100´内に案内されるため、上面180に降り注いだ雨水が上面180を伝って前面181から垂れて流れることが防止される。溝100´内に流れ落ちた雨水は、溝100´の底面102´に形成された第1水抜き孔103´を通って連通空間S1´内に落下し、連通空間S1´の下方に形成した第2水抜き孔133´から外部に排水される。連通空間S1´は、シャッターケース1´の前面11´によって、収容空間S2´から遮断されているので、収納空間S2´内に雨水が浸入することがない。
本実施形態では、シャッターケース1´の上面10´、前面11´、左右の側面12´は、カバー18に完全に覆われており、カバー18の上面180、前面181、左右の側面182がシャッターケース構造の上面、前面、左右側面を形成する。雨水の排出路をシャッターケース1´の前面11´とカバー18の前面181との間に形成したので、外部に排出路が露出してシャッターケース構造の外観を損ねることがない。カバー上面180の前端に形成した溝100´は通常外部から見えることはなく、溝100´内の第1水抜き孔103´は隠蔽された状態にある。第2水抜き孔133´も外部から目立たないカバー下面183に形成されており、シャッターケース外観を損ねることがない。
1 シャッターケース
10 上面
13 下面
100 溝
103 第1水抜き孔
133 第2水抜き孔
S1 連通空間
S2 収容空間

Claims (4)

  1. 上面、前面、左右の側面、下面を備え、シャッター構成要素を収容するシャッターケースにおいて、
    前記上面の前端に当該上面の全幅に亘って溝を形成すると共に、前記溝内に第1水抜き孔を形成し、
    前記下面の前端ないし前端近傍にケース外部に連通する第2水抜き孔を形成し、
    前記シャッターケース内には、前記第1水抜き孔と前記第2水抜き孔とを連通させる連通空間が形成されており、当該連通空間は、シャッター構成要素の収容空間から遮断されている、シャッターケース構造。
  2. 前記シャッターケース内には、前記前面に離間対向して内部空間を仕切る障壁が形成されており、当該障壁の前側が前記連通空間、後側が前記収容空間となっている、請求項1に記載のシャッターケース構造。
  3. 上面、前面、左右の側面、下面を備え、シャッター構成要素を収容するシャッターケースと、前記シャッターケースに装着されるカバーと、からなるシャッターケース構造であって、
    前記カバーは、上面、前面、左右の側面、下面を備え、前記カバー上面は、前記ケース上面の少なくとも一部を覆い、前記カバー側面は、前記ケース側面の少なくとも一部を覆い、前記カバー前面は、前記ケース前面を覆い、前記カバー下面は、前記ケース下面の少なくとも一部を覆うように前記シャッターケースに装着され、前記シャッターケースに装着した状態でケース前面とカバー前面との間に空間が形成されており、
    前記カバー上面の前端には、前記空間の上方に位置して当該カバー上面の全幅に亘って溝が形成されていると共に、前記溝内に第1水抜き孔が形成されており、
    前記カバー下面には、前記空間の下方に位置して外部と連通する第2水抜き孔が形成されている、シャッターケース構造。
  4. シャッター構成要素を収容するシャッターケースに装着されるカバーであって、
    前記カバーは、上面、前面、左右の側面、下面を備え、前記カバー上面は、ケース上面の少なくとも一部を覆い、前記カバー側面は、ケース側面の少なくとも一部を覆い、前記カバー前面は、ケース前面を覆い、前記カバー下面は、ケース下面の少なくとも一部を覆うように前記シャッターケースに装着され、
    前記カバー上面の前端には、当該カバー上面の全幅に亘って溝が形成されていると共に、前記溝内に第1水抜き孔が形成されており、
    前記カバー下面には、前記溝の下方に位置して第2水抜き孔が形成されており、
    前記カバーが前記シャッターケースに装着された状態でケース前面とカバー前面との間に形成された空間の上方に前記第1水抜き孔が位置し、下方に前記第2水抜き孔が位置し、前記第2水抜き孔が外部と連通するように構成されている、カバー。
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